JPH07187416A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
- Publication number
- JPH07187416A JPH07187416A JP5335743A JP33574393A JPH07187416A JP H07187416 A JPH07187416 A JP H07187416A JP 5335743 A JP5335743 A JP 5335743A JP 33574393 A JP33574393 A JP 33574393A JP H07187416 A JPH07187416 A JP H07187416A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- paper feed
- feed roller
- ratchet
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給紙ローラと駆動軸とを取付容易な構造の一
方向クラッチで連結する。 【構成】 駆動軸６に回転可能に保持された給紙ローラ
５の一端に円筒状の収納部８を形成し、その中に内歯９
ａを備えたラチットボス９を回転伝達関係に収容させ、
更にそのラチットボス９内に、一方向に回転した時には
前記内歯９ａと係合するが反対方向に回転した時には内
歯上を滑動するばね部１０ａを備えたラチットバネ１０
を駆動軸６と一体回転するように設け、駆動軸６の一方
向の回転のみをラチットバネ１０とラチットボス９の係
合により、給紙ローラ５に伝達可能とする。
方向クラッチで連結する。 【構成】 駆動軸６に回転可能に保持された給紙ローラ
５の一端に円筒状の収納部８を形成し、その中に内歯９
ａを備えたラチットボス９を回転伝達関係に収容させ、
更にそのラチットボス９内に、一方向に回転した時には
前記内歯９ａと係合するが反対方向に回転した時には内
歯上を滑動するばね部１０ａを備えたラチットバネ１０
を駆動軸６と一体回転するように設け、駆動軸６の一方
向の回転のみをラチットバネ１０とラチットボス９の係
合により、給紙ローラ５に伝達可能とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリや複写機
等において、所定位置にセットされている原稿等の用紙
を給紙するための給紙装置に関する。
等において、所定位置にセットされている原稿等の用紙
を給紙するための給紙装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図７に示すように、給紙装置に用
いられている給紙ローラ１は、駆動源（図示せず）に連
結されて強制駆動される駆動軸２に回転自在に保持され
ており、その駆動軸２の回転を給紙ローラ１に伝達する
ため、駆動軸２に一方向クラッチ３を取り付け、その一
方向クラッチ３の外輪に形成している突起３ａを給紙ロ
ーラ１の側面の突起１ａに係合させるように構成してい
る。そして、この構成により、駆動軸２の一方向の回転
が給紙ローラ１に伝達され、給紙ローラ１は用紙を送り
出し、その用紙が下流の搬送ローラに噛み込まれ、その
搬送ローラによって給紙ローラ１による搬送速度よりも
高速で搬送されるようになると、給紙ローラはその用紙
で引っ張られて駆動軸２よりも高速で回転することがで
き、搬送ローラによる用紙搬送に支障を生じないように
なっていた。ここで使用されている一方向クラッチ３は
ベアリングを内蔵したものであり、駆動軸に装着する
際、専用の装着用の機械を用いていた。
いられている給紙ローラ１は、駆動源（図示せず）に連
結されて強制駆動される駆動軸２に回転自在に保持され
ており、その駆動軸２の回転を給紙ローラ１に伝達する
ため、駆動軸２に一方向クラッチ３を取り付け、その一
方向クラッチ３の外輪に形成している突起３ａを給紙ロ
ーラ１の側面の突起１ａに係合させるように構成してい
る。そして、この構成により、駆動軸２の一方向の回転
が給紙ローラ１に伝達され、給紙ローラ１は用紙を送り
出し、その用紙が下流の搬送ローラに噛み込まれ、その
搬送ローラによって給紙ローラ１による搬送速度よりも
高速で搬送されるようになると、給紙ローラはその用紙
で引っ張られて駆動軸２よりも高速で回転することがで
き、搬送ローラによる用紙搬送に支障を生じないように
なっていた。ここで使用されている一方向クラッチ３は
ベアリングを内蔵したものであり、駆動軸に装着する
際、専用の装着用の機械を用いていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、一方向クラッチを駆動軸に装着する時に、専
用の機械を用いなければならず、組み立てに大変手間が
かかり、コストが高くなるという問題があった。
構成では、一方向クラッチを駆動軸に装着する時に、専
用の機械を用いなければならず、組み立てに大変手間が
かかり、コストが高くなるという問題があった。
【０００４】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、駆動軸と給紙ローラとの間の動力伝達のため
に、容易に組み立て可能な構造の一方向クラッチを用い
た給紙装置を提供することを目的とする。
もので、駆動軸と給紙ローラとの間の動力伝達のため
に、容易に組み立て可能な構造の一方向クラッチを用い
た給紙装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本願請求項１に記載の発
