JP3526636B2 - 水平曲げ機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置 - Google Patents
水平曲げ機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置Info
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- JP3526636B2 JP3526636B2 JP25110194A JP25110194A JP3526636B2 JP 3526636 B2 JP3526636 B2 JP 3526636B2 JP 25110194 A JP25110194 A JP 25110194A JP 25110194 A JP25110194 A JP 25110194A JP 3526636 B2 JP3526636 B2 JP 3526636B2
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- rolling load
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- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/145—Lateral support devices for rolls acting mainly in a direction parallel to the movement of the product
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/28—Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
- B21B37/38—Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll bending
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- B21B13/02—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
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- B21B31/16—Adjusting or positioning rolls
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- B21B2031/206—Horizontal offset of work rolls
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- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2269/00—Roll bending or shifting
- B21B2269/10—Horizontal bending of rolls
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- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/58—Roll-force control; Roll-gap control
- B21B37/62—Roll-force control; Roll-gap control by control of a hydraulic adjusting device
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、作業ロールの水平曲げ
機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置に
関する。
機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図４に例示するように、上下の作
業ロール１、２の一方（図では上作業ロール１）を小径
に形成し、この上作業ロール１を圧延ライン方向にオフ
セットすると共に、上作業ロール１と平行に中間ロール
３、押付けロール４、ベンディングシリンダ５を設け、
ベンディングシリンダ５により押付けロール４、中間ロ
ール３を介して上作業ロール１を水平に曲げて、上作業
ロール１の垂直方向のロールクラウンを修正するように
した圧延機が開発されている（例えば、実公平３−１８
００３号、実公平４−９０４２号）。しかし、かかる従
来の水平曲げ機構を備えた圧延機では、上下の作業ロー
ルの径が異なるため、圧延された板材の表面性状（粗さ
や光沢）に相違が生じる問題点があった。
業ロール１、２の一方（図では上作業ロール１）を小径
に形成し、この上作業ロール１を圧延ライン方向にオフ
セットすると共に、上作業ロール１と平行に中間ロール
