JP2867859B2 - 双方向伝送用光送受信モジュール - Google Patents

双方向伝送用光送受信モジュール

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JP2867859B2
JP2867859B2 JP5311396A JP31139693A JP2867859B2 JP 2867859 B2 JP2867859 B2 JP 2867859B2 JP 5311396 A JP5311396 A JP 5311396A JP 31139693 A JP31139693 A JP 31139693A JP 2867859 B2 JP2867859 B2 JP 2867859B2
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
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  • Optics & Photonics (AREA)
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双方向伝送用光送受信
モジュールに関し、特に光送信用の光源と光受信用の受
光素子を一体化した光送受信モジュールの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】波長分割多重双方向伝送用の従来の光送
受信モジュールとして、例えば特開平4−175705
号公報(文献1)に記載された技術が知られている。図
3は、上記公報に記載の従来の双方向伝送用光送受信モ
ジュールの構成図である。
【0003】図3において、光導波路基板38には、発
光側光導波路32、受光側光導波路41、中間光導波路
34の3本の光導波路が形成されている。ここで、発光
側光導波路32と中間光導波路34は、合波分波部40
となる互いに近接した部分を有する。この合波分波部で
は、波長λ2 の光に対しては完全結合長となる長さに設
定されており、また波長λ1 の光に対しては一旦他方の
光導波路に移行した光が再び元の光導波路に戻るような
条件に設定されている。また、中間光導波路34と受光
側光導波路も光導波路基板38の端部近傍で方向性結合
部33を形成する互いに近接された部分を有する。ここ
では、波長λ2 の光に対して完全結合長となる長さのほ
ぼ半分の長さで切断され、切断された端面には反射膜3
5が配置されている。
【0004】光導波路基板38の発光側光導波路32の
端部には、基板上にV溝45が形成され、このV溝45
の上に短尺光ファイバ42は配置されている。発光素子
パッケージ36の発光素子と発光側光導波路32は短尺
光ファイバ43を介して光学的に結合されている。同様
に、受光側光導波路41の端部にも、基板上にV溝46
が形成され、このV溝46の上に短尺光ファイバ43が
配置され、これを介して受光側光導波路41と受光素子
パッケージ37の受光素子が光学的に結合されている。
さらに、共通光導波路31の端部には、V溝44が形成
されており、ここに伝送路に接続される光ファイバ39
が配置され、共通光導波路31と光ファイバ39が光学
的に接続されている。
【0005】上記構成において、発光素子パッケージ3
6から短尺光ファイバ42を介して発光側光導波路32
に入射された波長λ1 の光信号は、合波分波部40、共
通光導波路31を伝搬して、伝送路に接続される光ファ
イバ39に送出される。一方、伝送路から光ファイバ3
9を通して入射された波長λ2 の光は、合波分波部40
で分波され、中間光導波路34に導かれ、方向性結合部
33を通ると同時に反射膜35で反射されて、受光用光
導波路41に導かれて光ファイバ25を通って受光素子
パッケージ26に入射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】文献1記載の構造は、
発光素子パッケージ36から出射された波長λ1 の光
で、共通光導波路31と光ファイバ39の境界で反射さ
れた光や、伝送路からの反射戻り光は、ほとんどは合波
分波部40で中間光導波路34に結合せず、発光側光導
波路32側に戻る。ここで、たとえ中間光導波路17側
にわずかに漏れたとしても、さらに方向性結合部33の
端部に配置された反射膜35に波長λ2 の光のみを反射
