JP2861711B2 - エアフィルタ - Google Patents
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- JP2861711B2 JP2861711B2 JP5044533A JP4453393A JP2861711B2 JP 2861711 B2 JP2861711 B2 JP 2861711B2 JP 5044533 A JP5044533 A JP 5044533A JP 4453393 A JP4453393 A JP 4453393A JP 2861711 B2 JP2861711 B2 JP 2861711B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/10—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filter plates, sheets or pads having plane surfaces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/52—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material
- B01D46/521—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2275/00—Filter media structures for filters specially adapted for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D2275/20—Shape of filtering material
- B01D2275/203—Shapes flexible in their geometry, e.g. bendable, adjustable to a certain size
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用冷暖房装置及
びその他任意な空調装置のエア通風路に用いられる、脱
着式の空調装置用エアフィルタに関するものである。
びその他任意な空調装置のエア通風路に用いられる、脱
着式の空調装置用エアフィルタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、エアフィルタの清掃や交換で空調
装置からエアフィルタの脱着を行うときに、エアフィル
タの脱着スペースが十分にとれない場合や、取り出し方
向に障害物がある場合には、図５に示すようにエアフィ
ルタ１を折曲げ自在な折曲げ構造に形成して、空調装置
１０の脱着口１２から嵌合溝１１へ、順次折曲げられた
部分を延ばしながら滑り込ませて挿嵌していた。そし
て、図６に示すように従来の空調装置用エアフィルタで
は濾過体３を分割して形成し、その濾過体３を取り巻い
て樹脂成型された枠体部材５に薄肉部１４を設けて、該
薄肉部１４をヒンジ部４とした折曲げ構造としていた。
装置からエアフィルタの脱着を行うときに、エアフィル
タの脱着スペースが十分にとれない場合や、取り出し方
向に障害物がある場合には、図５に示すようにエアフィ
ルタ１を折曲げ自在な折曲げ構造に形成して、空調装置
１０の脱着口１２から嵌合溝１１へ、順次折曲げられた
部分を延ばしながら滑り込ませて挿嵌していた。そし
て、図６に示すように従来の空調装置用エアフィルタで
は濾過体３を分割して形成し、その濾過体３を取り巻い
て樹脂成型された枠体部材５に薄肉部１４を設けて、該
薄肉部１４をヒンジ部４とした折曲げ構造としていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空調装置用エアフィルタでは、枠体部材５のヒンジ部４
の形状が複雑で薄肉なため、成形するときに樹脂の流れ