３、押付けロール４、ベンディングシリンダ５を設け、
ベンディングシリンダ５により押付けロール４、中間ロ
ール３を介して上作業ロール１を水平に曲げて、上作業
ロール１の垂直方向のロールクラウンを修正するように
した圧延機が開発されている（例えば、実公平３−１８
００３号、実公平４−９０４２号）。しかし、かかる従
来の水平曲げ機構を備えた圧延機では、上下の作業ロー
ルの径が異なるため、圧延された板材の表面性状（粗さ
や光沢）に相違が生じる問題点があった。
【０００３】そのため、図５に例示するように、圧延圧
下を油圧圧下でなす圧延機の同一径の上下作業ロール
１、２を圧延ライン方向にオフセットして、両方の作業
ロール１、２を水平に曲げる圧延機が提案されている。
かかる圧延機では、控ロール６、中間ロール７、及び作
業ロール１、２の各々の初期オフセット（圧延方向への
芯ズレ）によって作業ロール１、２に作用する水平力Ｆ
に対向するように、作業ロール１、２の軸方向（紙面に
垂直な方向）に複数対（例えば６対）の水平押力装置８
を備え、この水平押力装置８により、作業ロール１、２
の軸方向各部に水平な押力を与えて作業ロール１、２を
水平に曲げるようになっている。
下を油圧圧下でなす圧延機の同一径の上下作業ロール
１、２を圧延ライン方向にオフセットして、両方の作業
ロール１、２を水平に曲げる圧延機が提案されている。
かかる圧延機では、控ロール６、中間ロール７、及び作
業ロール１、２の各々の初期オフセット（圧延方向への
芯ズレ）によって作業ロール１、２に作用する水平力Ｆ
に対向するように、作業ロール１、２の軸方向（紙面に
垂直な方向）に複数対（例えば６対）の水平押力装置８
を備え、この水平押力装置８により、作業ロール１、２
の軸方向各部に水平な押力を与えて作業ロール１、２を
水平に曲げるようになっている。
【０００４】複数対の水平押力装置８は、図４と同様
に、押付けロール４、中間ロール３、及びベンディング
シリンダ５からなり、このベンディングシリンダ５に
は、ピストンロッドの変位を検出する変位検出装置９が
組み込まれている。かかる従来の圧延機では、ベンディ
ングシリンダ５をクラウン制御のために作動させても作
業ロール間のギャップ（隙間）が変化しないように、ベ
ンディングシリンダの位置変化から油圧圧下側の隙間の
変化を演算し、これに対応させて控ロール６を移動させ
る制御（ギャップ補正制御）が行われていた。
に、押付けロール４、中間ロール３、及びベンディング
シリンダ５からなり、このベンディングシリンダ５に
は、ピストンロッドの変位を検出する変位検出装置９が
組み込まれている。かかる従来の圧延機では、ベンディ
ングシリンダ５をクラウン制御のために作動させても作
業ロール間のギャップ（隙間）が変化しないように、ベ
ンディングシリンダの位置変化から油圧圧下側の隙間の
変化を演算し、これに対応させて控ロール６を移動させ
る制御（ギャップ補正制御）が行われていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
ギャップ補正制御では、各ベンディングシリンダによ
って、また圧延荷重によってギャップ変化に対する影響
度が異なり、機械構成上においてヒステリシスがある
場合にはシリンダ位置変化又は圧力変化の方向によって
その影響度が異なる、等の問題点があった。そのため、
条件変化に対するギャップ補正効果が小であり、又影響
度チェックのために必要なテスト量が膨大となる問題点
があった。
ギャップ補正制御では、各ベンディングシリンダによ
って、また圧延荷重によってギャップ変化に対する影響
度が異なり、機械構成上においてヒステリシスがある
場合にはシリンダ位置変化又は圧力変化の方向によって
その影響度が異なる、等の問題点があった。そのため、
条件変化に対するギャップ補正効果が小であり、又影響
度チェックのために必要なテスト量が膨大となる問題点
があった。
【０００６】言い換えれば、ベンディングシリンダ５の
変位から控ロール６を移動させる従来の制御では、上下
の作業ロール１、２が計算通りに移動しない場合があ
り、そのため、クラウン制御のためにベンディングシリ
ンダ５を作動させると、作業ロール間のギャップ（隙
間）も変化してしまうことがある問題点があった。
変位から控ロール６を移動させる従来の制御では、上下
の作業ロール１、２が計算通りに移動しない場合があ
り、そのため、クラウン制御のためにベンディングシリ
ンダ５を作動させると、作業ロール間のギャップ（隙
間）も変化してしまうことがある問題点があった。
【０００７】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ベン
ディングシリンダをクラウン制御のために作動させても
作業ロール間のギャップ（隙間）が変化しない水平曲げ
機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置を
提供することにある。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ベン
