JP2867356B2 - 昇降荷台の荷の落下防止装置 - Google Patents
昇降荷台の荷の落下防止装置Info
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Description
テーションに対して昇降する荷台上に載置した荷の落下
を防止し、かつ荷の受渡し時における荷台の揺動を防止
するようにした装置に関する。
来た荷、たとえば多数の部材を収容したコンテナを、加
工工程に供給したり、倉庫に収納したり、他のコンベヤ
に移載したりする際に、しばしば吊り下げ式搬送装置が
使用される。
常走行台車に吊支されて走行させられるので、走行途中
でコンテナが荷台から落下することがあり、またコンベ
ヤで搬送されてきたコンテナを、ローラコンベヤの端部
から荷台に移載する際、荷台が衝撃等により揺動して、
コンテナを安全かつ確実に移載できなくなることがあ
る。このことは、荷台上のコンテナを他のコンベヤへ移
載する際も同様である。そのため各搬送装置には、上述
の問題に対処する各種の手段が講ぜられている。
装置は、コンテナの形状や大きさや重量や材質等により
制約を受け、かつ構成が複雑で高価であり、また効果が
不確実であった。
荷の落下を防止するとともに、荷をステーションより荷
台へ、あるいはその逆に、確実かつ安全に移載しうる装
置を提供することを目的としている。
め、本発明の昇降荷台の荷の落下防止装置は、レールに
沿って走行する走行台車に吊支され、荷の受渡しを行な
うべく昇降しうるようになっている荷台の荷受渡し側の
端部に、係合板を、荷台に載置された荷の側方移動を阻
止する起立位置と、荷の受渡しの妨げとならない倒伏位
置とに移動可能として設け、かつ荷台の上面に、荷を受
渡し方向に搬送しうるコンベヤを設け、さらに、前記コ
ンベヤ上には、その上に荷が完全に移乗したことを検知
して、このコンベヤを停止させるべく機能する光電セン
サを設け、走行台車には、常時下向きに付勢され、荷台
が上昇したとき押しあげられる抑え板と、抑え板が一定
量上昇したとき、これを検知して、荷台の上昇を停止さ
せるべく機能する近接センサを設けたことを特徴として
いる。
起立位置としておけば、係合板が柵となって荷の落下が
防止され、荷の受渡し時には、係合板を倒伏位置とすれ
ば、係合板が荷の受渡しを妨げることはない。
に、係合板を倒伏位置としたとき、フック片がステーシ
ョンに設けた係合突起に係合するようにしておけば、荷
台自体の揺動が阻止され、荷を安全確実に受渡しするこ
とができる。
(1)は、天井に架設したレール、(A)は、レール(1)に
沿って自走する台車、(B)は、走行台車(A)に吊支され
て昇降する荷台である。
と後部には、それぞれ、左右方向を向く前後1対の支持
板(3)(3)が垂設され、対をなす支持板(3)(3)の中央
部の間には、左右1対の巻取りドラム(4)(4)が枢設さ
れ、同じく左右端部の間には、それぞれ、フランジ付ロ
ーラ(5)と、その外側方に近接して平行に並ぶ小径の押
えローラ(6)とが枢設されている。
ベルト(7)の遊端は、フランジ付ローラ(5)と押えロー
ラ(6)の間を通過して、下方の荷台(B)の台枠(8)の四
隅部に止着されている。
a)の支持板(3)より突出する内端には、同歯数のギヤ
(9)が固着され、隣接するギヤ(9)(9)は互いに噛合し
ている。一方のギヤ(9)には、基板(2)の下面中央部に
設けたモータ(10)の前後方ヘ突出する駆動ギヤ(11)が噛
合しており、荷台(B)は、モータ(10)により、水平を保
持して昇降させられる。
巻取りドラム(4)の外側方には、吊支杆(12)と近接セン
サ(13)が垂設されている。
(2)より若干小寸の押え板(15)の上面四隅部には、正面
視下向U字形の吊支具(16)が固着され、その上片は、吊
支杆(12)に下方より遊嵌し、吊支杆(12)の下端部に挿入
した係止ピン(14)により、押え板(15)は吊支されてい
る。押さえ板(15)は、吊支杆(12)に巻装した圧縮ばね(1
7)により、下方に向けて付勢されている。
圧縮ばね(17)に抗して上昇すると、近接センサ(13)に近
接して、前記モータ(10)を停止させる感知片(18)が添設
されている。
(19)(19)に掛け回された左右1対の無端ベルト(20)(20)
を、台枠(8)上のモータ(21)により前後方向に回走させ
るようにしたベルトコンベヤ(22)が配置されている。
枠(8)上に設けた、正面視下向アングル形の左右の取付
板(23)の水平片(23a)には、それぞれ、ベルトコンベヤ
(22)とほぼ等長でかつそれと平行をなす案内柵(24)が、
側方位置調節可能に立設されている。各案内柵(24)に
は、被搬送物検知用の光電センサ(25)が設けられてい
る。
の前後両端には、左右に対向する回動板(26)の基部が枢
支され、左右の回動板(26)の先端部同士は、側面視アン
グル形の係合板(27)の基片(27a)をもって連結されてい
る。
片(27b)の左右両端近くには、端縁より係合溝(28)が切
設されている。左右の回動板(26)の遊端部間には、左右
に長い渡りローラ(29)が枢設されている。
を収容したコンテナ(30)を搬送するローラコンベヤ(31)
の端面における上記係合板(27)の係合溝(28)と対向する
個所には、係合突起(32)が突設されている。係合突起(3
2)には、前記係合溝(28)が上方より係合しうる環状溝(3
2a)が設けられている。
あるリンク(33)をもって連係され、両係合板(27)(27)と
両渡りローラ(29)(29)は、図4に示す起立位置と、図3
に示す倒伏位置とに同期して、反対方向に回動する。
係合板(27)を上方へ向け、左右の案内杆(24)(24)を外側
方へ移動させて、走行台車(A)の近くまで上昇している
荷台(B)を、モータ(10)により下降させ、図3に示すよ
うにローラコンベヤ(31)と等高とする。
させれば、その係合溝(28)はローラコンベヤ(31)の係合
