JP2005222022A - 波長多重光カプラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 2本の光ファイバとコリメートレンズからなる2芯コリメータと1本の光ファイバとコリメートレンズからなる単芯コリメータの間にバンドパスフィルタを挿入した光カプラにおいて、高いアイソレーションを有し、3波長用以上の多波長の分離に用いることができる波長多重光カプラを提供する。
【解決手段】 第1の光学フィルタ群41、42の各光学フィルタによって反射された光が結合する出射光用光ファイバ24、25の組のそれぞれの端面とレンズ31の第1面との間に、所定の波長範囲を透過する第2の光学フィルタ群43、44を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は光通信分野における波長多重通信に用いられる波長多重カプラに関し、とくに光学フィルタを用いた波長多重光カプラに関する。
加入者と局の間のいわゆるアクセス系に光通信を導入するFTTx(Fiber To The x, x=H:Home、P:Premise、C:Curb等)用のネットワーク方式のひとつにPON(Passive Optical Network)がある。これには加入者から局への上り信号と局から加入者への下り信号に異なる波長の光を用いる。またさらに異なる波長の画像などアナログ信号を多重化して用いる場合もある。例えば、上り信号(Upstream Data)に1310nm帯、下り信号(Downstream Data)に1490nm帯、画像信号に1550nm帯が用いられる。このため、局側と加入者側に設けるOLT(Optical Line Termination)あるいはONU(Optical Network Unit)にはそれぞれの波長の信号を分波・合波するための波長多重光カプラが必要となる。
上記のような目的に用いる波長多重光カプラは、従来、図6に示すような構成により実現されている。3つの波長λ1、λ2、λ3を合分波するため、3つの異なる波長帯を透過波長帯域とする3種類のバンドパスフィルタをそれぞれ備えた3個の光カプラ201、202、203を縦続(Cascade)接続して用いる(例えば、特許文献1参照)。この光カプラは3ポートカプラと呼ばれ、共通ポート(光入射ポート)となる光ファイバ223から2波長が多重化された入射光を入射すると、2つの光出射ポートとなる光ファイバ224、225から2つの波長域の出射光をそれぞれ取り出すことができる。この3ポートカプラを縦続接続することにより、3波長以上を分離することができる。さらに縦続数を増加することにより、4波長帯以上の合分波に機能を拡大できる。なお、最後の光カプラ203は省くこともできる。
3ポートカプラの内部構成としては2本の光ファイバとコリメートレンズからなる2芯コリメータと1本の光ファイバとコリメートレンズからなる単芯コリメータの間にバンドパスフィルタを挿入したタイプや、Y字状に分岐する光導波路の分岐部にバンドパスフィルタを挿入したタイプ等が知られている。バンドパスフィルタの代わりに、3つの波長帯の中間に透過波長帯の端部(波長エッジ)をもつ2種類のエッジフィルタ(長波長透過型または短波長透過型がある)を備えた光カプラを用いてもよい。
上記従来の光カプラの各ポートに所定波長帯以外の波長の光が混入する量がどの程度かを示す漏話阻止量(アイソレーション)は、各フィルタの反射光を利用するポートでは、フィルタの波長特性に関係のない反射である残留反射の影響で通常12dB程度、透過リップルを適切に調整できてもせいぜい18dB程度を得るのが限度である。このためすべてのチャンネルのアイソレーションを高く(20dB以上)することは困難である。
また、2個(または3個)のカプラを縦続接続するためには光ファイバの取り回しが必要となるが、その際、光損失が発生しないようにするためには光ファイバの巻き取り半径を一定程度以下に小さくすることはできない。この光ファイバを収納する筐体が必要となるため、通常の3ポートカプラのように小型チューブ形状にはできず、大型化する。
さらに、3ポートカプラの縦続個数分だけ部品点数が増加し、その分、コストも上昇する。
上記問題点を解決する方策として、上記の1枚の光学フィルタの替わりに複数の異なるエッジ波長をもつエッジフィルタを重ねて挿入した光カプラが知られている(例えば、特許文献2参照)。各光学フィルタの角度をそれぞれ変えて、各フィルタからの反射光の方向を変えることにより、異なる波長の光を異なる光ファイバに結合する光カプラである。これによって3ポートカプラを縦続することなく、1つの光カプラで3波長以上の分離が可能となり、上記の大型化、部品点数の増大といった問題点は解決できる。
特開昭54−17044号公報 米国特許第4474424号明細書
しかしながら、上記の構成は基本的に各光学フィルタによる反射光を利用するため、残留反射によって通常12dB程度のアイソレーションしか得られないという問題は解消できない。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、高いアイソレーションを有し、かつ小型で安価な、3波長用以上の多波長の分離に用いることができる波長多重光カプラを提供することを目的とする。
本発明の波長多重光カプラは、複数の波長の光信号が多重化された波長多重信号が1本の入射光用光ファイバから入射されたとき、それを波長分離(分波)して、複数の出射光用光ファイバに振り分ける機能を有し、つぎの要素から構成される。
・複数の波長が多重化された光をその端面から出射する入射光用光ファイバ。
・上記光ファイバから出射された光を第1面から入射し、第2面から平行光に変換して出射するレンズ。
・上記平行光の進行方向に沿って透過波長範囲が順に狭くなるように配列された複数の光学フィルタからなる第1の光学フィルタ群。ただし、この光学フィルタ群の各フィルタは、平行光に含まれる所定波長範囲の光をそれぞれ所定の方向に反射するように上記レンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度をもってレンズの第2面側に固定されている。
