JPH09304649A - 光回路モジュール - Google Patents

光回路モジュール

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JPH09304649A
JPH09304649A JP8143438A JP14343896A JPH09304649A JP H09304649 A JPH09304649 A JP H09304649A JP 8143438 A JP8143438 A JP 8143438A JP 14343896 A JP14343896 A JP 14343896A JP H09304649 A JPH09304649 A JP H09304649A
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core ferrule
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Akihiro Masuda
昭宏 増田
Hideaki Yuri
秀明 油利
Takashi Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より小型で実装スペースも小さくて済むよう
にした光回路モジュールを提供すること 【解決手段】 1本の光ファイバ芯線4aを有する1芯
フェルール9と、平行な2本の光ファイバ芯線2aと7
aを有する2芯フェルール16と、この2芯フェルール
16における一方の芯線7aの端面部分に接合された光
フィルタ17と、前記1芯フェルール9の光軸上に配置
された第1のコリメートレンズ12と、前記2芯フェル
ール16の2つの光軸を含む位置に配置された第2のコ
リメートレンズ18と、第2のコリメートレンズ18の
焦点位置付近に配置された光合波分波フィルタ19とを
備え、前記1芯フェルール9の芯線4aと前記2芯フェ
ルール16の一方の芯線2aとが前記光合波分波フィル
タ19の透過光路で光結合し、前記2芯フェルール16
の2本の芯線2a,7aが前記光合波分波フィルタ19
の反射光路で光結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ通信シ
ステムなどの構成要素となる光回路モジュールに関し、
特に、3本の光ファイバの間に介在して波長の異なる複
数系統の光を合波したり分波する光回路モジュールに関
する。
【0002】
【従来の技術】
*後方向励起式の光ファイバ増幅器 よく知られているように、ある種の光ファイバ通信シス
テムでは、図1に示す構成の光ファイバ増幅器を用いて
いる。同図に示すように、入力ポートPinに導入される
波長1.55μmの信号光が、光アイソレータ1を経てエル
ビウム添加光ファイバ2に伝搬する。この信号光はエル
ビウム添加光ファイバ2から光合波分波回路3を透過し
て光ファイバ4に伝搬し、光アイソレータ5を通過して
出力ポートPout に達するようになっている。
【0003】一方、半導体レーザからなる励起光源6は
波長1.48μmの励起光を発生する。その励起光は、光フ
ァイバ7を伝搬して光合波分波回路3に導入され、ここ
からエルビウム添加光ファイバ2を前記信号光と反対方
向に伝搬する。エルビウム添加光ファイバ2を伝搬する
信号光(波長1.55μm)が、反対方向に進行する励起光
(波長1.48μm)によって増幅されるようになってい
る。
【0004】このように励起光の進行方向と信号光の進
行方向とが反対になっているので、このタイプを後方向
励起式の光ファイバ増幅器と呼んでいる。なお、励起光
と信号光の進行方向を同じにした前方向励起式の光ファ
イバ増幅器や、後方向励起式と前方向励起式を組み合わ
せた双方向励起式の光ファイバ増幅器も、従来からよく
知られている。
【0005】*従来の光合波分波回路3の構成 図1に示した後方向励起式の光ファイバ増幅器におい
て、前記の光合波分波回路3は図2に示すように構成さ
れていた。この光合波分波回路モジュールは、前記光フ
ァイバ2の芯線2aを内包したフェルール8と、前記光
ファイバ4の芯線4aを内包したフェルール9と、前記
光ファイバ7の芯線7aを内包したフェルール10と、
各フェルール8、9、10の光軸上にそれぞれ配置され
たコリメートレンズ11、12、13と、これら3つの
レンズの光軸のあいだに介在する光合波分波フィルタ
(「WDM」とも称されている)14と、励起光路のコ
リメートレンズ13の光軸上に配置された光フィルタ1
5とを備えている。
【0006】ここで光合波分波フィルタ14は、ガラス
板に誘電体多層膜を形成したものであり、これと3つの
