JP2863909B2 - 敷き布団 - Google Patents

敷き布団

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JP2863909B2 JP7345703A JP34570395A JP2863909B2 JP 2863909 B2 JP2863909 B2 JP 2863909B2 JP 7345703 A JP7345703 A JP 7345703A JP 34570395 A JP34570395 A JP 34570395A JP 2863909 B2 JP2863909 B2 JP 2863909B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭用洗濯機で
洗濯可能な敷き布団に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の敷き布団は、布製の袋(布団側)
に綿または化繊の中わたを詰め、その口を閉じて作ら
れ、使用の際は、上にシーツが敷かれる。そして、使用
によりシーツが汗や皮脂、垢等で汚れた場合は、シーツ
を外して洗濯している。また、敷き布団本体が汚れた場
合は、敷き布団を丸ごと洗濯することはできないため、
布団側を外して洗濯するが、中わたは洗濯することな
く、汚れたままで使用するのが普通であり、特に汚れが
ひどい場合でも、打ち直しをするか、天日干しをするだ
けであり、しかも布団側の開閉や中わたの出入に多大の
手間を必要とした。
【0003】最近では、消費者の清潔指向が強くなり、
家庭用洗濯機で丸ごと洗濯できる敷き布団が要求される
ようになってきたため、中わたとして通常の柔らかいわ
たや不織布を薄く入れた敷き布団(敷パット)が開発さ
れ、普通の敷き布団またはその中わたの代わりに硬わた
や発泡樹脂を用いた下敷きマットの上に重ねて使用され
るようになった。しかしながら、上記の敷きパットは、
単に洗濯できるというだけであり、中わたに従来のわた
を使用しているため、洗濯するとわたが嵩減りしてフェ
ルト化すると共に、洗濯後の乾燥に長時間を要する等の
問題があり、さらに従来の敷き布団や下敷きマットの上
に重ねて使用するため、1枚の敷き布団として使用でき
ず、重ねた後にずれる等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の敷
きパットに対応する袋状パットと従来の下敷きマットに
対応する板状の支持マットとからなる敷き布団であっ
て、上記の袋状パットが従来の敷きパットと同様に家庭
用洗濯機で丸ごと洗濯することができ、しかも洗濯によ
って中わたが嵩減りしてフェルト化することがなく、か
つ乾燥時間が短縮され、更に袋状パットが支持マットに
対して着脱自在に取付けられ、これらを一体にして扱う
ことが可能な敷き布団を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の敷き布団は、
硬わたまたはゴムや樹脂の発泡体からなる板状の支持マ
ットと、該支持マットにその少なくとも上面を被覆する
ように着脱自在に被着した袋状パットとからなり、この
袋状パットの少なくとも上記支持マットの上面を被覆す
る上面被覆部が洗濯でほとんど収縮しない低収縮性の表
地と中地とで袋状に形成され、この表地と中地との間に
合成繊維からなる中わたで、繊維間静摩擦係数0.20
以下の低摩擦繊維を30%以上含む目付量200〜12
00g/mの中わたが充填され、かつ上記の表地と中
地とがキルティングで接結されていることを特徴とす
る。
【0006】この発明において、板状の支持マットは、
ニードリング不織布やわたを加圧下で熱接着して得られ
た硬わたが好ましく、その構成繊維はポリエステル繊維
が好ましい。そして、支持マットの見掛け密度は0.0
25〜0.045g/cm3 が、また厚みは20〜50mm
がそれぞれ好ましい。上記の見掛け密度が0.025g
/cm3 未満では床付き感が生じ、反対に0.045g/
cm3 を超えると収納時の折畳みが困難になる。また、厚
みが20mm未満では床付き感が生じる共に保温性が不足
し、反対に50mmを超えると折畳みが困難となる。
【0007】板状の支持マットは、上記の硬わたに代え
