JP2579092B2 - 双方向光伝送用wdmモジュ−ル - Google Patents

双方向光伝送用wdmモジュ−ル

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JP2579092B2
JP2579092B2 JP3306362A JP30636291A JP2579092B2 JP 2579092 B2 JP2579092 B2 JP 2579092B2 JP 3306362 A JP3306362 A JP 3306362A JP 30636291 A JP30636291 A JP 30636291A JP 2579092 B2 JP2579092 B2 JP 2579092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双方向光伝送用WDM
モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の双方向光伝送用WDMモジュール
(以下単に「WDMモジュール」ともいう)は、図3に
示すように、箱型パッケージ31内に3個のレンズ(G
RINレンズ)32,33,34をT字状に組合わせて
配置し、その第1レンズ32の端面に光ファイバ17を
接続し、パッケージ31の側壁に、第1レンズ32と同
軸的に配置された第2レンズ33のレンズ面に臨ませて
缶封止LD(レーザ・ダイオード)35を設け、これら
第1,第2レンズ33,33に対し直角に配置された第
3レンズ34のレンズ面に臨ませて缶封止PD(フォト
・ダイオード)36を設けて主に構成されている。第1
レンズ32と第2レンズ33の相対向するレンズ面は4
5度に切断され、両傾面を重ね合わせて配置すると共
に、両レンズ間には光波長フィルタ36が介設されてい
る。
【0003】光ファイバ17より入射した波長1.3μ
mの光は、第1レンズ32によりコリメートされた後、
光波長フィルタ36により反射され缶封止PD36で受
光される。一方、缶封止LDより出射した波長1.55
μmの光は、第2レンズ33によりコリメートされた
後、光波長フィルタ36を通過し光ファイバ17に入射
する。このようにして双方向光伝送を達成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の双
方向光伝送用WDMモジュールには、 (1)缶封止LD、缶封止PDを用いているため小形化
が困難である。
【0005】(2)光ファイバからの反射光がLDに戻
るため動作が不安定になり、高速変調が不可能になる。
【0006】(3)LDから出射された迷光がPDで受
光され光学的漏話が大きく、システムへの適用範囲が限
られる。
【0007】等の欠点があった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
を解消し、小型で、高速変調が可能で、漏話が少ないW
DMモジュールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のWDMモジュールにおいては、半導体レー
ザと導波路基板との間に、その半導体レーザからの出射
光を平行光とするための第1レンズとこの第1レンズを
通過した光を集光するための第2レンズとを設け、第2
レンズの導波路基板側レンズ面及びこれと向き合う導波
路基板の端面を斜面に形成してこれら斜面を互いに平行
となるように配置し、導波路基板の上記半導体レーザ配
置側とは反対側の端面に臨ませて受光素子を配置し、導
波路基板には、第1及び第2方向性結合器を形成して第
1方向性結合器の第1ポートに光伝送用光ファイバを接
続すると共に、第1方向性結合器の第2ポートを導波路
基板の上記斜面に接続する第1光導波路部と、第1方向
性結合器の第3ポートと第2方向性結合器の第1ポート
とを接続する第2光導波路部と、第2方向性結合器の第
2ポートを上記受光素子に接続するための第3光導波路
部とを形成した。ただし、上記第1方向性結合器は、第
1光導波路部を伝搬してきた上記半導体レーザからの送
信光はそのまま光ファイバへ入射させ、光ファイバを伝
