JPH0719601Y2 - 圧延機 - Google Patents

圧延機

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JPH0719601Y2
JPH0719601Y2 JP11309988U JP11309988U JPH0719601Y2 JP H0719601 Y2 JPH0719601 Y2 JP H0719601Y2 JP 11309988 U JP11309988 U JP 11309988U JP 11309988 U JP11309988 U JP 11309988U JP H0719601 Y2 JPH0719601 Y2 JP H0719601Y2
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JP
Japan
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work roll
roll
work
rolls
bend
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JP11309988U
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JPH0238103U (ja
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博一 渡利
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は小径の作業ロールを使用する薄板圧延機の作業
ロールベンダーに関する。
〔従来の技術〕
薄板圧延機においては、省エネルギー、薄板製品の板幅
方向の板厚精度および形状の向上を目的として小径の作
業ロールを使用した圧延機の開発が行われている。この
種の従来の圧延機としては、多重ロール式圧延スタンド
(特公昭46−6173号参照)が知られている。
第3図、第4図は上記従来の圧延機を示す図である。第
3図および第4図において、21は上下に配設された駆動
支えロールであり、この2つの駆動支えロール21によっ
て2つの作業ロール22が摩擦駆動により回転する。23は
作業ロール22を水平方向に支持する逆転ロール、24は支
持ブリッジ25に支承された支持ローラ、26は支えロール
21、支持ローラ24および逆転ロール23に接する中間ロー
ルである。27は軸受体であり、上部と下部の軸受体の間
には圧力媒体シリンダー28が配置されている。更に軸受
体27内には圧搾空気シリンダーが配置されていて、この
シリンダーのピストン29は爪30に連結されている。31は
軸受体27内の作業ロール軸受32の位置を確定するための
爪である。軸受箱33内のU字形の案内体34に配設された
シリンダー35のピストン36内にはシリンダー37が配設さ
れ、このシリンダー37のピストン38は伝達レバー39を介
して爪31に水平方向の力を伝達している。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の圧延機において、圧力媒体シリンダー28は上
部軸受を支持し且つ作業ロール22を取り替える際に中間
ロール26および逆転ロール23が落下するのを防止するた
めのものである。また、軸受体27内の圧搾空気シリンダ
ーのピストン29は爪30と連結されて、中間ロール26と逆
転ロール23の軸の共通平面内に作業ロール軸受3の中心
を保持するためのものである。また、シリンダー35、3
7、ピストン36、38等は爪31に作用して、この爪31によ
り作業ロール22を支持するものである。このような従来
の圧延機では、作業ロールをベンドさせることはできな
い。
上記に鑑み、本考案は作業ロールをベンドし且つベンド
力を精度よくコントロールできる圧延機を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本考案は、上下各支持ロール
および上下各水平中間ロールに接する上下の作業ロール
中心線を上下支持ロール中心線に対して水平中間ロール
側に変位させ、上下各作業ロールを水平中間ロールを介
して水平支持ロールによって支持し、上記作業ロール、
水平中間ロールおよび水平支持ロールの中心を共通平面
内に保持するセンタリングレバーを上下各々に有する圧
延機において、上下の各センタリングレバー端部で上下
各作業ロール用チョックの水平中間ロール側を保持し且
つ上下センタリングレバーを作業ロールベンド用シリン
ダーによって接続し、さらに、上下各作業ロール用チョ
ックの反水平中間ロール側を上下各ベンドブロックで保
持し且つ上下ベンドブロックを上記とは別の作業ロール
ベンド用シリンダーによって接続したことを特徴とする
圧延機を第一の考案とし、 上記第一の考案において、作業ロールを挟んでその両側
に配置された作業ロールベンド用シリンダーのピストン
の受圧面積が作業ロール中心から作業ロールベンド用シ
リンダー中心までの距離に反比例し、上記両作業ロール
ベンド用シリンダーを操作する圧力制御弁が同一である
ことを特徴とする圧延機を第二の考案とする。
〔作用〕
作業ロールを挟んでその両側の作業ロールベンド用シリ
ンダーが加圧されることにより、上下の作業ロールに上
下方向のベンド力が加えられて作業ロールにメカニカル
クラウンが付与される。このクラウン量は作業ロールベ
ンド用シリンダーの加圧量を変えることにより任意に変
えることができる。その結果、薄板圧延において所定の
板厚精度および良好な形状を有する薄板製品を得ること
ができる。
さらに、本考案においては、作業ロールを挟んでその両
側の作業ロールベンド用シリンダーのピストンの受圧面
積が作業ロール中心から作業ロールベンド用シリンダー
中心までの距離に反比例しているので、同一の圧力制御
弁による同一の圧力を作業ロールの両側の作業ロールベ
ンド用シリンダーに加えても、ロールチョックに回転モ
ーメントは発生しない。
〔実施例〕
本考案の実施例について添付図面を参照しながら以下に
説明する。
第1図および第2図において、上下2本の作業ロール1
の中心線は上下の支持ロール2の中心線に対して水平中
間ロール3側に少し変位している。上記作業ロール1は
水平中間ロール3を介して水平支持ロール4によって支
持されている。該水平支持ロール4は胴長方向に複数個