てゴムまたはポリウレタン、ポリエチレン等の合成樹脂
からなる発泡体製とすることもできる。また、板状の硬
わたと発泡体とを重ねて用いることもできる。そして、
これらの支持マットは、そのまま裸の状態で使用しても
よく、また包布に入れて用いることもできる。特に収容
時の折畳みを容易にするため、敷き布団としての必要長
さを2等分または3等分した形で個別に包布に入れ、包
布同志を縫い接合してもよい。
【0008】上記の支持マットに被着する袋状パット
は、支持マットの少なくとも上面を被覆することがで
き、かつ支持マットに対して着脱自在に被着できるもの
であればよく、形や構造は任意である。そして、支持マ
ットの少なくとも上面を被覆する上面被覆部は比較的緻
密な表地と比較的粗い組織の中地とで袋状に形成され、
この表地および中地には、洗濯でほとんど収縮しない低
収縮性の布地、例えばポリエステル織物またはポリエス
テル/綿混織物が用いられる。また、防縮加工を施した
ものであれば、綿100%の綿織物の使用も可能であ
る。
【0009】袋状パットの表地と中地との間に入れる中
わたには、ポリエステル等の合成繊維からなる繊維間静
摩擦係数0.20以下の低摩擦繊維からなる合繊わたが
用いられる。この低摩擦繊維は、例えばポリエステル繊
維にシリコーン系樹脂を塗布し、熱固定して得られる
が、その繊維間静摩擦係数が0.20を超える場合は、
使用や洗濯によって嵩減りしてフェルト化する。なお、
この低摩擦繊維は、その一部を他の繊維、例えば通常の
ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維
等の合繊わたで置換することができる。ただし、低摩擦
繊維の含有量は30%以上、好ましくは50%以上を必
要とし、低摩擦繊維の含有量が30%未満になると、嵩
減りしてフェルト化する。
【0010】上記中わたの目付量は、200〜1200
g/m2 に設定される。この目付量が200g/m2
満では、感触が硬くて寝心地が悪く、逆に1200g/
2を超えると、家庭用洗濯機による洗濯が不可能にな
る。なお、支持マットの上面のみに上記の中わたを重ね
る場合の目付量は200〜1200g/m2 が好まし
く、支持マットの上下両面に中わたを重ねる場合の目付
量は、上面および下面のそれぞれで100〜600g/
2 が好ましい。
【0011】この発明の敷き布団は、板状マットに中わ
た入りの袋状パットを被着し、この袋状パットの上にシ
ーツを重ねて使用される。その場合、比較的硬い感触の
板状マット上に袋状パットの薄く柔らかい中わたが位置
するので、人体が沈むことはなく、しかも感触の良い健
康的な寝心地が得られる。一方、洗濯の際は、板状マッ
トから袋状パットを外して丸めると、中わたの目付量が
1200g/m2 以下であるため、家庭用洗濯機の槽に
入れて洗濯することが可能になる。また、洗濯脱水後の
乾燥においては、中わたが合繊綿であるため、乾燥し易
く、温度15℃以上、相対湿度70%以下であれば、天
日干し1日で乾燥する。
【0012】そして、上記中わたの30%以上が繊維間
静摩擦係数0.20以下であり、繊維相互の接触部が滑
り易いため、中わたが嵩減りしてフェルト化することが
なく、もとの風合いと嵩に戻り易い。また、中わたを挟
んでいる表地と中地とがキルティングで接結されている
ため、上記の中わたに偏りが生じたり、中わたがちぎれ
たりすることはない。また、表地および中地が低収縮性
であるため、洗濯によって縮むことがなく、そのため袋
状パットの洗濯によって板状マットへの被着が困難にな
ったり、外観が低下したりすることもない。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施形態1 図1において、支持マット10はポリエステル繊維から
なる硬わたであり、見掛け密度0.025〜0.045
g/cm3 、厚み20〜50mmの板状に作られている。こ
の支持マット10に被着される袋状パット20は、支持
マット10の上面を被覆する上面被覆部21と下面を被
覆する下面被覆部22とからなり、左側辺のみが縫目2
3で綴じられ、残り3辺の開口部34にスライドファス
ナー(図示されていない)が取付けられ、開閉自在の袋
状に形成される。
