JP2867191B2 - 捺染タオル織物の製造方法 - Google Patents
捺染タオル織物の製造方法Info
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- JP2867191B2 JP2867191B2 JP3315563A JP31556391A JP2867191B2 JP 2867191 B2 JP2867191 B2 JP 2867191B2 JP 3315563 A JP3315563 A JP 3315563A JP 31556391 A JP31556391 A JP 31556391A JP 2867191 B2 JP2867191 B2 JP 2867191B2
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Description
現わしたタオル織物の製造方法に係る。
し、このパイル経糸を使用して両面パイルのタオル織物
を製織し、織物の両面にパイル経糸の前記捺染にもとづ
く模様または文字を表裏対称に現わしたタオル織物が特
公昭58−39936号公報に開示されている。この公
知織物には次のような欠点がある。
に現われるから、表から見た場合と裏から見た場合とで
は、模様または文字の現われ方が左右反対となる。この
ような現われ方は、模様の場合はさほど苦にならないと
しても、文字の場合は事情が異なる。すなわち、文字の
字配りが左右非対称であると、表に正字が現われれば、
裏には左右の字配りが表と反対になった逆字が現われ、
文字の体をなさなくなる。左右対称の文字は限られてお
り、多くの文字は左右非対称であるから、この公知技術
は多くの文字について適用不可能ということになる。
の織物の両面に染料または顔料による通常の捺染、もし
くは下漬顕色法による特殊捺染(パイル経糸をナフトー
ル系染料液に下漬けをし、製織後に顕色剤を用いた捺染
を施すことによって色を現わす方法)により解消される
が、前者の通常の捺染は、色を反対面側ににじませない
ようにするために、表面染色となってパイルの根元まで
は染色されず、複雑に折り重なるパイルの捺染面に白み
が現われて模様が乱れ、色に深みがなく、染色堅ろう度
も概して弱いという欠点があり、後者の特殊捺染は、用
いられる染料が限られるため、色の種類に限界があり、
色もくすむという欠点がある。
の糸シート捺染を応用し、タオル織物の両面に模様、文
字、またはそれらの両方を表裏非対称に現わすことを課
題とする。
模様または文字と裏面に現われる模様または文字とを同
一面上で見比べた場合、模様または文字が左右対称に現
われないこと、すなわち、現われ方が左右反対にならな
いことをいう。換言すれば、表に書いた正しい文字を裏
から透かして見ると、字配りが左右反対になった逆字に
見え、現われる位置も左右反対になるが、模様または文
字を表裏に現わす場合、そのような左右反対の態様で表
わさないで、他の任意な態様で現わすことをいう。
めに採用した手段を例示の図1を用いて述べると、本発
明は、パイル経糸を2群の糸シートに分けて、それぞれ
に捺染を施し、それら2群の捺染をしたパイル経糸1、
2のいずれか一方を表側に配し、他方を裏側に配して、
地経糸3、4および緯糸5と共に両面パイルのタオル織
物を製職することにより、織物の両面にパイル経糸の前
記捺染にもとづく模様、文字、またはそれらの両方を表
裏非対称に現わすことを特徴とする捺染タオル織物の製
造方法に係る。
けて、それぞれに捺染を施し、それら2群の捺染をした
パイル経糸のいずれか一方を表側に配し、他方を裏側に
配して、両面パイルのタオル織物を製織するから、一方
の群に施した捺染はすべて表側に現われ、他方の群に施
した捺染はすべて裏側に現われ、両者の間には関係がな
い。したがって、織物の両面にパイル経糸の捺染にもと
づく模様、文字、またはそれらの両方を表裏非対称に現
わすことができる。
送り、フラット型スクリーン捺染機を用いて染料により
所望の模様を捺染し、染料固着、予備水洗を行ない、フ
ランジ付きビームに巻取る。ビームに巻いた状態でソー
ピング、水洗を施し、第1ビームを得る。第2群の無の
りのパイル経糸を糸シート状で送り、フラット型スクリ
ーン捺染機を用いて前記と異なる形状の模様を捺染する
ほかは、前記と同様に処理して第2ビームを得る。上記
の捺染における模様は、製織後の織物上に現われる模様
に比べて、パイル形成による糸の縮みに対応する倍率
で、たて長に施される。
が上下になるようにして、糸を同時に送り出し、経糸の
り付け整経装置を用いてのり付け、整経をし、製織ビー
ムに巻取る。
た前記の2群のパイル経糸のいずれか一方を表側に配
し、他方を裏側に配して、地経糸および緯糸と共に、両
面パイルのタオル織物を製織すると、織物の両面に表裏
非対称に、それぞれ異なる形状の模様が現われる。
に現われる模様、文字、またはそれらの両方が表裏非対
称であるから、前記特公昭58−39936号発明の技
術を用いて文字を現わす場合に生ずる、表面の正字に対
して字配りが左右反対となった逆字が裏面に現われると
いう不都合は、本発明では全く生じない。また本発明に
よれば、表裏に模様または文字、もしくはそれらの組合
わせを、表裏対称を除くのほかは任意に現わすことがで
きるので、模様および文字の現わし方がほとんど無制限
といえるほどに拡大した。
ート状で捺染することにより、捺染部のパイルは根元ま
で着色されているから、製織後のタオル織物に対して施
される先述の通常の捺染における、パイルの根元まで着
色するのはむずかしく、表面染色になりやすいという欠
点が解消され、また先述の下漬顕色捺染における染料の
限定、色のくすみといった欠点も解消された。
断面の模式図である。
Claims (1)
- 【請求項1】パイル経糸を2群の糸シートに分けて、そ
れぞれに捺染を施し、それら2群の捺染をしたパイル経
糸のいずれか一方を表側に配し、他方を裏側に配して、
地経糸および緯糸と共に両面パイルのタオル織物を製職
することにより、織物の両面にパイル経糸の前記捺染に
もとづく模様、文字、またはそれらの両方を表裏非対称
に現わすことを特徴とする捺染タオル織物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3315563A JP2867191B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 捺染タオル織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3315563A JP2867191B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 捺染タオル織物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586538A JPH0586538A (ja) | 1993-04-06 |
JP2867191B2 true JP2867191B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=18066853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3315563A Expired - Lifetime JP2867191B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 捺染タオル織物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867191B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU663267B1 (en) * | 1994-09-07 | 1995-09-28 | Canning Vale Weaving Mills Ltd | Method of manufacture of terry cloth items |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5839936A (ja) * | 1981-09-03 | 1983-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 表面欠陥検出装置 |
JPS619001U (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-20 | 太陽ゴム工業株式会社 | モ−タボ−ト用はきもの |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP3315563A patent/JP2867191B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0586538A (ja) | 1993-04-06 |
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