JPH10111737A - リセット装置 - Google Patents
リセット装置Info
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- JPH10111737A JPH10111737A JP8268090A JP26809096A JPH10111737A JP H10111737 A JPH10111737 A JP H10111737A JP 8268090 A JP8268090 A JP 8268090A JP 26809096 A JP26809096 A JP 26809096A JP H10111737 A JPH10111737 A JP H10111737A
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- cpu
- power supply
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異なる電源を有するCPUA及びCPUBが
存在し、かつCPUAの電源がCPUBより早くオンす
るシステムにおいて、ノイズに強く安価なリセット回路
を提供する。 【解決手段】 異なる電源を有するCPUA2及びCP
UB7が存在し、かつCPUA2の電源A1がCPUB
7の電源B6より早くオンするシステムの場合に、CP
UA2がCPUB7の電源電圧を監視することによりC
PUA2がCPUB7に対してリセット出力端子9より
CPUBのリセット入力端子B12にリセット信号を出
力する。このCPUB7の電源監視の場合に、CPUA
2がCPUB7の電源電圧を時間管理も併せて行うこと
によりノイズ等でCPUB7の電源電圧が僅かに下がっ
た場合はCPUB7に対してリセット信号を出力しない
が、CPUB7の電源電圧が長時間下がった場合には、
リセット信号を出力する。
存在し、かつCPUAの電源がCPUBより早くオンす
るシステムにおいて、ノイズに強く安価なリセット回路
を提供する。 【解決手段】 異なる電源を有するCPUA2及びCP
UB7が存在し、かつCPUA2の電源A1がCPUB
7の電源B6より早くオンするシステムの場合に、CP
UA2がCPUB7の電源電圧を監視することによりC
PUA2がCPUB7に対してリセット出力端子9より
CPUBのリセット入力端子B12にリセット信号を出
力する。このCPUB7の電源監視の場合に、CPUA
2がCPUB7の電源電圧を時間管理も併せて行うこと
によりノイズ等でCPUB7の電源電圧が僅かに下がっ
た場合はCPUB7に対してリセット信号を出力しない
が、CPUB7の電源電圧が長時間下がった場合には、
リセット信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リセット装置に関
し、特に、複数のセントラルプロセッシングユニット
(以下では、CPUと称す)がそれぞれ異なる電源系統
により動作するリセット装置であって、一方のCPUが
他方のCPUの電源を監視することによって、一方のC
PUより他方のCPUに対してリセット信号を出力する
リセット装置に関する。
し、特に、複数のセントラルプロセッシングユニット
(以下では、CPUと称す)がそれぞれ異なる電源系統
により動作するリセット装置であって、一方のCPUが
他方のCPUの電源を監視することによって、一方のC
PUより他方のCPUに対してリセット信号を出力する
リセット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、異なる電源系統により動作する
CPUA及びCPUBが存在し、かつCPUAの電源が
CPUBの電源より早くオンするシステムの一例とし
て、例えば、BSチューナを内蔵したテレビ受信機にお
いては、テレビ受信機のマスターCPUである選局CP
UとスレーブCPUであるBS関連制御専用BSCPU
との複数のCPUを持っているものが存在する。選局C
PUはテレビチューナ制御、TV/BS/ビデオなどの
入力切り換え、オンスクリーン表示、テレビ関連音声ミ
ュートなどを処理する。BS関連制御専用BSCPU
は、BSチューナ制御、TV/独立音声/音声多重判別
などのBS音声制御、BSTV出力制御などを処理す
る。このように、二つのCPUは役割を分担しており、
かつ異なる電源系統によりそれぞれ動作する。
CPUA及びCPUBが存在し、かつCPUAの電源が
CPUBの電源より早くオンするシステムの一例とし
て、例えば、BSチューナを内蔵したテレビ受信機にお
いては、テレビ受信機のマスターCPUである選局CP
UとスレーブCPUであるBS関連制御専用BSCPU
との複数のCPUを持っているものが存在する。選局C
PUはテレビチューナ制御、TV/BS/ビデオなどの
入力切り換え、オンスクリーン表示、テレビ関連音声ミ
ュートなどを処理する。BS関連制御専用BSCPU
は、BSチューナ制御、TV/独立音声/音声多重判別
などのBS音声制御、BSTV出力制御などを処理す
る。このように、二つのCPUは役割を分担しており、
かつ異なる電源系統によりそれぞれ動作する。
【0003】BSチューナ内蔵テレビ受信機(以下で
は、BS内蔵TVと呼ぶ)では、ブラウン管は電源オフ
していてもBS内蔵TVをBSチューナとして使用し、
接続されたビデオでこのBSチューナが出力するBS映
像を録画することが行われる。この時のBS内蔵TVの
状態をBSスタンバイと呼ぶ。この状態では、選局CP
U及びBSCPUの電源はオンしており、ブラウン管用
電源はオフしている。
は、BS内蔵TVと呼ぶ)では、ブラウン管は電源オフ
していてもBS内蔵TVをBSチューナとして使用し、
接続されたビデオでこのBSチューナが出力するBS映
像を録画することが行われる。この時のBS内蔵TVの
状態をBSスタンバイと呼ぶ。この状態では、選局CP
U及びBSCPUの電源はオンしており、ブラウン管用
電源はオフしている。
【0004】また、リモコンの電源キーでBS内蔵TV
の電源をオフさせた場合には、ブラウン管もBSチュー
ナも電源オフする。この時のBS内蔵TVの状態をスタ
ンバイと呼ぶ。この状態では、選局CPUの電源はオン
しており、BSCPUの電源はオフしており、ブラウン
管用電源はオフしている。このスタンバイ時には、BS
部の電源をオフしているので、これによりスタンバイ時
でのBSCPU部分での消費電力を低減することができ
るのである。
の電源をオフさせた場合には、ブラウン管もBSチュー
ナも電源オフする。この時のBS内蔵TVの状態をスタ
ンバイと呼ぶ。この状態では、選局CPUの電源はオン
しており、BSCPUの電源はオフしており、ブラウン
管用電源はオフしている。このスタンバイ時には、BS
部の電源をオフしているので、これによりスタンバイ時
でのBSCPU部分での消費電力を低減することができ
るのである。
【0005】1つのCPUで、選局CPUの仕事とBS
CPUの仕事をさせる場合は、必然的にCPUのランク
(ROM容量、端子数、消費電力)の大きいものを使用
しなければならず、上述したスタンバイ時には、1つの
CPUで構成したほうが方が消費電力が大きくなる。こ
のような理由により、BS内蔵TVでは、テレビ受信機
のマスターCPUである選局CPUとスレーブCPUで
あるBS関連制御専用BSCPUとの複数のCPUを持
っている。
CPUの仕事をさせる場合は、必然的にCPUのランク
(ROM容量、端子数、消費電力)の大きいものを使用
しなければならず、上述したスタンバイ時には、1つの
CPUで構成したほうが方が消費電力が大きくなる。こ
のような理由により、BS内蔵TVでは、テレビ受信機
のマスターCPUである選局CPUとスレーブCPUで
あるBS関連制御専用BSCPUとの複数のCPUを持
っている。
【0006】ところで、CPUを動作させる電源オン時
にはCPUのプログラムカウンタが不定になるため、ど
こからプログラムがスタートするか不安定になり、結果
的にCPUとしての正常な動作が得られない。このよう
な問題を解決するために、通常はCPUの電源がオンし
てから一定時間後にCPUのリセットを行っている。具
体的には、CPUのリセット動作により、CPU内部の
プログラムカウンタを初期化して、プログラムを最初か
らスタートさせるようにする。
にはCPUのプログラムカウンタが不定になるため、ど
こからプログラムがスタートするか不安定になり、結果
的にCPUとしての正常な動作が得られない。このよう
な問題を解決するために、通常はCPUの電源がオンし
てから一定時間後にCPUのリセットを行っている。具
体的には、CPUのリセット動作により、CPU内部の
プログラムカウンタを初期化して、プログラムを最初か
らスタートさせるようにする。
【0007】また、CPUの通常動作時においてCPU
の電源がCPUの動作保証電圧より低下した場合には、
CPU内部のメモリに保持された内容が破壊されるおそ
れがあり、この状態でCPUを動作させても正常な動作
をさせることが困難になる。よって、通常動作時の電源
電圧の低下が起きた場合にも、一時的にCPUのリセッ
トを行うことにより電源電圧低下後のCPUの動作を安
定化させている。
の電源がCPUの動作保証電圧より低下した場合には、
CPU内部のメモリに保持された内容が破壊されるおそ
れがあり、この状態でCPUを動作させても正常な動作
