JP2865919B2 - 転圧ローラの内側スクレーパ装置 - Google Patents

転圧ローラの内側スクレーパ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、端面が開放された転
圧ローラの内周面への付着物を掻き落とす内側スクレー
パ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の転圧ローラは、端面が開放されて
いて、この端面近くに転圧ローラの回転のための駆動源
や転圧ローラに振動を与えるための駆動源等を配置した
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダムの堤体
等を構築するためのコンクリートをローラにより転圧す
る工法がある。これは貧配合のコンクリートを振動ロー
ラにより転圧するものであるが、この工法を施す複数の
領域の間には、通常の生コンクリートを打設する部分が
設けられることがあり、したがって振動ローラによる転
圧を必要とする前記工法の領域と含水比の高いコンクリ
ートを使用する別の領域とが隣接することになる。この
ような場合に、前記工法の領域における生コンクリート
の領域との隣接部分を振動ローラにより転圧する場合に
は、ローラ端が生コンクリートの部分のギリギリの位置
を移動するために、前記端面開放の転圧ローラを使用す
ると、開放されている端面から、含水比の多い生コンク
リートが振動ローラの内側に入り込み、それが振動ロー
ラの内周面に付着する。この付着コンクリートが、振動
ローラの回転によりローラの上部に至ったときに振動等
の原因で落下すると、振動ローラの内側にある前記駆動
源や、他の機器に付着しそのまま固着することになり、
前記機器に不具合を与えるという問題がある。
【0004】そこで、この発明は、前記従来の問題点に
着目してなされたものであり、転圧ローラの開放された
端面から入り込んだ内面の付着物が、転圧ローラ内側の
機器に落下することを防止することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、端面が開放
された転圧ローラを備えた転圧機械において、転圧ロー
ラの端面の外側に車体側のフレームを配置し、このフレ
ームから転圧ローラの内部に向けて取付けたブラケット
に、転圧ローラの中心より前後に偏寄した位置で、転圧
ローラの内周面に摺接するスクレーパを設けてなる。
【0006】前記スクレーパは、転圧ローラ内部で前後
に偏寄した位置に、前後対をなして配置するとよい。
【0007】
【作用】転圧ローラの開放端面から入り込んだコンクリ
ート等が内周面に付着しても、内周面にスクレーパが摺
接しているから、これによって付着物は掻き落とされ
る。このスクレーパの位置は転圧ローラの中心より前後
に偏寄しているから、掻き落とされた付着物は、転圧ロ
ーラ中心付近にある機器には付着したり堆積することが
ない。
【0008】前記スクレーパを、前後対をなして配置す
ることによって、転圧機械の前後進によって正逆回転す
る転圧ローラのいずれの方向の回転によっても、付着物
を前後に偏寄した位置で掻き落とす。
【0009】
【実施例】図1〜図4に示すこの実施例は、この発明を
振動ローラに適用した例を示すものであり、図1に示す
振動ローラは、前側の転圧ローラ1及び後側の転圧ロー
ラ2と、これらを支持するフレーム3,4と、駆動用液
圧装置,操縦装置,運転席等を備えている車体本体5と
を有しており、車体本体5とフレーム3,4とで車体を
構成している。なお、この実施例では車体右側に前記運
転席が備えられたものとする。また前記両転圧ローラ
1,2には周知の起振装置が備えられており、またフレ
ーム3は車体本体5に対して左右に旋回することにより
転圧ローラ1を操向輪としている。かかる振動ローラ自
体は周知のものであるから、その構造や機能についての
詳細な説明は省略する。
【0010】転圧ローラ1は端面が開放されていて、左
右のフレーム3により回転自在に支持されている。この
様子を示すのが図3であって、ここでは転圧ローラ1の
右端部が表される。ここで矢印F方向が前方であり、右
側のフレーム3にボルトにより固定されて左側に伸びる
前後のブラケット6の先端に、縦プレート7がそれぞれ
固着されるとともに、両縦プレート7間に、防振ゴム8
を介してベースプレート9が架設されいてる。
【0011】ベースプレート9には軸受11の内輪と一
体の支持台12が固着され、この支持台12に、前記軸
受11の外輪には転圧ローラ1の鏡板13が固着され
て、この軸受11により転圧ローラ1が回転自在になっ
ている。このようにして、転圧ローラ1の端面は鏡板1
