JP2865308B2 - 正特性発熱装置 - Google Patents

正特性発熱装置

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JP2865308B2
JP2865308B2 JP1117069A JP11706989A JP2865308B2 JP 2865308 B2 JP2865308 B2 JP 2865308B2 JP 1117069 A JP1117069 A JP 1117069A JP 11706989 A JP11706989 A JP 11706989A JP 2865308 B2 JP2865308 B2 JP 2865308B2
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俊剛 永井
好 石原
和紀 福嶋
貞一 福島
仁 塚原
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は空気調和機の暖房用補助ヒータとして利用さ
れる正特性発熱装置に関する。
(ロ)従来の技術 波形状と平板状をしたアルミニウム薄板とアルミニウ
ムブレージングシートを組み合せるかまたはアルミニウ
ムブレージングミート同志を組み合せ、これらをろう付
して放熱体を形成し、この平板状部分に正特性サーミス
タ素子の両面に設けた電極部が接するように固着した正
特性発熱装置が特公昭61−17351号公報で提示されてい
る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 一般に正特性サーミスタはその表面から油が所定量以
上浸透すると、油分により特性が正特性から負特性に変
わる場合があり、この負特性への変化によって正特性サ
ーミスタへの通電量が増加し短絡破壊に至ることが知ら
れている。またこの短絡時に正特性サーミスタの表面に
ゴミや埃が堆積していると、これらゴミや埃が発火する
場合があった。
従って、上記公報で提示されたような正特性発熱装置
では、放熱フィンの形により正特性サーミスタの放熱効
率が向上する反面、風の抵抗が大きくなり空気中のゴミ
や埃や、油などが堆積しやすくなるものであった。ゴ
ミ、埃、油が堆積することによって正特性サーミスタが
短絡しやすくなり、同時にゴミや埃が発火しやすくなる
ため、従来技術を用いた正特性発熱装置では使用条件が
狭く限定されるものであった。
かかる点に鑑み、本発明は正特性サーミスタへの通気
性を確保しながら、かつ油の侵入を防止した正特性発熱
装置を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、直方体に形成した正特性サーミスタに相対
向する2つの発熱面に夫々放熱フィンを有する一対の導
電板を取りつけ、この導電板に通電して正特性サーミス
タを発熱させるようにした正特性発熱装置において、前
記一対の導電板を前記正特性サーミスタよりも左右側方
向及び表裏側方向へ突出させて、表裏側の一対の突出部
を夫々表側カバー及び裏側カバーで覆うと共に左右側の
一対の突出部を前記表側カバー及び前記裏側カバーの端
部が差し込まれる凹部を有する端側カバーで覆ったこと
を特徴とする。
(ホ)作用 各カバーにより正特性サーミスタへの油の侵入が防止
され、且つ各カバーと一対の導電板の突出部とで形成さ
れた空間によって正特性サーミスタへの通気性が確保さ
れる。
(ヘ)実施例 本発明の一実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明
すると、(1)は直方体に形成された正特性サーミスタ
(正の抵抗温度係数を有するチタン酸バリウム系半導体
磁器発熱体)、(2)は一側に放熱フィン(3)を、他
側に放熱フィン(4)を有する一対の導電板で、アルミ
ニウムをダイキャスト成形又は切削して一体に形成した
ものであり、これら一対の導電板(2)を正特性サーミ
スタ(1)全周よりも突出させた状態で正特性サーミス
タ(1)の相対向する2つの発熱面に組みつけた後、導
電性のシリコン層(5)を熱硬化させることにより一対
の導電板(2)は正特性サーミスタ(1)の発熱面に取
りつけられている。
(6)(7)は導電板(2)の左右両側方向へ突出し
た上述の一対の突出部(8)を覆うPPS樹脂(ポリフェ
ニレンサルファイド)製の端側カバー、(9)は放熱フ
ィン(3)に取りつけられ導電板(2)と導電性が保た
れている端子で、一方のカバー(7)にはこの端子
(9)が貫通される透孔(10)が形成されている。
(11)(12)は導電板(2)の表側及び裏側方向へ突
出した上述の一対の突出部(13)を覆うPPS樹脂製の表
側カバー及び裏側カバーで、これらカバー(11)(12)
は両端が端側カバー(6)(7)の凹部(14)内に差し
込まれるとによって組みつけられる。
このようにして、正特性サーミスタ(1)に放熱フィ
ン(3)(4)付きの一対の導電板(2)を一体に設け
た後、表側カバー(11)と裏側カバー(12)とを導電板
(2)の突出部(13)に嵌め合わせて端側カバー(6)
(7)を組みつけ、然る後、U字状ケース(15)に嵌め
合わせて平板状ケース(16)の係止片(17)をU字状ケ
ース(15)の長孔(18)に差し込んだ後、両ケース(1
