JP2864720B2 - プリント基板cad装置 - Google Patents

プリント基板cad装置

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JP2864720B2 JP2298483A JP29848390A JP2864720B2 JP 2864720 B2 JP2864720 B2 JP 2864720B2 JP 2298483 A JP2298483 A JP 2298483A JP 29848390 A JP29848390 A JP 29848390A JP 2864720 B2 JP2864720 B2 JP 2864720B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はプリント基板CAD装置の改良に関するもので
あり、さらに詳しくは、CAD装置を用いたプリント基板
設計作業の効率をアップさせたものである。
<従来の技術> 従来のプリント基板CAD装置では、設計するプリント
基板のパターン形状を表わしたプリント基板図と、プリ
ント基板の回路接続を表わした回路図を、CRT画面上に
同時に表示することができないものがほとんどであっ
た。
プリント基板図と回路図を同時に表示することができ
るものがあっても、両方の図に相互の関連性がないもの
であった。
<発明が解決しようとする課題> このようなプリント基板CAD装置では、表示された回
路図より部品を選択し、プリント基板図側で選択した部
品の配置を行なうことができないため、オペレータは紙
に書いてある回路図を手元に置き、この回路図を参照し
ながら部品名を指定して部品を選択し、配置処理を行な
わなければならない。このような配置処理では、人的ミ
スが生じることが多くなり、せっかくCAD装置を使った
メリットが生かされない。
本発明はこのような問題点を解決するためになされた
ものであり、1画面上にプリント基板図と回路図を同時
に表示し、これらの図に相互に関連性をもたせることに
より、プリント基板の設計を効率よく行えるようにした
プリント基板CAD装置を実現することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は次のとおりの構成になったプリント基板CAD
装置である。
(1)プリント基板のパターン形状を表わしたプリント
基板図が書き込まれたプリント基板図用メモリと、 プリント基板の回路図が書き込まれた回路図用メモリ
と、 設計するプリント基板が表示される表示部と、 この表示部の表示画像が書き込まれるディスプレイフ
ァイルを格納した表示データ用メモリと、 同一のプリント基板について、前記プリント基板図用
メモリからプリント基板図を、回路図用メモリから回路
図をそれぞれ読み出し、これらを前記ディスプレイファ
イルに領域分けして書き込み、前記表示部の1画面内に
プリント基板図と回路図を同時に表示させる表示制御手
段と、 この表示制御手段により読み出した回路図のグラフィ
ックデータと部品名のデータをもとに、回路図の部品を
表わす図形とプリント基板図の部品名を対応させた対応
テーブルを作成する対応テーブル作成手段と、 作成した対応テーブルを格納するテーブル用メモリ
と、 1画面内に表示されたプリント基板図と回路図の一方
の図で部品を選択する選択手段と、 前記対応テーブルをもとに、選択手段で選択した部品
と対応する他方の図にある部品を見付け出し、見付け出
した部品と選択した部品の表示状態を変える表示状態変
更手段と、 を具備したことを特徴とするプリント基板CAD装置。
(2)前記表示状態変更手段は、ブリンキングにより表
示状態を変更することを特徴とする請求項(1)記載の
装置。
(3)前記選択手段で回路図にある部品が選択される
と、前記対応テーブルをもとに、選択した部品と対応す
るプリント基板図にある部品を見付け出し、見付け出し
た部品をプリント基板図内の指定した位置に配置する部
品配置手段と、 この配置が行なわれた部品の前記プリント基板用メモ
リ内における座標データを書き替えるデータ書き替え手
段と、 を具備したことを特徴とする請求項(1)記載の装置。
(4)前記部品配置手段により配置が済んだ部品は、回
路図の中で表示色を変える表示色変更手段を有すること
を特徴とする請求項(3)記載の装置。
<作用> このような本発明では、プリント基板図と回路図を1
画面内に同時に表示し、これらの図は回路図の図形と部
品名を対応させた対応テーブルで関連付けておく。そし
て、回路図側で選択した部品をプリント基板図側で配置
する。配置済みの部品は回路図内で表示色を変える。ま
た、選択した部品は、回路図側でもプリント基板図側で
もブリンキングさせる。