・上記第1の光学フィルタ群の各光学フィルタによって反射された平行光がそれぞれ上記レンズの第2面から入射し、第1面から出射して集光される位置にそれらの端面を配置された出射光用光ファイバの組。
このような構成の波長多重光カプラにおいて、第1の光学フィルタ群の各光学フィルタによって反射された光が結合する出射光用光ファイバの組のそれぞれの端面と上記レンズの第1面との間に、所定の波長範囲を透過する第2の光学フィルタ群を配置する。
波長多重光カプラの基本機能は第1のフィルタ群によって果たされるが、第2の光学フィルタ群を設けることにより、第1のフィルタ群の残留反射成分を除去できるため、波長間のアイソレーションを高めることができる。
上記レンズは第1面に相当する第1の端面と第2面に相当する第2の端面とを有する屈折率分布型ロッドレンズであることが好ましく、また入射光用光ファイバと出射光用光ファイバの組は、光軸が互いに平行になるように保持されていることが望ましい。
このような構成を採用することにより、光カプラの光軸をほぼ直線上に配置することができ、小型で組立が容易な光カプラを提供することができる。
第1の光学フィルタ群のうち、ロッドレンズの第2の端面にもっとも近い側に配置する光学フィルタは、レンズの第2の端面に密着していることが望ましい。
屈折率分布型ロッドレンズは光が入出射する端面を平面とすることができるため、平板状の光学フィルタを密着させることが容易である。またロッドレンズ端面はその光軸に対して傾斜するように加工することが容易であり、光学フィルタをその端面に密着させることにより、その角度が容易に調整できる。また、光学フィルタとレンズが密着したフィルタ付きレンズを用いることにより、部品点数が減少し、光カプラの組立を容易にすることができる。
さらに上記の光学フィルタを誘電体多層膜とし、屈折率分布型ロッドレンズの端面に直接成膜形成することが望ましい。
レンズ端面に光学フィルタを直接成膜して形成することにより、フィルタ付きレンズを大量に生産するのが容易となる。
また、第2の光学フィルタ群の少なくとも一部の光学フィルタを誘電体多層膜とし、レンズの第1の端面の一部分に直接成膜形成するか、または各出射光用光ファイバの端面に直接成膜形成するのが望ましい。
第2の光学フィルタ群もレンズまたは出射光用光ファイバの端面に直接成膜することにより、波長多重光カプラの組立が大幅に容易になる。
入射光用光ファイバと出射光用光ファイバの組は、長手方向に沿って複数の平行な細孔を有する保持部材(キャピラリあるいはフェルール等)によって保持することが望ましい。
このようないわゆる多芯光ファイバピッグテールを構成することにより、光ファイバの取扱いおよび調芯が容易になる。
上記の構成要素に加えて、つぎの要素を加えることが望ましい。
・第1の光学フィルタ群のすべての光学フィルタを透過した光を第3面から入射し、第4面から出射して集光するレンズ。
・上記集光された光が結合する位置にその端面を配置された出射光用光ファイバ。
これにより第1の光学フィルタ群のすべての光学フィルタを透過した光も利用することができる。
この場合のレンズも第3面に相当する第3の端面と第4面に相当する第4の端面とを有する屈折率分布型ロッドレンズとし、第1の光学フィルタ群のうち、このレンズの第3の端面にもっとも近い側に配置される光学フィルタをレンズの第3の端面に密着させることが好ましく、上記同様に誘電体多層膜を直接成膜するのが望ましい。
上記同様に屈折率分布型ロッドレンズの端面はその光軸に対して傾斜するように加工することが容易であるため、その端面に光学フィルタを密着させることにより、光学フィルタの角度設定が容易になる。また部品点数が減少でき、組立を容易にすることができる。
この場合の出射光用光ファイバも、長手方向に沿った細孔を有する保持部材によって保持されていることが望ましい。これによって光ファイバの調芯が容易になる。
入射光用光ファイバと並置された出射光用光ファイバが2本である3波長を合分波する波長多重光カプラは以下のように構成するのが望ましい。
・第1および第2の波長の光を透過し第3の波長の光を反射する第1の光学フィルタが第1の屈折率分布型ロッドレンズの第2の端面に直接成膜によって形成する。
・第1の波長の光を透過し、少なくとも第2の波長の光を反射する第2の光学フィルタの光入射面を、上記第1のレンズの第1のフィルタが密着した第2の端面と、レンズの光軸に対して互いに異なる角度に固定する。
・第1の光学フィルタにより反射された第3の波長の光が第1のレンズを介して集光される位置に第3の出射光用光ファイバの端面を配置する。
・第3の出射光用光ファイバの端面および/または端面に対向する第1のレンズの第1の端面の第3の波長の光が通過する部分に第3の波長の光を透過し第1および第2の波長の光を反射する第3の光学フィルタを直接成膜形成する。
・第2の光学フィルタにより反射された第2の波長の光が第1の光学フィルタおよび第1のレンズを介して集光される位置に第2の出射光用光ファイバの端面を配置する。
・第2の出射光用光ファイバの端面および/または端面に対向する第1のレンズの第1の端面の第2の波長の光が通過する部分に少なくとも第2の波長の光を透過し第1の波長の光を反射する第4の光学フィルタを直接成膜形成する。
・第1および第2の光学フィルタを透過した第1の波長の光が第2のレンズを介して集光される位置に第1の出射光用光ファイバの端面を配置する。
以上の構成により、3波長の多重光に適用できる小型で高アイソレーション特性を有する波長多重光カプラを低コストで提供できる。
第2のレンズの第1のレンズに対向する第3の端面を、その光軸に対して所定の角度とし第2の光学フィルタはこの端面に直接成膜形成することが望ましい。
