JP2871286B2 - ワークロールクロス圧延機のロールクロス装置 - Google Patents
ワークロールクロス圧延機のロールクロス装置Info
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- JP2871286B2 JP2871286B2 JP11339092A JP11339092A JP2871286B2 JP 2871286 B2 JP2871286 B2 JP 2871286B2 JP 11339092 A JP11339092 A JP 11339092A JP 11339092 A JP11339092 A JP 11339092A JP 2871286 B2 JP2871286 B2 JP 2871286B2
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- roll
- cylinder
- work roll
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、上下のワークロールを
クロスさせる、ワークロールクロス圧延機のロールクロ
ス装置に関する。
クロスさせる、ワークロールクロス圧延機のロールクロ
ス装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、圧延材の厚さ精度に対する要求は
ますます厳しくなっており、特に板幅方向の厚さ精度を
向上させる一方で装置が簡略な手段としてワークロール
クロス圧延の適用が検討され始めている。
ますます厳しくなっており、特に板幅方向の厚さ精度を
向上させる一方で装置が簡略な手段としてワークロール
クロス圧延の適用が検討され始めている。
【０００３】ワークロールクロス圧延は、上下のワーク
ロールのみを互いにクロスさせることによって板幅方向
の上下ワークロールの隙間を変更し、圧延材の板形状制
御を行うものであり、圧延条件に応じてロールクロス角
を正確に設定することが重要である。
ロールのみを互いにクロスさせることによって板幅方向
の上下ワークロールの隙間を変更し、圧延材の板形状制
御を行うものであり、圧延条件に応じてロールクロス角
を正確に設定することが重要である。
【０００４】従って、ワークロールを支承するロールチ
ョック位置の位置設定を正確に行うことが非常に重要な
課題となる。
ョック位置の位置設定を正確に行うことが非常に重要な
課題となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ロール
チョックは上下方向をベンディングシリンダによって支
持されていて、ロールクロス装置を設置するスペースが
極めて制約されているが、一方でロールチョックに作用
する水平力に打勝ってこのロールチョックをロールクロ
ス方向に支持し、ロールクロス装置を安定して作動さ
せ、かつ正確にロールチョックの位置を設定できること
が必要である。
チョックは上下方向をベンディングシリンダによって支
持されていて、ロールクロス装置を設置するスペースが
極めて制約されているが、一方でロールチョックに作用
する水平力に打勝ってこのロールチョックをロールクロ
ス方向に支持し、ロールクロス装置を安定して作動さ
せ、かつ正確にロールチョックの位置を設定できること
が必要である。
【０００６】そこで、本発明の目的は、簡単な手段でロ
ールチョックの位置を正確に位置決めできるロールクロ
ス装置を提供することにある。
ールチョックの位置を正確に位置決めできるロールクロ
ス装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明の構成は、圧延条件に応じて上下のワークロ
ールのクロス角を変更し得るようにしたワークロールク
ロス圧延機において、圧延機ハウジングに固設したブロ
ックに、前記ワークロールの軸心と直交する水平方向へ
移動可能にシリンダを案内させるとともに、このシリン
ダを、前記ワークロールを支承するロールチョックへ傾
動かつ摺動自在に係合させ、かつこのシリンダに嵌装さ
れたプランジャの軸端を前記ブロックに固着したことを
特徴とする。
の、本発明の構成は、圧延条件に応じて上下のワークロ
ールのクロス角を変更し得るようにしたワークロールク
ロス圧延機において、圧延機ハウジングに固設したブロ
ックに、前記ワークロールの軸心と直交する水平方向へ
移動可能にシリンダを案内させるとともに、このシリン
ダを、前記ワークロールを支承するロールチョックへ傾
動かつ摺動自在に係合させ、かつこのシリンダに嵌装さ
れたプランジャの軸端を前記ブロックに固着したことを
特徴とする。
【０００８】
【作用】圧延に際し、各々のシリンダを移動して上下の
ロールチョックの側面を互いに逆方向に押圧し、これら
のロールチョックを互いに逆方向のロールクロス方向に
所要のクロス角分だけ回動し、上下のワークロールをク
ロスさせる。
ロールチョックの側面を互いに逆方向に押圧し、これら
のロールチョックを互いに逆方向のロールクロス方向に
所要のクロス角分だけ回動し、上下のワークロールをク
ロスさせる。
【０００９】そして、圧延材の圧延条件に応じて、各々
のシリンダを前記と同様に移動し、前記ロールクロス角
を変更する。
のシリンダを前記と同様に移動し、前記ロールクロス角
を変更する。
【００１０】また、圧延中は、シリンダを微細に移動し
て前記ロールクロス角を調整し、圧延材の幅方向板形状
を制御する。
て前記ロールクロス角を調整し、圧延材の幅方向板形状
を制御する。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図１は本発明の第１実施例に係るロールク
ロス装置の破断平面図で、図２は同じく破断側面図であ
る。
て説明する。図１は本発明の第１実施例に係るロールク
ロス装置の破断平面図で、図２は同じく破断側面図であ
る。
【００１２】図１及び図２において、１は油圧式のシリ
ンダであり、その外周面は正四角形に成形され、ハウジ
