JP2871600B2 - 電子メール装置 - Google Patents

電子メール装置

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JP2871600B2
JP2871600B2 JP16118596A JP16118596A JP2871600B2 JP 2871600 B2 JP2871600 B2 JP 2871600B2 JP 16118596 A JP16118596 A JP 16118596A JP 16118596 A JP16118596 A JP 16118596A JP 2871600 B2 JP2871600 B2 JP 2871600B2
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清仁 窪田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子メールを送受信
する電子メール装置に関し、特に、返信メールによって
返信されてきた返信データを文章データ,表データ等に
組み込む際の作業を簡単なものにすることができる電子
メール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等に於いて電子メール装
置を用いて電子メールをやりとりするということがさか
んに行われるようになってきている。ところで、従来の
電子メール装置は、図23に示すように、送信側Aと受
信側Bとの間でメッセージやデータを含む電子メールを
やりとりするだけのものであり、送信メール,受信メー
ルはメールデータベースに格納されるだけであった。メ
ールデータベースに格納された送信メール,受信メール
の内容を確認する場合には、図24に示すように、メー
ルアイコン2401をクリックしてメールリスト240
2を呼び出し、更に、メールリスト2402に基づいて
内容を確認したいメールを選択する。これにより、選択
したメールの内容2403が表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子メ
ール装置は、メッセージやデータを含む電子メールをや
りとりし、送受信した電子メールをメールデータベース
に格納するだけであったので、受信メール中のデータを
他のデータに組み込む場合、ユーザに負担がかかるとい
う問題があった。
【0004】今、例えば、ユーザが、図25に示すよう
な売上報告書2501を作成しようとした時に、今月の
売上グラフが手元になく、それを要求する電子メールを
担当者に送信した場合を考えてみる。尚、ユーザは、売
上報告書2501の領域2502に今月の売上グラフを
埋め込もうとしているとする。担当者は、商品Aの売上
データを要求する電子メールを受信すると、今月の売上
グラフを含む返信メール2503を上記ユーザに対して
返信する。しかし、従来の電子メール装置は、メッセー
ジやデータを含む電子メールをやりとりするだけのもの
であったので、担当者は、受信した電子メール中に売上
グラフのサイズを指定するメッセージがなければ、ユー
ザがどのようなサイズの売上グラフを必要としているの
か分からない。このため、ユーザが希望しているサイズ
とかけ離れたサイズの売上グラフを含む返信メール25
03をユーザに返信してしまうことがある。このような
場合、ユーザは、返信メール2503中の売上グラフを
そのまま領域2502にコピーすることはできず、返信
メール2503中の売上グラフに対して拡大縮小操作を
行った後、領域2502にコピーしたり、或いは返信さ
れてきた売上グラフに基づいて領域2502中に売上グ
ラフを新たに作成しなければならず、ユーザに負担がか
かる。
【0005】このように、従来の電子メール装置に於い
ては、返信メール中のデータを他のデータに組み込む場
合、ユーザに負担がかかるという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、返信メールによって返
信されたデータを他のデータに組み込む際のユーザの負
担を軽減することができる電子メール装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、ユーザの指示に従って電子メールを作成する
メール作成手段と、ユーザの指示に従ってデータを作成
するデータ作成手段と、該データ作成手段で作成したデ
ータ中に、ユーザの指示に従って返信データ格納領域を
作成する領域作成手段と、前記メール作成手段で作成さ
れた送信メールであって、前記領域作成手段で作成され
た返信データ格納領域に書き込むデータの返信を要求す
る送信メールに、前記返信データ格納領域のサイズを示
す返信領域情報を付加する合成手段と、該合成手段で返
信領域情報が付加された送信メールを送信するメール送
信手段とを備えている。
【0008】上記構成によれば、ユーザは、データ作成
手段を用いて売上報告書等のデータを作成している時、
例えば、手元に売上報告書を作成するために必要となる
売上グラフがなく、返信メールによって売上グラフを送
ってもらうことが必要になった場合、領域作成手段を用
いて売上報告書中に、返信されたきた売上グラフを格納
する返信データ格納領域を作成すると共に、メール作成
手段を用いて売上グラフの返信を要求する送信メールを
作成する。上記送信メールには、合成手段によって上記
返信データ格納領域のサイズを示す返信領域情報が付加
される。そして、返信領域情報が付加された送信メール
は、メール送信手段によって担当者に送られる。担当者
は、送信メールに付加されている返信領域情報に基づい
て、ユーザが必要としている売上グラフのサイズが分か
るので、ユーザが必要としているサイズの売上グラフを
含む返信メールをユーザに返信する。従って、ユーザ
は、コピー操作を行うだけで、売上報告書中に今月の売
上グラフを組み込むことができる。
【0009】また、本発明は、返信メールによって返信
されてきた返信データを、データ中の予め設定しておい
た返信データ格納領域に自動的に格納できるようにする
ため、受信した電子メールによって返信要求されたデー
タを返信する返信メールを前記メール作成手段で作成す
る際、前記合成手段は、前記返信メール中に前記受信し
た電子メールに含まれている返信領域情報によって示さ
れるサイズの返信領域を設定する構成を有し、且つ、受
信した返信メールの返信領域に格納されている返信デー
タを前記返信データ格納領域に書き込む領域内書き込み
手段を備えたものである。
【0010】上記構成によれば、領域内書き込み手段
が、返信メールの返信領域に格納されている返信データ
を、データ中の予め設定されている返信データ格納領域
に書き込む。
【0011】更に、本発明は、返信データ格納領域に格
納した返信データの他に、それと関連するデータも返信
してもらった場合、両者を関連付けて管理できるように
するため、受信した返信メールの返信領域に設定されて
いる返信データと関連する全体データが前記受信した返
信メール中に含まれている場合、前記全体データをデー
タ格納部に格納するデータ格納制御手段と、前記返信デ
ータと前記全体データとをリンクさせて管理するリンク
手段とを備えている。
【0012】上記構成によれば、返信メールによって、
返信データとそれに関連する全体データとが返信された
場合、領域内書き込み手段が、返信データをデータ中の
予め設定されている返信データ格納領域に書き込み、デ
ータ格納制御手段が全体データをデータ格納部に格納
し、リンク手段が返信データと全体データとをリンクし
て管理する。
【0013】また、本発明は、データの返信を要求する
複数の送信メールを各担当者へ送信する際の、ユーザの
操作を簡単なものにするため、ユーザの指示に従って電
子メールを作成するメール作成手段と、ユーザの指示に
従ってデータを作成するデータ作成手段と、該データ作
成手段で作成したデータ中に、ユーザの指示に従って返
信データ格納領域を作成する領域作成手段と、ユーザの
指示に従って、前記領域作成手段で作成された各返信デ
ータ格納領域と、前記メール作成手段で作成された、前
記各返信データ格納領域に格納するデータの返信を要求
する各送信メールとの対応関係を保持する格納領域指定
手段と、ユーザによって指示された前記各送信メールの
送信先を保持する送信先指定手段と、前記格納領域指定
手段及び前記送信先指定手段が保持している情報に基づ
いて、前記各送信メールに、対応する返信データ格納領
域のサイズを示す返信領域情報を付加すると共に送信先
を付加する合成手段と、該合成手段によって返信領域情
報,送信先が付加された各送信メールを、付加されてい
る送信先へ送信するメール送信手段とを備えている。
【0014】上記構成によれば、ユーザが各送信メール
の送信先を指示すると、送信先指定手段が各送信メール
の送信先を保持し、合成手段が送信先指定手段によって
保持されている送信先を各送信メールに付加し、メール
送信手段が送信先の設定された各メールを送信先へ送信
する。
【0015】更に、本発明は、データの返信を要求され