搬してきた光は第1光導波路部側へは通さず第2光導波
部側へ分波するよう構成され、上記第2方向性結合器
は、第2光導波路部を伝搬してきた上記光ファイバから
の光はそのまま上記第3光導波路部へ伝搬させ、第2光
導波路部に混入し伝搬してきた上記半導体レーザの光は
第3光導波路部外へ分波・除去するよう構成される。
【0010】さらに上記第2方向性結合器の第3及び第
4ポート、すなわち第2方向性結合器の第1及び第2ポ
ート以外の残りのポートは導波路基板の端面に開口さ
せ、その第3及び第4ポートの開口端に反射膜を形成し
ておく。この反射膜として波長選択性の誘電体多層膜を
用いてもよい。
【0011】上記両斜面の傾斜角は8度、(別の表現を
すれば、上記両斜面が第2レンズの軸線と成す角度は8
2度)であることが望ましい。
【0012】上記第3光導波路部の光出射端と上記受光
素子との間に半導体レーザの光をカットする波長フィル
タを設けておくことが望ましい。
【0013】本発明にあっては、上記受光素子の受光部
直前にピンホール付き遮光部材を設け。そのピンホー
ルは第3光導波路部の断面寸法に合わせて形成されてい
ることが望ましい。
【0014】
【作用】半導体レーザより出射された光は、第1レンズ
により平行にされ、第2レンズで集光されて導波路基板
に入射し、その第1方向性結合器に第2ポートより入り
第1ポートから出て光ファイバに入射する。一方、光フ
ァイバより導波路基板に入射した光は、第1方向性結合
器に第1ポートより入り、分波され、第3ポートから出
て第2導波路部を伝搬する。その後、光ファイバからの
光は第2方向性結合器に第1ポートより入り、再度分波
され、第2ポートから出て第3導波路部を伝搬し、導波
路基板の端面より出射され受光素子で受光される。
【0015】第2レンズの導波路基板側のレンズ面及び
これと向き合う導波路基板端面を斜め研磨あるいは斜め
カットした斜面として両斜面を平行に配置しているた
め、半導体レーザへの戻り光を低減させることができ
る、そのため、半導体レーザの動作を安定させることが
でき、高速変調が可能となる。また、半導体レーザと受
光素子が導波路基板を介して離れた位置に配置されてい
るので、半導体レーザから出射された迷光が受光素子で
受光されにくく、加えて、第1及び第2方向性結合器に
よる二度に亘る分波により、半導体レーザからの光はほ
ぼ完全に除去され光ファイバからの光のみ受光素子へ導
かれるので、光学的漏話を著しく低減させることができ
る。また、半導体レーザの出射光を2個のレンズを用い
て導波路基板に集光させているため、光出射部と導波路
の光入射部との軸ずれ損失許容量が著しく向上し、モジ
ュール組立ての際の各光学要素の実装が極めて容易とな
る。そのため、缶封止型と比べて遥かに小形の半導体レ
ーザチップを容易に実装でき、モジュールの小形化が実
現できる。
【0016】第2方向性結合器の第3及び第4ポートが
導波路基板の端面に開口されていると、第2導波路部を
伝搬してきた光は第2方向性結合器で分波されると共に
導波路基板端面で反射して伝搬方向が逆転する。これに
より、受光素子を導波路基板の半導体レーザ配置側とは
反対側端面に望ませて配置することが容易となる。第3
及び第4ポートの開口端に反射膜を形成しておくことに
より、光をより確実に反射させることができる。また、
この反射膜として導波路基板の端面に誘電体多層膜コー
ティングによって形成された波長選択性の膜を用いれ
ば、半導体レーザからの光を透過・除去し、光ファイバ
からの光のみ反射させて受光素子へ伝搬させることがで
きる。
【0017】第2レンズの導波路基板側のレンズ面及び
これと向き合う導波路基板端面を傾斜角8度の斜面とし
て両斜面を平行に配置しておくことにより、半導体レー
ザへの戻り光を最も効果的に低減させることができる。
【0018】第3光導波路部の光出射端と上記受光素子
との間に上記波長フィルタを設けておくことにより、第
1及び第2方向性結合器で完全に除去できなかった半導
体レーザからの光を除去することができる。
【0019】受光素子の受光部直前にピンホール付き遮
光部材を設けておくことにより、導波路基板のクラッド
部を伝搬して来たクラッドモードの光(不要光)や半導