【0014】上記の上面被覆部21は、ポリエステル繊
維織物からなる表地21aおよび中地21bとを重ねて
袋状に縫合し、かつキルティングで接合して表地21a
および中地21bの内側空間をキルティングの縫目21
cで一辺長40cm以下の正方形またはダイヤ形の小区画
に分け、各小区画に中わた25を充填して作られる。ま
た、下面被覆部22は、同様にポリエステル繊維織物か
らなる裏地22aおよび中地22bとを重ねて袋状に縫
合し、その内側空間をキルティングの縫目22cで正方
形ないしダイヤ形の小区画に分割し、中わた25を充填
して作られる。ただし、上記の中わた25は、ポリエス
テル繊維に捲縮を与え、シリコーン系樹脂で加工して得
られた繊維間静摩擦係数0.20以下の低摩擦繊維から
なる布団わたと通常のポリエステル繊維からなる布団わ
たとを75/25の比率で混合したものであり、目付量
は上下とも100〜600g/m2 に設定される。
【0015】実施形態2 図2に示すように、下面被覆部22を裏地22aのみで
構成する以外は、実施形態1とほぼ同様にして敷き布団
を作る。すなわち、ポリエステル繊維織物からなる表地
21aおよび中地21bを重ね、その内側空間をキルテ
ィングの縫目21cで一辺長40cm以下の正方形または
ダイヤ形の小区画に分け、各小区画に中わた25を充填
して上面被覆部21とし、この上面被覆部21とポリエ
ステル繊維織物の裏地22aのみからなる下面被覆部2
2とを左側辺の縫目23で縫合して残りの3辺を開口部
24とし、この開口部24をスライドファスナー(図示
されていない)の取付けで開閉自在に形成し、上面被覆
部21と下面被覆部22との間に硬わた製の支持マット
10を挟み込む。ただし、上記中わた25の目付量は2
00〜1200g/m2 に設定される。
【0016】実施形態3 図3に示すように、硬わた製の支持マット10の上面か
ら四周の縁部を経て下面にまたがる大きさの表地31a
と中地1bとを袋状に縫合し、かつキルティングで接
結し、該キルティングの縫目31cで形成された一辺長
40cm以下の正方形またはダイヤ形の小区画に目付量
200〜1200g/mの中わた35を充填し、四周
に沿ってゴム紐32を伸長状に取付け、その収縮によっ
て袋状パット30を作り、ゴム紐32からなるリングの
内側に開口部34を形成する。この場合は、開口部34
の周囲のゴム紐32を伸長して開口部34を広げ、その
内側に支持マット10を挿入する。
【0017】
【実施例】実施形態1の袋状パット20において、表地
21a、裏地22a、中地21b、22b等の側生地お
よび中わた25を種々に変えて実施例1〜3および比較
例1、2の袋状パット20を試作し、洗濯試験を行って
性能を比較した。その結果を表1に示す。表1におい
て、Pは通常のポリエステルを、Cは綿を、Cvは防縮
加工を施した綿を、「低」は繊維間静摩擦係数が0.1
5の低摩擦繊維(繊度が2.5デニールのポリエステル
繊維にシリコーン樹脂を塗布、熱固定したもの)をそれ
ぞれ意味する。
【0018】なお、洗濯試験は、袋状パット20を上面
被覆部21および下面被覆部22が重なった状態で、か
つ上面被覆部21が上になるように広げ(図4参照)、
長さ方向と平行な2本の鎖線M、Nに沿って三つ折りし
(鎖線M、Nの間の部分に鎖線Mの上側部分を重ね、そ
の上に鎖線Nの下側部分を重ね)、次に右端を芯にして
ロール状に巻き、これを市販の毛布用ネット(直径39
cm、高さ30cm)に入れ、一槽式全自動洗濯機(松下電
器産業株式会社製、商品名「NA−F60KI」、容量
6kg)を用い、毛布洗いコース(洗濯12分、すすぎ6
分×2回、脱水4分)で洗濯、脱水し、天日で乾燥し
た。
【0019】乾燥時間は、天日乾燥(温度15℃、相対
湿度70%)による乾燥までの所要時間であり、7時間
以下を合格とした。また、嵩減りは、袋状パットを三つ
折りし、6g/cm2 の荷重下で測定した乾燥前の厚みに
対する乾燥後の厚みの減少率(%)であり、10以下を
合格とした。また、布団の縮みは、3%以下を合格とし
た。そして、これらを総合して洗濯の可否を判断し、全
てが合格のものを可とし、いずれか一つでも不合格があ
れば不可とした。