させ波長λ1 の光を透過させるフィルタを用いれば、波
長λ1 の光は受光側光導波路41にはほとんど結合しな
い。従って、受信側のクロストークを非常に低くするこ
とができるため、発光素子パッケージ36から出射され
た波長λ1 の光信号が受光素子パッケージ37に漏れる
のを防ぐのに適しているといえる。
【0007】しかしながら、上述の従来の構造は、伝送
路から入射された波長λ2 の光は、合波分波部40と方
向性結合器33の2箇所で合波分波損失を招いてしま
う。しかも、この光は反射膜35で反射されて折り返さ
れるため、光導波路基板38の全長の約2倍の光導波路
長を伝搬する必要がある。このため、光導波路損失も大
きくなり、一定の受信レベルを保って受光することが困
難であった。
【0008】また、発光素子パッケージ36と伝送路に
接続される光ファイバ42は基板38を挟んで対向する
位置に配置されているため、文献1に記載のような短尺
光ファイバを用いて発光素子パッケージと光導波路を結
合させる構成をとる場合、基板の両側にV溝等の加工が
必要となり、導波路基板の小型化や低価格化に制限を受
けていた。
【0009】さらに、上述の従来の構成では、発光素子
パッケージ36に結合させるために用いられる短尺光フ
ァイバ42を配置するV溝が形成された側に、反射膜3
5を配置する必要があり、構成上複雑になるという問題
も生じる。
【0010】本発明の目的は、上述の各欠点を解決し、
構成が簡易なために小形化、低価格化にも適しており、
しかも従来よりも優れた特性を有する双方向用光送受信
モジュールを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の欠点を除去するた
めに、本発明の光送受信モジュールは、第1の光信号を
送出する手段と、第1の光信号を伝送路に導く第1の光
導波体と、第2の光信号を受信する手段と、第2の信号
を前記伝送路から導く第2の光導波体と第1の光導波体
と第2の光導波体が、モード結合が生じるように互いに
近接されて配置された方向性結合器において、方向性結
合器の第1の光信号の波長の光に対する完全結合長をL
としたときに、方向性結合部の長さが、完全結合長Lの
ほぼ2分の1となる方向性結合器の一部からなる方向性
結合部と、方向性結合部の終端に配置された、第1およ
び第2の光導波体に対してほぼ垂直に、第1の光信号の
少なくとも一部を反射し、第2の光信号の少なくとも一
部を透過させるフィルタと、フィルタを介して、方向性
結合部と対向する側に配置された、第2の光信号を受信
する手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】本発明は、上記構成のなかで、光導波体は
基板上に形成された光導波路により構成される。また、
第1の光信号と第2の光信号はほぼ同じ波長の光とし、
フィルタにはハーフミラーが、あるいは、第1の光信号
は波長λ1 の光とし、これと異なる波長λ2 の光を第2
の光信号として用いて、フィルタには発光側の第1の光
信号を反射させ、受光側の第2の光を透過させる波長フ
ィルタが用いられる。
【0013】さらに、発光/受光側とも直接に発光素子
および受光素子と光導波路を結合させる構成か、あるい
は光ファイバを介して各素子に結合される構成をもつ。
【0014】本発明は、特に、基板上に2本の光導波路
を近接させて、波長λ1 の光に対して完全結合長Lとな
る長さの2分の1の長さをもつ方向性結合部で構成され
る合波分波器を形成し、この方向性結合部の終端部に波
長λ1 の光を反射させ、波長λ2 の光を透過させるフィ
ルタを配置している。そして、第1の光導波路からは発
光素子から送信光を入射して、方向性結合部で第2の光
導波路にモード結合により移行させるとともに、方向性
結合器の完全結合長Lの半分の位置でフィルタにより折
り返し、完全に第2の光導波路に移行させ、光ファイバ
を通して伝送路に送出させる。一方、伝送路から光ファ
イバを通して、第2の光導波路に入射された波長λ2
受信光は、方向性結合部で一部の光は第1の光導波路に
移行しつつも、受信光のすべてはフィルタに達してこれ
を透過し、フィルタを介して反対側に配置された受光素
子、あるいはこれに接続されるコア径の大きい光ファイ
バに結合される。
【0015】上述のように、本発明の構成では、受光素
