JPH11284205A - 光モニタ装置 - Google Patents

光モニタ装置

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JPH11284205A
JPH11284205A JP10099899A JP9989998A JPH11284205A JP H11284205 A JPH11284205 A JP H11284205A JP 10099899 A JP10099899 A JP 10099899A JP 9989998 A JP9989998 A JP 9989998A JP H11284205 A JPH11284205 A JP H11284205A
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optical
light
waveguide
optical fiber
monitoring device
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JP10099899A
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Masayuki Fujita
正幸 藤田
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Original Assignee
NEC Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/079Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using measurements of the data signal
    • H04B10/0795Performance monitoring; Measurement of transmission parameters
    • H04B10/07955Monitoring or measuring power

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学部品の点数を削減して信号光のレベルを
モニタすることのできる光モニタ装置を実現する。 【解決手段】 第1および第2の光ファイバ21、22
の端部近傍部分は、それぞれ所定の長さtだけ平行に配
置されて、これらのクラッドと同一の屈折率のガラス材
23中に埋設されている。第1および第2の光ファイバ
21、22の端部側には光反射膜25が形成されてお
り、これに対向して受光素子27が配置されている。第
1および第2の光ファイバ21、22は所定の長さtの
部分でエバネセント結合を行い、一方の光ファイバを伝
播する光が他方に移動する。これによってこれらの光フ
ァイバ21、22から射出される光の一部は光反射膜2
5を透過して受光素子27に入射し、信号光のレベルが
モニタされる。この装置はレンズやミラーが不要なので
光学部品を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば光通信や光情
報処理に使用される光モニタ装置に係わり、特に光ファ
イバを伝送する光のレベルをモニタする光モニタ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを使用した通信システムや光
ファイバを使用した光情報処理装置は、大容量のデータ
を高品質で伝送することができ、注目されている。光フ
ァイバをデータの伝送路に使用すると、特に長距離光フ
ァイバシステムでは、信号光の減衰が問題となる。そこ
で、従来からこのように光ファイバを長距離に敷設する
ような場合には、光信号を増幅するための光中継装置を
使用している。
【0003】光中継装置としては、希土類添加光ファイ
バを増幅媒体として使用して光信号を直接増幅する光フ
ァイバ増幅器が存在する。光中継装置では、伝送されて
きた光信号のレベルを予め定めた一定の値にまで増幅し
て出力することで光の伝送品質を一定に保つようにして
いる。このために、従来から光モニタ装置が使用されて
いる。
【0004】図5は、従来の光モニタ装置の構成の一例
を表わしたものである。この光モニタ装置は、第1の光
ファイバ11から射出される光信号を第2の光ファイバ
12に入射させる一方、途中に配置された光学系によっ
てその一部の光信号を受光素子13に入射させて信号レ
ベルをモニタする構成となっている。このための光学系
は、第1の光ファイバ11から射出された光を平行光に
する第1のレンズ14と、この平行光を入射するハーフ
ミラー15と、このハーフミラー15を透過した光を第
2の光ファイバ12に結合させる第2のレンズ16と、
ハーフミラー15によって反射された光を受光素子13
上に収束させるための第3のレンズ17から構成されて
いる。
【0005】このような従来の光モニタ装置では、第1
の光ファイバ11から射出された光の一部がハーフミラ
