JP2868049B2 - 電話会議通話方法とその交換機及び電話機 - Google Patents

電話会議通話方法とその交換機及び電話機

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JP2868049B2
JP2868049B2 JP5087309A JP8730993A JP2868049B2 JP 2868049 B2 JP2868049 B2 JP 2868049B2 JP 5087309 A JP5087309 A JP 5087309A JP 8730993 A JP8730993 A JP 8730993A JP 2868049 B2 JP2868049 B2 JP 2868049B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電話交換システムに
おける会議通話方式及びその交換機と電話機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】3台以上の電話機間で同時に通話を行
う、いわゆる電話会議通話の方法は、例えば特開平3−
26156号公報に示されているものがある。ここで
は、説明の都合上上記従来例を、簡略化したシステムの
説明を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図33は、従来の電話
交換機サービスのひとつである電話会議通話交換機と電
話機との接続を示すブロック図である。図中100は電
話会議装置を含む交換機であり、以下のものを含んでい
る、即ち1は中央処理装置(以下CC)で、2の時分割
通話路(以下TSW)を制御し、各種交換サービスを実
行する。3は、会議通話トランク(以下CFT)を示
し、会議通話トランク3内に通話路ハイウェイ(以下ハ
イウェイ)5をひき込んで会議通話トランク3の音声加
算器4で音声信号を加算合成する。6は、加入者トラン
ク(以下LC)でディジタル←→アナログ変換回路7
(以下D/A)および2線←→4線変換器8(以下4W
2W)を備え、電話機9A、9B、9Cの回線を収容す
る。電話機9A、9B、9Cはここでは説明の都合上ア
ナログ電話機のことを示すものとする。交換機100に
は交換を行う上で必要な他の装置も含まれているが、こ
こでは説明の都合上、会議通話に関係する部分のみを示
している。尚、以後の各図の説明において同一番号は同
一または相当部分を示す。
【0004】次に動作について説明する。通常一般的な
交換機は、任意の2端末(電話機)間に通話路を設定す
ることを基本動作としているが、前述のとおり会議通話
では3者以上の間で通話を行う。この場合、図33に示
すような通話路を交換機100が設定し会議通話を実現
している。図33は、最少構成である3者間会議を示
す。CC1は、電話機9A、9B、9CとCFT3との
間にTSW2を制御して通話路を設定してゆく。そして
ハイウェイ5が示す矢印の方向に音声信号が流れ、電話
機9A、9B、9Cからの音声はCFT3上の加算器4
に入力することになる。
【0005】一方この加算器4の出力は、すべての入力
信号の和(図ではA+B+C)を信号数で除した(A+
B+C)/N(但しここではN=3)に比例する様にな
っているのであり、この出力信号がハイウェイ5で示す
矢印の方向で流れ電話機9A、9B、9Cに音声信号と
して到達するわけである。このようにして交換機では、
3者以上の電話機間での会議通話を可能としている。な
お、ここで言う交換機100とは、電話局に設置されて
いるような大形のものでもよいが、ここでは1つの代表
電話番号のもとに、それほど多くない複数の端末(電話
機)を切換えする小規模ないわゆる構内交換機であると
して説明する。なお時分割スイッチTSW2は選択回路
とも呼ばれる。
【0006】次に本発明の実施例の説明の都合上必要で
あるので、従来のディジタル電話機の構成について図3
4により説明する。図34は特開平2−60365号公
報に示された従来のディジタル電話機の構成を示してい
る。
【0007】図に於てディジタル電話機23は、交換機
のディジタル通信回路(図示せず)に接続される電話機
内ディジタル通信回路66、このディジタル通信回路6
6に対し例えば64Kbpsの音声データ伝送用のハイ
ウェイを介して接続され、交換機からのディジタル信号
を音声情報に変換すると共に、マイク69よりの音声情
報をディジタル信号に変換するD/A変換器7、このD
/A変換器7より出力される音声信号を電気−音響変換
するスピーカ68、音声を機械−電気変換するマイクロ
ホン69、電話機内ディジタル通信回路66に16Kb
ps画像データ伝送用のハイウェイを介して接続され、
キーボード61よりの入力データを処理してディジタル
通信回路66へ伝送すると共に、表示情報を表示器62
へ表示する制御を行なう電話機用CPU60、このCP
U60に接続されて各種のデータ入力、指令入力等に用
いられる入力部としてのキーボード61及び表示器62
より構成されている。
【0008】ここで表示器62はCRT又は液晶表示器
であり、画像や文字情報を表示することができるもので
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の会議通話は以上
のような方法、装置あるいは構成によって行われており
そのため以下のような課題があった。
【0010】(1) 複数の音声信号を加算する際に、各
音声信号のレベルを下げて加算せざるを得ないため、会
議参加電話機数を増やせば、それだけ各信号毎のレベル
低減を大きくしなければならないので、音声が小さくな
って実用にならぬため、参加者数に実用上の制約があっ
た。
【0011】(2) 会議を運営する上での司会に相当す
る機能を持った局が存在せず、全参加局が対等であるた
め、全員が勝手に話し出すなどして、会議のスムーズな
運営と秩序維持とがむつかしかった。
【0012】(3) 会議に参加する電話機の形式はアナ
ログ式でもディジタル式でも対等に扱われているため、
ディジタル式電話機の機能が会議通話に十分に生かされ
ていなかった。
【0013】(4) 従来の会議通話方法では従来から用
いられている電話機、即ち、ただ1つの相手とのみ通話
する事を前提に製作された電話機をそのまま利用できる
ように計画されているので、複数の相手と通話する会議
通話を行う上では不便な点が多かった。
【0014】(5) 送話者は自分の声が他の送話者の声
に消されないよう、大声を出す傾向があり参加者全員の
被労が大きい。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、以下の目的を有するものであ
る。
【0016】(1) 参加者数が多くなっても、加算音量
を下げる必要がなく、それ故参加者数に制限のない会議
通話方法と、そのための交換機あるいは電話機を得るこ
とを目的とする。
【0017】(2) 会議通話のスムーズな運営と秩序維
持が容易な会議通話方式とそのための交換機あるいは電
話機を得ることを目的とする。
【0018】(3) ディジタル式電話機の機能を十分に
生かすことができる会議通話方式とそのための交換機あ
るいは電話機を得ることを目的とする。
【0019】(4) 複数の相手と会議通話を行う上で、
従来よりも便利な電話機を得ることを目的とする。
【0020】(5) 送話者が大声を出す傾向が無くな
り、参加者の被労が少い会議通話方式とそのための交換
機あるいは電話機を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係る会議通話
は、たとえ何百人が参加する会議通話であったとして
も、同時に話しをする送話者の数は、数人、せいぜい3
〜4人でなければ、“会議”そのものが成立しないとい
う点に着目し、これを手がかりとして前記課題を克服す
るものである。
【0022】第1の発明では、上記の数人の送話者を選
ぶ手段として、微分VOX回路を用いて通話要求信号を
作った上、以下に説明する手段により、この通話要求信
号の中から上記数人を自動的に選定している。又、第