子をフィルタを介して方向性結合部の反対側に配置した
ので、光導波路は発光素子に接続される光導波路と伝送
路側の光ファイバに接続される2本のみでよいことにな
る。また、発光素子と伝送路側の光ファイバは基板に対
して同じ側に配置されるので、発光素子と光導波路をV
溝を介して結合させる従来のような構成をとっても、基
板の構成は複雑にならず、基板自体も小形化できる。こ
のような構成が可能なのは、一般に受光素子の受光径
は、光導波路や光導波路を2本近接させて構成した方向
性結合器の全幅にに比べて十分大きいため、方向性結合
部が形成された側に配置しても受光可能なことによる。
【0016】
【実施例】次に図面を参照して本発明の一実施例を詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例の双方向伝送用光
送受信モジュールの基本構成図である。図1では、光導
波路基板と発光素子、受光素子等の光学素子のみが示さ
れている。図において伝送路側光導波路1および発光側
光導波路2は一部が近接されるように光導波路基板8の
上に形成されている。近接された部分では方向性結合器
により分波合波部3が形成されており、片側の光導波路
から伝搬されてきた光は、モード結合を生じて他方の光
導波路で移行される。この方向性結合器は、波長λ1
光に対しては全長がLであるときに完全結合長となり、
片側の光導波路から伝搬されてきた光が完全に他方の光
導波路に移行する条件で形成されている。そして、ここ
では、この完全結合長Lのちょうど2分の1の長さのと
ころで切断され光導波路基板8の端面4が形成されてい
る。この端面4には、送信光となる波長λ1 の光を反射
させ、伝送路から入力される受信光の波長λ2 の光を透
過させるフィルタ5が配置されている。
【0018】上記構成で、発光素子6から出射され発光
側光導波路2を伝搬してきた送信光は、合波分波部3を
構成する方向性結合器に達するとモード結合により徐々
に伝送路側光導波路1に移行し、フィルタ5の近傍に達
したときにほぼ半分が移行し終えている。そこで、フィ
ルタ5により全反射され、残りの光はさらに伝送路側光
導波路に移行され、最終的にはすべての光が伝送路側光
導波路1に移行される。
【0019】一方、伝送路側光導波路1から入射された
受信光である波長λ2 の光は、合波分波部3に達すると
一部の光が発光側光導波路に移行される。ここで、受信
光の波長がλ1 と異なるので、移行の様相も送信光とは
異なり、波長フィルタ5に達したときに必ずしも半分が
発光素子側光導波路に移行されているとは限らない。し
かしながら、合波分波部3におけるモード結合の状態よ
らず、フィルタ5に達した受信光はフィルタ5を透過し
て、受光素子7に入射される。一般に、受光素子の受光
径は30μm以上であり、方向性結合器により構成され
る合波分波部3の2本の光導波路を含む全幅は30μm
程度である。従って、受信光の合波分波部3でのモード
結合の状態によらず、フィルタ5を透過した光はほぼす
べてが受光素子7で受光されることになる。
【0020】図2は、本発明の一実施例の双方向伝送用
光送受信モジュールの斜視図である。図2に示される双
方向伝送用光送受信モジュールは、波長1.31μmの
光信号を送出し、波長1.55μmの受信光を受信する
機能をもつ2波長分割多重伝送用双方向光送受信モジュ
ールである。
【0021】光導波路基板18はシリコンを材料とし、
この基板18の表面にCVD(Chemical Va
por Deposition)法によりSiO2 が堆
積され、さらにゲルマニウムがドープされてコアとなる
高屈折率部分(図示省略)が形成されて伝送路側光導波
路11と発光側光導波路12が形成されている。伝送路
側光導波路11と発光側光導波路12は光導波路基板1
8の片側で互いに近接された部分からなる合波分波部1
3を有する。
【0022】また、この合波分波部13とは反対側に
は、光導波路基板18の表面にシリコンの化学的異方性
エッチングを用いて2つのV溝(図示省略)が形成され
ている。このV溝の一方には、伝送路に接続される光フ
ァイバ19が、そのコアが伝送路側光導波路のコアの位
置に一致するようにして両者が光学的に結合するように
配置、固定されている。また、他方のV溝には、あらか
じめ別のシリコン基板からなるSiベースに配置された
