JP2870584B2 - コンプレッサの弁装置 - Google Patents

コンプレッサの弁装置

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JP2870584B2 JP18882896A JP18882896A JP2870584B2 JP 2870584 B2 JP2870584 B2 JP 2870584B2 JP 18882896 A JP18882896 A JP 18882896A JP 18882896 A JP18882896 A JP 18882896A JP 2870584 B2 JP2870584 B2 JP 2870584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンプレッサの弁装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンプレッサの弁装置として、板
状の弁座プレートに吐出孔と吸引孔とをそれぞれ穿設
し、上記弁座プレートの表面側に可撓性を有する板状の
吐出弁体を、裏面側に可撓性を有する板状の吸引弁体を
それぞれ取付けたものが知られている。上記吐出弁体は
その一端が弁座プレートの表面に固定され、他端が上記
吐出孔の周囲に形成された吐出弁座に接離可能となって
おり、また吸入弁体はその一端が弁座プレートの裏面に
固定され、他端が上記吸入孔の周囲に形成された吸入弁
座に接離可能となっている。このようなコンプレッサの
吸入サイクルでは、吐出弁体は圧縮空気を蓄えるエアタ
ンク内の圧力により吐出弁座に圧接されて吐出孔を閉じ
ており、外部の空気は上記吸入孔から吸入弁体を押開い
てシリンダ内に吸入される。他方、コンプレッサの吐出
サイクルでは、吸入弁体はシリンダ内の圧力により吸入
弁座に圧接されて吸入孔を閉じるようになり、シリンダ
内の圧力が上記エアタンク内の圧力よりも大きくなると
該圧縮空気は上記吐出弁体を押開いて吐出孔からエアタ
ンク内に吐出される。ところで、板状の吐出弁体の弁座
プレート側表面が該弁座プレートの表面に接触するよう
に構成すると、両者間にごみなどが挟まった際に吐出弁
座への着座が不完全となる。そのため、従来、上記弁座
プレートの2カ所をその裏面側から表面側に向けてそれ
ぞれ押圧成形し、該弁座プレートの表面よりも突出した
膨出部と台座とを形成する。そして、一方の膨出部の中
央に上記吐出孔を穿設するとともに、該膨出部の表面に
上記吐出孔を囲繞する吐出弁座を形成し、また他方の台
座の表面に吐出弁体の一端を取付け、該吐出弁体の他端
を上記吐出弁座に着座させるようにしたものが提案され
ている(特開平7−217756号公報)。かかる構成
によれば、上記膨出部と台座との間に凹部が確保できる
ので、その凹部によって吐出弁体と弁座プレートの間に
ごみ等が挟まる虞を少なくすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記弁装置において
は、膨出部と台座とを押圧成形することによって両者間
に凹部を形成しているので、上記凹部を切削加工によっ
て形成する場合に比較してその製造コストを下げること
ができる。しかしながら、比較的厚肉の弁座プレートに
膨出部や台座を押圧成形するには高出力のプレス機が必
要であり、そのような高出力のプレス機は高価なため、
弁装置のコストアップにつながっていた。本発明はその
ような事情に鑑み、従来に比較して一層のコストダウン
を図ることができるコンプレッサの弁装置を提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、相互
に重合した第1プレートと第2プレートとからなる弁座
プレートと、上記第1プレートと第2プレートとのそれ
ぞれに穿設して相互に連通させた吐出孔と、上記第1プ
レートと第2プレートとのそれぞれに穿設して相互に連
通させた吸入孔と、上記第1プレートと第2プレートと
のいずれか一方に形成されて上記吐出孔の開口部を囲む
吐出弁座と他方に形成されて上記吸入孔の開口部を囲む