2、第3、第4の発明では別の手段によって、まず、会
議通話の司会局(司会者)を選び、この司会局が手動的
に前記数人を選ぶという手段を用いている。又、第2、
第3、第4、第5、第6の発明は、いずれも、この司会
局の機能あるいは司会局が用いるべき電話機構造につい
ての発明である。以下各発明毎にその手段を説明する。
【0023】
【0024】
【0025】この発明の第1の発明による会議通話用交
換機は加入者トランクに収容し電話機毎に設けたm個の
微分VOX回路と、先取り判定トランクに収容した1つ
の先取り判定回路と、時分割スイッチ(TSW)による
選択回路と、会議通話トランクに収容した音声加算器と
を有するものである。
【0026】この発明の第2の発明による電話会議通話
方法は、最初にディジタル電話機であると判定した電話
機の番号がこの会議の司会を行う司会局の番号として記
憶されるものである。そして、この会議通話への参加電
話機数がm個(m≧3)であるとき、この司会局のディ
ジタル電話機から、この会議通話の継続中に特定の識別
符号と共に入力された前記m個の電話機の内のn個(1
≦n<m)以内の電話機の番号に該当する電話機からの
音声信号と、司会局の音声信号とが選択的に加算され、
前記m個の電話機に送信されるものである。
【0027】そして、又、この司会局から前記符号とは
異なる符号を付して入力された番号に相当する電話機
が、前記選択から除外されるものである。
【0028】この発明の第3の発明による会議通話用交
換機は、中央処理装置上に構成した端末形式判定手段
と、司会局番記憶手段および、中央処理装置とは別に設
けた選択番号受信記憶回路と、TSWによる選択回路
と、会議通話トランクに収容した音声加算器とを備えた
ものである。
【0029】この発明の第4の発明による会議通話用交
換機は第1の発明の手段である端末機形式判定手段と、
司会局の番号を記憶する司会局番記憶手段に加えて、先
取り判定回路が先取りする電話機の個数nの設定を変更
する先取り数変更手段を中央処理装置内に構成したもの
である。
【0030】この発明の第5の発明による会議通話用交
換機は、第1の発明の手段に加えて、中央処理装置内に
音声選択除外手段を構成したものである。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】この発明の第6の発明による会議通話用交
換機は、第1又は第3の発明の手段における音声加算器
に替えて2入力音声加算器を用いたものである。
【0035】この発明の第7の発明による会議通話用電
話機は、送話可能表示器を備えたものである。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】この発明の第8の発明による会議通話用交
換機は、誤送話検知回路を有するものである。
【0041】
【0042】
【0043】
【作用】第1の発明の交換機はm個の微分VOX回路を
有し、この微分VOX回路が会議通話に参加するm個
(m≧3)の電話機からの音声信号の開始と終了を検出
してそれぞれの電話機毎に音声の開始時に通話要求信号
を発生し、先取り判定回路は、選択数に余裕が生じた後
に送信された通話要求信号の中から先着順にn個(1≦
n<m)以内を先取りする。このn個以内の信号に対応
する電話機が選択回路によって選択される。
【0044】そして音声加算機はこの電話機から送られ
て来る音声信号のみを加算して、前記m個の電話機に送
信するのでm個の音声信号全てを加算する場合に比べ各
音声信号それぞれの音量と明瞭度とが低下する度合が少
い。更に、選択数に余裕が生じる前から、音声を出し続
ける事によって音声選択を得ようとする者を微分VOX
回路の機能によって排除することができる。
【0045】第2の発明による会議通話方法において
は、最初にディジタル電話機であると判定した電話機を
この会議の司会を行う局として記憶し、この司会局の送
話者がこの会議に参加しているm個(m≧3)の電話機
の中からn個(1≦n<m)以内の電話機を選択し、特
定の識別符号を付して入力する方法で指定する。又、こ
の指定は同様の方法で解除することもできる。
【0046】そして、このように手動操作で指定された
n個以内の電話機の音声信号と前記の司会局の音声信号
とが加算され、m個の電話機全てに送信されるのでm個
全ての音声が加算されるときに比べてそれぞれの音量と
明瞭度との低下の度合いが少ない。音声加算電話機を手
動的に指定するので司会局に送話者選択の権限が生じ、
会議通話の秩序が保ちやすくなる。
【0047】この発明の第3の発明による交換機では端
末機形式判定手段によって会議通話に参加する全ての電
話機それぞれがディジタル電話機か否かを判定する。そ
して、端末機形式判定手段が最初にディジタル電話機で
あると判定した電話機の番号を司会局番記憶手段によっ
て司会局の番号として記憶する。又、この司会局の電話
機から、この会議通話中に特定の識別符号と共に入力さ
れた前記m個の内のn個(1≦n<m)以内の電話番号
は選択番号受信記憶回路で受信され記憶される。
【0048】この記憶は同様の方法によって司会局の指
定によって削除もできる。即ち、司会局送話者の指定に
よって、全参加m個の電話機の中から手動操作でn個以
内の電話機が指定される。この指定されたn以内の電話
機と司会局電話機とを合わせた送話回線が選択回路によ
って選択される。そして、選択された電話機の音声信号
を加算して、これを前記m個の電話機に送信するもので
ある。よって、m個全ての音声信号を加算する場合に比
して、加算される各音声信号それぞれの音量と明瞭度の
低下が少ない。又、音声加算する電話機を司会局が手動
操作によって選択・指定するので司会局に選択権限が生
じ、会議の秩序維持に効果がある。
【0049】第4の発明による会議通話用交換機では、
端末機形式判定手段が順次接続される電話機がディジタ
ル電話機であるか否かを判定する。そして、司会局番記
憶手段は、端末機形式判定手段が最初にディジタル電話
機であると判定した電話機をこの会議通話での司会局と
して認知し、その番号を記憶する。そして、この司会局
から入力される数値データNに(1≦N)によって先取
り判定回路が先取りする電話機の個数がnからNに設定
変更される。これによって会議通話における音声選択局
数nを司会局の判断によって任意に変更することができ
るので、会議をスムーズに運営することができる。
【0050】第5の発明による会議通話用交換機では、
司会局番記憶手段がこの会議通話の司会を行う局を記憶
し、この司会局からこの会議通話中に、特定の符号と共
に、この会議通話の他の参加局の番号を入力すれば、こ
の番号に該当する局を、その後一定の時間の間、音声選
択対象から除外させることができる。即ち、発言を一時
的に止めさせることができるので会議通話運用上、会議
の秩序を保つことが容易になる。
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】第6の発明によれば、2入力音声加算器に
より、司会電話機の音声は他よりも数dB大きい音で加
算されるので、会議通話中に他の音声よりも特に良く聞
こえるので会議の秩序を保つ上で効果が大きい。
【0055】第7の発明によれば、電話機に設けられた
送話可能表示器が送話中でない参加者に、送話のタイミ
ングを知らせるので、参加者はこれを確認してから話し
出すことができる。このように会議通話専用電話機とし
て便利であり、会議の秩序が保たれる。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】第8の発明による会議通話用交換機は、第
1の発明の作用に加えて、誤送話検知回路が、音声選択
されていないのに音声を発し続ける電話機に対し警報を
発するので、音声選択されていると思い込んで話し続け
る送話者が生じることを防止でき、会議のスムーズな運
営と秩序維持が容易となる。
【0061】
【実施例】実施例1.以下、第1の発明の実施例を説明
する。図1は、第1の発明の実施例を示すブロック図で
ある。図中101は第1の発明の会議通話方法に用いら