結合用短尺光ファイバ21と、これに光学的に結合する
ように固着された半導体レーザダイオード16からなる
光結合系ユニットが配置されている。半導体レーザダイ
オード16から出射された光は、結合用短尺光ファイバ
に一旦結合され、これを介して発光側光導波路と光学的
に結合される。
【0023】合波分波部13は、送信光の波長である波
長λ1 の光に対して完全結合長Lをなす条件で方向性結
合器が形成され、その2分の1の長さの部分で端面14
が形成されている。そして、この端面14には、波長λ
1 (λ1 =1.31μm)の光を透過させ、受信光であ
る波長λ2 (λ2 =1.55μm)の光を透過させる
電体多層膜フィルタ15が樹脂により貼付られている。
このフィルタ15は、BK7ガラスに蒸着される誘電体
多層膜フィルタにより構成されている。このような構成
により、合波分波部3に達した波長λ1 の光は、モード
結合による移行と、フィルタ15での反射によりほぼす
べての光が他方の光導波路に折り返される。一方、波長
λ2 の光は一部がモード結合により他方の光導波路に移
行することはあっても、結局ほぼすべての光がフィルタ
15を透過することになる。
【0024】フィルタ15を介して光導波路基板18と
反対側には、ブロック23に固定されたInGaAs−
APD(3元−APD)が配置されている。この3元A
PDの受光系は約50μmあり、フィルタ35を透過し
た光のほぼすべてが有効に受光される。
【0025】ここで、上記光導波路は、合波分波部13
はコアサイズが4μm、クラッドの屈折率が1.46
9、比屈折率差が0.25%になるように形成されてい
る。合波分波部13における光導波路間間隔を10μm
とした場合、発光素子の波長1.31μmに対する完全
結合長Lは約9mmとなる。従って、本実施例の構成に
おける合波分波部13の長さはその2分の1の約4.5
mmとなる。また、光導波路の曲率半径を10mmと
し、伝送路側光導波路11および発光側光導波路12の
間隔を2mmに設定した場合、端面から合波分波部13
までの長さは約8.7mmとなる。これに、合波分波部
13の長さと、V溝部分の長さ4mmを加えても、光導
波路基板18の全長は17.2mmとなり、同一条件で
設計された従来の構成に比べても10mm程度短くなっ
ている。
【0026】以上述べた本発明の一実施例の構成によ
り、波長λ1 の光信号を伝送路に送出し、伝送路から入
射される波長λ2 の光信号を受信することができる。従
来の光送受信モジュールにくらべ、光導波路基板上に形
成されている光導波路の本数も少なく、反射箇所や合波
分波される箇所も少ないため低損失化が可能である。ま
た、発光素子側の短尺光ファイバと伝送路に接続される
光ファイバのそれぞれを配置するV溝は、光導波路基板
の同じ側に形成すればよいので、小形化が可能である。
【0027】次に、本発明の光送受信モジュールの変形
例について説明する。上述の本発明の一実施例では、光
送受信モジュールの発光素子として、半導体レーザダイ
オードが用いられたが、光源には発光ダイオードを用い
てもよい。また、モジュール内に発光素子を一体化して
内蔵するのではなく、発光側光導波路に光ファイバを接
続し、外部から送信光を入力してもよい。受光側も同様
に、受光素子を直接配置する代わりに一旦光ファイバに
結合させて、この光ファイバを介して受光素子に結合さ
せてもよい。但し、この場合には、フィルタを透過した
光を効率的に光ファイバに結合させるためには、コア径
が近接して形成された2本の光導波路の全幅よりも同じ
か大きい大口径の光ファイバを用いる必要がある。
【0028】また、以上説明した本発明の一実施例は、
互いに異なる2つの波長の光による2波長分割多重双方
向伝送用光送受信モジュールであるが、フィルタ35を
ハーフミラーとし、送信光と受信光に同じ波長の光を用
いてもよい。この場合は、送信と受信を時間的に切り分
けて伝送する半二重双方向伝送用として、本発明の光送
受信モジュールを構成することができる。
【0029】上記の構成のモジュールでは、フィルタの
代わりにハーフミラーが用いられているので、半導体レ
ーザダイオードから出射された送信光の一部は、ハーフ
ミラーを透過して受光素子で受光される。この光の強度
をモニタして、半導体レーザダイオードの光出力を制御