【0020】 表 1 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2 側生地 材質 P P/C Cv C P 構成比率 100 80/20 100 100 100 中わた 材質 低/P 低/P 低/P C/P 低/C 構成比率 70/30 50/50 50/50 50/50 70/30 目付量(g/m2 ) 500 500 500 500 500 縮み(%) 1.0 2.0 2.5 6.0 1.0 乾燥時間(時) 5.5 6 6.5 12 8 嵩減り(%) 2 4 4 35 18 洗濯の可否 可 可 可 不可 不可
【0021】上記の実施例2における側生地の材質をポ
リエステル100%に変更する以外は、実施例2と同じ
構成の袋状パット(実施例4)を試作し、洗浄度を試験
した。すなわち、図4において、袋状パット20の長さ
方向の一端側中央部A、他端側の左右両端B、Cにそれ
ぞれ汚染布(JIS規格、洗濯科学協会製、ライオン湿
式人工汚染布)を貼り付けて前記同様に三つ折りし、ロ
ールに巻いて市販の毛布用ネットに入れ、前記の全自動
洗濯機を用い、毛布洗いコース(ただし、洗剤に花王株
式会社製、商品名「アタック」を標準濃度で使用)で洗
濯、脱水し、天日で乾燥した後、上記のA、B、Cの各
部の明度を光度計で測定したところ、A部が0.33、
B部が0.29、C部が0.37であり、畳まないで洗
濯したワイシャツの洗浄度(明度)が0.50、丸めて
洗濯した毛布の洗浄度(明度)が0.16程度であるこ
とからみて、洗浄性能に問題なしと判断できた。
【0022】また、上記実施例4の袋状パットについて
洗濯後の縮みを測定し、下記の表2の結果を得た。 表 2 原寸(cm) 洗濯後の長さ(cm) 縮み率(%) 幅 98.0 97.5 0.5 長さ 207.0 205.0 1.0
【0023】また、上記実施例4の袋状パット(全重量
2484g、中わたの目付量500g/m2 、中わたの
全重量2000g、表地、裏地および中地の合計重量4
84g)について、洗濯・脱水後(洗濯条件は上記と同
様)に温度15℃、相対湿度70%の条件下で天日乾燥
を行い、水分率の推移を測定した。その結果を下記の表
3に示す。
【0024】 表 3 洗濯前 洗濯直後 3時間後 5時間後 7時間後 重量(g) 2484 3370 2706 2509 2460 水分率(%) 0.6 37 10 2 0
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載された敷き布団は、硬わ
たまたはゴムや樹脂の発泡体からなる板状の支持マット
と、該支持マットにその少なくとも上面を被覆するよう
に着脱自在に被着した袋状パットとからなり、この袋状
パットの少なくとも上記支持マットの上面を被覆する上
面被覆部が洗濯でほとんど収縮しない低収縮性の表地と
中地とで袋状に形成され、この表地と中地との間に合成
繊維からなる中わたで、繊維間静摩擦係数0.20以下
の低摩擦繊維を30%以上含む目付量200〜1200
g/mの中わたが充填され、かつ上記の表地と中地と
がキルティングで接結されているので、快適で健康的な
寝心地が得られると共に、支持マットおよび袋状パット
を一体にして取り扱うことができ、支持マットから袋状
パットがずれることがなく、また一体のままで折り畳む
ことができ、かつ必要に応じて袋状パットを外して家庭
用洗濯機で丸ごと洗濯し、天日で短時間で乾燥すること
ができて顧客の清潔志向を満たすことができ、しかも袋
状パットが縮んだり、また中わたがフェルト化したり、
嵩減りしたりすることがなく、寸法安定性に優れてい
る。
【0026】請求項2に記載された敷き布団は、請求項
1に記載された敷き布団において、袋状パットが支持
ットの上面を被覆する洗濯でほとんど収縮しない低収縮
性の表地と中地とからなる袋状の上面被覆部および支持
ットの下面を被覆する洗濯でほとんど収縮しない低収
縮性の裏地と中地とからなる袋状の下面被覆部によって
開閉自在の袋状に形成され、上記袋状の上面被覆部およ
び下面被覆部にそれぞれ合成繊維からなる中わたで、
維間静摩擦係数0.20以下の低摩擦繊維を30%以上
含む目付量100〜600g/mの中わたが充填さ
れ、かつ表地と中地および裏地と中地がそれぞれキルテ