明は上記問題点を解決するために、給紙ローラの一端に
中空円筒状の収納部を設けると共に、その収納部内に、
円筒状内周面に内歯を形成してなるラチェットボスを回
転伝達関係に収容し、更にこのラチェットボス内に位置
するように且つ給紙ローラを保持した駆動軸に一体回転
するようにラチェットバネを設け、このラチェットバネ
には、そのラチェットバネの一方向の回転時にはラチェ
ットボスの内歯に係合して回転を伝達するが反対方向の
回転時には前記内歯上を滑動可能なばね部を形成してお
き、これらの収容部、ラチェットボス及びラチェットバ
ネで一方向クラッチを構成したものである。
明は上記問題点を解決するために、給紙ローラの一端に
中空円筒状の収納部を設けると共に、その収納部内に、
円筒状内周面に内歯を形成してなるラチェットボスを回
転伝達関係に収容し、更にこのラチェットボス内に位置
するように且つ給紙ローラを保持した駆動軸に一体回転
するようにラチェットバネを設け、このラチェットバネ
には、そのラチェットバネの一方向の回転時にはラチェ
ットボスの内歯に係合して回転を伝達するが反対方向の
回転時には前記内歯上を滑動可能なばね部を形成してお
き、これらの収容部、ラチェットボス及びラチェットバ
ネで一方向クラッチを構成したものである。
【０００６】また、本願請求項２に記載の発明は上記問
題点を解決するために、給紙ローラの一端に同心状に突
出するように第一円筒部を設け、且つその第一円筒部と
ほぼ同一外径の第二円筒部を備えたスプリング支持部材
を、その第二円筒部が前記第一円筒部に対向するよう
に、駆動軸に一体回転するように取り付け、更に前記第
一円筒部と第二円筒部との外周にコイルスプリングを配
置し、これらの第一円筒部、スプリング支持部材及びコ
イルスプリングで一方向クラッチを構成したものであ
る。
題点を解決するために、給紙ローラの一端に同心状に突
出するように第一円筒部を設け、且つその第一円筒部と
ほぼ同一外径の第二円筒部を備えたスプリング支持部材
を、その第二円筒部が前記第一円筒部に対向するよう
に、駆動軸に一体回転するように取り付け、更に前記第
一円筒部と第二円筒部との外周にコイルスプリングを配
置し、これらの第一円筒部、スプリング支持部材及びコ
イルスプリングで一方向クラッチを構成したものであ
る。
【０００７】
【作用】本願請求項１に記載の発明は上述構成により、
駆動軸が所定の方向即ち給紙方向に回転すると、それと
一体にラチェットバネが回転し、ばね部がラチェットボ
スの内歯に係合して回転を伝達し、ラチェットボスを介
して給紙ローラを給紙方向に回転させて給紙を行うこと
ができ、その後、給紙ローラが逆に用紙で引っ張られて
駆動軸よりも早く回転する場合には、ラチェットバネの
ばね部がラチェットボスの内歯から外れてその上を滑動
することができ、給紙ローラは駆動軸に対して空回り可
能となり、用紙の搬送に支障を生じない。組み立てに際
しては、駆動軸に取り付けるラチェットバネは単に駆動
軸と一体に回転するようにすればよく、そのためには例
えば、駆動軸の側面に平坦部を形成し、ラチェットバネ
の駆動軸挿入用の穴を駆動軸の断面に適合する形状とし
ておけばよいので、きつい嵌合を用いる必要はなく、容
易に組み立て可能である。
駆動軸が所定の方向即ち給紙方向に回転すると、それと
一体にラチェットバネが回転し、ばね部がラチェットボ
スの内歯に係合して回転を伝達し、ラチェットボスを介
して給紙ローラを給紙方向に回転させて給紙を行うこと
ができ、その後、給紙ローラが逆に用紙で引っ張られて
駆動軸よりも早く回転する場合には、ラチェットバネの
ばね部がラチェットボスの内歯から外れてその上を滑動
することができ、給紙ローラは駆動軸に対して空回り可
能となり、用紙の搬送に支障を生じない。組み立てに際
しては、駆動軸に取り付けるラチェットバネは単に駆動
軸と一体に回転するようにすればよく、そのためには例
えば、駆動軸の側面に平坦部を形成し、ラチェットバネ
の駆動軸挿入用の穴を駆動軸の断面に適合する形状とし
ておけばよいので、きつい嵌合を用いる必要はなく、容
易に組み立て可能である。
【０００８】本願請求項２に記載の発明は上述構成によ
り、駆動軸が所定の方向即ち給紙方向に回転すると、そ
れと一体にスプリング支持部材が回転し、第一円筒部及
び第二円筒部上に巻かれているコイルスプリングが締ま
って第一円筒部と第二円筒部を駆動連結し、給紙ローラ
を給紙方向に回転させて給紙を行うことができ、その
後、給紙ローラが逆に用紙で引っ張られて駆動軸よりも
早く回転する場合には、第一円筒部がコイルスプリング
よりも早く回転してコイルスプリングを緩め、第一円筒
部とコイルスプリングの間或いはコイルスプリングと第
二円筒部との間に滑りを生じさせ、給紙ローラは駆動軸
に対して空回り可能となり、用紙の搬送に支障を生じな
い。組み立てに際しては、駆動軸に取り付けるスプリン
グ支持部材は単に駆動軸と一体に回転するようにすれば
よく、そのため、きつい嵌合を用いる必要はなく、容易
に組み立て可能である。
り、駆動軸が所定の方向即ち給紙方向に回転すると、そ
れと一体にスプリング支持部材が回転し、第一円筒部及
び第二円筒部上に巻かれているコイルスプリングが締ま
って第一円筒部と第二円筒部を駆動連結し、給紙ローラ
を給紙方向に回転させて給紙を行うことができ、その
後、給紙ローラが逆に用紙で引っ張られて駆動軸よりも
早く回転する場合には、第一円筒部がコイルスプリング