をさせることが困難になる。よって、通常動作時の電源
電圧の低下が起きた場合にも、一時的にCPUのリセッ
トを行うことにより電源電圧低下後のCPUの動作を安
定化させている。
【0008】初めに、このような、異なる電源系統によ
り動作するCPUA及びCPUBが存在し、かつCPU
Aの電源がCPUBの電源より早くオンするシステムの
従来のリセット装置について、図面を参照しながら説明
する。
り動作するCPUA及びCPUBが存在し、かつCPU
Aの電源がCPUBの電源より早くオンするシステムの
従来のリセット装置について、図面を参照しながら説明
する。
【0009】図5は従来のリセット装置の回路構成図で
あり、図6はこのリセット装置の動作を説明するための
タイミング図である。
あり、図6はこのリセット装置の動作を説明するための
タイミング図である。
【0010】従来のリセット装置は、CPUA202、
CPUA202に電源を供給する電源A201、CPU
A202のリセット回路205、CPUA202のリセ
ット入力端子213へ与えるリセット信号の充電時定数
をコンデンサCA204と共に決めるための抵抗RA2
03、CPUB207、CPUB207に電源を供給す
る電源B206、CPUB207のリセット回路21
0、CPUB207のリセット入力端子214へ与える
リセット信号の充電時定数をコンデンサCB209と共
に決めるための抵抗RB208を備えている。ここで、
CPUA202は、CPUA202がリモコン受信処理
を行っていないことを知らせる出力端子A211をさら
に備えており、CPUB207は、CPUA202がリ
モコン受信処理を行っていないことを知らせてもらう入
力端子B212を備えている。リモコン信号受信回路2
16は、CPUA202のリモコン信号入力端子215
に接続されている。
CPUA202に電源を供給する電源A201、CPU
A202のリセット回路205、CPUA202のリセ
ット入力端子213へ与えるリセット信号の充電時定数
をコンデンサCA204と共に決めるための抵抗RA2
03、CPUB207、CPUB207に電源を供給す
る電源B206、CPUB207のリセット回路21
0、CPUB207のリセット入力端子214へ与える
リセット信号の充電時定数をコンデンサCB209と共
に決めるための抵抗RB208を備えている。ここで、
CPUA202は、CPUA202がリモコン受信処理
を行っていないことを知らせる出力端子A211をさら
に備えており、CPUB207は、CPUA202がリ
モコン受信処理を行っていないことを知らせてもらう入
力端子B212を備えている。リモコン信号受信回路2
16は、CPUA202のリモコン信号入力端子215
に接続されている。
【0011】この従来のリセット装置は、CPUA20
2及びCPUB207に対してリセット回路205及び
リセット回路210をそれぞれ設けている。CPUA2
02のリセット回路205は、電源A201の電源監視
を行うものであり、その内部にはコンパレータと基準電
圧を内蔵している。図6の電源A201の電圧が基準電
圧より高くなった時に、リセット回路205は出力がハ
イレベルになり、RA203×CA204により決まる
時定数の期間gだけ遅れてリセット信号を出力する。よ
って、CPUA202の電源オン時、電源オフ時にCP
UA202のリセット入力端子A213に対してリセッ
ト信号を出力し、これによってCPUA202を初期化
する。CPUA202は、電源A201がオンし、リセ
ット回路205によりリセット信号が入力されて初期化
が行われ、以降リモコン信号入力端子215にリモコン
信号受信回路216から入力されるリモコン信号処理な
どの通常動作を行う。
2及びCPUB207に対してリセット回路205及び
リセット回路210をそれぞれ設けている。CPUA2
02のリセット回路205は、電源A201の電源監視
を行うものであり、その内部にはコンパレータと基準電
圧を内蔵している。図6の電源A201の電圧が基準電
圧より高くなった時に、リセット回路205は出力がハ
イレベルになり、RA203×CA204により決まる
時定数の期間gだけ遅れてリセット信号を出力する。よ
って、CPUA202の電源オン時、電源オフ時にCP
UA202のリセット入力端子A213に対してリセッ
ト信号を出力し、これによってCPUA202を初期化
する。CPUA202は、電源A201がオンし、リセ
ット回路205によりリセット信号が入力されて初期化
が行われ、以降リモコン信号入力端子215にリモコン
信号受信回路216から入力されるリモコン信号処理な
どの通常動作を行う。
【0012】CPUBについても、そのリセット動作は
同様であり、CPUB207のリセット回路210は、
電源B206の電源監視を行うものであり、その内部に
はコンパレータと基準電圧を内蔵している。図6の電源
B206の電圧が基準電圧より高くなった時、出力がハ
イレベルになりRB208及びCB209により決まる
時定数の時間hだけ遅れてリセット信号を出力する。よ
って、CPUB207の電源オン時、電源オフ時にCP
UB207のリセット入力端子B214に対してリセッ
ト信号を出力することによってCPUB207を初期化
する。CPUB202は、電源B206がオンし、リセ
ット回路210によりリセット信号が入力されて初期化
が行われ、以降リモコン信号受信処理動作を完了したこ
とを知らせてもらう入力端子A212から読み込み動作
などの通常動作を行う。
同様であり、CPUB207のリセット回路210は、
電源B206の電源監視を行うものであり、その内部に
はコンパレータと基準電圧を内蔵している。図6の電源
B206の電圧が基準電圧より高くなった時、出力がハ
イレベルになりRB208及びCB209により決まる
時定数の時間hだけ遅れてリセット信号を出力する。よ
って、CPUB207の電源オン時、電源オフ時にCP
UB207のリセット入力端子B214に対してリセッ
ト信号を出力することによってCPUB207を初期化
する。CPUB202は、電源B206がオンし、リセ
ット回路210によりリセット信号が入力されて初期化
が行われ、以降リモコン信号受信処理動作を完了したこ
とを知らせてもらう入力端子A212から読み込み動作
などの通常動作を行う。
【0013】次に、このような従来のリセット装置全体
の動作タイミングを、図6を用いて説明する。
の動作タイミングを、図6を用いて説明する。
【0014】図6の期間eは、電源B206が長時間
(数十ms以上)オフした場合、期間fは、外部から混
入する静電気のようなノイズ等により電源B206が一
瞬動作保証電圧より下がった(数ms以下)場合、期間
gは、RA203×CA204で決定されるCPUAの
リセット期間、期間hは、RB208×CB209で決
定されるCPUB207のリセット期間である。
(数十ms以上)オフした場合、期間fは、外部から混
入する静電気のようなノイズ等により電源B206が一
瞬動作保証電圧より下がった(数ms以下)場合、期間
gは、RA203×CA204で決定されるCPUAの
リセット期間、期間hは、RB208×CB209で決
定されるCPUB207のリセット期間である。
【0015】まず最初に、電源A201がオンし、この
オンからCPUA202のリセット回路205及びRA
203×CA204によって決定される時定数の時間g
だけ遅れてリセット回路205よりリセット信号が出力
され、このリセット信号がCPUA202のリセット入
力端子A213に入力される。CPUA202は、初期
化処理の後、入力されるリモコン信号処理などの通常動
作を開始する。
オンからCPUA202のリセット回路205及びRA
203×CA204によって決定される時定数の時間g
だけ遅れてリセット回路205よりリセット信号が出力
され、このリセット信号がCPUA202のリセット入
力端子A213に入力される。CPUA202は、初期
化処理の後、入力されるリモコン信号処理などの通常動
作を開始する。
【0016】その後、電源B206がオンし、このオン
からCPUB207のリセット回路210及びRB20
8×CB209によって決定される時定数の時間hだけ
遅れてリセット回路210よりリセット信号が出力さ
れ、CPUA207のリセット入力端子B214にリセ
ット信号が入力される。CPUB207は、初期化処理
の後、リモコン信号受信処理動作を完了したことを知ら
せてもらう読み込み動作などの通常動作を開始する。
からCPUB207のリセット回路210及びRB20
8×CB209によって決定される時定数の時間hだけ
遅れてリセット回路210よりリセット信号が出力さ
れ、CPUA207のリセット入力端子B214にリセ
ット信号が入力される。CPUB207は、初期化処理
の後、リモコン信号受信処理動作を完了したことを知ら
せてもらう読み込み動作などの通常動作を開始する。
【0017】次に、CPUB207がこのような通常動
作を行っているときに、リセット回路210のコンパレ
ータ電圧つまり電源B206が基準電圧より低くなった
場合には、期間eのように長時間(数十ms以上)電源
オフしたときでも、また期間fのように電源B206の
電源電圧がノイズ等が原因で僅かに落ちたときでも、電
源B206が電源オフしたと判断してリセット回路21
0はリセット信号の出力を行う。これにより、CPUB
207はリセットされ、期間eや期間fには動作停止状
