JP2862008B2 - 遠隔操作可能なカメラ - Google Patents

遠隔操作可能なカメラ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は遠隔操作可能なカメラ、詳しくは、リモート
コントロール撮影やセルフタイマ撮影を遠隔操手段を用
いて行なうカメラに関する。
[従来の技術] 撮影者が自分の姿を撮影するとき使用するセルフタイ
マ機構、即ちレリーズ釦を押してから所定時間を経過し
た後に露出を開始するセルフタイマ機構を有するカメラ
は一般に普及している。また、被写体となる撮影者がカ
メラから離れた位置で任意に撮影タイミングを遠隔操作
できるようなリモートコントロール(以下、リモコンと
略記する)機能、即ちカメラ本体側に設けられた受信手
段に、撮影者の持つ送信手段からの送信信号を受信させ
ることにより、カメラのレリーズ操作を行なうようにし
たもの(特開昭54−28987号公報参照)も既に周知であ
る。
[発明が解決しようとする課題] このように遠隔操作によってカメラのレリーズ操作を
行なう手段は、次第に発展してはいるが、遠隔操作を行
なうときは撮影者が直接ファインダ視野枠を覗けないの
で、主要被写体が撮影画枠の中央部に位置しない可能性
が高く、これによって下記のような問題が生ずる。
即ち、第7図(A)に示すように、撮影画枠41の中央
部にのみ測距枠9がある、所謂一点測距モードの場合
は、被写体42がその測距枠9内にあるという前提のもと
でAF(オートフォーカス)動作がなされるので、中央部
以外の位置に被写体42が存在する構図では被写体42が
“ピンボケ”になってしまう。このような不具合を防ぐ
ために、一点測距モードでも撮影者が予め主要被写体ま
での距離を予測しい、フォーカスロック等の手段を用い
てピント位置を設定し、しかるのちに遠隔操作を行なう
という手段があるが、この手段では、カメラ操作が煩雑
になってしまう。また、撮影者が距離を変えながら、連
続して撮影したい場合には、いちいちカメラの設定場所
に立ち戻りピント位置を設定し直さなければならない等
の欠点もある。つまり、一点測距モードはカメラの遠隔
操作に好適な測距モードとはいえない。
そこで第7図(B)に示すように所謂多点測距モード
と呼称される複数の測距枠9a,9b,9cを有する測距方式が
提案されている。この多点測距モードでは、複数の測距
枠9a,9b,9cのそれぞれにおいて検出された被写体距離か
ら撮影レンズを合焦させる距離が自動的に決定されるよ
うになっている。従って、主要被写体を撮影画枠の中央
部に位置させる必要がないので、上記一点測距モードの
もつ欠点をことごとく解消し得ることができ、カメラの
遠隔操作に非常に好適な測距モードと言える。
しかしながら、上記多点測距モードでは、通常、測距
された複数の被写体距離のうち、最も至近寄りの被写体
距離に撮影レンズを合焦させるように設計されているの
で、例えば、主要被写体よりも至近寄りに従被写体があ
る場合にはその従被写体にピントが合ってしまい、撮影
者の意図に反し好ましくない場合もある。そこで、撮影
者の撮影意図を反映するために、通常多点測距モードと
一点測距モードの2つの測距方式をモード選択して切り
換えることのできる測距装置がカメラに採用されてい
る。
ところが、この一点測距モードと多点測距モードを選
択できるカメラでは、遠隔操作しようとする場合、撮影
者は遠隔操作モードにモード設定すると共に、測距モー
ドを確認して多点測距モードに設定するか、もしくは一
点測距モードにおいてフォーカスロックを使用し、主要
被写体までの被写体距離を設定するという操作が必要と
なる。このように遠隔操作をうまく使いこなすためには
繁雑な前準備を必要とするので、一般ユーザーが不注意
から一点測距モードのままフォーカスロックもせずに遠
隔操作をしてしまうと、上記の理由からピンボケの写真
が出来上がってしまうという虞が非常に高い。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、一般
ユーザーが不注意から一点測距のまま遠隔操作してしま
っても、ピンボケの写真をとってしまわないようなフェ
ールセーフのついた遠隔操作可能なカメラを提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明による遠隔操作可能なカメラは、撮影画枠内の
1点の位置にある被写体の距離を測距する1点測距モー
ドと撮影画枠内の複数の位置にある被写体のそれぞれの
距離を測距する多点測距モードとのいずれか一方を選択
する測距モード選択手段と、この測距モード選択手段と
