JP2005195752A - 光ファイバコリメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを提供すること。
【解決手段】 光ファイバコリメータは、単一モード光ファイバをキャピラリで保持したファイバチップと、屈折率分布型ロッドレンズと、ガラスチューブとを備え、単一モード光ファイバから出射された光を屈折率分布型ロッドレンズでコリメート光にする。黒丸41〜45は、各調芯波長1420,1450,1480,1550および1600nmにおける波長依存損失(WDL)の実測値を示している。これらの実測値から、1450〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯した光ファイバコリメータは、1250〜1650nmの波長範囲において波長依存損失が0.15dB以下となる。1250〜1650nmの広い波長範囲で0.15dB以下の低波長依存損失が得られる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ファイバコリメータに関するものである。
光ファイバから出射された光をレンズによって集光し、コリメート光を得る機能を持つ光部品としては、光ファイバコリメータが一般的である。現在、光通信に用いられる1550nm帯(国際電気通信連合(ITU−T)の定義ではSバンド(1460〜1530nm)とCバンド(1530〜1565nm)に相当)用の光ファイバコリメータとして、例えば、特許文献1に記載された従来技術が知られている。この従来技術の光ファイバコリメータは、次のような特徴を有する。
(1)特定波長(1550nm)の単一モード光ファイバ(SMF)とレンズが結合した光ファイバコリメータを対向させたときの結合損失が、特定波長よりも短波長側(1530nm)で最小である。ここで「特定波長の」とは、実施例によれば、その波長用の無反射コートを施したという意味に解される。
(2)合焦位置が特定波長(1550nm)よりも短波長側(1530nm)に配置されている。
(3)レンズ−ファイバ間の距離が、特定波長(1550nm)における設計値よりも短く設計されている。
特開平8−286076号公報
上記従来技術は、1490〜1580nm(Sバンドの一部とCバンドの一部)の波長範囲のみを使用波長範囲に設定した場合に低結合損失を得ることを目標としている。しかし、上記従来技術は、ITU−Tで定義されているバンドはO〜Lバンド(1250〜1650nm)にわたる広い波長範囲であり、このような超広帯域で同様に低結合損失、低波長依存損失が求められる場合には、対応できない。
その理由は、上記従来技術における合焦位置(1550nmよりも短波長側で調芯したレンズ−ファイバ配置)の考え方は、1490〜1580nmの波長領域を対象にした場合にのみ適用でき、O〜Lバンド(1250〜1650nm)の超広帯域をターゲットにした場合には適応できないからである。また、反射防止(AR)膜も、狭い特定波長用に設計されたものでは適用できない。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、単一モード光ファイバをキャピラリで保持したファイバチップと、レンズとを備え、前記光ファイバから出射された光を前記レンズでコリメート光にする光ファイバコリメータにおいて、1250〜1650nmの波長範囲で波長依存損失(WDL)が0.2dB以下であることを要旨とする。
この構成によれば、1250〜1650nmの波長範囲で波長依存損失(WDL)が0.2dB以下であるので、1250〜1650nmの広い波長範囲で0.2dB以下の低
波長依存損失(WDL)が得られる。したがって、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを実現できる。
請求項2に係る発明は、単一モード光ファイバをキャピラリで保持したファイバチップと、レンズとを備え、前記光ファイバから出射された光を前記レンズでコリメート光にする光ファイバコリメータにおいて、1250〜1650nmの波長範囲で波長依存損失(WDL)が0.15dB以下であることを要旨とする。
この構成によれば、1250〜1650nmの波長範囲で波長依存損失(WDL)が0.15dB以下であるので、1250〜1650nmの広い波長範囲で0.15dB以下の低波長依存損失(WDL)が得られる。したがって、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを実現できる。
請求項3に係る発明は、単一モード光ファイバをキャピラリで保持したファイバチップと、レンズとを備え、前記光ファイバから出射された光を前記レンズでコリメート光にする光ファイバコリメータにおいて、1250〜1650nmの波長範囲で挿入損失(IL)が0.2dB以下であることを要旨とする。
