JPH0642460A - 往復動圧縮機 - Google Patents

往復動圧縮機

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JPH0642460A
JPH0642460A JP21567792A JP21567792A JPH0642460A JP H0642460 A JPH0642460 A JP H0642460A JP 21567792 A JP21567792 A JP 21567792A JP 21567792 A JP21567792 A JP 21567792A JP H0642460 A JPH0642460 A JP H0642460A
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JP
Japan
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valve
cylinder
cylinder head
discharge
suction
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JP21567792A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
寛 小林
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダの加工工程を簡略化でき、信頼性が
向上できる往復動圧縮機を提供する。 【構成】 シリンダヘッド45の衝合面48の内周側に
環状のシール溝49を形成し、吐出穴56の周囲には圧
縮室C側に位置決め突起59を形成する。一方、弁板6
1の内側を略U字状に切り欠きリード弁体64を形成
し、リテーナ62も同様に中央を切り欠き、圧縮室C側
に折曲げてストッパ部67とする。また、各弁板61,
リテーナ62には位置決め穴65,68を形成し、各位
置決め穴65,68を位置決め突起59に位置決めす
る。これにより、シリンダ41の衝合面44に特別な加
工を施すことを不要にできると共に、往復動圧縮機の動
作不良を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両の車高調整
装置等に圧縮空気を供給するのに好適に用いられる往復
動圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図3および図4に従来技術による往復動
圧縮機を示す。
【0003】図中、1は硬質な金属材料から略円筒状に
形成されたシリンダを示し、該シリンダ1の内周はピス
トン摺動面2となっている。また、シリンダ1内には図
示しないクランク軸に連接棒3Aを介して連結されたピ
ストン3が挿嵌され、該ピストン3はシリンダ1内を軸
方向に往復動し、圧縮行程では図3中に示す矢示A方向
に、吸気行程では矢示B方向に変位するようになってい
る。そして、このときシリンダ1の内側にはピストン3
および後述するシリンダヘッド8とによって圧縮室Cが
画成される。
【0004】4はシリンダ1の上端側に形成された環状
のフランジ部を示し、該フランジ部4の上側面はシリン
ダヘッド8に衝合される衝合面5となり、該衝合面5に
は同心円状に環状のシール溝6が形成されている。ま
た、衝合面5にはシール溝6よりも内側の所定位置に、
後述するリード弁体25の撓み量を規制する位置決め段
部7が形成されている。
【0005】8はシリンダ1のフランジ部4上に搭載さ
れ、図示しないボルト等でシリンダ1に固定されたシリ
ンダヘッドを示し、該シリンダヘッド8は前記シリンダ
1のフランジ部4に上側から係合する短尺筒状の係合部
9と、該係合部9の上端を閉塞する蓋部10とから大略
構成され、該蓋部10の下側面外周がフランジ部4の衝
合面5と衝合する衝合面11となり、該衝合面11には
フランジ部4のシール溝6と対向する位置に環状のシー
ル溝12が形成されている。また、蓋部10の上側には
略円柱状に盛り上がった厚肉部13が形成されている。
【0006】14はシリンダヘッド8の厚肉部13に径
方向外側から形成された吸込ポートを示し、該吸込ポー
ト14は厚肉部13に蓋部10の下側から形成された吸