突起(32)の環状溝(32a)に係合して、荷台(B)の横振れ
は防止され、それと同時に、渡りローラ(29)は上外方へ
回動して、荷台(B)上のベルトコンベヤ(22)とローラコ
ンベヤ(31)の中間において両者と等高となる。
ヤ(31)上のコンテナ(30)の横幅に対応して、内側方に移
動させて固定する。
のベルトコンベヤ(22)を作動させれば、コンテナ(30)
は、渡りローラ(29)を通過し、案内杆(24)に誘導され
て、ベルトコンベヤ(22)に移乗する。
ことを前後の光電センサ(25)(25)が検知すると、その信
号によりベルトコンベヤ(22)は停止するので、回動板(2
6)を回動させて、係合板(27)を起立位置とするととも
に、渡りローラ(29)を内上方に向けて、モータ(10)によ
り荷台(B)を上昇させる。
ナ(30)が圧縮ばね(17)に抗して押え板(15)を押し上げる
と、ともに上昇する感知片(18)が近接センサ(13)に近接
して、その信号によりモータ(10)は回転を停止し、荷台
(B)は上昇を停止する。
コンテナ(30)は圧縮ばね(17)により下向付勢された押え
板(15)により、荷台(B)に押し付けられているので、搬
送中の振動や衝撃により横ずれすることはなく、その
間、塵埃等により上面が汚れることもない。
述と逆に作動させることにより、搬送したコンテナ(30)
を搬出することができる。コンテナ(30)は、搬送中横ず
れしないので、所定の姿勢で所定の個所に正しく搬出さ
れる。
コンテナ(30)としたが、たとえばダンボールや木箱や籠
等も同様に搬送することができ、ベルトコンベヤに代え
て、ローラコンベヤを使用することもできる。
ができる。 (a)荷台に荷を載置して昇降させる際に、係合板を起立
位置としておくことにより、係合板が柵となって荷の落
下を防止することができ、荷の受渡し時には、係合板を
倒伏位置とすれば、係合板が荷の受渡しを妨げることは
ない。
し時に、係合板を倒伏位置としたとき、フック片がステ
ーションに設けた係合突起に係合するようにしておけ
ば、荷台自体の揺動が阻止され、荷を安全確実に受渡し
することができる。
もに、荷の受渡しがより円滑となり、また荷の遠方への
搬送が可能となる。
昇の停止は、確実かつ安全に行われる。
る。
面図である。
状況を示す一部縦断側面図である。
を示す一部縦断側面図である。
た時の状況を示す一部縦断側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 レールに沿って走行する走行台車に吊支
され、荷の受渡しを行なうべく昇降しうるようになって
いる荷台の荷受渡し側の端部に、係合板を、荷台に載置
された荷の側方移動を阻止する起立位置と、荷の受渡し
の妨げとならない倒伏位置とに移動可能として設け、か
つ荷台の上面に、荷を受渡し方向に搬送しうるコンベヤ
を設け、 さらに、前記コンベヤ上には、その上に荷が完全に移乗
したことを検知して、このコンベヤを停止させるべく機
能する光電センサを設け、 走行台車には、常時下向きに付勢され、荷台が上昇した
とき押しあげられる抑え板と、抑え板が一定量上昇した
とき、これを検知して、荷台の上昇を停止させるべく機
能する近接センサを設けたことを特徴とする昇降荷台の
荷の落下防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143360A JP2867356B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 昇降荷台の荷の落下防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143360A JP2867356B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 昇降荷台の荷の落下防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072351A JPH072351A (ja) | 1995-01-06 |
JP2867356B2 true JP2867356B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=15336980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143360A Expired - Fee Related JP2867356B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 昇降荷台の荷の落下防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867356B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108033364A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-05-15 | 德马科起重机械有限公司 | 一种起重机行走台的双层伸缩式防护栏 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0412904A (ja) * | 1990-04-27 | 1992-01-17 | Yamaha Motor Co Ltd | 走行台車の移載装置 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP5143360A patent/JP2867356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072351A (ja) | 1995-01-06 |
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