フェルール8,9,10およびコリメートレンズ11,
12,13の光学的な位置関係により、つぎのような光
路が形成されている。増幅系の光ファイバ芯線2aから
出射してレンズ11を経た波長1.55μmの信号光は、光
合波分波フィルタ14を透過してレンズ12により集光
され、出力系の光ファイバ芯線4aに導入される。ま
た、光ファイバ芯線7aから出射してレンズ13および
光フィルタ15を経た波長1.48μmの励起光は、光合波
分波フィルタ14で反射してレンズ11により集光さ
れ、増幅系の光ファイバ芯線2aに導入される。
【0007】光フィルタ15もガラス板に誘電体多層膜
を形成したものであり、波長1.48μmの励起光を透過
し、波長1.55μmの信号光は遮断する特性になってい
る。つまり、増幅系の光ファイバ芯線2aから出射して
レンズ11を経た波長1.55μmの信号光の大部分は光合
波分波フィルタ14を透過するが、入射光の数パーセン
トほどは光合波分波フィルタ14の表面で反射して前記
励起光の進行と反対方向に伝搬し、励起系の光ファイバ
芯線7aに向かってしまう。この信号光の漏れ成分が励
起光源6まで達すると、光源6の動作が不安定になるの
で好ましくない。そこで、この光路上に光フィルタ15
を配置し、波長1.55μmの漏れ光を遮断している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した構成の従
来の光合波分波回路モジュールは、小型化が難しいとい
う問題があった。このモジュールは、3つのフェルール
8,9,10が図示していないケースを貫通する形で取
り付けられ、そのケースに3つのコリメートレンズ1
1,12,13が内蔵されるとともに、光合波分波フィ
ルタ14および光フィルタ15が内蔵される。そして、
各光ファイバ2と4と7が前記ケースから外部に引き出
されるという形態になる。
【0009】ここで、光合波分波フィルタ14の透過光
路で光結合するフェルール8(光ファイバ芯線2a)と
フェルール9(光ファイバ芯線4a)とは、図2のよう
に、ほぼ同一直線上に並んだ配置関係になる。これに対
して、光合波分波フィルタ14の反射光路で光結合する
フェルール8(光ファイバ芯線2a)とフェルール10
(光ファイバ芯線7a)とは、フェルール8とフェルー
ル9とがなす軸形態に対して50°〜80°ほどの角度
をなしてケースに取り付けられる。
【0010】そのため、フェルール8とフェルール9と
の配列がなす主軸に対してフェルール10が側方に大き
く出っ張った配置関係になってしまう。つまり、ほぼT
字型のケース形態になる。また、フェルール8用のコリ
メートレンズ11とフェルール10用のコリメートレン
ズ13とがそれぞれ必要になるし、光フィルタ15も個
別部品として必要になるので、ケースの内部寸法も大き
くなる。したがってケース全体が大型化するし、光ファ
イバ4と光ファイバ7とがハの字型をなして取り付けら
れることになり、実装スペースも大きくなる。
【0011】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、より小型で実装スペースも小さくて済むようにした
高精度の光回路モジュールを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る光回路モジュールでは、1本の光フ
ァイバの芯線を有する1芯フェルールと、平行な2本の
光ファイバの芯線を有する2芯フェルールと、この2芯
フェルールにおける一方の芯線の端面部分に接合された
光フィルタと、前記1芯フェルールの光軸上に配置され
た第1のコリメートレンズと、前記2芯フェルールの2
つの光軸を含む位置に配置された第2のコリメートレン
ズと、第2のコリメートレンズの焦点位置付近に配置さ
れた光合波分波フィルタとを備え、前記1芯フェルール
の芯線と前記2芯フェルールの一方の芯線とが前記光合
波分波フィルタの透過光路で光結合し、前記2芯フェル
ールの2本の芯線が前記光合波分波フィルタの反射光路
で光結合するように構成した(請求項1)。
【0013】この構成において、前記光フィルタはガラ
ス板に誘電体多層膜を形成したフィルタ板とし、このフ
ィルタ板を前記2芯フェルールの端面の所定部分に接着
してもよい(請求項2)。また、前記2芯フェルールの
端面の所定部分に誘電体多層膜を直接的に形成して前記
光フィルタとしてもよい(請求項3)。
【0014】ここで、本発明で言う光合波分波フィルタ
とは、WDM(Wavelength Division Multiplexer /De
multiplexer )とも称されているもので、異なった波長