込穴15に連通している。ここで、前記吸込ポート14
は該吸込穴15を介して圧縮室Cと連通し、吸込ポート
14には継手等を介して外部に設けられた吸込フィルタ
(いずれも図示せず)が接続される。
【0007】16はシリンダヘッド8の蓋部10に厚肉
部13の中央に上向きに開口するように形成された有底
筒状の吐出弁収容部を示し、該吐出弁収容部16は筒状
部17と底部18とからなり、筒状部17の上側内周に
は雌ねじ部17Aが形成されている。また、底部18に
はシリンダヘッド8の蓋部10を縦方向に貫通して圧縮
室C側に連通する吐出穴19が穿設され、底部18側の
吐出穴19の開口部外周には環状の弁座20が突出形成
されている。
【0008】21は前記吐出弁収容部16に連通するよ
うに径方向外側から形成された吐出ポートを示し、該吐
出ポート21にはホース等を介して外部に設けられた空
気タンク(いずれも図示せず)に接続されている。
【0009】22は吸込穴15を開閉する吸込弁を示
し、該吸込弁22は図4に示す円板状の弁板23をシリ
ンダ1とシリンダヘッド8との間に挟持することにより
構成されている。
【0010】ここで、前記弁板23は外周側が前記シリ
ンダ1の衝合面5およびシリンダヘッド8の衝合面11
によって挟持される弁取付部24となり、該弁取付部2
4の内側には、弁板23の中央部を径方向に略U字状に
切り欠くことにより、リード弁体25が形成されてい
る。また、該リード弁体25の基端側には前記シリンダ
ヘッド8の吐出穴19に連通する貫通穴26が穿設され
ている。
【0011】そして、弁板23はリード弁体25がシリ
ンダ1の位置決め段部7に、貫通穴26がシリンダヘッ
ド8の吐出穴19にそれぞれ一致するように、シリンダ
1およびシリンダヘッド8に対して位置決めされ、各シ
ール溝6,12内にシール部材としてのOリング27,
27を介して挟持され、圧縮行程のときには、リード弁
体25が図3に示す如く撓んで開弁し、吸込穴15から
圧縮室C内に空気を吸込む。一方、吐出行程では圧縮室
Cの圧力により、リード弁体25はシリンダヘッド8の
蓋部10側に押しつけられて閉弁し、吸込穴15から外
向きの空気の流れを阻止する。なお、弁板23の貫通穴
26は吸気弁22の開閉状態にかかわらず、リード弁体
25が吐出穴19を閉塞しないように、貫通穴26を介
して吐出穴19を圧縮室C側と常時連通状態にしてい
る。
【0012】28はシリンダヘッド8の吐出弁収容部1
6内に設けられた吐出弁を示し、該吐出弁28は外周側
が前記雌ねじ部17Aに螺合する雄ねじ部29Aとな
り、先端が筒状の弁体収容部29Bとなる袋状ナット2
9と、該袋状ナット29の弁体収容部29B内に設けら
れた弁体30および弁ばね31とによって構成されてい
る。ここで、弁体30は円板状の弁部30Aと、該弁部
30Aの中央から上向きに伸びる筒状の弁軸30Bとを
有し、該弁軸30Bの外側に弁ばね31を配設して前記
袋状ナット29の弁体収容部29B内に摺動可能に挿嵌
され、常時弁座20に向けて一定荷重で付勢されてい
る。
【0013】そして、前記吐出弁27は吸込行程のとき
には、弁体30が弁ばね31により弁座20に着座した
状態を維持し、吐出穴19から空気が圧縮室C内に流入
するのを阻止し、吐出行程のときには圧縮室C内の圧力
が弁ばね31の荷重に抗して弁体30の弁部30Aに作
用し、該弁部30Aを弁座20から離座させ、吐出穴1
9および吐出ポート21を介して圧縮室C内の圧縮空気
を外部の空気タンクに吐出する。
【0014】従来技術による往復動圧縮機は以上の如く
構成され、電動モータ等の駆動源でクランク軸(共に図
示せず)を回転駆動してシリンダ1のピストン摺動面2
に沿ってピストン3を往復動させると、吸込行程におい
ては吐出弁28は閉弁しているから、吸込弁22のリー
ド弁体25が開弁し、吸込穴15から外部の空気が圧縮
室C内へと吸込まれる。そして、吐出行程においては、
圧縮室C内の空気はピストン3により圧縮され、吸込弁
22のリード弁体25が閉弁し、吐出弁28の弁体30
を弁ばね31に抗して開弁させ、吐出穴19から吐出ポ
ート21を介して圧縮空気を吐出する。
【0015】この場合、吸込行程では吸込弁22が開弁
して吐出弁28が閉弁し、吐出行程では吸込弁22が閉