が悪くなったり金型の温度が均一でなくなったりして、
製品の品質が悪くなって不良品が多くなる。それを防止
するために金型の注入孔を増やしたり、金型の分割数を
増やすなどして型構造が複雑になりコスト高となってい
た。
空調装置用エアフィルタでは、枠体部材５のヒンジ部４
の形状が複雑で薄肉なため、成形するときに樹脂の流れ
が悪くなったり金型の温度が均一でなくなったりして、
製品の品質が悪くなって不良品が多くなる。それを防止
するために金型の注入孔を増やしたり、金型の分割数を
増やすなどして型構造が複雑になりコスト高となってい
た。
【０００４】また、ヒンジ部４として使用するために
は、柔軟で弾性を有する粘りの強い材料が求められる
が、例えばナチュラルのポリプロピレン等に、使用可能
な樹脂材料が限られてくる。しかし、成形収縮などによ
り寸法精度が悪くなり、設計的自由度も制約される等の
問題点がある。本発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、折り曲げ可能なヒンジ機能を良好に確
保しつつ、枠体の成形を容易化できるエアフィルタを提
供することを目的とする。
は、柔軟で弾性を有する粘りの強い材料が求められる
が、例えばナチュラルのポリプロピレン等に、使用可能
な樹脂材料が限られてくる。しかし、成形収縮などによ
り寸法精度が悪くなり、設計的自由度も制約される等の
問題点がある。本発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、折り曲げ可能なヒンジ機能を良好に確
保しつつ、枠体の成形を容易化できるエアフィルタを提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は上
記目的を達成するために、複数の単位フィルタ部材
（２）を折り曲げ可能に連結したエアフィルタにおい
て、 前記複数の単位フィルタ部材（２）の濾過体（３）
を連続して形成し、 前記複数の単位フィルタ部材（２）
の濾過体（３）相互の中間部位を折り曲げ可能なヒンジ
部（４）として構成し、 前記複数の単位フィルタ部材
（２）の濾過体（３）のうち、前記ヒンジ部（４）と直
交する方向の側辺を保持する枠体片（６）を有し、 前記
複数の単位フィルタ部材（２）の枠体片（６）は互いに
離れて形成されているという技術的手段を採用する。な
お、濾過体（３）は図１の実施例のように平板状あるい
は図３の実施例のように波状とすることができ、いずれ
の場合であってもヒンジ部４として図示される折り曲げ
線を含む、両側の単位フィルタ部材の範囲にわたって広
がる連続した濾材とされている。また、請求項２記載の
発明は上記目的を達成するために、濾過体（３）と、こ
の濾過体の外周を囲んで設けられた枠体（６、７）とを
備えるエアフィルタにおいて、前記枠体（６、７）の両
側辺に設けられた一対のＶ字型の切り込み部（９、９）
によって複数の単位フィルタ部材（２）に分割されてお
り、前記一対のＶ字型の切り込み部（９、９）は互いに
離れており、前記一対のＶ字型の切り込み部（９、９）
の間に広がる前記濾過体（３）をヒンジ部（４）として
全体が折り曲げ可能に構成されているという技術的手段
を採用する。なお、濾過体（３）は図１の実施例のよう
に平板状あるいは図３の実施例のように波状とすること
ができる。また、枠体（６）は図１の実施例のように角
棒状あるいは図３の実施例のように板状とすることがで
き、いずれの場合であっても枠体にはＶ字型の切り込み
部（９、９）が濾過体を残して形成されており、この切
り込み部（９、９）によってエアフィルタ全体が複数の
単位フィルタ部材に分割されているとともに、このＶ字
型の切り込み部（９、９）の間に広がる濾過体（３）に
よりヒンジ部（４）が形成される。また、請求項３記載
の発明は上記目的を達成するために、単位フィルタ部材
（２）をヒンジ部（４）で連結して折曲げ自在にする空
調装置用エアフィルタであって、前記単位フィルタ部材