れる交換機である。図中1〜9は従来のものと同じであ
る。10aは先取判定トランク(以下PTT)で音声検
出回路11(以下、VOX回路と言う)と、CC1への
I/Oポート12(以下I/O)を備える。13はCC
1のバスのひとつでPTT10a上のI/O12と接続
され、VOX回路11の出力状態を読み込み可能にして
いる。
【0062】VOX回路11は電話機9A〜9C・・・
即ち交換機101に接続されている全ての電話機に、ぞ
れぞれ1個づつ対応して設けられている。ここでも、電
話機9A・・・は多数、(例えばM台、但しM≧3)存
在するが図1では4台のみを図示している。今M台の電
話機の内m台(M≧m≧3)が会議通話に参加すると仮
定する。即ちM台の電話機の中には会議に参加していな
い電話機も存在する。
【0063】CC1は、TSW2に対してCFT3の出
力信号をこの会議通話に参加している電話機を収容して
いるm個のLC6全てに接続するよう指令する。CFT
3に入力する音声信号は、m個の電話機の内PTT10
aで音声を検出したものの中から先着順にn個以下(1
≦n≦m)(例えば電話機9A〜9Cの3台)の回線を
収容しているLC6のみを、検出の都度CFT3への入
力信号として選択しつなぎ込む。これによって同時に送
話をする任意のn人例えば3者が自動的に選択され、全
ての参加者がこの選択された3者の合成音声を聞くこと
になる。 したがって、同時にn人が送話できるm人参
加の会議通話がここに実現される。CFT3はn個の音
声信号を加算する能力と、これをm個の電話機に出力出
来る能力を有している。ここで音声加算機4の出力は
(A+B+C+・・・・)/nである。
【0064】先着のn人の選択のメカニズムについて、
くわしく説明する。電話機9A・・・は通話用の2線と
は別にプレス用に2線をPTT10aに接続している。
プレスとは“通話要求”を示すものであり、ここでは、
PTT10a上に設けたVOX回路11で第一の手順と
して電話機からの音声信号を検出してそれぞれの電話機
の通話要求信号とする手順を実現している。電話機9A
・・・の内のいずれかで送話するとPTT10a上のV
OX回路11で音圧検出され、送話のあった順に通話要
求信号がI/O12を経由してCC1に入力される。
【0065】この会議通話に参加していない電話機同士
が、互に通話を行っている場合もVOX回路11は同様
に出力するが、CC1はこの会議通話に参加している電
話機のVOX回路11の出力だけを読み取る。そして第
二の手順、即ち通話要求信号の中から先着順にn個以下
を自動的に先取りする手順として、CC1は、入力の先
着順にあらかじめ決めてあるn局例えば3局を選択す
る。次に先取りされた電話機例えば9A〜9Cの線を収
容しているLC6とCFT3の入力との間に、通話路を
設定して第三の手順を実現する。即ちTSW2に指令し
て接続を行わせる。そして接続(選択)された信号を加
算し送信することによって前述のような先着のn人が選
択されるm人の会議通話が開始される。
【0066】ここで先着順に先取りする方法を、説明の
ためのタイムチャート図2により、更にくわしく説明す
る。図2のA)〜D)は共通の時間軸を示しA)の20
1と205は電話機9Aの音声信号、202が電話機9
Bの、203は電話機9Cの、204は電話機9Dの音
声信号をそれぞれ示している。音声信号201は時間t
0 〜t4 の間、音声信号202は時間t1 〜t7 の間、
音声信号203は時間t2 〜t5 の間、音声信号204
は時間t3 〜t6 の間、そして音声信号205は時間t
8 以後に、それぞれ入力されているものとする。
【0067】図のB)のVOX9A、VOX9B、VO
X9C、VOX9Dは、それぞれ電話機9A、9B、9
C、9Dに(但し電話機9Dの接続は図1には図示せ
ず)に接続された各VOX回路11の出力を示してお
り、その出力タイミングは音声信号の発生と終了のタイ
ミングt0 〜t8 に一致している。図のC)は、説明の
都合上、n=3の場合に音声選択によって先着順に先取
りされて行く様子を図示したものでありt2 〜t4 の間
では選択数が3となっていて余裕がないため、音声信号
204は選択されない事を示している。
【0068】図のD)は、音声信号が先着順に選択さ
れ、加算されている様子を示している。但し図D)に於
て縦軸は、音声の大きさを示すものではなく、説明のた
め、加算状況を示すだけのものである。図に於て時間t
0 〜t2 の間はC)に示すとおり選択数に余裕があるの
で、音声入力のあった電話機は、次々に音声選択される
が、時間t2 以後はもはや余裕がないので、時間t3
入力され始めた音声204は選択されない。しかし時間
4 で電話機9Aの音声信号201が送話を終了する
と、一時、選択数に余裕が生じるため、それ以前から音
声を送っていた音声信号204が選択される。
【0069】実施例2.第2の発明の一実施例を図3に
示す。各図において同番号は同一又は相当部分を示す。
実施例1の会議通話方法を実現するための交換機を具体
化するには、次のような配慮が必要である。 全電話機とPTT10aとの間に新たにプレス用に2
本の線の接続を行う必要がないこと。 CC1に、すべての参加者のプレス有/無即ちVOX
回路11の出力を常に監視させると言うことがない実施
例2は上記の点を克服したもので従来の加入者トランク
LC6の有する構成に加えて、VOX回路11を備えた
加入者トランクLC36と専用の先取判定回路14を備
えた先取り判定トランクPTT10bを設けた交換機1
02によって実現している。
【0070】次に動作について説明する。任意の例えば
3人を自動的に選択するm人の会議通話であることは、
実施例1と同じである。実施例2の3人の話者選択のメ
カニズムを説明する。LC36上にVOX回路11を備
えているので、4W2W8変換後の4W部分で電話機9の
音声信号が検出可能であり、実施例1のようにプレス用
2線の追加を必要としない。すべてのLC36上のVO
X回路11の出力(プレス有/無)はTSW2を介して
この会議に参加している電話機のVOX回路11の出力
のみがPTT10bにハイウェイ接続されており、PT
T10bは参加電話機すべてのプレス有/無の情報を把
握している。PTT10bには先取測定回路14が備え
られており最も早くプレスした上位3人を検出する。こ
の人数は仮に3人としているが、あらかじめCC1から
の初期設定信号によって先取判定回路14内で1以上、
m未満の値nに設定しておくものである。先取判定回路
は図2で説明したとおり周知の簡単なディジタル回路で
実現可能である。PTT10bは、この結果をCC1に
通知することにより、CC1が、CFT3の入力に選択
されたn個以下の電話機の通話路を設定することによっ
てn人が同時に送話可能なm人の会議通話が実現され
る。
【0071】図3の交換機102には、少くともm個の
VOX回路11と少くとも1つの先取り判定回路14
と、n個の音声信号を選択できる選択回路(TSW2)
とn個の音声信号を加算する音声加算器3と、その他一
般の交換業務に必要な周知の装置(図示せず)とが収納
されている。
【0072】実施例3.図1又は図3の会議通話方法又
は会議通話用交換機では、図2に音声信号204に示し
たように、選択数に余裕がない間に音声を発し始めて、
だれかが話すのを止めるまで声を出し続けると、かなら
ず先取りされることになる。これでは人の話を聞かずに
話をする人が出て会議の秩序が保てない。この点を解決
した第3の発明を以下に示す。
【0073】図4は、第3の発明の実施例を示すブロッ
ク図である。103は第3の発明の会議通話用交換機で
ある。51は微分VOX回路、微分VOX回路51は電
話機9A〜9Cに、それぞれ1個づつ対応して設けられ
ている。ここでも、電話機9A・・・は多数存在するが
図4では3台のみを図示している。
【0074】即ちI/O12からCC1が電話機9の各
微分VOX回路の出力から“プレス”の意味を読み取
る。CC1は、微分VOX回路51の出力の先着順にあ
らかじめ決めてあるn局例えば3局を選択し、選択され