よりも早く回転してコイルスプリングを緩め、第一円筒
部とコイルスプリングの間或いはコイルスプリングと第
二円筒部との間に滑りを生じさせ、給紙ローラは駆動軸
に対して空回り可能となり、用紙の搬送に支障を生じな
い。組み立てに際しては、駆動軸に取り付けるスプリン
グ支持部材は単に駆動軸と一体に回転するようにすれば
よく、そのため、きつい嵌合を用いる必要はなく、容易
に組み立て可能である。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。
【００１０】図１は請求項１の発明の実施例による給紙
装置の主要部品を分解して示す概略斜視図、図２〜図４
はその給紙装置の動作を説明する概略断面図である。図
１〜図４において、５は給紙ローラ、６はその給紙ロー
ラ５を回転自在に保持する駆動軸であり、図示しない駆
動源に連結されて駆動されるようになっている。７は、
駆動軸６の一方向（給紙方向）の回転のみを給紙ローラ
５に伝達する一方向クラッチである。
装置の主要部品を分解して示す概略斜視図、図２〜図４
はその給紙装置の動作を説明する概略断面図である。図
１〜図４において、５は給紙ローラ、６はその給紙ロー
ラ５を回転自在に保持する駆動軸であり、図示しない駆
動源に連結されて駆動されるようになっている。７は、
駆動軸６の一方向（給紙方向）の回転のみを給紙ローラ
５に伝達する一方向クラッチである。
【００１１】この一方向クラッチ７は、給紙ローラ５の
一端に設けられた中空円筒状の収納部８と、この収納部
８内に回転伝達関係に収容され、円筒状内周面に内歯９
ａを形成してなるラチェットボス９と、このラチェット
ボス９内に位置するように且つ駆動軸６に一体回転する
ように取り付けられたラチェットバネ１０と、キャップ
１１等を備えている。ここで、収納部８は円周上の一部
に大きい凹部８ａを有しており、一方、ラチェットボス
９は収納部８内にゆるく嵌合する円筒状外面９ｂと、そ
の外面に形成された突起９ｃを備えており、ラチェット
ボス９を収納部８に嵌合させた時、突起９ｃが凹部８ａ
内に入るようになっている。凹部８ａの円周方向の長さ
は、ケレー量を出すため突起９ｃよりも長く設定されて
いる。かくして、ラチェットボス９を収納部８に収容し
た状態では、ラチェットボス９は収納部８に対して、突
起９ｃが凹部８ａ内を移動可能な範囲において同心状に
回転可能であり、その突起９ｃが凹部８ａの端部に係合
した状態で回転を伝達可能である。ラチェットボス９内
に収容されるラチェットバネ１０は、放射方向に対して
傾斜した方向に延びるばね部１０ａを有している。この
ばね部１０ａの傾斜方向は、ラチェットバネ１０が図２
に矢印Ａで示す方向（給紙方向）に回転した時には、ラ
チェットボス９の内歯９ａに係合して回転を伝達するが
反対方向に回転する時には（或いは図３に示すように、
ラチェットバネ１０よりも高速でラチェットボス９が矢
印Ａで示す方向に回転する時には）、内歯９ａ上を滑動
可能となる方向である。前記した駆動軸６は、その一端
からラチェットバネ１０の取付位置まで、側面の一部に
平坦面６ａを形成しており、一方ラチェットバネ１０は
その駆動軸６の断面形状に適合した略Ｄ字状の駆動軸挿
入用の穴１０ｂを形成している。かくして、駆動軸６を
ラチェットバネ１０の穴１０ｂに嵌合させることによ
り、回転伝達を行うことができ、また、その際、駆動軸
６と穴１０ｂの嵌合はあまりきつくする必要はない。ラ
チェットボス９及びラチェットバネ１０は図示したよう
に簡単な構造のものであり、樹脂の成形により安価に製
造可能である。
一端に設けられた中空円筒状の収納部８と、この収納部
８内に回転伝達関係に収容され、円筒状内周面に内歯９
ａを形成してなるラチェットボス９と、このラチェット
ボス９内に位置するように且つ駆動軸６に一体回転する
ように取り付けられたラチェットバネ１０と、キャップ
１１等を備えている。ここで、収納部８は円周上の一部
に大きい凹部８ａを有しており、一方、ラチェットボス
９は収納部８内にゆるく嵌合する円筒状外面９ｂと、そ
の外面に形成された突起９ｃを備えており、ラチェット
ボス９を収納部８に嵌合させた時、突起９ｃが凹部８ａ
内に入るようになっている。凹部８ａの円周方向の長さ
は、ケレー量を出すため突起９ｃよりも長く設定されて
いる。かくして、ラチェットボス９を収納部８に収容し
た状態では、ラチェットボス９は収納部８に対して、突
起９ｃが凹部８ａ内を移動可能な範囲において同心状に
回転可能であり、その突起９ｃが凹部８ａの端部に係合
した状態で回転を伝達可能である。ラチェットボス９内
に収容されるラチェットバネ１０は、放射方向に対して
傾斜した方向に延びるばね部１０ａを有している。この
ばね部１０ａの傾斜方向は、ラチェットバネ１０が図２
に矢印Ａで示す方向（給紙方向）に回転した時には、ラ
チェットボス９の内歯９ａに係合して回転を伝達するが
反対方向に回転する時には（或いは図３に示すように、
ラチェットバネ１０よりも高速でラチェットボス９が矢
印Ａで示す方向に回転する時には）、内歯９ａ上を滑動
可能となる方向である。前記した駆動軸６は、その一端
からラチェットバネ１０の取付位置まで、側面の一部に
平坦面６ａを形成しており、一方ラチェットバネ１０は
その駆動軸６の断面形状に適合した略Ｄ字状の駆動軸挿
入用の穴１０ｂを形成している。かくして、駆動軸６を
ラチェットバネ１０の穴１０ｂに嵌合させることによ
り、回転伝達を行うことができ、また、その際、駆動軸
６と穴１０ｂの嵌合はあまりきつくする必要はない。ラ