3まで外部に開放されている。転圧ローラ1の図示しな
い左端でも、転圧ローラ1が略同様に右側のフレーム3
に回転自在に支持されている。
【0012】ベースプレート9には、転圧ローラ1の中
心位置に油圧モータ14が固定され、これの出力軸に周
知の起振軸15が連結されて、振動が転圧ローラ1に伝
達されるようになっている。転圧ローラ1の図示しない
左端部では、前記ベースプレート9と同様の部材に油圧
モータが固定されて、転圧ローラ1を回転駆動するよう
になっている。
【0013】図2に示すように、前記各ブラケット6の
上端にはそれぞれスクレーパ16が固定される。このス
クレーパ16は、ブラケット6の上端にボルト止めされ
る取付板17と、その取付板17に押さえ板10で挟ん
でボルト止めされて一側が転圧ローラ1の内周に摺接す
る掻き板18とからなる。掻き板18はゴム質の弾性板
からなり、具体的にはクロロプレンゴムからなるが、ウ
レタンゴム等の他の弾性素材により構成することもでき
る。
【0014】スクレーパ16は、転圧ローラ1の中心線
を包含する平面に対して、前記中心線から上に60度の
角度位置より下に配置するのが好ましく、前記上に前記
60度を超えると、掻き落とされた付着物が油圧モータ
14に付着するおそれがある。而して、転圧ローラ1の
開放端面から内部に入り込んだ生コンクリート等が、転
圧ローラ1の内周面に付着しても、スクレーパ16の掻
き板18により掻き落とされる。起振軸15により転圧
ローラ1が振動するものの、その振動は掻き板18の弾
性変形によって吸収される。
【0015】かくして、転圧ローラ1の内周面に付着し
たコンクリート等が油圧モータ等の上面に落下して付着
することが防止される。なお、前記掻き板18を取付け
た取付板17の上縁には、図5に示すように、これから
下方に下がる案内部17aを形成してもよい。こうする
ことにより、掻き板18によって掻き落とされた付着物
が案内部17aによって案内されながら、転圧ローラ1
の中心より遠い方向に沿って落下することになる。ま
た、前記実施例の転圧ローラ1としては振動ローラを用
いたが、振動源のないローラにこの発明を適用すること
もできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、転圧ローラの開放端面から入り込んだコンクリート
等が内周面に付着しても、内周面にスクレーパが摺接し
ているから、これによって付着物は掻き落とされる。こ
のスクレーパの位置は転圧ローラの中心より前後に偏寄
しているから、掻き落とされた付着物は、転圧ローラ中
心付近にある機器には付着したり堆積することがない。
このため、転圧ローラ中心部に配置された機器が付着物
によって悪影響を受けることを防止することができる。
【0017】また前記スクレーパを前後対をなして設け
れば、転圧機械の前後進によって正逆回転する転圧ロー
ラのいずれの方向の回転によっても、付着物を前後に偏
寄した位置で掻き落とすことができて、前記悪影響の防
止を確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】転圧機械の概略を示す側面図。
【図2】ブラケットとスクレーパと転圧ローラとの配置
を示す側面図であり、図3におけるA−A線断面図に相
当する。
【図3】図2の平面図。
【図4】取付板の斜視図。
【図5】取付板の別の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・転圧ローラ 3・・・フレーム 6・・・ブラケット 8・・・防振ゴム 9・・・ベースプレート 14・・・油圧モータ 15・・・起振軸 16・・・スクレーパ 17・・・取付板 18・・・掻き板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面が開放された転圧ローラを備えた転
    圧機械において、転圧ローラの端面の外側に車体側のフ
    レームを配置し、このフレームから転圧ローラの内部に
    向けて取付けたブラケットに、転圧ローラの中心より前
    後に偏寄した位置で、転圧ローラの内周面に摺接するス
    クレーパを設けたことを特徴とする転圧ローラの内側ス
    クレーパ装置。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパを、転圧ローラ内部で前
    後に偏寄した位置に、前後対をなして配置したことを特
    徴とする請求項1記載の転圧ローラの内側スクレーパ装
    置。
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