の光を合成したり、分波したりする光学部品のことを意
味する。すなわち、いくつかの異なった波長を含んでい
る光から、波長を弁別してそれぞれ決められた端子に光
を出力する機能(分波機能)と、いくつかの波長の光を
それぞれ異なった端子から入射して、これらの波長を含
んだ光として1つの端子から出射する機能(合波機能)
のうち、少なくとも1方の機能をもつ光部品をいう。し
たがって、光合波分波フィルタとは言うが、合波機能と
分波機能を備えたものに限られず、合波機能のみ、或い
は分波機能のみを有するものも含む概念である。
【0015】そして、本発明では、1芯フェルールと2
芯フェルールとはほぼ同一直線上に並ぶ配置関係にな
り、また第2の発明においても2つの2芯フェルールは
ほぼ同一直線上に並ぶ配置関係になる。また、2芯フェ
ルールに内包されている2本のファイバ芯線はごく接近
しているので、2本の芯線に対して共通のコリメートレ
ンズで対応できる。
【0016】また、光合波並びに光分波を行うために
は、2つの光の光路に所定のひらき角を設けなければな
らないが、本発明では、2芯フェルールの各芯線の軸を
コリメートレンズの光軸からずらした位置に配置してい
るフェルール同士をたとえ直線上に配置しても、2芯か
ら入出射される2つの光路に角度があることにより、交
換的な光路が分離され、光の合光・分光処理が行われ
る。
【0017】さらに、2芯フェルールの一方の芯線の端
面部分に光フィルタを接合しているので、たとえ2芯フ
ェルールの他方の芯線から入射され、光合波分波フィル
タで透過すべき光が反射して前記一方の芯線に入射しよ
うとしても、上記光フィルタで遮断される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例による光回路モ
ジュールの概略構成を図3に示している。なお、この実
施例のモジュールは、図1に示した後方向励起式の光フ
ァイバ増幅器における光合波分波回路3に相当するもの
である。
【0019】図3に示すように、この光合波分波回路モ
ジュールは、1本の光ファイバ芯線4aを有する1芯フ
ェルール9と、平行な2本の光ファイバ芯線2aと7a
を有する2芯フェルール16と、この2芯フェルール1
6における一方の芯線7aの端面部分に接合された光フ
ィルタ17と、前記1芯フェルール9の光軸上に配置さ
れた第1のコリメートレンズ12と、前記2芯フェルー
ル16の2つの光軸を含む位置に配置された第2のコリ
メートレンズ18と、第2のコリメートレンズ18の焦
点位置付近に配置された光合波分波フィルタ19とを備
えている。
【0020】そしてさらに、前記1芯フェルール9の芯
線4aと前記2芯フェルール16の一方の芯線2aとが
前記光合波分波フィルタ19の透過光路で光結合し、前
記2芯フェルール16の2本の芯線2aと7aが前記光
合波分波フィルタ19の反射光路で光結合するように構
成したものである。
【0021】つまり、2芯フェルール16内の芯線2
a,7aは、同図に示すように、コリメートレンズ18
の光軸とずれ、かつその光軸と平行な光が入出射される
ように位置される。具体的には、両芯線2a,7aは、
2芯フェルール16の軸心に対して線対称に配置されて
いるので、フェルール16の軸心をコリメートレンズ1
8の光軸に一致するように設置することにより上記条件
を満足する。これにより、図示するように、一方の芯線
2a(7a)からの光は、コリメートレンズ18で曲げ
られて焦点位置に収束する。
【0022】尚、図中の例では2本の芯線2a,7aを
光軸とずらすとともに平行で線対称に配置したが、芯線
の端を光軸とずらしたり線対称にすることが必須条件で
はなく、コリメートレンズの光軸と平行になっていれば
焦点位置に収束する。
【0023】なお図3において、2芯フェルール16の
一方の芯線2aは図1における増幅用のエルビウム添加
光ファイバ2につながり、2芯フェルール16の他方の
芯線7aは図1における励起系の光ファイバ7につなが
り、1芯フェルール9の芯線4aは図1における出力系
の光ファイバ4につながる。
【0024】光合波分波フィルタ19はガラス板に誘電
体多層膜を形成したものであり、これと2芯フェルール
16と1芯フェルール9およびコリメートレンズ12と
18の光学的な位置関係により、つぎのような光路が形
成されている。
【0025】つまり、その焦点位置に光合波分波フィル
タ19を配置すると、そこで反射された光は、他方の芯
線2a(7a)に到達する。この原理を利用して、両フ
ェルール9,16をほぼ一直線上に配置しつつ、合波・
分波を行えるようになる。なお、1芯フェルール9側か