するための監視用として用いることも可能である。これ
により、従来は半導体レーザダイオードの後方からの出
射光によるモニタ用のフォトダイオードが不要になる。
【0030】一般に、発光素子に半導体レーザダイオー
ドが用いられた場合、基板短面や接続点等で反射された
反射戻り光が半導体レーザダイオードに再入射され、発
振が不安定になることがある。本発明の光送受信モジュ
ールの構成では、半導体レーザダイオードから出射され
た光の大半は合波分波部を経て光導波路端面にあるフィ
ルタあるいはハーフミラーで反射されて伝送路側光導波
路に結合されるが、合波分波部のアイソレーション特性
が悪い場合、一部の光が伝送路側でなく発光側光導波路
に結合され、再び半導体レーザダイオード側に戻ること
がある。しかしながら、この点に関しては、上述の本発
明の一実施例でも、合波分波部のアイソレーションが3
0dB以上あり、反射戻り光が数100MHz程度の速
度の伝送では全く問題ないことが確認されている。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の双方向伝送
用光送受信モジュールは、伝送路側光導波路と発光素子
側光導波路の2本の光導波路の一部を近接させて方向性
結合器による合波分波器が形成され、送信光となる波長
λ1 の光に対して完全結合長となる長さの2分の1の位
置で端面を形成して、この端面には波長λ1 の光のみを
反射させ、波長λ2 の光は透過させる波長フィルタが配
置されている。このような構成、特に方向性結合器を完
全結合長の長さの半分で波長フィルタを用いて折り返す
構成を採用することにより、光導波路基板上を短い伝搬
距離で合波分波して、送信光を送信することができる
一方、伝送路からの受信光を方向性結合器の完全結合長
の半分の長さの位置で受光素子に導くことができるの
で、伝搬損失を低減することができ、また小形化を図る
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の双方向伝送用光送受信モジ
ュールの光学素子のみを示した基本構成図。
【図2】本発明の一実施例の双方向伝送用光送受信モジ
ュールの斜視図。
【図3】従来の双方向伝送用送受信モジュールの構成
図。
【符号の説明】
1 伝送路側光導波路 2 発光側光導波路 3 合波分波部 4 端面 5 フィルタ 6 発光素子 7 受光素子 8 光導波路基板 9,10 V溝 11 伝送路側光導波路 12 発光側光導波路 13 合波分波器 14 端面 15 誘電体多層膜フィルタ 16 半導体レーザダイオード 17 InGaAs−APD(3元APD) 18 光導波路基板 19 光ファイバ 20 Siベース 21 結合用短尺光ファイバ 22 光結合系ユニット 23 ブロック 31 共通光導波路 32 発光側光導波路 33 方向性結合部 34 中間光導波路 35 反射膜 36 発光素子パッケージ 37 受光素子パッケージ 38 光導波路基板 39 光ファイバ 40 合波分波部 41 受光側光導波路 42,43 短尺光ファイバ 44,45,46 V溝

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光信号を送出する手段と、 前記第1の光信号を伝送路に導く第1の光導波体と、 第2の光信号を受信する手段と、 前記第2の信号を前記伝送路から導く第2の光導波体と
    前記第1の光導波体と前記第2の光導波体が、モード結
    合が生じるように互いに近接されて配置された方向性結
    合器において、 前記方向性結合器の前記第1の光信号の波長の光に対す
    る完全結合長をLとしたときに、前記方向性結合部の長
    さが、前記完全結合長Lのほぼ2分の1となる前記方向
    性結合器の一部からなる方向性結合部と、 前記方向性結合部の終端に配置された、前記第1および
    第2の光導波体に対してほぼ垂直に、前記第1の光信号
    の少なくとも一部を反射し、前記第2の光信号の少なく
    とも一部を透過させるフィルタと、 前記フィルタを介して、前記方向性結合部と対向する側
    に配置された、前記第2の光信号を受信する手段とを備
    えたことを特徴とする光送受信モジュール。
  2. 【請求項2】 前記フィルタは、前記第1の光信号の少
    なくとも一部を反射させ、前記第2の光信号の少なくと
