JPH07323942A - フィルム原反支持装置 - Google Patents

フィルム原反支持装置

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JPH07323942A
JPH07323942A JP14249794A JP14249794A JPH07323942A JP H07323942 A JPH07323942 A JP H07323942A JP 14249794 A JP14249794 A JP 14249794A JP 14249794 A JP14249794 A JP 14249794A JP H07323942 A JPH07323942 A JP H07323942A
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Masahiko Fujisawa
正彦 藤沢
Ryuichi Kawakami
龍一 川上
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構造でありながら、フィルム原反Rが
スリップを起こすことのないよう確実に支持され、安定
したフィルムFの引き出し供給が可能となるフィルム原
反支持装置の提供。 【構成】 軸棒2に嵌挿された一対の支持部材14の各周
面18にそれぞれ環状溝19を形成する。前記環状溝19に巻
芯4を弾圧してフィルム原反Rのスリップを防止するO
リング(環状弾性体)20を嵌挿して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムが巻回されて
なるフィルム原反を使用して被包装物を包装する各種包
装機に適用されるフィルム原反支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】包装機には、横ピロー型包装機、充填包
装機、ストレッチ包装機等各種タイプがあり、これら各
種包装機には、食糧品等の被包装物を包装するフィルム
が巻回されたフィルム原反を回転可能に支持するフィル
ム原反支持装置が備えられており、以下、この種の従来
のフィルム原反支持装置の一例を図5〜7を基に説明す
る。
【0003】従来のフィルム原反支持装置は、機枠1に
回転自在に片持ち保持されたフリー軸である軸棒2に、
一対の支持部材3が対向して摺動可能に嵌挿されて構成
されている。この支持部材3は、支持されるフィルム原
反Rの巻芯4の内径寸法Hと略同寸法に外径寸法が設定
された円筒部5と、この円筒部5と一体に形成されたフ
ランジ部6と、軸棒2の所定箇所にて支持部材3を固着
するための固定ネジ7を備えた基部8とで構成されてい
る。
【0004】そして、上記支持装置にフィルム原反Rを
支持させるには、図5に示すように機枠1から遠い方の
支持部材3を軸棒2から取り外してフィルム原反Rの巻
芯4を軸棒2に挿通し、取り外した支持部材3を再び軸
棒2に嵌挿し、一対の支持部材3をそれぞれ摺動させて
巻芯4の内周面9に沿って円筒部5を嵌入していき、巻
芯4の端部10にフランジ部6の側面11が当接した位置で
固定ネジ7により支持部材3を軸棒2に固着させること
で図6に示すようにフィルム原反Rは回転可能に支持さ
れるものである。そして、引き込み装置12の回転駆動に
より、フィルムFが引っ張られていき、これにより、フ
ィルム原反Rが軸棒2,支持部材3とともに回転し順次
フィルムFが引き出されていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造によるフィルム原反支持装置で支持されるフィル
ム原反Rは、巻芯4がダンボール等変形しやすい紙製部
材により形成されていることが多く、この場合、巻芯4
の内径寸法Hにばらつきがみられ、巻芯4の内周面9に
沿って嵌入された円筒部5の外周面13全面が内周面9に
当接せず、部分的に当接しない箇所が生じてしまうこと
がある。このように円筒部5が確実に嵌入された状態と
ならない場合、フランジ部6の側面11が巻芯4の端部10
に当接して挟んでいるだけの状態となり、この状態で
は、フィルム原反Rが確実に支持されず、フィルムFが
引き出されている際にフィルム原反Rが支持部材3に対
してスリップしやすくなり、スリップが起こるとフィル
ムFが弛んでしまい安定して引き出し供給できないとい
う問題が生じ、後の包装作業に支障をきたす虞れがあっ
た。
【0006】そこで、フィルム原反Rを確実に支持させ
る構造として例えば、実開平1−83754号公報等が
提案されている。これはフィルム原反を支持する支持部
材として複数の爪を設け、この爪をフィルム原反の巻芯
に噛付くようにして支持させたもので、フィルム原反が
スリップを起こす虞れがないものである。しかしなが
ら、爪部材を用いた支持装置は、部品点数が多く、構造
が複雑となり、コスト高になる欠点がある。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に着目し、簡
易な構造でありながらスリップを起こすことなくフィル
ム原反を確実に支持でき、安定したフィルムの引き出し
供給が可能となるフィルム原反支持装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、軸棒に嵌挿された一対の支持部材でフィルム
原反の巻芯を両側から挟んで前記フィルム原反を回転可
能に支持するフィルム原反支持装置において、前記一対
の支持部材の各周面にそれぞれ環状溝を形成し、この環
状溝に前記巻芯を弾圧してフィルム原反のスリップを防
止する環状弾性体を嵌挿して設けたものである。
【0009】
【作用】上記構成によって、フィルム原反の巻芯に弾圧
作用が働き、前記フィルム原反は支持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。なお、従来例で示した部分と同一もしくは相
当箇所については詳しい説明を省略する。
【0011】図1〜3は本発明の第1実施例を示す図で