第2の光学フィルタも第2のレンズ端面に直接成膜すれば、部品点数をさらに減少させることができ、組立も容易にすることができる。
3波長を、それぞれ1260〜1360nmと1480〜1500nmと1550〜1560nmの波長範囲を含むものとする。この波長範囲を選択することにより、FTTx用の上り下り信号とアナログ画像信号を、既設の光ファイバ網に適合した波長域で伝送することが可能となる。
入射光用光ファイバと並置された出射光用光ファイバが3本である4波長を合分波する波長多重光カプラは以下のように構成するのが望ましい。
・第1、第2および第3の波長の光を透過し、第4の波長の光を反射する第1の光学フィルタが第1のレンズの第2の端面に密着した第1のフィルタ付きレンズと、第1の波長の光を透過し、少なくとも第2の波長の光を反射する第2の光学フィルタが、第2のレンズの第3の端面に密着した第2のフィルタ付きレンズと、第1および第2の光学フィルタが形成された第1および第2のレンズの端面の間に配置され、第1および第2の波長の光を透過し、少なくとも第3の波長の光を反射する光学フィルタチップとから構成され、各光学フィルタが密着した端面および光学フィルタチップの光入射面は、それぞれ第1のレンズの光軸に対して互いに異なる角度をもたせる。
・第1の光学フィルタにより反射された第4の波長の光が第1のレンズを介して集光される位置に第4の出射光用光ファイバの端面を配置する。
・第4の出射光用光ファイバの端面および/または端面に対向する第1のレンズの第1の端面の第4の波長の光が通過する部分に第4の波長の光を透過し第1、第2および第3の波長の光を反射する第4の光学フィルタを直接成膜形成する。
・第2の光学フィルタにより反射された第2の波長の光が光学フィルタチップおよび第1の光学フィルタを透過し第1のレンズを介して集光される位置に第2の出射光用光ファイバを配置する。
・第2の出射光用光ファイバの端面および/または端面に対向する第1のレンズの第1の端面の第2の波長の光が通過する部分に少なくとも第2の波長の光を透過し第1の波長の光を反射する第6の光学フィルタを直接成膜形成する。
・光学フィルタチップにより反射された第3の波長の光が第1の光学フィルタを透過し第1のレンズを介して集光される位置に第3の出射光用光ファイバを配置する。
・第2の出射光用光ファイバの端面および/または端面に対向する第1のレンズの第1の端面の第3の波長の光が通過する部分に少なくとも第3の波長の光を透過し第1および第2の波長の光を反射する第5の光学フィルタを直接成膜形成する。
・第1、第2および第3の光学フィルタを透過した第1の波長の光が第2のレンズを介して集光される位置に第1の出射光用光ファイバの端面を配置する。
以上の構成により、4波長の多重光に適用できる小型で高アイソレーション特性を有する波長多重光カプラを低コストで提供できる。
上記第1および第2のフィルタ付きレンズの光学フィルタが誘電体多層膜であり、すくなくともそのいずれかはレンズの端面に直接成膜されていることが望ましい。
これにより4波長分離用の波長多重光カプラにおいても、部品点数を削減でき、組立を容易にすることができ、波長多重光カプラを低コストで提供できる。
本発明によれば、高いアイソレーション特性を有する3波長以上の合分波に用いる波長多重カプラを提供できる。また部品点数を低減できるため、組立が容易になり、コストの低減が可能となる。
以下に本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。なお、図中の同一部材には同一符合を付し、説明を省略する場合がある。
[第1の実施形態]
図1に本発明の波長多重光カプラの第1の実施形態の構造を示す。この光カプラは入射光用光ファイバ23(共通ポート)から3波長、1310、1490、1550nmが多重化された光信号が入射し、1310nmと1490nmの信号はそれぞれ出射光用光ファイバ24、25(第2、第3ポート)から出射し、1550nmの信号は出射光用光ファイバ26(第1ポート)から出射する。以下、第1の波長λ1を1550nm、第2の波長λ2を1490nm、第3の波長λ3を1310nmとして、説明する。
入射光用光ファイバ23と出射光用光ファイバ24、25の3本の光ファイバは円筒状ガラスに貫通細孔を設けたキャピラリ28によって光軸が互いに平行になるように保持され、3芯光ファイバピッグテール21を構成している。この3芯光ファイバピッグテール21の端面に対向して、第1の屈折率分布型ロッドレンズ31が配置される。
対向する3芯光ファイバピッグテール21と屈折率分布型ロッドレンズ31の端面は、そこでの反射光が光ファイバへ戻らないように光軸に対して4〜8°程度傾斜していることが望ましく、また両端面はほぼ平行であることが組立上好ましい。
この屈折率分布型ロッドレンズ31は光ファイバ23から出射した光を平行光に変換し、かつ反対側端面から入射する平行光を集光して光ファイバ24、25に結合する役割を果たす。すなわち、3芯光ファイバピッグテール21と屈折率分布型ロッドレンズ31との組み合わせで、3芯光ファイバコリメータ20が構成されている。
同様に1本の出射光用光ファイバ26はキャピラリ29によって保持され、単芯光ファイバピッグテール22を構成している。この単芯光ファイバピッグテール22の端面に対向して、第2の屈折率分布型ロッドレンズ32が配置される。対向する単芯光ファイバピッグテール22と屈折率分布型ロッドレンズ32の端面も、反射光が光ファイバへ戻らないようにするため、光軸に対して傾斜し、またほぼ平行であることが好ましい。
この屈折率分布型ロッドレンズ32は光ファイバピッグテールに対向する側とは反対側の端面から入射する平行光を集光して光ファイバ26に結合する役割を果たす。すなわち、単芯光ファイバピッグテール22と屈折率分布型ロッドレンズ32との組み合わせで、単芯光ファイバコリメータ10が構成されている。