吸入弁座と、一端が一方のプレートに取付けられ、他端
が上記吐出弁座に着座する吐出弁体と、一端が上記他方
のプレートに取付けられて、他端が上記吸入弁座に着座
する吐出弁体と、さらに、少なくともいずれか一方の弁
体の一端と他端との中間位置において、該弁体を取付け
たプレートに穿設した開口部分とこれを閉鎖する他方の
プレートとによって形成した凹部とを備えるものであ
る。
【0005】
【作用】上述した構成によれば、弁座プレートは第1プ
レートと第2プレートとからなっているので、当然にそ
れらのプレートの肉厚を弁座プレート全体の肉厚よりも
薄くすることができる。そして一方のプレートに開口部
分を穿設し、かつこれを他方のプレートによって閉鎖し
て凹部を形成するようにしているので、吐出孔や吸入孔
とともに上記開口部分を打抜くプレス機は、弁座プレー
ト全体の厚さを打抜くことができるプレス機よりも低出
力のものでよく、したがって安価なプレス機を使用する
ことができるので、弁装置のコストダウンを図ることが
できる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、コンプレッサは圧縮空気を蓄えるエ
アタンク1と該エアタンク1に圧縮空気を給送する圧縮
機構2とを備えており、この圧縮機構2は上記エアタン
ク1の外部上方に設けたシリンダ3とこのシリンダ3内
のピストン4とを備えている。そして上記ピストン4は
従来周知のようにコンロッドおよびクランク軸を介して
モータ5に連動している。上記シリンダ3の上部には弁
装置6を構成する板状の弁座プレート7を取付けてあ
る。この弁座プレート7は、上方の第1プレート8と下
方の第2プレート9とから構成してあり、これら両プレ
ート8、9を重合させて接着剤等によって一体に接着し
てある。上記弁座プレート7には、第1プレート8に穿
設した吐出孔8aと、第2プレート9に穿設した吐出孔
9aとからなる吐出孔11を形成してあり、この吐出孔
11の上方開口部の周囲を吐出弁座12としている。そ
して上記弁座プレート7を構成する第1プレート8の上
面に、可撓性を有する薄板状吐出弁体13の一端をボル
ト14によって固定してあり、この吐出弁体13の他端
は、自己の弾性により通常は上記吐出弁座12に着座し
て吐出孔11を閉じている。
【0007】また、上記吐出弁体13の上部には該吐出
弁体13に重合させてストッパ15を設けている。この
ストッパ15の一端は上記吐出弁体13を固定するボル
ト14によって該吐出弁体13とともに弁座プレート7
に固定してあり、またその他端は、該ストッパ15の長
さ方向ほぼ中央位置より弁座プレート7の上面に対して
所定の角度をもって上方に離隔させている。このとき、
上記吐出弁体13およびストッパ15の弁座プレート7
への取付け部分にはそれぞれスリット13a、15aを
形成してあり(図4参照)、各スリット13a、15a
を弁座プレート7に植設固定した位置決めピン16に係
合させることにより、上記ボルト14を締付けた際に吐
出弁体13とストッパ15とが共回りしないようにして
いる。さらに、上記吐出弁座12と、上記吐出弁体13
の弁座プレート7への取付け位置すなわちボルト14の
螺着位置との中間位置に、凹部17を形成している。こ
の凹部17は、第1プレート8に穿設した開口部分8b
と、この開口部分8bを閉鎖する第2プレート9とによ
って構成してあり、吐出弁体13と弁座プレート7との
間にごみ等が挟まって吐出弁体13が吐出弁座12に着
座できなくなる虞を少なくしている。上記吐出弁体13
は、シリンダ3内の圧縮空気が吐出孔11を介して上方
外部へ流通するのを許容する逆止弁を構成しており、そ
の際、吐出弁体13が圧縮空気によって大きく上方に持
上げられるような場合には、該吐出弁体13は上記スト
ッパ15の下面に当接してその位置で停止されるように
なっている。
【0008】次に、上記弁座プレート7には、上記第1
プレート8に穿設した吸入孔8cと第2プレート9に穿
設した吸入孔9cとからなる吸入孔18を形成してあ
り、この吸入孔18の下方開口部の周囲を吸入弁座19