弁して吐出弁28が開弁するから、該各吸込弁22,吐
出弁28の開,閉状態に応じて圧縮空気は吐出ポート2
1から順次吐出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による往復動圧縮機では、シリンダ1のフランジ
部4にはシール溝6を形成する必要があり、シリンダ1
は通常硬質な金属材料を用いているために、シール溝6
の加工が困難であるという問題がある。
【0017】また、シリンダヘッド8の取付け時、また
は修理のため該シリンダヘッド8を取り外す時等には、
シリンダヘッド8側のOリング27が脱落し易い等の問
題がある。
【0018】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はシリンダの加工作業を簡略化で
き、シリンダヘッドの取付け、取外時にシール部材が脱
落する等の問題を解消できるようにした往復動圧縮機を
提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、吸込弁は、リー
ド弁体と該リード弁体を取り囲む弁取付部とが一体形成
された板材からなり、弁取付部をシリンダヘッドとシリ
ンダとの間で衝合すべく、弁取付部の外周側端部を覆う
環状のシール部材を設けたことにある。
【0020】
【作用】上記構成により、シリンダの加工作業が容易と
なり、リード弁体とシール部材をシリンダヘッドとシリ
ンダとの間に容易に取付けることができる。
【0021】また、シリンダヘッド側の衝合面に前記シ
ール部材を収容する環状溝を形成するようにすれば、硬
質な金属材料からなるシリンダの衝合面の加工を省略す
ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2に基
づき詳述する。なお、前記実施例と同一の構成要素には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0023】図中、41は本実施例のシリンダを示し、
該シリンダ41は従来技術で説明したシリンダ1とほぼ
同様に筒状に形成され、内側がピストン摺動面42とな
っている。そして、シリンダ41の内側には図示しない
クランク軸に連接棒43Aを介して連結されたピストン
43が挿嵌され、該ピストン43は圧縮行程では図1に
示す矢示A方向に、吸気行程では矢示B方向に変位し、
シリンダ41の内側にピストン43および後述するシリ
ンダヘッド45とによって圧縮室Cが画成される。ま
た、シリンダ41の上端側はシリンダヘッド45と衝合
する衝合面44となっている。
【0024】ここで、シリンダヘッド45は従来技術で
述べたシリンダヘッド8とほぼ同様に、短尺筒状の係合
部46と該係合部46の上端側を閉塞する蓋部47とを
有し、該蓋部47の下側面外周は衝合面48となってい
るものの、該衝合面48は係合部46と蓋部47の中間
で段付の環状に形成されている。そして、該衝合面48
の内周側には、環状溝としてのシール溝49が衝合面4
8と同心円状に形成されている。また、シリンダヘッド
41の蓋部47の上側には略円柱状の厚肉部50が形成
され、該厚肉部50には従来技術で述べた吸込ポート1
4とほぼ同様の吸込ポート51が形成され、該吸込ポー
ト51は蓋部47の下側から形成された吸込穴52を介
して圧縮室Cと連通している。
【0025】53は前記厚肉部50の中央部に形成され
た吐出弁収容部を示し、該吐出弁収容部53は従来技術
で述べた吐出弁収容部16と同様に雌ねじ部54Aが形
成された筒状部54と底部55とからなり、底部55に
はシリンダヘッド45の蓋部47を貫通して圧縮室C側
に連通する吐出穴56が穿設され、該吐出穴56の周囲
には底部55側に環状の弁座57が形成されている。ま
た、吐出弁収容部53の筒状部54の側面には径方向外
側から吐出ポート58が形成されている。
【0026】59は前記吐出穴56の周囲に設けられた
位置決め部として位置決め突起を示し、該位置決め突起
59は半円形状をなし、圧縮室C側に突出するように形
成されている。
【0027】60は吸込穴52を開閉する吸込弁を示
し、該吸込弁60は図2に示す円板状の弁板61とリテ
ーナ62とを矢示D方向に重ね合わせ、後述のシール部
材69を介してシリンダ41とシリンダヘッド45との