3芯光ファイバコリメータ20と単芯光ファイバコリメータ10とは平行光が結合できるように屈折率分布型ロッドレンズ(以下、単にレンズという)31と32の端面を対向させて配置されている。
本発明の光カプラには配置する位置によって2つの群に分けられる光エッジフィルタ、計4枚を使用する。第1の群の光学フィルタ41、42は図1に示すようにレンズ31とレンズ32の間に設けられる。第2の群の光学フィルタ43、44は第1のレンズ31と出射光用光ファイバ24、25の間に設けられる。本実施形態の場合は、光学フィルタ41と第2の群の光学フィルタ43、44はレンズ31の両端面に直接成膜し、第1のフィルタ付きレンズ33として一体化されている。光学フィルタ43は光ファイバ24へ、光学フィルタ44は光ファイバ25へ結合する光にだけそれぞれ作用し、光ファイバ23から入射する光には作用しないように設ける必要がある。図2(a)に示すキャピラリ28端面上の光ファイバ24、25の端面24a、25aに対向する、レンズ31の端面上の位置24b、25b(図示した円形のマークは位置を説明する目的で示したもので、実際には存在しない。)だけを少なくとも覆うように成膜される。本実施形態では図2(b)に示すように光学フィルタ43、44はレンズ31の端面を1/4だけ覆うように成膜した。
光学フィルタ42もレンズ32の端面に直接成膜され、第2のフィルタ付きレンズ34を構成している。
ここで、第1群に属する光学フィルタ41はλ1、λ2を透過し、λ3を反射する。この光学フィルタ41は、波長λ1、λ2の透過光が反射光に対して40dB以上のアイソレーションをとれるように設計するが、波長λ3の反射光にはλ1、λ2の残留反射成分が存在するため、アイソレーションは12dB程度である。
また、光学フィルタ42はλ1を透過し、少なくともλ2を反射する。λ3に対する特性はとくに規定しない。これはこの光学フィルタ42は光学フィルタ41の透過光が入射するように配置されるので、λ3の光は光学フィルタ41によって反射され、ほとんど光学フィルタ42には到達しないため、問題にならないことによる。透過光、反射光のアイソレーションは光学フィルタ41と同様とする。
一方、第2群に属する光学フィルタ43は、λ1、λ2を反射し、λ3を透過する。この光学フィルタは光学フィルタ41、42と重ねて設けられるため、光学フィルタ41、42より特性が劣るものでよい。全体で40dB以上のアイソレーションを得るために、透過光のアイソレーションは30dB未満でよく、安価な光学フィルタを使用することができる。また光学フィルタ44はλ1を反射し、λ2を透過する。λ3についての特性は上記同様の理由で規定しない。アイソレーション特性は光学フィルタ43と同様とする。
光学フィルタ用誘電体多層膜を上記のようにレンズの端面の一部分に成膜するには、リフトオフ法を用いた。すなわち誘電体膜を形成しない部分に樹脂等を塗布してマスキングし、その上に誘電体膜を成膜する。次いで下地の樹脂を溶剤で溶解して誘電体膜とともに除去し、端面の一部分にのみ誘電体多層膜光学フィルタが付着するようにした。なお、光学フィルタを成膜する前にレンズ端面には反射防止膜を設けた。この反射防止膜は1250nmから1650nmの全波長域にわたって反射率が0.5%以下となるような特性を有する。反射防止膜は光ファイバピッグテール側にも設けることが望ましい。
光ファイバ23から入射した波長λ1、λ2、λ3の各光信号のうち、λ3(1310nm)の信号は長波長透過型光学フィルタ(LWPF)である光学フィルタ41で反射され、光ファイバ23と対角線の位置に配置された光ファイバ24に入射する。この反射光には上記の通り、−12dB程度の波長1490nmと1550nmの残留反射光が含まれるが、第1のレンズ31の反対面に光ファイバ24の端面を遮るように選択形成された短波長透過型光学フィルタ(SWPF)である光学フィルタ43によって双方とも−28dB程度のアイソレーションをもって除去されるため、35dB以上のアイソレーションが確保できた。
光ファイバ24を光ファイバ23に対して対角配置したのは、光ファイバコリメータ内での光路を光軸に対して対称にするためで、こうすることにより、2本の光ファイバ23,24とフィルタ付きレンズ33との調芯が容易になり、また挿入損失を極小に抑えることができる。3芯光ファイバピッグテール21とフィルタ付きレンズ33は光路に微小な間隙を残したまま、周囲をエポキシ接着剤60で固定した。
光学フィルタ41を透過した光のうち、λ2(1490nm)の光は光学フィルタ42(LWPF)で反射され、再び光学フィルタ41を透過後、光学フィルタ44(SWPF)を透過して光ファイバ25に結合する。この信号は光学フィルタ41を2回通過するため、λ3(1310nm)の波長の光に関しては十分大きなアイソレーションを確保できる。またλ1(1550nm)の光の残留反射は、光学フィルタ44で−28dB程度のアイソレーションをもって除去され、λ2に対して35dB以上のアイソレーションを確保できた。
光学フィルタ42の反射光を光ファイバ25に調芯結合するため、光学フィルタ42を成膜した第2のレンズ32(フィルタ付きレンズ34)の光軸の角度を調整後、同じく光路にわずかな間隙を残したまま、光学フィルタ41を有するフィルタ付きレンズ33の外周部を接着剤固定した。なお、第1のレンズ31に対する第2のレンズ32の傾きをできるだけ小さく抑えるために、第2のレンズ32のフィルタ42を形成する端面の角度を予めレンズの光軸に対して傾けて研磨する処置を施した。
さらに光学フィルタ41および光学フィルタ42を透過した光は、1310nmと1490nmの波長域の成分をともに40dB程度十分に減衰され、35dB以上のアイソレーションを有する1550nmの波長の信号光となる。この光が最小損失で光ファイバ26に結合するように、単芯ファイバピッグテールを調芯し、光路にわずかな間隙を残して第2のレンズ32(フィルタ付きレンズ34)と単芯光ファイバピッグテール22をエポキシ接着剤60により固定した。
