JP4045577B2 - 地盤改良施工機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動スプロケットと従動ローラー間に架設された撹拌翼を装着した一対の無端状撹拌チェーンを回動させながら、地盤の掘削及び地盤改良材と軟弱土の混合撹拌を行い、軟弱地盤を改良する地盤改良施工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の地盤改良機として、図示しないバックホウなどのベースマシーンのアームの先端に取り付けた支持枠体の上部に、一対の駆動スプロケットを有するオイルモータを、下部に一対の従動ローラーをそれぞれ配設し、該支持枠体に支持された上部の駆動スプロケット及び下部の従動ローラー間に、撹拌翼を装着した一対の無端状撹拌チェーンを架設し、該無端状撹拌チェーンの回転により、地盤の掘削及び土壌と地盤改良材とを混合撹拌して地盤を改良する地盤改良施工機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この地盤改良施工機は、施工時に撹拌翼の翼部が固い地盤や玉石、礫分などに当たった場合に、撹拌部の先端車輪によって回転されている左右一対の無端状の撹拌チエーンの一方が緩んで弛みができ、チエーンが先端車輪から外れ脱輪し易く、脱輪するとチエーンを掛け直すのに、手間が掛かり施工能率が落ちるなどの問題がある。
【0004】
このように撹拌部先端の撹拌翼が固い地盤や、玉石、礫分との当接による無端状撹拌チェーンの脱輪を防止する方法として、例えば、左右一対の無端状撹拌チェーンの数箇所に、連結棒などの脱輪防止部材を取り付けて、無端状撹拌チェーンの安定を計る方法が考えられる。
【0005】
上記の脱輪防止部材を取り付けた地盤改良施工機は、改良対象地盤に玉石、礫分等の固形物が存在する場合に、その効力を発揮できるが、鉄筋くず、ワイヤーなどの絡みつきやすい障害物が存在する地盤の場合は、連結棒があるために余計にこれらの異物が絡みやすくなり、この異物を取り除く作業が、施工効率を落とすという問題がある。
【0006】
本発明は、固い地盤に当接した場合、あるいは鉄筋くず、ワイヤーなど絡みつきやすい障害物が存在する場合でも、撹拌翼部分に絡みにくく、撹拌翼付き無端状撹拌チェーンの脱輪防止に効果的な地盤改良施工機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上述の課題を解決するために、ベースマシンのアームの先端に取り付けた支持枠体の上部に一対の駆動スプロケットを有するオイルモーターを、下部に一対の従動ローラーを各々配設し、該支持枠体に支持された上部の駆動スプロケット及び下部の従動ローラー間に架設され、撹拌翼を装着した一対の無端状撹拌チェーンの回転により、地盤の掘削及び土壌と地盤改良材とを混合撹拌して地盤改良を改良する地盤改良施工機の、無端状撹拌チェーンが回動する軌道の外側及び内側の両脇に、無端状撹拌チェーンの脱輪を防止する脱輪防止部材を設けた地盤改良機としたことである。
【0008】
また、この発明の外側及び内側脱輪防止部材の材質は、施工機械の掘削・混合撹拌作業時の衝撃や摩擦等に対して、通常の掘削機械の部材としての耐用期間が得られるようなものであれば何でも良く、例えば、溝型鋼、等辺山形鋼、不等辺山形鋼などの形鋼、あるいは、角材の側面に鋼板を溶接した鋼材などを用いる。
【0009】
また、脱輪防止部材の形状は、無端状撹拌チェーンが回動する軌道の両脇にチェーンに沿って左右からチェーンを挟み込むようにして設置することができる部材で、無端状撹拌チェーンに装着された撹拌翼の通過に支障がなければ、どのような形状でも良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は本発明の地盤改良施工機の一例を示す正面図、図2は同側面図、図3は同斜視図、図4は同正面詳細図である。
【0011】
図において、図示していないベースマシン(バックホウ)のアームの先端に取り付けるためのアーム取付け部5を有する地盤施工機11の支持枠体8内の上部に、駆動用の一対のスプロケット6を有するオイルモータ7を設け、下部に一対の従動ローラーを設ける。
【0012】
上記の駆動スプロケット6,6と下部一対の従動ローラー9,9間に架設する一対の無端状撹拌チェーン2には、図1,図2に示すとおり多数の撹拌翼1が設けられている。
このように構成された撹拌翼1,1の回動軌道を内外両側から支えるように設けられた脱輪防止部材の、回動軌道の外側に配設される外側脱輪防止部材3は溝型鋼で形成し、一方、回動軌道の内側に配設される内側脱輪防止部材4は、角形鋼材4aの長手方向の両側面に鋼板4bを溶接してH状に形成し、各鋼板4a、4bを従動スプロケット9を固定している固定板にそれぞれ取り付けて成る。
【0013】
全体としては、図1及び図2に示すように、地盤改良施工機11の従動ローラー9を固定している板に取り付けた脱輪防止装置、すなわち、無端状撹拌チェーン2の回動する軌道の両側を支える外側脱輪防止部材3と内側脱輪防止部材4によって、従動ローラー9の先頭車輪10が固い地盤や玉石・礫分などに当たっても、無端状の撹拌チェーンは脱輪することなく回転するので、撹拌翼1による土壌の掘削及び固化材と軟弱土との撹拌混合作業がスムーズで地盤の改良を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の効果】
この発明の地盤改良施工機は上述のとおりに構成したので、地盤改良施工中に撹拌装置部分の先端が、多少固い地盤に当たっても、無端状撹拌チェーンの従動ローラーの先頭車輪からの脱輪がなく、地中障害物の鉄筋くずやワイヤーなどがあっても絡まりにくく、その結果施工能率が向上し、改良ムラなどのない高品質の改良ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地盤改良施工機撹拌装置部分の一例を示す正面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上の正面詳細図である。
【符号の説明】
1撹拌翼
2無端状撹拌チェーン
3外側脱輪防止部材
4内側脱輪防止部材
5アーム取付け部材
6駆動スプロケット
7オイルモーター
8支持枠体
9従動ローラー
10先頭車輪
11地盤改良施工機
Claims (2)
- ベースマシンのアームの先端に取り付けた支持枠体の上部に一対の駆動スプロケットを有するオイルモーターを、下部に一対の従動ローラーを各々配設し、該支持枠体に支持された上部の駆動スプロケット及び下部の従動ローラー間に、撹拌翼を装着した一対の無端状撹拌チェーンを架設し、該一対の無端状撹拌チェーンの回転により、地盤の掘削及び土壌と地盤改良材とを混合撹拌して地盤を改良する地盤改良施工機の、前記無端状撹拌チェーンが回動する軌道の外側及び内側の両脇に挟み込むように、無端状撹拌チェーンの脱輪防止部材を取り付けたことを特徴とする地盤改良施工機。
- 該無端状撹拌チェーンの脱輪を防止する外側及び内側の脱輪防止部材が、溝型鋼、等辺山形鋼、不等辺山形鋼などの形鋼、あるいは角材の側面に板を溶接した一般鋼材等の加工品であることを特徴とする請求項1記載の地盤改良施工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003088979A JP4045577B2 (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 地盤改良施工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003088979A JP4045577B2 (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 地盤改良施工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004293212A JP2004293212A (ja) | 2004-10-21 |
JP4045577B2 true JP4045577B2 (ja) | 2008-02-13 |
Family
ID=33402968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003088979A Expired - Fee Related JP4045577B2 (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 地盤改良施工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4045577B2 (ja) |
-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003088979A patent/JP4045577B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2004293212A (ja) | 2004-10-21 |
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