ディングシリンダをクラウン制御のために作動させても
作業ロール間のギャップ（隙間）が変化しない水平曲げ
機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置を
提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧延圧
下を油圧圧下でなす圧延機のベンディングシリンダの作
動前の圧延荷重を記憶し、該記憶圧延荷重に対しベンデ
ィングシリンダの作動中の圧延荷重の変化量が最小とな
るように、該記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が高
い場合に圧延用油圧圧下力を低減し、該記憶圧延荷重よ
りも作動中の圧延荷重が低い場合に圧延用油圧圧下力を
増大させる信号を出力して圧延機のギャップを補正す
る、ことを特徴とする水平曲げ機構を備えた圧延機のギ
ャップ補正方法が提供される。
下を油圧圧下でなす圧延機のベンディングシリンダの作
動前の圧延荷重を記憶し、該記憶圧延荷重に対しベンデ
ィングシリンダの作動中の圧延荷重の変化量が最小とな
るように、該記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が高
い場合に圧延用油圧圧下力を低減し、該記憶圧延荷重よ
りも作動中の圧延荷重が低い場合に圧延用油圧圧下力を
増大させる信号を出力して圧延機のギャップを補正す
る、ことを特徴とする水平曲げ機構を備えた圧延機のギ
ャップ補正方法が提供される。
【０００９】また、本発明によれば、圧延圧下を油圧圧
下でなす圧延機のベンディングシリンダの作動前の圧延
荷重をメモリに記憶し、該記憶圧延荷重に対しベンディ
ングシリンダの作動中の圧延荷重の変化量が最小となる
ように、該記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が高い
場合に圧延用油圧圧下力を低減し、該記憶圧延荷重より
も作動中の圧延荷重が低い場合に圧延用油圧圧下力を増
大させる信号を出力して圧延機のギャップを補正する油
圧圧下制御装置、を備えたことを特徴とする水平曲げ機
構を備えた圧延機の制御装置が提供される。
下でなす圧延機のベンディングシリンダの作動前の圧延
荷重をメモリに記憶し、該記憶圧延荷重に対しベンディ
ングシリンダの作動中の圧延荷重の変化量が最小となる
ように、該記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が高い
場合に圧延用油圧圧下力を低減し、該記憶圧延荷重より
も作動中の圧延荷重が低い場合に圧延用油圧圧下力を増
大させる信号を出力して圧延機のギャップを補正する油
圧圧下制御装置、を備えたことを特徴とする水平曲げ機
構を備えた圧延機の制御装置が提供される。
【００１０】
【作用】上記本発明の方法及び装置によれば、圧延圧下
を油圧圧下でなす圧延機のベンディングシリンダの作動
前の圧延荷重を記憶し、この荷重を維持するように、記
憶圧延荷重に対し作動中の圧延荷重が高い場合に圧延用
油圧圧下力を低減し、記憶圧延荷重よりも作動中の圧延
荷重が低い場合に圧延用油圧圧下力を増大させる信号を
出力し、圧延荷重の変化量を最小とするので、機械系の
ヒステリシス、ベンディングシリンダ内の圧力のヒステ
リシス等の影響を考慮することなく、圧延荷重を維持し
板厚変動を軽減することができる。
を油圧圧下でなす圧延機のベンディングシリンダの作動
前の圧延荷重を記憶し、この荷重を維持するように、記
憶圧延荷重に対し作動中の圧延荷重が高い場合に圧延用
油圧圧下力を低減し、記憶圧延荷重よりも作動中の圧延
荷重が低い場合に圧延用油圧圧下力を増大させる信号を
出力し、圧延荷重の変化量を最小とするので、機械系の
ヒステリシス、ベンディングシリンダ内の圧力のヒステ
リシス等の影響を考慮することなく、圧延荷重を維持し
板厚変動を軽減することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。なお、各図において、共通する部分には
同一の符号を付して使用する。図１は、本発明の方法を
適用する水平曲げ機構を備えた圧延機の構成図であり、
図２はその下半分の平面図である。図１及び図２におい
て、圧延機１０は、同一径の上下作業ロール１、２を圧
延ライン方向にオフセットして、両方の作業ロール１、
２を水平に曲げる圧延機であり、控ロール６、中間ロー
ル７、及び作業ロール１、２の各々の初期オフセット
（圧延方向への芯ズレ）によって作業ロール１、２に作
用する水平力Ｆに対向するように、作業ロール１、２の
軸方向（紙面に垂直な方向）に複数対（図では６対）の
水平押力装置１２、１３（下側に１３−1、〜１３−
６）を備えており、この水平押力装置１２、１３によ
り、作業ロール１、２の軸方向各部に水平な押力を与え
て作業ロール１、２を水平に曲げるようになっている。
複数対の水平押力装置１２、１３は、押付けロール４、
