JP2871405B2 - 矩形煙道清掃装置 - Google Patents

矩形煙道清掃装置

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JP2871405B2 JP18497193A JP18497193A JP2871405B2 JP 2871405 B2 JP2871405 B2 JP 2871405B2 JP 18497193 A JP18497193 A JP 18497193A JP 18497193 A JP18497193 A JP 18497193A JP 2871405 B2 JP2871405 B2 JP 2871405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は矩形煙道を有するボイラ
に適用されるもので、矩形煙道の周囲に付着する灰,煤
を清掃するための矩形煙道清掃装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の矩形煙道の周囲に付着する灰,煤
の清掃は図16に示すように竹ぼうき60を用いて煙道
壁面30を人手により作業しており、作業環境も悪く何
んらかの機械化が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、ボイラの
矩形煙道の清掃作業は人手に頼っており、清掃断面も大
きく竹ぼうきが届かない所に対しては脚場を要し、又壁
面上部近傍,天井面は上向き作業となり作業環境上問題
であった。
【0004】又、この作業を機械化するためには、清掃
ブラシをアームに取付けてアームを煙道内で回転させて
煙道面に付着した灰,煤を除去する方法が考えられる
が、煙道断面が矩形のため回転する位置によってはアー
ム長が一定であるためブラシと煙道面との距離が変化し
てブラシが煙道面に接触せず未清掃の部分が多く生ずる
ことになる。従って、矩形断面の煙道の清掃を機械化す
る場合にはこの点を工夫する必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のような人
手を出来るだけ介さず矩形煙道内の清掃を機械化するも
ので、清掃用のブラシを回転アーム装置に取付けて、こ
の回転アーム装置をアーム支持機構に支持させて昇降さ
せ、かつ回転アーム装置が回転すると共に伸縮してブラ
シを絶えず煙道壁面に接触するようにし、煙道内の移動
は走行台車で行うような構成として煙道内壁の灰,媒,
等を清掃するものである。
【0006】即ち、本発明の請求項1においては、両端
に煙道壁面を清掃するブラシを伸縮自在に支持する回転
アーム装置と、該回転アーム装置の中心を前記煙道の垂
直断面内で回転可能に軸支すると共に同回転アーム装置
を回転する駆動装置及び同アーム装置の回転角度を検出
するセンサを備えたアーム支持機構と、該アーム支持機
構を昇降可能に支持するリフトと、該リフトを搭載して
前記煙道内を走行する走行台車と、制御手段とを具備し
てなり、同制御手段は、前記煙道の断面形状データを記
憶するメモリを有し、同メモリ内のデータを参照して前
記走行台車の走行、前記アーム支持機構の昇降、前記回
転駆動装置の駆動及び前記センサの信号に基づく前記回
転アーム装置のブラシを煙道面に接するように伸縮する
制御をすることを特徴とする矩形煙道清掃装置を提供す
るものである。
【0007】又、請求項2においては、請求項1の発明
における回転アーム装置を清掃用ブラシを保持する第1
の伸縮機と、該第1の伸縮機に連結して伸縮する第2の
伸縮機より構成したものである。
【0008】更に、請求項3においては、請求項1又は
請求項2の発明において、清掃用ブラシを空気タンク
と、該空気タンクから空気を導入して先端より噴出させ
灰,媒を叩き落す多数の細径なホースとより構成したも
のである。
【0009】
【作用】本発明は前述のような手段としたために、請求
項1の発明においては、まず走行台車が矩形煙道のほぼ
中央部を走行して所定の清掃開始位置までくる。走行台
車の走行は制御手段によりあらかじめ設定された通りに
ステアリングされ、移動するか、又は遠隔制御により所
定の位置まで走行させる。次に、制御手段はメモリ内の
煙道形状データとセンサからの回転角度の情報により演
算を行い次の指令を出して清掃装置を制御する。即ち、
所定の位置でリフトがアーム支持機構を昇降させて回転
アーム装置の回転中心が煙道断面のほぼ中心にくるよう
に調整し、ブラシが煙道壁面に接するように回転アーム
装置を伸縮させる。次に、回転駆動装置を駆動して同回
転アーム装置を回転させると共に、伸縮させてブラシを
絶えず煙道壁面に接触させるようにして所定位置での煙
