JPH05142450A - 双方向光伝送用wdmモジユ−ル - Google Patents

双方向光伝送用wdmモジユ−ル

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JPH05142450A
JPH05142450A JP3306362A JP30636291A JPH05142450A JP H05142450 A JPH05142450 A JP H05142450A JP 3306362 A JP3306362 A JP 3306362A JP 30636291 A JP30636291 A JP 30636291A JP H05142450 A JPH05142450 A JP H05142450A
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waveguide
lens
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尚登 上塚
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正昭 黒沢
Hiroyuki Kusuyama
裕幸 樟山
Satoshi Aoki
聡 青木
Katsuyuki Imoto
克之 井本
Yukio Koyama
行雄 小山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型で高速変調が可能で漏話の少ない双方向
光伝送用WDMモジュ−ルを提供する。 【構成】 導波路基板8上に形成した薄膜導波路から成
る2つの方向性結合器11,18に半導体レーザ4と受
光素子9でモジュールを構成する。レーザ4からの波長
λの送信信号は基板8の傾斜カットされた端面からλ
を選択的に透過する導波路12を経てファイバ17に
出力する。波長λの受信信号波は方向性結合器11に
入射し、λを選択的に透過する導波路13を経て基板
8の端面のλを透過しλを反射する波長選択性反射
膜19で反射され方向性結合器18の導波路14を経て
受光素子20で検波される。 【効果】 ファイバからの波長λの戻り光は導波路1
3と反射膜19の波長選択性により阻止され、また受光
素子はピンホールで迷光を除去するので漏話が少ない。
またλの戻り光は基板の傾斜端面8aとレンズ7の傾
斜面で反射されてレーザには戻らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双方向光伝送用WDM
モジュ−ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の双方向光伝送用WDMモジュ−ル
(以下単に「WDMモジュ−ル」ともいう)は、図3に
示すように、箱型パッケ−ジ31内に3個のレンズ(G
RINレンズ)32,33,34をT字状に組合わせて
配置し、その第1レンズ32の端面に光ファイバ17を
接続し、パッケ−ジ31の側壁に、第1レンズ32と同
軸的に配置された第2レンズ33のレンズ面に臨ませて
缶封止LD(レ−ザ・ダイオ−ド)35を設け、これら
第1,第2レンズ33,33に対し直角に配置された第
3レンズ34のレンズ面に臨ませて缶封止PD(フォト
・ダイオ−ド)36を設けて主に構成されている。第1
レンズ32と第2レンズ33の相対向するレンズ面は4
5度に切断され、両傾面を重ね合わせて配置すると共
に、両レンズ間には光波長フィルタ36が介設されてい
る。
【0003】光ファイバ17より入射した波長 1.3μm
の光は、第1レンズ32によりコリメ−トされた後、光
波長フィルタ36により反射され缶封止PD36で受光
される。一方、缶封止LDより出射した波長1.55μmの
光は、第2レンズ33によりコリメ−トされた後、光波
長フィルタ36を通過し光ファイバ17に入射する。こ
のようにして双方向光伝送を達成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の双
方向光伝送用WDMモジュ−ルには、 (1) 缶封止LD、缶封止PDを用いているため小形化が
困難である。
【0005】(2) 光ファイバからの反射光がLDに戻る
ため動作が不安定になり、高速変調が不可能になる。
【0006】(3) LDから出射された迷光がPDで受光
され光学的漏話が大きく、システムへの適用範囲が限ら
れる。
【0007】等の欠点があった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
を解消し、小型で、高速変調が可能で、漏話が少ないW
DMモジュ−ルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のWDMモジュ−ルにおいては、半導体レ−
ザと導波路基板との間に、その半導体レ−ザからの出射
光を平行光とするための第1レンズとこの第1レンズを
