JP2871227B2 - 照射角可変の閃光照明装置 - Google Patents

照射角可変の閃光照明装置

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JP2871227B2 JP25580191A JP25580191A JP2871227B2 JP 2871227 B2 JP2871227 B2 JP 2871227B2 JP 25580191 A JP25580191 A JP 25580191A JP 25580191 A JP25580191 A JP 25580191A JP 2871227 B2 JP2871227 B2 JP 2871227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズームストロボと言われ
る照射角可変の閃光照明装置に関し、例えば焦点距離が
可変の撮影系と共に使用する場合、撮影系の撮影画角や
被写体距離等に応じて被写体側への投光光束の照射角を
変化させ効率の良い照明を行うようにした写真用カメラ
やビデオカメラ等に好適なカメラ内蔵型の小型の照射角
可変の閃光照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より焦点距離が可変の撮影系と共に
用いられる閃光照明装置においては被写体の効率の良い
照明を行う為に撮影系の撮影画角の変化に応じて、即ち
撮影系の焦点距離の変化に応じて及び被写体距離の違い
に応じて投光光束の照射角を種々変えて照明している。
【0003】このような閃光照明装置において投光光束
の照射角を変化させる方法としては従来より種々の方法
が提案されている。例えば発光手段の前方のフロントパ
ネル上に光拡散性が種々異なる拡散板を交換可能に配置
したり、集光力の異なるフレネルレンズより成る複数の
フレネル板のうちから1つのフレネル板を選択し着脱可
能に配置したりして行っている(アダプタ交換方式)。
【0004】この他閃光発光管と、その前面に設けた集
光レンズとの間の距離を変えて照射角を変えたり、又特
開昭60−52831号公報や実開昭53−62330
号公報では閃光発光管の前方に配置した平板状より成る
フレネルレンズを光軸上移動させて投光光束の照射角を
種々と変化させている(距離変化方式)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】照射角を変化させる方
式のうちアダプタ交換方式は撮影系の焦点距離に応じて
複数のアダプタを用意して撮影系の焦点距離に応じて対
称とするアダプタを交換しなければならず取扱い操作が
面倒であるという問題点があった。
【0006】又、距離変化方式は照射角を大きく変化さ
せようとすると閃光発光管とその前方の集光レンズやフ
レネルレンズとの相対的距離を大きく変化させねばなら
ず装置全体が大型化してくるという問題点があった。
【0007】本発明は閃光発光管の前方に配置する照射
角可変用の光学部材を適切に設定することにより、装置
全体の小型化を図りつつ、照射角を高速にしかも大きく
変化させることができる照射角可変の閃光照明装置の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の照射角可変の閃
光照明装置は、発光手段と、該発光手段からの光線に対
して偏向作用を有する第1光学部材と、該発光手段から
の光線に対して偏向作用を有し、且つ該発光手段と該第
1光学部材の間に挿脱可能な第2光学部材とを備え、
第2光学部材を光路外に退避させると共に、該発光手段
を該第1光学部材の方向に移動させることで光の照射角
を変えることを特徴としている。
【0009】この他本発明では、前記発光手段は略半円
状の反射鏡と該反射鏡の底部に配置したストロボ閃光管
とを有していることや前記第1光学部材は集光作用を有
しており、前記第2光学部材は集光作用又は発散作用を
有する略同形の回動可能な2つのフレネルレンズより成
っていること等を特徴としている。
【0010】
【実施例】図1(A)、(B)は本発明の実施例1の要
部概略図である。図1(A)は被写体側への照射光束の
照射角が狭い場合を、図1(B)は照射角が広い場合を
各々示している。
【0011】図中10は発光手段であり、反射鏡4とス
トロボ閃光管3とを有している。反射鏡4は凹面鏡や楕
円面鏡や放物面鏡等より成り、その底部にストロボ閃光
管3が配置されている。反射鏡4はストロボ閃光管3か
らの光束のうち光軸10aに対して周辺方向に放射され
た光束を反射させ所定方向に集光している。
【0012】1は第1光学部材であり、集光性のフレネ