チェットボス９及びラチェットバネ１０は図示したよう
に簡単な構造のものであり、樹脂の成形により安価に製
造可能である。
【００１２】図２〜４において、１２は原稿等の用紙、
１３は積み重ねた用紙を載せるガイド板、１４は用紙１
２を給紙ローラ５に押し付け、重送を防止する分別片、
１５は給紙ローラ５の下流に配置された搬送ローラであ
る。この搬送ローラ１５は給紙ローラ５による給紙速度
よりも高速で用紙１２を搬送するように駆動されてい
る。
１３は積み重ねた用紙を載せるガイド板、１４は用紙１
２を給紙ローラ５に押し付け、重送を防止する分別片、
１５は給紙ローラ５の下流に配置された搬送ローラであ
る。この搬送ローラ１５は給紙ローラ５による給紙速度
よりも高速で用紙１２を搬送するように駆動されてい
る。
【００１３】次に、上記構成の給紙装置について、その
動作を説明する。給紙の際、図２に示すように、駆動軸
６は矢印Ａで示す給紙方向に回転し、その回転がラチェ
ットバネ１０に伝達され、ラチェットバネ１０のばね部
１０ａがラチェットボス９の内歯９ａに係合してラチェ
ットボス９を矢印Ａ方向に回転させる。このため、ラチ
ェットボス９外周の突起９ｃが凹部８ａの一端に移動し
て収納部８に突き当たった後は、ラチェットボス９を一
緒に回転させる。かくして、給紙ローラ５が駆動軸６に
よって矢印Ａ方向に回転させられ、ガイド板１３上の用
紙１２を引き出し、給紙する。
動作を説明する。給紙の際、図２に示すように、駆動軸
６は矢印Ａで示す給紙方向に回転し、その回転がラチェ
ットバネ１０に伝達され、ラチェットバネ１０のばね部
１０ａがラチェットボス９の内歯９ａに係合してラチェ
ットボス９を矢印Ａ方向に回転させる。このため、ラチ
ェットボス９外周の突起９ｃが凹部８ａの一端に移動し
て収納部８に突き当たった後は、ラチェットボス９を一
緒に回転させる。かくして、給紙ローラ５が駆動軸６に
よって矢印Ａ方向に回転させられ、ガイド板１３上の用
紙１２を引き出し、給紙する。
【００１４】送り出された用紙１２の先端が搬送ローラ
１５に噛み込まれると、用紙１２は搬送ローラによって
搬送される。この時、搬送ローラ１５による搬送速度が
給紙ローラ５による搬送速度よりも速いため、図３に示
すように、給紙ローラ５は用紙１２で引っ張られて駆動
軸６、ラチェットバネ１０及びラチェットボス９よりも
早く回転する。このため、凹部８ａがラチェットボス９
の突起９ｃに対して移動し、換言すれば突起９ｃが凹部
８ａ内を移動し、凹部８ａの反対端において収納部８に
突き当たる。その後は、ラチェットボス９も給紙ローラ
５と一緒に回転し、従ってラチェットバネ１０よりも高
速で回転することとなる。しかし、この時には、ラチェ
ットバネ１０のばね部１０ａがラチェットボス９の内歯
９ａ上を滑動するので、何ら支障はない。かくして、給
紙ローラ５は駆動軸６に干渉することなく、駆動軸６よ
りも高速で空回りすることができ、搬送ローラ１５によ
る用紙１２の搬送に支障を生じることがない。
１５に噛み込まれると、用紙１２は搬送ローラによって
搬送される。この時、搬送ローラ１５による搬送速度が
給紙ローラ５による搬送速度よりも速いため、図３に示
すように、給紙ローラ５は用紙１２で引っ張られて駆動
軸６、ラチェットバネ１０及びラチェットボス９よりも
早く回転する。このため、凹部８ａがラチェットボス９
の突起９ｃに対して移動し、換言すれば突起９ｃが凹部
８ａ内を移動し、凹部８ａの反対端において収納部８に
突き当たる。その後は、ラチェットボス９も給紙ローラ
５と一緒に回転し、従ってラチェットバネ１０よりも高
速で回転することとなる。しかし、この時には、ラチェ
ットバネ１０のばね部１０ａがラチェットボス９の内歯
９ａ上を滑動するので、何ら支障はない。かくして、給
紙ローラ５は駆動軸６に干渉することなく、駆動軸６よ
りも高速で空回りすることができ、搬送ローラ１５によ
る用紙１２の搬送に支障を生じることがない。
【００１５】次に、図４に示すように、搬送ローラ１５
で送られている用紙１２の後端が給紙ローラ５を通り過
ぎてしまうと、給紙ローラ５の駆動力がなくなり、給紙
ローラ５は停止する。一方、駆動軸５は矢印Ａ方向に回
転しており、ラチェットバネ１０を介してラチェットボ
ス９を矢印Ａ方向に回転させる。このため、ラチェット
ボス９の突起９ｃが収納部８の凹部８ａ内を移動し、凹
部８ａの一端に到達した時点で回転を給紙ローラ５に伝
達して、給紙ローラ５の回転を開始させ、次の用紙１２
を給紙する。このように、凹部８ａを設けたことで、次
に給紙する用紙１２を直ぐに給紙せず、間隔をとること
ができる。以上のようにして、用紙１２を適当な間隔を
開けて次々と給紙することができる。
で送られている用紙１２の後端が給紙ローラ５を通り過
ぎてしまうと、給紙ローラ５の駆動力がなくなり、給紙
ローラ５は停止する。一方、駆動軸５は矢印Ａ方向に回
転しており、ラチェットバネ１０を介してラチェットボ
ス９を矢印Ａ方向に回転させる。このため、ラチェット
ボス９の突起９ｃが収納部８の凹部８ａ内を移動し、凹
部８ａの一端に到達した時点で回転を給紙ローラ５に伝
達して、給紙ローラ５の回転を開始させ、次の用紙１２
を給紙する。このように、凹部８ａを設けたことで、次
に給紙する用紙１２を直ぐに給紙せず、間隔をとること
ができる。以上のようにして、用紙１２を適当な間隔を
開けて次々と給紙することができる。
【００１６】上記構成の一方向クラッチ７の組み立てに