通過した光を集光するための第2レンズとを設け、第2
レンズの導波路基板側レンズ面及びこれと向き合う導波
路基板の端面を斜面に形成してこれら斜面を互いに平行
となるように配置し、導波路基板の上記半導体レ−ザ配
置側とは反対側の端面に臨ませて受光素子を配置し、導
波路基板には、第1及び第2方向性結合器を形成して第
1方向性結合器の第1ポ−トに光伝送用光ファイバを接
続すると共に、第1方向性結合器の第2ポ−トを導波路
基板の上記斜面に接続する第1光導波路部と、第1方向
性結合器の第3ポ−トと第2方向性結合器の第1ポ−ト
とを接続する第2光導波路部と、第2方向性結合器の第
2ポ−トを上記受光素子に接続するための第3光導波路
部とを形成した。ただし、上記第1方向性結合器は、第
1光導波路部を伝搬してきた上記半導体レ−ザからの送
信光はそのまま光ファイバへ入射させ、光ファイバを伝
搬してきた光は第1光導波路部側へは通さず第2光導波
部側へ分波するよう構成され、上記第2方向性結合器
は、第2光導波路部を伝搬してきた上記光ファイバから
の光はそのまま上記第3光導波路部へ伝搬させ、第2光
導波路部に混入し伝搬してきた上記半導体レ−ザの光は
第3光導波路部外へ分波・除去するよう構成される。
【0010】上記第2方向性結合器の第3及び第4ポ−
ト、すなわち第2方向性結合器の第1及び第2ポ−ト以
外の残りのポ−トは導波路基板の端面に開口しているこ
とが望ましく、更に、第3及び第4ポ−トの開口端に反
射膜を形成しておくことが望ましい。この反射膜として
波長選択性の誘電体多層膜を用いてもよい。
【0011】上記両斜面の傾斜角は8度、(別の表現を
すれば、上記両斜面が第2レンズの軸線と成す角度は8
2度)であることが望ましい。
【0012】上記第3光導波路部の光出射端と上記受光
素子との間に半導体レ−ザの光をカットする波長フィル
タを設けておくことが望ましい。
【0013】上記受光素子の受光部直前にピンホ−ル付
き遮光部材を設けておくことが望ましく、そのピンホ−
ルは第3光導波路部の断面寸法に合わせて形成されてい
ることが望ましい。
【0014】
【作用】半導体レ−ザより出射された光は、第1レンズ
により平行にされ、第2レンズで集光されて導波路基板
に入射し、その第1方向性結合器に第2ポ−トより入り
第1ポ−トから出て光ファイバに入射する。一方、光フ
ァイバより導波路基板に入射した光は、第1方向性結合
器に第1ポ−トより入り、分波され、第3ポ−トから出
て第2導波路部を伝搬する。その後、光ファイバからの
光は第2方向性結合器に第1ポ−トより入り、再度分波
され、第2ポ−トから出て第3導波路部を伝搬し、導波
路基板の端面より出射され受光素子で受光される。
【0015】第2レンズの導波路基板側のレンズ面及び
これと向き合う導波路基板端面を斜め研磨あるいは斜め
カットした斜面として両斜面を平行に配置しているた
め、半導体レ−ザへの戻り光を低減させることができ
る、そのため、半導体レ−ザの動作を安定させることが
でき、高速変調が可能となる。また、半導体レ−ザと受
光素子が導波路基板を介して離れた位置に配置されてい
るので、半導体レ−ザから出射された迷光が受光素子で
受光されにくく、加えて、第1及び第2方向性結合器に
よる二度に亘る分波により、半導体レ−ザからの光はほ
ぼ完全に除去され光ファイバからの光のみ受光素子へ導
かれるので、光学的漏話を著しく低減させることができ
る。また、半導体レ−ザの出射光を2個のレンズを用い
て導波路基板に集光させているため、光出射部と導波路
の光入射部との軸ずれ損失許容量が著しく向上し、モジ
ュ−ル組立ての際の各光学要素の実装が極めて容易とな
る。そのため、缶封止型と比べて遥かに小形の半導体レ
−ザチップを容易に実装でき、モジュ−ルの小形化が実
現できる。
【0016】第2方向性結合器の第3及び第4ポ−トが
導波路基板の端面に開口されていると、第2導波路部を
伝搬してきた光は第2方向性結合器で分波されると共に
導波路基板端面で反射して伝搬方向が逆転する。これに
より、受光素子を導波路基板の半導体レ−ザ配置側とは
反対側端面に望ませて配置することが容易となる。第3
及び第4ポ−トの開口端に反射膜を形成しておくことに
より、光をより確実に反射させることができる。また、
この反射膜として導波路基板の端面に誘電体多層膜コ−
ティングによって形成された波長選択性の膜を用いれ
ば、半導体レ−ザからの光を透過・除去し、光ファイバ
からの光のみ反射させて受光素子へ伝搬させることがで
きる。
【0017】第2レンズの導波路基板側のレンズ面及び
これと向き合う導波路基板端面を傾斜角8度の斜面とし
て両斜面を平行に配置しておくことにより、半導体レ−
ザへの戻り光を最も効果的に低減させることができる。
【0018】第3光導波路部の光出射端と上記受光素子
との間に上記波長フィルタを設けておくことにより、第
1及び第2方向性結合器で完全に除去できなかった半導