た電話機例えば9A〜9Cの線を収容しているLC36
とCFT3の入力との間に、通話路を設定する。即ち、
TSW2に指令して接続を行わせることによって前述の
ような、任意のn人が自動的に選択されるm人の会議通
話が開始される。ここで微分VOX回路51の動作と先
着順に先取りする方法を図5により、更に、くわしく説
明する。
【0075】図5のA)〜F)は、共通の時間軸を有
し、図5A)は例えば電話機9aの音声信号の状態を示
す。201、205は音声信号である。図5B)は選択
されている電話機の数の時間変化を示し時間t0 〜t1
の間は図示していない他の電話機3局が選択されてい
て、選択余裕がない事を、又、時間t1 〜t3 は選択局
数が3局より少く、余裕があることを示している。図5
C)は図5B)の選択に余裕のある期間を示す信号であ
る。図5D)は微分VOX回路51の出力であって、音
声信号201、205の開始及び終了タイミングを示す
信号であり、信号、201、205を振巾制限回路と微
分回路を通す等の周知の技術によって容易に得ることが
できる。
【0076】図5E)は図5C)の信号と図5D)の信
号によって開閉するゲートを示しており、図5F)は図
5E)のゲートが開くことによって選択された音声信号
205を示している。ゲートは音声信号が無くなる時の
微分VOX回路51の出力(図5D)によって自動的に
閉じる。又、ゲートE)はTSW2によって構成される
ものであり図5のB)、C)、E)、はCC1によって
容易に実行できる。時間t1 〜t2 の期間、即ち、選択
余裕が生じる前から、送られている音声信号201に対
してはゲートが開かないところがこの発明の微分VOX
回路51の特徴であり、図1あるいは図3のVOX回路
と異るところである。
【0077】t1 で選択されていたn局の内の1局が送
話をやめると、選択できる局数に1局余裕が生じるの
で、CC1は微分VOX回路51の通話要求信号を読み
込み、この時点以後に、新たに送話を開始した電話機の
内の先着順の1台を追加選択するわけである。なお、同
時に送話を認める局数nは2〜3が実用的である。又、
音声加算器4で各音声信号を加算する際の信号レベルの
低減は選択する局数に反比例して低減する。
【0078】実施例4.本発明の第4の発明による会議
通話方法のブロック図を第6図に示す。図に於て104
は第4の発明による会議通話方法に用いられる交換機で
ある。21はCC1の内部に設けられた端末機形式判定
手段、22は同じく司会局番記憶手段である。20はこ
の会議通話の司会局を示し、23はディジタル電話機で
ある。このディジタル電話機23は、又、司会局20で
もある。司会局20はこの会議通話を開始するために、
最初にダイアルした局であるとする。24はCC1の内
部に設けた選択番号受信記憶手段である。
【0079】次に動作について図7のフローチャートに
より説明する。まずst71でこの会議通話を開始する
ために電話機23から他の電話機、例えば9Bに対して
ダイアルされる。このとき(この時点では未だ、会議通
話となるかどうかは不明である。)第十一の手順として
CC1内に設けられた端末機形式判定手段21が、st
72で電話機23の型式を判定しディジタル電話機出あ
ることを確認する。
【0080】この確認が行われた事を条件に第十二の手
順としてst73でCC1内に設けられた司会局番記憶
手段22が、電話機23を会議通話の司会局20として
認知し、st74でその番号を記憶する。
【0081】その後、他の電話機9C・・・がこの通話
に参加し、参加局数がmになっているとする(st7
5)。第十三の手順としてCC1はこの会議通話の継続
中は、選択番号受信記憶手段24によって司会局電話機
20から、音声選択すべき局の番号が入力されるのを待
ち続ける(st76)。st77で司会局電話機20か
ら入力される番号は、その番号が選択し加算すべき局番
を示すものである事を識別するための特定の符号(例え
ば##等)を付して発信されるので、図7のst78
で、CC1はまず、この入力された番号データが選択す
べき局番を表しているものであることを確認してから、
TSW2へ指令する。
【0082】即ち、第十四の手順としてこの会議通話の
継続中に、st77で、電話機23から特定の符号とと
もに入力されたこの会議通話に参加しているm個の他の
電話機の内、n個(1≦n<m)未満の電話機と司会局
23の送話路だけが、st79でCC1の指令によって
TSW2内で音声加算器4へと接続される。図6では電
話機23と電話機9Cの音声のみが加算(第十五の手
順)されている状態を示している。
【0083】加算していた局の音声回路を加算から除外
するときも同様にして、司会局23から入力された、別
の識別符号(例えば#*)付きの局番によって行われ
る。
【0084】st72で最初に通話を開始した電話機2
3が、ディジタル電話機でなかった場合には、この会議
通話に参加した順に各電話機の形式を判定し、最初に見
つけたディジタル電話機を司会局20としてもよい。
【0085】実施例5.実施例4に示した第4の発明に
よる会議通話方法を交換機システムに構成した場合の会
議通話用交換機の構成例を図8、105に示す。図8に
於て、25は選択番号受信記憶回路であって、その機能
は図6の選択番号記憶手段24と同じものであり、又、
TSW2により、司会局電話機20と接続(図8に点線
で示す)される。又、CC1とも接続されている。司会
局が23以外の他の電話機例えば9Bであれば9Bと接
続される。
【0086】そして、会議通話の継続中、司会局電話機
20から、音声選択すべき電話機の番号、あるいは、音
声選択をやめるべき電話機の番号が送信されて来ないか
常にチェックし、送信されれば、これを記憶、あるいは
記憶から削除し、この記憶データに変化が生じるたび毎
にその結果をCC1に送信する。
【0087】選択番号受信記憶回路25が常時、データ
の入力を監視するので、CC1は、司会局電話機20を
常時チェックすると言う処理負担を負わなくてよいの
で、CC1の負荷が軽くなると言う効果がある。CC1
はTSW2に指令して選択番号受信記憶回路25が記憶
している番号の電話機の送話線路のみを選択して音声加
算器4へ接続する。なお司会局電話機20の送話線路は
常に音声加算器4へ接続されている。
【0088】図8に示す会議通話用交換機105は端末
機形式判定手段21と司会局番記憶手段22と選択番号
受信記憶回路25と電話機からの音声信号を選択する選
択回路(TSW2)と音声加算器4とを有している。
【0089】実施例6.本発明の第6の発明の実施例を
図9に示す。106は第6の発明による会議通話交換機
である。図に於て26はCC1の内部に設けられた先取
り数変更手段であって、PTT10b内の先取り判定回
路14と接続されている。交換機106内のその他の部
分は図3又は図4と同じである。先取り数変更手段26
の動作を先取り数変更フローチャート図10により説明
する、まず会議通話の初めに例えば実施例4又は実施例
5に示した方法手順によって、CC1により、この会議
の司会を行う電話機が司会局20として認知され司会局
番記憶手段22に記憶されているものとする。司会局の
電話機20はディジタル電話機23である。
【0090】そして図10のst101でこの司会局2
0から特定マーク付の数値データが入力される。特定マ
ークはディジタル電話機のキーボード61上に設けられ
ている数字や#、*マークを組み合せてあらかじめ定め
たものである。説明の都合上例えば先取り数を変更する
データである事を示すマークが#*であると仮定すると
今、#*4と言う入力があったとすると、st102
で、この入力データが先取り数変更のデータである事を
認知し、st103〜4で入力数N=4であり、これが
1以上である事を確認する。
【0091】次にst105でCC1から先取り判定回
路14に対し、先取り数を例えば4に変更するよう指令
を行う。次にst106で先取り判定回路14は上記指
令にもとづいて先取り数を4にするのであるが、すでに
4より多くの局を先取りしていた場合には、必要数を除
外する。このとき除外する局をどのようにして定めるか
