JP3067570U - ネ―ム入り布地 - Google Patents

ネ―ム入り布地

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JP3067570U
JP3067570U JP1999007213U JP721399U JP3067570U JP 3067570 U JP3067570 U JP 3067570U JP 1999007213 U JP1999007213 U JP 1999007213U JP 721399 U JP721399 U JP 721399U JP 3067570 U JP3067570 U JP 3067570U
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JP
Japan
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cloth
weaving
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woven
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Expired - Lifetime
Application number
JP1999007213U
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English (en)
Inventor
悟忍 前田
Original Assignee
有限会社前田ネーム
株式会社ニシケン
佐々見 恒裕
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字,図柄等の表示が施された、主として細
幅の布地に関し、プリントネームと織りネームとの利点
をそれぞれ生かしつつ、全く新規なネーム入り布地を提
供することを課題とする。 【解決手段】 縦糸と横糸とを織成することによって、
地部分の表面に文字や図柄等の紋部分が現出された織り
ネーム状の布地に、染料インクが染着されてなることを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ネーム入り布地、さらに詳しくは、文字図柄等の表示が施された、 主として細幅の布地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、文字図柄等の表示が施された細幅のネーム入りの布地は、衣料全般の商 品名、ブランドの表示等に用いられている。
【0003】 このようなネーム入りの布地は、一般には単にネームと称され、プリントネー ムと織りネームとの2種類のものがある。
【0004】 プリントネームは、顔料と樹脂とからなる顔料インクを、繊維の表面に塗着し て製作されたもので、細かい柄や色合いを自由に現出できるという利点を有する 。
【0005】 一方、織りネームは、縦糸と横糸とを織成することによって、文字や図柄等を 表したものである。
【0006】 この織りネームは、糸で文字や図柄を表現するので、糸の太さの分だけ立体的 となり、繊維の織物という高級感を現出できるという利点がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このようなプリントネームと織りネームは、それぞれ利点を有するものである が、プリントネームには、織りネームのような立体感を現出できないという欠点 があり、また織りネームには、プリントネームのように細かい柄や色合いを現出 できないという欠点がある。
【0008】 そこで、それぞれの欠点を解消するために、両者を組み合わせるようなことも 考えられるが、その場合には次のような問題が生ずる。
【0009】 すなわち、プリントネームは、凸版印刷、スクリーン印刷、さらにはコンピュ ーターを用いた印刷等の方法で印刷されているが、すべて顔料若しくはインクリ ボンを使用して印刷されているため、たとえば織りネームの製作方法で織成され た布地をプリント印刷した場合、顔料で着色されることで織成によって現出され た表面の文字,図柄等が顔料の文字,図柄等で覆われてしまうこととなり、その 覆われた部分は見えなくなるという問題があった。
【0010】 これは、顔料インクの組成が顔料と樹脂分とからなるため、一定の厚みにイン クが塗着された場合、色の濃度も濃く、その結果、織成によって現出された文字 ,図柄等と重なって覆われるからである。
【0011】 従って、このような両者を組み合わせる方法は採用できなかった。
【0012】 また、顔料インクは樹脂で布地に塗着されることとなり、その塗着された部分 が硬くなり、布地の風合いが損なわれるという問題点があった。この風合いが損 なわれるという問題点は、織りネームの製作方法を組み込むか否かを問わず、プ リントネームの固有の問題点としても生じていたものである。
【0013】 本考案は、上記のようなプリントネームと織りネームとの利点をそれぞれ生か しつつ、全く新規なネーム入り布地を提供することを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決 するための手段は、縦糸と横糸とを織成することによって、地部分の表面に文字 や図柄等の紋部分が現出された織りネーム地に、染料と糊分とを含む染料インク が染着されてなることにある。
【0015】 染料インクの染着は、たとえばプリント加工によってなされる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について説明する。
【0017】 図1において、1は布地の地部分、2は該地部分1の表面に文字や図柄等によ って形成された紋部分で、縦糸と横糸とを織成することによって上記のような地 部分1の表面に紋部分2が現出されて織りネーム状の布地4が形成されている。
【0018】 3は、地部分1の表面に現出された模様を示す。
【0019】 そして、縦糸と横糸とを織成することによって、上記のように地部分1の表面 に文字や図柄等の紋部分2が現出された布地4が形成されている。
【0020】 この布地4には、染料インクが染着されている。
【0021】 この染料インクは、染料と糊分とを含む。より詳しくは、水で溶解した染料部 分と糊部分とからなり、糊部分としては、たとえばデンプン質のものが用いられ る。糊部分は、プリント加工等の作業時の便宜等から、ある程度の粘度を付与す るために、添加されるものである。
【0022】 染料インクを染着する工程をより具体的に説明すると、先ず、上記のようにし て形成された織りネーム状の布地に、染料インクをスクリーン印刷によって捺染 する。
【0023】 この捺染の際に、プリント加工によって図柄や模様等が印刷されることとなる 。
【0024】 次に、発色工程で染料を発色させる。この発色工程では、加熱し、或いはスチ ームをかけて発色させる。
【0025】 次に、ソーピングと称される洗浄工程で、糊分が洗い流される。
【0026】 この場合、糊分が完全に除去されるか否かは定かではないが、いずれにしても 、本考案において、「染料インクで染着される」とは、たとえば上述のような工 程等によって、染料が織りネーム状の布地に染着されることを意味する。
【0027】 この場合、染料インクには、顔料インクのように色を固着させる樹脂等が含ま れていないため、所定の色に染められても、文字や図柄等が、予め織成によって 現出された文字,図柄等の紋部分のような厚みとなることはなく、従って織成に よって現出された文字,図柄等の紋部分を覆い隠すようなことはない。
【0028】 この染料インクは、各種繊維素材に対して着色が可能な染料種属から選ばれた 染料が使用される。従って、顔料インクのように色を固着させる樹脂類が必要な く、しかも従来の織りネームやプリントネーム、或いは両者の単なる組み合わせ では表現できないような柄や模様を表現できることとなった。
【0029】
【考案の効果】
叙上のように、本考案は、染料インクを使用したため、所定の色に染められて も、文字や図柄等が、予め織成によって現出された文字,図柄等の紋部分のよう な厚みとなることはなく、従って織成によって現出された文字,図柄等の紋部分 を覆い隠すようなことはない。
【0030】 また、織りネームの地部分と紋部分とを異なった糸を組み合わせることにより 、織りで現出された紋部分に全く影響を及ぼすことなく、別の図柄,文字を作成 することが可能となる。
【0031】 従って、印刷でしか表現できなかった細かい柄や色合いを、織りネームのよう に織成で文字,図柄が現出された布地に現出させることが可能となり、織りネー ムとプリントネームの双方の利点を有する全く新規なネーム入り布地を提供でき るという効果を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態としてのネーム入り布地の要部正面
図。
【図2】図1のA−A線拡大断面図。
【符号の説明】
1…地部分 2…紋部分 4…ネーム入り布地

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦糸と横糸とを織成することによって、
    地部分の表面に文字や図柄等の紋部分が現出された織り
    ネーム状の布地に、染料インクが染着されてなることを
    特徴とするネーム入り布地。
  2. 【請求項2】 染料インクの染着が、プリント加工によ
    ってなされる請求項1記載のネーム入り布地。
JP1999007213U 1999-09-21 1999-09-21 ネ―ム入り布地 Expired - Lifetime JP3067570U (ja)

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