ー15によって反射されて受光素子13に到達する結果
として、増幅後あるいは増幅前の光信号の信号レベルが
受光素子13によって検出されることになる。したがっ
て、第1の光ファイバ11から出力される光信号が増幅
後のものであれば、この信号レベルが所定の値となるよ
うに図示しない光ファイバ増幅器にフィードバックする
ことで、信号レベルの調整を行うことができる。また、
第1の光ファイバ11から出力される光信号が増幅前の
ものであれば、受光素子13の検出した信号レベルに応
じて光ファイバ増幅器の増幅率を指示することで、信号
光のレベルを所望の値に設定することが可能になる。
【0006】図5に示した光モニタ装置は、ハーフミラ
ー15を使用して光の分岐を行ったが、ビームスプリッ
タを使用しても同様に入力光の分岐が可能である。特開
平3−12610号公報では、このようなビームスプリ
ッタを使用して光を2方向に分岐して、分岐した一方の
光を受光素子に入射させて信号レベルのモニタを行って
いる。また、特開平6−331940号公報に開示され
た技術では、図5と同様にハーフミラーで光を2方向に
分岐し、その一方を受光素子に入射させているが、受光
素子の手前にフィルタ板を回動自在に配置する構成をと
っている。これは、光路中にフィルタ板を回動自在に配
置し、かつこれを異方性を有する吸収性フィルタとする
ことで分岐後の反射光の偏光依存性を補償するようにし
たものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光モ
ニタ装置では、以上説明したように光を2方向に分岐し
てその一方を受光素子に入力して信号レベルのモニタを
行うようになっている。このため、光を分岐するための
ハーフミラー等の光学部品だけでなく、光ファイバから
射出された光を平行光に変換したり平行光を光ファイバ
の一端や受光素子に収束させるために複数のレンズを必
要とし、更には光フィルタも必要として光学部品の構成
点数が多くなるといった問題が有った。これにより、光
モニタ装置自体が高価となるといった問題もあった。ま
た、ハーフミラーやビームスプリッタ等の光学部品が光
をその進行方向と直交する方向に分岐するので、装置の
占める容積が大きくなるといった問題もあった。
【0008】そこで本発明の目的は、光学部品の点数を
削減して信号光のレベルをモニタすることのできる光モ
ニタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)第1の光導波路と、(ロ)この第1の光導波
路の一端部近傍部分と所定長だけ一端部近傍部分が平行
に配置されており、この所定長の部分で第1の光導波路
を伝播する光とエバネセント結合を行う第2の光導波路
と、(ハ)これら第1および第2の光導波路の一端部の
端面とそれぞれ対向して配置されこれら端面から出射す
る光を一部透過すると共に残りを反射する光反射手段
と、(ニ)この光反射手段を透過した光を受光する受光
素子とを光モニタ装置に具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、基板上
に形成された光導波路あるいは光ファイバ等からなり、
光を伝播する第1および第2の光導波路が、エバネセン
ト結合を行うために所定長だけ間隔を置いて平行に配置
されており、一方の光導波路を伝播する光が他方に移動
するようになっている。そして、これら第1および第2
の光導波路の一端部にはこれらの端面と対向して光反射
手段が配置されており、これら第1および第2の光導波
路から入射する光の一部を透過し、残りを反射するよう
になっている。光反射手段を透過する光は受光素子に入
射して信号光のレベルがモニタされることになる。この
光モニタ装置では、2つの光導波路が少なくともそれら
の端部近傍部分を平行にしていればよく、レンズ等の光
学部品の多くを省略することができるので、部品点数を
減少させることができる。
【0011】請求項2記載の発明では、(イ)第1の光
ファイバと、(ロ)この第1の光ファイバの一端部近傍
部分と所定長だけこれと平行に配置された一端部近傍部
分を有し、この所定長の部分で第1の光ファイバを伝播
する光とエバネセント結合を行う第2の光ファイバと、
(ハ)これら第1および第2の光ファイバの一端部の端
面とそれぞれ対向して配置されこれら端面から出射する
光を一部透過すると共に残りを反射する光反射手段と、
(ニ)第1および第2の光ファイバのクラッドと同一の
屈折率の材質でかつ端面から少なくとも所定長だけこれ
らのファイバの間を隙間なく覆うように配置された光学
結合手段と、(ホ)光反射手段を透過した光を受光する
受光素子とを光モニタ装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、光を伝
播する第1および第2の光ファイバが、エバネセント結
合を行うためにそれらの一端部近傍部分が所定長だけ間
隔を置いて平行に配置されており、これらのクラッドと
同一の屈折率の材質でかつ端面から少なくとも所定長だ