道壁面全周を清掃する。所定の位置での煙道壁面全周の
清掃が終ると走行台車を所定のピッチ前進させて再び上
記の工程を繰り返しすべての煙道の清掃ができる。
【0010】又、請求項2の発明においては、前記の請
求項1の発明の作用に加えて、第1,第2の伸縮機が設
けられているので、両伸縮機を組合せきめの細いブラシ
の伸縮の制御ができる。即ち、まず第1の伸縮機を伸縮
してブラシを煙道壁面に接触させ、回転すると共に変化
するブラシと壁面との距離を第2の伸縮機により調整し
て煙道とブラシの距離が変化しても絶えずブラシが壁面
に確実に接触するようにするものである。
【0011】更に、請求項3の発明においては、前記請
求項1又は請求項2の発明の作用に加えて、ブラシの代
りに細径の多数のホースを用い、これらホースより空気
を導入して壁面で噴出させるようにしたので、空気で煙
道壁面に付着している灰,煤,等を吹き飛すと共にホー
スをおどらせて煙道壁面を叩き、灰,煤を落すことにな
るのでより効果的に清掃の効果を上げることができるも
のである。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明の第一実施例に係る矩
形煙道清掃装置の全体を示す正面図、図2はその側面図
である。図3は本第一実施例で用いられるアーム装置の
詳細を示す正面図、図4はその側面図であり、図5は構
造を変えたアーム装置の説明図である。まず、図3,図
4及び図5によりアーム部分の構造を説明する。図3,
図4において、1a,1b及び4a,4bは伸縮機で、
空気式,油圧式又は電動式いずれでも良く回転軸8を中
心に回転する。2a,2bは伸縮機1a,1bの可動ア
ーム、3a,3bは可動アーム2a,2bを伸縮機4
a,4bに結合する金具である。5a,5bは伸縮機4
a,4bの可動アーム、6a,6bは可動アーム5a,
5bの先端に取付けられて清掃用ブラシ7a,7bを固
定する取付具であり、8は前述の回転軸で伸縮機1a,
1bを連結する連結具9を回転させるものであり、全体
の回転アーム装置50を構成している。回転アーム装置
50の回転はモータ25により回転軸8を回転させる構
造である。
【0013】次に、図5は、別の構造とした回転アーム
装置51の端部の構造を示したものである。説明の都合
上、アームは左右対称であるので一方のみ説明する。回
転するアーム12内に摺動して伸縮するシャフト13
(第2の可動アーム)があり、更に、シャフト13内で
摺動して伸縮するシャフト14(第1可動アーム)があ
る。15はシリンダでシャフト13を伸縮させるもの、
16は同じくシリンダでシャフト14を伸縮させるもの
である。このような構成で図3,図4に示すものと同じ
く清掃用ブラシ13を伸縮させ回転アーム装置51とし
て構成されるものである。なお、回転部は図示省略して
いるが図3,図4に示すものと同様な構造である。
【0014】次に、このような構造の回転アーム装置を
台車に搭載した状態を図1,図2に示すが、回転アーム
装置としては1例として図3,図4に示す構造の回転ア
ーム装置50を採用した例で説明する。20は矩形煙道
壁面30内を走行する走行台車で、図ではクローラ方式
を示しているがレール上を走行する台車でも良いもので
ある。28は台車の走行駆動用装置、ステアリング装
置,制御装置,等、を収納するキャビン、21はリフト
でポスト23の高さを調整するものであり、その調整量
は図示しないセンサの信号により制御装置で演算して設
定し、調整する。24はロータリーエンコーダ,等より
なるセンサで回転軸8と連動して回転アーム装置50の
回転角を検出する。ポスト23の上部には前述の回転軸
8によりアーム回転装置50が連結されており、図2に
示す如く、モータ25により図示省略の減速機を介して
チェーン26で回転軸の他端27に伝達され、回転アー
ム装置50全体を回転駆動する。
【0015】なお、図1にはポスト23をリフト21で
上昇させ、更に伸縮機1a,1b,4a,4bを伸張さ
せてブラシ7a,7bを矩形煙道面に接触させた状態を
2点鎖線で示している。上記に説明のブラシ7a,7b
は図8に示すように長さ調整にある程度幅を持たせるた
めに両端部を長くした構造で、ナイロン等の高分子材料
か、可撓性の金属又は植物繊維,等からなる細径の線材
を束ねている。又、線材の径については細い程良いが、
可撓性があるものであれば数ミリ程度まであっても良
い。
【0016】次に、図1,図2における第一実施例での
矩形煙道清掃装置の全体の作用を説明する。図1におい
て、走行台車20を目的の位置まで走行させるが、走行
は人による運転又は制御装置に設定した条件により自動
走行するか、あるいは遠隔操作により煙道のほぼ中心を