    も一部を透過させるハーフミラーであることを特徴とす
    る請求項1記載の光送受信モジュール。
  3. 【請求項3】 前記第1の光信号は、波長λ1 の光であ
    り、前記第2の光信号は前記波長λ1 とは異なる波長λ
    2 の光であり、 前記フィルタは、波長λ1 の光を反射させ、波長λ2 の
    光を透過させる波長フィルタであることを特徴とする請
    求項1記載の光送受信モジュール。
  4. 【請求項4】 前記第1の光導波体および前記第2の光
    導波体は、同一の基板に形成された第1の光導波路およ
    び第2の光導波路であり、 前記方向性結合部は、前記基板に前記第1の光導波路と
    前記第2の光導波路が近接されて形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の光送受信モジュール。
  5. 【請求項5】 第1の光信号を送出する手段と、 前記第1の光信号を入力する第1の光導波路と、 前記第1の光信号を送出するとともに第2の光信号を受
    信する第2の光導波路と、 前記第1および第2の光導波路が、前記第1の光信号の
    波長λ1 の光に対しては完全結合長の2分の1の長さと
    なるように近接して形成された方向性結合部とを含む基
    板と、 前記方向性結合部の終端に配置された前記第1の光信号
    の少なくとも一部を反射し、前記第2の光信号の少なく
    とも一部を透過するハーフミラーと、 前記第2の光導波路に接続される光ファイバと、 前記ハーフミラーを介して、前記第1および第2の光導
    波路が近接して形成されている部分とは反対側の位置に
    配置された前記第2の光信号を受信する手段とを備えた
    ことを特徴とする光送受信モジュール。
  6. 【請求項6】 波長λ1 の第1の光信号を送出する手段
    と、 前記第1の光信号を入力する第1の光導波路と、 前記第1の光信号を送出するとともに波長λ2 の第2の
    光信号を受信する第2の光導波路と、 前記第1および第2の光導波路が、前記第1の光信号の
    波長λ1 の光に対しては完全結合長の2分の1の長さと
    なるように近接して形成された方向性結合部とを含む基
    板と、 前記方向性結合部の終端に配置された前記波長λ1 の第
    1の光信号を反射し、前記波長λ2 の第2の光信号を透
    過するフィルタと、 前記第2の光導波路に接続される光ファイバと、 前記フィルタを介して、前記第1および第2の光導波路
    が近接して形成されている部分とは反対側の位置に配置
    された前記第2の光信号を受信する手段とを備えたこと
    を特徴とする光送受信モジュール。
  7. 【請求項7】 前記波長λ1 の光信号を前記第1の光導
    波路に送出する手段が、前記波長λ1 の光信号を送出す
    る光源に接続された光ファイバであることを特徴とする
    請求項5または請求項6記載の双方向伝送用光送受信モ
    ジュール。
  8. 【請求項8】 前記波長λ1 の光信号を前記第1の光導
    波路に送出する手段が、半導体レーザダイオードである
    ことを特徴とする請求項5または請求項6記載の双方向
    伝送用光送受信モジュール。
  9. 【請求項9】 前記波長λ1 の光信号を前記第1の光導
    波路に送出する手段が、発光ダイオードであることを特
    徴とする請求項5または請求項6記載の双方向伝送用光
    送受信モジュール。
  10. 【請求項10】 前記第2の光信号を受信する手段は、 前記波長λ2 の光信号を受光する受光素子に接続され、
    前記方向性結合部の終端における前記第1の光導波路
    外側から前記第2の光導波路の外側までの幅よりも広い
    コア径を有する光ファイバであることを特徴とする請求
    項5または請求項6記載の双方向伝送用光送受信モジュ
    ール。
  11. 【請求項11】 前記第2の光信号を受信する手段は、 前記波長λ2 の光信号を受光する受光素子であることを
    特徴とする請求項5または請求項6記載の双方向伝送用
    光送受信モジュール。
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