はどのようにして決めてもよい。
【0092】会議通話用交換機106は、端末機形式判
定手段21と司会局番記憶手段22と、先取り数変更手
段26と選択回路(TSW2)と音声加算器4と先取り
判定回路14とを有している。
【0093】実施例7.本発明の第7の発明による会議
通話用の交換機のブロック図を図11に示す。107は
第7の発明による会議通話用交換機である。図に於て2
9はCC1の内部に設けられた音声選択除外手段であ
る。音声選択除外手段29は、かならず端末機形式判定
手段21と司会局番記憶手段22と共に用いられる。交
換機107の他の部分は図3又は図4と同じである。
【0094】端末機形式判定手段21と司会局番記憶手
段22との動作については実施例5と同様であるので説
明を省略する。図12は音声選択除外手段29の動作に
ついて説明するためのフローチャートである。
【0095】図に於てst71〜st80は図7に説明
したフローと同じものであり、説明を省略する。st1
21で会議通話が継続されている事を示す。st122
で司会電話機20から特定マーク例えば###を付して
1つの電話番号が入力されると、CC1はst123
で、まずこのマークが、音声選択除外すべき番号を表す
記号か否かを判断する。
【0096】そして、この符号マークが、該当しておれ
ば、st124でこのマークに続けて入力された電話番
号の電話機を、音声加算数4への接続から、あらかじめ
定めた一定の時間の間、切離するよう、TSW2に指令
する。ここで一定時間とは例えば数秒でもよいし又、数
時間でもよい。この手段を用いることによって、司会電
話機20の司会者は、会議通話の秩序を乱す参加者の発
言を制御することができ、会議通話の秩序を保つことが
できる。
【0097】実施例8.第8の発明による会議通話方法
の一実施例を図13及び図14に示す。108、128
は第8の発明の方法で用いられる交換機である。図13
と図14に於て59A、59B、59Cは、それぞれオ
シボタンスイッチ59a、59b、59cを有する電話
機を示している。図13の発言希望者トランク10c又
は、図14の加入者トランク6には、いずれもVOX回
路11あるいは微分VOX回路51は設けられておら
ず、オシボタンスイッチ59a、59b、59cの線は
直接発言希望者トランク10cへあるいはTSW2を経
由して先取判定トランク10bへ導かれている。交換機
108のその他の部分は図1の交換機101と同じもの
である。又、交換機128のその他の部分は図3の10
2と同様である。
【0098】スイッチ59a〜59cは、電話機、ある
いは電話のハンドセットの握り部分に設けられたオシボ
タンスイッチであり、これを押下げることによって実施
例1又は実施例2における発声、送話と同様の効果を得
ることが出来るので、交換機は先着順に電話機を選択
し、一方送話者は選択されるまで何度も声を出すと言う
作業の代りに押ボタンを押下げればよいので疲労が軽減
される。
【0099】実施例9.第9の発明による会議通話用交
換機のブロック図の一例を図15の109に示す。図1
5に於て28はCC1内に設けられた電話番号データ送
信手段であって、交換機109のその他の構成は、実施
例5の図8の交換機105と同じである。
【0100】電話番号データ送信手段28は、この会議
通話に参加している電話機(仮りにm個とする)の番号
全てと、現在、音声選択の対象になっている電話機(仮
りにX個とする)の番号全てとを、そのデータの一部が
更新されるたび毎に、更新さ但し、ここで言う番号と
は、電話番号あるいはID番号である。以後、電話番号
又は単に番号と言う。
【0101】データ送信の具体的な方法は、例えば表示
器やプリンタ(いずれも図示しない)を対象にしたシリ
アル伝送でもよく、あるいは電話番号を1つづつ、合成
音声で伝え、司会局20の送話者はこれを手書きで記録
するようなものであってもよい。
【0102】次に交換機CC1の動作を図16により説
明する。図16でst77〜st80のステップは図7
に於ける同番号のステップと同じものを示している。図
16に於て、まずこの会議通話の継続中(st161)
に新しい参加者が司会者電話機20へ電話をかけて来る
と、一連の操作によって、この電話機が回線に接続され
る(st162)、するとCC1内の参加中の電話機の
番号データが更新される(st163)。
【0103】又一方、st77〜st80によって新し
く選択される電話機の選択が完了すると、st164に
於て、CC1内の選択中の電話機の番号データが更新さ
れる。上記のようにいずれかのデータが更新されると、
その都度st165で電話番号データ送信手段28がこ
のデータの更新された部分を司会電話機23へ送信す
る。
【0104】これによって司会者は、参加者あるいは音
声選択者の変化を常に把握することができ、会議通路の
運営をスムーズに行うことが可能となる。
【0105】実施例10.本発明の第10の発明による
会議通話用交換機のブロック図を図17の110に示
す。図に於て52は選択開始終了信号発信回路であっ
て、TSW2に接続されている。交換機110のその他
の部分は図3の交換機102、又は図4の交換機103
又は図8の交換機105と同じである。図18は図17
の選択開始終了信号発信回路52の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【0106】動作について説明する前に第10の発明の
必要性について説明する。第2又は第3又は第5の発明
による会議通話用交換機を用いて通話するとき、音声が
選択されている電話機は会議に参加している電話機数よ
り少いので送話者は今、自分の声が選択されているのか
否か、かならずしも知ってはいない。自分の声が選択加
算音中に入っている事を聞く事でこれを知る事は、素人
にはむつかしいと言う事情がある。そのため、何等かの
方法でこれを知らせなければ、選択されたのに話し出さ
ないとか、除外されたのに話し続ける等の不都合が生じ
るのである。第4又は第5の発明では、司会局が音声に
よって教えてやる方法も考えられるが、これではタイミ
ングが遅れてしまう。
【0107】図18のA)は電話機9A、9B、9Cの
選択されている状況を示し、図18のB)の53は各電
話機が選択され始めた時に、54は選択を終了した時
に、選択開始終了信号発信回路52から発せられる開始
信号と終了信号とを示している。これらの信号は受話器
から、例えば短い“ピッ”と言う数100〜数1000
HZの音を出力する。
【0108】開始信号53と終了信号54とは音質が異
なり、容易に聞き分けることができる。電話機9Aの選
択/終了によって発せられる信号は電話機9Aにのみ送
信される。他の電話機についても同様、それぞれ対応す
る電話機にのみ送信される。
【0109】この音を聞くことによって該当電話機の送
話者は、自分の音声が選択され始めたことを、あるいは
選択から除外されるようになった事を知ることが出来る
ので選択されていないのに話を続けたり、選択されるよ
うになったのに気付かないで話を開始しないなどの不都
合が生じる事を防止することができる。
【0110】この信号音は短いので、この音によって他
人の会話が聞こえなくなると言う事は生じない。
【0111】図18では、選択開始終了信号発信回路5
2を第2の発明の会議通話用交換機102に用いた例を
図示して説明したが第5の発明による交換機105に用
いても同様の効果が得られる。
【0112】実施例11.第11の発明による会議通話
用交換機の一実施例を図19の111に示す。図に於
て、30は2入力音声加算器であって、加算利得の異な
る2つの入力端子を有している。図20は2入力音声加
算器30を詳しく説明するための等価回路であり、ここ
ではアナログ回路を例として説明するがディジタル加算
器であってもよい。
【0113】31は加算利得が例えば1の入力端子、3
2は加算利得が例えば0.5の入力端子で、入力端子3
1と32には数dBの利得差が設けられている。33は
入力端子32の加算利得を0.5に調整するための分圧
抵抗器である。図19の111は、この発明による会議