態になる。このようにCPUB207のリセットを行う
ことにより、電源電圧低下後のCPUB207の動作を
安定化させることができるのである。
作を行っているときに、リセット回路210のコンパレ
ータ電圧つまり電源B206が基準電圧より低くなった
場合には、期間eのように長時間(数十ms以上)電源
オフしたときでも、また期間fのように電源B206の
電源電圧がノイズ等が原因で僅かに落ちたときでも、電
源B206が電源オフしたと判断してリセット回路21
0はリセット信号の出力を行う。これにより、CPUB
207はリセットされ、期間eや期間fには動作停止状
態になる。このようにCPUB207のリセットを行う
ことにより、電源電圧低下後のCPUB207の動作を
安定化させることができるのである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リセット装置は、次のような問題があった。
リセット装置は、次のような問題があった。
【0019】従来のリセット装置では、第1点として、
CPU毎にリセット回路205、210があり、高価な
リセット装置となっていたという問題があった。
CPU毎にリセット回路205、210があり、高価な
リセット装置となっていたという問題があった。
【0020】また、従来のリセット装置では、通常動作
を行っているときに、リセット回路210のコンパレー
タ電圧つまり電源B206が基準電圧より低くなった場
合には、期間eのように長時間(数十ms以上)電源オ
フしたときでも、また期間fのように電源B206の電
源電圧がノイズ等が原因で僅かに落ちたときでも、電源
B206が電源オフしたと判断してリセット回路210
はリセット信号の出力を行う。これにより、CPUB2
07はリセットされ、期間eや期間fには動作停止状態
になる。しかしながら、この期間eや期間fにおいて
も、CPUA202は通常動作を行っており、CPUA
202の出力端子A211からは図6のようにハイレベ
ルの信号が出力され続け、CPUB207は動作停止し
ているにもかかわらず、その入力端子B212には端子
電圧が印加された状態のままとなる。
を行っているときに、リセット回路210のコンパレー
タ電圧つまり電源B206が基準電圧より低くなった場
合には、期間eのように長時間(数十ms以上)電源オ
フしたときでも、また期間fのように電源B206の電
源電圧がノイズ等が原因で僅かに落ちたときでも、電源
B206が電源オフしたと判断してリセット回路210
はリセット信号の出力を行う。これにより、CPUB2
07はリセットされ、期間eや期間fには動作停止状態
になる。しかしながら、この期間eや期間fにおいて
も、CPUA202は通常動作を行っており、CPUA
202の出力端子A211からは図6のようにハイレベ
ルの信号が出力され続け、CPUB207は動作停止し
ているにもかかわらず、その入力端子B212には端子
電圧が印加された状態のままとなる。
【0021】最近のCPUは、CPUの電源電圧が動作
保証電圧より短時間(数ms以下)下がった場合でも、
CPUの動作保証電圧の実力値は動作保証電圧よりも低
いため、正常に動作する場合がある。よって、CPUの
電源電圧が外部より混入する静電気のようなノイズなど
により動作保証電圧より短時間(数ms以下)下がった
場合でも、CPUは正常に動作する場合が多い。
保証電圧より短時間(数ms以下)下がった場合でも、
CPUの動作保証電圧の実力値は動作保証電圧よりも低
いため、正常に動作する場合がある。よって、CPUの
電源電圧が外部より混入する静電気のようなノイズなど
により動作保証電圧より短時間(数ms以下)下がった
場合でも、CPUは正常に動作する場合が多い。
【0022】しかしながら、従来のリセット装置では、
複数のCPUごとにリセット回路205、210があ
り、CPUB207の電源B206の電源電圧が動作保
証電圧より一瞬でも下がった期間には、リセット回路2
10によりCPUB207はリセット状態となり、動作
停止状態となっていた。また、CPUA202はCPU
B207が電源オンしているか電源オフしているか知り
得なかった。具体的に、上述したBS内蔵TVの場合を
例にとって説明すると、BSCPUが動作停止状態であ
ることを選局CPUは知らないが、この状態でもテレビ
受信機としては動作していることになる。
複数のCPUごとにリセット回路205、210があ
り、CPUB207の電源B206の電源電圧が動作保
証電圧より一瞬でも下がった期間には、リセット回路2
10によりCPUB207はリセット状態となり、動作
停止状態となっていた。また、CPUA202はCPU
B207が電源オンしているか電源オフしているか知り
得なかった。具体的に、上述したBS内蔵TVの場合を
例にとって説明すると、BSCPUが動作停止状態であ
ることを選局CPUは知らないが、この状態でもテレビ
受信機としては動作していることになる。
【0023】このため、第2点として、電源が早くオン
するCPUは、他方のCPUの電源状態(電源オン/オ
フ)を検知する手段がないため、他方のCPUが動作停
止状態であるにもかかわらず一方からのCPUの出力に
より他方のCPUに印加電圧を加え続けてしまい他方の
CPUを破壊する恐れがあるという問題があった。
するCPUは、他方のCPUの電源状態(電源オン/オ
フ)を検知する手段がないため、他方のCPUが動作停
止状態であるにもかかわらず一方からのCPUの出力に
より他方のCPUに印加電圧を加え続けてしまい他方の
CPUを破壊する恐れがあるという問題があった。
【0024】さらに、第3点として、CPUBの電源電
圧が外部から混入する静電気のようなノイズなどにより
一瞬でも動作保証電圧より下がった期間は、CPUBが
リセット状態となるため動作停止状態になっていた。こ
のため、従来のリセット装置では、システム的に不安定
であるという問題があった。
圧が外部から混入する静電気のようなノイズなどにより
一瞬でも動作保証電圧より下がった期間は、CPUBが
リセット状態となるため動作停止状態になっていた。こ
のため、従来のリセット装置では、システム的に不安定
であるという問題があった。
【0025】したがって、本発明の目的は、一方のCP
Uの電源が早くオンする異なる電源を有する複数のCP
Uが存在する場合、安価でかつシステム的に安定性の高
いリセット装置を提供することにある。
Uの電源が早くオンする異なる電源を有する複数のCP
Uが存在する場合、安価でかつシステム的に安定性の高
いリセット装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明のリセット装置
は、第1の電源のオンにより動作する第1のCPUであ
って、リセット入力端子、電源監視A/D入力端子、リ
セット出力端子を有する第1のCPUと、上記第1の電
源より遅れてオンする第2の電源のオンにより動作する
第2のCPUであって、リセット入力端子を有する第2
のCPUとを備えることを特徴としている。
は、第1の電源のオンにより動作する第1のCPUであ
って、リセット入力端子、電源監視A/D入力端子、リ
セット出力端子を有する第1のCPUと、上記第1の電
源より遅れてオンする第2の電源のオンにより動作する
第2のCPUであって、リセット入力端子を有する第2
のCPUとを備えることを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の上記及びその他の
目的をより明瞭にするために、図面を参照しながら、本
発明の実施の形態について詳細に説明する。
目的をより明瞭にするために、図面を参照しながら、本
発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の一実施の形態のリセット装
置の回路構成図であり、図2は図1のリセット装置の動
作タイミング図であり、図3及び図4は図1のリセット
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
置の回路構成図であり、図2は図1のリセット装置の動
作タイミング図であり、図3及び図4は図1のリセット
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【0029】図1において、電源A1は、電源B6より
必ず早くオンするものとする。電源A1及び電源B6は
それぞれ異なる電源であり、例えば、それぞれ5V電源
とする。
必ず早くオンするものとする。電源A1及び電源B6は
それぞれ異なる電源であり、例えば、それぞれ5V電源
とする。
【0030】本実施の形態のリセット装置は、第1の電
源の一例としての電源A1のオンにより動作する第1の
CPUの一例としてのCPUA2であって、リセット入
力端子A13、電源監視A/D入力端子8、リセット出
力端子9を有するCPUA2と、第1の電源の一例とし
ての電源A1より遅れてオンする第2の電源の一例とし
ての電源B6のオンにより動作する第2のCPUの一例
としてのCPUB7であって、リセット入力端子B12
を有するCPUB7とから、主に構成されている。CP
UA2及びCPUB7には、それぞれワークメモリが内
蔵されている。ここで、BS内蔵TVの場合を例に取る
と、CPUA2は、通常動作時には、TVチューナ制
御、TV/BS/ビデオなどの入力切換制御、オンスク