（２）における濾過体（３）の両側辺に、この濾過体
（３）の形状を保持する枠体片（６）を設けるととも
に、前記単位フィルタ部材（２）の枠体片（６）を互い
に離して設け、前記ヒンジ部（４）を前記濾過体（３）
のみで形成するという技術的手段を採用する。
記目的を達成するために、複数の単位フィルタ部材
（２）を折り曲げ可能に連結したエアフィルタにおい
て、 前記複数の単位フィルタ部材（２）の濾過体（３）
を連続して形成し、 前記複数の単位フィルタ部材（２）
の濾過体（３）相互の中間部位を折り曲げ可能なヒンジ
部（４）として構成し、 前記複数の単位フィルタ部材
（２）の濾過体（３）のうち、前記ヒンジ部（４）と直
交する方向の側辺を保持する枠体片（６）を有し、 前記
複数の単位フィルタ部材（２）の枠体片（６）は互いに
離れて形成されているという技術的手段を採用する。な
お、濾過体（３）は図１の実施例のように平板状あるい
は図３の実施例のように波状とすることができ、いずれ
の場合であってもヒンジ部４として図示される折り曲げ
線を含む、両側の単位フィルタ部材の範囲にわたって広
がる連続した濾材とされている。また、請求項２記載の
発明は上記目的を達成するために、濾過体（３）と、こ
の濾過体の外周を囲んで設けられた枠体（６、７）とを
備えるエアフィルタにおいて、前記枠体（６、７）の両
側辺に設けられた一対のＶ字型の切り込み部（９、９）
によって複数の単位フィルタ部材（２）に分割されてお
り、前記一対のＶ字型の切り込み部（９、９）は互いに
離れており、前記一対のＶ字型の切り込み部（９、９）
の間に広がる前記濾過体（３）をヒンジ部（４）として
全体が折り曲げ可能に構成されているという技術的手段
を採用する。なお、濾過体（３）は図１の実施例のよう
に平板状あるいは図３の実施例のように波状とすること
ができる。また、枠体（６）は図１の実施例のように角
棒状あるいは図３の実施例のように板状とすることがで
き、いずれの場合であっても枠体にはＶ字型の切り込み
部（９、９）が濾過体を残して形成されており、この切
り込み部（９、９）によってエアフィルタ全体が複数の
単位フィルタ部材に分割されているとともに、このＶ字
型の切り込み部（９、９）の間に広がる濾過体（３）に
よりヒンジ部（４）が形成される。また、請求項３記載
の発明は上記目的を達成するために、単位フィルタ部材
（２）をヒンジ部（４）で連結して折曲げ自在にする空
調装置用エアフィルタであって、前記単位フィルタ部材
（２）における濾過体（３）の両側辺に、この濾過体
（３）の形状を保持する枠体片（６）を設けるととも
に、前記単位フィルタ部材（２）の枠体片（６）を互い
に離して設け、前記ヒンジ部（４）を前記濾過体（３）
のみで形成するという技術的手段を採用する。
【０００６】
【作用】請求項１記載の発明によると、複数の単位フィ
ルタ部材（２）の濾過体（３）を連続して形成し、複数
の単位フィルタ部材（２）の濾過体（３）相互の中間部
位を折り曲げ可能なヒンジ部（４）として構成し、濾過
体（３）の側辺を保持する枠体片（６）は互いに離れて
形成され、ヒンジ部（４）の折り曲げ線上に位置しない
から、枠体片（６）に阻害されることなく、ヒンジ部
（４）の折り曲げ機能を良好に果たすことができる。し
かも、濾過体（３）の側辺を保持する作用を果たす枠体
片（６）を互いに離して形成しているので、枠体片
（６）にヒンジ部用の薄肉部を形成する必要がない。従
って、枠体片（６）の肉厚を複雑に変化させる必要がな
く、枠体の樹脂成形に際して、樹脂材料の流れが良好と
なって、樹脂成形品質を向上できるとともに、樹脂成形
型の簡素化により型コストを低減できる。さらに、枠体
片（６）自体にヒンジ機能を持たせる必要がないから、
枠体の樹脂材料として弾性を有する材料のみに限定され
ることなく、広範な樹脂材料の中から低コストで、成形
性に優れた材料を選択することが可能となる。以上の結
果、エアフィルタを折り曲げ可能とするヒンジ機能を良
好に確保しつつ、枠体片の樹脂成形品質の向上および製