<実施例> 以下、図面を用いて本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成図である。
第1図において、1は入力装置、2は出力装置、3は
記憶装置、4はコンピュータである。
入力装置1において、11は設計するプリント基板の図
形テータが入力される図形入力部である。
出力装置2において、21は設計するプリント基板を表
示する表示部、22は表示部21が表示する画像が書き込ま
れるディスプレイファイルを格納した表示データ用メモ
リ、23は表示部21の表示を制御する表示制御手段、24は
表示されたプリント基板にある部品を選択する選択手段
である。
記憶装置3において、31は設計するプリント基板のデ
ータを格納するデータ記憶部であり、プリント基板図が
書き込まれたPCBグラフィックデータベース311とプリン
ト基板の回路図が書き込まれた回路図表示ファイル312
が格納されている。32は回路図を表示するためのプログ
ラムが格納された回路図表示プログラム用メモリ、33は
プリント基板図に部品を配置するプログラムが格納され
た部品配置プログラム用メモリ、34はプリント基板図と
回路図の対応関係のデータが書き込まれた対応テーブル
である。
コンピュータ4において、41は回路図表示プログラム
用メモリ32に格納されたプログラムに従って回路図表示
ファイル312から回路図を読み出して表示データ用メモ
リ22のディスプレイファイルに書き込む回路図表示手段
である。42はPCBグラフィックデータベース311からプリ
ント基板図を読み出してディスプレイファイルに書き込
むプリント基板図表示手段である。43は対応テーブル作
成手段であり、回路図表示手段41により読み出した回路
図のデータをもとに、回路図の図形とプリント基板図の
部品名の対応関係を見付け出し、この対応関係をテーブ
ルにして対応テーブルを作成し、対応テーブル用メモリ
34に格納する。
対応テーブルは次の手順で作成される。
回路図表示手段41は回路図表示ファイル312により読
み出した回路図のグラフィックデータと回路図にある部
品の部品名データを取り出し、対応テーブル作成手段43
はこれらのデータを対応させる。取り出した部品名はプ
リント基板図にある部品の部品名と共通である。このた
め、回路図のグラフィックデータと部品名を対応させる
ことにより、前述した対応テーブルが作成される。
44は表示状態変更手段であり、表示されたプリント基
板図と回路図の一方の図にある部品を選択手段24で選択
したときに、他方の図で選択した部品に対応する部品を
対応テーブルをもとに見付け出し、プリント基板図と回
路図の両方で選択した部品をブリンキングさせる。
45は部品配置手段であり、選択手段24により回路図中
の部品を選択したときに、プリント基板図で選択した部
品に対応する部品を配置する。46は回路図中で配置済部
品の表示色を変える表示色変更手段、47は配置を行なっ
た部品のPCBグラフィックデータベース内における座標
データを書き替える書き替え手段である。
48はCAD装置全体の制御を行なう制御手段である。
このように構成したプリント基板CAD装置の動作を説
明する。
以下に2つの動作について分けて説明する。
(1)回路図とプリント基板図の同時表示の動作 第2図は同時表示をするための処理手順を示したフロ
ーチャートである。
プリント基板図表示手段42により、PCBグラフィック
データベースから読み出されたプリント基板図がディス
プレイファイルに書き込まれ、これによって表示部21に
はプリント基板図が表示される。
プリント基板図がすでに表示されている状態で、回路
図表示手段41は回路図表示ファイル312を読み出し、デ
ィスプレイファイル上に回路図のグラフィックデータを
もとに、回路図をディスプレイファイルに書き込む。こ
のとき、回路図とプリント基板図はディスプレイファイ
ル上で領域分けして書き込まれる。これによって、1画
面内に回路図とプリント基板図が同時に表示される。
同時表示を行なうときに、対応テーブルが作成されて
いるため、プリント基板図と回路図は、ただ単に同時表
示されているだけでなく、相互に関連をもたせて表示さ
れている。
(2)回路図上で選択した部品をプリント基板上で配置
する動作 第3図は配置動作の手順を示したフローチャートであ
る。
(1)で説明した動作により1画面内に回路図とプリ
ント基板図が同時に表示されている。
まず、選択手段24により回路図にある部品を表わした
図形を選択する。選択は、カーソルにより画面上で部品
を指示することにより行なう。
次に、対応テーブルから選択した図形と対応する部品
名を取り出す。
ここで、取り出した部品名よりプリント基板図にある
部品が選択される。
さらに、選択した回路図上の図形とプリント基板図上
の部品をブリンクする。
次に、選択した部品をプリント基板図内の指定した位
