JP2865386B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents
非水電解質二次電池Info
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
酸化マンガン,或いは硫化チタンなどのような再充電可
能な活物質よりなる正極と、リチウムを活物質とする負
極と、これら正負極間に介装されたセパレータとを有す
る非水電解質二次電池に関する。
充電の際に負極表面に樹枝状に成長し正極と接して内部
短絡を引き起こしたり、モッシー状に析出して脱落が生
じるため、充放電サイクルが極めて短いことにある。
リチウム−アルミニウム合金を用いたものが提案されて
いる。これはリチウム単独の場合、放電によってリチウ
ムがイオンとなって溶出すると負極表面が凹凸状とな
り、その後の充電の際にリチウムが凸部に集中的に電析
して樹枝状の成長するのに対して、リチウム−アルミニ
ウム合金であれば、充電時にリチウムが負極の基体とな
るアルミニウムと合金を形成するように復元するため、
リチウムの樹枝状成長が抑制できるという利点を奏する
ためである。
る合金は合金粒子間の結着性に劣るため、充放電を繰り
返すと負極が微細化して、電池性能が低下する。
添加するような方法を先に提案している。このような構
成とすれば負極が微細化するのを抑制することができる
ので、電池性能が向上する。
いてのみ規定されていたので、添加した金属が偏析して
いる場合には、充放電時にリチウムの基体金属への挿
入,離脱がが不均一となり、電極の一部のみが劣化す
る。このため、サイクル特性を飛躍的に向上させること
ができない。したがって、改良の余地がある。
イクル特性等の電池特性を飛躍的に向上させることがで
きる非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
ウムとを合金化させたリチウム合金から成る負極と、正
極と、これら正負極間に介装されたセパレータとを有す
る非水電解質二次電池において、前記基体金属には、基
体金属と異なる少なくとも1種以上の金属が固溶され、
且つその固溶量が基体金属に対して0.01〜10wt%の範囲
内にあることを特徴とする。
なくとも1種以上の金属が固溶されていると、基体金属
に歪みが生じて、充放電時にリチウムの基体金属への挿
入,離脱がが均一となる。したがって、電極の一部のみ
が劣化するようなことがない。
させた効果が余り発揮されない一方、10wt%を超えると
基体金属が脆くなる。したがって、異種金属の固溶量は
0.01〜10wt%の範囲内にある必要がある。
て、以下に説明する。
ら成る負極2は負極集電体7の内面に圧着されており、
この負極集電体7はステンレスから成る断面略コ字状の
負極缶5の内底面に固着されている。上記負極缶5の周
端はポリプロピレン製の絶縁パッキング8の内部に固定
されており、絶縁パッキング8の外周にはステンレスか
ら成り上記負極缶5とは反対方向に断面略コ字状を成す
正極缶4が固定されている。この正極缶4の内底面には
正極集電体6が固定されており、この正極集電体6の内
面には正極1が固定されている。この正極1と前記負極
2との間には、非水電解液が含浸されポリプロピレン製
多孔性膜から成るセパレータ3が介装されている。尚、
上記非水電解液としては、プロピレンカーボネートと1,
2−ジメトキシエタンと混合溶媒に過塩素酸リチウムを
1モル/の割合で溶解したものを用いている。また、
電池寸法は直径24.0mm、厚み3.0mmである。
で且つマンガンの固溶量が1wt%のアルミニウム基体
を、金属リチウムを対極として電解液中で電気化学的に
合金化することにより作製した。尚、上記電解液として
は、プロピレンカーボネートと1,2−ジメトキシエタン
と混合溶媒に過塩素酸リチウムを1モル/の割合で溶
解したものを用いている。また、上記マンガンの固溶量
は、アルミニウム−マンガン合金をフェノール中に溶解
させ、偏析した部分を濾過により除いた後、マンガン量
を定量することにより求めた。
重量部に、導電剤としてのアセチレンブラック10重量部
と、結着剤としてのフッ素樹脂粉末10重量部とを加えて
充分に混合した後、この正極合剤を加圧成型することに
より作製した。
する。
%,0.1wt%,0.5wt%とする他は、上記実施例Iと同様に
して電池を作製した。
電池〜(A4)電池と称する。
とする他は、上記実施例Iと同様にして電池を作製し
た。
する。
(W)電池のサイクル特性を調べたので、その結果を第
2図に示す。尚、実験条件は、充電電流2mAで6時間充
電した後、放電電流2mAで6時間放電するという条件で
あり、放電時間内に電池電圧が2.0Vまで低下したとき寿
命とした。
は全てサイクル寿命が400サイクル以上であるのに対し
て、(W)電池ではサイクル寿命が400サイクル未満で
あることが認められる。
明する。
t%とすると共に、マンガンの固溶量をそれぞれ1wt%,
0.01wt%,0.1wt%,5wt%とする他は、前記第1実施例の
実施例Iと同様にして電池を作製した。
電池〜(B4)電池と称する。
溶量の確保を図るべく、急冷法により作製した。また、
下記の実施例においてもマンガンの固溶量が3wt%以上
のものについては急冷法により作製している。
t%とすると共に、マンガンの固溶量を0wt%とする他
は、前記第1実施例の実施例Iと同様にして電池を作製
した。
する。
(X)電池のサイクル特性を調べたので、その結果を第
3図に示す。尚、実験条件は、前記第1実施例の実験と
同様の条件である。
は全てサイクル寿命が400サイクル以上であるのに対し
て、(X)電池ではサイクル寿命が400サイクル未満で
あることが認められる。
明する。
wt%とすると共に、マンガンの固溶量をそれぞれ5wt%,