体レーザ等からの迷光が受光素子に入射するのを防止で
きる。一般に受光素子の受光面は導波路のコア断面寸法
よりも大きいので、ピンホールを第3光導波路部の断面
寸法に合わせて小さく形成しておくことにより受光素子
への不要光の入射を効果的に防止することができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0021】図1(a)において、箱状のパッケージ1
内には、第1のステム2と第2のステム3が若干離間さ
せて一直線上に配設されている。第1のステム2は断面
L字状に形成されており、その固定基部上には、チップ
状の半導体レーザ(LD)4が配設されると共に、LD
4から第2のステム3に対向する端部側においては、V
溝5で位置決めされて円柱状の第1レンズ6が設けられ
ている。一方、第2のステム3上には、第1のステム2
に向いた端部側にV溝で位置決めされて円柱状の第2レ
ンズ7が設けられ、更に、この第2レンズ7に続いて導
波路基板8及び受光素子(PD)9が順に設けられてい
る。また、第1のステム2のL字状起立部にはLDモニ
タ用PD10が設けられている。
【0022】第1レンズ6及び第2レンズ7は石英系ガ
ラス又はプラスチックから成り、第1レンズ6はLD4
より出射された光を平行光とするため、第2レンズ7側
のレンズ面6aが球面加工されている。一方、第2レン
ズ7は、この平行光を受けるように第1レンズ6に対し
一定の距離をおいて且つ同軸的に配設され、その導波路
基板8側のレンズ面7aは傾斜角8度で斜め研磨あるい
は斜めカットされている。導波路基板8は石英系ガラス
から成り、そのLD4配置側端面の上記第2レンズ7と
向き合う部分は、図1(b)に示すように傾斜角8度で
斜め研磨あるいは斜めカットされている。この導波路基
板8の斜面8aと第2レンズ7の斜面7aは互いに平行
となるように配置されている。
【0023】導波路基板8は、そのPD9配置側の端部
に形成された第1方向性結合器11と、LD4配置側の
端部に形成された第2方向性結合器18と、第1方向性
結合器11の第2ポートP1−2と接続され斜面8aに
開口する第1導波路部12と、第1方向性結合器11の
第3ポートP1−3と第2方向性結合器18の第1ポー
トP2−1とを接続する第2導波路部13と、第2方向
性結合器18の第2ポートP2−2と接続されPD9に
臨んで導波路基板8の端面に開口する第3導波路部14
とを有している。第2方向性結合器12の第3及び第4
ポートP2−3,P2−4は導波路基板8の端面の斜面
8a近傍に開口しており、その開口端には反射膜19が
誘電体多層膜コーティングによって形成されている。ま
た、第3導波路部14の開口端には誘電体多層膜コーテ
ィングによって波長フィルタ膜20が形成されている。
そして、この導波路基板8の第1方向性結合器11の第
1ポートP1−1に光ファイバ17が融着接続されてい
る。上記反射膜19は、LD4からの光(波長1.53
μm)のみ透過し光ファイバ17からの光(波長1.3
1μm)は反射する波長選択性の膜であり、波長フィル
タ膜20は、LD4からの光は反射し光ファイバ17か
らの光のみ透過する波長選択性の膜である。LD4、L
Dモニタ用PD10、及びPD9は、ボンディングワイ
ヤ15で電極ピン16と接続されており、1GHz以上
の帯域を持つ。
【0024】上記導波路基板8の内部構造は、第1方向
性結合器11の第1及び第2ポート部の断面を例にとる
と、図1(c)に示すように石英ガラス基板102の表
面にTiO−SiO系の矩形状のコア導波路100
を形成し、これらコア導波路100をPiO−B
−SiO系ガラスのクラッド101で覆った構造に
なっている。互いに近接した2本のコア導波路100よ
り成る方向性結合器は分波機能を持つ。図2に、第1方
向性結合器11の波長損失特性を示す。P1−2→P1
−1は、波長1.31μmの光に対しては低損失であ
り、波長1.53μmの光に対しては高損失となる。逆
に、P1−1→P1−3は、波長1.53μmの光に対
しては低損失であり、波長1.31μmの光に対しては
高損失となる。すなわち、波長1.31μmと波長1.
