JP2869874B2 - V形内燃機関におけるブリーザ装置 - Google Patents

V形内燃機関におけるブリーザ装置

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JP2869874B2
JP2869874B2 JP2308074A JP30807490A JP2869874B2 JP 2869874 B2 JP2869874 B2 JP 2869874B2 JP 2308074 A JP2308074 A JP 2308074A JP 30807490 A JP30807490 A JP 30807490A JP 2869874 B2 JP2869874 B2 JP 2869874B2
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宏 舟井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、クランク室を形成するクランクケースの上
部にシリンダが左右V形に連設され、クランク軸と該ク
ランク軸よりも上方位置にあるカム軸とが相互に平行に
してクランクケースに回転自在に支承されるV形内燃機
関におけるブリーザ装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかる装置は、たとえば実公昭56−23456号公
報等により知られている。
(3) 発明が解決しようとする課題 上記従来のものでは、カム軸およびクランク軸にそれ
ぞれ設けられて相互に噛合するギヤを収納するとともに
クランク室内に通じるギヤ室が、クランクケースの側面
にガバーを固着して形成され、該ギヤ室内の上部壁面に
ブリーザ孔が穿設され、該ブリーザ孔の外端を覆ってク
ランクケース外面に固着されるブリーザケースとクラン
クケース外面との間にブリーザ室が形成され、前記ブリ
ーザ孔の内端を覆うようにしてカバー内面にデフレクタ
が設けられる。而してギヤ室内のブリーザガスは、デフ
レクタに設けられているガス入口からデフレクタおよび
カバー間の室に入り、該室内でミスト状のオイルを分離
した後、ブリーザ孔からブリーザ室に導出される。
このような従来の構成によると、ミストを分離するた
めの室を形成するためのデフレクタをカバーに固着した
り、カバーに一体に設けたりする必要があり、構造が複
雑となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
簡単な構造でミストの分離を可能としたV形内燃機関に
おけるブリーザ装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明によれば、クラン
クケースにはカム軸の一端部を回転自在に嵌合支持する
軸受孔が形成され、その軸受孔の開口端を間隔をおいて
覆いクランクケースとの間にブリーザ室を形成するカバ
ーが該クランクケースに固着され、カム軸には、クラン
ク室内に連通すべくその半径方向に沿う開口部と該開口
部に連通して軸方向一端側に延びる通路とが設けられ、
クランクケースの軸受孔開口端を弁座として前記通路と
ブリーザ室間を該通路の圧力が所定値以上となるのに応
じて開く一方向弁が該クランクケースの外面に配設さ
れ、前記ブリーザ室はエアクリーナに連通される。
(2) 作 用 上記構成によれば、クランク室内のガスは、カム軸の
開口部から通路内および一方向弁を経てブリーザ室に導
かれ、さらにブリーザ室からエアクリーナに導かれる。
而して、開口部から通路へとガスが導かれる際に、カム
軸は回転作動しており、開口部はカム軸の半径方向に沿
うものであるので、ガスに同伴したミストには遠心力が
作用し、したがって余分なミストを除去したガスが通路
中に導入されることになる。しかもカム軸はクランク軸
よりも上方位置にあるので、クランク室内の油面から充
分な高さを確保してブリーザガスを導出することができ
る。
また特に上記一方向弁は、クランクケースの軸受孔開
口端を弁座として該ケースの外面に配設されるから、該
軸受孔が弁座孔を兼ねることになり、専用の弁座孔を設
ける必要がないので、構造の簡素化のみならず加工の簡
素化も図られ、またカバーをクランクケースから分離す
れば該一方向弁を外部に広く露出させることができるの
で、一方向弁の点検整備、清掃等のメンテナンスが簡便
となる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明す
る。
第1図はV形2気筒内燃機関の正面図、第2図は第1
図のII−II線に沿う切欠き断面図、第3図は第2図のII
I−III線断面図である。
先ず第1図および第2図において、このV形2気筒内
燃機関では、クランクケース1の上部にV形に配置され
た左右のシリンダ2,2が連設されており、クランクケー
ス1内にはクランク室3が形成される。またクランクケ
ース1には、クランク軸4が回転自在に支承されるとと
もに、該クランク軸4に連動、連結されるカム軸5がク
ランク軸4の上方位置で平行にして回転自在に支承され
る。而して各シリンダ2,2に摺動可能に嵌合されている
ピストン6,6は、クランク角で90度の位相差を有するよ
うにしてコンロッド7,7を介してクランク軸4に連結さ
れる。
クランクケース1の上部には、カム軸5の一端を支承
するための軸受孔8が穿設されており、該軸受孔8の外
方への開口端を間隔をおいて覆うようにしてクランクケ
ース1の上部外面にカバー9が固着され、クランクケー
ス1の外面およびカバー9の内面間にブリーザ室10が画
成される。
カム軸5の一端は、その端面を軸受孔8の途中で外方
に臨ませるようにして軸受孔8に回転自在に支承されて
おり、このカム軸5には、軸方向に延びて一端面に開口
する通路11と、該通路11の他端に連通するとともにカム
軸5の半径方向に沿って該カム軸5の外面に開口する開
口部12とが穿設される。而してカム軸5には、一対のシ
リンダ2,2に対応してそれぞれ穿設される吸、排気弁
(図示せず)に個別に対応する一対ずつ2組すなわち4
つのカム13…が相互に間隔をあけて一体に設けられてお
り、開口部12は、相互に隣接する一対のカム13…間でカ
ム軸5の外面に開口する。
また軸受孔8のブリーザ室10に臨む開口端を弁座とす