各光学フィルタの特性および各ポートの特性をまとめて表1に示す。
Figure 2005222022
なお、この光ファイバ26側の第2のレンズ32と単芯光ファイバピッグテール22の調芯固定においては、光ファイバ25の調芯の際にレンズ32の角度調整が必要なため、予めレンズ32と単芯光ファイバピッグテール22が固定して構成した単芯光ファイバコリメータを使用することは得策でない。レンズ32の角度を動かすと光ファイバ26への集光スポットもずれてしまうので、同時に角度と位置の2つを最適化しなければならないからである。上記例で述べたように、最初にレンズ32を固定し、次にファイバピッグテール22を固定する方が作業としては楽である。したがって本実施形態の場合は、全部品の調芯固定が終了してから、保護用のケースを被せて最終形態とするのが望ましい。 パッケージの外形は小型の管状とすることができ、直径が数mm、長さが数10mmである。本実施例では直径が5.5mm、長さが約40mmとした。
結果的に全ポートの挿入損失1.0dB以下、アイソレーション35dB以上の4ポート型3波長WDMカプラを実現できた。
本実施形態では、光学フィルタ43、44の選択的成膜を容易にするため、3芯光ファイバピッグテール21については線対称矩形配置の4穴ガラスキャピラリの内の3穴を使用した。こうすることで光学フィルタ43,44の縁を直線状にでき、リフトオフ用のマスキングが容易になる。穴間隔は150〜250μmであれば、それぞれのコアに干渉することなく、いずれも良好なフィルタ配置を実現できた。
上記例で、光ファイバ26への透過波長を1310nmあるいは1490nmにすることは可能である。また各光学フィルタ43,44をバンドパスフィルタを使用して構成することも可能である。もちろん、使用波長は上記の例の3波長には限られない。例えば、1260〜1360nm、1480〜1500nm、1550〜1560nmの波長範囲内から各波長を選択することができる。
光学フィルタ43、44は光ファイバ24、25へ結合する光にだけそれぞれ作用し、光ファイバ23から入射する光には作用しないような形状であればどのような形状でもよく、上記のように端面の1/4を覆う形状には限られない。
また、光学フィルタ43、44は、必ずしもレンズ31の端面に成膜する必要はない。両方またはいずれか一方を3芯光ファイバピッグテール21の端面、すなわち光ファイバ24,25の端面へ成膜してもよい。
[第2の実施形態]
つぎに第2の実施形態について図3により説明する。第1の実施形態における光学フィルタは必ずしもレンズやキャピラリの端面に直接成膜する必要はなく、光学フィルタチップを利用することも可能である。本実施形態では第2のレンズ端面へ光学フィルタを成膜せず、光学フィルタチップを利用する。
この場合、光学フィルタ41の反射光を光ファイバ24に結合調芯させるところは同じであるが、その後、光学フィルタチップ52を真空吸着治具で掴み、その反射光の光ファイバ25への結合損失が最小になるように調芯した後、光路に微小なエアギャップを残して、その周囲をすでに光学フィルタ41、43,44が成膜されたフィルタ付きレンズ33にエポキシ接着剤60によって固定し、3芯光ファイバコリメータ20を形成する。
この波長多重光カプラを組立実装した形態を図4に示す。組立はつぎのように行った。単芯光ファイバコリメータ10はレンズ32と単芯光ファイバピッグテール22をガラスチューブ71内で光軸方向の調芯を行った後、接着固定し、これに外周面を金メッキした金属チューブ73を被せて接着し、単芯光ファイバコリメータ10とする。
一方、調芯を終わった3芯光ファイバコリメータ20には、ピッグテール部分にこれより短いガラスチューブ72を被せ、さらに単芯側同様の金属チューブ74を被せて接着する。この金属チューブ74はレンズ32とピッグテール22の接着部分はガラスチューブ72がスペーサの役割を果たして中空状態となる。この単芯および3芯の光ファイバコリメータ10、20を、半田固定用の複数の穴が開いた長い金メッキ金属チューブ75内で結合損失が最小になるように調芯した後、半田62で固定封止した。その後、金属チューブ75内にシリコン樹脂73を充填し、両端にエンドキャップ(図示しない)を被せてチューブ型パッケージを完成した。パッケージの外形は直径が5.5mm、長さが約40mmである。
第1の実施形態と同様、全ポートの挿入損失1.0dB以下、アイソレーション35dB以上の4ポート型3波長WDMカプラを実現できた。
[第3の実施形態]
第3の実施形態として4波長多重光カプラについて図5により説明する。この場合も波長数が4波である点を除けば、第1または第2の実施形態と同様な機能を有し、ほぼ同様の手順で組み立てができる。
この光カプラは入射光用光ファイバ123から4波長、1310、1490、1550、1625nmによって多重化された光信号が入射し、1310、1490、1550nmの3信号はそれぞれ出射光用光ファイバ124、125、126から出射し、1625nmの信号は出射光用光ファイバ127から出射する。以下、第1の波長λ1を1625nm、第2の波長λ2を1550nm、第3の波長λ3を1490nm、第4の波長λ4を1310nmとして、説明する。
入射光用光ファイバ123と出射光用光ファイバ124、125、126の3本の光ファイバはキャピラリ128によって光軸が平行になるように保持され、4芯光ファイバピッグテール121を構成している。この4芯光ファイバピッグテール121の端面に対向して、屈折率分布型ロッドレンズ31が配置される。
このレンズ31は光ファイバ123から出射した光を平行光に変換し、かつ反対側端面から入射する平行光を集光して光ファイバ124、125、126に結合する役割を果たす。すなわち、4芯光ファイバピッグテール121とレンズ31との組み合わせで、4芯光ファイバコリメータ120が構成されている。
同様に1本の出射光用光ファイバ127はキャピラリ29によって保持され、単芯光ファイバピッグテール22を構成している。この単芯光ファイバピッグテール22の端面に対向して、屈折率分布型ロッドレンズ32が配置される。