ング５９に固設されたプロジェクトブロック８の上部及
び下部に穿設された角穴９に摺動自在に嵌挿されてい
る。
ンダであり、その外周面は正四角形に成形され、ハウジ
ング５９に固設されたプロジェクトブロック８の上部及
び下部に穿設された角穴９に摺動自在に嵌挿されてい
る。
【００１３】このシリンダ１のヘッド側端面にはパッド
３が、上下のワークロール５１を支承するロールチョッ
ク５２の側面と摺動するように固着されている。
３が、上下のワークロール５１を支承するロールチョッ
ク５２の側面と摺動するように固着されている。
【００１４】２はプランジャであり、シリンダ１に嵌挿
され、そのロッド端部はハウジング５９及びプロジェク
トブロック８に固着されたリング４に嵌着されている。
され、そのロッド端部はハウジング５９及びプロジェク
トブロック８に固着されたリング４に嵌着されている。
【００１５】５３は上下のバックアップロールであり、
その軸心Ｃ53が互いに平行になるように配置されてい
る。また、５７はロールチョック５２の四隅に位置して
配されたロールベンディングシリンダであり、各々のプ
ロジェクトブロック８に植設されている。
その軸心Ｃ53が互いに平行になるように配置されてい
る。また、５７はロールチョック５２の四隅に位置して
配されたロールベンディングシリンダであり、各々のプ
ロジェクトブロック８に植設されている。
【００１６】次に、本装置の作用について説明する。圧
延材５０の圧延に際し、各々のシリンダ１を油圧によっ
てロール軸方向と直交する水平方向に移動させ、パッド
３を介して上下のロールチョック５２の側面を互いに逆
方向に押圧すると、パッド３とロールチョック５２の側
面とは摺動し、上下のロールチョック５２及びワークロ
ール５１をクロス点Ｏを中心に所要のクロス角θで互い
に逆方向に回動してその軸心Ｃ51がクロスされる。この
ロールクロスによって、上下のワークロール５１の軸方
向（圧延材５０の板幅方向）の隙間が変更され、圧延材
５０の板幅方向の厚さ精度が向上する。
延材５０の圧延に際し、各々のシリンダ１を油圧によっ
てロール軸方向と直交する水平方向に移動させ、パッド
３を介して上下のロールチョック５２の側面を互いに逆
方向に押圧すると、パッド３とロールチョック５２の側
面とは摺動し、上下のロールチョック５２及びワークロ
ール５１をクロス点Ｏを中心に所要のクロス角θで互い
に逆方向に回動してその軸心Ｃ51がクロスされる。この
ロールクロスによって、上下のワークロール５１の軸方
向（圧延材５０の板幅方向）の隙間が変更され、圧延材
５０の板幅方向の厚さ精度が向上する。
【００１７】圧延材５０の板厚，板幅，材質等の仕様が
変更になると、各々のシリンダ１を上述したのと同様に
して移動して上下のワークロール５１のクロス角θを変
更すれば良い。
変更になると、各々のシリンダ１を上述したのと同様に
して移動して上下のワークロール５１のクロス角θを変
更すれば良い。
【００１８】また、圧延材５０の圧延中も、シリンダ１
を微細に移動してクロス角θを調整し、ロールベンディ
ングシリンダ５７によるワークロール５１のベンディン
グと併用して板幅方向の板形状を制御することができ
る。
を微細に移動してクロス角θを調整し、ロールベンディ
ングシリンダ５７によるワークロール５１のベンディン
グと併用して板幅方向の板形状を制御することができ
る。
【００１９】図３は、本発明の第２実施例に係るロール
クロス装置を示すものである。これは、各々のパッド３
をロールチョック５２の両側面に固着し、シリンダ１の
移動によって、このパッド３の曲面がシリンダ１のヘッ
ド側端面と摺動して上下のワークロール５１をクロスさ
せるようにした例である。
クロス装置を示すものである。これは、各々のパッド３
をロールチョック５２の両側面に固着し、シリンダ１の
移動によって、このパッド３の曲面がシリンダ１のヘッ
ド側端面と摺動して上下のワークロール５１をクロスさ
せるようにした例である。
【００２０】図４は、本発明の第３実施例に係るロール
クロス装置を示すものである。これは、シリンダ１のヘ
ッド側端面のロール軸方向に凹曲面状の蟻溝２０を設
け、この蟻溝２０にパッド２３の曲面状突起部２３ａを
摺動自在に嵌挿し、且つ、上下のロールチョック５２の
両側面とパッド２３の平坦面とが摺動するように設けた
例である。
クロス装置を示すものである。これは、シリンダ１のヘ
ッド側端面のロール軸方向に凹曲面状の蟻溝２０を設
け、この蟻溝２０にパッド２３の曲面状突起部２３ａを
摺動自在に嵌挿し、且つ、上下のロールチョック５２の
両側面とパッド２３の平坦面とが摺動するように設けた
例である。
【００２１】図５は、本発明の第４実施例に係るロール
クロス装置を示すものである。これは、上下のロールチ
ョック５２の両側面のロール軸方向に凹曲面状の蟻溝３
０を設け、この蟻溝３０にパッド３３の曲面状突起部３
３ａを摺動自在に嵌挿し、シリンダ１を移動すると、シ
リンダ１のヘッド側端面とパッド３３の平坦面及びパッ
ド３３の曲面状突起部３３ａとロールチョック５２の蟻
溝３０とが摺動して上下のワークロール５１をクロスさ
せる例である。
クロス装置を示すものである。これは、上下のロールチ
ョック５２の両側面のロール軸方向に凹曲面状の蟻溝３
０を設け、この蟻溝３０にパッド３３の曲面状突起部３
３ａを摺動自在に嵌挿し、シリンダ１を移動すると、シ
リンダ１のヘッド側端面とパッド３３の平坦面及びパッ
ド３３の曲面状突起部３３ａとロールチョック５２の蟻
溝３０とが摺動して上下のワークロール５１をクロスさ
せる例である。
【００２２】なお、本発明は上記各実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、シリンダ１の
外周面を丸形としてキー等によって回り止めする等各種
変更が可能であることは言う迄もない。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、シリンダ１の