に分割されたロールであり、ハウジング5にブラケット
6を介して支持されている。上記水平中間ロール3は、
該水平中間ロールの中心が作業ロール1と水平支持ロー
ル4の中心を結ぶ線上にくるように、チョック7を介し
てセンタリングレバー8に支承されている。このセンタ
リングレバー8と同様のものが上記ロールの両端に配設
されている。
センタリングレバー8の作業ロール端9は、作業ロール
1のチョック10に対してセンタリング可能なように半円
状になっており、センタリングレバー8の他端側におい
て水平支持ロール4の軸11が回転可能に支持されてい
る。
上下のセンタリングレバー8はピン結合された作業ロー
ルベンド用シリンダー12により接続されている。
作業ロール1を挟んでセンタリングレバー8の反対側
(反水平中間ロール側)には、作業ロール1のチョック
10を保持して上下方向にスライド可能な上ベンドブロッ
ク16、下ベンドブロック16′よりなるベンドブロック17
が設置されている。上下のベンドブロック16、16′の作
業ロール端18は作業ロールのチョック10に対してセンタ
リング可能なように半円状になっている。上下のベンド
ブロック16、16′はピン結合された作業ロールベンド用
シリンダー19により接続されている。
13は圧力制御弁であり、油圧ユニット(図示せず)と連
結されている。この圧力制御弁13を経た高圧油は油圧配
管15、20または15′、20′を通って作業ロールベンド用
シリンダー12及び19に供給される。図に示す状態では高
圧油はブロックされている。圧力制御弁13を(A)に切
り替えると、作業ロールベンド用シリンダー12及び19の
ロッド側に高圧油が流入し、圧力制御弁13を(B)に切
り替えると、作業ロールベンド用シリンダー12及び19の
ヘッド側に高圧油が流入する。流入する高圧油の圧力は
圧力検出機14にて検出され、所定の圧力に圧力制御弁13
にてコントロールされる。
さらに本考案においては、作業ロール1の中心から作業
ロールベンド用シリンダー12または19の中心までの距離
をそれぞれd1、d2とし、図に示されているように作業ロ
ールベンド用シリンダー12のピストンの下面の受圧面積
をA1、上面の受圧面積をa1、作業ロールベンド用シリン
ダー19のピストンの下面の受圧面積をA2、上面の受圧面
積をa2とすれば、A1×d1=A2×d2、a1×d1=a2×d2とな
るように構成されている。この関係は、作業ロール1の
他端側にある作業ロールベンド用シリンダー12および19
においても同じである。
上記のように構成される本考案は以下のように作用す
る。
本考案に係る圧延機を使用して薄板を圧延している場合
において、圧力制御弁13を経た高圧油は油圧配管15、20
または15′、20′を通って作業ロールベンド用シリンダ
ー12および19に達して作業ロールベンド用シリンダー12
および19が加圧される。この加圧力により、作業ロール
のチョック10を介して上下の作業ロールが上下方向にベ
ンドされ、作業ロールにメカニカルクラウンが付与され
るので、所定の板厚精度、良好形状を有する薄板製品を
得ることができる。高圧油が油圧配管15′、20′を通る
ように圧力制御弁13が切り替えられている場合、チョッ
ク10の間が開かれようとするので、作業ロール1には凸
クラウンが付与される。逆に、高圧油が油圧配管15、20
を通るように圧力制御弁13が切り替えられている場合、
作業ロールには凹クラウンが付与される。圧力制御弁13
で制御される圧力を変えることにより作業ロールベンド
用シリンダー12および19に加える力が変更され、任意の
ベンド力を得ることができる。さらに、作業ロールベン
ド用シリンダー12および19に連結される作業ロールの両
端側の配管を第2図の如く接続することにより、板幅方
向のベンド力を制御できる。
作業ロール1を挟んでその両側にある作業ロールベンド
用シリンダー12および19までの距離が異なるとき、シリ
ンダーのサイズが同一の場合、作業ロールチョックに回
転モーメントを生じさせないためには両側の作業ロール
ベンド用シリンダーは別々の圧力制御弁によってコント
ロールする必要があるが、本考案においては作業ロール
ベンド用シリンダーのピストンの受圧面積が作業ロール
中から作業ロールベンド用シリンダー中心までの距離に
反比例しているので、同一の圧力制御弁によって作業ロ
ールの両側にある作業ロールベンド用シリンダーを操作
することができる。
〔考案の効果〕
(1)作業ロールを挟んでその両側にある作業ロールベ
ンド用シリンダーの圧力を変更することにより作業ロー
ルに作用するベンド力を任意に操作することができるの
で、薄板製品の幅方向の板厚精度を向上することができ
ると共に好ましい形状の薄板を得ることができる。
(2)作業ロールを挟んでその両側にある作業ロールベ
ンド用シリンダーのピストンの受圧面積が作業ロール中
心から作業ロールベンド用シリンダー中心までの距離に
反比例しているので、作業ロールの両側の作業ロールベ
ンド用シリンダーに対して同一の圧力制御弁による同一
の圧力を付加しても作業ロールチョックに回転モーメン
トは発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧延機の側面図、第2図は本考案
に係る圧延機の作業ロール、水平中間ロールおよび水平
支持ロールの両端部付近の平面図、第3図は従来の圧延
機の縦断面図、第4図は第3図の圧延機をA−A線で切
断した断面図である。 1…作業ロール、2…支持ロール、3…水平中間ロー
ル、4…水平支持ロール、5…ハウジング、6…ブラケ
ット、7…チョック、8…センタリングレバー、9…作
業ロール端、10…チョック、11…軸、12…作業ロールベ
ンド用シリンダー、13…圧力制御弁、14…圧力検出機、
15、15′…油圧配管、16…上ベンドブロック、16′…下
ベンドブロック、17…ベンドブロック、18…作業ロール
端、19…作業ロールベンド用シリンダー、20、20′…油
圧配管、21…支えロール、22…作業ロール、23…逆転ロ
ール、24…支持ローラ、25…支持ブリッジ、26…中間ロ
ール、27…軸受体、28…圧力媒体シリンダー、29…ピス
トン、30…爪、31…爪、32…作業ロール軸受、33…軸受
箱、34…案内体、35…シリンダー、36…ピストン、37…
シリンダー、38…ピストン、39…伝達レバー、P…圧力
側、T…タンク側