体レ−ザからの光を除去することができる。
【0019】受光素子の受光部直前にピンホ−ル付き遮
光部材を設けておくことにより、導波路基板のクラッド
部を伝搬して来たクラッドモ−ドの光(不要光)や半導
体レ−ザ等からの迷光が受光素子に入射するのを防止で
きる。一般に受光素子の受光面は導波路のコア断面寸法
よりも大きいので、ピンホ−ルを第3光導波路部の断面
寸法に合わせて小さく形成しておくことにより受光素子
への不要光の入射を効果的に防止することができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0021】図1(a) において、箱状のパッケ−ジ1内
には、第1のステム2と第2のステム3が若干離間させ
て一直線上に配設されている。第1のステム2は断面L
字状に形成されており、その固定基部上には、チップ状
の半導体レ−ザ(LD)4が配設されると共に、LD4
から第2のステム3に対向する端部側においては、V溝
5で位置決めされて円柱状の第1レンズ6が設けられて
いる。一方、第2のステム3上には、第1のステム2に
向いた端部側にV溝で位置決めされて円柱状の第2レン
ズ7が設けられ、更に、この第2レンズ7に続いて導波
路基板8及び受光素子(PD)9が順に設けられてい
る。また、第1のステム2のL字状起立部にはLDモニ
タ用PD10が設けられている。
【0022】第1レンズ6及び第2レンズ7は石英系ガ
ラス又はプラスチックから成り、第1レンズ6はLD4
より出射された光を平行光とするため、第2レンズ7側
のレンズ面7aが球面加工されている。一方、第2レン
ズ7は、この平行光を受けるように第1レンズ6に対し
一定の距離をおいて且つ同軸的に配設され、その導波路
基板8側のレンズ面8aは傾斜角8度で斜め研磨あるい
は斜めカットされている。導波路基板8は石英系ガラス
から成り、そのLD4配置側端面の上記第2レンズ7と
向き合う部分は、図1(b) に示すように傾斜角8度で斜
め研磨あるいは斜めカットされている。この導波路基板
8の斜面8aと第2レンズ7の斜面7aは互いに平行と
なるように配置されている。
【0023】導波路基板8は、そのPD9配置側の端部
に形成された第1方向性結合器11と、LD4配置側の
端部に形成された第2方向性結合器12と、第1方向性
結合器11の第2ポ−トP1-2と接続され斜面8aに開口
する第1導波路部12と、第1方向性結合器11の第3
ポ−トP1-3と第2方向性結合器12の第1ポ−トP2-1と
を接続する第2導波路部13と、第2方向性結合器12
の第2ポ−トP2-2と接続されPD9に臨んで導波路基板
8の端面に開口する第3導波路部14とを有している。
第2方向性結合器12の第3及び第4ポ−トP2-3,P2-4
は導波路基板8の端面の斜面8a近傍に開口しており、
その開口端には反射膜19が誘電体多層膜コ−ティング
によって形成されている。また、第3導波路部14の開
口端には誘電体多層膜コ−ティングによって波長フィル
タ膜20が形成されている。そして、この導波路基板8
の第1方向性結合器11の第1ポ−トP1-1に光ファイバ
17が融着接続されている。上記反射膜19は、LD4
からの光(波長1.53μm)のみ透過し光ファイバ17か
らの光(波長1.31μm)は反射する波長選択性の膜であ
り、波長フィルタ膜20は、LD4からの光は反射し光
ファイバ17からの光のみ透過する波長選択性の膜であ
る。LD4、LDモニタ用PD10、及びPD9は、ボ
ンディングワイヤ15で電極ピン16と接続されてお
り、1GHz 以上の帯域を持つ。
【0024】上記導波路基板8の内部構造は、第1方向
性結合器11の第1及び第2ポ−ト部の断面を例にとる
と、図1(c) に示すように石英ガラス基板102の表面
にTiO2 −SiO2 系の矩形状のコア導波路100を
形成し、これらコア導波路100をPiO5 −B2 3
−SiO2 系ガラスのクラッド101で覆った構造にな
っている。互いに近接した2本のコア導波路100より
成る方向性結合器は分波機能を持つ。図2に、第1方向
性結合器11の波長損失特性を示す。P1-2→P1-1は、波
長1.31μmの光に対しては低損失であり、波長1.53μm
の光に対しては高損失となる。逆に、P1-1→P1-3は、波
長1.53μmの光に対しては低損失であり、波長1.31μm
の光に対しては高損失となる。すなわち、波長1.31μm
と波長1.53μmの光を分波できる。また、第2方向性結
合器18において、P2-1→P2-2は、波長1.53μmの光に
対しては低損失であり、波長1.31μmの光に対しては高
損失となる。
【0025】PD9は、図1(c) に示すように、その上
面左右に電極を有し、受光面側端面にはピンホ−ル23
付き遮光板21が取り付けられている。ピンホ−ル23
は、PD9の受光面の中心部に位置させて遮光板21の
中央部に開口され、その内径は第3光導波路部14の断