けこれらのファイバの間を隙間なく覆うように配置され
た光学結合手段を介して、一方の光ファイバを伝播する
光が他方に移動するようになっている。そして、これら
第1および第2の光ファイバの一方の端面と対向する位
置には光反射手段が配置されており、これら第1および
第2の光ファイバから入射する光の一部を透過し、残り
を反射するようになっている。光反射手段を透過する光
は受光素子に入射して信号光のレベルがモニタされるこ
とになる。この光モニタ装置では、2つの光ファイバが
少なくともそれらの端部近傍部分を平行にしていればよ
く、レンズ等の光学部品の多くを省略することができる
ので、部品点数を減少させることができる。
【0013】請求項3記載の発明では、(イ)第1の導
波路と、この第1の導波路と所定長だけ平行に配置さ
れ、この所定長の部分で第1の光導波路を伝播する光と
エバネセント結合を行う第2の導波路とを有する基板
と、(ロ)この基板の第1および第2の導波路の一端部
と接する第1の面と隣接して配置されこれらの一端部か
ら出射する光を一部透過すると共に残りを反射する光反
射手段と、(ハ)基板の第1および第2の導波路の他端
部と接する第2の面にこれら第1および第2の導波路と
1つずつそれぞれの一方の端面を接続させた第1および
第2の光ファイバと、(ニ)光反射手段を透過した光を
受光する受光素子とを光モニタ装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、基板上
に形成された第1および第2の光導波路が、エバネセン
ト結合を行うために所定長だけ比較的狭い間隔を置いて
平行に配置されており、一方の光導波路を伝播する光が
他方に移動するようになっている。そして、これら第1
および第2の光導波路の一端部にはこれらの端面と対向
して光反射手段が配置されており、これら第1および第
2の光導波路から入射する光の一部を透過し、残りを反
射するようになっている。光反射手段を透過する光は受
光素子に入射して信号光のレベルがモニタされることに
なる。この光モニタ装置では、レンズ等の光学部品の多
くを省略することができるので、部品点数を減少させる
ことができる。また、第1および第2の光導波路が基板
上に形成されているので、例えば2本の光ファイバをエ
バネセント結合を生じさせる間隔および長さに設定する
場合に比べてエバネセント結合のための条件設定が容易
になり、光モニタ装置の歩留まりを向上させてコストダ
ウンを図ることが可能になる。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明で、第1の導波路と第2の導波路は所定長にわたっ
て比較的狭い間隔を保っており、第2の面でそれらの間
隔が第1および第2の光ファイバの配置間隔にまで広が
るようにそれらの少なくとも一方の経路が第2の面の手
前で湾曲していることを特徴としている。
【0016】すなわち請求項4記載の発明では、第1お
よび第2の光導波路が通常の場合、第1および第2の光
ファイバの配置に最小限必要な間隔よりも狭く配置され
ることに鑑み、基板上に形成される光導波路の一端側を
湾曲させてその端部側での第1および第2の光導波路の
間隔を広げて、それぞれ対応する光ファイバの光学的な
結合を容易にしたものである。
【0017】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
発明で、第1の面に、第1および第2の導波路から出射
する光を一部透過すると共に残りを反射する薄膜が蒸着
されていることを特徴としている。
【0018】すなわち請求項5記載の発明では、基板の
一端に金属等から成る薄膜を蒸着することによって、光
モニタ装置の製造を高精度かつ組み立て容易なものとし
ている。請求項1および請求項2記載の発明において
も、同様に光反射手段を蒸着で形成するようにすること
が可能である。
【0019】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明で、光反射手段として形成される薄膜は、入射光の
波長に応じてその反射率あるいは透過率を変化させるよ
うな多層膜構造を有することを特徴としている。これに
より、ノイズ成分等を波長によって選り分けることが可
能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
【0021】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例における光モニタ
装置の原理的な構成を表わしたものである。この光モニ
タ装置は、光信号を図で右側から左側方向に伝搬する第
1の光ファイバ21と、この第1の光ファイバ21の左
端部21Aと所定の長さtだけ隣接した左端部22Aを
有する第2の光ファイバ22を備えている。第1および
第2の光ファイバ21、22は、本実施例の場合、共に
単一モードの光ファイバであり、コアとクラッドを有す
る構成となっている。また、これら第1および第2の光
ファイバ21、22の図で左端部から図で右方向に所定
