JP2870411B2 - フィルム原反支持装置。 - Google Patents

フィルム原反支持装置。

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JP2870411B2 JP14249794A JP14249794A JP2870411B2 JP 2870411 B2 JP2870411 B2 JP 2870411B2 JP 14249794 A JP14249794 A JP 14249794A JP 14249794 A JP14249794 A JP 14249794A JP 2870411 B2 JP2870411 B2 JP 2870411B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムが巻回されて
なるフィルム原反を使用して被包装物を包装する各種包
装機に適用されるフィルム原反支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】包装機には、横ピロー型包装機、充填包
装機、ストレッチ包装機等各種タイプががあり、これら
各種包装機には、食糧品等の被包装物を包装するフィル
ムが巻回されたフィルム原反を回転可能に支持するフィ
ルム原反支持装置が備えられており、以下、この種の従
来のフィルム原反支持装置一例を図5〜7を基に説明す
る。
【0003】従来のフィルム原反支持装置は、機枠1に
回転自在に片持ち保持されたフリー軸である軸棒2に、
一対の支持部材3が対向して摺動可能に嵌挿されて構成
されている。この支持部材3は、支持されるフィルム原
反Rの巻芯4の内径寸法Hと略同寸法に外径寸法が設定
された円筒部5と、この円筒部5と一体に形成されたフ
ランジ部6と、軸棒2の所定箇所にて支持部材3を固着
するための固定ネジ7を備えた基部8とで構成されてい
る。
【0004】そして、上記支持装置にフィルム原反Rを
支持させるには、図5に示すように機枠1から遠い方の
支持部材3を軸棒2から取り外してフィルム原反Rの巻
芯4を軸棒2に挿通し、取り外した支持部材3を再び軸
棒2に嵌挿し、一対の支持部材3をそれぞれ摺動させて
巻芯4の内周面9に沿って円筒部5を嵌入していき、巻
芯4の端部10にフランジ部6の側面11が当接した位置で
固定ネジ7により支持部材3を軸棒2に固着させること
で図6に示すようにフィルム原反Rは回転可能に支持さ
れるものである。そして、引き込み装置12の回転駆動に
より、フィルムFが引っ張られていき、これにより、フ
ィルム原反Rが軸棒2,支持部材3とともに回転し順次
フィルムFが引き出されていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造によるフィルム原反支持装置で支持されるフィル
ム原反Rは、巻芯4がダンボール等の紙製部材により形
成されていることが多く、この場合、巻芯4の内径寸法
Hにばらつきがみられ、巻芯4の内周面9に沿って嵌入
された円筒部5の外周面13全面が内周面9に当接せず、
部分的に当接しない箇所が生じてしまうことがある。こ
のように円筒部5が確実に嵌入された状態とならない場
合、フランジ部6の側面11が巻芯4の端部10に当接して
挟んでいるだけの状態となり、この状態では、フィルム
原反Rが確実に支持されず、フィルムFが引き出されて
いる際にフィルム原反Rが支持部材3に対してスリップ
しやすくなり、スリップが起こるとフィルムFが弛んで
しまい安定して引き出し供給できないという問題が生
じ、後の包装作業に支障をきたす虞があった。
【0006】そこで、フィルム原反Rを確実に支持させ
る構造として例えば、実開平1−83754号公報等が
提案されている。これはフィルム原反を支持する支持部
材として複数の爪を設け、この爪をフィルム原反の巻芯
に噛付くようにして支持させたもので、フィルム原反が
スリップを起こす虞がないものである。しかしながら、
爪部材を用いた支持装置は、部品点数が多く、構造が複
雑となり、コスト高になる欠点がある。また、フィルム
原反を支持させる他の手段として、例えば実開平4−1
2439号公報等に提案されているように、ロール用巻
芯の支持シャフトにボビン押えとフランジとからなる支