た担当者が、どのようなデータの返信を要求されたのか
を確実に把握できるようにするため、ユーザの指示に従
って電子メールを作成するメール作成手段と、ユーザの
指示に従ってデータを作成するデータ作成手段と、該デ
ータ作成手段で作成したデータ中に、ユーザの指示に従
って返信データ格納領域を作成する領域作成手段と、該
領域作成手段で作成された返信データ格納領域を含む基
本単位を検出する基本単位特定手段と、前記メール作成
手段で作成された送信メールであって、前記領域作成手
段で作成された返信データ格納領域に書き込むデータの
返信を要求する送信メールに、前記基本単位特定手段で
検出された基本単位のイメージを付加する合成手段と、
該合成手段で基本単位のイメージが付加された送信メー
ルを送信するメール送信手段とを備えている。
【0016】上記構成に於いては、領域作成手段がユー
ザの指示に従ってデータ中に返信データ格納領域を作成
すると、基本単位特定手段が上記返信データ格納領域を
含むパラグラフ等の基本単位を検出し、合成手段が送信
メール中に基本単位特定手段で検出された基本単位のイ
メージを付加する。
【0017】また、本発明は、データの返信を要求する
複数の送信メールを各担当者へ送信する際の、ユーザの
操作を簡単なものにすると共に、データの返信を要求さ
れた担当者が、どのようなデータの返信を要求されたの
かを確実に把握できるようにするため、ユーザの指示に
従って電子メールを作成するメール作成手段と、ユーザ
の指示に従ってデータを作成するデータ作成手段と、該
データ作成手段で作成したデータ中に、ユーザの指示に
従って返信データ格納領域を作成する領域作成手段と、
該領域作成手段で作成された各返信データ格納領域それ
ぞれについて、それを含む基本単位を検出する基本単位
特定手段と、ユーザの指示に従って、前記領域作成手段
で作成された各返信データ格納領域と、前記メール作成
手段で作成された、前記各返信データ格納領域に格納す
るデータの返信を要求する各送信メールとの対応関係を
保持する格納領域指定手段と、ユーザによって指示され
た前記各送信メールの送信先を保持する送信先指定手段
と、前記格納領域指定手段,前記基本単位特定手段及び
前記送信先指定手段が保持している情報に基づいて、前
記各送信メールに、対応する基本単位のイメージを付加
すると共に送信先を付加する合成手段と、該合成手段に
よって基本単位のイメージ,送信先が付加された送信メ
ールを、付加されている送信先に送信するメール送信手
段とを備えている。
【0018】上記構成によれば、領域作成手段によって
作成された各返信データ格納領域それぞれについて、基
本単位特定手段がそれを含むパラグラフ等の基本単位を
検出する。また、ユーザが各送信メールの送信先を指示
すると、送信先指定手段が、各送信メールの送信先を保
持し、合成手段が、各送信メールに、送信先指定手段が
保持している送信先を付加すると共に、基本単位特定手
段で検出された基本単位のイメージを付加する。
【0019】また、本発明は、返信データを組み込む表
データ中に、データの返信を要求する送信メールの送信
先とすることができる情報が格納されているフィールド
が含まれている場合、送信メールの送信先を自動的に設
定できるようにするため、ユーザの指示に従って電子メ
ールを作成するメール作成手段と、表データ中の送信先
を示す情報が格納されているフィールドを指定する送信
フィールド指定手段と、返信メールによって返信されて
きたデータを格納する、前記表データ中のフィールドを
指定する格納領域指定手段と、前記メール作成手段によ
って作成された、前記表データの各レコード毎の送信メ
ールであって、データの返信を要求する送信メールそれ
ぞれの送信先を、前記送信フィールド指定手段によって
指定されたフィールドの内容に基づいて決定する送信先
指定手段と、前記各送信メールに、前記格納領域指定手
段で指定されたフィールドのサイズを示す返信領域情報
を付加すると共に、前記送信先指定手段で決定されたそ
の送信先を付加する合成手段と、該合成手段によって返
信領域情報,送信先が付加された各送信メールを、付加
されている送信先へ送信するメール送信手段とを備えた
ものである。
【0020】上記構成によれば、送信フィールド指定手
段によって指定された表データ中のフィールド(例え
ば、担当者のフィールド等)の内容に基づいて、送信先
指定手段が、表データ中の各レコード毎の、データの返
信を要求する送信メールの送信先を決定し、合成手段が
各送信メールに、送信先指定手段が決定した送信先を付
加する。
【0021】また、本発明は、返信データを組み込む表
データ中に、データの返信を要求する送信メールの送信
先とすることができる情報が格納されているフィールド
が含まれている場合、送信メールの送信先を自動的に設
定できるようにすると共に、データの返信を要求された
担当者が、どのようなデータの返信を要求されたのかを
確実に把握できるようにするため、ユーザの指示に従っ
て電子メールを作成するメール作成手段と、表データ中
の送信先を示す情報が格納されているフィールドを指定
する送信フィールド指定手段と、返信メールによって返
信されてきたデータを格納する、前記表データ中のフィ
ールドを指定する格納領域指定手段と、前記メール作成
手段によって作成された、前記表データの各レコード毎
の送信メールであって、データの返信を要求する送信メ
ールそれぞれの送信先を、前記送信フィールド指定手段
によって指定されたフィールドの内容に基づいて決定す
る送信先指定手段と、前記各送信メールに、前記表デー
タ中の対応するレコードのイメージを付加すると共に、
前記送信先指定手段で決定されたその送信先を付加する
合成手段と、該合成手段によってレコードのイメージ,
送信先が付加された各送信メールを、付加されている送
信先へ送信するメール送信手段とを備えている。
【0022】上記構成によれば、送信フィールド指定手
段によって指定された表データ中のフィールド(例え
ば、担当者のフィールド等)の内容に基づいて、送信先
指定手段が、表データ中の各レコード毎の、データの返
信を要求する送信メールの送信先を決定し、合成手段
が、各送信メールに送信先指定手段が決定した送信先を
付加すると共に、表データ中の対応するレコードのイメ
ージを付加し、メール送信手段が送信先,レコードのイ
メージが付加された各送信メールをそれぞれの送信先へ
送信する。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の実施例のブロック図であ
る。電子メール装置1は、データ制御部2と、メール制
御部3と、データ格納部4と、メール格納部5と、領域
管理テーブル6と、メール管理テーブル7と、送信先管
理テーブル8と、領域送信先対応テーブル9と、表示部
10a及び入力部10bからなる入出力装置10とから
構成されている。電子メール装置1は、信号線11によ
って他の電子メール装置12と接続される。尚、電子メ
ール装置12も電子メール装置1と同様の構成を有す
る。
【0025】データ制御部2は、データ作成手段21
と、データ格納制御手段22と、領域作成手段23と、
領域内書き込み手段24と、基本単位特定手段25と、
送信フィールド指定手段26と、リンク手段27とから
構成されている。
【0026】データ作成手段21は、ユーザが入力部1
0bを用いて行うデータ作成操作に従って文書データ,
表データ等を作成する機能を有する。
【0027】データ格納制御手段22は、データ作成手
段21が作成したデータ等をデータ格納部4に格納する
機能を有する。
【0028】領域作成手段23は、ユーザが行う操作に
従って、図2に示すように、データ作成手段21が作成
したデータ201中に返信データ格納領域202を設定
する機能を有する。
【0029】領域内書き込み手段24は、図2に示すよ
うに、返信されてきた返信メール205中の返信領域2
06に格納されている返信データを返信データ格納領域
202に書き込む機能を有する。
【0030】基本単位特定手段25は、ユーザによって
指定された返信データ格納領域を含む、データ中の基本
単位(例えば、文書データの場合は、パラグラフ,頁
で、表データの場合はレコード)を特定する機能を有す
る。
【0031】送信フィールド指定手段26は、表データ
中のフィールドの内の何れかのフィールドを、送信先を
示す情報が格納されている送信先フィールドとして指定
する機能を有する。
【0032】リンク手段27は、返信メール中に含まれ
ている代表データと全体データとをリンクし、代表デー
タと全体データとを動的に関連付ける機能を有する。
【0033】メール制御部3は、メール作成手段31
と、格納領域指定手段32と、合成手段33と、格納領
域検出手段34と、メール格納制御手段35と、メール
送受信手段36と、代表データ指示手段37と、代表デ
ータ検出手段38と、送信先指定手段39とから構成さ
れている。
【0034】メール作成手段31は、ユーザが入力部1
0bを用いて行うメール作成操作に従って電子メールを