としている。そして上記第2プレート9の下面に、可撓
性を有する薄板状吸入弁体20の一端を2つの固定ピン
21によって固定してあり、この吸入弁体20の他端
は、自己の弾性により通常は上記吸入弁座21に着座し
て吸入孔18を閉じている。したがって、上記吸入弁体
19はシリンダ3内の圧力が外部よりも低下した際に大
気が吸入孔18を介してシリンダ3内へ流通するのを許
容する逆止弁を構成している。なお、上記第1プレート
8の吸入孔8cの中央位置には、金属素材よりなる筒状
のディスタントピース22を接着剤により一体に固定し
てある。このディスタントピース22内には、後に詳述
するアンローダ機構30のピストンロッド31の下端部
を摺動自在に貫通させてあり、該ディスタントピース2
2によりピストンロッド31の先端を案内させている。
【0009】次に、上記弁座プレート7の上面にはシリ
ンダヘッド23を載置してあり、該シリンダヘッド23
は、上記シリンダ3に固定した弁座プレート7に図示し
ないボルトによって固定している。このシリンダヘッド
23の内側は所定の形状の仕切り部23aによって吐出
室24と吸入室25とに区画してあり、吐出室24に吐
出孔11を、吸入室25に吸入孔18をそれぞれ連通さ
せている。そして上記吐出室24はパイプ26を介して
エアタンク1に連通させてあり、また吸入室25はエア
フィルタ27を介して大気に連通させている。なお図1
において、28はリリーフ弁である。
【0010】上述したアンローダ機構30は、エアタン
ク1内の圧力が所定の圧力に達したときに吸入弁体20
を押下げて吸入孔18を開放させるもので、上記シリン
ダヘッド23の上部に設けたシリンダ32と、このシリ
ンダ32内に設けたピストン33とを備え、このピスト
ン33に連結した上記ピストンロッド31の下端部をデ
ィスタントピース22内に摺動自在に貫通させている。
また上記シリンダ32内にはピストン33の上方に圧力
室34を形成してあり、この圧力室34は接続パイプ3
5を介して上記パイプ26に連通している。さらに、上
記シリンダヘッド23とピストン33との間には該ピス
トン33を上方に付勢するばね36を弾装してあり、こ
のばね36はエアタンク1内が所定の圧力に達するまで
はピストンロッド31を吸入弁体20から離隔させ、他
方、エアタンク1内が所定の圧力に達したらピストンロ
ッド31を降下させて吸入弁体20を押し開くことがで
きるようになっている。
【0011】以上の構成において、モータ5が起動され
てピストン4が降下されると、空気はエアフィルタ27
および吸入弁体20を介してシリンダ3内に吸入され
る。この際には、吐出弁体13はエアタンク1内の圧力
により吐出弁座12に圧接されて該エアタンク1内から
シリンダ3へ圧縮空気が逆流するのを防止している。他
方、モータ5によりピストン4が上昇されると、シリン
ダ3内の空気が圧縮されて吐出弁体13を押し開き、パ
イプ26を介してエアタンク1内に吐出されそこに貯留
されるようになる。この際には吸入弁体20はシリンダ
3内の圧力により吸入弁座19に圧接されて該シリンダ
3内から外部に圧縮空気が流出するのを防止している。
そして上記エアタンク1内が所定の圧力に達すると、そ
の圧力はパイプ26および接続パイプ35を介して圧力
室34内に導入されてピストン33およびピストンロッ
ド31を降下させるので、吸入弁体20が押し開かれ
る。これにより吸入孔18が開放されるので、ピストン
4の降下工程でシリンダ3内に空気が吸引されても、該
空気はピストン4の上昇工程において吸入孔18からシ
リンダ3外部に排出されることになる。したがって、エ
アタンク1内に所定の圧力が蓄積されている間は、ピス
トン4およびモータ5は空運転されるようになる。ま
た、上記エアタンク1内の圧縮空気が消費されて内部圧
力が所定の圧力を下回ったら、上記ばね36によりピス
トン33およびピストンロッド31が上昇されるので、
吸入弁体20は自己の弾性により吸入弁座19に着座し
て吸入孔18を閉じる。これによってコンプレッサは、
圧縮空気を蓄圧することができる状態に復帰されること