持部材が嵌挿され、前記ボビン押えと前記フランジとの
間に配置されたスプリングの弾性力によってロール用巻
芯の側面からボビン押えを介して押し圧して位置決め支
持するようにしている。この場合、ボビン押えは一般的
に硬質材料によって形成されているため、スプリングの
弾性力によりロール用巻芯を支持する際、スプリングの
押し圧力が弱いとロール用巻芯がボビン押えに対してス
リップしやすくなり、前述したようにスリップが起こる
とフィルムが弛んでしまい安定して引き出し供給できな
いという問題が生じ、後の包装作業に支障をきたす虞が
あり、またスプリングの押し圧力が強すぎるとロール用
巻芯が傷んでしまうという虞がある。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に着目し、簡
易な構造でありながらスリップを起こすことなくフィル
ム原反を確実に支持でき、安定したフィルムの引き出し
供給が可能となるフィルム原反支持装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、軸棒に嵌挿された一対の支持部材でフィルム
原反の巻芯を両側から挟んで前記フィルム原反を回転可
能に支持するフィルム原反支持装置において、前記一対
の支持部材の外周面にそれぞれ環状溝を形成し、この環
状溝には、前記巻芯の両端側内周面の側端部及び巻芯の
両端部に弾圧付勢してフィルム原反のスリップを防止す
る環状弾性滑り止め部材を嵌め込んで設けたものであ
る。
【0009】
【作用】上記構成によって、フィルム原反の巻芯に弾圧
作用が働き、前記フィルム原反は支持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。なお、従来例で示した部分と同一もしくは相
当箇所については詳しい説明を省略する。
【0011】図1〜3は本発明の第1実施例を示す図で
あり、一対の支持部材14は、フィルム原反Rの巻芯4の
内径寸法Hと略同寸法に外径寸法が設定され前記巻芯4
内に嵌入可能な円筒部15と、軸棒2の所定箇所にて支持
部材14を固着するための固定ネジ16を備えた基部17とで
構成され、かつ本実施例では、前記円筒部15の外周面18
に凹状に環状溝19を形成し、この環状溝19には、柔軟性
を有する断面円形状のOリングからなる環状弾性滑り止
め部材20を嵌め合わせて設けている。
【0012】そして、従来例で説明した構成とほとんど
同様に機枠1から遠い方の支持部材14を取り外してフィ
ルム原反Rの巻芯4を軸棒2に挿通し、次いで一対の支
持部材14をそれぞれ摺動させて巻芯4に前記Oリングか
らなる環状弾性滑り止め部材20が当接した位置で固定ネ
ジ16を締め付けて支持部材14を軸棒2に固着させること
でフィルム原反Rは回転可能に支持される。
【0013】この時、図2に示すように、柔軟性を有す
るOリングからなる環状弾性滑り止め部材20は変形して
巻芯4の両端側内周面9の側端部全周及び巻芯4の両端
部10を弾圧付勢しているため、フィルム原反Rは確実に
支持され、フィルムFの引き出しによるフィルム原反R
の回転中において、フィルム原反Rが支持部材14に対し
てスリップを起こすという虞がなくなり、安定してフィ
ルムFを引き出し供給することが可能となるので、後の
包装作業を良好に行える。
【0014】図4は本発明の第2実施例を示す図であ
り、本実施例では、一対の機枠21を設け、この機枠21に
それぞれ軸棒22を固定して取り付け、各軸棒22にそれぞ
れ支持部材23を嵌挿したもので、円筒部24が基部25に対
し受け部材26を介して回転自在に設けられている。そし
て、第1実施例同様に円筒部24の外周面27に環状溝19を
形成し、この環状溝19には、柔軟性を有するOリングか
らなる環状弾性滑り止め部材20を嵌め込んで設けてい
る。
【0015】上記構成により、フィルムFの引き出し
中、円筒部24のみがフィルム原反Rとともに回転するこ
ととなる。そして、本実施例も第1実施例と同様にフィ
ルム原反Rをスリップを起こすことなく良好に支持する
ことができる。
【0016】また、各実施例において設けられた柔軟性
を有するOリングからなる環状弾性滑り止め部材は、前
述の如く巻芯の端部のみならず内周面をも弾圧付勢して