ら入出射される光の光路も、コリメートレンズ12の光
軸に対して所定距離ずらせて配置している。これによ
り、図中に破線で示すような光路が得られる。
【0026】具体的には、増幅系の光ファイバ芯線2a
から出射してコリメートレンズ18を経た波長1.55μm
の信号光は、光合波分波フィルタ19を透過してコリメ
ートレンズ12により集光され、出力系の光ファイバ芯
線4aに導入される。また、光ファイバ芯線7aから出
射して光フィルタ17およびコリメートレンズ18を経
た波長1.48μmの励起光は、光合波分波フィルタ19で
反射して同じレンズ18により集光され、増幅系の光フ
ァイバ芯線2aに導入される。
【0027】これは光合波器としての動作であり、光の
伝送方向を前記とは逆にすると光分波器としても動作す
る。つまり、光ファイバ2からの波長1.55μmの光は光
合波分波フィルタ19を透過して光ファイバ4に伝送す
る。また、光ファイバ2からの波長1.48μmの光は光合
波分波フィルタ19で反射して光ファイバ7に伝送す
る。
【0028】この実施例の光フィルタ17はガラス板に
誘電体多層膜を形成したものであり、波長1.48μmの励
起光を透過し、波長1.55μmの信号光は遮断する特性に
なっている。すなわち、光合波分波フィルタ19のフィ
ルタ特性の一例を示すと図4(A)のようになり、また
光フィルタ17のフィルタ特性の一例を示すと図4
(B)のようになる。このように、両者は逆特性とな
る。
【0029】そして図5に示すように、ごく小さな光フ
ィルタ17をホルダー17aを介して2芯フェルール1
6の所定部分に位置決めして接合している。増幅系の光
ファイバ芯線2aから出射してコリメートレンズ18を
経た波長1.55μmの信号光の大部分は光合波分波フィル
タ19を透過するが、その数パーセントほどは光合波分
波フィルタ19の表面で反射して前記励起光の進行と反
対方向に伝搬し、励起系の光ファイバ芯線7aに向か
う。この信号光の漏れ成分が図1における励起光源6ま
で達すると、光源6の動作が不安定になるので好ましく
ない。そこで、この光路上に光フィルタ17を配置し、
波長1.55μmの漏れ光を遮断している。
【0030】なお他の実施例としては、図6に示すよう
に、2芯フェルール16の端面の所定部分に誘電体多層
膜を直接的に形成して前記光フィルタ17としてもよ
い。具体的には、少なくとも他方の芯線2aの部分をマ
スキングをした状態で誘電体多層膜を成膜する。この後
マスキング材を取り外すと、芯線2a側は光フィルタ1
7が形成されず、一方の芯線7a側にのみ光フィルタ1
7が成膜するようになる。
【0031】また図3のように、2芯フェルール16と
コリメートレンズ18と光合波分波フィルタ19とコリ
メートレンズ12と1芯フェルール9とは、ほとんど同
一直線状に並べて配置されており、この配置関係で全体
が1本の筒型ケース(図示していない)に内蔵されてい
る。その筒型ケースの一端部から2本の光ファイバ2と
光ファイバ7とが平行に引き出されているとともに、筒
型ケースの他端部から1本の光ファイバ4が引き出され
ている。このようなモジュール形態となるので、図2に
示した従来の構成のモジュール形態に比べて、ケースの
外形形状が単純な筒型となり、外形寸法を従来より大幅
に小さくできる。
【0032】また、2芯フェルール16に内包されてい
る2本の光ファイバ芯線2aと7aはごく接近している
ので、2本の光ファイバ芯線2aと7aに対して共通の
コリメートレンズ18で対応できる。したがって、図2
の従来の構成に比べてモジュールケースに内蔵する光学
部品が削減されるので、ケースの小型化に寄与する。さ
らに、ごく小さな光フィルタ17を2芯フェルール16
の端面の所定部分に接合したので、図2の従来の構成の
ようにモジュールケースに個別部品としての光フィルタ
15を内蔵するのに比べ、この部分が占めるスペースは
きわめて小さくなる。このこともモジュールケースの小
型化に寄与する。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の光
回路モジュールでは、2芯フェルールと第1のコリメー
トレンズと光合波分波フィルタと第2のコリメートレン
ズと1芯フェルールとは、ほとんど同一直線状に並べて
配置されており、この配置関係で全体が1本の筒型ケー
スに内蔵されている。その筒型ケースの一端部から2本
の光ファイバが平行に引き出されているとともに、筒型
ケースの他端部から1本の光ファイバ4が引き出されて
いる。このようなモジュール形態となるので、従来の構
成のモジュール形態に比べて、ケースの外形形状が単純