当たっては、まず、給紙ローラ５の一端の収納部８にラ
チェットボス９を嵌合し、その中にラチェットバネ１０
を装着し、給紙ローラ５及びラチェットバネ１０に駆動
軸６を挿入すればよい。この際、給紙ローラ５及びラチ
ェットバネ１０に対する駆動軸６の嵌合はあまりきつく
ないので、容易に挿入可能であり、専用の機械等を使用
することなく容易に組み立てを行うことができる。ま
た、使用している部品はいずれも構造簡単なものである
ので安価に製造可能であり、結局装置全体のコストダウ
ンを図ることができる。
当たっては、まず、給紙ローラ５の一端の収納部８にラ
チェットボス９を嵌合し、その中にラチェットバネ１０
を装着し、給紙ローラ５及びラチェットバネ１０に駆動
軸６を挿入すればよい。この際、給紙ローラ５及びラチ
ェットバネ１０に対する駆動軸６の嵌合はあまりきつく
ないので、容易に挿入可能であり、専用の機械等を使用
することなく容易に組み立てを行うことができる。ま
た、使用している部品はいずれも構造簡単なものである
ので安価に製造可能であり、結局装置全体のコストダウ
ンを図ることができる。
【００１７】なお、上記実施例では給紙される用紙に間
隔をとるために、突起９ｃよりもはるかに広い凹部８ａ
を形成しているが、本発明はこの構成に限らず、突起９
ｃとほぼ等しい幅の凹部８ａを用いることも可能であ
る。この場合には、給紙ローラで１枚の用紙を送り出し
た後、駆動軸を一旦停止させ、適当なタイミングで回転
させることで、用紙間に間隔をとればよい。
隔をとるために、突起９ｃよりもはるかに広い凹部８ａ
を形成しているが、本発明はこの構成に限らず、突起９
ｃとほぼ等しい幅の凹部８ａを用いることも可能であ
る。この場合には、給紙ローラで１枚の用紙を送り出し
た後、駆動軸を一旦停止させ、適当なタイミングで回転
させることで、用紙間に間隔をとればよい。
【００１８】図５は請求項２の発明の実施例による給紙
装置の主要部品を分解して示す概略斜視図、図６はその
概略断面図である。図５、図６において、２０は給紙ロ
ーラ、２１はその給紙ローラ２０を回転自在に保持する
駆動軸であり、図示しない駆動源に連結されて駆動され
るようになっている。２２は、駆動軸２１の一方向の回
転のみを給紙ローラ２０に伝達する一方向クラッチであ
る。
装置の主要部品を分解して示す概略斜視図、図６はその
概略断面図である。図５、図６において、２０は給紙ロ
ーラ、２１はその給紙ローラ２０を回転自在に保持する
駆動軸であり、図示しない駆動源に連結されて駆動され
るようになっている。２２は、駆動軸２１の一方向の回
転のみを給紙ローラ２０に伝達する一方向クラッチであ
る。
【００１９】この一方向クラッチ２２は、給紙ローラ２
０の一端に給紙ローラ２０に対して同心状に突出するよ
うに設けられた第一円筒部２０ａと、その第一円筒部２
０ａに対向して配置され、第一円筒部２０ａとほぼ同一
外径の第二円筒部２４ａを備え、駆動軸２１と一体に回
転するように設けられたスプリング支持部材２４と、第
一円筒部２０ａと第二円筒部２４ａとの外周に巻かれた
コイルスプリング２５と、キャップ２６等を有してい
る。このコイルスプリング２５は通常の状態で第一円筒
部２０ａ及び第二円筒部２４ａの外周面に軽く接触する
ように、その内径が定められている。また、コイルスプ
リング２５の両端は、第一円筒部２０ａ及び第二円筒部
２４ａのそれぞれの根元に直角に形成されている支持面
２０ｂ、２４ｂで拘束されている。ここで、スプリング
支持部材２４を駆動軸２１に一体回転するように固定す
る方法としては、セットビスを使用する方法、或いは駆
動軸２１の側面の一部を平坦面とし、スプリング支持部
材２４の駆動軸挿入用の穴を駆動軸の断面形状に適合し
た形状とする方法等、駆動軸２１とスプリング支持部材
２４とにきつい嵌合を必要としない公知の方法が使用さ
れる。
０の一端に給紙ローラ２０に対して同心状に突出するよ
うに設けられた第一円筒部２０ａと、その第一円筒部２
０ａに対向して配置され、第一円筒部２０ａとほぼ同一
外径の第二円筒部２４ａを備え、駆動軸２１と一体に回
転するように設けられたスプリング支持部材２４と、第
一円筒部２０ａと第二円筒部２４ａとの外周に巻かれた
コイルスプリング２５と、キャップ２６等を有してい
る。このコイルスプリング２５は通常の状態で第一円筒
部２０ａ及び第二円筒部２４ａの外周面に軽く接触する
ように、その内径が定められている。また、コイルスプ
リング２５の両端は、第一円筒部２０ａ及び第二円筒部
２４ａのそれぞれの根元に直角に形成されている支持面
２０ｂ、２４ｂで拘束されている。ここで、スプリング
支持部材２４を駆動軸２１に一体回転するように固定す
る方法としては、セットビスを使用する方法、或いは駆
動軸２１の側面の一部を平坦面とし、スプリング支持部
材２４の駆動軸挿入用の穴を駆動軸の断面形状に適合し
た形状とする方法等、駆動軸２１とスプリング支持部材
２４とにきつい嵌合を必要としない公知の方法が使用さ
れる。
【００２０】この給紙ローラ２０も、図２に示す給紙装
置の給紙ローラ５の位置に使用されるものである。ここ
で、コイルスプリング２５の巻方向は、駆動軸２１が給
紙を行う方向即ち図２で矢印Ａで示す方向に回転した時
にコイルスプリング２５が締まる方向となるように定め
られている。かくして、この実施例では、駆動軸２１が
給紙のために回転すると、スプリング支持部材２４がそ
の駆動軸２１と一体に回転し、第二円筒部２４ａの外周
に巻かれているコイルスプリング２５を締め込み、この