本発明の光カプラには配置する位置によって2つの群に分けられる光エッジフィルタまたはバンドパスフィルタ計6枚を使用する。第1の群の光学フィルタ141、142、152は図5に示すように第1のレンズ31と第2のレンズ32の間に設けられる。第2の群の光学フィルタ143、144、145は第1のレンズ31と出射光用光ファイバ124、125、126の間に設けられる。本実施形態の場合は、光学フィルタ141と光学フィルタ143、144、145は第1のレンズ31の両端面に直接成膜し、フィルタ付きレンズとして一体化されている。ただし光学フィルタ143、144、145は図5に示すように光ファイバ124、125、126へそれぞれ結合する光にだけ作用するように第1のレンズ31の端面の一部(例えば1/4の部分)だけを覆うように成膜される。光学フィルタ142も第2のレンズ32の端面に直接成膜され、フィルタ付きレンズを構成している。光学フィルタ152は光学フィルタチップである。
ここで、第1群に属する光学フィルタ141はλ1、λ2、λ3を透過し、λ4を反射する。この光学フィルタ141は、波長λ1、λ2、λ3の透過光が反射光に対して40dB以上のアイソレーションをとれるように設計するが、波長λ4の反射光にはλ1、λ2、λ3の残留反射成分が存在するため、アイソレーションは12dB程度である。
また、光学フィルタ142はλ1を透過し、少なくともλ2を反射する。λ3、λ4に対する特性はとくに規定しない。これはこの光学フィルタ142は光学フィルタ141、152の透過光が入射するように配置されるので、λ3、λ4の光は光学フィルタ141、152によって反射され、ほとんど光学フィルタ142には到達しないため、問題にならないことによる。透過光、反射光のアイソレーションは光学フィルタ141と同様とする。
また、光学フィルタチップ152はλ1、λ2を透過し、少なくともλ3を反射する。λ4に対する特性はとくに規定しない。これはこの光学フィルタチップ152は光学フィルタ141の透過光が入射するように配置されるので、λ4の光は光学フィルタ141によって反射され、ほとんど光学フィルタチップ152には到達しないため、問題にならないことによる。透過光、反射光のアイソレーションは光学フィルタ141と同様とする。
一方、第2群に属する光学フィルタ143は、λ1、λ2、λ3を反射し、λ4を透過する。この光学フィルタは光学フィルタ141、142より特性が劣るものでよく、透過光のアイソレーションは30dB未満とした。また光学フィルタ144は少なくともλ1、λ2を反射し、λ3を透過する。λ4についての特性は上記同様の理由で規定しない。アイソレーション特性は光学フィルタ143と同様とする。光学フィルタ145は少なくともλ1を反射し、λ2を透過する。λ3、λ4についての特性は上記同様の理由で規定しない。アイソレーション特性は光学フィルタ143と同様とする。
光ファイバ123から入射した波長λ1〜λ4の各光信号のうち、λ4(1310nm)の信号は長波長透過型光学フィルタ(LWPF)である光学フィルタ141で反射され、光ファイバ123と対角線の位置に配置された光ファイバ124に入射する。この反射光には−12dB程度の波長λ1〜λ3の残留反射光が含まれるが、第1のレンズ31の反対面に光ファイバ124の端面を遮るように選択形成されたバンドパス光学フィルタ(BPF)である光学フィルタ143によって−28dB程度のアイソレーションをもって除去されるため、35dB以上のアイソレーションが確保できた。
4芯光ファイバピッグテールとフィルタ付きレンズは光路に微小な間隙を残したまま、周囲をエポキシ接着剤で固定した。
光学フィルタ141を透過した光のうち、波長λ3(1490nm)の光は光学フィルタチップ152(LWPF)で反射され、再び光学フィルタ141を透過後、光学フィルタ144(BPF)を透過して光ファイバ125に結合する。この信号は光学フィルタ141を2回通過するため、波長λ4(1310nm)の光に関しては十分大きなアイソレーションを確保できる。また波長λ2(1550nm)とλ1(1625nm)の光の残留反射は、光学フィルタ144で除去され35dB以上のアイソレーションを確保できた。
光学フィルタチップ142を透過した光のうち、波長λ2(1550nm)の光は光学フィルタ142(LWPF)で反射され、再び光学フィルタ152、141を透過後、光学フィルタ145(BPF)を透過して光ファイバ126に結合する。この信号は光学フィルタ141、142を2回通過するため、λ4(1310nm)とλ3(1490nm)の波長の光に関しては十分大きなアイソレーションを確保できる。また波長λ1(1625nm)の光の残留反射は、光学フィルタ145で除去され35dB以上のアイソレーションを確保できた。
光学フィルタチップ152の反射光を光ファイバ125に調芯結合するため、光学フィルタチップを真空吸着治具で掴み、その反射光の光ファイバ125への結合損失が最小になるように調芯した後、光路に微小なエアギャップを残して、その周囲をすでに光学フィルタ141が成膜されたレンズ31(フィルタ付きレンズ)にエポキシ接着剤60によって固定する。
つぎに光学フィルタ142を成膜した第2のレンズ32(フィルタ付きレンズ)の光軸の角度を調整後、同じく光路にわずかな間隙を残したまま、光学フィルタチップ152を接着済みのフィルタ付きレンズの外周部とをエポキシ接着剤60によって固定した。なお、第1のレンズ31に対する第2のレンズ32の傾きをできるだけ小さく抑えるために、第2のレンズ32の光学フィルタ142を形成する端面の角度を予めレンズの光軸に対して2度傾けて研磨する処置を施した。