通話用交換機であって、端末機形式判定手段21と司会
局番記憶手段22と数dBの利得差を有する2つの入力
端子を持つ2入力音声加算器30と、選択回路(TSW
2)とを有している。交換機111のその他の部分は図
3の102又は図4の103又は図6の104と同様で
ある。
【0114】そして、高い利得を有する入力端子31に
は司会局電話機20の送話線が接続され、低い利得を有
する入力端子32には、その他の電話機の送話線(複
数)が接続される。これによって、司会電話機23の送
話者の声は、他の人の声より大きく聞こえるので、会議
通話を運用する上で秩序が保ちやすくなる。
【0115】実施例12.第12の発明の実施例を図2
1に示す。図21はこの発明による表示器付電話機の外
形図である。図21に於て40は電話機を示し、ディジ
タル方式であるか、アナログ方式であるかを問わない。
41は呼出番号を入力するオシボタンであり、42はハ
ンドセットである。45は電話機40の表面の良く見え
る位置に設けられた被選択中表示器であり、46は同じ
く送話可能表示器である。
【0116】被選択中表示器45及び送話可能表示器4
6は発光ダイオードを用いたものでも、あるいは液晶を
用いたものでも、あるいは白熱電球その他の発光手段を
用いたものでもよく、その色も問わない。前記の2つの
表示器45、46の信号線は、アナログ方式の場合は、
送受話ラインとは別に設けた線によって点灯するもの
か、あるいは受話ラインに乗せて交換機から送信される
特定周波数の信号を識別するフィルターを用いたリレー
回路(周知である)によってオンオフさせるものでもよ
い。
【0117】次に動作について説明する。本発明の第1
の発明による会議通話方法あるいは第2、第3の発明に
よる交換機を用いた場合、即ち音声選択される電話機が
自動的に決定される場合には、送話者にとって、自分の
電話機が音声選択され始めたのかどうか、あるいは、い
つ選択終了したのかわかりにくい。そこで、例えば電話
機40が選択され始めたとき交換機から電話機40に対
し被選択中表示器45を点灯するよう指令する。又、選
択されなくなったとき被選択中表示器45を消灯するよ
う指令する。
【0118】又、選択されていない間でも、現在、選択
数に余裕があって、自分が声を出せば選択され得るの
か、あるいは選択数に余裕が無くて、声を出しても選択
される可能性がないのかどっちなのかが、わからない。
そこで、交換機は、選択数に余裕があるとき、現在選択
されていない全ての電話機に対してその送話可能表示器
46を点灯するよう指令を出す。
【0119】これによって送話者は、送話可能表示器4
6が点灯しているときしか、声を出して選択される可能
性はないので、無駄のない通話を行うことが出来る。
【0120】図21に於て被選択中表示器45と、送話
可能表示器46とは、かならずしも2つ共必要と言う事
はなく、いずれか一方のみ設けられている事でも、それ
なりの効果が得られる。
【0121】実施例13.第13の発明による司会電話
機20での表示方法を図22に示す。図に於て35はC
RT又は液晶表示又はプラズマディスプレイ等で構成さ
れたディジタル電話機の表示器62の表示面である。3
4は番号数字であり、説明のため表示面35の面上に電
話番号が表示されている状態を示したものである。図2
2では3つの電話番号が表示されているが、この表示器
62では会議通話に参加しているm個の電話機の全ての
番号を表示することができる。
【0122】37は音声選択されている電話機の番号
を、音声選択されていない電話機と識別するための記号
である。これらの番号数字34や記号37は、実施例9
の図15で説明した電話番号送信手段28によって交換
機109から司会電話機20へと送信される。そして、
送信データが更新されるたび毎に電話番号34の追加や
削除、記号37の付け替えが行われる。図22では、音
声選択されている電話機番号34に記号37を付加表示
することによって、音声選択されている電話機を識別す
るようにしたが、図23に示すように音声選択されてい
る電話機の番号の表示位置を、そうでない番号と別の場
所へ表示することで識別する方法もよい。
【0123】実施例14.第14の発明による司会用デ
ィジタル電話機23における番号表示方法を図24に示
す。図に於て38は各電話機毎に延べ音声選択回数又
は、延べ音声選択時間を表している棒グラフである。3
9は棒グラフの表さを読むための目盛である。
【0124】これによってこの会議通話の司会者は、各
電話機別に、どの程度発言の機会を与えたかを知ること
ができるので、発言の少い参加者に発言の機会を与える
などして、会議の公平な運用を行う事ができ、結果的に
会議のスムーズな運用を行うことができる。又、図24
では棒グラフを用いて表したが、図25の48に示す数
値のように、例えば時間を表す分や、回数で表してもよ
い。
【0125】実施例15.第15の発明による司会用デ
ィジタル電話機23における番号表示方法を図26に示
す。図に於て49は、白黒反転表示した電話番号を示し
ており、その意味は発言を希望する電話機の番号を示す
ものである。
【0126】この発明の実施例8の図13、又は図14
に示す、PTT押ボタン付電話機59B〜59Cを、こ
の発明による実施例5に示す手動選択方法を採っている
交換機105と組合せて使用するとき、PTT押ボタン
(又はフックスイッチの短時間のフック操作)による信
号を発言希望を表す信号として用いることができる。こ
の様な場合のシステム構成例を図27に示す。図に於て
115は発言希望者トランク10cを有する交換機であ
る。
【0127】オシボタン付電話機のオシボタン59b〜
59c・・・の信号は発言希望者トランク10Cへ入力
され、I/O12を経由してCC1に読込まれる。CC
1は、数秒に1回程度の、遅いペースで、各電話機の押
ボタン信号を読込んで、この番号を番号データ送信手段
28を通じて司会局の電話機20へ送信するのである。
【0128】この反転表示49によって司会者は、どの
電話機が発言を希望しているか容易に知ることができる
ので、会議をスムーズに運用することができる。
【0129】実施例16.第16の発明による会議通話
用交換機の一実施例によるブロック図を図28の116
に示す。図28に於いて43は司会局番変更手段であっ
て、CC1の内部にプログラムされている。司会局番変
更手段43の動作を説明するためのフローチャートを図
29に示す。
【0130】図29に於て、st291は実施例4又は
実施例5に示す会議通話、即ち、司会局20が手動選択
によって音声選択すべき電話機を選択する方法で会議通
話が進められている事を示している。この時、st29
2で司会局(その番号を仮にAとする)から特定マーク
(例えば#*#等)を付して電話番号Bが入力される。
【0131】CC1はst293で、入力された特定マ
ークが司会局を変更する事を意味するマークであること
を確認する。st293での確認がYESであれば次に
st294で、CC1は、入力された電話番号Bの電話
機がディジタル電話機である事を確認する。
【0132】そして、この確認がNOであればst29
5で司会局番の変更が不可能である事を、司会局Aの表
示器に表示し、又、この確認がYESであればst29
6で、司会局番記憶手段22が記憶している司会局の電
話番号AをBに入れ替えるのである。この後、電話番号
Bの電話機を司会局として取扱い、必要な機能を与える
ことは言うまでもない。
【0133】実施例17.第17の発明による会議通話
用交換機の一実施例を図30に示す。図30に於て73
は誤送話検知回路であり、加入者トランク74内に各電
話機に対応して1っづつ設けられている。117は、誤
送話検知回路73を有する加入者トランク74を有する
ことにより誤送話警告機能を有する交換機である。
【0134】ここで誤送話の意味を実施例1の説明で用
いた図2のタイムチャートにより説明する。図2に於
て、時間t3 〜t4 の間、電話機9Dの送話者は、電話
機9Dが音声選択されていない事に気付かずに送話を続
けている。この現象を誤送話と言う。誤送話が生じる