作成する機能を有する。
【0035】格納領域指定手段32は、返信データ格納
領域の領域番号と送信メールとを対応付けて保持する機
能を有する。
【0036】合成手段33は、図2に示すように、返信
を必要とする送信メール203に返信データ格納領域2
02のサイズ,形状を示す返信領域情報204を付加す
る機能,返信を必要とする送信メール203を受信した
時、送信メール203中の返信領域情報204に基づい
て返信メール205中に返信領域206を設定する機能
を有する。
【0037】格納領域検出手段34は、返信メールに設
定されている返信領域を検出する機能を有する。
【0038】メール格納制御手段35は、送受信した電
子メールをメール格納部5に格納する機能,電子メール
を送受信する毎にメール管理テーブル7を更新する機能
を有する。
【0039】メール送受信手段36は、電子メールを送
受信する機能を有する。
【0040】代表データ指示手段37は、ユーザによっ
て指示されたデータを代表データとして返信領域に格納
する機能を有する。
【0041】代表データ検出手段38は、返信メールに
含まれている代表データを検出する機能を有する。
【0042】送信先指定手段39は、ユーザの指示に従
って、返信データ格納領域の領域番号と、その返信デー
タ格納領域に格納するデータの返信を要求する送信メー
ルの送信先とを対応付けて領域送信先対応テーブル9に
登録する機能を有する。
【0043】図3は領域管理テーブル6の内容例を示し
た図であり、領域作成手段23によって作成された各返
信データ格納領域を区別するための領域番号61と、そ
の返信データ格納領域が設定されているデータを示すデ
ータID62と、返信データ格納領域の位置,サイズを
示す領域位置63と、その領域に格納されているデータ
を特定する格納データID64とが格納される。
【0044】図4はメール管理テーブル7の内容例を示
した図であり、メールID71と、送信先72と、送信
元73と、電子メールのタイトル74と、領域番号75
とが格納される。
【0045】メールID71は、送受信した電子メール
を識別するためのIDであり、一般的には時間情報を用
いたファイル名等が用いられるが、本実施例では、送
信,受信,返信の関係がわかるように、以下のような7
桁のメールIDを用いる。即ち、上位2桁「M#」がメ
ールIDであることを示す情報、次の2桁が制御情報、
下位3桁が電子メールのシリアル番号からなるメールI
Dを用いる。制御情報には、電子メールの種類に応じて
以下のような値が設定される。送信メールの内、返信メ
ール以外の送信メールには「00」を設定し、返信メー
ルには上位桁に「H」を、下位桁に「返信を要求する送
信メールを送信した送信元」を設定する。また、受信メ
ールの内、返信メール以外の受信メールには上位桁に
「0」を、下位桁に「送信元」を設定し、返信メールに
は上位桁に「R」を、下位桁に「送信元」を設定する。
また、受信した電子メール、及び返信メールのメールI
Dの下位3桁は、送信元で設定されたシリアル番号(下
位3桁)と同じにする。
【0046】図4に示したメールID「M#0010
0」,「M#00101」は、Aが送信した送信メール
に付されたものである。また、メールID「M#0C2
00」は、送信元がCの受信メールに付されたものであ
り、メールID「M#RB101」は、Bからの返信メ
ールに付されたものである。尚、Bに於いては、上記返
信メールのメールIDを「M#HA101」として管理
している。このようなメールIDを用いることにより、
メールIDを調べるだけで、送信,受信,返信といった
メールの種類を判別することができる。
【0047】また、領域番号75は、メール送信時に指
定した、返信データを格納する返信データ格納領域の領
域番号を示すものである。図4の例は、メールID=
「M#00101」の送信メールの送信時に、領域番号
「3」の返信データ格納領域を返信データを格納する領
域として指定したことを示している。
【0048】図5は本実施例の処理例を示すフローチャ
ートであり、以下各図を参照して本実施例の動作を説明
する。
【0049】電子メール装置1のデータ作成手段21を
利用して文書データ等を作成しているユーザは、手元に
上記文書データ等に組み込むグラフデータ等がなく、電
子メールによって担当者からグラフデータ等を返信して
もらうことが必要になった場合、先ず、作成中のデータ
の中に返信データ格納領域を作成する(図5,S1)。
返信データ格納領域の作成は、例えば、領域作成手段2
3を起動した後、返信データ格納領域とする矩形領域の
左上,右下の点をカーソルによって指示することにより
行う。上記操作が行われると、領域作成手段23は、カ
ーソルによって指示された点を左上,右下の頂点とする
返信データ格納領域を作成中のデータ内に設定する。
【0050】今、例えば、送信側A(例えば、電子メー
ル装置1)のユーザが、図2に示すデータ(売上報告
書)201を作成中に、電子メールによって売上グラフ
を受信側B(例えば電子メール装置12)から返信して
もらうことが必要になったとすると、ユーザは、領域作
成手段23を起動した後、返信データ格納領域202と
する矩形領域の左上の点と右下の点とをカーソルによっ
て指定する。
【0051】上記した操作が行われると、領域作成手段
23は、データ201中に返信データ格納領域202を
設定する(S1)。更に、領域作成手段23は、図3に
示すように、領域管理テーブル6に、上記返信データ格
納領域202の領域番号として「3」を設定すると共
に、データ201に割り当てられているデータID「#
300」,返信データ格納領域202のデータ201内
に於ける領域位置「(50,50)−(110,11
0)」を登録する(S2)。尚、領域作成手段23によ
って作成した各返信データ格納領域には、各返信データ
格納領域毎にユニークな領域番号を割り当てる必要があ
るので、本実施例では、今回作成した返信データ格納領
域202には、それまでに作成した返信データ格納領域
に割り当てられている領域番号の最大値「2」の次の番
号「3」を割り当てるようにしている。
【0052】ユーザは、現段階で作成できるところまで
データ201を作成すると、データ格納制御手段22を
使用してデータ201をデータ格納部4に格納し、その
後、メール作成手段31を利用して売上グラフの返信を
要求する図2に示すような送信メール203を作成する
(S3)。
【0053】その後、ユーザは、格納領域指定手段32
を用いて、送信メール203に対する返信データ格納領
域202を指定する(S4)。この処理を詳しく説明す
ると、ユーザは、先ず格納領域指定手段32を起動して
表示部10aにデータIDが「#300」のデータ20
1を表示させる。その後、ユーザは、カーソルを返信デ
ータ格納領域202内に移動させることにより、返信デ
ータ格納領域202を指示し、更に、入力部10bから
送信メール203を示す情報を入力する。上記操作が行
われると、格納領域指定手段32は、カーソルによって
指示された位置と、領域管理テーブル6の内容とに基づ
いて、指定された返信データ格納領域202の領域番号
を求める。この例の場合、カーソルによって指示された
位置は、データIDが「#300」のデータ中の「(5
0,50)−(110,110)」で示される領域内の
1点であるので、格納領域指定手段32は、領域番号
「3」の返信データ格納領域202が指定されたものと
認識する。その後、格納領域指定手段32は、送信メー
ル203を示す情報と返信データ格納領域201に割り
当てられている領域番号「3」とを対応付けて保持す
る。
【0054】その後、ユーザは、合成手段33を動作さ
せる。これにより、合成手段33は、格納領域指定手段
32が保持している領域番号「3」と送信メール203
を示す情報とに基づいて、領域番号「3」が与えられて
いる返信データ格納領域202のサイズを示す返信領域
情報204をS3で作成された送信メール203に付加
する(S5)。尚、返信領域情報204は、返信データ
格納領域202の頂点の座標値等を示す数値データであ
っても良いし、返信データ格納領域202の形状を示す
イメージデータであっても良い。
【0055】その後、ユーザは、メール送受信手段36
を起動する。これにより、メール送受信手段36は、送
信メール203を送信先Bへ送信すると共に、メール管
理テーブル7に送信メール203についての情報を登録
する(S6)。その際、メール送受信手段36は、図4
に示すように、送信メール203のメールID「M#0
0101」,送信先「B」,送信元「A」,タイトル
「売上グラフの件」,及び返信された売上グラフを格納
する返信データ格納領域の領域番号「3」をメール管理
テーブル7に格納する。
【0056】次に、上記した送信メール203を受信し
た受信側Bの動作について説明する。
【0057】受信側Bの担当者は、売上グラフの返信を
要求する送信メール203の内容を確認する(図5,S
7)。その後、担当者は、メール作成手段31を使用し