走行させる。走行台車20が停止した位置でポスト23
の回転軸8が煙道のほぼ中心にくるようにリフト21で
アーム支持機構を昇降し調整する。その後、伸縮機1
a,1bを伸縮し、それでも煙道面にブラシ7a,7b
が接触しない場合には、更に伸縮機4a,4bを伸ばし
てブラシ7a,7bを煙道面に接触させる。この接触は
取付具6a,6bにセンサ、例えば超音波センサや機械
式の接触センサで検知して行うか、あるいは後述の制御
装置による演算によって行う。
【0017】図6は煙道の横幅が広い横方向を清掃する
場合の回転アーム装置50の例を示すもので、伸縮機1
a,1b及び4a,4bの可動アーム2a,2b及び5
a,5b共伸びた状態を示している。図7は同じ横幅が
広い煙道でも幅の狭い縦方向を清掃する場合で、伸縮機
1a,1b及び4a,4bを縮めた状態を示している。
【0018】次に、ブラシ7a,7bが煙道の壁面に接
触するとモータ25を駆動させ、チェーン26により回
転軸8を回転させて回転アーム装置50を回転駆動す
る。この状態でブラシ7a,7bが回転すると、煙道断
面形状が円形でなく矩形又は正方形であるのでブラシ7
a,7bと煙道面までの距離が変化する。これを防ぐた
めに伸縮機1a,1b及び4a,4bの可動アーム2
a,2b及び5a,5bを伸縮して間隔を調整し、絶え
ずブラシ7a,7bが煙道壁面30に接するように制御
し回転させる。
【0019】この制御は後述の制御装置40(図13に
示す)により行うが、制御のやり方は、あらかじめ煙道
の形状がわかっているのでこのデータを制御装置のメモ
リ41に記憶させておき、回転センサ24が回転アーム
装置50の回転角を検出するので、回転角度に応じて煙
道面までの距離を演算して伸縮機1a,1b及び4a,
4bの可動アーム2a,2b及び5a,5bを伸縮させ
てブラシ7a,7bが回転しても常に煙道面に接するよ
うに制御するものである。
【0020】このように所定の位置でブラシ7a,7b
が一周して清掃が終了すると、次に予め定めた距離だけ
走行台車20を移動させて以降同じ動作をくり返して煙
道の全長をすべて清掃したら作業が終了する。
【0021】次に、本第一実施例の装置の制御について
図13乃至図15を用いて更に詳しく説明する。図13
は全体の制御のブロック図で、図14は制御装置40の
フローチャートである。制御装置40は、あらかじめ煙
道形状の3次元データを記憶しているメモリ41と、回
転アーム装置50の回転角を検出するセンサ24、及び
図1,図2には図示していないポスト23の高さを検出
するセンサ42の信号を入力し、走行台車20の遠隔制
御、リフト21の昇降装置、伸縮機1a,1b,4a,
4b及びモータ25へ指令を出し、これらを制御する。
【0022】図14は制御装置40の制御フローであ
り、スタート後、ステップS1,S2では走行台車20
を遠隔操作して台車がほぼ煙道の長手方向で中央を走行
して所定の位置までくるように指令を出し、走行台車2
0を制御する。遠隔制御の方法は公知のやり方の有線式
でも無線式のいずれでも良い。ステップS3では所定の
清掃位置でポスト23の回転軸8の点が煙道断面のほぼ
中心にくるようにリフト21を昇降して制御する。
【0023】このステップS3での制御は、あらかじめ
メモリ24に記憶されている3次元の煙道形状データと
現在位置から制御装置40が演算し、その結果、リフト
21を昇降させ、センサ42の信号で位置を確認して回
転軸8が煙道断面のほぼ中心にくるように制御するもの
である。
【0024】ステップS4ではこの位置で外側の伸縮機
4a,4bを伸縮してブラシ7a,7bが煙道壁面30
に接するように伸縮機を制御する。次に、ステップS5
では、S4で煙道面へブラシ7a,7bが接しない場合
には、内側の伸縮機1a,1bに指令を与えてブラシ7
a,7bが煙道に接するように制御する。ステップS6
ではモータ25を所定の速度で約180°ほど回転さ
せ、ステップS7で同時にセンサ24からの信号により
回転角度を検出して回転アーム装置を約180°回転さ
せる。又、ブラシ7a,7bが回転すると煙道が矩形で
あるためブラシと煙道面の距離が変化してブラシが煙道
面に接触しない場合がある。このためにステップS7で
は伸縮機1a,1b,4a,4bを絶えず調整して回転
とともにメモリ41内の煙道形状データを参照し、セン
サ24からの回転角に応じて距離を演算してブラシ7
a,7bが絶えず煙道面へ接するように伸縮機1a,1
b,4a,4bを調節する。
【0025】この状態を図15に示すが、図15は煙道
断面と回転アーム装置50との関係を示したもので、回
転アーム装置50は垂直位置より180度正転,逆転が
可能であり、180度回転することでA,B,C,Dの