面寸法に合わせてPD9の受光面よりも小さく形成され
ている。遮光板21はその周縁部をPD9の端面に密着
させて取り付けられており、PD9の受光面にはピンホ
−ル23を通った光しか入射しないようになっている。
【0026】なお、光ファイバに接続される導波路基板
の導波路の幅及び高さは約10μmであり、またPD素
子の受光面の直径は約100μm 程度なので、本来の信
号光を受光するためにはPD素子を極力導波路部の出射
端面に近づけ(1mm以下)、かつピンホール径を小さく
(10μm 以上、0.1mm以下)することが望ましい。
【0027】上記のように構成されたWDMモジュ−ル
において、LD4より出射された波長1.31μmの送信光
は、第1レンズ6により平行光とされ、第2レンズ7で
集光され、その導波路基板8側のレンズ面(斜面7a)
より出射し、これに平行な基板端面(斜面8a)より導
波路基板8に入射する。そして、その光は第1導波路部
12を伝搬し第1方向性結合器11で分波されて光ファ
イバ17に入射し、伝送される。第1レンズ6の第2レ
ンズ7側のレンズ面7aが球面加工され、第2レンズ7
の導波路基板8側のレンズ面7aとこれと向き合う基板
端面が8度の傾斜角に斜めカットされているため、第1
レンズ6、第2レンズ7及び導波路8から成る光学系に
おいて生じるLD4への戻り光は非常に少ない。そのた
め、LD4の動作を安定させることができ、高速変調が
可能となる。
【0028】一方、光ファイバ17から伝送されてきた
波長1.53μmの光は、第1方向性結合器11により分波
され、第2導波路部13を伝搬する。その後、光ファイ
バ17からの光は第2方向性結合器19で再び分波さ
れ、その端部に形成されている反射膜19で反射され、
第3導波路部14を伝搬し、その端部に形成された波長
フィルタ膜20を通過した後、遮光板21のピンホ−ル
23を通過してPD9により受光される。
【0029】この場合、第1及び第2方向性結合器1
1、14による二度に亘る分波(第2方向性結合器14
の反射膜19による波長1.31μmの光の透過・除去を含
む)により、LD4からの波長1.31μmの光はほぼ完全
に除去され、さらに、これら方向性結合器11、14で
除去できなかった波長1.31μmの光は波長フィルタ膜2
0でカットされ、光ファイバ17からの光のみ受光素子
へ導かれるので、光学的漏話を著しく低減させることが
できる。また、PD9の受光部直前にピンホ−ル23付
き遮光板21が設けられているので、導波路基板8のク
ラッド部を伝搬して来たクラッドモ−ドの不要な光や、
LD4,光ファイバ17接続部等からの迷光がPD9に
入射するのを防止することができる。
【0030】また、LD4の出射光をV溝付きステム
2,3で位置決めされた2個の円筒状レンズ6,7を用
いて導波路基板8に集光する構成を採用したことによ
り、LD4の光出射部と導波路基板8の光入射部との軸
ずれ損失許容量が著しく向上し、モジュ−ル組立ての際
の各光学要素の実装が極めて容易となる。これにより、
チップ状のLD,PDの実装が容易となり、缶封止タイ
プのLD,PDを用いて構成されていた従来のWDMモ
ジュ−ルよりも遥かに小形のWDMモジュ−ルを実現す
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮することができる。
【0032】(1) 第2レンズの導波路基板側のレンズ面
及びこれと向き合う導波路基板端面を斜面として両斜面
を平行に配置したので、半導体レ−ザへの戻り光が低減
する。そのため、半導体レ−ザの動作を安定させること
ができ、高速変調が可能となる。
【0033】(2) 半導体レ−ザと受光素子が導波路基板
を介して離れた位置に配置されているので、半導体レ−
ザから出射された迷光が受光素子で受光されにくく、加
えて、第1及び第2方向性結合器による二度に亘る分波
により、半導体レ−ザからの光はほぼ完全に除去され光
ファイバからの光のみ受光素子へ導かれるので、光学的
漏話を著しく低減させることができる。
【0034】(3) 半導体レ−ザの出射光を2個のレンズ
を用いて導波路基板に集光させているため、光出射部と
導波路の光入射部との軸ずれ損失許容量が著しく向上
し、WDMモジュ−ル組立ての際の各光学要素の実装が
極めて容易となる。そのため、缶封止型と比べて遥かに
小形の半導体レ−ザチップを容易に実装でき、モジュ−
ルの小形化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る双方向光伝送WDMモジュ−ルの
一実施例を示す図であり、(a)はWDMモジュ−ルの部
分破断斜視図、(b) は導波路基板の平面図、(C) は(b)
のA-A 断面図、(d) は受光素子の斜視図である。
【図2】導波路基板に形成された方向性結合器の波長損
失特性(合分波特性)を示す図である。
【図3】従来の双方向光伝送WDMモジュ−ルを示す構