中間ロール３、及びベンディングシリンダ１４、１５
（下側に１５−1、〜１５−６）からなり、このベンデ
ィングシリンダ１４、１５には、ピストンロッド１６ａ
の変位を検出する変位検出装置９（図１）が組み込まれ
ている。
して説明する。なお、各図において、共通する部分には
同一の符号を付して使用する。図１は、本発明の方法を
適用する水平曲げ機構を備えた圧延機の構成図であり、
図２はその下半分の平面図である。図１及び図２におい
て、圧延機１０は、同一径の上下作業ロール１、２を圧
延ライン方向にオフセットして、両方の作業ロール１、
２を水平に曲げる圧延機であり、控ロール６、中間ロー
ル７、及び作業ロール１、２の各々の初期オフセット
（圧延方向への芯ズレ）によって作業ロール１、２に作
用する水平力Ｆに対向するように、作業ロール１、２の
軸方向（紙面に垂直な方向）に複数対（図では６対）の
水平押力装置１２、１３（下側に１３−1、〜１３−
６）を備えており、この水平押力装置１２、１３によ
り、作業ロール１、２の軸方向各部に水平な押力を与え
て作業ロール１、２を水平に曲げるようになっている。
複数対の水平押力装置１２、１３は、押付けロール４、
中間ロール３、及びベンディングシリンダ１４、１５
（下側に１５−1、〜１５−６）からなり、このベンデ
ィングシリンダ１４、１５には、ピストンロッド１６ａ
の変位を検出する変位検出装置９（図１）が組み込まれ
ている。
【００１２】図１において、変位検出装置９は、ピスト
ンロッド１６ａに一端が固定された磁気ロッド９ａ（商
品名：マグネスケール）と、シリンダ本体１６ｂに固定
され磁気ロッド９ａが軸方向に貫通する変位検出器９ｂ
（マグネスケールヘッド）とからなり、ピストンロッド
１６ａの変位量を制御装置に組み込まれているマグネス
ケールディテクタを介して検出できるようになってい
る。
ンロッド１６ａに一端が固定された磁気ロッド９ａ（商
品名：マグネスケール）と、シリンダ本体１６ｂに固定
され磁気ロッド９ａが軸方向に貫通する変位検出器９ｂ
（マグネスケールヘッド）とからなり、ピストンロッド
１６ａの変位量を制御装置に組み込まれているマグネス
ケールディテクタを介して検出できるようになってい
る。
【００１３】図３は、図１の圧延機の制御方法を示す制
御ブロック図である。この図において、圧延機１０に
は、その圧延荷重を検出するロードセル２１と、控ロー
ル６を上下方向に昇降させるロール移動シリンダ２２と
が、それぞれ各ロールを挟んで対向して設けられてい
る。ロール移動シリンダ２２には、ピストンロッド２２
ａの変位を検出する変位検出装置９が組み込まれてい
る。
御ブロック図である。この図において、圧延機１０に
は、その圧延荷重を検出するロードセル２１と、控ロー
ル６を上下方向に昇降させるロール移動シリンダ２２と
が、それぞれ各ロールを挟んで対向して設けられてい
る。ロール移動シリンダ２２には、ピストンロッド２２
ａの変位を検出する変位検出装置９が組み込まれてい
る。
【００１４】図３において圧延機１０は更に、油圧圧下
を制御する油圧圧下制御装置２４と、水平押力装置１
２、１３を制御する水平押力制御装置２６とを備えてい
る。本発明によれば、油圧圧下制御装置２４により、圧
延圧下を油圧圧下でなす圧延機のベンディングシリンダ
１４、１５の作動前のロードセル２１により検出された
圧延荷重をメモリ２４ａに記憶し、記憶した圧延荷重に
対しベンディングシリンダ１４、１５の作動中の圧延荷
重の変化量が最小となるように、記憶圧延荷重よりも作
動中の圧延荷重が高い場合に圧延用油圧圧下力を低減
し、記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が低い場合に
圧延用油圧圧下力を増大させるように信号１００を出力
し、サーボアンプ２４ｂ、サーボ弁２４ｃを介して油圧
圧下側のギャップを移動させるようになっている。ベン
ディングシリンダ１４、１５の作動が終了した後は、そ
の制御位置を保持し、再度ベンディングシリンダ１４、
１５を作動させる時には、同様に、その開始直前の圧延
荷重をメモリ２４ａに記憶し、記憶した圧延荷重に対し
ベンディングシリンダ１４、１５の作動中の圧延荷重の
変化量が最小となるように、記憶圧延荷重よりも作動中
の圧延荷重が高い場合に圧延用油圧圧下力を低減し、記
憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が低い場合に圧延用
油圧圧下力を増大させるようにサーボアンプ２４ｂ、サ
ーボ弁２４ｃを介して油圧圧下側のギャップを移動させ
る。かかる方法によれば、圧延圧下を油圧圧下でなす圧
延機のベンディングシリンダの作動前の圧延荷重を記憶
し、この荷重を維持するように、記憶圧延荷重に対し作
動中の圧延荷重が高い場合に圧延用油圧圧下力を低減
し、記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が低い場合に
圧延用油圧圧下力を増大させる信号１００を出力して、
圧延荷重の変化量を最小とするので、機械系のヒステリ