は異なる操作部材により、リモートコントロール撮影や
セルフタイマ撮影等の遠隔操作可能な状態に設定する設
定手段と、カメラが起動されるとき、上記多点測距モー
ドを初期設定すると共に、その後上記測距モード選択手
段により上記1点測距モードが選択された場合でも、上
記設定手段により上記遠隔操作可能な状態に設定された
ときは、測距モードを自動的に上記多点測距モードに設
定する測距モード設定手段と、を具備したことを特徴と
する。
[実 施 例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。第
1図は、本発明の一実施例を示す遠隔操作可能なカメラ
の構成の概略を示す説明図である。図において測距モー
ド設定手段1は、測距手段2をコントロールして一点測
距モード1a,多点測距モード1b,フォーカスメモリモード
1c等のそれぞれの測距モードで測距を行なう。ここで一
点測距モードとは、前記第7図(A)に示すように撮影
画枠41の中央部にのみ測距枠9がある場合であり、測距
シーケンス,撮影レンズの合焦シーケンス,露出シーケ
ンス等が連続して行なわれる測距モードである。一方フ
ォーカスメモリモードとは、上記一点測距モードにおい
て測距シーケンスを行なうことによって、予じめ被写体
距離を記憶しておき、その記憶値に基づいて撮影レンズ
の合焦動作が行なわれ、次いで露出シーケンスが行なわ
れる測距モードである。また、多点測距モードとは、上
記第7図(B)に示すように撮影画枠41内に複数の測距
枠9a,9b,9c等がある場合であり、測距シーケンス,撮影
レンズの合焦シーケンス,露出シーケンス等が連続して
行なわれる測距モードである。
遠隔操作モード設定手段3には、リモコンモード3aと
セルフタイマモード3bとがある。先ず、リモコンモード
とは、カメラ側の受信手段が撮影者のもつ送信手段から
の送信信号を受信することによりカメラのレリーズ操作
を行なう操作モードである。次に、セルフタイマモード
とは、撮影者がカメラをレリーズしてから所定時間を経
過したのちに、露出シーケンスを開始する操作モードで
ある。
撮影レンズ駆動制御手段4は、図示しない撮影レンズ
を測距手段2からの測距出力により決定された撮影レン
ズ合焦位置に移動させる駆動制御手段である。
このように大略構成された本実施例のカメラでは、遠
隔操作可能な状態に設定された遠隔操作モード設定手段
3の複数の測距モードを設定する測距モード設定手段1
を有しているから、遠隔操作モードの設定に応じて自動
的に複数の測距モードのうち遠隔操作に好適な測距モー
ドを選択することができる。以下、その詳細を説明す
る。
第2図は、本実施例のカメラの電気回路のブロック構
成図である。図においてAF測距部11は、測距ブロックと
して独立しており、シーケンスコントローラーであるCP
U12の命令により測距を開始する。このAF測距部の詳細
については後述する。
また、リレーズ釦が半押しされてレリーズスイッチ20
がオンすると、AF測距離部11からのAF測距データに基づ
き、計算されたレンズ繰出し量に相当する位置に撮影レ
ンズ(不図示)がモータ駆動部14を介しモータ25によっ
て繰出される。この場合に、撮影レンズの位置は、エン
コーダ15からCPU12にフィードバックされることによっ
てフィードバック制御される。また、上記レリーズ釦が
全押しされると、AE測光部13の測光値に基づき、CPU12
がシャッタ制御を行なうようになっている。
リモコン送信器(不図示)からのリモコン信号をリモ
コン受信部16が受信すると、同受信部16はCPU12にレリ
ーズ信号を出力する。この際、リモコンモード設定スイ
ッチ22がオンしているとCPU12が上記リモコン受信部16
からの上記出力を受け付けるようにプログラムフローが
構成されているので、カメラを遠隔操作でレリーズする
ことができる。
符号21は、測距モード設定スイッチであって、これを
1回押すごとに所定の順序で測距モードの変更がなされ
るようにプログラムフローが組まれている。また、符号
23はセルフタイマモード設定スイッチであって、1回押
すとセルフタイマモードになり、更に1回押すとセルフ
タイマモードが解除されるようにCPU12はプログラムさ
れている。
符号17はLCD表示部であり、各測距モードの状態を示
すマークを液晶表示する。
測距スイッチ24は、フォーカスメモリモードで使用さ
れる押釦スイッチで、このスイッチ24の操作釦を予め押
しておけば、上記AF測距部11で測距された被写体距離が
CPU12に記憶されるようになっている。そして、この測
距スイッチ24の操作釦を再度押して記憶内容を更新する