0.1wt,1wt%,10wt%とする他は、前記第1実施例の実施
例Iと同様にして電池を作製した。
電池(C4)電池と称する。
wt%とすると共に、マンガンの固溶量を0wt%とする他
は、前記第1実施例の実施例Iと同様にして電池を作製
した。
する。
(Y)電池のサイクル特性を調べたので、その結果を第
4図に示す。尚、実験条件は、前記第1実施例の実験と
同様の条件である。
は全てサイクル寿命が400サイクル以上であるのに対し
て、(Y)電池ではサイクル寿命が400サイクル未満で
あることが認められる。
明する。
wt%とすると共に、マンガンの固溶量をそれぞれ5wt%,
0.1wt,1wt%,10wt%とする他は、前記第1実施例の実施
例Iと同様にして電池を作製した。
電池〜(D4)電池と称する。
wt%とすると共に、マンガンの固溶量を0wt%,15wt%と
する他は、前記第1実施例の実施例Iと同様にして電池
を作製した。
電池,(Z2)電池と称する。
(Z1)電池,(Z2)電池のサイクル特性を調べたので、
その結果を第5図に示す。尚、実験条件は、前記第1実
施例の実験と同様の条件である。
は全てサイクル寿命が400サイクル以上であるのに対し
て、(Z1)電池,(Z2)電池ではサイクル寿命が400サ
イクル未満であることが認められる。
池のサイクル特性を向上させるためには、マンガンの固
溶量を0.01wt%〜10wt%に設定することが好ましいこと
が窺える。
溶させた効果が余り現れない一方、10wt%を超えるとア
ルミニウム基体が脆くなるという理由によるものと考え
られる。
wt%の場合が特にサイクル特性に優れている。
ているが、これに限定されるものではなく、リチウムを
吸蔵する金属または合金であればよい。具体的には、例
えば、鉛,錫,カドミウム,ビスマス,ケイ素,インジ
ウム,亜鉛,或いはマグネシウムから成る群から選択さ
れる1種以上の金属或いは合金がある。
ロム,鉄,ケイ素,タングステン,モリブデン,コバル
ト,ジルコニウム,マグネシウム,チタン,或いはバナ
ジウムより選択される1種以上の金属であってもよい。
化学的方法とがあるが、電気化学的方法で行う方が望ま
しい。
う場合の他、電池内で行うことが可能である。
が劣化するようなことがないので、非水電解質二次電池
のサイクル特性を飛躍的に向上させることができる等の
効果を奏する。
第2図本発明の(A1)電池〜(A4)電池及び比較例の
(W)電池のサイクル寿命を示すグラフ、第3図は本発
明の(B1)電池〜(B4)電池及び比較例の(X)電池の
サイクル寿命を示すグラフ、第4図は本発明の(C1)電
池〜(C4)電池及び比較例の(Y)電池のサイクル寿命
を示すグラフ、第5図は本発明の(D1)電池〜(D4)電
池及び比較例の(Z1)電池,(Z2)電池のサイクル寿命
を示すグラフである。 1……正極、2……負極、3……セパレータ。
Claims (1)
- 【請求項1】基体金属とリチウムとを合金化させたリチ
ウム合金から成る負極と、正極と、これら正負極間に介
装されたセパレータとを有する非水電解質二次電池にお
いて、 前記基体金属には、基体金属と異なる少なくとも1種以
上の金属が固溶され、且つその固溶量が基体金属に対し
て0.01〜10wt%の範囲内にあることを特徴とする非水電
解質二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2167492A JP2865386B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 非水電解質二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2167492A JP2865386B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 非水電解質二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0458468A JPH0458468A (ja) | 1992-02-25 |
JP2865386B2 true JP2865386B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=15850687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2167492A Expired - Lifetime JP2865386B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 非水電解質二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2865386B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4162274B2 (ja) * | 1996-07-31 | 2008-10-08 | 城北化学工業株式会社 | ビス(2−ヒドロキシフェニル−3−ベンゾトリアゾール)メタン類の製造方法 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP2167492A patent/JP2865386B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0458468A (ja) | 1992-02-25 |
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Legal Events
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