て図2に示すような返信メール205を作成する(S
8)。返信メール205の作成時、担当者は、送信メー
ル203が返信領域情報204を含むメールであること
から送信メール203を指定して合成手段33を起動
し、更に、返信データを格納する返信領域206を作成
すべき位置にカーソルを移動させる。これにより、合成
手段33は、カーソルによって示される位置に、返信領
域情報204によって示されるサイズの返信領域206
を設定する(S9)。
【0058】返信メール205中に返信領域206が設
定されると、担当者は、領域内書き込み手段24を用い
て売上グラフ207を返信領域206に書き込む(S1
0)。返信領域206に売上グラフ207が書き込まれ
た返信メール205は、メール送受信手段36によって
送信メール203の送信元Aに返信される(S11)。
尚、返信メール205には、メールIDとして「M#H
A101」が付加されている。
【0059】返信メール205は、送信側Aのメール送
受信手段36で受信される。メール格納制御手段35
は、メール送受信手段36が受信した返信メール205
をメール格納部5に格納すると共に、メール管理テーブ
ル7に受信した返信メール205についての情報を登録
する(S12)。尚、返信メール205をメール格納部
5に格納する際、メール格納制御手段35は、受信した
返信メール205をBから送られてきた返信メールとし
て管理するために、返信メール205にメールID「M
#RB101」を付加してメール格納部5に格納する。
また、メール管理テーブル7に返信メール205につい
ての情報を格納する際には、図4に示すように、メール
ID「M#RB101」,送信先「A」,送信元
「B」,タイトル「売上グラフ返信」を登録する。
【0060】その後、格納領域検出手段34が返信メー
ル205のメールID「M#RB101」に基づいて、
それが返信メールであるか否かを判断する(S13)。
この例の場合、メール205は、返信メールであるの
で、ステップ14の処理が行われるが、もし返信メール
でない場合には、受信処理終了となる。
【0061】S13で、メールID「M#RB101」
に基づいて返信メールであると判断した場合は、格納領
域検出手段34は、返信メール205によって返信され
たデータを格納する返信データ格納領域が設定されてい
るか否かを判断する(S14)。この判断は、メール管
理テーブル7の領域番号75を調べることにより行う。
【0062】この処理を詳しく説明すると、先ず、メー
ル管理テーブル7を検索し、返信メール205のメール
ID「M#RB101」と下3桁が等しく、且つ制御情
報が「00」となっているメールIDが登録されている
エントリを探し出す。そして、上記条件を満たすエント
リを探し出せなかった場合は、返信データを格納する返
信データ格納領域が設定されていないと判断する。ま
た、上記条件を満たすエントリを探し出すことができた
場合は、そのエントリに領域番号が格納されているか否
かを調べる。そして、領域番号が格納されている場合に
は、返信データを格納する返信データ格納領域が設定さ
れていると判断し、領域番号が格納されていない場合に
は、返信データ格納領域が設定されていないと判断す
る。メール管理テーブル7の内容が、例えば、図4に示
すものである場合は、上記条件を満たすエントリとして
第2番目のエントリが探し出され、その第2番目のエン
トリには領域番号「3」が格納されているので、格納領
域検出手段34は、返信データを格納する返信データ格
納領域が設定されていると判断することになる。
【0063】そして、S14で、返信メール205によ
って返信された返信データを格納する返信データ格納領
域が設定されていないと判断した場合は、格納領域検出
手段34は受信処理終了とする。また、S14で返信デ
ータ格納領域が設定されていると判断した場合は、S1
5の処理を行う。
【0064】S15に於いて、格納領域検出手段34
は、返信メール205中に設定されている返信領域20
6を検出し、検出した返信領域206に格納されている
売上グラフ207、及びS14に於いて探し出したエン
トリに格納されている領域番号(この例の場合は
「3」)を領域内書き込み手段24に渡す。
【0065】領域内書き込み手段24は、売上グラフ2
07及び領域番号「3」が渡されると、返信メール20
5による返信データである売上グラフ207を、データ
201中の領域番号「3」が与えられている返信データ
格納領域202に書き込むと共に、データ格納制御手段
22に売上グラフ207を渡す(S16)。
【0066】このS16の処理を詳しく説明すると、領
域内書き込み手段24は、図3に示す領域管理テーブル
6を検索し、格納領域検出手段34から渡された領域番
号「3」が格納されているエントリを探し出す。この例
の場合、領域管理テーブル6の第3番目のエントリが探
し出される。その後、領域内書き込み手段24は、領域
管理テーブル6の第3番目のエントリに格納されている
データID「#300」と領域位置「(50,50)−
(110,110)」とに基づいて、データID「#3
00」が割り当てられているデータ201中の領域位置
「(50,50)−(110,110)」によって示さ
れる位置に、返信データ格納領域202が設定されてい
ると認識して、そこに格納領域検出手段34から渡され
た売上グラフ207を書き込む。
【0067】データ格納制御手段22は、領域内書き込
み手段24から売上グラフ207が渡されると、それに
ユニークな格納データID(この例の場合、#301)
を付与してデータ格納部4に格納すると共に、領域管理
テーブル6の第3番目のエントリに格納データID64
として上記売上グラフ207の格納データIDを格納す
る(S17)。以上により、受信処理が終了する。
【0068】尚、データ作成手段21によって作成中の
データに、複数の返信データ格納領域を設定し、各返信
データ格納領域にそれぞれ異なる返信先からの返信デー
タを格納するような場合は、上記した操作を繰り返し行
っても良いが、それでは、返信データ格納領域の数と同
じ回数だけ送信メールを送信するための操作を行わなけ
ればならず、ユーザに負担がかかる。そこで、本実施例
では、送信先指定手段39,領域送信先対応テーブル9
を設けることにより、ユーザにかかる負担を軽減するよ
うにしている。
【0069】今、例えば、作成手段21を利用して図6
に示すようなデータ601を作成する場合を考えてみ
る。ユーザは、データ作成手段21を利用してデータ6
01を作成している時、商品X,Yの売上グラフが手元
にないが、それをデータ601に組み込むことが必要な
場合は、前述したと同様に領域作成手段23を利用し
て、返信されてきた商品X,Yの売上グラフを格納する
ための返信データ格納領域602,603をデータ60
1中に設定すると共に、領域管理テーブル6に返信デー
タ格納領域602,603についての情報を格納する
(図7,S21)。尚、商品X,Yの売上グラフは、そ
れぞれ異なる担当者が管理しているものとする。
【0070】その後、ユーザは、メール作成手段31を
利用して、返信データ格納領域602に格納する商品X
の売上グラフの返信を要求する送信メールMXを作成す
ると共に、返信データ格納領域603に格納する商品Y
の売上グラフの返信を要求する送信メールMYとを作成
する(S22)。
【0071】次いで、ユーザは、格納領域指定手段32
を用いて、送信メールMX,MYに対する返信データ格
納領域がそれぞれ返信データ格納領域602,603で
あることを指定する(S23)。この処理を詳しく説明
すると、ユーザは、先ず、格納領域指定手段32を起動
する。格納領域指定手段32は起動されると、表示部1
0aに、図6に示したデータ601を表示する。その
後、ユーザは、カーソルを返信データ格納領域602内
に移動させることにより、返信データ格納領域602を
指示し、更に、入力部10bから送信メールMXを示す
情報を入力する。この操作が行われると、格納領域指定
手段32は、送信メールMXを示す情報と返信データ格
納領域602に割り当てられている領域番号(この例で
は「100」とする)とを対応付けて保持する。その
後、ユーザは、カーソルを返信データ格納領域603内
に移動させることより、返信データ格納領域603を指
示し、更に、入力部10bから送信メールMYを示す情
報を入力する。この操作が行われると、格納領域指定手
段32は、送信メールMYを示す情報と返信データ格納
領域603に割り当てられている領域番号(この例では
「101」とする)とを対応付けて保持する。
【0072】その後、ユーザは、送信先指定手段39を
用いて、返信データ格納領域602,603に対応する
送信メールMX,MYの送信先を指定する(S24)。
この処理を詳しく説明すると、ユーザは、表示部10a
に表示されている図6に示すデータ601を見ながらカ
ーソルを返信データ格納領域602内に移動させ、返信
データ格納領域602内の1点を指示する。その後、ユ
ーザは、入力部10bから送信メールMXの送信先(こ