までは、上記被写体距離に対応するピント位置に撮影レ
ンズが移動されるように、フォーカスメモリモードは構
成されている。
第3図は、上記第2図に示す遠隔操作可能なカメラに
おけるAF測距部11の詳細を、アクティブ式三角測距方式
による三点測距を例として示した構成図で、第4図は、
この第3図における光学系の配置図である。第3図,第
4図において、3個の測距用の赤外発光ダイオード(以
下、IREDと略記する)71a,71b,71cに対して3個の半導
体素子からなる周知の位置検出素子(以下、PSDと略記
する)74a,74b,74cが用いられていて、3個のIRED71a,7
1b,71cからの各測距用赤外ビーム77a,77b,77cは投光レ
ンズ18により被写体10に向かい、被写体から戻った各ビ
ームは受光レンズ19により3個のPSD74a,74b,74cのうち
の対応するPSDに入射するようになっている。
第3図において、このPSD74a,…はその結像位置に応
じて光電流I1a′…およびI2a′…が分流され、この分
流する光電流I1a′…およびI2a′…はAF用IC75に供給
される。このAF用IC75は、IRED制御用トランジスタ70a,
…を介し上記IRED71a,…をパルス駆動すると共に、上記
PSD74a,…からの光電流I1a′…およびI2a′…に基づ
く測距データを図示しないCPUに供給する。
第4図において、受光レンズ19の光軸をPSD74a,…の
中心線に一致させてこれを原点としたとき、反射光の入
射位置をx,投光レンズ18と受光レンズ19との主点間距離
すなわち基線長をs,受光レンズ19の焦点距離をfa2とす
れば、被写体距離lは、 l=s・fa2/x ……(1) で与えられる。
IRED71a,…による被写体の反射光によりPSD74a,…で
発生する光電流I1a′…およびI2a′…は、共に反射光
強度に比例するが、光電流比I1a/I2a′…は反射光強度
には依存せず、入射光位置xのみで決定される。PSD74
a,…の全長をtとすれば、 となり、上式に(1)式を代入すれば、 となる。そして、上述の関係式はI1b/I2b′…にも全く
同じように成立する。そこで、PSD74a,…の光電流比I1a
/I2a′…が基まれば、被写体距離lが一義的に決定され
ることになる。
ところで、この第4図では、全体の構成を理解しやす
いように、投光レンズ18と受光レンズ19とを横方向に並
べているが、実際には、第4図に示した横方向の配置を
縦方向の配置に換えて、すなわち投光レンズ18と受光レ
ンズ19を縦配置にして、3個のIRED71a,71b,71cからの
赤外ビームを、第7図(B)に示したように、3個の測
距枠9a,9b,9cにそれぞれ対応させる必要がある。
このAF測距部11(第2図参照)における光学系の具体
的な構成例として、中央のIRED71bからの赤外ビーム77b
に対する左右のIRED71a,71cからの赤外ビーム77a,77cの
なす角αは約7゜に決められており、IRED71a,71b,71c
の間隔をg1,投光レンズ18の焦点距離をfa1とすると、 tanα=g1/fa1 を満足するように設計されている。
また上記PSD74a,74b,74cの間隔をg2,受光レンズ19の
焦点距離をfa2とすると、fa1=fa2にしたとき、g1=g2
に設定される。
上記第4図の光学系を投光レンズ18が下になるように
して縦配置したとき、第7図(B)に示すように、上記
3個の測距枠9a,9b,9cのうちの右側の測距枠9aの測距
は、CPU12(第2図参照)の制御により上記IRED71a,PSD
74aのペアを、中央の測距枠9bの測距は、上記IRED71b,P
SD74bのペアを、左側の測距枠9cの測距は、上記IRED71
c,PSD74cのペアをそれぞれ用いて行うようになってい
る。
このように構成された本実施例のカメラの機能は、CP
U12の内部でプログラムによって行なわれているので、
以下、本発明の実施例の詳細な動作を第5図に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。
第5図のフローチャートは、カメラの電流が投入され
た時点をスタートとするメインルーチンであり、特に本
発明の要旨である遠隔操作モードと複数の測距モードの
処理ルーチンを示したものである。そして、一般的な測
距モード,セルフタイマモード,リモコンモードの3つ
に大別され、それぞれについて全く同じルーチンのステ
ップS01〜S06,S10〜S15,S17〜S22が繰返えされている。
また、ステップS01,S10,S17でそれぞれ使用されるRAM1
は、複数の測距モードを示す、所謂モードフラッグで、