シス、ベンディングシリンダ内の圧力のヒステリシス等
の影響を考慮することなく、圧延荷重を維持し板厚変動
を軽減することができる。
を制御する油圧圧下制御装置２４と、水平押力装置１
２、１３を制御する水平押力制御装置２６とを備えてい
る。本発明によれば、油圧圧下制御装置２４により、圧
延圧下を油圧圧下でなす圧延機のベンディングシリンダ
１４、１５の作動前のロードセル２１により検出された
圧延荷重をメモリ２４ａに記憶し、記憶した圧延荷重に
対しベンディングシリンダ１４、１５の作動中の圧延荷
重の変化量が最小となるように、記憶圧延荷重よりも作
動中の圧延荷重が高い場合に圧延用油圧圧下力を低減
し、記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が低い場合に
圧延用油圧圧下力を増大させるように信号１００を出力
し、サーボアンプ２４ｂ、サーボ弁２４ｃを介して油圧
圧下側のギャップを移動させるようになっている。ベン
ディングシリンダ１４、１５の作動が終了した後は、そ
の制御位置を保持し、再度ベンディングシリンダ１４、
１５を作動させる時には、同様に、その開始直前の圧延
荷重をメモリ２４ａに記憶し、記憶した圧延荷重に対し
ベンディングシリンダ１４、１５の作動中の圧延荷重の
変化量が最小となるように、記憶圧延荷重よりも作動中
の圧延荷重が高い場合に圧延用油圧圧下力を低減し、記
憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が低い場合に圧延用
油圧圧下力を増大させるようにサーボアンプ２４ｂ、サ
ーボ弁２４ｃを介して油圧圧下側のギャップを移動させ
る。かかる方法によれば、圧延圧下を油圧圧下でなす圧
延機のベンディングシリンダの作動前の圧延荷重を記憶
し、この荷重を維持するように、記憶圧延荷重に対し作
動中の圧延荷重が高い場合に圧延用油圧圧下力を低減
し、記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が低い場合に
圧延用油圧圧下力を増大させる信号１００を出力して、
圧延荷重の変化量を最小とするので、機械系のヒステリ
シス、ベンディングシリンダ内の圧力のヒステリシス等
の影響を考慮することなく、圧延荷重を維持し板厚変動
を軽減することができる。
【００１５】水平押力制御装置２６は、ロードセル２１
により検出された圧延荷重から圧力設定演算器２６ａに
より、各ベンディングシリンダの圧力を設定し、この圧
力に対応する設定変位までサーボ弁２６ｂによりベンデ
ィングシリンダを作動し、作動時の圧力Ｐと、変位検出
装置９による変位量とをフィードバックして、全体の圧
延荷重を変動させることなく、各ベンディングシリンダ
を移動させてクラウンを制御するようになっている。
により検出された圧延荷重から圧力設定演算器２６ａに
より、各ベンディングシリンダの圧力を設定し、この圧
力に対応する設定変位までサーボ弁２６ｂによりベンデ
ィングシリンダを作動し、作動時の圧力Ｐと、変位検出
装置９による変位量とをフィードバックして、全体の圧
延荷重を変動させることなく、各ベンディングシリンダ
を移動させてクラウンを制御するようになっている。
【００１６】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できるこ
とは勿論である。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できるこ
とは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】上述したように、本発明の水平曲げ機構
を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置は、ベ
ンディングシリンダをクラウン制御のために作動させて
も作業ロール間のギャップ（隙間）が変化しない、等の
優れた効果を有する。
を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置は、ベ
ンディングシリンダをクラウン制御のために作動させて
も作業ロール間のギャップ（隙間）が変化しない、等の
優れた効果を有する。
【図１】本発明の方法を適用する水平曲げ機構を備えた
圧延機の構成図である。
圧延機の構成図である。
【図２】図１の下半分の平面図である。
【図３】図１の圧延機の制御方法を示す制御ブロック図
である。
である。
【図４】従来の水平曲げ機構を備えた圧延機の構成図で
ある。
ある。
【図５】上下に水平曲げ機構を備えた圧延機の構成図で
ある。
ある。
１、２ 作業ロール
３ 中間ロール
４ 押付けロール
５ ベンディングシリンダ
６ 控ロール
７ 中間ロール
８ 水平押力装置
９ 変位検出装置
９ａ 磁気ロッド
９ｂ 検出機
１０ 圧延機
１２、１３ 水平押力装置
１４、１５ ベンディングシリンダ
１６ａ ピストンロッド
１６ｂ シリンダ本体
２１ ロードセル
２２ ロール移動シリンダ
２２ａ ピストンロッド