この構成によれば、1250〜1650nmの波長範囲で挿入損失(IL)が0.2dB以下であるので、1250〜1650nmの広い波長範囲で0.2dB以下の低挿入損失(IL)が得られる。したがって、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを実現できる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の光ファイバコリメータにおいて、前記レンズの端面及び前記ファイバチップの端面に、1250〜1650nmの波長範囲で反射率が0.4%以下の反射防止膜をそれぞれ施したことを要旨とする。
この構成によれば、1250〜1650nmの広い波長範囲で戻り光反射率が小さい光ファイバコリメータを実現できる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の光ファイバコリメータにおいて、前記レンズは屈折率分布型ロッドレンズであることを要旨とする。
この構成によれば、屈折率分布型ロッドレンズを用いて構成した光ファイバコリメータにおいて、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張することができる。
以上説明したように、本発明によれば、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを実現できる。将来CWDMなどの波長分割多重技術が広く用いられ、使用波長領域が拡大された際に重要な光部品となる広帯域光ファイバコリメータを実現できる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を図面に基づいて説明する。
[一実施形態]
図1は一実施形態に係る光ファイバコリメータを示している。
この光ファイバコリメータ1は、単一モード光ファイバ2をキャピラリ3で保持したファイバチップ4と、レンズとしての屈折率分布型ロッドレンズ5と、ガラスチューブ6とを備え、単一モード光ファイバ2から出射された光を屈折率分布型ロッドレンズ5でコリメート光にするようになっている。
この光ファイバコリメータ1では、屈折率分布型ロッドレンズ5として、例えば、直径が1.8mmで、特定波長1550nmにおける中心屈折率nが1.590、屈折率分布定数√Aが0.3229であり、これから決まるピッチ(光線の蛇行周期)P=2π/√Aを基準にレンズ長Zを0.23Pとした屈折率分布型ロッドレンズを用いる。なお、ここにいう「レンズ長」とは、屈折率分布型ロッドレンズ5の両端面間の長さをいう。図1に示すように一端面5aが斜め面になった屈折率分布型ロッドレンズ5の場合、その一端面5aと光軸の交点から他端面5bまでの距離が「レンズ長」である。
屈折率分布型ロッドレンズ5の1つの端面である一端面5aは、その光軸に垂直な面に対して例えば8°傾斜した斜め面に研磨され、もう1つの端面である他端面5bは光軸に垂直な端面に研磨されている。屈折率分布型ロッドレンズ5の一端面5aには、1250〜1650nmの波長範囲で反射率が例えば0.4%以下の反射防止膜7が形成されている。
単一モード光ファイバ2の出射端面とキャピラリ3の一端面とを含むファイバチップ4の一端面(端面)4aは、その中心軸に垂直な面に対して例えば8°傾斜した斜め面に研磨されている。ファイバチップ4の一端面4aには、1250〜1650nmの波長範囲で反射率が例えば0.4%以下である反射防止膜7がそれぞれ形成されている。
[作製方法]
次に、図1に示す光ファイバコリメータ1の作製方法を説明する。
(工程1)単一モード光ファイバ2を直径が1.8mmであるガラス製のファイバチップ4のファイバ挿入孔に挿入し、接着剤で単一モード光ファイバ2をそのファイバ挿入孔に固定してファイバチップ4を作製する。作製したファイバチップ4の一端面4aを8°の斜め面に研磨し、その後、一端面4aに反射防止膜7を成膜する。
(工程2)屈折率分布型ロッドレンズ5の、8°の斜め面である一端面5aと他端面5bとを研磨した後、これらの端面に反射防止膜7を成膜する。この後、屈折率分布型ロッドレンズ5をガラスチューブ6に挿入して接着剤で固定する。
(工程3)(工程1)で作製したファイバチップ4と、(工程2)で屈折率分布型ロッドレンズ5が固定されたガラスチューブ6とを、図3に示すように、精密ステージ(図示略)上で治具9,10に固定し、1250〜1650nmの波長範囲におけるある波長、例えば波長1450nmの光でレンズ−ファイバ端面間距離を最適値に定める。実際の組立では、これが光軸方向の調芯に相当するので、この波長を「調芯波長」と呼ぶ。
このように1250〜1650nmの波長範囲におけるある波長でレンズ−ファイバ端面間距離が最適値となるように、ファイバチップ4と屈折率分布型ロッドレンズ5の光軸方向の相対位置を調整する(光軸方向の調芯を行う)際には、図3に示す調芯系を用いる。この調芯系では、作用長WDが5mmになる位置、つまり屈折率分布型ロッドレンズ5の他端面5bからの距離WD/2が2.5mmになる位置にミラー11が配置されている。