造コストの大幅低減を実現できる。また、請求項２記載
の発明によると、枠体（６、７）の両側辺に一対のＶ字
型の切り込み部（９、９）を設けてエアフィルタを折り
曲げ可能とし、一対のＶ字型の切り込み部（９、９）は
互いに離れており、一対のＶ字型の切り込み部（９、
９）の間の濾過体（３）をヒンジ部（４）として折り曲
げ可能にしているから、濾過体（３）だけでヒンジ部
（４）を構成できる。従って、請求項１と同様に、枠体
の樹脂成形上の形状、材料の制約を大幅に緩和でき、同
様の作用を奏することができる。なお、枠体（６、７）
の一対のＶ字型の切り込み部（９、９）は枠体の角部を
除去する面取り部として機能するから、エアフィルタの
取り付け部への挿入作業が容易となる。また、請求項３
記載の発明によると、単位フィルタ部材（２）の濾過体
（３）の形状を保持する枠体片（６）を互いに離して設
け、ヒンジ部（４）を濾過体（３）のみで形成している
から、請求項１、２と同様に、枠体の樹脂成形上の形
状、材料の制約を大幅に緩和でき、同様の作用を奏する
ことができる。
ルタ部材（２）の濾過体（３）を連続して形成し、複数
の単位フィルタ部材（２）の濾過体（３）相互の中間部
位を折り曲げ可能なヒンジ部（４）として構成し、濾過
体（３）の側辺を保持する枠体片（６）は互いに離れて
形成され、ヒンジ部（４）の折り曲げ線上に位置しない
から、枠体片（６）に阻害されることなく、ヒンジ部
（４）の折り曲げ機能を良好に果たすことができる。し
かも、濾過体（３）の側辺を保持する作用を果たす枠体
片（６）を互いに離して形成しているので、枠体片
（６）にヒンジ部用の薄肉部を形成する必要がない。従
って、枠体片（６）の肉厚を複雑に変化させる必要がな
く、枠体の樹脂成形に際して、樹脂材料の流れが良好と
なって、樹脂成形品質を向上できるとともに、樹脂成形
型の簡素化により型コストを低減できる。さらに、枠体
片（６）自体にヒンジ機能を持たせる必要がないから、
枠体の樹脂材料として弾性を有する材料のみに限定され
ることなく、広範な樹脂材料の中から低コストで、成形
性に優れた材料を選択することが可能となる。以上の結
果、エアフィルタを折り曲げ可能とするヒンジ機能を良
好に確保しつつ、枠体片の樹脂成形品質の向上および製
造コストの大幅低減を実現できる。また、請求項２記載
の発明によると、枠体（６、７）の両側辺に一対のＶ字
型の切り込み部（９、９）を設けてエアフィルタを折り
曲げ可能とし、一対のＶ字型の切り込み部（９、９）は
互いに離れており、一対のＶ字型の切り込み部（９、
９）の間の濾過体（３）をヒンジ部（４）として折り曲
げ可能にしているから、濾過体（３）だけでヒンジ部
（４）を構成できる。従って、請求項１と同様に、枠体
の樹脂成形上の形状、材料の制約を大幅に緩和でき、同
様の作用を奏することができる。なお、枠体（６、７）
の一対のＶ字型の切り込み部（９、９）は枠体の角部を
除去する面取り部として機能するから、エアフィルタの
取り付け部への挿入作業が容易となる。また、請求項３
記載の発明によると、単位フィルタ部材（２）の濾過体
（３）の形状を保持する枠体片（６）を互いに離して設
け、ヒンジ部（４）を濾過体（３）のみで形成している
から、請求項１、２と同様に、枠体の樹脂成形上の形
状、材料の制約を大幅に緩和でき、同様の作用を奏する
ことができる。
【０００７】
【実施例】本発明の空調装置用エアフィルタの一実施例
を添付図面を参照して説明する。図１は空調装置用エア
フィルタ１を示す斜視図である。複数の平板状の単位フ
ィルタ部材２は綿ぼこり等を除去する濾過機能及び、折
れ曲がるときにヒンジ部としての機能が必要となる。従
って、ポレエチレンやナイロンなどの一般的な樹脂材料
によるネット材を使用する。そして、前記単位フィルタ
部材２は後述する枠体片６により濾過体３の両側辺が保
持されており、この濾過体３の両側辺はヒンジ部４と直
交する方向に延びる。各単位フィルタ部材２はヒンジ部