ルレンズより成り、発光手段10の前方に位置してい
る。第1光学部材1と発光手段10との相対的距離は可
変となっている。本実施例では発光手段10が第1光学
部材1側に移動可能となっている。
【0013】2は第2光学部材であり、第1光学部材1
と発光手段10との間に配置している。第2光学部材2
は集光作用を有する略同形の2つのフレネルレンズ2a
1,2b1より成っている。フレネルレンズ2a1(2
a2)は点2b1(2b2)を中心に回動可能となって
いる。これにより光路中に挿入及び光路中から退避させ
ている。
【0014】図1(A)は第2光学部材2の2つのフレ
ネルレンズ2a1,2a2が光路中に位置し、これによ
り発光手段10からの光束を第1,第2光学部材1,2
で集光して被写体側へ照射角を小さくして照射してい
る。即ち大きなガイドナンバーを得る為の配置を示して
いる。
【0015】図1(B)は第2光学部材2の2つのフレ
ネルレンズ2a1,2a2が各々点2b1,2b2を中
心に回動して光路外に退避すると共に発光手段10が図
1(A)に比べて第1光学部材1側へ移動した状態を示
している。これにより発光手段10からの光束を第1光
学部材1を介して被写体側へ照射角を大きくして照射し
ている。即ち小さなガイドナンバーを得る為の配置を示
している。
【0016】次に本実施例において照射角を変化させる
際の各要素の光学的作用について説明する。
【0017】図4は本実施例において光学的作用を説明
する為の要部概略図である。同図において図1(A)、
(B)で示した要素と同一要素には同符番を付してい
る。今第1光学部材1としてのフレネルレンズ1の焦点
距離をf1とすれば、そのパワー(屈折力)φ1は φ1=1/f1 と表わされる。
【0018】ストロボ閃光管3から放射した光束のうち
フレネルレンズ1に直接入射し、フレネルレンズ1を通
過した後の光束の集光点はストロボ閃光管3の発光点3
aからフレネルレンズ1までの距離をS、フレネルレン
ズ1で偏向(集光)した光束の集光点3dのフレネルレ
ンズ1からの距離をS´とすると 1/S´=1/S+φ1 となる。
【0019】又、反射鏡4の断面形状を楕円形としてス
トロボ閃光管3の発光点3aをこの楕円形の一方の焦点
位置に設けた点光源3eとすれば、点光源3eは他方の
焦点位置3bに結像する。
【0020】同図に示すように点3bからフレネルレン
ズ1までの距離をL、点3bのフレネルレンズ1による
像を点3cとし、点3cからフレネルレンズ1までの距
離をL´とすると 1/L´=1/L+φ1 となる。
【0021】ストロボ閃光管3から直接放射されフレネ
ルレンズ1に入射した光束は角度αの角度内に照射され
る。又ストロボ閃光管3から照射され反射鏡4で反射し
た光束は角度βの角度内に照射される。
【0022】従って、照射角が狭く大きなガイドナンバ
ーを得るにはフレネルレンズ1のパワーφ1を大きく
し、かつフレネルレンズ1からストロボ閃光管3までの
距離Sとフレネルレンズ1から反射鏡4までの距離Lを
大きくすればよい。逆に照射角を大きくするためにはフ
レネルレンズ1のパワーφ1を小さくし、かつフレネル
レンズからとストロボ閃光管3までの距離Sとフレネル
レンズ1から反射鏡4までの距離Lを小さくすればよ
い。
【0023】以上説明したことから、照射角の変化の大
きな閃光照明装置(ズームストロボ)を得ようとする場
合には、パワーの異なる数種類のフレネルレンズを用意
したり、又ストロボ閃光管3とフレネルレンズ1までの
距離が大きく変化する機構より構成しなければならな
い。
【0024】そこで本実施例では図1(A)に示すよう
にストロボ閃光管3の前面に固定された集光作用を持つ
フレネルレンズ1と挿入退出可能な集光作用を持つフレ
ネルレンズ2の二つのフレネルレンズを装着して構成し
ている。この二つのフレネルレンズ1,2の合成屈折力
によって大きな集光作用を得ており、照射角が小さくガ
イドナンバーの大きな照射状態を得ている。
【0025】又、図1(B)に示すようにストロボ閃光
管3の前方より集光性の第2光学部材2としてのフレネ
ルレンズ2を光路中から退避させて、集光用の固定され
たフレネルレンズ1の一つだけで構成すると共にストロ
ボ閃光器3と反射鏡4をフレネルレンズ1側に近付ける
ことによって、照射角が大きなガイドナンバーの小さな
照射状態を得ている。
【0026】尚、本実施例においてフレネルレンズ1と
ストロボ閃光管3と反射鏡4との距離変化を行う動作
と、第2光学部材であるフレネルレンズ2の挿入退出を
同時に行ってもよいし、又両者を独立して行ってもよ
い。