さらに光学フィルタ141、152及び142を透過した光は、λ2〜λ4の波長域の成分を十分に減衰され、35dB以上のアイソレーションを有する波長λ1(1625nm)の信号光となる。この光が最小損失で光ファイバ127に結合するように、単芯ファイバピッグテール22を調芯し、光路にわずかな間隙を残して第2のレンズ32(フィルタ付きレンズ)と単芯光ファイバピッグテール22をエポキシ接着剤によって固定した。
すべての部品を固定後、金属チューブ内に収め、シリコン樹脂を充填した。光ファイバを保護するエンドキャップにより金属チューブ両端を封じてチューブ型パッケージに実装した波長多重光カプラを完成した(図4参照)。
なお、本実施形態の場合、図5に破線で示した部分の単芯光ファイバコリメータを省いた構成で、3波長用の波長多重光カプラとすることもできる。ただし、光学フィルタ142は成膜するレンズがなくなるので、光学フィルタチップを用いて別途調芯する必要がある。
上記例で、光ファイバ127への透過波長を1550nm以外の波長にすることも可能である。また各光学フィルタをバンドパスフィルタを使用して構成することも可能である。もちろん、使用波長は上記の例の4波長には限られない。例えば、1260〜1360nm、1460〜1530nm、1530〜1625nmの波長範囲内から各波長を選択することができる。
また、光学フィルタ143、144、145は、必ずしもレンズ31の端面に成膜する必要はない。両方またはいずれか一方を3芯光ファイバピッグテール121の端面、すなわち光ファイバ124,125,126の端面へ成膜してもよい。
上記の波長多重光カプラの実施形態はいずれも波長多重光を分波する光分波器の機能について説明したが、まったく同じ構成の光カプラは3ないし4波長の光信号を多重化して1本の光ファイバに結合する光合波器としても利用ができる。この場合は、上記説明における入射光用光ファイバが出射光用光ファイバとなり、各出射光用光ファイバが入射光用光ファイバとなる。
また、上記実施形態の波長多重光カプラは、3ないし4波長が異なるポートに出力される機能を有している。しかし光学フィルタの特性を選択することにより、例えば、1310nmと1490nmの波長の信号をともに第1ポートに、1550nmの信号を第2ポートに出力するような光カプラや、3波長の信号が入力されても、1310nmと1490nmの2波長の信号だけをそれぞれ別のポートに出力するような光カプラなども同様に実現することができる。
さらに、本発明の波長多重光カプラは、OLT、ONUに組み込むことができるだけでなく、他の光/電子(O/E)、あるいは電子/光(E/O)デバイスへ多様に適用できる。
本発明の3波長用波長多重光カプラの一実施形態を示す断面模式図である。 第2群の光学フィルタの形態例を示す模式図である。 本発明の3波長または2波長用波長多重光カプラの一実施形態を示す断面模式図である。 本発明の3波長または2波長用波長多重光カプラの実装形態の一例を示す断面模式図である。 本発明の4波長用波長多重光カプラの一実施形態を示す断面模式図である。 従来の波長多重光カプラを示す模式図である。
符号の説明
10 単芯光ファイバコリメータ
20 3芯光ファイバコリメータ
21 3芯光ファイバピッグテール
22 単芯光ファイバピッグテール
23、24、25、26、123、124、125、126、127、223、224、225 光ファイバ
28、29、128 キャピラリ
31、32 屈折率分布型ロッドレンズ
33、34 フィルタ付きレンズ
41、42、43、44、141、142、143、144、145 光学フィルタ
52、152 光学フィルタチップ
60 接着剤
120 4芯光ファイバコリメータ
121 4芯光ファイバピッグテール

Claims (16)

  1. 複数の波長が多重化された光をその端面から出射する入射光用光ファイバと、
    該光ファイバから出射された光を第1面から入射し、第2面から平行光に変換して出射するレンズと、
    該平行光の進行方向に沿って透過波長範囲が順に狭くなるように配列され、前記平行光に含まれる所定波長範囲の光をそれぞれ所定の方向に反射するように前記レンズの光軸に対してそれぞれ異なる角度をもって前記レンズの第2面側に固定された複数の光学フィルタからなる第1の光学フィルタ群と、
    前記第1の光学フィルタ群の各光学フィルタによって反射された平行光がそれぞれ前記レンズの第2面から入射し、第1面から出射して集光される位置にそれらの端面を配置された出射光用光ファイバの組と、
    からなる波長多重光カプラにおいて、
    前記第1の光学フィルタ群の各光学フィルタによって反射された光が結合する前記出射光用光ファイバの組のそれぞれの端面と前記レンズの第1面との間に、所定の波長範囲を透過する第2の光学フィルタ群を配置したことを特徴とする波長多重光カプラ。
  2. 前記レンズが第1面に相当する第1の端面と第2面に相当する第2の端面とを有する屈折率分布型ロッドレンズであり、前記入射光用光ファイバと出射光用光ファイバの組は、光軸が互いに平行になるように保持されていることを特徴とする請求項1に記載の波長多重光カプラ。
  3. 前記第1の光学フィルタ群のうち、前記レンズの第2の端面にもっとも近い側に配置される光学フィルタは、該レンズの第2の端面に密着していることを特徴とする請求項2に記載の波長多重光カプラ。
  4. 前記レンズの第2の端面に密着した光学フィルタは誘電体多層膜であり、該端面に直接成膜形成されていることを特徴とする請求項2に記載の波長多重光カプラ。
  5. 前記第2の光学フィルタ群に属する少なくとも一部の光学フィルタは誘電体多層膜であり、前記レンズの第1の端面の一部分に直接成膜形成されていることを特徴とする請求項2に記載の波長多重光カプラ。
  6. 前記第2の光学フィルタ群の少なくとも一部の光学フィルタは誘電体多層膜であり、前記各出射光用光ファイバの端面に直接成膜形成されていることを特徴とする請求項2に記載の波長多重光カプラ。
  7. 前記入射光用光ファイバと出射光用光ファイバの組は、長手方向に沿って複数の平行な貫通細孔を有する保持部材によって保持されていることを特徴とする請求項2に記載の波長多重光カプラ。