４により折り曲げ自在に連結されている。このヒンジ部
４は濾過体３のみにより形成され、ヒンジ部４の両側辺
は枠体片６、６に保持されない。つまり、濾過体３は複
数の単位フィルタ部材２にわたって連続して形成され、
ヒンジ部４の折り曲げ線を含む範囲に広がっている。こ
れにより、複数の単位フィルタ部材２の濾過体３相互の
中間部位でもって、折り曲げ可能なヒンジ部４を構成す
ることができる。枠体片６、６は互いに離れて形成さ
れ、ヒンジ部４の折り曲げ線上に位置していない。
を添付図面を参照して説明する。図１は空調装置用エア
フィルタ１を示す斜視図である。複数の平板状の単位フ
ィルタ部材２は綿ぼこり等を除去する濾過機能及び、折
れ曲がるときにヒンジ部としての機能が必要となる。従
って、ポレエチレンやナイロンなどの一般的な樹脂材料
によるネット材を使用する。そして、前記単位フィルタ
部材２は後述する枠体片６により濾過体３の両側辺が保
持されており、この濾過体３の両側辺はヒンジ部４と直
交する方向に延びる。各単位フィルタ部材２はヒンジ部
４により折り曲げ自在に連結されている。このヒンジ部
４は濾過体３のみにより形成され、ヒンジ部４の両側辺
は枠体片６、６に保持されない。つまり、濾過体３は複
数の単位フィルタ部材２にわたって連続して形成され、
ヒンジ部４の折り曲げ線を含む範囲に広がっている。こ
れにより、複数の単位フィルタ部材２の濾過体３相互の
中間部位でもって、折り曲げ可能なヒンジ部４を構成す
ることができる。枠体片６、６は互いに離れて形成さ
れ、ヒンジ部４の折り曲げ線上に位置していない。
【０００８】枠体片６は、ポレエチレンなどの樹脂によ
って濾過体３と一体にモールド成型される。そして、枠
体片６には平枠７および取手８が設けられる。枠体片６
は空調装置１０の嵌合溝１１に嵌合する形状を有し、単
位フィルタ部材２のヒンジ部４、４間の間隔よりも若干
短い長さに形成され、左右対称な位置に複数個配設され
る。そして、嵌合溝１１への挿嵌時に枠体片６を挿嵌し
やすいように、また、折曲げ時に、枠体片６の角部分が
嵌合溝１１側へ突き当たらないように枠体片６の両端部
に面取り部９を設ける。この面取り部９によって枠体片
６に一対のＶ字型の切り込み部が形成され、この一対の
Ｖ字型の切り込み部は互いに離れており、この一対のＶ
字型の切り込み部間に広がる濾過体３によりヒンジ部４
が形成される。
って濾過体３と一体にモールド成型される。そして、枠
体片６には平枠７および取手８が設けられる。枠体片６
は空調装置１０の嵌合溝１１に嵌合する形状を有し、単
位フィルタ部材２のヒンジ部４、４間の間隔よりも若干
短い長さに形成され、左右対称な位置に複数個配設され
る。そして、嵌合溝１１への挿嵌時に枠体片６を挿嵌し
やすいように、また、折曲げ時に、枠体片６の角部分が
嵌合溝１１側へ突き当たらないように枠体片６の両端部
に面取り部９を設ける。この面取り部９によって枠体片
６に一対のＶ字型の切り込み部が形成され、この一対の
Ｖ字型の切り込み部は互いに離れており、この一対のＶ
字型の切り込み部間に広がる濾過体３によりヒンジ部４
が形成される。
【０００９】平枠７はエアフィルタ１の上下に一対に設
けられて上下の枠組を形成し、左右の枠体片６と一体に
形成される。取手８は下側の平枠７に設けられ、エアフ
ィルタ１の空調装置１０への脱着時に手を掛けて、エア
フィルタ１を操作する時に用いる。上記構成によるエア
フィルタ１の作動について以下に説明する。図２に示し
たように、濾過体３に一体にモールド成型された枠体片
６，６は、面取り部９，９が突き当たるまでは、ヒンジ
部４を軸としてどちら側にも自在に折曲がることができ
る。従って、複数箇所のヒンジ部４がそれぞれ折曲がる
ことにより、エアフィルタ１全体として湾曲することに
なる。
けられて上下の枠組を形成し、左右の枠体片６と一体に
形成される。取手８は下側の平枠７に設けられ、エアフ
ィルタ１の空調装置１０への脱着時に手を掛けて、エア
フィルタ１を操作する時に用いる。上記構成によるエア