いるので、必ずしも円筒部の外径寸法を巻芯の内径寸法
と略同寸法に設定して嵌入し、円筒部の周面を巻芯の内
周面に当接させて支持する必要はなく、小さく設定して
巻芯内に円筒部を簡単に挿入できる構造としても確実に
フィルム原反は支持される。
【0017】また、図示しなかったが各実施例で示した
フィルム原反支持装置には、フィルムの引き出しを中断
した際にフィルム原反が惰性により支持部材とともに回
転(オーバーラン)し、フィルムが弛んだ状態となるこ
とを防止するブレーキ機構が一般的に備えられており、
このブレ−キ機構とともに各実施例で示した構造によ
り、フィルムの引き出しを中断した際にフィルム原反が
支持部材に対してスリップすることがないので、フィル
ム原反の非回転時においてもフィルムは弛むことなく保
持され、再び回転させたときに良好に引き出し供給でき
るものである。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば各実施例では、環状弾性滑り止め部材として
柔軟性材料からなる断面円形状のOリングを設けていた
が、これに限らず断面四角形状あるいは断面三角形状等
巻芯を弾圧付勢して支持できる形状であればよい。その
場合、各断面形状に適した環状溝を支持部材の外周面に
形成し、この環状溝に前記環状弾性滑り止め部材を嵌め
込んで取り付けるようにすればよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、軸棒に嵌挿された一対の支持
部材でフィルム原反の巻芯を両側から挟んで前記フィル
ム原反を回転可能に支持するフィルム原反支持装置にお
いて、前記一対の支持部材の外周面にそれぞれ環状溝を
形成し、この環状溝には、前記巻芯の両端側内周面の側
端部及び巻芯の両端部に弾圧付勢してフィルム原反のス
リップを防止する環状弾性滑り止め部材を嵌め込んで設
けたものであり、簡易な構造でありながら、フィルム原
反の巻芯に環状弾性滑り止め部材によって弾圧作用が働
き、これにより、スリップを起こすことなくフィルム原
反を確実に支持でき、安定したフィルムの引き出し供給
が可能となるフィルム原反支持装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すフィルム原反取付け
中のフィルム原反支持装置を示す断面図。
【図2】本発明の第1実施例を示すフィルム原反を支持
した状態のフィルム原反支持装置の断面図。
【図3】本発明の第1実施例を示す要部の斜視図。
【図4】本発明の第2実施例を示すフィルム原反を支持
した状態のフィルム原反支持装置を示す断面図。
【図5】従来例を示すフィルム原反取付け中のフィルム
原反支持装置の断面図。
【図6】従来例を示すフィルム原反を支持した状態のフ
ィルム原反支持装置の断面図。
【図7】従来例を示す概略説明図。
【符号の説明】
2,21 軸棒 4, 巻芯 14,23 支持部材 18,27 外周面 19 環状溝 20 環状弾性滑り止め部材 R フィルム原反
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 16/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸棒に嵌挿された一対の支持部材でフィ
    ルム原反の巻芯を両側から挟んで前記フィルム原反を回
    転可能に支持するフィルム原反支持装置において、前記
    一対の支持部材の外周面にそれぞれ環状溝を形成し、
    の環状溝には、前記巻芯の両端側内周面の側端部及び巻
    芯の両端部に弾圧付勢してフィルム原反のスリップを防
    止する環状弾性滑り止め部材を嵌め込んで設けたこと
    特徴とするフィルム原反支持装置。
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JP6969125B2 (ja) * 2017-03-22 2021-11-24 セイコーエプソン株式会社 用紙搬送装置、及び、印刷装置
CN110562808B (zh) * 2019-09-11 2021-05-07 何铖 一种电力线圈

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