の例の場合、Cとする)を入力する。これにより、送信
先指定手段39は、図8に示すように、領域送信先対応
テーブル9に領域番号「100」と送信先「C」とを対
応付けて登録する。次いで、ユーザは、カーソルを移動
させて返信データ格納領域603内の1点を指示し、更
に、入力部10bから送信メールMYの送信先(この例
の場合、Dとする)を入力する。これにより、送信先指
定手段39は、図8に示すように、領域送信先対応テー
ブル9に領域番号「101」と送信先「D」とを対応付
けて登録する。
【0073】送信先指定手段39による送信先の指定処
理が終了すると、合成手段33が各送信メールMX,M
Yそれぞれに、返信データ格納領域602,603のサ
イズを示す返信領域情報を付加すると共に、送信先
「C」,「D」を示す情報を付加する(S25)。この
処理を詳しく説明すると、合成手段33は、格納領域指
定手段32が保持している送信メールと返信データ格納
領域との対応関係を示す情報に基づいて、送信メールM
X,MYがそれぞれ返信データ格納領域602,603
に格納するデータの返信を要求する送信メールであるこ
とが分かるので、送信メールMX,MYにそれぞれ返信
データ格納領域602,603のサイズを示す返信領域
情報を付加する。また、領域送信先対応テーブル9の内
容と、格納領域指定手段32が保持している上記情報と
に基づいて、送信メールMX,MYの送信先がそれぞれ
「C」,「D」であることが分かるので、送信メールM
X,MYにそれぞれ送信先「C」,「D」を付加する。
上記した処理が終了すると、送信先指定手段39は、メ
ール送受信手段36を起動する。
【0074】これにより、メール送受信手段36は、送
信メールMX,MYをそれぞれの送信先「C」,「D」
に送信する(S26)。また、メール送受信手段36
は、S26に於いて、領域送信先対応テーブル9から送
信の終了した送信メールMX,MYについての情報を削
除する処理を行うと共に、送信管理テーブル8に送信メ
ールMX,MYについての情報を追加する処理も行う。
ここで、追加される送信メールMX,MYの情報には、
それぞれ返信データを格納する返信データ格納領域60
2,603の領域番号「100」,「101」が含まれ
る。尚、送信メールMX,MYの受信側は前述したと同
様の処理を行い、また、送信メールMX,MYの送信元
も「C」,「D」から商品X,Yの売上グラフを含む返
信メールを受信した場合、前述したと同様の処理を行
う。
【0075】また、本実施例に於いては、文書データ中
に設定された返信データ格納領域に格納するデータの返
信を要求する送信メールを送信する際、返信領域情報の
代わりに上記返信データ格納領域を含む基本単位(パラ
グラフ等)を付加するために、基本単位特定手段25が
設けられている。このように、返信データを格納する返
信データ格納領域を含む基本単位を付加した送信メール
を送信することにより、受信側では、基本単位の記載に
基づいて送信側がどのようなデータの返信を要求してい
るのかを容易に把握することができる。
【0076】今、例えば、データ作成手段21を利用し
て図9に示すような文書データ901を作成する場合を
考えてみる。ユーザは、文書データ901を作成してい
る時に、文書データ901を作成するために必要となる
データ(例えば、或る商品の売上高)が手元になく、そ
れを電子メールによって返信してもらうことが必要にな
った場合、返信メールによって返信されたきた返信デー
タを格納するための返信データ格納領域902を文書デ
ータ901中に作成する(図10,S31)。返信デー
タ格納領域902の作成は、前述したと同様に、領域作
成手段23を用いて行う。また、領域作成手段23は、
返信データ格納領域902を作成すると、領域管理テー
ブル6に返信データ格納領域902についての情報を登
録する。
【0077】ユーザは、現段階で作成できるところまで
文書データ901を作成すると、データ格納制御手段2
2を使用して文書データ901をデータ格納部4に格納
し、その後、メール作成手段31を利用して返信データ
格納領域902に埋め込むデータの返信を要求する送信
メールを作成する(S32)。
【0078】その後、ユーザは、格納領域指定手段32
を利用して、S32で作成した送信メールに対する返信
データ格納領域902を指定する(S33)。
【0079】次いで、ユーザは、基本単位特定手段25
を起動する。これにより、基本単位特定手段25は、S
33で指定された返信データ格納領域902を含むパラ
グラフ903を特定し、パラグラフ903及びS32で
作成した送信メールを示す情報を合成手段33に渡す
(S34)。合成手段33は、上記情報が渡されると、
S32で作成された送信メールにパラグラフ903のイ
メージを付加する(S34)。
【0080】その後、ユーザは、メール送受信手段36
を起動する。これにより、メール送受信手段36は、パ
ラグラフ903が付加された送信メールを、それに設定
されている送信先に従って送信する(S35)。
【0081】上記した送信メールの受信側では、前述し
たと同様の動作を行う。但し、この場合、受信した電子
メールには返信領域情報の代わりにパラグラフ903が
付加されているので、返信メールには、パラグラフ90
3中に設定されている返信データ格納領域902と同じ
サイズの返信領域を設定する。このように、データの返
信を要求する送信メールに、返信されたデータを格納す
る返信データ格納領域を含むパラグラフを付加すること
により、受信側では、送信側がどのようなデータの返信
を要求しているのかを確実に把握することが可能になる
ので、送信側が要求しているデータを確実に返信するこ
とが可能になる。
【0082】尚、文書データ中の複数のパラグラフに返
信データ格納領域を設定し、各返信データ格納領域にそ
れぞれ異なる返信先からの返信データを格納する場合に
は、上記した操作を繰り返し行っても良いが、それで
は、返信データ格納領域を含むパラグラフの数と同じ回
数だけ送信メールを送信するための操作を行わなければ
ならず、ユーザに負担がかかる。そこで、本実施例で
は、このような場合、送信先指定手段39,領域送信先
対応テーブル9を利用することにより、ユーザの負担を
軽減できるようにしている。
【0083】今、例えば、データ作成手段21を利用し
て図11に示すような文書データ1101を作成する場
合を考えてみる。ユーザは、データ作成手段21を利用
して文書データ1101のパラグラフ1104,110
5を作成している時に、パラグラフ1104,1105
を作成するために必要となるデータD1,D2が手元に
なく、それをパラグラフ1104,1105に組み込む
ことが必要になった場合、前述したと同様に領域作成手
段23を用いて、返信されてきたデータD1,D2を格
納するための返信データ格納領域1102,1103を
文書データ1101中に作成し、領域作成手段23は返
信データ格納領域1102,1103を作成すると、そ
れらについての情報を領域管理テーブル6に登録する
(図12,S41)。
【0084】その後、ユーザは、メール作成手段31を
利用して、返信データ格納領域1102に格納するデー
タD1の返信を要求する送信メールMD1を作成すると
共に、返信データ格納領域1103に格納するデータD
2の返信を要求する送信メールMD2を作成する(S4
2)。
【0085】その後、ユーザは、格納領域指定手段32
を利用して、S42で作成した送信メールMD1,MD
2に対する返信データ格納領域がそれぞれ返信データ格
納領域1102,1103であることを指定する(S4
3)。
【0086】次いで、ユーザは、基本単位特定手段25
を起動する。これにより、基本単位特定手段25は、S
43で指定された返信データ格納領域1102,110
3を含むパラグラフがパラグラフ1104,1105で
あることを特定し、更に、その結果に基づいて送信メー
ルMD1とパラグラフ1104とが対応し、送信メール
MD2とパラグラフ1105とが対応することを示す情
報を作成し、作成した情報を合成手段33に渡す(S4
4)。
【0087】その後、ユーザは、送信先指定手段39を
用いて、返信データ格納領域1102,1103に対応
する送信メールMD1,MD2の送信先を指定する(S
45)。その結果は、領域送信先対応テーブル9に格納
される。
【0088】送信先指定手段39による送信先の指定処
理が終了すると、合成手段33が各送信メールMD1,
MD2それぞれに、パラグラフ1104,1105を付
加すると共に、領域送信先対応テーブル9の内容に基づ
いて送信メールMD1,MD2に送信先を付加する(S
46)。
【0089】これにより、メール送受信手段36は、送
信メールMD1,MD2をそれぞれの送信先に送信する
と共に、メール管理テーブル7に送信メールMD1,M
D2についての情報を追加する(S47)。
【0090】送信メールMD1,MD2の受信側では前
述したと同様の処理を行って返信メールを要求元に返信
し、返信メールを受信した要求元は、前述したと同様の
処理を行って返信メールに含まれているデータD1,D