  8. 前記第1の光学フィルタ群のすべての光学フィルタを透過した光を第3面から入射し、第4面から出射して集光するレンズと、前記集光された光が結合する位置にその端面を配置された出射光用光ファイバとを備えることを特徴とする請求項1に記載の波長多重光カプラ。
  9. 前記レンズが第3面に相当する第3の端面と第4面に相当する第4の端面とを有する屈折率分布型ロッドレンズであり、前記第1の光学フィルタ群のうち、前記レンズの第3の端面にもっとも近い側に配置される光学フィルタは、該レンズの第3の端面に密着していることを特徴とする請求項8に記載の波長多重光カプラ。
  10. 前記レンズの第3の端面に密着した光学フィルタは誘電体多層膜であり、該端面に直接成膜形成されていることを特徴とする請求項9に記載の波長多重光カプラ。
  11. 前記出射光用光ファイバは、長手方向に沿った貫通細孔を有する保持部材によって保持されていることを特徴とする請求項9に記載の波長多重光カプラ。
  12. 前記入射光用光ファイバと並置された出射光用光ファイバが2本であり、
    第1および第2の波長の光を透過し第3の波長の光を反射する第1の光学フィルタが第1の屈折率分布型ロッドレンズの第2の端面に直接成膜形成され、
    第1の波長の光を透過し、少なくとも第2の波長の光を反射する第2の光学フィルタの光入射面は、前記第1のレンズの第1のフィルタが密着した第2の端面と、該レンズの光軸に対して互いに異なる角度を有して固定され、
    前記第1の光学フィルタにより反射された第3の波長の光が第1のレンズを介して集光される位置に第3の出射光用光ファイバの端面が配置され、
    該第3の出射光用光ファイバの端面および/または該端面に対向する第1のレンズの第1の端面の前記第3の波長の光が通過する部分に前記第3の波長の光を透過し第1および第2の波長の光を反射する第3の光学フィルタが直接成膜形成され、
    前記第2の光学フィルタにより反射された第2の波長の光が第1の光学フィルタおよび第1のレンズを介して集光される位置に第2の出射光用光ファイバの端面が配置され、
    該第2の出射光用光ファイバの端面および/または該端面に対向する第1のレンズの第1の端面の前記第2の波長の光が通過する部分には、少なくとも前記第2の波長の光を透過し第1の波長の光を反射する第4の光学フィルタが直接成膜形成され、
    前記第1および第2の光学フィルタを透過した第1の波長の光が第2のレンズを介して集光される位置に第1の出射光用光ファイバの端面が配置されており、
    3波長を合分波することを特徴とする請求項8に記載の波長多重光カプラ。
  13. 前記第2のレンズの前記第1のレンズに対向する第3の端面はその光軸に対して所定の角度を有し、前記第2の光学フィルタは該端面に直接成膜形成されていることを特徴とする請求項12に記載の波長多重光カプラ。
  14. 前記3波長は、それぞれ1260〜1360nmと1480〜1500nmと1550〜1560nmの波長範囲を含むことを特徴とする請求項12に記載の波長多重光カプラ。
  15. 前記入射光用光ファイバと並置された出射光用光ファイバが3本であり、
    第1、第2および第3の波長の光を透過し、第4の波長の光を反射する第1の光学フィルタが前記第1のレンズの第2の端面に密着した第1のフィルタ付きレンズと、
    第1の波長の光を透過し、少なくとも第2の波長の光を反射する第2の光学フィルタが前記第2のレンズの第3の端面に密着した第2のフィルタ付きレンズと、
    前記第1および第2の光学フィルタが形成された第1および第2のレンズの端面の間に配置された第1および第2の波長の光を透過し、少なくとも第3の波長の光を反射する光学フィルタチップとから構成され、
    各々の光学フィルタの光入射面は、それぞれ第1のレンズの光軸に対して互いに異なる角度を有しており、
    前記第1の光学フィルタにより反射された第4の波長の光が第1のレンズを介して集光される位置に第4の出射光用光ファイバの端面が配置され、
    該第4の出射光用光ファイバの端面および/または該端面に対向する第1のレンズの第1の端面の前記第4の波長の光が通過する部分には前記第4の波長の光を透過し第1、第2および第3の波長の光を反射する第4の光学フィルタが直接成膜形成され、
    前記第2の光学フィルタにより反射された第2の波長の光が光学フィルタチップおよび第1の光学フィルタを透過し第1のレンズを介して集光される位置に第2の出射光用光ファイバが配置され、
    該第2の出射光用光ファイバの端面および/または該端面に対向する第1のレンズの第1の端面の前記第2の波長の光が通過する部分には少なくとも前記第2の波長の光を透過し第1の波長の光を反射する第6の光学フィルタが直接成膜形成され、
    前記光学フィルタチップにより反射された第3の波長の光が第1の光学フィルタを透過し第1のレンズを介して集光される位置に第3の出射光用光ファイバが配置され、
    該第3の出射光用光ファイバの端面および/または該端面に対向する第1のレンズの第1の端面の前記第2の波長の光が通過する部分には少なくとも前記第3の波長の光を透過し第1および第2の波長の光を反射する第5の光学フィルタが直接成膜形成され、
    前記第1、第2および第3の光学フィルタを透過した第1の波長の光が第2のレンズを介して集光される位置に第1の出射光用光ファイバの端面が配置されており、
    4波長を合分波することを特徴とする請求項8に記載の波長多重光カプラ。
  16. 前記第1および第2のフィルタ付きレンズの光学フィルタは誘電体多層膜であり、少なくともそのいずれかはレンズの端面に直接成膜されていることを特徴とする請求項15に記載の波長多重光カプラ。
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