な筒型となり、外形寸法を従来より大幅に小さくでき
る。また、実装の際の3本の光ファイバの取り回しが簡
単であり、実装スペースをきわめて小さくできる。
【0034】また、2芯フェルールに内包されている2
本の光ファイバ芯線はごく接近しているので、その2本
の芯線に対して共通のコリメートレンズで対応できる。
したがって、従来の構成に比べてモジュールケースに内
蔵する光学部品が削減されることとなり、ケースの小型
化に寄与する。さらに、ごく小さな光フィルタを2芯フ
ェルール16の端面の所定部分に局部的に接合したの
で、この部分が占めるスペースはきわめて小さくなる。
このこともモジュールケースの小型化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の応用対象の一例としての後方向励起式
の光ファイバ増幅器の概略構成図である。
【図2】同上光ファイバ増幅器における光合波分波回路
モジュールの従来の構成例を示す概略図である。
【図3】本発明の一実施例による光合波分波回路モジュ
ールの概略構成図である。
【図4】(A)は光合波分波フィルタのフィルタ特性の
一例を示す図である。(B)は光フィルタのフィルタ特
性の一例を示す図である。
【図5】図3の実施例における2芯フェルールの端面図
である。
【図6】本発明の他の実施例による2芯フェルールの端
面図である。
【符号の説明】
1 光アイソレータ 2 エルビウム添加光ファイバ 2a 光ファイバ芯線 3 光合波分波回路 4 光ファイバ 4a 光ファイバ芯線 5 光アイソレータ 6 励起光源 7 光ファイバ 7a 光ファイバ芯線 8 1芯フェルール(従来) 9 1芯フェルール 10 1芯フェルール(従来) 11 コリメートレンズ(従来) 12 コリメートレンズ(従来) 13 コリメートレンズ(従来) 14 光合波分波フィルタ(従来) 15 光フィルタ(従来) 16 2芯フィルタ 17 光フィルタ 18 コリメートレンズ 19 光合波分波フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/13 10/12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の光ファイバ(4)の芯線(4a)
    を有する1芯フェルール(9)と、 平行な2本の光ファイバ(2,7)の芯線(2a,7
    a)を有する2芯フェルール(16)と、 この2芯フェルール(16)における一方の芯線(7
    a)の端面部分に接合された光フィルタ(17)と、 前記1芯フェルール(9)の光軸上に配置された第1の
    コリメートレンズ(12)と、 前記2芯フェルール(16)の2つの光軸を含む位置に
    配置された第2のコリメートレンズ(18)と、 前記第2のコリメートレンズ(18)の焦点位置付近に
    配置された光合波分波フィルタ(19)とを備え、 前記1芯フェルール(9)の芯線(4a)と前記2芯フ
    ェルール(16)の一方の芯線(2a)とが前記光合波
    分波フィルタ(19)の透過光路で光結合し、前記2芯
    フェルール(16)の2本の芯線(2a,7a)が前記
    光合波分波フィルタ(19)の反射光路で光結合するこ
    とを特徴とする光回路モジュール。
  2. 【請求項2】 前記光フィルタ(17)はガラス板に誘
    電体多層膜を形成したフィルタ板であり、このフィルタ
    板を前記2芯フェルール(16)の端面の所定部分に装
    着したことを特徴とする請求項1に記載の光回路モジュ
    ール。
  3. 【請求項3】 前記2芯フェルール(16)の端面の所
    定部分に誘電体多層膜を直接的に形成して前記光フィル
    タ(17)を形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の光回路モジュール。
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WO2002025850A1 (fr) * 2000-09-25 2002-03-28 Photonixnet Kabushiki Kaisha Filtre d'insertion-extraction, commutateur de paquets, dispositif de multiplexage de longueurs d'ondes, dispositif et reseau de communication
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