2をそれぞれ返信データ格納領域1102,1103に
格納する。
【0091】また、本実施例では、図13に示す表デー
タ1301のように、送信先を示す情報が格納されてい
るフィールド(図13の例では担当者のフィールド13
02)を有するデータの作成時に、或るフィールドに組
み込むデータが手元になく、そのデータを電子メールに
よって返信してもらうことが必要になった場合、データ
の返信を要求する送信メールの送信を容易に行えるよう
にするため、送信フィールド指定手段26を設けてい
る。
【0092】今、例えば、図13に示す表データ130
3に於いて、売上のフィールド1304に格納するデー
タを、返信メールによって各担当者から返信してもらう
ことが必要になった場合を考えてみる。
【0093】ユーザは、先ず、送信フィールド指定手段
26を起動し、次いでカーソルを担当者のフィールド1
302上に移動させる。これにより、送信フィールド指
定手段26は、担当者のフィールド1302が送信フィ
ールドとして指定されたと認識する(図14,S5
1)。
【0094】次いで、ユーザは、メール作成手段31を
使用して、各担当者へ送る、データの返信を要求する送
信メールを作成する(S52)。図13の例の場合は、
担当者が5人いるので、ユーザは送信メールを5つ作成
することになる。
【0095】その後、ユーザは、格納領域指定手段32
を起動し、次いでカーソルを売上高のフィールド130
4上に移動させる。これにより、格納領域指定手段32
は、フィールド1304が格納領域フィールドとして指
定されたことを認識すると共に、フィールド1304中
の各領域1305〜1309についての情報を領域管理
テーブル6に登録する(S53)。
【0096】上記処理が行われると、送信先指定手段3
9が、領域送信先対応テーブル9に、各担当者A,B,
C,佐藤,鈴木にメールを送信する際の送信先と、各担
当者からの返信メールに含まれている返信データを格納
する返信データ格納領域1305〜1309の領域番号
とを対応付けて登録する(S54)。尚、各担当者へメ
ールを送信する際の送信先は、図15に示すように、担
当者の名前とメールアドレスとが対応して登録されてい
る送信先管理テーブル8から得るものである。
【0097】その後、ユーザは、合成手段33を起動す
る。これにより、合成手段33は、ステップ52で作成
されている5通の送信メールにそれぞれ領域1305〜
1309のサイズを示す返信領域情報を付加する(S5
5)。
【0098】その後、メール送受信手段36が、領域送
信先対応テーブル9に登録されている情報に基づいて、
返信領域情報が付加された5つの送信メールを各担当者
に送信する(S56)。
【0099】上記送信メールの受信側では、前述したと
同様の処理を行って返信メールを要求元に返信し、要求
元は返信された返信メールに含まれているデータを領域
1305〜1309に書き込む。
【0100】また、本実施例に於いては、表データ中の
或る返信データ格納領域に格納するデータの返信を要求
する送信メールの送信時、返信情報の代わりに上記返信
データ格納領域を含むレコードを付加して送信すること
もできる。
【0101】今、例えば、図13に示す表データ130
1に於いて、売上のフィールド1304に格納するデー
タを、返信メールによって各担当者から返信してもらう
ことが必要になった場合を考えてみる。
【0102】先ず、ユーザは、送信フィールド指定手段
26を使用して担当者のフィールド1302を送信フィ
ールドとすることを指定する(図16,S61)。
【0103】次いで、ユーザは、メール作成手段31を
使用して、各担当者へ送る、データの返信を要求する送
信メールを作成する(S62)。
【0104】その後、ユーザは、格納領域指定手段32
を使用して売上のフィールド1304を格納領域フィー
ルドとすることを指定する(S63)。これにより、領
域管理テーブル6にフィールド1304中の各領域13
05〜1309についての情報が登録される。
【0105】上記処理が行われると、送信先指定手段3
9が、領域送信先対応テーブル9に、各担当者A,B,
C,佐藤,鈴木にメールを送信する際の送信先と、各担
当者からの返信メールに含まれている返信データを格納
する返信データ格納領域1305〜1309の領域番号
とを対応付けて登録する(S64)。
【0106】次いで、ユーザは、基本単位特定手段25
を起動する。これにより、基本単位特定手段25は、返
信データ格納領域1305〜1309がそれぞれ第1番
目〜第5番目のレコード#1〜#5に含まれていること
を特定し、更に、その結果に基づいてS62で作成した
5通の送信メールがそれぞれレコード#1〜#5に対応
することを示す情報を作成し、作成した情報を合成手段
33に渡す(S65)。
【0107】これにより、合成手段33は、S62で作
成した各送信メールに、レコード#1〜レコード#5の
イメージを付加すると共に、領域送信先対応テーブル9
を参照して送信先を付加する(S66)。
【0108】その後、メール送受信手段36が、レコー
ド#1〜#5のイメージが付加された送信メールを各送
信先に送信する(S67)。図17は、各担当者に送信
した送信メールの内の、担当者Aへの送信メールの内容
を示した図であり、第1番目のレコード#1のイメージ
が付加されている。尚、上記した各送信メールの受信側
では前述したと同様の処理を行って要求元に返信メール
を返信し、要求元は、返信メールに含まれているデータ
を返信データ格納領域に格納する。
【0109】また、本実施例では、送信側が受信側に対
して現在作成中の表データ等に組み込むデータ(代表デ
ータ)及び受信側で管理している上記代表データに関連
するデータ(全体データ)の返信を要求した場合、受信
側から送信側に代表データ及び全体データを含む返信メ
ールを返信し、送信側に於いては、代表データを表デー
タ中に組み込むと共に、表データ中に組み込んだ上記代
表データが指示された場合、全体データを表示できるよ
うにしている。
【0110】今、例えば、図18に示す表データ180
1を作成している時に、電子メールによって関西地区の
1994年度分の売上及びそれに関連する全体データを
返信してもらうことが必要になったとする。ユーザは、
現段階で作成できるところまで表データ1801を作成
すると、データ格納制御手段22を利用してデータをデ
ータ格納部4に格納し、その後、メール作成手段31を
利用して、1994年度の関西売上合計及び全体データ
の返信を要求する送信メール1803を作成する(図1
9,S71)。
【0111】その後、ユーザは、格納領域指定手段32
を起動し、表データ1801中のセル1802上にセル
カーソルを移動させることにより、セル1802を返信
データ格納領域として指定する(S72)。また、格納
領域指定手段32は、上記した操作が行われると、領域
管理テーブル6に、図20に示すように、セル1802
の領域番号「10」,表データ1801のデータID
「#600」,セル1802の位置「R4C3」を格納
し、更に、S71で作成した送信メール1803とセル
1802に割り当てられている領域番号「10」とを対
応付けて保持する。
【0112】その後、ユーザは、合成手段33を起動さ
せる。これにより、合成手段33は、格納領域指定手段
32が保持している領域番号「10」と送信メール18
03を示す情報とに基づいて、送信メール1803にセ
ル1802のサイズを示す返信領域情報1804を付加
する(S73)。
【0113】その後、ユーザは、メール送受信手段36
を起動する。これにより、メール送受信手段36は、送
信メール1803を受信側へ送信すると共に、メール管
理テーブル7に、送信メール1803についての情報を
登録する(S74)。その際、メール送受信手段36
は、図21に示すように、送信メール1803のメール
ID「M#00103」,送信先「B」,送信元
「A」,タイトル「1994年・関西売上」,及び返信
された売上グラフを格納する返信データ格納領域(セル
1802)の領域番号「10」をメール管理テーブル7
に格納する。
【0114】次に、上記した送信メール203を受信し
た受信側の動作について説明する。
【0115】受信側の担当者は、1994年度の関西売
上合計,全体データの返信を要求する送信メール180
3の内容を確認すると(S75)、メール作成手段31
を使用して返信メール1808を作成する(S76)。
返信メール1808の作成時、担当者は、それが返信領
域情報1804を含むメールであることから送信メール
1803を指定して合成手段33を起動し、更に、返信
データを格納する返信領域1806を作成すべき位置に
カーソルを移動させる。これにより、合成手段33は、
カーソルによって示される位置に、返信領域情報180
4によって示されるサイズの返信領域1806を設定す
る(S77)。
【0116】返信メール1808中に返信領域1806
が設定されると、担当者は、代表データ指示手段37を
用いて、1994年度の関西売上を示す全体データ18