53μmの光を分波できる。また、第2方向性結合器1
8において、P2−1→P2−2は、波長1.53μm
の光に対しては低損失であり、波長1.31μmの光に
対しては高損失となる。
【0025】PD9は、図1(c)に示すように、その
上面左右に電極を有し、受光面側端面にはピンホール2
3付き遮光板21が取り付けられている。ピンホール2
3は、PD9の受光面の中心部に位置させて遮光板21
の中央部に開口され、その内径は第3光導波路部14の
断面寸法に合わせてPD9の受光面よりも小さく形成さ
れている。遮光板21はその周縁部をPD9の端面に密
着させて取り付けられており、PD9の受光面にはピン
ホール23を通った光しか入射しないようになってい
る。
【0026】なお、光ファイバに接続される導波路基板
の導波路の幅及び高さは約10μmであり、またPD素
子の受光面の直径は約100μm程度なので、本来の信
号光を受光するためにはPD素子を極力導波路部の出射
端面に近づけ(1mm以下)、かつピンホール径を小さ
く (10μm以上、0.1mm以下)することが望ま
しい。
【0027】上記のように構成されたWDMモジュール
において、LD4より出射された波長1.31μmの送
信光は、第1レンズ6により平行光とされ、第2レンズ
7で集光され、その導波路基板8側のレンズ面(斜面7
a)より出射し、これに平行な基板端面(斜面8a)よ
り導波路基板8に入射する。そして、その光は第1導波
路部12を伝搬し第1方向性結合器11で分波されて光
ファイバ17に入射し、伝送される。第1レンズ6の第
2レンズ7側のレンズ面6aが球面加工され、第2レン
ズ7の導波路基板8側のレンズ面7aとこれと向き合う
基板端面が8度の傾斜角に斜めカットされているため、
第1レンズ6、第2レンズ7及び導波路8から成る光学
系において生じるLD4への戻り光は非常に少ない。そ
のため、LD4の動作を安定させることができ、高速変
調が可能となる。
【0028】一方、光ファイバ17から伝送されてきた
波長1.53μmの光は、第1方向性結合器11により
分波され、第2導波路部13を伝搬する。その後、光フ
ァイバ17からの光は第2方向性結合器18で再び分波
され、その端部に形成されている反射膜19で反射さ
れ、第3導波路部14を伝搬し、その端部に形成された
波長フィルタ膜20を通過した後、遮光板21のピンホ
ール23を通過してPD9により受光される。
【0029】この場合、第1及び第2方向性結合器1
1、18による二度に亘る分波(第2方向性結合器18
の反射膜19による波長1.31μmの光の透過・除去
を含む)により、LD4からの波長1.31μmの光は
ほぼ完全に除去され、さらに、これら方向性結合器1
1、18で除去できなかった波長1.31μmの光は波
長フィルタ膜20でカットされ、光ファイバ17からの
光のみ受光素子へ導かれるので、光学的漏話を著しく低
減させることができる。また、PD9の受光部直前にピ
ンホール23付き遮光板21が設けられているので、導
波路基板8のクラッド部を伝搬して来たクラッドモード
の不要な光や、LD4,光ファイバ17接続部等からの
迷光がPD9に入射するのを防止することができる。
【0030】また、LD4の出射光をV溝付きステム
2,3で位置決めされた2個の円筒状レンズ6,7を用
いて導波路基板8に集光する構成を採用したことによ
り、LD4の光出射部と導波路基板8の光入射部との軸
ずれ損失許容量が著しく向上し、モジュール組立ての際
の各光学要素の実装が極めて容易となる。これにより、
チップ状のLD,PDの実装が容易となり、缶封止タイ
プのLD,PDを用いて構成されていた従来のWDMモ
ジュールよりも遥かに小形のWDMモジュールを実現す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮することができる。
【0032】(1)受光素子の受光部直前にピンホール
付き遮光部材を設けておくことにより、導波路基板のク
ラッド部を伝搬して来たクラッドモードの光(不要光)
や半導体レーザ等からの迷光が受光素子に入射するのを
防止できる。一般に受光素子の受光面は導波路のコア断