２４ 油圧圧下制御装置
２４ａ メモリ
２４ｂ サーボアンプ
２４ｃ サーボ弁
２６ 水平押力制御装置
２６ａ 圧力設定演算器
２６ｂ サーボ弁
Ｆ 水平力１００ 信号
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｂ２１Ｂ 37/58 Ｂ２１Ｂ 37/00 １４４
(72)発明者 口 誠寛
神奈川県横浜市磯子区新中原町１番地
石川島播磨重工業株式会社 横浜エンジ
ニアリングセンター内
(72)発明者 小代 純士
東京都千代田区丸の内一丁目１番２号
日本鋼管株式会社内
(72)発明者 豊福 達生
東京都千代田区丸の内一丁目１番２号
日本鋼管株式会社内
(56)参考文献 特開 昭58−116913（ＪＰ，Ａ)
特開 昭57−195523（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−108201（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−6711（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B21B 37/00 - 37/78
B21B 13/14
B21B 29/00
Claims (2)
- 【請求項１】 圧延圧下を油圧圧下でなす圧延機のベン
ディングシリンダの作動前の圧延荷重を記憶し、該記憶
圧延荷重に対しベンディングシリンダの作動中の圧延荷
重の変化量が最小となるように、該記憶圧延荷重よりも
作動中の圧延荷重が高い場合に圧延用油圧圧下力を低減
し、該記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が低い場合
に圧延用油圧圧下力を増大させる信号（１００）を出力
して圧延機のギャップを補正する、ことを特徴とする水
平曲げ機構を備えた圧延機のギャップ補正方法。 - 【請求項２】 圧延圧下を油圧圧下でなす圧延機のベン
ディングシリンダの作動前の圧延荷重をメモリ（２４
ａ）に記憶し、該記憶圧延荷重に対しベンディングシリ
ンダの作動中の圧延荷重の変化量が最小となるように、
該記憶圧延荷重よりも作動中の圧延荷重が高い場合に圧
延用油圧圧下力を低減し、該記憶圧延荷重よりも作動中
の圧延荷重が低い場合に圧延用油圧圧下力を増大させる
信号（１００）を出力して圧延機のギャップを補正する
油圧圧下制御装置、を備えたことを特徴とする水平曲げ
機構を備えた圧延機の制御装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25110194A JP3526636B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 水平曲げ機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25110194A JP3526636B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 水平曲げ機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08117823A JPH08117823A (ja) | 1996-05-14 |
| JP3526636B2 true JP3526636B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=17217665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25110194A Expired - Fee Related JP3526636B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 水平曲げ機構を備えた圧延機のギャップ補正方法及び制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3526636B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19944612C1 (de) * | 1999-09-17 | 2000-11-23 | Sundwig Gmbh | Walzgerüst |
| DE10054580A1 (de) * | 2000-11-03 | 2002-05-08 | Sms Demag Ag | Mehrwalzengerüst |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP25110194A patent/JP3526636B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08117823A (ja) | 1996-05-14 |
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