05中の、送信側Aのユーザによって返信が要求された
売上合計(代表データ)1807を指定する。これよ
り、代表データ指示手段37は、指定された代表データ
1807を返信領域1806に書き込むと共に、代表デ
ータを含む全体データ1805を返信メール1808に
書き込む(S78)。代表データ1807,全体データ
1805が書き込まれた返信メール1808は、メール
送受信手段36によって送信側へ返信される(S7
9)。
【0117】返信メール1808は、送信側のメール送
受信手段36で受信される。メール格納制御手段35
は、メール送受信手段36が受信した返信メール180
8をメール格納部5に格納すると共に、図21に示すよ
うにメール管理テーブル7に受信した返信メール180
8についての情報を登録する(S80)。
【0118】また、代表データ検出手段38が、返信メ
ール1808の返信領域1806に格納されている代表
データ「400」を検出してそれを領域内書き込み手段
24に渡し、領域内書き込み手段24が表データ180
1中のセル1802に「400」を書き込む(S8
1)。
【0119】その後、データ格納制御手段22が、返信
メール1808に含まれている全体データ1805にデ
ータID(この場合、#601とする)を付加してデー
タ格納部4に格納し、更に、領域管理テーブル6の格納
データIDのフィールドに、図20に示すように、代表
データ1805に付したデータID「#601」を書き
込む(S82,S83)。以上で、返信メール1808
の受信処理が完了する。
【0120】ユーザは、表データ1081のセル180
2に格納した売上合計に関連する全体データ1805を
見たい場合には、リンク手段27を起動し、更に、カー
ソルによってセル1802を指示する。リンク手段27
は、起動されると、領域管理テーブル6を参照し、指示
されたセル1802に関連するデータのデータIDを求
める。この例の場合、データID「#601」が求めら
れる。その後、リンク手段27は、データ格納部4を検
索してデータID「#601」のデータ(全体データ1
805)を探し出し、探し出した全体データ1805を
表示部10aに表示する。
【0121】尚、上述した実施例に於いては、電子メー
ルそのものが各電子メール装置に格納されるネットワー
クシステム(ピアToピアのネットワークシステム)を
例に挙げて説明したが、メールサーバ方式のネットワー
クシステムにも適用できることは勿論である。メールサ
ーバ方式では、送信或いは受信した全てのメールをメー
ルサーバが管理しており、各電子メール装置がメールサ
ーバにログインすることにより、自分宛てのメールを読
んだり、或いはメールを発信することができる。即ち、
メールサーバ方式では、各電子メール装置は、メール格
納部,メール制御部を持つ必要はなく、メールサーバに
各電子メール装置に対応するメール格納部,メール制御
部を持たせれば良い。図22は、メールサーバ方式に於
ける動作を示した図である。つまり、電子メール装置2
201から電子メール装置2202への、返信領域情報
が付加された送信メールA1は、メールサーバ2203
中の電子メール装置2202に対応するメールボックス
に格納されると共に、受信メールB1として電子メール
装置2202に対応するメールボックスに格納される。
電子メール装置2202の担当者は、受信メールB1が
データBの返信を要求するものであることを確認する
と、データBを含んだ返信メールB2を送信する。この
返信メールB2は、メールサーバ2203内の電子メー
ル装置2202に対応するメールボックスに格納される
と共に、受信メールA2として電子メール装置2201
に対応するメールボックスに格納される。要求元の電子
メール装置2201は、受信メールA2に含まれている
データBを返信データ格納領域に格納する。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、データ
の返信を要求する送信メール中に、ユーザが返信されて
きたデータを組み込もうとしている返信データ格納領域
のサイズを示す返信領域情報を付加する合成手段を備え
ているので、上記送信メールの受信者は、ユーザが要求
しているデータのサイズを把握し、それに合ったサイズ
のデータを含む返信メールをユーザに返信することがで
きる。従って、ユーザは、返信メール中に含まれている
返信データを縮小したり、或いは拡大したりせず、その
まま返信データ格納領域にコピーするだけで、作成中の
データに返信データを組み込むことが可能になるので、
返信データを作成中のデータに組み込む際のユーザの負
担を軽減させることができる。
【0123】また、本発明は、返信メールの返信領域に
格納されている返信データを、データ中の予め設定され
ている返信データ格納領域に書き込む領域内書き込み手
段を備えているので、返信データを自動的にデータ中に
組み込むこが可能になり、ユーザの負担を更に低減させ
ることができる。
【0124】更に、本発明によれば、返信メールによっ
て返信データとそれに関連する全体データとが送られて
きた場合、リンク手段が両者をリンクして管理するの
で、ユーザは、返信データに関連する全体データが必要
になった場合、全体データを容易に参照することができ
る。
【0125】また、本発明は、ユーザによって指示され
た各送信メールの送信先を保持する送信先指定手段と、
送信先指定手段によって保持されている各送信メールの
送信先に基づいて各送信メールに送信先を付加する合成
手段と、合成手段によって送信先が付加された各送信メ
ールをそれぞれの送信先へ送信するメール送信手段とを
備えたものであり、複数の送信メールを各担当者へ送信
する際、ユーザは、各送信メールの送信先を指示するだ
けで良いので、各送信メール毎にメール送信手段を動作
させる場合に比較してユーザの負担を低減させることが
できる。
【0126】また、本発明は、返信データを組み込む返
信データ格納領域を含むパラグラフ等の基本単位のイメ
ージを送信メールに付加して担当者へ送るようにしてい
るので、担当者は、どのようなデータの返信が要求され
たのかを確実に把握することができる。
【0127】また、本発明は、データの返信を要求する
複数の送信メールに、パラグラフ及び送信先を付加する
合成手段と、合成手段によってパラグラフ及び送信先が
付加された複数の送信メールを付加された各送信先に送
信するメール送信手段とを備えているので、データの返
信を要求する複数の送信メールを各担当者へ送信する際
の、ユーザの操作を簡単なものにすることができ、且つ
データの返信を要求された担当者が、どのようなデータ
の返信を要求されたのかを確実に把握することができ
る。
【0128】また、本発明は、表データ中の送信先とす
ることができる情報が格納されているフィールドを指定
する送信フィールド指定手段と、送信フィールド指定手
段によって指定されたフィールドのイメージに基づいて
各送信メールの送信先を決定する送信先指定手段と、送
信先指定手段で決定された送信先を各送信メールに付加
する合成手段とを備えているので、データの返信を要求
する送信メールの送信先を指定する際のユーザの負担を
軽減させることができる。
【0129】また、本発明は、表データ中の送信先とす
ることができる情報が格納されているフィールドを指定
する送信フィールド指定手段と、送信フィールド指定手
段によって指定されたフィールドの内容に基づいて各送
信メールの送信先を決定する送信先指定手段と、送信先
指定手段で決定された送信先、及び表データ中の各レコ
ードのイメージを各送信メールに付加する合成手段とを
備えているので、データの返信を要求する送信メールの
送信先を指定する際のユーザの負担を軽減させることが
でき、データの返信を要求された担当者が、どのような
データの返信を要求されたのかを確実に把握することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本実施例の動作の一例を示す図である。
【図3】領域管理テーブル6の内容例を示す図である。
【図4】メール管理テーブル7の内容例を示す図であ
る。
【図5】本実施例の処理の一例を示す流れ図である。
【図6】本実施例で作成するデータの一例を示す図であ
る。
【図7】本実施例の他の処理例を示す流れ図である。
【図8】領域送信先対応テーブル9の内容例を示す図で
ある。
【図9】本実施例で作成するデータの一例を示す図であ
る。
【図10】本実施例の他の処理例を示す流れ図である。
【図11】本実施例で作成するデータの一例を示す図で
ある。
【図12】本実施例の他の処理例を示す流れ図である。
【図13】本実施例で作成するデータの一例を示す図で
ある。
【図14】本実施例の他の処理例を示す流れ図である。
【図15】送信先管理テーブル7の内容例を示す図であ
る。
【図16】本実施例の他の処理例を示す流れ図である。
【図17】データの返信を要求する送信メールの一例を
示す図である。
【図18】本実施例の動作を説明するための図である。