と、電話機9Dの送話者は自分の声が他者に伝わったと
誤解しているので、その後の会議が混乱し、会議がスム
ーズに進まなくなる。
【0135】誤送話検知回路73の動作を説明するため
に誤送話があったときのタイムチャートを図31に示
す。図31に於て、230は音声信号204が入力され
ている時間t3 〜t6 の間出力されるVOX回路11
(電話機9Dに対応した)の出力である。
【0136】231は、時間t4 に於て、他の電話機が
送話をやめたために(図示せず)音声選択数に余裕が生
じた事を示す信号、232は信号231の反転信号であ
る。233は反転信号232とVOX回路の出力230
とのAND信号である。そして234は、AND信号2
33がONすると同時にスタートし、一定時間Tの後に
ONする時限タイマーリレーTR(図示せず)のON信
号を示している。時限タイーリレーTRはAND信号2
33がOFFするとリセットされるものである。
【0137】図31に於て、音声204は、その音声が
音声選択されていないのに時間t3以後、送話を続けて
いる。そして、この間違った送話を開始すると同時にタ
イマーTRがスタートし、この間違った送話が一定時間
続くとタイマーTRがONとなるのである。そして、こ
のタイマーTRのON信号によって該当する電話機、こ
の例では電電話機9Dに対して警告音を発する。
【0138】この警告音を聞いた送話者は間違い送話を
していた事に気付き、自分が今まで話していた事が、こ
の会議通話の他者には全く伝っていなかった事を知る事
が出きるので、会議に於て混乱を生じることがない。
【0139】実施例18.第2の発明あるいは第3の発
明による図3、図4に示す交換機102には以下の欠点
がある。 送話(プレス)の毎に通話路接続を改めて行なうとい
う処理は、複雑な呼処理を実行するCC1にとって、負
荷が大きすぎる。すなわち、他の交換サービスと並列処
理するためには大きい処理能力を有するCCを必要とし
経済的に不利である。
【0140】実施例18は、上記の次点を克服したもの
で、話者選択から加算器への入力信号のひき込みまでを
CFT’15上でやろうというものである。図32に実
施例18の交換機118のブロック図を示す。CFT’
15は図3のCFT3及びPTT10bを合わせた機能
を備えている。
【0141】次に動作について説明する。話者選択のメ
カニズムは実施例2の図3と同じである。実施例2と異
なるのは、電話機9からの送話信号路は、すべてCF
T’15に通話路設定されている点である。先取判定回
路14で話者選択された通話路はCFT’15上で音声
加算器4の入力信号として接続される。この通話路接続
機能は公知の簡単なハードウエアで実現が可能である。
これによってCC1は、あらかじめ通話路を設定するだ
けで、話者選択には介在しないので、高効率なm人の会
議通話が実現できる。
【0142】
【発明の効果】この発明の効果として、各発明毎に以下
の効果が得られる。
【0143】(1)この発明の第1、第2、第3、及び
第8の発明によれば、会議通話への参加電話機の数に制
約がなくなるという効果があり、又送話者が大声を出し
て疲れてしまうということが少なくなるという効果があ
る。
【0144】(2)この発明の第2、第3、第4、第
5、第6の発明によれば、会議通話において会議の司会
を行う電話機として、特定の電話機が選定され、この電
話機に司会者として必要な特定の機能が与えられるの
で、会議通話の秩序が良く保たれるという効果がある。
【0145】(3)この発明の第2、第3、第4、第
5、第6の発明によれば、会議通話を行う上でディジタ
ル電話機の機能を会議の司会を行うために有効に利用す
ることができ、会議がスムーズに運営されるという効果
がある。
【0146】(4)この発明の第6の発明によれば、送
話の可能性を知らせる表示灯を有しているので会議参加
者に混乱を与えず、会議通話のスムーズな運営が可能と
なるという効果を有している。
【0147】
【0148】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明による会議通話方法を説明するブロ
ック図である。
【図2】図1の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図3】第2の発明による会議通話用交換機のブロック
図である。
【図4】第3の発明による会議通話用交換機のブロック
図である。
【図5】図4の会議通話用交換機の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図6】第4の発明による会議通話用交換機のブロック
図である。
【図7】図6のブロック図の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】第5の発明の会議通話用交換機のブロック図で
ある。
【図9】第6の発明の会議通話用交換機のブロック図で
ある。
【図10】図9のブロック図の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図11】第7の発明の会議通話用交換機のブロック図
である。
【図12】図11のブロック図の動作を説明するための
フローチャートである。
【図13】第8の発明の会議通話方法を説明するための
電話機接続図である。
【図14】第8の発明の会議通話方法を説明するための
電話機接続図の他の例である。
【図15】本発明の第9の発明による会議通話用交換機
のブロック図である。
【図16】図15のブロック図の動作を説明するための
フローチャートである。
【図17】第10の発明による会議通話用交換機のブロ
ック図である。
【図18】図17のブロック図の動作を説明するための
タイムチャートである。
【図19】第11の発明による会議通話用交換機のブロ
ック図である。
【図20】2入力音声加算器の回路図である。
【図21】第12の発明による表示灯付電話機の外形図
である。
【図22】第13の発明による、司会電話機の表示例を
示す図である。
【図23】第13の発明による司会電話機の他の表示例
を示す図である。
【図24】第14の発明による司会電話機の表示例を示
す図である。
【図25】第14の発明による司会電話機の他の表示例
を示す図である。
【図26】第15の発明による司会電話機の他の表示例
を示す図である。
【図27】図26の発明の電話交換システムブロック図
である。
【図28】第16の発明による会議通話用交換機のブロ
ック図である。
【図29】図27のブロック図の動作を説明するための
フローチャートである。
【図30】第17の発明による会議通話用交換機のブロ
ック図である。
【図31】図29のブロック図の動作を説明するための
タイムチャートである。
【図32】第2の発明の他の実施例による交換機のブロ
ック図である。
【図33】従来の会議通話用交換機のブロック図であ
る。