リーン表示制御やTV関連音声ミュート制御などを行う
選局CPUであり、CPUB7は、通常動作時には、B
Sチューナ制御、TV/独立音声、音声多重判別などの
BS音声制御やBSTV出力制御などを行うBS関連制
御専用BSCPUである。
源の一例としての電源A1のオンにより動作する第1の
CPUの一例としてのCPUA2であって、リセット入
力端子A13、電源監視A/D入力端子8、リセット出
力端子9を有するCPUA2と、第1の電源の一例とし
ての電源A1より遅れてオンする第2の電源の一例とし
ての電源B6のオンにより動作する第2のCPUの一例
としてのCPUB7であって、リセット入力端子B12
を有するCPUB7とから、主に構成されている。CP
UA2及びCPUB7には、それぞれワークメモリが内
蔵されている。ここで、BS内蔵TVの場合を例に取る
と、CPUA2は、通常動作時には、TVチューナ制
御、TV/BS/ビデオなどの入力切換制御、オンスク
リーン表示制御やTV関連音声ミュート制御などを行う
選局CPUであり、CPUB7は、通常動作時には、B
Sチューナ制御、TV/独立音声、音声多重判別などの
BS音声制御やBSTV出力制御などを行うBS関連制
御専用BSCPUである。
【0031】本実施の形態では、CPUA2は、電源監
視A/D入力端子8により電源B6の電源電圧を監視し
て、そのリセット出力端子9からCPUB7のリセット
入力端子B12にリセット信号を出力してCPUB7を
リセットする。
視A/D入力端子8により電源B6の電源電圧を監視し
て、そのリセット出力端子9からCPUB7のリセット
入力端子B12にリセット信号を出力してCPUB7を
リセットする。
【0032】さらに、CPUA2は、リモコン信号入力
端子14及び出力端子A10をさらに備えている。リモ
コン信号入力端子14には、信号がキャリアに載って送
られてリモコン信号からキャリア成分を取り除くリモコ
ン信号受信回路15から“1”、“0”の信号が入力さ
れて、CPUA2はこの“1”、“0”の信号をデコー
ドするリモコン受信処理をする。出力端子A10から
は、CPUB7に対して、CPUA2がリモコン受信動
作を完了したことやリモコン受信処理を行っていないこ
とを知らせる出力信号が出される。さらに、CPUB7
は、入力端子B11を備えており、CPUA2の出力端
子A10から出力される、CPUA2がリモコン受信動
作を完了したことやリモコン受信処理を行っていないこ
とを知らせる信号が入力される。
端子14及び出力端子A10をさらに備えている。リモ
コン信号入力端子14には、信号がキャリアに載って送
られてリモコン信号からキャリア成分を取り除くリモコ
ン信号受信回路15から“1”、“0”の信号が入力さ
れて、CPUA2はこの“1”、“0”の信号をデコー
ドするリモコン受信処理をする。出力端子A10から
は、CPUB7に対して、CPUA2がリモコン受信動
作を完了したことやリモコン受信処理を行っていないこ
とを知らせる出力信号が出される。さらに、CPUB7
は、入力端子B11を備えており、CPUA2の出力端
子A10から出力される、CPUA2がリモコン受信動
作を完了したことやリモコン受信処理を行っていないこ
とを知らせる信号が入力される。
【0033】さらに、本実施の形態では、CPUA2の
リセット入力端子A13にリセット信号を出力するリセ
ット回路5、このリセット信号の充電時定数をコンデン
サCA4と共に決めるための抵抗RA3、及びこのリセ
ット信号の充電時定数を抵抗RA3と共に決めるための
コンデンサCA4をさらに備えている。
リセット入力端子A13にリセット信号を出力するリセ
ット回路5、このリセット信号の充電時定数をコンデン
サCA4と共に決めるための抵抗RA3、及びこのリセ
ット信号の充電時定数を抵抗RA3と共に決めるための
コンデンサCA4をさらに備えている。
【0034】図2の期間aは、電源B6が長時間(数1
0ms以上)オフした場合である。例えば、BS内蔵T
Vの場合では、リモコンによる電源オフ時にはBS部は
動作させる必要がないので、電源B6をオフさせる。こ
のような時が長時間電源オフに相当する。期間bは、外
部より混入する静電気のようなノイズなどにより電源B
6の電圧が動作保証電圧より一瞬下がった(数ms以
下)場合である。期間cは、RA3×CA4で決定され
るCPUA2のリセット期間であり、期間dは、CPU
A2が出力するCPUB7のリセット期間である。この
リセット期間はCPUに定義されており、CPUの電源
が立ち上がってから数μsから数10ms程度である。
0ms以上)オフした場合である。例えば、BS内蔵T
Vの場合では、リモコンによる電源オフ時にはBS部は
動作させる必要がないので、電源B6をオフさせる。こ
のような時が長時間電源オフに相当する。期間bは、外
部より混入する静電気のようなノイズなどにより電源B
6の電圧が動作保証電圧より一瞬下がった(数ms以
下)場合である。期間cは、RA3×CA4で決定され
るCPUA2のリセット期間であり、期間dは、CPU
A2が出力するCPUB7のリセット期間である。この
リセット期間はCPUに定義されており、CPUの電源
が立ち上がってから数μsから数10ms程度である。
【0035】図1に示す本実施の形態のリセット装置
は、CPUA2のみに従来のリセット回路がある。CP
UA2の場合、従来と同様にリセット回路5が電源A1
の電源監視を行い、CPUA2への電源オン時にCPU
A2に対してRA3×CA4で決まる時定数分の期間c
だけ遅れてリセット信号を出力することによって、CP
UA2を初期化する。CPUA2は、電源A1が正常に
オンし、リセット回路5によりリセット信号が入力され
た後、初期化が行われ、以降はリモコン信号入力端子1
4より入力されるリモコン信号処理などの通常動作を行
う。
は、CPUA2のみに従来のリセット回路がある。CP
UA2の場合、従来と同様にリセット回路5が電源A1
の電源監視を行い、CPUA2への電源オン時にCPU
A2に対してRA3×CA4で決まる時定数分の期間c
だけ遅れてリセット信号を出力することによって、CP
UA2を初期化する。CPUA2は、電源A1が正常に
オンし、リセット回路5によりリセット信号が入力され
た後、初期化が行われ、以降はリモコン信号入力端子1
4より入力されるリモコン信号処理などの通常動作を行
う。
【0036】一方、CPUB7の場合には、CPUA2
がCPUB7の電源である電源B6の電圧を電源監視A
/D入力端子8へ入力し監視することにより行う。CP
UA2の電源監視A/D入力端子が8ビットの場合に
は、A/D入力端子8によって電源B6の電圧を8ビッ
トのデジタルデータに変換して取り込み、このデジタル
データと動作保証電圧つまりCPUA2のメモリに設定
されている基準となる8ビットのデジタルデータとを比
較し、電源B6のデジタルデータが基準となるデジタル
データより低くなった場合には、CPUA2よりCPU
B7に対して従来のリセット回路の時定数に相当する図
2の期間dだけリセット信号の出力を待つというウェイ
ト動作を行った後、リセット出力端子9よりリセット信
号を出力することによって、CPUB7を初期化する。
CPUB7は、電源B6が正常にオンし、CPUA2よ
りリセット信号が入力された後初期化が行われ、リモコ
ン受信処理を行っていないことを知らせてもらう入力端
子A12の読み込み動作などの通常動作を行う。
がCPUB7の電源である電源B6の電圧を電源監視A
/D入力端子8へ入力し監視することにより行う。CP
UA2の電源監視A/D入力端子が8ビットの場合に
は、A/D入力端子8によって電源B6の電圧を8ビッ
トのデジタルデータに変換して取り込み、このデジタル
データと動作保証電圧つまりCPUA2のメモリに設定
されている基準となる8ビットのデジタルデータとを比
較し、電源B6のデジタルデータが基準となるデジタル
データより低くなった場合には、CPUA2よりCPU
B7に対して従来のリセット回路の時定数に相当する図
2の期間dだけリセット信号の出力を待つというウェイ
ト動作を行った後、リセット出力端子9よりリセット信
号を出力することによって、CPUB7を初期化する。
CPUB7は、電源B6が正常にオンし、CPUA2よ
りリセット信号が入力された後初期化が行われ、リモコ
ン受信処理を行っていないことを知らせてもらう入力端
子A12の読み込み動作などの通常動作を行う。
【0037】また、CPUA2が、電源B6の電圧つま
りCPUB7の電源電圧監視を電源監視A/D入力端子
8によって、CPUB7の電源電圧の8ビットのデジタ
ルデータとCPUA2のメモリに設定されている基準と
なる8ビットのデジタルデータとの比較を一定時間毎に
行うことによって、CPUB107の電源電圧が動作保
証電圧よりどのくらいの時間下がったか検出する。
りCPUB7の電源電圧監視を電源監視A/D入力端子
8によって、CPUB7の電源電圧の8ビットのデジタ
ルデータとCPUA2のメモリに設定されている基準と
なる8ビットのデジタルデータとの比較を一定時間毎に
行うことによって、CPUB107の電源電圧が動作保
証電圧よりどのくらいの時間下がったか検出する。
【0038】このような構成により、CPUB7の電源
電圧がCPUB7の動作保証電圧より、短時間(10m
s未満)低くなった場合には、CPUB7の電源電圧が
外部より混入する静電気のようなノイズなどにより一瞬