ためコイルスプリング２５が給紙ローラ２０の一端の第
一円筒部２０ａに締め付けられ、結局第二円筒部２４ａ
と第一円筒部２０ａがコイルスプリング２５で回転伝達
関係に連結され、駆動軸２１の回転が給紙ローラ２０に
伝達され、給紙が行われる。一方、給紙ローラ２０で送
り出された用紙が下流の搬送ローラに噛み込まれ、高速
で搬送されると、それに連れて給紙ローラ２０が引っ張
られ、第一円筒部２０ａがコイルスプリング２５の回転
速度よりも早く回転する。このため、コイルスプリング
が緩められ、第一円筒部２０ａとコイルスプリング２５
の間或いはコイルスプリング２５と第二円筒部２４ａの
間に滑りを生じ、給紙ローラ２０は駆動軸２１に対して
空回りする。このため、搬送ローラによる用紙の搬送に
給紙ローラが干渉することはない。
置の給紙ローラ５の位置に使用されるものである。ここ
で、コイルスプリング２５の巻方向は、駆動軸２１が給
紙を行う方向即ち図２で矢印Ａで示す方向に回転した時
にコイルスプリング２５が締まる方向となるように定め
られている。かくして、この実施例では、駆動軸２１が
給紙のために回転すると、スプリング支持部材２４がそ
の駆動軸２１と一体に回転し、第二円筒部２４ａの外周
に巻かれているコイルスプリング２５を締め込み、この
ためコイルスプリング２５が給紙ローラ２０の一端の第
一円筒部２０ａに締め付けられ、結局第二円筒部２４ａ
と第一円筒部２０ａがコイルスプリング２５で回転伝達
関係に連結され、駆動軸２１の回転が給紙ローラ２０に
伝達され、給紙が行われる。一方、給紙ローラ２０で送
り出された用紙が下流の搬送ローラに噛み込まれ、高速
で搬送されると、それに連れて給紙ローラ２０が引っ張
られ、第一円筒部２０ａがコイルスプリング２５の回転
速度よりも早く回転する。このため、コイルスプリング
が緩められ、第一円筒部２０ａとコイルスプリング２５
の間或いはコイルスプリング２５と第二円筒部２４ａの
間に滑りを生じ、給紙ローラ２０は駆動軸２１に対して
空回りする。このため、搬送ローラによる用紙の搬送に
給紙ローラが干渉することはない。
【００２１】組み立てに際しては、駆動軸２１に給紙ロ
ーラ２０を取り付け、次いで第一円筒部２０ａにコイル
スプリング２５を取り付け、その後駆動軸２１にスプリ
ング支持部材２４、キャップ２５を取り付ければ良く、
この際、きつい嵌合を必要とする部分はないので、組み
立てに専用の機械を用いる必要はなく、きわめて容易に
組み立てを行うことができる。また、使用している部品
はいずれも構造簡単なものであるので安価に製造可能で
あり、結局装置全体のコストダウンを図ることができ
る。
ーラ２０を取り付け、次いで第一円筒部２０ａにコイル
スプリング２５を取り付け、その後駆動軸２１にスプリ
ング支持部材２４、キャップ２５を取り付ければ良く、
この際、きつい嵌合を必要とする部分はないので、組み
立てに専用の機械を用いる必要はなく、きわめて容易に
組み立てを行うことができる。また、使用している部品
はいずれも構造簡単なものであるので安価に製造可能で
あり、結局装置全体のコストダウンを図ることができ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願請
求項１に記載の発明は、給紙ローラの一端に中空円筒状
の収納部を設け、その収容部内に内歯を備えたラチェッ
トボスを回転伝達関係で取り付けると共に、そのラチェ
ットボス内には、一方向の回転時のみにラチェットボス
の内歯に係合するばね部を備えたラチェットバネを駆動
軸と一体回転するように設けるという構成としたことに
より、駆動軸が給紙方向に回転した時には、ラチェット
バネのばね部がラチェットボスの内歯に係合してラチェ
ットボスに回転を伝達し、これによって給紙ローラが駆
動軸によって回転駆動されて給紙を行うことができ、そ
の後、給紙された用紙が下流の搬送ローラで高速で送ら
れ、給紙ローラがその用紙で引っ張られ回転が早くなっ
た時には、ラチェットバネのばね部がラチェットボスの
内歯から外れてその上を滑動し、これにより給紙ローラ
は駆動軸に対して空回り可能となり、用紙搬送に支障を
生じることがなく、更に、組み立てに際しては、駆動軸
とラチェットバネの嵌合にきつい嵌合を用いる必要はな
く、容易に組み立て可能であり、コストダウンを図るこ
とができるという効果を有している。
求項１に記載の発明は、給紙ローラの一端に中空円筒状
の収納部を設け、その収容部内に内歯を備えたラチェッ
トボスを回転伝達関係で取り付けると共に、そのラチェ
ットボス内には、一方向の回転時のみにラチェットボス
の内歯に係合するばね部を備えたラチェットバネを駆動
軸と一体回転するように設けるという構成としたことに
より、駆動軸が給紙方向に回転した時には、ラチェット
バネのばね部がラチェットボスの内歯に係合してラチェ
ットボスに回転を伝達し、これによって給紙ローラが駆
動軸によって回転駆動されて給紙を行うことができ、そ
の後、給紙された用紙が下流の搬送ローラで高速で送ら
れ、給紙ローラがその用紙で引っ張られ回転が早くなっ
た時には、ラチェットバネのばね部がラチェットボスの
内歯から外れてその上を滑動し、これにより給紙ローラ
は駆動軸に対して空回り可能となり、用紙搬送に支障を
生じることがなく、更に、組み立てに際しては、駆動軸
とラチェットバネの嵌合にきつい嵌合を用いる必要はな
く、容易に組み立て可能であり、コストダウンを図るこ
とができるという効果を有している。
【００２３】また、本願請求項２に記載の発明は、給紙