間に挟持することにより構成されている。
【0028】ここで、前記弁板61は外周側がシール部
材69により挟持される弁取付部63となり、該弁取付
部63の内側には、弁板61の中央部を中心側から径方
向一側に向けて略U字状に切り欠いて形成されるリード
弁体64と、該リード弁体64の他側に形成された位置
決め部としての半円状の位置決め穴65が形成され、該
位置決め穴65は前記位置決め突起59の外周に係合す
るようになっている。
【0029】また、前記リテーナ62は前記弁板61と
同一径の円板状に形成され、外周側がシール部材69に
より挟持される環状の取付部66となり、リテーナ62
の中央部を前記リード弁体64と同一形状に切り欠き、
所定の角度をもって圧縮室C側に曲げ加工されたストッ
パ部67と、弁板61の位置決め穴65に対応する位置
に該位置決め穴65と同一形状に穿設された位置決め部
としての位置決め穴68によって構成される。
【0030】69は前記弁板61およびリテーナ62の
外周側を覆う断面略C字状をなす環状のシール部材を示
し、該シール部材69は内周側に環状溝からなる嵌合部
69Aが形成されている。そして、該シール部材69は
前記弁板61とリテーナ62とを位置合わせした状態で
弁板61およびリテーナ62の外周側端面に嵌合部69
Aを嵌合させて装着される。これにより、弁板61の位
置決め穴65とリテーナ62の位置決め穴68をシリン
ダヘッド45の位置決め突起59に挿通した状態で弁板
61,リテーナ62,シール部材69はシリンダ41と
シリンダヘッド45の各衝合面44,48の間に挿入さ
れ、図示しないボルト等でシリンダ41とシリンダヘッ
ド45を締着することにより固定される。このとき、シ
ール部材69は上側がシリンダヘッド45のシール溝4
9内に装着され、下側がシリンダ41の衝合面44に密
着するように弾性変形してシリンダ41とシリンダヘッ
ド45とをシールする。
【0031】そして、吸込弁60は従来技術で述べた吸
込弁22と同様に、圧縮行程のときには、リード弁体6
4が開弁して吸込穴52から圧縮室C内に空気を吸込
む。このとき、リード弁体64はリテーナ62のストッ
パ部67に当接して開度を規制される。一方、吐出行程
では圧縮室Cの圧力により、リード弁体64がシリンダ
ヘッド45の蓋部47側に押しつけられて閉弁し、吸込
穴52からの空気の流れを阻止する。
【0032】70はシリンダヘッド45の吐出弁収容部
53内に設けられた吐出弁を示し、該吐出弁70は従来
技術で述べた吐出弁28とほぼ同様に、吐出弁収容部5
3の雌ねじ部54Aに袋状ナット29を締着し、該袋状
ナット29によって弁体30および弁ばね31を吐出弁
収容部53内に配設して構成されている。
【0033】そして、該吐出弁70は従来技術で述べた
吐出弁28と同様に、吸込行程で弁体30が弁座57に
着座して閉弁し、吐出行程で弁ばね31の荷重に抗して
弁体30が弁座57から離座して開弁する。
【0034】本実施例による往復動圧縮機は以上に述べ
た構成を有するもので、その基本的作動においては従来
技術によるものと格別差異はない。
【0035】然るに、本実施例では、シリンダヘッド4
5側にシール溝49を設け、弁板61の内側を略U字状
に切り欠いてリード弁体64を形成し、リテーナ62の
中央部をリード弁体64と同一形状に切り欠き、圧縮室
C側に折曲げてストッパ部67を形成し、弁板61,リ
テーナ62を重ねて弁取付部63,取付部66を環状の
シール部材69で覆ったから、硬質のシリンダ41には
シール溝やリード弁体64の開度を規制する位置決め段
部を形成する必要がなくなり、シリンダ41の加工作業
を大幅に簡略化することができる。
【0036】また、弁板61の弁取付部63とリテーナ
62の取付部66を環状のシール部材69によって覆っ
て一体とした後に、シリンダ41とシリンダヘッド45
との間に設けるようにしたから、従来技術のように2つ
のOリング27,27と弁板23をそれぞれ別々に配設
してから組み合わせるのに比べて格段と組み立て作業が
容易となり、シリンダヘッド45の取付け時等にシール
部材69が脱落しないようにすることができる。
【0037】さらに、シリンダヘッド45の下側には吐
出穴56の周囲に半円形の位置決め突起59を設け、該