下がった場合であるので、CPUB7に対してCPUA
2よりCPUBを初期化するリセット信号を出力しな
い。
電圧がCPUB7の動作保証電圧より、短時間(10m
s未満)低くなった場合には、CPUB7の電源電圧が
外部より混入する静電気のようなノイズなどにより一瞬
下がった場合であるので、CPUB7に対してCPUA
2よりCPUBを初期化するリセット信号を出力しな
い。
【0039】しかし、このような構成により、CPUB
7の電源電圧がCPUB7の動作保証電圧より長時間
(10ms以上)低くなった場合には、CPUB7の電
源がオフした場合であるので、CPUAからCPUB7
に対してリセット信号を出力することによってCPUB
7を動作停止とする。
7の電源電圧がCPUB7の動作保証電圧より長時間
(10ms以上)低くなった場合には、CPUB7の電
源がオフした場合であるので、CPUAからCPUB7
に対してリセット信号を出力することによってCPUB
7を動作停止とする。
【0040】このとき、CPUA2は、直ちにCPUA
2からCPUB7に対するCPUA2が行っているリモ
コン受信をしていないことを知らせる出力端子A10か
らの出力を停止する。
2からCPUB7に対するCPUA2が行っているリモ
コン受信をしていないことを知らせる出力端子A10か
らの出力を停止する。
【0041】本実施の形態のリセット装置は、以上の様
な構成である。
な構成である。
【0042】次に、本実施の形態のリセット装置の動作
を、図3及び図4のフローチャートを用いて説明する。
を、図3及び図4のフローチャートを用いて説明する。
【0043】まず最初に、図3に示されるように電源A
1がオンし(ステップ101)、このオンから従来と同
様に抵抗RA3×コンデンサCA4によって決定される
時定数の時間分すなわち期間cだけ遅れてリセット回路
5によりリセット信号が出力されて、CPUA2にリセ
ット信号が入力される(ステップ102)。リセット信
号入力によりCPUA2は初期化処理(ステップ10
3)の後、CPUA2はリモコン信号入力端子14より
入力されるリモコン信号処理などの通常処理動作を開始
し継続する(ステップ104)。
1がオンし(ステップ101)、このオンから従来と同
様に抵抗RA3×コンデンサCA4によって決定される
時定数の時間分すなわち期間cだけ遅れてリセット回路
5によりリセット信号が出力されて、CPUA2にリセ
ット信号が入力される(ステップ102)。リセット信
号入力によりCPUA2は初期化処理(ステップ10
3)の後、CPUA2はリモコン信号入力端子14より
入力されるリモコン信号処理などの通常処理動作を開始
し継続する(ステップ104)。
【0044】その後、電源B6がオンする(ステップ1
05)。CPUA2は、電源B6の電圧、つまりCPU
B7の電源電圧をCPUA2に内蔵されている電源監視
A/D変換機能によってコンパレータ動作を行い、CP
UB7の電源電圧を例えば8ビットのデジタルデータに
変換し、動作保証電圧つまりCPUA2のメモリに設定
されている基準となる8ビットデータとの比較を行うこ
とによってCPUB7の電源電圧を監視する(ステップ
106)。例えば、電源電圧5Vで動作するCPUの場
合には、一般的に動作保証電圧は4.5Vである。この
ような動作保証電圧をここでは8ビットデジタルデータ
の形式でメモリに保持しておく。電源B6の電圧が動作
保証電圧以上となった場合には、従来のリセット装置の
時定数に相当する期間dだけリセット信号の出力を待つ
というウェイト動作(d期間ウェイト)を行った後(ス
テップ107)、CPUA2よりCPUB7のリセット
入力端子12に対してCPUB7を全て初期化するリセ
ット信号を出力し、CPUB7を電源オンと判断する
(ステップ108)。CPUB7は初期化処理(ステッ
プ109)の後、CPUA2が行っているリモコン受信
処理を行っていないことを知らせることを行う出力端子
A10の状態を受け取る入力端子A11から読み込みな
どの通常処理を開始する(ステップ110)。電源Bの
電圧<動作保証電圧の状態においては、CPUA2がC
PUB7を全て初期化するリセット信号を出力しないた
め、CPUB7はリセット状態であるため動作停止状態
なっている。
05)。CPUA2は、電源B6の電圧、つまりCPU
B7の電源電圧をCPUA2に内蔵されている電源監視
A/D変換機能によってコンパレータ動作を行い、CP
UB7の電源電圧を例えば8ビットのデジタルデータに
変換し、動作保証電圧つまりCPUA2のメモリに設定
されている基準となる8ビットデータとの比較を行うこ
とによってCPUB7の電源電圧を監視する(ステップ
106)。例えば、電源電圧5Vで動作するCPUの場
合には、一般的に動作保証電圧は4.5Vである。この
ような動作保証電圧をここでは8ビットデジタルデータ
の形式でメモリに保持しておく。電源B6の電圧が動作
保証電圧以上となった場合には、従来のリセット装置の
時定数に相当する期間dだけリセット信号の出力を待つ
というウェイト動作(d期間ウェイト)を行った後(ス
テップ107)、CPUA2よりCPUB7のリセット
入力端子12に対してCPUB7を全て初期化するリセ
ット信号を出力し、CPUB7を電源オンと判断する
(ステップ108)。CPUB7は初期化処理(ステッ
プ109)の後、CPUA2が行っているリモコン受信
処理を行っていないことを知らせることを行う出力端子
A10の状態を受け取る入力端子A11から読み込みな
どの通常処理を開始する(ステップ110)。電源Bの
電圧<動作保証電圧の状態においては、CPUA2がC
PUB7を全て初期化するリセット信号を出力しないた
め、CPUB7はリセット状態であるため動作停止状態
なっている。
【0045】引き続いて、図4に示されるように、CP
UA2が内蔵するメモリに設定してある、CPUB7の
電源がオフした時間をカウントするXに初期値0をセッ
トする(ステップ111)。
UA2が内蔵するメモリに設定してある、CPUB7の
電源がオフした時間をカウントするXに初期値0をセッ
トする(ステップ111)。
【0046】期間aのように電源Bが長時間(10ms
以上)電源オフした場合は、以下のような動作となる。
以上)電源オフした場合は、以下のような動作となる。
【0047】CPUA2はこれまでに説明した構成によ
って、電源Bの電圧と動作保証電圧との比較を行う(ス
テップ112)。
って、電源Bの電圧と動作保証電圧との比較を行う(ス
テップ112)。
【0048】一般に、TV用選局CPUは、時分割で処
理を行っている。現在、TV用選局CPUとして使用し
ているCPUは、1マシンサイクル(1命令実行時間)
は、0.5μsである。この0.5μsを基準にしてタ
イマーを起動し、1msのタイマーをつくり、とにかく
1msたてば割り込みをかけるようにする。この1ms
の割り込みが起こった場合、ステップ112の電源電圧
監視動作やBSCPUに対するリセット動作を行えばよ
い。これにかかる時間は、およそ20μs程度である。
選局CPUとして動作している最中でも、選局CPUの
仕事を一時中断して、上記割り込み動作を行なうので、
電源電圧監視等の検出ミス(電源電圧の時間監視ミス)
を防ぐことができる。この割り込み動作以外の時は、選
局CPUとして、リモコン受信処理、TVチューナーへ
の出力、入力切換等の動作を行っている。
理を行っている。現在、TV用選局CPUとして使用し
ているCPUは、1マシンサイクル(1命令実行時間)
は、0.5μsである。この0.5μsを基準にしてタ
イマーを起動し、1msのタイマーをつくり、とにかく
1msたてば割り込みをかけるようにする。この1ms
の割り込みが起こった場合、ステップ112の電源電圧
監視動作やBSCPUに対するリセット動作を行えばよ
い。これにかかる時間は、およそ20μs程度である。
選局CPUとして動作している最中でも、選局CPUの
仕事を一時中断して、上記割り込み動作を行なうので、
電源電圧監視等の検出ミス(電源電圧の時間監視ミス)
を防ぐことができる。この割り込み動作以外の時は、選
局CPUとして、リモコン受信処理、TVチューナーへ
の出力、入力切換等の動作を行っている。
【0049】電源B6の電圧と動作保証電圧との比較を
行うステップ112において、電源B6つまりCPUB
7の電源電圧<CPUB7の動作保証電圧となった場合
には、まだCPUB7の電源オフとCPUA2が判断し
ていないため、1msの時間待ち(ステップ104)の
後、CPUB7の電源電圧<CPUB7の動作保証電圧
となった時間をカウントするXの値を1増やし(ステッ
プ115)、ステップ116を通してX>10となるま
でステップ112に戻る。期間aはCPUB7の電源オ
フの場合であるから、CPUB7の電源電圧が動作保証
電圧より10ms以上連続して下がった場合であるの
で、Xの値が10を越える(ステップ116)。CPU
A2はXの値が10を越えることによりCPUB7の電
源がオフしたと判断(ステップ117)し、CPUA2
よりCPUB7に対するCPUAが行っているリモコン
受信処理をしていないことを知らせる等の出力(電圧印
加)を停止(ステップ118)つまりローレベルにし、
CPUA2がリセット出力端子9をローレベルにするリ
セット信号を出力することによりCPUB7をリセット
状態にし、ステップ112に戻る。