このRAM1のメモリ内容とこれに対応する測距モードが図
示された第6図(A),(B),(C)に示すように、
前記CPU12(第2図参照)中に1バイト、即ち4ビット
分の記憶場所34〜36が確保され、これらRAM1の内容に対
応して、測距モード31〜33が割当てられている。即ち、
多点測距モードは0000、一点測距のフォーカスメモリモ
ードは0001,一点測距モードは0010となっている。
本実施例のカメラの電源が投入されると、先ずステッ
プS01で“RAM1の内容がクリア”されて0000になる。こ
の0000は、上記第6図(A)のように多点測距モードな
ので、電源投入時は多点測距モードが自動的に選択され
るようになっている。
ステップS02〜S04は、撮影者が手動操作により好みの
測距モードに設定するためのルーチンである。例えば多
点測距モードを選択した場合は電源投入だけでよい。即
ち、上記ステップS01で多点測距モードになっているか
ら、このステップS02に進んでも何等測距モード設定ス
イッチがオンされない。従って、“N"につきステップS0
4にジャンプしてLCD表示部17で多点測距モードがモニタ
表示される(第6図(A)参照)。撮影者がフォーカス
メモリモードで通常撮影したいと思えば、電源投入後、
測距モード設定スイッチ21を1回だけ押すから、ステッ
プS02からS03に進んで“RAM1の内容がインクリメント”
されて0001となり、ステップS04でモニタ表示される
(第6図(B)参照)。
つまり、ここで測距モードの変更は遠隔操作に好適な
測距モードの順で行なわれるようRAM1の内容と各測距モ
ードが対応づけられている。ステップS04では選択した
測距モードが第6図に示したごとくLCD表示部17に表示
される。
ステップS05は測距モード設定スイッチ21を押下する
際の撮影者個々による操作のバラツキを補正するルーチ
ンである。今、撮影者が1点測距モードを選択したとす
ると、カメラの電源投入後、測距モード設定スイッチ21
を2回押下することになる。この2回押す速度とか、押
している時間幅は、人によりまちまちなので、上記ステ
ップS03で“RAM1の内容がインクリメント”されたら、
このステップS05で測距モード設定スイッチ21(第2図
参照)の1回目の操作が終了するまで“N"なので待機す
ることになる。1回目の測距モード設定スイッチ21の押
釦操作が終了すると、始めてこのステップS05を抜け出
して、ステップS06,S07,S08へ順に進むが何れも“N"な
ので、S08からS02へリターンする。撮影者が未だ測距モ
ード設定スイッチ21の2回目の操作を行なわない場合、
上記ステップS02よりS04にジャンプして、従前の待機ル
ープ、つまりS02,S04〜S08を循環して待機することにな
る。撮影者により、測距モード設定スイッチ21が2度目
のオン操作をされると、前述のようにステップS03で再
び“RAM1の内容がインクリメント”される。そこで、結
果として、RAM1が0010となり、1点測距モードのLCD表
示がステップS04で行なわれる。この後、また従前のス
テップS02,S04〜S08の待機ループを廻りながら、リレー
ズ釦の半押操作によるレリーズスイッチ20(第2図参
照)のオンを待機し続ける。
ステップS06では、レリーズスイッチ20がオンしたか
どうかを判別し、オンされていればS25,S25にジャンプ
し、所定の“AFシーケンス",“AEシーケンス”を処理し
て終了する。
ステップS25の“AFシーケンス”では、必らずRAM1の
内容を調べて現在選択されている測距モードを確認し、
それぞれの処理ルーチンに分岐して処理する。このRAM1
の内容の確認は下位2ビットのみのビットパターンによ
って行なうようになっている。
ステップS07ではリモコンモード設定スイッチ22(第
2図参照)がオンしてリモコンモードに設定されている
かどうかを確認する。リモコンモードに設定されていれ
ば、ステップS17以降のリモコンルーチンを通じてステ
ップS25,S26で所定の“AFシーケンス”“AEシーケン
ス”を処理して終了する。このリモコンモードでは、先
ずS17で“RAM1の内容がクリア”されて0000になるの
で、リモコンモードを選択すれば自動的に多点測距モー
ドに設定されることになる。もし、撮影者が自分の意志
を入れたいときには、S18〜S20によって測距モードを変
更することも可能である。このとき測距モードは前述し
たように遠隔操作に好適なモードから順々に変化するの
で、操作性も向上するし、間違いも少ない。
ステップS22でレリーズスイッチ オンをチェックし