ローラの一端に同心状に突出するように第一円筒部を設
け、駆動軸には、その第一円筒部とほぼ同一外径の第二
円筒部を備えたスプリング支持部材を、その第二円筒部
が第一円筒部に対向するように取り付け、更に前記第一
円筒部と第二円筒部との外周にコイルスプリングを巻付
けて設けるという構成としたことにより、駆動軸が給紙
方向に回転した時、駆動軸と一体にスプリング支持部材
が回転し、第一円筒部及び第二円筒部上に巻かれている
コイルスプリングが締まって第一円筒部及び第二円筒部
と一体に回転し、駆動軸の回転を給紙ローラに伝達して
給紙を行うことができ、その後、給紙された用紙が下流
の搬送ローラで高速で送られ、給紙ローラがその用紙で
引っ張られて回転が早くなった時には、第一円筒部がコ
イルスプリングより早く回転してコイルスプリングを緩
め、第一円筒部とコイルスプリングの間或いはコイルス
プリングと第二円筒部との間に滑りを生じ、給紙ローラ
は駆動軸に対して空回り可能となり、用紙搬送に支障を
生じることがなく、更に、組み立てに際しては、駆動軸
とスプリング支持部材との間にきつい嵌合を用いる必要
はなく、容易に組み立て可能であり、コストダウンを図
ることができるという効果を有している。
ローラの一端に同心状に突出するように第一円筒部を設
け、駆動軸には、その第一円筒部とほぼ同一外径の第二
円筒部を備えたスプリング支持部材を、その第二円筒部
が第一円筒部に対向するように取り付け、更に前記第一
円筒部と第二円筒部との外周にコイルスプリングを巻付
けて設けるという構成としたことにより、駆動軸が給紙
方向に回転した時、駆動軸と一体にスプリング支持部材
が回転し、第一円筒部及び第二円筒部上に巻かれている
コイルスプリングが締まって第一円筒部及び第二円筒部
と一体に回転し、駆動軸の回転を給紙ローラに伝達して
給紙を行うことができ、その後、給紙された用紙が下流
の搬送ローラで高速で送られ、給紙ローラがその用紙で
引っ張られて回転が早くなった時には、第一円筒部がコ
イルスプリングより早く回転してコイルスプリングを緩
め、第一円筒部とコイルスプリングの間或いはコイルス
プリングと第二円筒部との間に滑りを生じ、給紙ローラ
は駆動軸に対して空回り可能となり、用紙搬送に支障を
生じることがなく、更に、組み立てに際しては、駆動軸
とスプリング支持部材との間にきつい嵌合を用いる必要
はなく、容易に組み立て可能であり、コストダウンを図
ることができるという効果を有している。
【図１】請求項１の発明の実施例による給紙装置の主要
部品の概略分解斜視図
部品の概略分解斜視図
【図２】図１に示す部品を備えた給紙装置を、給紙始め
の状態で示す概略断面図
の状態で示す概略断面図
【図３】図２に示す給紙装置を、給紙の途中の状態で示
す概略断面図
す概略断面図
【図４】図２に示す給紙装置を、１枚の用紙を給紙した
後で且つ次の用紙を給紙する直前の状態で示す概略断面
図
後で且つ次の用紙を給紙する直前の状態で示す概略断面
図
【図５】請求項２の発明の実施例による給紙装置の主要
部品の概略分解斜視図
部品の概略分解斜視図
【図６】図５に示す部品を組み立てた状態で示す概略断
面図
面図
【図７】従来の給紙装置の主要部品の概略分解斜視図
５ 給紙ローラ ６ 駆動軸 ７ 一方向クラッチ ８ 収納部 ８ａ 凹部 ９ ラチェットボス ９ａ 内歯 １０ ラチェットバネ １０ａ ばね部 １２ 用紙 １３ ガイド板 １４ 分別片 １５ 搬送ローラ ２０ 給紙ローラ ２０ａ 第一円筒部 ２１ 駆動軸 ２２ 一方向クラッチ ２４ スプリング支持部材 ２４ａ 第二円筒部 ２５ コイルスプリング
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０３Ｇ 15/00 ５１６ Ｈ０４Ｎ 1/00 １０８ Ｋ (72)発明者 矢寺 努 東京都目黒区下目黒２丁目３番８号 松下 電送株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 用紙を給紙する給紙ローラと、この給紙
ローラを回転自在に保持した駆動軸と、この駆動軸の一
方向のみの回転を前記給紙ローラに伝達する一方向クラ
ッチとを備え、この一方向クラッチが、前記給紙ローラ
の一端に設けられた中空円筒状の収納部と、この収納部
内に回転伝達関係に収容され、円筒状内周面に内歯を形
成してなるラチェットボスと、このラチェットボス内に
位置するように且つ前記駆動軸に一体に回転するように
設けられたラチェットバネであって、一方向の回転時に
は前記ラチェットボスの内歯に係合して回転を伝達する
が反対方向の回転時には前記内歯上を滑動可能なばね部
を備えたラチェットバネとを有することを特徴とする給
紙装置。 - 【請求項２】 用紙を給紙する給紙ローラと、この給紙
ローラを回転自在に保持した駆動軸と、この駆動軸の一
方向のみの回転を前記給紙ローラに伝達する一方向クラ
ッチとを備え、この一方向クラッチが、前記給紙ローラ
の一端に前記給紙ローラに対して同心状に突出するよう
に設けられた第一円筒部と、その第一円筒部に対向して
配置され、第一円筒部とほぼ同一外径の第二円筒部を備
え、前記駆動軸に一体に回転するように設けられたスプ
リング支持部材と、前記第一円筒部と第二円筒部との外
周に巻かれたコイルスプリングとを有することを特徴と
する給紙装置。 - 【請求項３】 内部に中空円筒状の収納部を備えた給紙
ローラと、この給紙ローラを回転自在に保持する駆動軸