る一方向弁14がクランクケース1の上部外側面に配設さ
れ、この一方向弁14は、前記通路11の圧力が所定値以上
となるのに応じて開弁して通路11のガスをブリーザ室10
に流通させる。
第3図を併せて参照して、クランクケース1と協働し
てブリーザ室10を形成するカバー9には、一方向弁14の
上方を覆うようにして隔壁15が一体に設けられており、
該隔壁15によりブリーザ室10内の上部には導出室16が形
成されることになる。また導出室16内に一端を突入させ
るようにして接続管17がカバー9に取付けられており、
この接続管17の他端には管路部材18の一端が接続され、
管路部材18の他端は接続管19を介してエアクリーナ20に
接続される。しかも接続管17は、軸受孔8の一直径線に
沿う軸線を有してカバー9に取付けられるものであり、
接続管17の軸線からずれた位置でブリーザ室10を導出室
16に連通させる連通路21がカバー9に設けられる。
さらにブリーザ室10の下部に臨んでクランクケース1
には、ブリーザ室10の下部に溜まったオイルをクランク
室3内に戻すための小径の戻し孔22が穿設される。
次にこの実施例の作用について説明すると、機関作動
時に、クランク室3内のガスは、カム軸5の開口部12か
ら通路11内に導入され、通路11の圧力がブリーザ室10の
圧力よりも所定値以上大となるのに応じて一方向弁14が
開弁したときに前記通路11のガスがブリーザ室10に流入
する。而してカム軸5は回転作動しており、開口部12は
カム軸5の半径方向に沿うものであるので、開口部12か
ら通路11に流入する際に、ガスに同伴したミストには遠
心力が作用することになり、したがってガスに同伴され
ている余分なミストが前記遠心力の作用により開口部12
内に入ることが抑制され、余分なミストを除去したガス
が通路11から一方向弁14を介してブリーザ室10に導かれ
ることになる。
しかもブリーザ室10内において、ガスは接続管17側に
直接流れることが隔壁15により阻止されており、該隔壁
15に沿って流れて連通路21から導出室16を経て接続管17
および管路部材18に流入するので、このブリーザ室10内
においてもガス中のミストが除去されることになり、ブ
リーザ室10内に溜まったオイルは戻し孔22からクランク
室3内に戻されることになる。
このようにして、クランク室3内のガスが該クランク
室3内の圧力増大に応じてブリーザ室10を経てエアクリ
ーナ20に逃がされることになる。而してクランク室3内
のガスは、クランク軸4よりも高い位置にあるカム軸5
に対応する部分から逃がされることになり、クランク室
3内の油面よりも充分に高く、ガス中のミスト同伴量の
少ない位置からのブリーザ機能を果たすことができる。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、クランクケースにはカ
ム軸の一端部を回転自在に嵌合支持する軸受孔が形成さ
れ、その軸受孔の開口端を間隔をおいて覆いクランクケ
ースとの間にブリーザ室を形成するカバーが該クランク
ケースに固着され、カム軸には、クランク室内に連通す
べくその半径方向に沿う開口部と該開口部に連通して軸
方向一端側に延びる通路とが設けられ、この通路とブリ
ーザ室間を該通路の圧力が所定値以上となるのに応じて
開く一方向弁が設けられ、ブリーザ室はエアクリーナに
連通されるので、回転作動するカム軸の半径方向に沿う
開口部において、ガスに同伴したミストに遠心力を作用
させることにより、余分なミストを除去したガスを通路
から一方向弁およびブリーザ室を経てエアクリーナに逃
すことができ、クランク室内の油面から充分な高さを確
保した位置における極めて簡単な構成でミストを除去可
能にしてブリーザ機能を発揮させることができる。
また特にブローバイガスの逆流を阻止する上記一方向
弁が、クランクケースの軸受孔開口端を弁座として該ケ
ースの外面に配設されるので、カム軸のための軸受孔が
弁座孔を兼ねることになり、専用の弁座孔を設ける必要
がないから、構造の簡素化のみならず加工の簡素化にも
寄与することができ、またカバーをクランクケースから
分離すれば一方向弁を外部に広く露出させることができ
て、該弁の点検整備、清掃等のメンテナンス作業が容易
となるから、作業能率の向上にも寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図はV
形2気筒内燃機関の正面図、第2図は第1図のII−II線
に沿う切欠き断面図、第3図は第2図のIII−III線断面
図である。 1……クランクケース、2……シリンダ、3……クラン
ク室、4……クランク軸、5……カム軸、8……軸受
孔、9……カバー、10……ブリーザ室、11……通路、12
……開口部、14……一方向弁、20……エアクリーナ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク室(3)を形成するクランクケー
    ス(1)の上部にシリンダ(2,2)が左右V形に連設さ
    れ、クランク軸(4)と該クランク軸(4)よりも上方
    位置にあるカム軸(5)とが相互に平行にしてクランク
    ケース(1)に回転自在に支承されるV形内燃機関にお
    いて、 クランクケース(1)にはカム軸(5)の一端部を回転
    自在に嵌合支持する軸受孔(8)が形成され、その軸受
    孔(8)の開口端を間隔をおいて覆いクランクケース
    (1)との間にブリーザ室(10)を形成するカバー
    (9)が該クランクケース(1)に固着され、カム軸
    (5)には、クランク室(3)内に連通すべくその半径
    方向に沿う開口部(12)と該開口部(12)に連通して軸
    方向一端側に延びる通路(11)とが設けられ、クランク
    ケース(1)の軸受孔(8)開口端を弁座として前記通
    路(11)とブリーザ室(10)間を該通路(11)の圧力が
    所定値以上となるのに応じて開く一方向弁(14)が該ク
    ランクケース(1)の外面に配設され、前記ブリーザ室
    (10)はエアクリーナ(20)に連通されることを特徴と
    するV形内燃機関におけるブリーザ装置。
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