成図である。
【符号の説明】
4 半導体レ−ザ 6 第1レンズ 7 第2レンズ 7a 斜面(レンズ面) 8 導波路基板 8a 斜面(端面) 11 第1方向性結合器 12 第1光導波路部 13 第2光導波路部 14 第3光導波路部 17 光ファイバ 18 第2方向性結合器 19 反射膜 20 波長フィルタ 21 遮光板 23 ピンホ−ル P1-1 第1方向性結合器11の第1ポ−ト P1-2 第1方向性結合器11の第2ポ−ト P1-3 第1方向性結合器11の第3ポ−ト P2-1 第2方向性結合器18の第1ポ−ト P2-2 第2方向性結合器18の第2ポ−ト P2-3 第2方向性結合器の第3ポート P2-4 第2方向性結合器の第4ポート
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/0232 H01S 3/18 9170−4M H04B 10/12 (72)発明者 樟山 裕幸 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 青木 聡 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 井本 克之 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社アドバンスリサーチセンタ内 (72)発明者 小山 行雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レ−ザと導波路基板との間に、そ
    の半導体レ−ザからの出射光を平行光とするための第1
    レンズとこの第1レンズを通過した光を集光させるため
    の第2レンズとを設け、第2レンズの導波路基板側レン
    ズ面及びこれと向き合う導波路基板の端面を斜面に形成
    してこれら斜面を互いに平行となるように配置し、導波
    路基板の上記半導体レ−ザ配置側とは反対側の端面に臨
    ませて受光素子を配置し、導波路基板には、第1及び第
    2方向性結合器を形成して第1方向性結合器の第1ポ−
    トに光伝送用光ファイバを接続すると共に、第1方向性
    結合器の第2ポ−トを導波路基板の上記斜面に接続する
    第1光導波路部と、第1方向性結合器の第3ポ−トと第
    2方向性結合器の第1ポ−トとを接続する第2光導波路
    部と、第2方向性結合器の第2ポ−トを上記受光素子に
    接続するための第3光導波路部とを形成したことを特徴
    とする双方向光伝送用WDMモジュ−ル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の双方向光伝送用WDMモ
    ジュ−ルにおいて、上記第2方向性結合器の第3及び第
    4ポ−トは導波路基板の端面に開口していることを特徴
    とする双方向光伝送用WDMモジュ−ル。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の双方向光伝送用WDMモ
    ジュ−ルにおいて、上記第3及び第4ポ−トの開口端に
    反射膜を設けたことを特徴とする双方向光伝送用WDM
    モジュ−ル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の双方向光伝送用WDMモ
    ジュ−ルにおいて、上記反射膜として誘電体多層膜を用
    いたことを特徴とする双方向光伝送用WDMモジュ−
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の双方向光伝送用WDMモ
    ジュ−ルにおいて、上記両斜面の傾斜角を8度としたこ
    とを特徴とする双方向光伝送用WDMモジュ−ル。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の双方向光伝送用WDMモ
    ジュ−ルにおいて、上記第3光導波路部の光出射端と上
    記受光素子との間に波長フィルタを設けたことを特徴と
    する双方向光伝送用WDMモジュ−ル。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の双方向光伝送用WDMモ
    ジュ−ルにおいて、上記受光素子の受光面の直前にピン
    ホ−ル付き遮光部材を設けたことを特徴とする双方向光
    伝送用WDMモジュ−ル。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の双方向光伝送用WDMモ
    ジュ−ルにおいて、上記遮光部材のピンホ−ルは上記第
    3光導波路部の断面寸法に合わせて形成されていること
    を特徴とする双方向光伝送用WDMモジュ−ル。
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