と、前記収納部内に備えられ、前記駆動軸の一方向のみ
の回転を前記給紙ローラに伝達する伝達手段とを具備し
た給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5335743A JPH07187416A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5335743A JPH07187416A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 給紙装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07187416A true JPH07187416A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18291983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5335743A Pending JPH07187416A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07187416A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000051019A (ko) * | 1999-01-18 | 2000-08-16 | 윤종용 | 전자사진방식 인쇄기의 급지장치 |
| KR20040051299A (ko) * | 2002-12-12 | 2004-06-18 | 주식회사 크린전기 | 소형발전기용 래칫기어조립체 |
| JP2013107743A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
| WO2019203557A1 (ko) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | 이재영 | 사무자동화기기의 급지장치 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5335743A patent/JPH07187416A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000051019A (ko) * | 1999-01-18 | 2000-08-16 | 윤종용 | 전자사진방식 인쇄기의 급지장치 |
| KR20040051299A (ko) * | 2002-12-12 | 2004-06-18 | 주식회사 크린전기 | 소형발전기용 래칫기어조립체 |
| JP2013107743A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
| WO2019203557A1 (ko) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | 이재영 | 사무자동화기기의 급지장치 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5314053A (en) | Torque transmission device | |
| JP2803612B2 (ja) | ペーパマガジン | |
| JPH07187416A (ja) | 給紙装置 | |
| JPH0859005A (ja) | 給紙分離装置 | |
| KR0124607B1 (ko) | 팩시밀리의 다매급지장치 | |
| JP2002327777A (ja) | ワンウェイクラッチ | |
| US7100859B2 (en) | Holder device of recording paper roll | |
| JPH09221246A (ja) | 回転軸支持装置 | |
| JP2009155027A (ja) | 巻取りユニット及び巻取り装置 | |
| KR100256779B1 (ko) | 일방향으로 동력을 전달하는 클러치장치 | |
| JPH0312539Y2 (ja) | ||
| JP3459695B2 (ja) | シート給送装置及び該シート給送装置を備えた画像形成装置 | |
| KR0172150B1 (ko) | 팩시밀리의 원고 이송장치 | |
| KR100214809B1 (ko) | 팩시밀리의 급지롤러 동력전달장치 | |
| KR100231884B1 (ko) | 급지롤러의 일방향 동력전달장치 | |
| US20080101841A1 (en) | Image Generating Apparatus | |
| JPH02178137A (ja) | 給紙装置 | |
| JP2000053262A (ja) | 用紙繰り出し機構および給紙装置 | |
| JPH082726A (ja) | シート分離給送機構 | |
| JPH05261191A (ja) | ミシンの下糸巻き装置 | |
| JPH0725490A (ja) | プリンタ用給紙装置 | |
| JPH05270682A (ja) | シート送り用重送防止装置 | |
| KR970001875Y1 (ko) | 자동급지장치 | |
| KR100198226B1 (ko) | 용지자동급지장치 | |
| KR200306467Y1 (ko) | 사무기기의 용지 픽업용 클러치 |