外周面を丸形としてキー等によって回り止めする等各種
変更が可能であることは言う迄もない。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような効果が得られる。 （１）シリンダはブロックによって確実に案内されるの
で、ロールチョックを正確に且つ安定して移動させるこ
とができる。 （２）シリンダは十分な上下方向長さを有するので、ロ
ールチョックの位置を正確且つ安定して設定することが
できる。 （３）シリンダとロールチョックとは傾動且つ摺動自在
に係合しているので、ロールクロス角の変更及び微調整
の際に、ロールチョックを円滑且つ安定して移動させる
ことができる。 （４）ブロックに植設されたロールベンディングシリン
ダの容量や性能を低下させることなく、シリンダとプラ
ンジャとから成る液圧シリンダの容量を十分大きくして
ブロックに内設することが可能あり、極めて簡略なワー
クロールクロス圧延機のロールクロス装置を実現でき
る。
記のような効果が得られる。 （１）シリンダはブロックによって確実に案内されるの
で、ロールチョックを正確に且つ安定して移動させるこ
とができる。 （２）シリンダは十分な上下方向長さを有するので、ロ
ールチョックの位置を正確且つ安定して設定することが
できる。 （３）シリンダとロールチョックとは傾動且つ摺動自在
に係合しているので、ロールクロス角の変更及び微調整
の際に、ロールチョックを円滑且つ安定して移動させる
ことができる。 （４）ブロックに植設されたロールベンディングシリン
ダの容量や性能を低下させることなく、シリンダとプラ
ンジャとから成る液圧シリンダの容量を十分大きくして
ブロックに内設することが可能あり、極めて簡略なワー
クロールクロス圧延機のロールクロス装置を実現でき
る。
【図１】本発明の第１実施例に係るロールクロス装置の
破断平面図である。
破断平面図である。
【図２】同じく破断側面図である。
【図３】本発明の第２実施例に係るロールクロス装置の
破断平面図である。
破断平面図である。
【図４】本発明の第３実施例に係るロールクロス装置の
破断平面図である。
破断平面図である。
【図５】本発明の第４実施例に係るロールクロス装置の
破断平面図である。
破断平面図である。
１ シリンダ ２ プランジャ ８ プロジェクトブロック ５０ 圧延材 ５１ ワークロール ５２ ロールチョック ５９ ハウジング θ クロス角
フロントページの続き (72)発明者 三登 良紀 広島県広島市西区観音新町四丁目６番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B21B 13/14,31/02,31/16
Claims (1)
- 【請求項１】 圧延条件に応じて上下のワークロールの
クロス角を変更し得るようにしたワークロールクロス圧
延機において、圧延機ハウジングに固設したブロック
に、前記ワークロールの軸心と直交する水平方向へ移動
可能にシリンダを案内させるとともに、このシリンダ
を、前記ワークロールを支承するロールチョックへ傾動
かつ摺動自在に係合させ、かつこのシリンダに嵌装され
たプランジャの軸端を前記ブロックに固着したことを特
徴とするワークロールクロス圧延機のロールクロス装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11339092A JP2871286B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | ワークロールクロス圧延機のロールクロス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11339092A JP2871286B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | ワークロールクロス圧延機のロールクロス装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05305313A JPH05305313A (ja) | 1993-11-19 |
| JP2871286B2 true JP2871286B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=14611104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11339092A Expired - Fee Related JP2871286B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | ワークロールクロス圧延機のロールクロス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2871286B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108144970A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-06-12 | 重集团大连工程技术有限公司 | 缸杆固定缸体随工作辊轴向移动的窜辊装置 |
| CN114130823B (zh) * | 2020-09-04 | 2024-04-09 | 山东建筑大学 | 一种板带箔材轧机工作辊系 |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP11339092A patent/JP2871286B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05305313A (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981208 |
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