の長さtあるいはこれよりも長い所定距離までは、これ
らの光ファイバ21、22を埋設するように、これらの
クラッドと同一材質のガラス材23が覆っている。この
ガラス材23の図で左側の端面24は、第1および第2
の光ファイバ21、22の端面と一致しており、この端
面24には入射光の一部を透過し残りを反射するための
光反射膜25が形成されている。この光反射膜25の図
で左側には、光反射膜25を透過した光26を受光する
ための受光素子27が配置されている。受光素子27に
は、本実施例の場合、フォトダイオードを使用してい
る。
【0023】このような構成の本実施例の光モニタ装置
で、ガラス材23中に埋設された第1および第2の光フ
ァイバ21、22の間隔および長さtは、エバネセント
波による光の結合現象が発生するような数値に設定され
ている。実施例では、第1および第2の光ファイバ2
1、22は約2センチメートルの長さにわたって互いに
撚り合わされた状態で、この長さtの部分が加熱されて
クラッド同士が溶融して一体化しガラス材23を構成し
ている。すなわち、図1では説明をわかりやすくするた
めに第1および第2の光ファイバ21、22の周囲にこ
れらのクラッドと同一材質のガラス材23が覆ったよう
に図解しているが、2つの光ファイバのコアの間に共通
のクラッドが存在しているものと理解してよい。エバネ
セント波による光の結合としてのエバネセント結合は、
光がある距離を伝播するときの2つの導波路間の相互作
用として一方の導波路を伝播する光が他方の導波路に移
動する現象をいう。
【0024】図1に矢印で示したように、このエバネセ
ント結合によって、第1の光ファイバ21から光反射膜
25の方向に伝播する光は、第2の光ファイバ22に移
動する。これらの光ファイバ21、22が相互作用を生
じる相互作用距離をエバネセント波の完全結合長L(光
が第2の光ファイバ22に完全に移動する長さ)よりも
長く設定すると、第1の光ファイバ21のコアから第2
の光ファイバ22のコアに光が移動した後に、第2の光
ファイバ22のコアから第1の光ファイバのコアに再び
光が移動し始める。この結果として、例えば第1および
第2の光ファイバ21、22の隣接している長さtが無
限に長い相互作用距離となっている場合には、当初第1
の光ファイバ21を伝播していた光は、第2の光ファイ
バ22との間で移動を繰り返すことになる。
【0025】なお、完全結合長Lは第1および第2の光
ファイバ21、22を伝播する光の波長と、これらのフ
ァイバ21、22のクラッド間の距離で定まる値であ
る。完全結合長Lと前記した長さt(結合距離)の関係
は次の(1)式の通りとなっている。 t=L/2 ……(1) ここで光信号として通常使用される光の波長帯は、1.
2〜1.6μmとなっていることが多い。
【0026】図2は、第1および第2の光ファイバのク
ラッドを熱によって融着させた際の光モニタ装置のより
具体的な構成を表わしたものである。第1の光ファイバ
21のクラッド21Cと第2の光ファイバ22のクラッ
ド22Cとは光ファイバ端部において少なくとも長さt
にわたって融着されている。
【0027】図1に戻って説明を続ける。本実施例の光
モニタ装置では、第1および第2の光ファイバ21、2
2の左端面に光反射膜25が形成されている。実施例の
光反射膜25は、TiO2、SiO2等の薄膜をガラス材
23の端面に多層に蒸着してなる誘電体多層膜からなっ
ている。したがって、第1の光ファイバ21の図で左端
部から受光素子27方向に射出した光は、その一部が光
反射膜25を透過して透過光26として受光素子27に
入射する。第1の光ファイバ21からガラス材23を介
して第2の光ファイバ22に移動した光でその端面から
射出した光も一部が光反射膜25を透過して、透過光2
6として受光素子27に入射することになる。もちろ
ん、第1の光ファイバ21を伝播して光反射膜25を反
射した光および第2の光ファイバ22を伝播して光反射
膜25を反射した光は、完全結合長Lの下で第2の光フ
ァイバ22に完全に移動し、図で右方向に伝播されるこ
とになる。このとき、第2の光ファイバ22を伝播され
る光信号のレベルが受光素子27によってモニタされ
る。
【0028】変形例
【0029】図3は、本発明の変形例における光モニタ
装置の要部を表わしたものである。この変形例で図1と
同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を
適宜省略する。この変形例の光モニタ装置は石英基板3
1を備えている。石英基板31には、第1および第2の
導波路32、33が互いに並列にかつ近接させて形成さ
れている。石英基板31の図で奥側の端部には光反射膜
25が形成されており、これに対向して受光素子27が
配置されている。石英基板31の他方の端部は、光信号
の入出力のための光ファイバが接続されるようになって
いる。第1および第2の導波路32、33の間隔は数μ
mと非常に狭いので、この接続を容易にするために第2