エリアが清掃でき、矩形の煙道壁面30のすべての面を
カバーすることができる。又、回転アーム装置50の長
さが一定とすれば、今、アームが回転すると、回転中心
Oから、OP1 ,OP 2 ,OP3 と一定の距離となるの
で伸縮機1a,1b,4a,4bを伸ばして煙道壁面3
0にブラシを接触させる必要がある。この伸縮機の調整
する範囲は、図ではP1 1 ,P2 2 ,P3 3 であ
る。
【0026】ステップS8では、指定されたすべての清
掃が終了したか否かチェックをし、終了していなければ
ステップS3に戻り、再び繰り返す。すべてが終了して
おれば、その清掃位置での清掃が終了するが、更にステ
ップS9では初めに戻り走行台車20を次の清掃位置へ
移動させ同様な工程で清掃を行うものである。
【0027】なお、上記の装置の説明では、図3,図4
に示す構造の回転アーム装置50を採用した例で示した
が、図5に示す構造の回転アーム装置51でも伸縮機1
a,1b,4a,4bの代りにシリンダ11,12を用
いたもので、可動アーム2a,2b,5a,5bの代り
にシャフト9,10が用いられており、基本的には図5
のものも図3,図4のものと同じ機能であるので詳しい
説明は省略する。
【0028】次に、図9乃至図12により第二実施例と
して、ブラシの代りにビニールホース17a,17bを
用いて、ビニールホース17a,17bに空気を通し、
空気を噴出すると共にホースをおどらせて煙道壁面30
を叩き、灰や煤,錆を落す例について説明する。図9は
煙道内での全体の正面図であり、走行台車40に回転す
るアーム装置52を搭載しており、符号1から5及び
8,9は図3,図4に示す第一実施例と同じものである
ので説明は省略し、本第二実施例の特徴となるところの
み説明する。これらの特徴部分は、ビニールホース17
a,17b、エアタンク18a,18b、金具19a,
19bの部分である。
【0029】この特徴部分の構造を図10,図11,図
12で詳しく説明する。図10は回転アーム先端部の正
面図、図11が図10のA−A矢視図、図12は図10
のB−B矢視図である。なお、この先端部分は左右対称
であるので説明の都合上、右側部分のみ説明する。金具
19bは可動フレーム5bの先端に固定され、金具19
bにはエア入口IRを備えたエアタンク18bが取付け
られ、図示省略の空気供給源へ接続されている。エアタ
ンク18bには多数の細径なビニールホース17bが連
通されて空気Rを噴出するようになっている。このホー
スはビニール製以外のゴム製でも良く弾力性,可撓性の
ある材料であれば良い。又16bは図5に示す回転アー
ム装置51を本第二実施例に使用した場合のシリンダ1
6の可動片を示したもので図3に示す回転アーム装置5
0の場合は不要である。
【0030】このような構造の装置が図9に示すように
可動アーム12bの先端に取付けられて、ビニールホー
ス17bの先端を伸縮機1b及び4bを伸張させて煙道
壁面30に接触させ、回転させると共に、ビニールホー
ス17bに空気を通し、空気を噴出させると共にホース
をおどらせて煙道面を叩き、灰,媒,錆を落す。
【0031】アーム全体の回転,伸縮機1a,1b及び
4a,4bの制御,走行台車の制御,等は回転アーム装
置50を用いた図13,図14に示す第一実施例と基本
的には同じであり、回転アーム装置51を用いた場合で
も伸縮機1,4をシリンダ11,12とし、可動アーム
2,5をシャフト9,10とすれば、同様であるので説
明は省略する。
【0032】この第二実施例では、第一実施例と比べる
とブラシの代りにホースを用いて更に、空気の作用を加
えて灰,煤,錆を叩き落すのでブラシのみでは充分に取
り落すことのできない時には有効な手段となるものであ
る。なお、ビニールホース17a,17bの径は内径4
mm,外径6mm程度のものを使用して良好な結果が得られ
たが、可撓性があり、かつ空気が導入、噴出できてホー
ス自身が壁面を叩く効果があればこれよりも細くてもか
まわないものである。
【0033】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように本発明に
おいては、ブラシを伸縮自在に支持した回転アーム装置
をアーム支持機構、リフトを介して走行台車に装備して
この回転アーム装置を昇降し、回転させると共に伸縮さ
せて両端のブラシを絶えず矩形煙道壁面に接触させて付
着した灰,煤,錆の清掃を行うようにしたので、従来機
械化がむずかしいとされていた矩形煙道の清掃において
も機械化されて、人間が手作業で実施していた矩形煙道
での清掃作業が大幅に合理化され、良好な清掃ができる