5)(16)の孔(19)(20)同志を螺子(21)止めする
と正特性発熱装置が完成される。(22)は塵埃が放熱フ
ィン(3)(4)に付着するのを防止する金網である。
以上の如く、本発明装置は構成されており、かかる装
置を組み込んだ空気調和機を食用油が空気中に漂う厨房
室や切削油が空気中に漂う機械切削工場に設置して冷暖
房運動を行なった場合でも、端側カバー(6)(7)と
表側カバー(11)と裏側カバー(12)とが導電板(2)
の突出部(8)と面接触してシートされているため、端
側カバー(6)(7)と導電板(2)の突出部(8)と
で形成されている空間(23)、並びに表側カバー(1
1)、裏側カバー(12)と導電板(2)の突出部(13)
とで形成されている空間(24)は略密封状態となり、こ
の空間(23)(24)に食用油や切削油が侵入することは
ない。従って、暖房運転時、正特性サーミスタ(1)が
正特性から負特性に変わって通電量増加による短絡破壊
が生じるのが防止される。しかも、この空間(23)(2
4)内に存在する空気により酸素が正特性サーミスタ
(1)を出入りする、所謂、呼吸作用が支障なく行なわ
れる為、正特性サーミスタ(1)の特性が悪くなること
もない。
第5図は第3図に代わる本発明の他実施例を示す縦断
面図で、表側カバー(11)と裏側カバー(12)とを用い
ないで、導電板(2)の一対の突出部(13)間にフロロ
シリコン系、ポリイミド系、フッ素系樹脂等の耐熱シー
ル材(25)を充填したものである。これらシール材(2
5)はガス透過性があり、上述の呼吸作用に支障をきた
さないと共に、樹脂を構成する分子構造が複雑である
為、油が侵透しにくい性質をもっており、しかも一対の
突出部(13)間に充填されたことにより突出部(13)と
面接触してシールされると共にシール材(25)自体も肉
厚を有している為、油が更に浸透しづらくなっており、
正特性サーミスタ(1)の上述した短絡破壊が発生する
ことはない。
(ト)発明の効果 本発明によれば、一対の導電板を正特性サーミスタよ
りも突出させてこの一対の突出部をカバーで覆うように
したので、突出部とカバーとの面接触シールにより突出
部とカバーとで形成されている空間は略密封状態とな
り、この空間内に油が侵入する虞れがない為、油による
正特性サーミスタの短絡破壊を防止することができ、且
つこの空間内に存在する空気によって正特性サーミスタ
の性能が低下することはない。
また、表側カバー及び裏側カバーの端部は端側カバー
の凹部に差し込まれるので、正特性サーミスタの周囲の
密封状態を組立容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は正特性発熱装置の分解した横断面図、第2図は正
特性発熱装置の横断面図、第3図は正特性発熱装置の縦
断面図、第4図は正特性発熱装置の分解斜視図、第5図
は本発明の他実施例を示す正特性発熱装置の縦断面図で
ある。 (1)……正特性サーミスタ、(2)……導電板、
(3)(4)……放熱フィン、(6)(7)(11)(1
2)……カバー、(8)(13)……突出部、(23)(2
4)……空間、(25)……シール材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福嶋 和紀 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 福島 貞一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 塚原 仁 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−193477(JP,A) 特開 平2−273490(JP,A) 実開 昭50−50135(JP,U) 実開 昭52−72939(JP,U) 実開 昭58−28993(JP,U) 実開 昭48−105935(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直方体に形成した正特性サーミスタの相対
    向する2つの発熱面に夫々放熱フィンを有する一対の導
    電板を取りつけ、この導電板に通電して正特性サーミス
    タを発熱させるようにした正特性発熱装置において、前
    記一対の導電板を前記正特性サーミスタよりも左右側方
    向及び表裏側方向へ突出させて、表裏側の一対の突出部
    を夫々表側カバー及び裏側カバーで覆うと共に左右側の
    一対の突出部を前記表側カバー及び前記裏側カバーの端
    部が差し込まれる凹部を有する端側カバーで覆ったこと
    を特徴とする正特性発熱装置。
JP1117069A 1989-05-10 1989-05-10 正特性発熱装置 Expired - Lifetime JP2865308B2 (ja)

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JPS5050135U (ja) * 1973-08-31 1975-05-16
JPS5828993U (ja) * 1981-08-20 1983-02-24 松下電器産業株式会社 温風発熱体

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