例えば、上記調芯波長を1450nmとすると、光源12から出射される1450nmの光を光サーキュレータ13を介して単一モード光ファイバ2に入れると、ミラー11で反射されて単一モード光ファイバ2から出射される光が、光サーキュレータ13を介してパワーメータ14に入射するようになっている。
その入射光の強度をパワーメータ14で測定しながら、その強度が最大になるように、
ファイバチップ4と屈折率分布型ロッドレンズ5の光軸方向(Z方向)の相対位置を調整する(光軸方向の調芯を行う)。
(工程4)こうして、1250〜1650nmの波長範囲におけるある波長でレンズ−ファイバ端面間距離を最適値に定めた状態で、ファイバチップ4をガラスチューブ6に接着剤で固定する。これにより、光ファイバコリメータ1が完成する。
[光ファイバコリメータ対向時の挿入損失の波長依存性の計算]
次に、1250〜1650nmの波長範囲におけるある調芯波長でレンズ−ファイバ端面間距離を最適値に定めた2つの光ファイバコリメータ1を対向させた時の、光結合損失(挿入損失)の波長依存性(波長依存特性)を計算した。この計算(シミュレーション)では、反射防止膜7、単一モード光ファイバ2の損失、および、屈折率分布型ロッドレンズ5のレンズ母材の損失は考慮していない。
その計算結果の一部は、図5に示す通りである。図5における各曲線a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,kおよびlは、それぞれ調芯波長を1250,1280,1310,1350,1400,1420,1450,1480,1500,1550,1580および1600nmとしたときの挿入損失の波長依存性をそれぞれ示している。
図5に示す計算結果から、挿入損失の波長依存性の程度を見極めるために、波長依存損失(WDL)を求めた。「波長依存損失(WDL)」は、所定の波長範囲内での挿入損失値(dB)の最大値と最小値の差である。
下記の表1には、1250〜1650nmの波長範囲において、調芯波長を1250,1280,1310,1350,1400,1420,1450,1480,1500,1550,1580,1600nm,1620および1650(nm)とした場合における波長依存損失(WDL)の計算値(dB)を示してある。
Figure 2005195752
この表1では、図5では図示を省略してある調芯波長1620および1650(nm)の場合における波長依存損失(WDL)の計算値(dB)も示してある。
表1の計算値から明らかなように、1250〜1650nmの波長範囲における波長依存損失は、調芯波長が1480nmの場合に最良となり、その波長依存損失の値は0.10dBである。また、表1の計算値から、調芯波長が1400〜1550nmの波長範囲では、波長依存損失が0.16dB以下であることが判った。しかし、1400〜1550nmの波長範囲より長波長側および短波長側では、波長依存損失がそれぞれ悪化する。
[光ファイバコリメータ対向時の挿入損失の波長依存性の実測]
次に、1250〜1650nmの波長範囲におけるある調芯波長でレンズ−ファイバ端面間距離を最適値に定めた2つの光ファイバコリメータ1を対向させた時の、光結合損失(挿入損失)の波長依存性を実測した。ここでは、調芯波長を1420,1450,1480,1550および1600nmとして各調芯波長毎に光ファイバコリメータ1を2つずつ作製し、各調芯波長毎の2つの光ファイバコリメータ1を、上記計算の場合と同じ作用長WD(WD=5mm)で対向させて挿入損失の波長依存性を図4に示す測定系で測定した。
図4に示す測定系は、光源20と、2つの光スイッチ21,22と、光スペクトルアナライザ23と、光パワーメータ24とを備え、2つの光スイッチ21,22で切り替えられる2つの光路34,35の一方に2つの光ファイバコリメータ1,1が作用長WD(WD=5mm)の間隔を置いて配置されている。2つの光路34,35は、それぞれ光ファイバで構成されている。光源20として、例えば、1250〜1653nmの波長範囲で出射光の波長を変化させ得るチューナブルレーザ(波長可変光源)を用いている。この測定系では、2つの光スイッチ21,22を第1位置側に切り替えると、光源20からの出射光が光ファイバコリメータ1,1を通らずに光スペクトルアナライザ23に送られ、光源20の光スペクトルを光スペクトルアナライザ23で測定できる。このとき、1250
〜1650nmの波長範囲の光スペクトルが測定される。また、この測定系では、2つの光スイッチ21,22を第2位置側に切り替えると、光源20からの出射光が光ファイバコリメータ1,1を通って光パワーメータ24に送られ、前記出射光の強度が光パワーメータ24で測定できる。このときも、1250〜1650nmの波長範囲における前記出射光の強度が測定される。光スペクトルアナライザ23で測定した光源20の光スペクトルと光パワーメータ24で測定した前記出射光の強度とに基づき、2つの光ファイバコリメータ1,1の挿入損失の波長依存性が得られる。