面寸法よりも大きいので、ピンホールを第3光導波路部
の断面寸法に合わせて小さく形成しておくことにより受
光素子への不要光の入射を効果的に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る双方向光伝送WDMモジュ−ルの
一実施例を示す図であり、(a)はWDMモジュ−ルの部
分破断斜視図、(b) は導波路基板の平面図、(C) は(b)
のA-A 断面図、(d) は受光素子の斜視図である。
【図2】導波路基板に形成された方向性結合器の波長損
失特性(合分波特性)を示す図である。
【図3】従来の双方向光伝送WDMモジュ−ルを示す構
成図である。
【符号の説明】
4 半導体レ−ザ 6 第1レンズ 7 第2レンズ 7a 斜面(レンズ面) 8 導波路基板 8a 斜面(端面) 11 第1方向性結合器 12 第1光導波路部 13 第2光導波路部 14 第3光導波路部 17 光ファイバ 18 第2方向性結合器 19 反射膜 20 波長フィルタ 21 遮光板 23 ピンホ−ル P1-1 第1方向性結合器11の第1ポ−ト P1-2 第1方向性結合器11の第2ポ−ト P1-3 第1方向性結合器11の第3ポ−ト P2-1 第2方向性結合器18の第1ポ−ト P2-2 第2方向性結合器18の第2ポ−ト P2-3 第2方向性結合器の第3ポート P2-4 第2方向性結合器の第4ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/12 H04B 9/00 Q 10/13 10/135 10/14 (72)発明者 樟山 裕幸 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (72)発明者 青木 聡 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 井本 克之 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電 線株式会社アドバンスリサーチセンタ内 (72)発明者 小山 行雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (56)参考文献 特開 平4−51209(JP,A) 実開 平4−104608(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと導波路基板との間に、そ
    の半導体レーザからの出射光を平行光とするための第1
    レンズとこの第1レンズを通過した光を集光させるため
    の第2レンズとを設け、第2レンズの導波路基板側レン
    ズ面及びこれと向き合う導波路基板の端面を斜面に形成
    してこれら斜面を互いに平行となるように配置し、導波
    路基板の上記半導体レーザ配置側とは反対側の端面に臨
    ませて受光素子を配置し、導波路基板には、第1及び第
    2方向性結合器を形成して第1方向性結合器の第1ポー
    トに光伝送用光ファイバを接続すると共に、第1方向性
    結合器の第2ポートを導波路基板の上記斜面に接続する
    第1光導波路部と、第1方向性結合器の第3ポートと第
    2方向性結合器の第1ポートとを接続する第2光導波路
    部と、第2方向性結合器の第2ポートを上記受光素子に
    接続するための第3光導波路部とを形成し、さらに上記
    第2方向性結合器の第3及び第4ポートは導波路基板の
    端面に開口させてその第3及び第4ポートの開口端に反
    射膜を設け、上記受光素子の受光面の直前にピンホール
    付き遮光部材を設けたことを特徴とする双方向光伝送用
    WDMモジュール。。
  2. 【請求項2】 請求項記載の双方向光伝送用WDMモ
    ジュールにおいて、上記遮光部材のピンホールは上記第
    3光導波路部の断面寸法に合わせて形成されていること
    を特徴とする双方向光伝送用WDMモジュール。
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