フィルタ１の作動について以下に説明する。図２に示し
たように、濾過体３に一体にモールド成型された枠体片
６，６は、面取り部９，９が突き当たるまでは、ヒンジ
部４を軸としてどちら側にも自在に折曲がることができ
る。従って、複数箇所のヒンジ部４がそれぞれ折曲がる
ことにより、エアフィルタ１全体として湾曲することに
なる。
【００１０】次にエアフィルタ１の脱着方法について以
下に説明する。図１に示すようにエアフィルタ１の取り
付け時には、空調装置１０のエア吸入口１３の下側から
エアフィルタ１を湾曲させながら、先端の平枠７を脱着
口１２に差し込む。そして、左右の枠体片６，６を空調
装置１０の嵌合溝１１に嵌合する。残りの枠体片６も同
様にヒンジ部４を垂直にもどしながら順次空調装置１０
の嵌合溝１１に差し込んでいく。そして、最後の枠体片
６がはまり込むまで取手８を操作して押し込んでいく。
下に説明する。図１に示すようにエアフィルタ１の取り
付け時には、空調装置１０のエア吸入口１３の下側から
エアフィルタ１を湾曲させながら、先端の平枠７を脱着
口１２に差し込む。そして、左右の枠体片６，６を空調
装置１０の嵌合溝１１に嵌合する。残りの枠体片６も同
様にヒンジ部４を垂直にもどしながら順次空調装置１０
の嵌合溝１１に差し込んでいく。そして、最後の枠体片
６がはまり込むまで取手８を操作して押し込んでいく。
【００１１】また、取手８は空調装置１０の脱着口１２
の下側に飛び出させて、取り外し時に掴みやすいように
しておく。エアフィルタ１を取り外す場合は脱着口１２
の下側に飛び出た取手８を掴んで引張り、空調装置１０
の嵌合溝１１から枠体片６を順次抜き取る。そして、ヒ
ンジ部４を真っすぐに戻しながらエアフィルタ１を空調
装置１０の下側から取り出す。
の下側に飛び出させて、取り外し時に掴みやすいように
しておく。エアフィルタ１を取り外す場合は脱着口１２
の下側に飛び出た取手８を掴んで引張り、空調装置１０
の嵌合溝１１から枠体片６を順次抜き取る。そして、ヒ
ンジ部４を真っすぐに戻しながらエアフィルタ１を空調
装置１０の下側から取り出す。
【００１２】次に濾過体３の強度に関して説明する。エ
アフィルタ１の折曲げ線上には枠体部材は存在しない。
従って、単位フィルタ部材２のヒンジ部４には集中的に
脱着時の屈曲による曲げ荷重や枠体片６を嵌合溝１１か
ら引き抜く時の引張り荷重がかかる。しかし、空調装置
１０への装着状態では、嵌合溝１１が各枠体片６をしっ
かり保持するため単位フィルタ部材２には荷重はかから
ない。従って、脱着時の荷重を重点に強度を検討すれば
よい。また、前記した引き抜き時の引張り荷重に対する
強度を補強するために、図１に示したように綿布や鋼等
のコード１５を単位フィルタ部材２の心材として設ける
こともできる。
アフィルタ１の折曲げ線上には枠体部材は存在しない。
従って、単位フィルタ部材２のヒンジ部４には集中的に
脱着時の屈曲による曲げ荷重や枠体片６を嵌合溝１１か
ら引き抜く時の引張り荷重がかかる。しかし、空調装置
１０への装着状態では、嵌合溝１１が各枠体片６をしっ
かり保持するため単位フィルタ部材２には荷重はかから
ない。従って、脱着時の荷重を重点に強度を検討すれば
よい。また、前記した引き抜き時の引張り荷重に対する
強度を補強するために、図１に示したように綿布や鋼等
のコード１５を単位フィルタ部材２の心材として設ける
こともできる。
【００１３】本発明は、屈曲可能な構造を有する空調装
置用エアフィルタであって、基本的にその屈曲部が濾過
体３を利用する構造であればよい。従って、除去対象が
砂ぼこりのような細かい物である場合などの用途によっ
ては、単位フィルタ部材２を樹脂のネット材を使わない
で不織布濾材を使用して製作し、同様に不織布濾材をヒ
ンジ部として兼用したエアフィルタとすることもでき
る。また、図３に示すように単位フィルタ部材２の濾過
体３をジグザグに連続する波状に設け両側辺を枠体片６
で固定し、つなぎの部分の濾過体３を平面にしてヒンジ