このようにして各調芯波長毎に2つの光ファイバコリメータ1について測定した挿入損失の波長依存性の実測結果(挿入損失波長依存特性実測結果)を図6に示してある。図6における各曲線(イ),(ロ),(ハ),(ニ)および(ホ)は、それぞれ調芯波長を1420,1450,1480,1550および1600nmとしたときの挿入損失の波長依存性の実測結果をそれぞれ示している。また、その実測結果から、各調芯波長1420,1450,1480,1550および1600nmの場合における波長依存損失(WDL)を求めた値を、上の表1に実測値(dB)として示してある。
この表1の実測値から明らかなように、挿入損失の波長依存性の実測結果では、1450〜1650nmの波長範囲における波長依存損失は、調芯波長が1600nmの場合に最良となり、その波長依存損失の値は0.10dBである(図2参照)。
また、この実測結果から、1450〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯した光ファイバコリメータ1は、1250〜1650nmの波長範囲において波長依存損失(WDL)が0.15dB以下となることが判った(図2参照)。
図2は、1250〜1650nmの波長範囲における調芯波長と波長依存損失(WDL)の関係を示している。図2において、曲線40は、図5に示す上記計算(シミュレーション)結果から求めた表1の計算値を用いて作成した曲線であり、調芯波長に応じた波長依存損失(WDL)の変化を表わしている。また、図2において、黒丸41〜45は、各調芯波長1420,1450,1480,1550および1600nmにおける波長依存損失(WDL)の実測値を示している。
図2のグラフと、上記表1の計算値および実測値とから、調芯波長が1420nm〜1600nmの波長範囲では、波長依存損失(WDL)の実測値と計算値とがほぼ一致しており、その波長範囲内で調芯波長を選択することで、1250〜1650nmの波長範囲において波長依存損失(WDL)が0.25dB以下となることが判る。
以上のように構成された一実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○図2と、表1に示す計算値および実測値とから、1350〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯した光ファイバコリメータ1は、1250〜1650nmの波長範囲において波長依存損失(WDL)が0.20dB以下(0.20dB〜0.10dBの範囲内)となる。このため、1250〜1650nmの広い波長範囲で0.20dB以下の低波長依存損失(WDL)が得られる。したがって、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを実現できる。
○図2および表1に示す実測値から、1450〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯した光ファイバコリメータ1は、1250〜1650nmの波長範囲において波長依存損失(WDL)が0.15dB以下(0.15dB〜0.10dBの範囲内)となる。このため、1250〜1650nmの広い波長範囲で0.15dB以下の低波長依存損失(WDL)が得られる。したがって、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを実現できる。
○図6に示す実測結果から、1420〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯した光ファイバコリメータ1は、1250〜1650nmの波長範囲において挿入損失(IL)が0.20dB以下となる。このため、1250〜1650nmの広い波長範囲で0.2dB以下(0.2dB〜0.1dBの範囲内)の低挿入損失(IL)が得られる。したがって、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張した光ファイバコリメータを実現できる。
○屈折率分布型ロッドレンズ5の一端面5aおよび他端面5bと、ファイバチップ4の一端面4aには、1250〜1650nmの波長範囲で反射率が0.4%以下の反射防止膜7をそれぞれ施してある。これにより、1250〜1650nmの広い波長範囲で戻り光反射率が小さい光ファイバコリメータを実現できる。
○屈折率分布型ロッドレンズ5を用いて構成した光ファイバコリメータ1において、使用可能な波長領域を飛躍的に拡張することができる。
以下、上記一実施形態から把握できる技術思想について説明する。
(1)上記請求項1に記載の光ファイバコリメータにおいて、