【0027】図2(A)、(B)は本発明の実施例2の
要部概略図である。図2(A)は被写体側への照射光束
の照射角が狭い場合を、図2(B)は照射角が広い場合
を示している。図2(A)、(B)において図1
(A)、(B)と同じ要素には同符番を付している。
【0028】本実施例では第2光学部材21を拡散作用
を有する2つのフレネルレンズ21a1,21a2より
構成している。そして図2(A)ではフレネルレンズ2
1を光路中より退避させると共に発行手段10をフレネ
ルレンズ1より遠ざけている。これにより発光手段10
からの光束をフレネルレンズ1により集光させて照射角
を狭くして被写体を照射している。
【0029】図2(B)では拡散性のフレネルレンズ2
1を光路中に配置してフレネルレンズ1の集光力を打ち
消すと共に、発光手段10をフレネルレンズ1側に近付
けている。これにより発光手段10からの光束の照射角
を拡くして被写体を照射している。
【0030】図3(A)、(B)は本発明の実施例3の
要部概略図である。図3(A)は被写体側への照射光束
の照射角度が狭い場合を、図3(B)は照射角が広い場
合を示している。図3(A)、(B)において図1
(A)、(B)と同じ要素には同符番を付している。
【0031】本実施例においては図3(A)に示すよう
に照射角の狭い状態においては、ストロボ閃光管3の前
面に固定された集光作用を持つフレネルレンズ1と挿入
退出可能な集光作用を持つフレネルレンズ2をストロボ
閃光管3の直前に挿入することにより、これら二つのフ
レネルレンズの合成屈折力により大きな集光作用を得て
おり、照射角の小さなガイドナンバーのおおきな照射状
態を得ている。
【0032】又、図3(B)に示すようにストロボ閃光
管3の前方より集光性の第2光学部材フレネルレンズ2
を光路中から退避させると共にストロボ閃光管3と反射
器4をフレネルレンズ1側に近ずけることによって、ガ
イドナンバーは小さいが照射角の大きな照射状態を得て
いる。
【0033】尚、本実施例においてフレネルレンズ1と
発光手段10のストロボ閃光管3と反射鏡4の距離変化
を行う動作と、第2光学部材であるフレネルレンズ21
の挿入退出を同時に行ってもよいし、又両者を独立して
行ってもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く閃光発光管の
前方に配置する照射角可変用の光学部材を適切に設定す
ることにより、装置全体の小型化を図りつつ、照射角を
光束にしかも大きく変化させることができる照射角可変
の閃光照明装置を達成することができる。
【0035】特に本発明ではストロボ閃光管とその前面
に設けた集光性の第1フレネルレンズとの距離を変化さ
せると共に、集光性又は拡散性の第2フレネルレンズを
光路中より挿入退出可能となるように構成することによ
って、照射角変化が大きく、しかも装置全体の小型化を
容易に図ることができる等の特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 本発明の実施例2の要部概略図
【図3】 本発明の実施例3の要部概略図
【図4】 本発明の光学的作用の説明図
【符号の説明】 1 第1光学部材 2,21 第2光学部材 3 ストロボ閃光管 4 反射鏡 10 発光手段 2a1,2a2,21a1,21a2 フレネルレンズ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光手段と、該発光手段からの光線に対
    して偏向作用を有する第1光学部材と、該発光手段から
    の光線に対して偏向作用を有し、且つ該発光手段と該第
    1光学部材の間に挿脱可能な第2光学部材とを備え、
    第2光学部材を光路外に退避させると共に、該発光手段
    を該第1光学部材の方向に移動させることで光の照射角
    を変えることを特徴とする照射角可変の閃光照明装置。
  2. 【請求項2】 前記発光手段は断面が略半円状の反射鏡
    と該反射鏡の底部に配置したストロボ閃光管とを有して
    いることを特徴とする請求項1の照射角可変の閃光照明
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1光学部材は集光作用を有してお
    り、前記第2光学部材は集光作用又は発散作用を有する
    略同形の回動可能な2つのフレネルレンズより成ってい
    ることを特徴とする請求項1の照射角可変の閃光発光装
    置。
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