行うステップ112において、電源B6つまりCPUB
7の電源電圧<CPUB7の動作保証電圧となった場合
には、まだCPUB7の電源オフとCPUA2が判断し
ていないため、1msの時間待ち(ステップ104)の
後、CPUB7の電源電圧<CPUB7の動作保証電圧
となった時間をカウントするXの値を1増やし(ステッ
プ115)、ステップ116を通してX>10となるま
でステップ112に戻る。期間aはCPUB7の電源オ
フの場合であるから、CPUB7の電源電圧が動作保証
電圧より10ms以上連続して下がった場合であるの
で、Xの値が10を越える(ステップ116)。CPU
A2はXの値が10を越えることによりCPUB7の電
源がオフしたと判断(ステップ117)し、CPUA2
よりCPUB7に対するCPUAが行っているリモコン
受信処理をしていないことを知らせる等の出力(電圧印
加)を停止(ステップ118)つまりローレベルにし、
CPUA2がリセット出力端子9をローレベルにするリ
セット信号を出力することによりCPUB7をリセット
状態にし、ステップ112に戻る。
【0050】引き続いて、電源B6が電源オフから電源
オンに復帰した場合は、ステップ112で電源Bの電圧
≧動作保証電圧となり、ステップ113において以前の
状態がCPUB7の電源がオフの場合であるので、電源
B6が電源オフの状態から電源オンした場合であると判
断し、従来のリセット装置の時定数に相当する期間dだ
けリセット信号の出力を待つというウェイト動作を行い
(ステップ120)、CPUA2よりCPUB7に対し
てリセット信号を出力する(ステップ121)。CPU
B7は初期化処理(ステップ122)の後、CPUA2
が行っているリモコン受信動作を完了したことを知らせ
ることを行う出力端子A10の状態を受け取る入力端子
A11を読み込むなどの通常動作を開始し(ステップ1
23)、ステップ111に戻る。
オンに復帰した場合は、ステップ112で電源Bの電圧
≧動作保証電圧となり、ステップ113において以前の
状態がCPUB7の電源がオフの場合であるので、電源
B6が電源オフの状態から電源オンした場合であると判
断し、従来のリセット装置の時定数に相当する期間dだ
けリセット信号の出力を待つというウェイト動作を行い
(ステップ120)、CPUA2よりCPUB7に対し
てリセット信号を出力する(ステップ121)。CPU
B7は初期化処理(ステップ122)の後、CPUA2
が行っているリモコン受信動作を完了したことを知らせ
ることを行う出力端子A10の状態を受け取る入力端子
A11を読み込むなどの通常動作を開始し(ステップ1
23)、ステップ111に戻る。
【0051】また、電源B6の電源電圧が外部から混入
する静電気のようなノイズなどが原因で短時間動作保証
電圧より下がった場合である期間bは、電源Bの電圧と
動作保証電圧との比較を行うステップ112において、
電源B6つまりCPUB7の電源電圧<CPUB7の動
作保証電圧となり、まだCPUB7の電源オフとCPU
A2が判断していないため、1msの時間待ち(ステッ
プ114)の後、CPUB7の電源電圧<CPUB7の
動作保証電圧となった時間をカウントするXの値を1増
やし、ステップ116を経てステップ112に戻る。期
間bは外部より混入する静電気にようなノイズなどが原
因で僅かに動作保証電圧より下がった場合であるから、
CPUB7の電源電圧が動作保証電圧より10ms未満
しか連続して下がっていない場合であるため、Xの値が
10を越えない(ステップ116)うちに、電源Bの電
圧≧動作保証電圧となり、ステップ113において以前
の状態がCPUB7の電源がオフの場合ではないのでス
テップ111に戻る。よって、期間bの場合は、CPU
A2よりCPUB7に対してはCPUB7を全て初期化
するリセット信号は出力されず、CPUA2よりCPU
B7に対してCPUAが行っているリモコン受信処理を
していないことを知らせるなどの出力(電圧印加)も停
止しないすなわちローレベルにしない。
する静電気のようなノイズなどが原因で短時間動作保証
電圧より下がった場合である期間bは、電源Bの電圧と
動作保証電圧との比較を行うステップ112において、
電源B6つまりCPUB7の電源電圧<CPUB7の動
作保証電圧となり、まだCPUB7の電源オフとCPU
A2が判断していないため、1msの時間待ち(ステッ
プ114)の後、CPUB7の電源電圧<CPUB7の
動作保証電圧となった時間をカウントするXの値を1増
やし、ステップ116を経てステップ112に戻る。期
間bは外部より混入する静電気にようなノイズなどが原
因で僅かに動作保証電圧より下がった場合であるから、
CPUB7の電源電圧が動作保証電圧より10ms未満
しか連続して下がっていない場合であるため、Xの値が
10を越えない(ステップ116)うちに、電源Bの電
圧≧動作保証電圧となり、ステップ113において以前
の状態がCPUB7の電源がオフの場合ではないのでス
テップ111に戻る。よって、期間bの場合は、CPU
A2よりCPUB7に対してはCPUB7を全て初期化
するリセット信号は出力されず、CPUA2よりCPU
B7に対してCPUAが行っているリモコン受信処理を
していないことを知らせるなどの出力(電圧印加)も停
止しないすなわちローレベルにしない。
【0052】さらに、引き続き、期間a及び期間bでも
ないCPUB7の電源電圧がCPUB7の動作保証電圧
より下がらない場合は、ステップ112において電源B
6の電圧≧動作保証電圧となり、ステップ113に進
み、CPUB7の電源オフではなかったのでステップ1
11に戻る。
ないCPUB7の電源電圧がCPUB7の動作保証電圧
より下がらない場合は、ステップ112において電源B
6の電圧≧動作保証電圧となり、ステップ113に進
み、CPUB7の電源オフではなかったのでステップ1
11に戻る。
【0053】このように、本実施の形態によれば、電源
A1のオンにより動作するCPUA2が、電源A1より
遅れてオンする電源B6のオンにより動作するCPUB
7の電源B6の電圧を、CPUA2の電源監視A/D入
力端子8により監視して、リセット出力端子9からCP
UB12のリセット入力端子12にリセット信号を出力
してCPUB7をリセットする。これにより、図5の従
来のリセット装置が有していたリセット回路210、抵
抗RB208及びコンデンサCB209を削除すること
ができ、従来と比較して安価なリセット装置を提供する
ことができる。電源A1は電源B6より早く立ち上がる
ことにより、例えば、BS内蔵TVの場合では、電源A
1で動作するCPUA2に相当する選局CPUが、電源
B6で動作するCPUB7に相当するBS関連制御専用
BSCPUの電源B6を監視することができ、BS内蔵
TVシステム全体として安定した動作が可能となる。
A1のオンにより動作するCPUA2が、電源A1より
遅れてオンする電源B6のオンにより動作するCPUB
7の電源B6の電圧を、CPUA2の電源監視A/D入
力端子8により監視して、リセット出力端子9からCP
UB12のリセット入力端子12にリセット信号を出力
してCPUB7をリセットする。これにより、図5の従
来のリセット装置が有していたリセット回路210、抵
抗RB208及びコンデンサCB209を削除すること
ができ、従来と比較して安価なリセット装置を提供する
ことができる。電源A1は電源B6より早く立ち上がる
ことにより、例えば、BS内蔵TVの場合では、電源A
1で動作するCPUA2に相当する選局CPUが、電源
B6で動作するCPUB7に相当するBS関連制御専用
BSCPUの電源B6を監視することができ、BS内蔵
TVシステム全体として安定した動作が可能となる。
【0054】さらに、本実施の形態によれば、CPUA
2は、電源B6の電圧の低下が連続した所定期間(例え
ば、10ms)を越える場合にはリセット信号を出力
し、電源Bの電圧の低下が連続した所定期間(例えば、
10ms)未満の場合にはリセット信号を出力しない。
最近のCPUは、CPUの電源電圧が動作保証電圧より
短時間(数ms以下)下がった場合でも、CPUの動作
保証電圧の実力値は動作保証電圧よりも低いため、正常
に動作する場合がある。例えば、電源電圧5Vで動作す
るCPUの場合には、一般的に動作保証電圧は4.5V
であり、動作保証電圧の実力値はさらに低い約4.0V
程度である。よって、CPUの電源電圧が外部より混入
する静電気のようなノイズなどにより動作保証電圧より
短時間(数ms以下)下がった場合でも、CPUは正常
に動作する場合が多い。したがって、本実施の形態によ
れば、静電気などのノイズにより一瞬だけ電源電圧が低
下した場合にはCPUA2はCPUB7をリセットしな
いので、静電気などのノイズによる悪影響を受けにくく
ノイズに強くなる。よって、本実施の形態によれば、ノ
イズに強いリセット装置を提供することができる。
2は、電源B6の電圧の低下が連続した所定期間(例え
ば、10ms)を越える場合にはリセット信号を出力
し、電源Bの電圧の低下が連続した所定期間(例えば、
10ms)未満の場合にはリセット信号を出力しない。
最近のCPUは、CPUの電源電圧が動作保証電圧より
短時間(数ms以下)下がった場合でも、CPUの動作
保証電圧の実力値は動作保証電圧よりも低いため、正常
に動作する場合がある。例えば、電源電圧5Vで動作す
るCPUの場合には、一般的に動作保証電圧は4.5V