【図34】従来のディジタル電話機の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 中央制御装置 (CC) 2 時分割スイッチ(選択回路)(TSW) 3 会議通話トランク (CFT) 4 音声加算器 6 加入者トランク(LC) 9A 電話機 9B 電話機 9C 電話機 9D 電話機 10a 先取判定トランク (PTT) 10b 先取判定トランク (PTT) 10c 発言希望者トランク 11 VOX回路 14 先取判定回路 15 CFT’会議通話トランク 20 司会局電話機 21 端末機形式判定手段 22 司会局番記憶手段 23 ディジタル電話機 24 選択番号受信記憶手段 25 選択番号受信記憶回路 26 先取り数変更手段 28 電話番号データ送信手段 29 音声選択除外手段 30 2入力音声加算器 34 電話番号の数字 35 表示面 36 加入者トランク 37 記号 38 棒グラフ 43 司会局番変更手段 45 被選択中表示器 46 送話可能表示器 49 白黒反転表示 51 微分VOX回路 52 選択開始終了信号発信回路 53 開始信号 54 終了信号 59A〜59C オシボタン付き電話機 59a〜 59c オシボタンスイッチ 62 表示器 73 誤送話検知回路 74 誤送話検知回路を有する加入者トランク 101 第1の発明による会議通話方法の交換機 102 第2の発明による電話交換機 103 第3の発明による電話交換機 104 第4の発明による会議通話方法の交換機 105 第5の発明による電話交換機 106 第6の発明による電話交換機 107 第7の発明による電話交換機 108 第8の発明による会議通話方法の交換機 109 第9の発明による電話交換機 110 第10の発明による電話交換機 111 第11の発明による電話交換機 115 第15の発明の表示方法に用いられる交換機 116 第16の発明による電話交換機 117 第17の発明による電話交換機 118 第2の発明の他の実施例による電話交換機 128 第8の発明による会議通話方法の他の交換機 201 電話機9Aの音声信号 202 電話機9Bの音声信号 203 電話機9Cの音声信号 204 電話機9Dの音声信号 205 電話機9Aの音声信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−73758(JP,A) 特開 昭61−66456(JP,A) 特開 昭62−133853(JP,A) 特開 昭59−216361(JP,A) 特開 昭61−225958(JP,A) 特開 昭60−38961(JP,A) 特開 昭60−236561(JP,A) 特開 昭63−1139(JP,A) 特開 昭64−85465(JP,A) 特開 平1−278160(JP,A) 特開 平5−95425(JP,A) 特開 平4−127760(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/56 H04M 1/00 H04M 3/42 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 3/58

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3個以上の電話機と電話交換機とからな
    る電話網で、同時にm個(m≧3)の電話機間でいわゆ
    る会議通話を行わせる電話会議通話用交換機において、
    加入者トランクにそれぞれ設けられ、対応する各電話機
    からのそれぞれの音声信号における一定の無音時間の継
    続後の音声の始まりを検出してそれぞれの電話機の通話
    要求信号を、又、前記音声の終りを検出して通話終了信
    号を送信するm個の微分音声検出回路と、前記通話要求
    信号の中から先着順にn個(1≦n<m)以内で先取り
    する先取り判定回路と、この先取りした通話要求信号に
    該当するn個以内の電話機からの音声信号をそれぞれの
    通話要求信号と通話終了信号との間の期間選択する選択
    回路と、この選択回路が選択した音声信号を加算して前
    記m個の電話機に送信する音声加算器とを備えたことを
    特徴とする電話会議通話用交換機。
  2. 【請求項2】 3個以上の電話機と電話交換機とからな
    る電話網で、同時にm個(m≧3)の電話機間でいわゆ
    る会議通話を行わせる電話会議通話方法において、会議
    通話に参加する電話機が接続されるとき、それぞれがデ
    ィジタル電話機であるか否かを判定する第十一の手順
    と、この第十一の手順により最初にディジタル電話機で
    あると判定した電話機をこの会議通話の司会局電話機と
    してその電話の番号を記憶する第十二の手順と、前記司
    会局電話機から会議通話の継続中に特定の識別符号を付
    して入力された前記m個の内のn個(1≦n<m)以内
    の他の電話機の番号を受信して記憶し、又、前記特定の
    識別符号とは異なる符号を付して入力された前記n個以
    内の選択中の電話機の番号を前記記憶から削除する第十
    三の手順と、この第十三の手順により記憶した番号に該
    当する電話機からの音声信号と前記司会局電話機の音声
    信号とを選択する第十四の手順と、この第十四の手順で
    選択した音声信号を加算して、前記m個の電話機に送信
    する第十五の手順とからなる電話会議通話方法。
  3. 【請求項3】 3個以上の電話機と電話交換機とからな
    る電話網で、同時にm個(m≧3)の電話機間でいわゆ
    る会議通話を行わせる電話会議通話用交換機において、
    会議通話に参加する電話機が順次接続されるとき、それ
    ぞれがディジタル電話機であるか否かを判定する端末機
    形式判定手段と、この端末機形式判定手段が最初にディ
    ジタル電話機であると判定した電話機の番号を司会局電
    話機の番号として記憶する司会局番記憶手段と、前記司
    会局電話機から会議通話の継続中に特定の識別符号と共
    に入力された、前記m個の内のn個(1≦n<m)以内
    の他の電話機の番号を受信して記憶し、前記特定の識別
    符号とは異なる符号を付して入力された前記n個以内の
    記憶中の電話機の番号を前記記憶から削除する選択番号
    受信記憶回路と、この選択番号受信記憶回路により記憶
    した番号に該当する電話機からの音声信号と前記司会局
    電話機の音声信号とを選択する選択回路と、この選択回
    路が選択した音声信号を加算して、前記m個の電話機に
    送信する音声加算器とを備えたことを特徴とする電話会
    議通話用交換機。
  4. 【請求項4】 会議通話に参加する電話機が順次接続さ
    れるとき、それぞれがディジタル電話機であるか否かを
    判定する端末機形式判定手段と、この端末機形式判定手
    段が最初にディジタル電話機であると判定した電話機の
    番号を司会局電話機の番号として記憶する司会局番記憶
    手段と、前記司会局電話機から会議通話の継続中に特定
    の識別符号を付して入力された数値データN(1≦N)
    によって、先取り判定回路が先取りする通話要求信号の
    最大値nをNに設定変更する先取り数変更手段とを有す
    ることを特徴とする請求項第1項記載の電話会議通話用
    交換機。
  5. 【請求項5】 会議通話に参加する電話機が順次接続さ
    れるとき、それぞれがディジタル電話機であるか否かを
    判定する端末機形式判定手段と、この端末機形式判定手
    段が最初にディジタル電話機であると判定した電話機の
    番号を司会局電話機の番号として記憶する司会局番記憶
    手段と、前記司会局電話機から会議通話の継続中に特定
    の識別符号を付して入力された他の電話機の番号が、選
    択回路に選択されているn個以内の電話機の番号の一つ
    に該当するとき、該当する電話機を選択対象から一定の
    時間の間除外する音声選択除外手段とを備えたことを特
    徴とする請求項第1項記載の電話会議通話用交換機。
  6. 【請求項6】 会議通話に参加する電話機が順次接続さ
    れるとき、それぞれがディジタル電話機であるか否かを
    判定する端末機形式判定手段と、この端末機形式判定手
    段が最初にディジタル電話機であると判定した電話機の
    番号を司会局電話機の番号として記憶する司会局番記憶
    手段とを有し、音声加算器は、加算利得の異なる少なく
    とも2つの入力端子を有する音声加算器であり、加算利
    得の高い入力端子に司会局電話機の音声信号を接続する
    ことを特徴とする請求項第1項又は第3項記載の電話会
    議通話用交換機。
  7. 【請求項7】 音声信号が選択回路により選択されてい
    ない電話機から一定時間以上継続して音声信号が検出さ
    れたとき当該電話機に対して警告を送信する誤送話検知
    回路を備えたことを特徴とする請求項第1項記載の電話
    会議通話用交換機。
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