前記光ファイバと前記レンズとが、1350〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯されていることを特徴とする光ファイバコリメータ。
この構成によれば、1350〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯されることで、1250〜1650nmの広い波長範囲で0.20dB〜0.1dBの範囲内の低波長依存損失(WDL)が得られる。
(2)上記請求項2に記載の光ファイバコリメータにおいて、
前記光ファイバと前記レンズとが、1450〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯されていることを特徴とする光ファイバコリメータ。
この構成によれば、1450〜1600nmの波長範囲におけるある波長で調芯されることで、1250〜1650nmの広い波長範囲で0.15dB〜0.1dBの範囲内の低波長依存損失(WDL)が得られる。
[変形例]
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・上記一実施形態では、屈折率分布型ロッドレンズ5を用いた光ファイバコリメータ1について一例として説明したが、本発明は、屈折率分布型ロッドレンズ5に代えて球面或いは非球面レンズを用い、このレンズで単一モード光ファイバ2から出射された光をコリメート光にするように構成した光ファイバコリメータにも適用可能である。
・上記一実施形態では、屈折率分布型ロッドレンズ5として、例えば、直径が1.8mmで、特定波長1550nmにおける中心屈折率nが1.590、屈折率分布定数√Aが0.3229であり、レンズ長Zを0.23Pとした屈折率分布型ロッドレンズを用いているが、本発明は他の仕様の屈折率分布型ロッドレンズを用いる場合にも適用可能である。
・上記一実施形態では、作用長WDが5mmの光ファイバコリメータ1について一例として説明したが、作用長WDが0〜70mm程度の範囲内の光ファイバコリメータにも本発明は適用可能である。
・上記一実施形態では、屈折率分布型ロッドレンズ5の一端面5aはその光軸に垂直な面に対して8°傾斜した斜め面に研磨され、ファイバチップ4の一端面4aはその中心軸に垂直な面に対して8°傾斜した斜め面に研磨されているが、これらの斜め面の角度は8°に限らず、他の角度にする場合にも本発明は適用可能である。
・上記一実施形態では、ファイバチップ4と屈折率分布型ロッドレンズ5を保持するチューブをガラスチューブ6としたが、ガラスチューブ6に代えて金属製のチューブを用いる場合にも本発明は適用可能である。
一実施形態に係る光ファイバコリメータを示す断面図。 調芯波長と波長依存促成の関係を示すグラフ。 調芯系を示す概略構成図。 挿入損失の波長依存性を測定する測定系を示す概略構成図。 同波長依存性の計算結果を示すグラフ。 同波長依存性の実測結果を示すグラフ。
符号の説明
1…光ファイバコリメータ、2…単一モード光ファイバ、3…キャピラリ、4…ファイバチップ、5…レンズとしての屈折率分布型ロッドレンズ、7…反射防止膜。

Claims (5)

  1. 単一モード光ファイバをキャピラリで保持したファイバチップと、レンズとを備え、前記光ファイバから出射された光を前記レンズでコリメート光にする光ファイバコリメータにおいて、
    1250〜1650nmの波長範囲で波長依存損失(WDL)が0.2dB以下であることを特徴とする光ファイバコリメータ。
  2. 単一モード光ファイバをキャピラリで保持したファイバチップと、レンズとを備え、前記光ファイバから出射された光を前記レンズでコリメート光にする光ファイバコリメータにおいて、
    1250〜1650nmの波長範囲で波長依存損失(WDL)が0.15dB以下であることを特徴とする光ファイバコリメータ。
  3. 単一モード光ファイバをキャピラリで保持したファイバチップと、レンズとを備え、前記光ファイバから出射された光を前記レンズでコリメート光にする光ファイバコリメータにおいて、
    1250〜1650nmの波長範囲で挿入損失(IL)が0.2dB以下であることを特徴とする光ファイバコリメータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の光ファイバコリメータにおいて、
    前記レンズの端面及び前記ファイバチップの端面に、1250〜1650nmの波長範囲で反射率が0.4%以下の反射防止膜をそれぞれ施したことを特徴とする光ファイバコリメータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の光ファイバコリメータにおいて、
    前記レンズは屈折率分布型ロッドレンズであることを特徴とする光ファイバコリメータ。
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