ているので、リモコンモードのままで通常の撮影を行な
うことも可能である。
ステップS23でリモコン送信器から送られたリモコン
受信を受信するとリモコンによってS25,S26の撮影シー
ケンスを行なわせることができる。
撮影者がセルフタイマモード設定スイッチ23をオンし
てセルフタイマモードで撮影しようとする場合、ステッ
プS08の“セルフタイマモード設定スイッチ オン”が
判断され、“Y"となって前記ステップS02,S04〜S08の待
機ループを抜け出してステップS09へ進む。所定のセル
フタイマ時間が経過すると、同ステップS09の“セルフ
タイマモード設定スイッチ オフ”が“Y"となって、ス
テップS10へ進み、“RAM1の内容がクリア”される。そ
こで、上記リモコンモード時と同じように、このセルフ
タイマモードでも自動的に多点測距モードに設定される
ことになる。即ち、このステップS10がセルフタイマモ
ード時のフェイルセーフとなっている。
ステップS10〜S14の処理フローで上記と同様に手動で
測距モードの変更をすることが可能である。
ステップS15にて“リレーズスイッチ オン”が確認
されるとステップS24に進み、同ステップS24で“セルフ
LED表示”を所定時間点滅させた後にステップS25,,S26
の“AFシーケンス",“AEシーケンス”を行ない“終了”
する。
ステップS16で“リモコンモードスイッチ オン”な
らステップS07の前に戻り、セルフタイマモードは解除
される。
このセルフタイマモードのルーチンから抜け出すため
には、セルフタイマモード設定スイッチ23を再度オンす
る。すると、ステップS27“セルフタイマモード設定ス
イッチ オン”で“Y"となり、ステップS28へ進む。そ
して、同スイッチ23がオフされるの待ってこのセルフタ
イマモードは解除される。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、カメラを遠隔操作
モードに設定すれば自動的に遠隔操作に好適な多点測距
モードが選択されるように構成されているので、改めて
モード設定をする必要がなく、従って遠隔操作モードに
したとき誤って1点測距モードに設定してしまった際に
生ずるであろうところのピンボケ等の不具合を生ずる虞
が皆無になり、また、遠隔操作以外の通常撮影モードで
も任意の測距モードが選択できるという顕著な効果が発
揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す遠隔操作可能なカメ
ラの構成の概略図、 第2図は、上記実施例のカメラの電気回路のブロック系
統図、 第3図は、上記第2図中のAF測距部における測距原理を
説明する概略構成図、 第4図は、上記第3図における光学系の配置構成図、 第5図は、上記実施例のカメラの動作を説明するための
フローチャート、 第6図(A),(B),(C)は、上記第5図における
RAM1の内容と、そのときのLCD表示部の表示内容で、
(A)は三点測距モード時を、(B)はフォーカスメモ
リモード時を、(C)は一点測距モード時をそれぞれ示
す説明図、 第7図(A),(B)は、従来の遠隔操作可能なカメラ
における撮影画枠を示すもので、(A)は一点測距にお
ける測距枠を、(B)は三点測距における測距枠をそれ
ぞれ示す正面図である。 1……測距モード設定手段 3……遠隔操作モード設定手段 21……測距モード設定スイッチ(選択手段) 22……リモコンモード設定スイッチ(設定手段) 23……セルフタイマモード設定スイッチ(設定手段) 41……撮影画枠

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影画枠内の1点の位置にある被写体の距
    離を測距する1点測距モードと、撮影画枠内の複数の位
    置にある被写体のそれぞれの距離を測距する多点測距モ
    ードとのいずれか一方を選択する測距モード選択手段
    と、 この測距モード選択手段とは異なる操作部材により、リ
    モートコントロール撮影やセルフタイマ撮影等の遠隔操
    作可能な状態に設定する設定手段と、 カメラが起動されるとき、上記多点測距モードを初期設
    定すると共に、その後上記測距モード選択手段により上
    記1点測距モードが選択された場合でも、上記設定手段
    により上記遠隔操作可能な状態に設定されたときは、測
    距モードを自動的に上記多点測距モードに設定する測距
    モード設定手段と、 を具備したことを特徴とする遠隔操作可能なカメラ。
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