ィングで接結されているので、請求項1記載の敷き布団
と同様の効果を奏すると共に、上面被覆部および下面被
覆部のいずれを上にしても使用可能である。
【0027】請求項3に記載された敷き布団は、請求項
1に記載された敷き布団において、袋状パットが支持
ットの上面を被覆する洗濯でほとんど収縮しない低収縮
性の表地と中地とからなる袋状の上面被覆部および支持
ットの下面を被覆する洗濯でほとんど収縮しない低収
縮性の1枚の裏地からなる下面被覆部によって開閉自在
の袋状に形成されるので、請求項1記載の敷き布団と同
様の効果を奏すると共に、就寝時の人体に接する上面被
覆部の中わた量が請求項2記載の敷き布団に比べて多く
なり、風合いが一層柔らかくなる。
【0028】請求項4に記載された敷き布団は、請求項
1ないし3のいずれかに記載された敷き布団において、
低摩擦繊維が表面をシリコーン系樹脂で加工されたポリ
エステル繊維であるから、使用によるへたりが一層少な
く、耐久性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の横断面図である。
【図2】実施形態2の横断面図である。
【図3】実施形態3の横断面図である。
【図4】袋状パットの平面図である。
【符号の説明】
10:支持マット(硬わた)、20、30:袋状パッ
ト、21:上面被覆部、22:下面被覆部、21a、3
1a:表地、21b、22b、31b:中地、22a:
裏地、21c、22c、31c:キルティングの縫目、
23:縫目、24、34:開口部、25、35:中わた
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 27/12 A47C 27/00 A47C 27/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬わたまたはゴムや樹脂の発泡体からな
    る板状の支持マットと、該支持マットにその少なくとも
    上面を被覆するように着脱自在に被着した袋状パットと
    からなり、この袋状パットの少なくとも上記支持マット
    の上面を被覆する上面被覆部が洗濯でほとんど収縮しな
    低収縮性の表地と中地とで袋状に形成され、この表地
    と中地との間に合成繊維からなる中わたで、繊維間静摩
    擦係数0.20以下の低摩擦繊維を30%以上含む目付
    量200〜1200g/mの中わたが充填され、かつ
    上記の表地と中地とがキルティングで接結されているこ
    とを特徴とする敷き布団。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された敷き布団におい
    て、袋状パットが支持ットの上面を被覆する洗濯でほ
    とんど収縮しない低収縮性の表地と中地とからなる袋状
    の上面被覆部および支持ットの下面を被覆する洗濯で
    ほとんど収縮しない低収縮性の裏地と中地とからなる袋
    状の下面被覆部によって開閉自在の袋状に形成され、上
    記袋状の上面被覆部および下面被覆部にそれぞれ合成繊
    維からなる中わたで、繊維間静摩擦係数0.20以下の
    低摩擦繊維を30%以上含む目付量100〜600g/
    の中わたが充填され、かつ表地と中地および裏地と
    中地がそれぞれキルティングで接結されている敷き布
    団。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された敷き布団におい
    て、袋状パットが支持ットの上面を被覆する洗濯でほ
    とんど収縮しない低収縮性の表地と中地とからなる袋状
    の上面被覆部および支持ットの下面を被覆する洗濯で
    ほとんど収縮しない低収縮性の1枚の裏地からなる下面
    被覆部によって開閉自在の袋状に形成された敷き布団。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載され
    た敷き布団において、低摩擦繊維が表面をシリコーン系
    樹脂で加工されたポリエステル繊維である敷き布団。
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