の導波路33の端部近傍は第1の導波路32から離れる
方向に屈曲されている。
【0030】図4は、この変形例の光モニタ装置の石英
基板に光ファイバが接続された状態を表わしたものであ
る。第1の光ファイバ41の端面が第1の導波路32の
端面に、また第2の光ファイバ42の端面が第2の導波
路33の端面にそれぞれ接続されている。第2の導波路
33の直線部分の長さt(結合距離)は、の完全結合長
Lとの間で実施例で示した(1)式を満足するような長
さに設定されている。
【0031】この変形例の光モニタ装置では、石英基板
31に第1および第2の導波路32、33をと光反射膜
25を形成しておけば、これに2本の光ファイバを接続
するだけで光モニタ装置の主要部を簡単に作成すること
ができる。しかも、実施例のように2本の光ファイバを
撚り合わせて加熱し溶融させるといった作業が不要なの
で、長さt(結合距離)を正確に設定することができ、
歩留まりも向上して安価かつ高精度の光モニタ装置を作
成することができる。
【0032】なお、以上説明した実施例および変形例で
は光反射膜25をTiO2、SiO2等の薄膜をガラス材
23の端面に多層に蒸着することで作成したが、これ以
外の誘電体あるいは金等の金属からなる膜構造であって
も、光を所定の割合で反射させ、透過させるものであれ
ば良いことはもちろんである。また、膜構造の代わりに
ある程度の厚さを有する平板構造のものであってもよい
ことは当然である。更に実施例では、光反射膜25は一
方の光ファイバから出力される光を一定の割合で反射さ
せるものとして説明したが、入射光の波長に応じてその
反射率あるいは透過率を変化させるようなものであって
もよい。
【0033】一例を挙げると、この光反射膜25あるい
は反射用の板が、入射光の特定波長に対してのみ透過特
性を備えており、それ以外の波長では入射光のほぼ10
0%を反射するような波長依存性の特性を有するもので
あってもよい。このような光反射膜25あるいは反射用
の板を使用することで、例えば光信号以外の雑音を除去
することができるようになり、受光素子27に対する雑
音成分の除去が完璧あるいはこれに近くなる。これによ
って、受光素子27のモニタとしての精度を十分向上さ
せることができるようになる。
【0034】更に実施例では光ファイバを2本撚り合わ
せて加熱し融着することにしたが、光ファイバ融着型W
DMカプラと同様の製法で、2本の光ファイバを撚り合
わせて溶融させた後、この溶融部を延伸して前記した長
さtの結合部を形成するようにしてもよい。この場合に
は、この結合部を切断し、切断面を研磨して長さtを調
整し、この後、光反射膜を形成する等の処理を行うこと
になる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、第1および第2の光導波路が、エバネセント
結合を行うために所定長だけ間隔を置いて平行に配置さ
れており、これらの一端部に配置された光反射手段を介
して受光素子に光を入射するようにしているので、光学
部品の点数を減少させて装置の小型化を図ることができ
ると共に、光反射手段の反射特性に応じてモニタする光
の波長を変えたり、モニタする光の割合を調整すること
ができ、融通の効く装置構成とすることができる。
【0036】また請求項2記載の発明によれば、第1お
よび第2の光ファイバの一端近傍をこれらの光ファイバ
のクラッドと同一の屈折率の材質でかつ端面から少なく
とも所定長だけこれらのファイバの間を隙間なく覆うよ
うに配置することにしているので、これら端部近傍の位
置関係が安定する。しかもこれら光ファイバ間でエバネ
セント結合を直接行うようにしたので、装置の一層の小
型化を図ることができる。
【0037】更に請求項3記載の発明によれば、基板上
に形成された第1および第2の光導波路が、エバネセン
ト結合を行うために所定長だけ比較的狭い間隔を置いて
平行に配置されており、これら第1および第2の光導波
路の一端部にはこれらの端面と対向して光反射手段が配
置されると共に他端部に第1および第2の光ファイバの
端部を接続するようにしている。このため、光ファイバ
同士を所定の位置関係を保つようにしてエバネセント結
合を行う場合に比べて、エバネセント結合のための条件
設定が容易になり、光モニタ装置の歩留まりを向上させ
てコストダウンを図ることが可能になる。
【0038】また請求項4記載の発明によれば、基板上
に形成される光導波路の一端側を湾曲させてその端部側
での第1および第2の光導波路の間隔を広げることにし
たので、複数の光ファイバを基板の一端に無理なく配置
することができ、装置の製造を容易に行うことができ
る。
【0039】更に請求項5記載の発明によれば、基板の
一端に金属等から成る薄膜を蒸着することにしたので、
光モニタ装置の製造を高精度かつ組み立て容易なものと
することができる。
【0040】また請求項6記載の発明によれば、光反射
手段として形成される薄膜は、入射光の波長に応じてそ
の反射率あるいは透過率を変化させるような多層膜構造
を有することにしたので、ノイズ成分等を波長によって