位置決め突起59に係合する位置決め穴65,68を弁
板61,リテーナ62にそれぞれ形成したから、弁板6
1およびリテーナ62を常にシリンダヘッド45に対し
て正確に位置決めすることができ、弁板61等がシリン
ダヘッド45に相対回転して、リード弁体64が吸込穴
52に対して位置ずれしたり、弁板61,リテーナ62
が吐出穴56に対して位置ずれするのを確実に防止でき
る。
【0038】従って、本実施例によれば、往復動圧縮機
の部品加工作業を簡略化することができると共に、組立
作業を容易に行うことができ、さらに往復動圧縮機の信
頼性も著しく向上できる。
【0039】なお、前記実施例では、円板状の板材から
なる弁体とリテーナとを一体化し、これらの外周にシー
ル部材を装着する構成を開示したが、本発明はこれに限
定するものではなく、リテーナを設ける替わりに従来技
術の如く、シリンダの上端面に内周側が低くなるように
位置決め段部を形成してもよい。
【0040】また、前記実施例では、弁板61は概略円
板状をなすものとして説明したが、これに替え、弁板は
矩形あるいは多角形に形成し、この弁板の外周端側を覆
うシール部材を設けてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、吸
込弁は、リード弁体と該リード弁体を取り囲む板材とか
らなり、弁取付部を前記シリンダヘッドとシリンダとの
間で衝合すべく、弁取付部の外周側端部を覆う環状のシ
ール部材を設けたから、吸込弁を形成する板材の弁取付
部の外周側端部を環状のシール部材で覆った状態で、こ
れらをシリンダヘッドとシリンダとの間に設置するよう
にすれば、シリンダヘッドの取付け、取外し時にシール
部材が脱落することはなくなり、組立作業を容易に行う
ことができる。また、シリンダヘッド側の衝合面に前記
シール部材を収容する環状溝を形成するようにすれば、
硬質な金属材料からなるシリンダにはシール部材を収容
する環状溝等を形成する必要がなくなり、シリンダの加
工作業を大幅に簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による往復動圧縮機を示す縦断
面図である。
【図2】図1中の弁板およびリテーナを示す斜視図であ
る。
【図3】従来技術による往復動圧縮機を示す縦断面図で
ある。
【図4】図3中の弁板を示す正面図である。
【符号の説明】
41 シリンダ 43 ピストン 45 シリンダヘッド 48 衝合面 49 シール溝(環状溝) 52 吸込穴 56 吐出穴 59 位置決め突起(位置決め部材) 60 吸込弁 61 弁板 62 リテーナ 64 リード弁体 65 位置決め穴(位置決め部材) 68 位置決め穴(位置決め部材) 69 シール部材 70 吐出弁 C 圧縮室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、該シリンダ内を往復動する
    間に圧縮室を画成するピストンと、前記シリンダ上に設
    けられ、前記圧縮室と連通する吸込穴と吐出穴とが形成
    されたシリンダヘッドと、前記ピストンが往復動する間
    に前記吸込穴を開閉するように、該吸込穴と対向して設
    けられた吸込弁と、前記ピストンが往復動する間に前記
    吐出穴を開閉するように前記シリンダヘッドに設けられ
    た吐出弁とからなる往復動圧縮機において、前記吸込弁
    は、リード弁体と該リード弁体を取り囲む弁取付部とが
    一体形成された板材からなり、弁取付部を前記シリンダ
    ヘッドとシリンダとの間で衝合すべく、弁取付部の外周
    側端部を覆う環状のシール部材を設けたことを特徴とす
    る往復動圧縮機。
JP21567792A 1992-07-20 1992-07-20 往復動圧縮機 Pending JPH0642460A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004503715A (ja) * 2000-07-17 2004-02-05 エンプレサ・ブラジレイラ・デイ・コンプレソレス・エシ・ア−エンブラク 密閉型コンプレッサ用バルブ装置
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