【図19】本実施例の他の処理例を示す流れ図である。
【図20】領域管理テーブル6の内容例を示す図であ
る。
【図21】メール管理テーブル7の内容例を示す図であ
る。
【図22】本発明をメールサーバ方式に適用した場合の
動作を説明するための図である。
【図23】従来の技術を説明するための図である。
【図24】従来の技術を説明するための図である。
【図25】従来の技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…電子メール装置 2…データ制御部 21…データ作成手段 22…データ格納制御手段 23…領域作成手段 24…領域内書き込み手段 25…基本単位特定手段 26…送信フィールド指定手段 27…リンク手段 3…メール制御部 31…メール作成手段 32…格納領域指定手段 33…合成手段 34…格納領域検出手段 35…メール格納制御手段 36…メール送受信手段 37…代表データ指示手段 38…代表データ検出手段 39…送信先指定手段 4…データ格納部 5…メール格納部 6…領域管理テーブル 7…メール管理テーブル 8…送信先管理テーブル 9…領域送信先対応テーブル 10…入出力装置 10a…表示部 10b…入力部 11…信号線 12…電子メール装置

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの指示に従って電子メールを作成
    するメール作成手段と、 ユーザの指示に従ってデータを作成するデータ作成手段
    と、 該データ作成手段で作成したデータ中に、ユーザの指示
    に従って返信データ格納領域を作成する領域作成手段
    と、 前記メール作成手段で作成された送信メールであって、
    前記領域作成手段で作成された返信データ格納領域に書
    き込むデータの返信を要求する送信メールに、前記返信
    データ格納領域のサイズを示す返信領域情報を付加する
    合成手段と、 該合成手段で返信領域情報が付加された送信メールを送
    信するメール送信手段とを備えたことを特徴とする電子
    メール装置。
  2. 【請求項2】 受信した電子メールによって返信要求さ
    れたデータを返信する返信メールを前記メール作成手段
    で作成する際、前記合成手段は、前記返信メール中に前
    記受信した電子メールに含まれている返信領域情報によ
    って示されるサイズの返信領域を設定する構成を有し、
    且つ、 受信した返信メールの返信領域に格納されている返信デ
    ータを前記返信データ格納領域に書き込む領域内書き込
    み手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子メ
    ール装置。
  3. 【請求項3】 受信した返信メールの返信領域に設定さ
    れている返信データと関連する全体データが前記受信し
    た返信メール中に含まれている場合、前記全体データを
    データ格納部に格納するデータ格納制御手段と、 前記返信データと前記全体データとをリンクさせて管理
    するリンク手段とを備えたことを特徴とする請求項2記
    載の電子メール装置。
  4. 【請求項4】 ユーザの指示に従って電子メールを作成
    するメール作成手段と、 ユーザの指示に従ってデータを作成するデータ作成手段
    と、 該データ作成手段で作成したデータ中に、ユーザの指示
    に従って返信データ格納領域を作成する領域作成手段
    と、 ユーザの指示に従って、前記領域作成手段で作成された
    各返信データ格納領域と、前記メール作成手段で作成さ
    れた、前記各返信データ格納領域に格納するデータの返
    信を要求する各送信メールとの対応関係を保持する格納
    領域指定手段と、 ユーザによって指示された前記各送信メールの送信先を
    保持する送信先指定手段と、 前記格納領域指定手段及び前記送信先指定手段が保持し
    ている情報に基づいて、前記各送信メールに、対応する
    返信データ格納領域のサイズを示す返信領域情報を付加
    すると共に送信先を付加する合成手段と、 該合成手段によって返信領域情報,送信先が付加された
    各送信メールを、付加されている送信先に送信するメー
    ル送信手段とを備えたことを特徴とする電子メール装
    置。
  5. 【請求項5】 ユーザの指示に従って電子メールを作成
    するメール作成手段と、 ユーザの指示に従ってデータを作成するデータ作成手段
    と、 該データ作成手段で作成したデータ中に、ユーザの指示
    に従って返信データ格納領域を作成する領域作成手段
    と、 該領域作成手段で作成された返信データ格納領域を含む
    基本単位を検出する基本単位特定手段と、 前記メール作成手段で作成された送信メールであって、
    前記領域作成手段で作成された返信データ格納領域に書
    き込むデータの返信を要求する送信メールに、前記基本
    単位特定手段で検出された基本単位のイメージを付加す
    る合成手段と、 該合成手段で基本単位のイメージが付加された送信メー
    ルを送信するメール送信手段とを備えたことを特徴とす
    る電子メール装置。
  6. 【請求項6】 前記基本単位は、パラグラフであること
    を特徴とする請求項5記載の電子メール装置。
  7. 【請求項7】 ユーザの指示に従って電子メールを作成
    するメール作成手段と、 ユーザの指示に従ってデータを作成するデータ作成手段
    と、 該データ作成手段で作成したデータ中に、ユーザの指示
    に従って返信データ格納領域を作成する領域作成手段
    と、 該領域作成手段で作成された各返信データ格納領域それ
    ぞれについて、それを含む基本単位を検出する基本単位
    特定手段と、 ユーザの指示に従って、前記領域作成手段で作成された
    各返信データ格納領域と、前記メール作成手段で作成さ
    れた、前記各返信データ格納領域に格納するデータの返
    信を要求する各送信メールとの対応関係を保持する格納
    領域指定手段と、 ユーザによって指示された前記各送信メールの送信先を
    保持する送信先指定手段と、 前記格納領域指定手段,前記基本単位特定手段及び前記
    送信先指定手段が保持している情報に基づいて、前記各
    送信メールに、対応する基本単位のイメージを付加する
    と共に送信先を付加する合成手段と、 該合成手段によって基本単位のイメージ,送信先が付加
    された送信メールを、付加されている送信先に送信する
    メール送信手段とを備えたことを特徴とする電子メール
    装置。
  8. 【請求項8】 ユーザの指示に従って電子メールを作成
    するメール作成手段と、 表データ中の送信先を示す情報が格納されているフィー
    ルドを指定する送信フィールド指定手段と、 返信メールによって返信されてきたデータを格納する、
    前記表データ中のフィールドを指定する格納領域指定手
    段と、 前記メール作成手段によって作成された、前記表データ
    の各レコード毎の送信メールであって、データの返信を
    要求する送信メールそれぞれの送信先を、前記送信フィ
    ールド指定手段によって指定されたフィールドの内容に
    基づいて決定する送信先指定手段と、 前記各送信メールに、前記格納領域指定手段で指定され
    たフィールドのサイズを示す返信領域情報を付加すると
    共に、前記送信先指定手段で決定されたその送信先を付
    加する合成手段と、 該合成手段によって返信領域情報,送信先が付加された
    各送信メールを、付加されている送信先へ送信するメー
    ル送信手段とを備えたことを特徴とする電子メール装
    置。
  9. 【請求項9】 ユーザの指示に従って電子メールを作成
    するメール作成手段と、 表データ中の送信先を示す情報が格納されているフィー
    ルドを指定する送信フィールド指定手段と、 返信メールによって返信されてきたデータを格納する、
    前記表データ中のフィールドを指定する格納領域指定手
    段と、 前記メール作成手段によって作成された、前記表データ
    の各レコード毎の送信メールであって、データの返信を
    要求する送信メールそれぞれの送信先を、前記送信フィ
    ールド指定手段によって指定されたフィールドの内容に
    基づいて決定する送信先指定手段と、 前記各送信メールに、前記表データ中の対応するレコー
    ドのイメージを付加すると共に、前記送信先指定手段で
    決定されたその送信先を付加する合成手段と、 該合成手段によってレコードのイメージ,送信先が付加
    された各送信メールを、付加されている送信先へ送信す
    るメール送信手段とを備えたことを特徴とする電子メー
    ル装置。
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