あり、一対の支持部材14は、フィルム原反Rの巻芯4の
内径寸法Hと略同寸法に外径寸法が設定され前記巻芯4
内に嵌入可能な円筒部15と、軸棒2の所定箇所にて支持
部材14を固着するための固定ネジ16を備えた基部17とで
構成され、かつ本実施例では、前記円筒部15の周面18に
凹状に環状溝19を形成し、この環状溝19に弾性体からな
る断面円形状のOリング20を嵌挿している。
【0012】そして、従来例で説明したと同様に機枠1
から遠い方の支持部材14を取り外してフィルム原反Rの
巻芯4を軸棒2に挿通し、一対の支持部材14をそれぞれ
摺動させて巻芯4にOリング20が当接した位置で固定ネ
ジ7を締め付けて支持部材14を軸棒2に固着させること
でフィルム原反Rは回転可能に支持される。
【0013】この時、図2に示すようにOリング20は変
形して巻芯4の内周面9の側部全周及び端部10を弾圧付
勢しているため、フィルム原反Rは確実に支持され、フ
ィルムFの引き出しによるフィルム原反Rの回転中にお
いて、フィルム原反Rが支持部材14に対してスリップを
起こすという虞れがなくなり、安定してフィルムFを引
き出し供給することが可能となるので、後の包装作業を
良好に行える。
【0014】図4は本発明の第2実施例を示す図であ
り、本実施例では、一対の機枠21を設け、この機枠21に
それぞれ軸棒22を固定して取り付け、各軸棒22にそれぞ
れ支持部材23を嵌挿したもので、円筒部24が基部25に対
し受け部材26を介して回転自在に設けられいる。そし
て、第1実施例同様に円筒部24の周面27に環状溝1
9を形成し、この環状溝19にOリング20を嵌挿してい
る。
【0015】上記構成により、フィルムFの引き出し
中、円筒部25のみがフィルム原反Rとともに回転するこ
ととなる。そして、本実施例も第1実施例同様フィルム
原反Rをスリップを起こすことなく確実に支持すること
ができる。
【0016】また、各実施例において設けられたOリン
グは、前述の如く巻芯の端部のみならず内周面をも弾圧
付勢しているので、必ずしも円筒部の外径寸法を巻芯の
内径寸法と略同寸法に設定して嵌入し、円筒部の周面を
巻芯の内周面に当接させて支持する必要はなく、小さく
設定して巻芯内に円筒部を簡単に挿入できる構造として
も確実にフィルム原反は支持される。
【0017】また、図示しなかったが各実施例で示した
フィルム原反支持装置には、フィルムの引き出しを中断
した際にフィルム原反が惰性により支持部材とともに回
転(オーバーラン)し、フィルムが弛んだ状態となるこ
とを防止するブレーキ機構が一般的に備えられており、
このブレ−キ機構とともに各実施例で示した構造によ
り、フィルムの引き出しを中断した際にフィルム原反が
支持部材に対してスリップすることがないので、フィル
ム原反の非回転時においてもフィルムは弛むことなく保
持され、再び回転させたときに良好に引き出し供給でき
るものである。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば各実施例では、断面円形状のOリングを設け
ていたが、これに限らず断面四角形状あるいは断面三角
形状等巻芯を弾圧付勢して支持できる形状であればよ
い。その場合、各断面形状に適した環状溝を形成すれば
よい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、一対の支持部材の各周面にそ
れぞれ環状溝を形成し、この環状溝に巻芯を弾圧してフ
ィルム原反のスリップを防止する環状弾性体を嵌挿して
設けたものであり、簡易な構造でありながら、フィルム
原反の巻芯に弾圧作用が働き、これにより、スリップを
起こすことなくフィルム原反を確実に支持でき、安定し
たフィルムの引き出し供給が可能となるフィルム原反支
持装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すフィルム原反取付け
中のフィルム原反支持装置を示す断面図。
【図2】本発明の第1実施例を示すフィルム原反を支持
した状態のフィルム原反支持装置の断面図。
【図3】本発明の第1実施例を示す要部の斜視図。
【図4】本発明の第2実施例を示すフィルム原反を支持
した状態のフィルム原反支持装置を示す断面図。
【図5】従来例を示すフィルム原反取付け中のフィルム
原反支持装置の断面図。
【図6】従来例を示すフィルム原反を支持した状態のフ
ィルム原反支持装置の断面図。
【図7】従来例を示す概略説明図。
【符号の説明】
2,21 軸棒 4, 巻芯 14,23 支持部材 18,27 周面 19 環状溝 20 Oリング(環状弾性体) R フィルム原反

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸棒に嵌挿された一対の支持部材でフィ
    ルム原反の巻芯を両側から挟んで前記フィルム原反を回
    転可能に支持するフィルム原反支持装置において、前記
    一対の支持部材の各周面にそれぞれ環状溝を形成し、こ
    の環状溝に前記巻芯を弾圧してフィルム原反のスリップ
    を防止する環状弾性体を嵌挿して設けたことを特徴とす
    るフィルム原反支持装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015008176A (ja) * 2013-06-24 2015-01-15 住友金属鉱山株式会社 コアアダプタ及びこれを有する巻取装置並びに該装置を備えたロールツーロール表面処理装置
JP2018158774A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 セイコーエプソン株式会社 用紙搬送装置、及び、印刷装置
CN110562808A (zh) * 2019-09-11 2019-12-13 何铖 一种电力线圈

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