であり、動作保証電圧の実力値はさらに低い約4.0V
程度である。よって、CPUの電源電圧が外部より混入
する静電気のようなノイズなどにより動作保証電圧より
短時間(数ms以下)下がった場合でも、CPUは正常
に動作する場合が多い。したがって、本実施の形態によ
れば、静電気などのノイズにより一瞬だけ電源電圧が低
下した場合にはCPUA2はCPUB7をリセットしな
いので、静電気などのノイズによる悪影響を受けにくく
ノイズに強くなる。よって、本実施の形態によれば、ノ
イズに強いリセット装置を提供することができる。
【0055】さらに、本実施の形態によれば、CPUA
2によりCPUB7がリセットされると、CPUA2は
CPUB7に対して出力端子A10からの信号出力を停
止する。電源オフの状態で、入力端子に印過電圧が加わ
った場合、CPUとしては電源オフの状態にあるため、
CPU内部の電流経路がどうなるかわからない場合があ
り、最悪破壊されてしまう可能性がある。これに対し、
本実施の形態によれば、CPUA2によりCPUB7が
リセットされると、CPUA2はCPUB7に対して出
力端子A10からの信号出力を停止するので、電源B6
オフ時のCPUB7の破壊を防止することができる。
2によりCPUB7がリセットされると、CPUA2は
CPUB7に対して出力端子A10からの信号出力を停
止する。電源オフの状態で、入力端子に印過電圧が加わ
った場合、CPUとしては電源オフの状態にあるため、
CPU内部の電流経路がどうなるかわからない場合があ
り、最悪破壊されてしまう可能性がある。これに対し、
本実施の形態によれば、CPUA2によりCPUB7が
リセットされると、CPUA2はCPUB7に対して出
力端子A10からの信号出力を停止するので、電源B6
オフ時のCPUB7の破壊を防止することができる。
【0056】次に、本発明の本実施の形態によるリセッ
ト装置のコストダウンについて説明する。本実施の形態
によれば、図5に示される従来のリセット回路210、
抵抗RB208及びコンデンサCB209を削除するこ
とができる。リセット回路は約15円、抵抗は約0.3
円及びコンデンサは約2円とすると、従来と比較して約
17.3円のコストダウンとなる。一方、本実施の形態
では、図5の従来のリセット装置と比較して、CPUA
2に電源監視A/D入力8、リセット出力端子9、CP
UB7の電源B6の電源監視及びリセット出力を行うた
めにCPUA2の処理が増えている。一般的に、汎用C
PU/テレビCPUともA/D入力端子を標準的に持っ
ており、また出力ポートももちろん持っている。A/D
コンバータICや拡張出力用ICを本発明により付加す
るのではなく、CPUA2に持っている機能を使用する
ので、電源監視A/D端子入力、リセット出力端子が増
加したことによるコストアップ要因はない。また、電源
を監視してリセット出力をする処理は、ソフトウェアが
行うので、本処理を追加してもCPUA102の単価は
上がらない。
ト装置のコストダウンについて説明する。本実施の形態
によれば、図5に示される従来のリセット回路210、
抵抗RB208及びコンデンサCB209を削除するこ
とができる。リセット回路は約15円、抵抗は約0.3
円及びコンデンサは約2円とすると、従来と比較して約
17.3円のコストダウンとなる。一方、本実施の形態
では、図5の従来のリセット装置と比較して、CPUA
2に電源監視A/D入力8、リセット出力端子9、CP
UB7の電源B6の電源監視及びリセット出力を行うた
めにCPUA2の処理が増えている。一般的に、汎用C
PU/テレビCPUともA/D入力端子を標準的に持っ
ており、また出力ポートももちろん持っている。A/D
コンバータICや拡張出力用ICを本発明により付加す
るのではなく、CPUA2に持っている機能を使用する
ので、電源監視A/D端子入力、リセット出力端子が増
加したことによるコストアップ要因はない。また、電源
を監視してリセット出力をする処理は、ソフトウェアが
行うので、本処理を追加してもCPUA102の単価は
上がらない。
【0057】以上、CPUA2より遅く電源がオンする
CPUがCPUB7の1つのみの場合について説明した
が、CPUA2よりも遅く電源がオンする異なる複数の
電源を有し、それぞれに異なるCPUが存在する場合に
ついても本発明を適用することができ、同様な効果が得
られることはもちろんである。
CPUがCPUB7の1つのみの場合について説明した
が、CPUA2よりも遅く電源がオンする異なる複数の
電源を有し、それぞれに異なるCPUが存在する場合に
ついても本発明を適用することができ、同様な効果が得
られることはもちろんである。
【0058】このようなリセット装置を構成する場合に
は、CPUAの電源監視8ビットA/D入力を複数個設
ける方法も時分割で切り換えて1個の8ビットA/D入
力を兼用する方法もできる。例えば、CPUAの電源監
視8ビットA/D入力を複数個設け、このそれぞれが互
いに異なりCPUAよりも遅く電源がオンする複数の電
源で動作する複数のCPUに対して、遅く電源がオンす
る異なる複数の電源の電圧を監視した結果に応じて、リ
セット信号を出力して初期化させたり、リセット信号を
出さないように構成することができる。時分割で切り換
える場合は切換用の端子が必要で、なおかつ切り換え回
路が必要なため、複数個A/D入力を設ける場合の方が
より現実的である。
は、CPUAの電源監視8ビットA/D入力を複数個設
ける方法も時分割で切り換えて1個の8ビットA/D入
力を兼用する方法もできる。例えば、CPUAの電源監
視8ビットA/D入力を複数個設け、このそれぞれが互
いに異なりCPUAよりも遅く電源がオンする複数の電
源で動作する複数のCPUに対して、遅く電源がオンす
る異なる複数の電源の電圧を監視した結果に応じて、リ
セット信号を出力して初期化させたり、リセット信号を
出さないように構成することができる。時分割で切り換
える場合は切換用の端子が必要で、なおかつ切り換え回
路が必要なため、複数個A/D入力を設ける場合の方が
より現実的である。
【0059】なお、上記実施の形態ではCPUA2が8
ビットA/D入力端子8を持っており、これを利用して
電源Bの電源電圧監視をするとして説明したが、CPU
Aの電源監視A/D入力端子のビット数は8ビットに限
られるものではなく、電源電圧監視に活用できる範囲で
ビット数はこれより多くても少なくてもよい。
ビットA/D入力端子8を持っており、これを利用して
電源Bの電源電圧監視をするとして説明したが、CPU
Aの電源監視A/D入力端子のビット数は8ビットに限
られるものではなく、電源電圧監視に活用できる範囲で
ビット数はこれより多くても少なくてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のリセット
装置を採用することにより、第1点として、異なる電源
系統により動作するCPUA及びCPUBが存在し、か
つCPUAの電源がCPUBより早くオンするシステム
で、CPUAがA/D入力によってCPUBの電源電圧
を監視することによりCPUAよりCPUBに対してC
PUBを全て初期化するリセット信号を出力するので、
従来より安価なリセット装置を提供することができる。
装置を採用することにより、第1点として、異なる電源
系統により動作するCPUA及びCPUBが存在し、か
つCPUAの電源がCPUBより早くオンするシステム
で、CPUAがA/D入力によってCPUBの電源電圧
を監視することによりCPUAよりCPUBに対してC
PUBを全て初期化するリセット信号を出力するので、
従来より安価なリセット装置を提供することができる。
【0061】第2点として、CPUAがCPUBの電源
電圧が長時間、動作保証電圧より下がった場合には、C
PUBを初期化するリセット出力を行い、短時間、動作
保証電圧より下がった場合はリセット出力を行わないと
いう時間管理も併せて行うことにより、外部から混入す
る静電気のようなノイズ等でCPUBの電源電圧が短時
間、動作保証電圧より下がった場合はCPUBに対して
リセット信号を出力しないことによってノイズに強いリ
セット装置を提供することができる。
電圧が長時間、動作保証電圧より下がった場合には、C
PUBを初期化するリセット出力を行い、短時間、動作
保証電圧より下がった場合はリセット出力を行わないと
いう時間管理も併せて行うことにより、外部から混入す
る静電気のようなノイズ等でCPUBの電源電圧が短時
間、動作保証電圧より下がった場合はCPUBに対して
リセット信号を出力しないことによってノイズに強いリ
セット装置を提供することができる。
【0062】第3点として、CPUAが、CPUBの電
源オン/電源オフの状態を検知することにより、例え
ば、CPUAよりCPUBに対してCPUAが行ってい
るリモコン受信処理を行っていないことを知らせる等の
出力(印加電圧)を停止する例えばローレベルにするこ
とにより、CPUBがCPUBの電源がオフしたことに
より動作停止状態にあるときは上記印加電圧がCPUB
に加わらないようにすることによりCPUBの破壊を防
ぐことができる。
源オン/電源オフの状態を検知することにより、例え
ば、CPUAよりCPUBに対してCPUAが行ってい
るリモコン受信処理を行っていないことを知らせる等の
出力(印加電圧)を停止する例えばローレベルにするこ