置に配置する。位置の指定は、カーソルを用いて表示画
面上で位置を指定したり、入力装置に設けられたキーボ
ード(図示せず)から座標値を入力することにより行な
う。
ここで、配置の行なわれた部品のPCBグラフィックデ
ータベース内の座標値等を変更する。
さらに、配置が済んだところで、選択された回路図の
図形の表示色を変更する。これによって、回路図では配
置済みの部品と未配置の部品が色分けして表示される。
なお、配置の処理は部品単位で行なっても、回路図で
領域を指定し、指定した領域単位で行なってもよい。
また、実施例では部品を選択して、選択した部品を配
置する処理を行なう場合について説明したが、部品の選
択とともにネットの選択を行い、部品の配置と配線処理
を行い、配線処理が済んだ配線も部品と同様に回路図上
の表示色を変える構成にしてもよい。このように構成す
ると、さらに効率的にプリント基板の設計作業を行なう
ことができる。
<効果> 本発明によれば次の効果が得られる。
1表示画面上に回路図とプリント基板図を同時に配置
し、対応テーブルにより両方の図に関連をもたせている
ため、回路図側から選択した部品をプリント基板図上で
配置できる。これによって、プリント基板設計における
部品配置処理で、容易に部品の選択を行なうことができ
る。
配置が済んだ部品は回路図上で表示色を変えるため、
配置済部品と未配置部品を容易に識別できる。
以上のことから、プリント基板の設計作業の大幅な効
率アップが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図および第3
図は第1図の装置の動作説明図である。 1……入力装置、11……図形入力部、2……出力装置、
21……表示部、22……表示データ用メモリ、23……表示
制御手段、24……選択手段、3……記憶装置、31……デ
ータ記憶部、311……PCBグラフィックデータベース、31
2……回路図表示ファイル、32……回路図表示プログラ
ム用メモリ、33……部品配置プログラム用メモリ、34…
…対応テーブル用メモリ、4……コンピュータ、41……
回路図表示手段、42……プリント基板図表示手段、43…
…対応テーブル作成手段、44……表示状態変更手段、45
……部品配置手段、46……表示色変更手段、47……書き
替え手段、48……制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板のパターン形状を表わしたプ
    リント基板図が書き込まれたプリント基板図用メモリ
    と、 プリント基板の回路図が書き込まれた回路図用メモリ
    と、 設計するプリント基板が表示される表示部と、 この表示部の表示画像が書き込まれるディスプレイファ
    イルを格納した表示データ用メモリと、 同一のプリント基板について、前記プリント基板図用メ
    モリからプリント基板図を、回路図用メモリから回路図
    をそれぞれ読み出し、これらを前記ディスプレイファイ
    ルに領域分けして書き込み、前記表示部の1画面内にプ
    リント基板図と回路図を同時に表示させる表示制御手段
    と、 この表示制御手段により読み出した回路図のグラフィッ
    クデータと部品名のデータをもとに、回路図の部品を表
    わす図形とプリント基板図の部品名を対応させた対応テ
    ーブルを作成する対応テーブル作成手段と、 作成した対応テーブルを格納するテーブル用メモリと、 1画面内に表示されたプリント基板図と回路図の一方の
    図で部品を選択する選択手段と、 前記対応テーブルをもとに、選択手段で選択した部品と
    対応する他方の図にある部品を見付け出し、見付け出し
    た部品と選択した部品の表示状態を変える表示状態変更
    手段と、 を具備したことを特徴とするプリント基板CAD装置。
  2. 【請求項2】前記表示状態変更手段は、ブリンキングに
    より表示状態を変更することを特徴とする請求項(1)
    記載の装置。
  3. 【請求項3】前記選択手段で回路図にある部品が選択さ
    れると、前記対応テーブルをもとに、選択した部品と対
    応するプリント基板図にある部品を見付け出し、見付け
    出した部品をプリント基板図内の指定した位置に配置す
    る部品配置手段と、 この配置が行なわれた部品の前記プリント基板用メモリ
    内における座標データを書き替えるデータ書き替え手段
    と、 を具備したことを特徴とする請求項(1)記載の装置。
  4. 【請求項4】前記部品配置手段により配置が済んだ部品
    は、回路図の中で表示色を変える表示色変更手段を有す
    ることを特徴とする請求項(3)記載の装置。
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