になる。さらに本実施例によれば、吐出弁座12と吐出
弁体13が固定される取付け位置との中間部分に凹部1
7を形成しているので、その凹部17によって吐出弁体
13と弁座プレート7の間にごみ等が挟まる虞を少なく
することができる。
【0012】次に、上記弁装置6の構成を製造方法に基
づいてより詳細に説明する。先ず、板状素材として、弁
座プレート7の半分の厚さを有し、かつ少なくとも一側
表面が予め鏡面状に平滑に成形された板状素材を選定す
る。このような板状素材は一般に市販されている。次
に、上記板状素材から、相互に隣接させた位置におい
て、第1プレート8と第2プレート9とをプレスにより
同時に打抜く。このとき、一側表面のみが鏡面状となっ
ている板状素材を使用した場合には、バリがその鏡面と
は反対側に突出するように打抜く。このプレスによる打
抜き時には、第1プレート8については、図2に示すよ
うに、上記吐出孔11の上部を構成する吐出孔8aと、
凹部17を形成するための開口部分8bと、さらに吸入
孔18の上部を構成する吸入孔8cとを同時に打抜く。
また、上記ボルト14を螺着するための孔8dと、位置
決めピン16を圧入するための孔8eと、弁座プレート
7をシリンダ3に取付けるための四隅の孔8fと、弁座
プレート7にシリンダヘッド23を取付けるための孔8
gも同時に打抜いている。他方、第2プレート9につい
ては、図3に示すように、上記吐出孔11の下部を構成
する吐出孔9aと、吸入孔18の下部を構成する吸入孔
9cとを打抜く。またこれと同時に、上記ボルト14を
螺着するための孔9dと、弁座プレート7をシリンダ3
に取付けるための四隅の孔9fと、弁座プレート7にシ
リンダヘッド23を取付けるための孔9gと、吸入弁体
20を固定する固定ピン21を圧入するための孔9hと
を打抜いている。つまり、第1プレート8と第2プレー
ト9とには、両者に共通に、吐出孔11を構成する吐出
孔8a、9aと、吸入孔18を構成する吸入孔8c、9
cと、ボルト14を螺着するための孔8d、9dと、弁
座プレート7をシリンダ3に取付けるための四隅の孔8
f、9fと、弁座プレート7にシリンダヘッド23を取
付けるための孔8g、9gとを打抜いている。これに対
し、第1プレート8のみに、凹部17を形成するための
開口部分8bと、位置決めピン16を圧入するための孔
8eとを打抜いており、また第2プレート9のみに、固
定ピン21を圧入するための孔9hを打抜いている。
【0013】上記プレスにより第1プレート8と第2プ
レート9とを打抜いたら、次に、上記第1プレート8と
第2プレート9のそれぞれの裏面、すなわちプレスによ
るバリの突出面にショットピーニングを施し、これによ
りその突出面をおおむね平らに成形する。この後、上記
突出面を研削して上記バリを完全に削除する。さらに、
上記第1プレート8および第2プレート9のそれぞれの
表面についても、その表面にホーニング加工を施してそ
の表面を鏡面に仕上げ、さらに上記第1プレート8およ
び第2プレート9のそれぞれの裏面を接着剤によって一
体に接着して、弁座プレート7を構成する。この状態で
は、第1プレート8および第2プレート9のそれぞれの
表面が弁座プレート7の両側の表面となり、両表面はホ
ーニング加工により鏡面に仕上げられているので、吐出
弁座12および吸入弁座19の表面も鏡面に仕上げられ
ている。またこの状態では、吐出孔8aと吐出孔9aと
が重合して吐出孔11が、吸入孔8cと吸入孔9cとが
重合して吸入孔18がそれぞれ形成されており、さらに
開口部分8bとこの開口下部を塞ぐ第2プレート9とに
よって凹部17が構成されている。また、各プレート
8、9に穿設した孔8d、9dと、孔8f、9fと、さ
らに孔8g、9gとが相互に重合している。
【0014】この後、上記ボルト14の螺合用の孔8
d、9dと、シリンダヘッド23の取付け用の孔8g、
9gとについては、タップ加工を施して雌ねじを螺設す
る。そして、弁座プレート7を構成する第2プレート9
については、孔9hに固定ピン21を圧入して吸入弁体
20を弁座プレート7に取付けるとともに(図5)、弁