ようになり、作業環境の悪い作業も改善されたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る矩形煙道清掃装置の
正面図である。
【図2】本発明の第一実施例に係る矩形煙道清掃装置の
側面図である。
【図3】本発明の第一実施例に適用されるアーム装置の
正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】本発明の第一実施例に係る別のアーム装置の構
成図である。
【図6】本発明の第一実施例における幅の広い煙道内で
のアームの回転を示す正面図である。
【図7】本発明の第一実施例における幅の狭まい煙道内
でのアームの回転を示す正面図である。
【図8】本発明の第一実施例で使用されるブラシの説明
図である。
【図9】本発明の第二実施例に係る矩形煙道清掃装置の
正面図である。
【図10】本発明の第二実施例に係る回転アーム先端部
の正面図である。
【図11】図10におけるA−A矢視図である。
【図12】図10におけるB−B矢視図である。
【図13】本発明の第一及び第二実施例における制御の
ブロック図である。
【図14】本発明の第一及び第二実施例における制御装
置のフローチャートである。
【図15】本発明の第一及び第二実施例におけるアーム
の回転範囲の説明図である。
【図16】従来の煙道の清掃に用いる竹ぼうきの説明図
である。
【符号の説明】
1a 伸縮機 1b 伸縮機 2a 可動アーム 2b 可動アーム 4a 伸縮機 4b 伸縮機 5a 可動アーム 5b 可動アーム 7a ブラシ 7b ブラシ 8 回転軸 12 アーム 13 シャフト 14 シャフト 15 シリンダ 16 シリンダ 17a ビニールホース 17b ビニールホース 18a エアタンク 18b エアタンク 20 走行台車 21 リフト 22 アーム支持機構 23 ポスト 24 センサ 25 モータ 26 チェーン 30 煙道壁面 40 走行台車 42 センサ 50 回転アーム装置 51 回転アーム装置 52 回転アーム装置
フロントページの続き (72)発明者 井手 栄三 長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重 工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 小林 秀晴 長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重 工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 下田 弘純 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株 式会社長崎造船所内 (56)参考文献 実開 平5−8228(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23J 3/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に煙道壁面を清掃するブラシを伸縮
    自在に支持する回転アーム装置と、該回転アーム装置の
    中心を前記煙道の垂直断面内で回転可能に軸支すると共
    に同回転アーム装置を回転する駆動装置及び同アーム装
    置の回転角度を検出するセンサを備えたアーム支持機構
    と、該アーム支持機構を昇降可能に支持するリフトと、
    該リフトを搭載して前記煙道内を走行する走行台車と、
    制御手段とを具備してなり、同制御手段は、前記煙道の
    断面形状データを記憶するメモリを有し、同メモリ内の
    データを参照して前記走行台車の走行、前記アーム支持
    機構の昇降、前記回転駆動装置の駆動及び前記センサの
    信号に基づく前記回転アーム装置のブラシを煙道面に接
    するように伸縮する制御をすることを特徴とする矩形煙
    道清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記回転アーム装置は清掃用ブラシを保
    持する第1の伸縮機と、該第1の伸縮機に連結して伸縮
    する第2の伸縮機よりなることを特徴とする請求項1記
    載の矩形煙道清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃ブラシが空気タンクと、該空気
    タンクから空気を導入して先端より噴出させ灰,煤を叩
    き落す多数の細径なホースとよりなることを特徴とする
    請求項1又は2記載の矩形煙道清掃装置。
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