とにより、CPUBがCPUBの電源がオフしたことに
より動作停止状態にあるときは上記印加電圧がCPUB
に加わらないようにすることによりCPUBの破壊を防
ぐことができる。
【図1】本発明の一実施の形態のリセット装置の回路構
成図である。
成図である。
【図2】図1のリセット装置の動作タイミング図であ
る。
る。
【図3】図1のリセット装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】図1のリセット装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】従来のリセット装置の回路構成図である。
【図6】図5のリセット装置の動作タイミング図であ
る。
る。
1 電源A 2 CPUA 3 抵抗RA 4 コンデンサCA 5 リセット回路 6 電源B 7 CPUB 8 電源監視A/D入力端子 9 リセット出力端子 10 出力端子A 11 入力端子B 12 リセット入力端子B 13 リセット入力端子A 14 リモコン信号入力端子 15 リモコン信号受信回路
Claims (9)
- 【請求項1】 第1の電源のオンにより動作する第1の
CPUであって、リセット入力端子、電源監視A/D入
力端子、リセット出力端子を有する第1のCPUと、前
記第1の電源より遅れてオンする第2の電源のオンによ
り動作する第2のCPUであって、リセット入力端子を
有する第2のCPUと、前記第1の電源の電源低下を検
出して前記第1のCPUの前記リセット入力端子に対し
てリセット信号を出力するリセット回路とを備え、前記
第1のCPUは、前記電源監視A/D入力端子により前
記第2の電源の電源電圧を監視して、前記リセット出力
端子から前記第2のCPUの前記リセット入力端子にリ
セット信号を出力して前記第2のCPUをリセットする
ことを特徴とするリセット装置。 - 【請求項2】 前記第1のCPUにより前記第2のCP
Uがリセットされると、前記第1のCPUは前記第2の
CPUに対する出力信号の出力を停止することを特徴と
する請求項1記載のリセット装置。 - 【請求項3】 前記第1のCPUは、前記第2の電源電
圧の低下が連続した所定期間を越える場合には前記リセ
ット信号を出力し、前記第2の電源電圧の低下が連続し
た所定期間未満の場合には前記リセット信号を出力しな
いことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリセッ
ト装置。 - 【請求項4】 第1の電源のオンにより動作する第1の
CPUであって、リセット入力端子、電源監視A/D入
力端子、リセット出力端子を有する第1のCPUと、前
記第1の電源より遅れてオンする第2の電源のオンによ
り動作する第2のCPUであって、リセット入力端子を
有する第2のCPUとを備えるリセット装置。 - 【請求項5】 前記第1のCPUは、前記電源監視A/
D入力端子により前記第2の電源の電源電圧を監視し
て、そのリセット出力端子から前記第2のCPUの前記
リセット入力端子にリセット信号を出力して前記第2の
CPUをリセットすることを特徴とする請求項4記載の
リセット装置。 - 【請求項6】 前記第1のCPUにより前記第2のCP
Uがリセットされると、前記第1のCPUは前記第2の
CPUに対する出力信号の出力を停止することを特徴と
する請求項4又は請求項5記載のリセット装置。 - 【請求項7】 前記第1のCPUは、前記第2の電源電
圧の低下が連続した所定期間を越える場合には前記リセ
ット信号を出力し、前記第2の電源電圧の低下が連続し
た所定期間未満の場合には前記リセット信号を出力しな
いことを特徴とする請求項5、請求項6又は請求項7記
載のリセット装置。 - 【請求項8】 前記第1の電源の電源低下を検出して前
記第1のCPUの前記リセット入力端子に対してリセッ
ト信号を出力するリセット回路をさらに備えることを特
徴とする請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記
載のリセット装置。 - 【請求項9】 前記第1の電源より遅れてオンする第3
の電源のオンにより動作する第3のCPUであって、リ
セット入力端子を有する第3のCPUをさらに備え、前
記第1のCPUは、前記電源監視A/D入力端子により
前記第2の電源の電源電圧及び前記第3の電源の電源電
圧を監視して、そのリセット出力端子から前記第2のC
PUの前記リセット入力端子及び前記第3のCPUのリ
セット入力端子にリセット信号を出力することを特徴と
する請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求
項8記載のリセット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8268090A JPH10111737A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | リセット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8268090A JPH10111737A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | リセット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111737A true JPH10111737A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17453757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8268090A Pending JPH10111737A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | リセット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10111737A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007316389A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Seiko Epson Corp | 投写装置および制御方法 |
JP2009044215A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | Pllシンセサイザー回路 |
JP2013239027A (ja) * | 2012-05-15 | 2013-11-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体集積回路装置 |
JP2015143915A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | セイコーエプソン株式会社 | 電子システム、リセット方法、記録装置、および、拡張装置 |
JP2016207074A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | シャープ株式会社 | システム起動回路、電気機器およびテレビジョン装置 |
CN111309129A (zh) * | 2020-01-22 | 2020-06-19 | 中国石油集团川庆钻探工程有限公司钻采工程技术研究院 | 一种井场数据采集器自动开机失败的远程复位方法及系统 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP8268090A patent/JPH10111737A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007316389A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Seiko Epson Corp | 投写装置および制御方法 |
JP2009044215A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | Pllシンセサイザー回路 |
JP2013239027A (ja) * | 2012-05-15 | 2013-11-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体集積回路装置 |
JP2015143915A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | セイコーエプソン株式会社 | 電子システム、リセット方法、記録装置、および、拡張装置 |
JP2016207074A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | シャープ株式会社 | システム起動回路、電気機器およびテレビジョン装置 |
CN111309129A (zh) * | 2020-01-22 | 2020-06-19 | 中国石油集团川庆钻探工程有限公司钻采工程技术研究院 | 一种井场数据采集器自动开机失败的远程复位方法及系统 |
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