座プレート7を構成する第1プレート8については、孔
8eに位置決めピン16を圧入固定するとともに、吐出
弁体13のスリット13aおよびストッパ15のスリッ
ト15aを上記位置決めピン16に係合させた状態で孔
8d、9dにボルト14を螺合して、上記吐出弁体13
とストッパ15とを弁座プレート7に取付ける(図
4)。また、吸入8c孔の中央位置の円弧部分8c’
(図2)に接着剤を予め塗った状態で、その位置に上記
ディスタントピース22を第2プレート9に当接するま
で押し込んで接着する(図4)。
【0015】なお、上記実施例では第1プレート8と第
2プレート9とを接着剤によって一体に接着している
が、これに限定されるものではなく、例えば液体パッキ
ンやシール部材等によって両者の間の気密を保ってもよ
い。この場合には、第1プレート8については予め吐出
弁体13やストッパ15等を取付けておき、第2プレー
ト9については吸入弁体20を取付けておけばよい。ま
たコンプレッサの構成によって弁プレートの上下が逆と
なる場合には第2プレート9に凹部17を形成すればよ
く、必要に応じては第1プレート8と第2プレート9と
の両方に凹部17を形成しても良い。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弁座プ
レートを第1プレートと第2プレートとから構成し、か
つ一方のプレートに開口部分を穿設するとともに、これ
を他方のプレートによって閉鎖して凹部を形成するよう
にしているので、切削加工により凹部を形成する場合
や、一枚の厚肉の弁座プレートの一部を膨出させる場合
に比較して、安価に製造することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、要部を断面した概略
構成図。
【図2】本発明の弁装置の製造工程における平面図。
【図3】本発明の弁装置の他の製造工程における平面
図。
【図4】本発明の弁装置の更に他の製造工程における平
面図。
【図5】本発明の弁装置の更に他の製造工程における平
面図。
【符号の説明】
6…弁装置 7…弁座プレート 8…
第1プレート 8a…吐出孔 8b…開口部分 8c
…吸入孔 9…第2プレート 9a…吐出孔 9c
…吸入孔 11…吐出孔 12…吐出弁座 13
…吐出弁体 18…吸入孔 19…吸入弁座 20
…吸入弁体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に重合した第1プレートと第2プレ
    ートとからなる弁座プレートと、上記第1プレートと第
    2プレートとのそれぞれに穿設して相互に連通させた吐
    出孔と、上記第1プレートと第2プレートとのそれぞれ
    に穿設して相互に連通させた吸入孔と、上記第1プレー
    トと第2プレートとのいずれか一方に形成されて上記吐
    出孔の開口部を囲む吐出弁座と他方に形成されて上記吸
    入孔の開口部を囲む吸入弁座と、一端が一方のプレート
    に取付けられ、他端が上記吐出弁座に着座する吐出弁体
    と、一端が上記他方のプレートに取付けられて、他端が
    上記吸入弁座に着座する吐出弁体と、さらに、少なくと
    もいずれか一方の弁体の一端と他端との中間位置におい
    て、該弁体を取付けたプレートに穿設した開口部分とこ
    れを閉鎖する他方のプレートとによって形成した凹部と
    を備えることを特徴とするコンプレッサの弁装置。
  2. 【請求項2】 上記第1プレートと第2プレートとは、
    第1プレートが上方に、第2プレートが下方となるよう
    に配置され、また上記凹部を形成する開口部分は上方の
    第1プレートに形成されて第2プレートで閉鎖されてお
    り、さらに第1プレートに吐出弁体が、第2プレートに
    吸入弁体がそれぞれ取付けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のコンプレッサの弁装置。
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