選り分けることが可能になり光モニタ装置の信頼性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光モニタ装置の原理
的な構成を表わした平面図である。
【図2】第1および第2の光ファイバのクラッドを熱に
よって融着させた際の光モニタ装置のより具体的な構成
を表わした平面図である。
【図3】本発明の変形例における光モニタ装置の要部を
表わした斜視図である。
【図4】この変形例における光ファイバを取り付けた石
英基板を示す平面図である。
【図5】従来の光モニタ装置の構成の一例を表わした概
略構成図である。
【符号の説明】
21 第1の光ファイバ 22 第2の光ファイバ 23 ガラス材 25 光反射膜 27 受光素子 31 石英基板 32 第1の導波路 33 第2の導波路 t 所定の長(所定長)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光導波路と、この第1の光導波路
    の一端部近傍部分と所定長だけ一端部近傍部分が平行に
    配置されており、この所定長の部分で第1の光導波路を
    伝播する光とエバネセント結合を行う第2の光導波路
    と、 これら第1および第2の光導波路の前記一端部の端面と
    それぞれ対向して配置されこれら端面から出射する光を
    一部透過すると共に残りを反射する光反射手段と、 この光反射手段を透過した光を受光する受光素子とを具
    備することを特徴とする光モニタ装置。
  2. 【請求項2】 第1の光ファイバと、 この第1の光ファイバの一端部近傍部分と所定長だけこ
    れと平行に配置された一端部近傍部分を有し、この所定
    長の部分で第1の光ファイバを伝播する光とエバネセン
    ト結合を行う第2の光ファイバと、 これら第1および第2の光ファイバの前記一端部の端面
    とそれぞれ対向して配置されこれら端面から出射する光
    を一部透過すると共に残りを反射する光反射手段と、 前記第1および第2の光ファイバのクラッドと同一の屈
    折率の材質でかつ前記端面から少なくとも前記所定長だ
    けこれらのファイバの間を隙間なく覆うように配置され
    た光学結合手段と、 前記光反射手段を透過した光を受光する受光素子とを具
    備することを特徴とする光モニタ装置。
  3. 【請求項3】 第1の導波路と、この第1の導波路と所
    定長だけ平行に配置され、この所定長の部分で第1の光
    導波路を伝播する光とエバネセント結合を行う第2の導
    波路とを有する基板と、 この基板の前記第1および第2の導波路の一端部と接す
    る第1の面と隣接して配置されこれらの一端部から出射
    する光を一部透過すると共に残りを反射する光反射手段
    と、 前記基板の前記第1および第2の導波路の他端部と接す
    る第2の面にこれら第1および第2の導波路と1つずつ
    それぞれの一方の端面を接続させた第1および第2の光
    ファイバと、 前記光反射手段を透過した光を受光する受光素子とを具
    備することを特徴とする光モニタ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の導波路と第2の導波路は前記
    所定長にわたって比較的狭い間隔を保っており、前記第
    2の面でそれらの間隔が前記第1および第2の光ファイ
    バの配置間隔にまで広がるようにそれらの少なくとも一
    方の経路が第2の面の手前で湾曲していることを特徴と
    する請求項3記載の光モニタ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の面に、前記第1および第2の
    導波路から出射する光を一部透過すると共に残りを反射
    する薄膜が蒸着されていることを特徴とする請求項3記
    載の光モニタ装置。
  6. 【請求項6】 前記薄膜は、入射光の波長に応じてその
    反射率あるいは透過率を変化させるような多層膜構造を
    有することを特徴とする請求項5記載の光モニタ装置。
JP10099899A 1998-03-30 1998-03-30 光モニタ装置 Pending JPH11284205A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009031352A1 (ja) * 2007-09-04 2009-03-12 Sharp Kabushiki Kaisha 赤外線信号受信ユニット及び電子装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009031352A1 (ja) * 2007-09-04 2009-03-12 Sharp Kabushiki Kaisha 赤外線信号受信ユニット及び電子装置

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