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下各支持ロールおよび上下各水平中間ロ
    ールに接する上下の作業ロール中心線を上下支持ロール
    中心線に対して水平中間ロール側に変位させ、上下各作
    業ロールを水平中間ロールを介して水平支持ロールによ
    って支持し、上記作業ロール、水平中間ロールおよび水
    平支持ロールの中心を共通平面内に保持するセンタリン
    グレバーを上下各々に有する圧延機において、 上下の各センタリングレバー端部で上下各作業ロール用
    チョックの水平中間ロール側を保持し且つ上下センタリ
    ングレバーを作業ロールベンド用シリンダーによって接
    続し、さらに、上下各作業ロール用チョックの反水平中
    間ロール側を上下各ベンドブロックで保持し且つ上下ベ
    ンドブロックを上記とは別の作業ロールベンド用シリン
    ダーによって接続したことを特徴とする圧延機。
  2. 【請求項2】作業ロールを挟んでその両側に配置された
    作業ロールベンド用シリンダーのピストンの受圧面積が
    作業ロール中心から作業ロールベンド用シリンダー中心
    までの距離に反比例し、上記両作業ロールベンド用シリ
    ンダーを操作する圧力制御弁が同一であることを特徴と
    する請求項1記載の圧延機。
JP11309988U 1988-08-29 1988-08-29 圧延機 Expired - Lifetime JPH0719601Y2 (ja)

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JP11309988U JPH0719601Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 圧延機

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JP11309988U JPH0719601Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 圧延機

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JPH0238103U JPH0238103U (ja) 1990-03-14
JPH0719601Y2 true JPH0719601Y2 (ja) 1995-05-10

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