部４を設けたエアフィルタとすると、濾過面積が増加し
て通気抵抗を低減することができ耐久性を増すことがで
きる。
置用エアフィルタであって、基本的にその屈曲部が濾過
体３を利用する構造であればよい。従って、除去対象が
砂ぼこりのような細かい物である場合などの用途によっ
ては、単位フィルタ部材２を樹脂のネット材を使わない
で不織布濾材を使用して製作し、同様に不織布濾材をヒ
ンジ部として兼用したエアフィルタとすることもでき
る。また、図３に示すように単位フィルタ部材２の濾過
体３をジグザグに連続する波状に設け両側辺を枠体片６
で固定し、つなぎの部分の濾過体３を平面にしてヒンジ
部４を設けたエアフィルタとすると、濾過面積が増加し
て通気抵抗を低減することができ耐久性を増すことがで
きる。
【００１４】枠体片６及び空調装置１０の嵌合溝１１
を、図４に示すようなＬ字型やＴ字型の断面形状を有す
る枠体片６及び嵌合溝１１にすると、単位フィルタ部材
２の撓みや自動車の振動等によって、枠体片６が嵌合溝
１１の内側に外れてしまうのを防止することができる。
また、枠体片６を樹脂を使用しないでアルミや鉄などの
金属により製作して、カシメや接着により濾過体３に固
定して単位フィルタ部材２を形成することもできる。上
記実施例は以上述べたように濾過体３自身が折曲がるる
ことにより、脱着に必要なスペースを少なくすることが
でき、取り外す方向を自由に設定することができる。ま
た、エアフィルタ１の取り付け及び取り外しの操作も簡
単である。
を、図４に示すようなＬ字型やＴ字型の断面形状を有す
る枠体片６及び嵌合溝１１にすると、単位フィルタ部材
２の撓みや自動車の振動等によって、枠体片６が嵌合溝
１１の内側に外れてしまうのを防止することができる。
また、枠体片６を樹脂を使用しないでアルミや鉄などの
金属により製作して、カシメや接着により濾過体３に固
定して単位フィルタ部材２を形成することもできる。上
記実施例は以上述べたように濾過体３自身が折曲がるる
ことにより、脱着に必要なスペースを少なくすることが
でき、取り外す方向を自由に設定することができる。ま
た、エアフィルタ１の取り付け及び取り外しの操作も簡
単である。
【００１５】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によると、濾
過体は折り曲げ線上において折り曲げ可能なヒンジ部を
形成しており、枠体は、ヒンジ部の折り曲げ線上に位置
しないから、枠体によりヒンジ部を形成する必要がな
い。そのため、従来の枠体によりヒンジ部を形成するこ
とに起因した不具合を解消することができ、低コスト
で、しかも材料の制約を受けることのない折り曲げ可能
なエアフィルタを提供することができる。
過体は折り曲げ線上において折り曲げ可能なヒンジ部を
形成しており、枠体は、ヒンジ部の折り曲げ線上に位置
しないから、枠体によりヒンジ部を形成する必要がな
い。そのため、従来の枠体によりヒンジ部を形成するこ
とに起因した不具合を解消することができ、低コスト
で、しかも材料の制約を受けることのない折り曲げ可能
なエアフィルタを提供することができる。
【図１】空調装置用エアフィルタの全体構成を示す斜視
図である。
図である。
【図２】空調装置用エアフィルタの断面図である。
【図３】濾過体を波状にした斜視図である。
【図４】取り付け状態を示す断面図である。
【図５】空調装置用エアフィルタ装着時の説明図であ
る。
る。
【図６】従来例を示す斜視図である。
１...空調装置用エアフィルタ、 ２...単位フィルタ
部材、 ３...濾過体、 ４...ヒンジ部、
６...枠体片
部材、 ３...濾過体、 ４...ヒンジ部、
６...枠体片
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の単位フィルタ部材（２）を折り曲
げ可能に連結したエアフィルタにおいて、 前記複数の単位フィルタ部材（２）の濾過体（３）を連
続して形成し、 前記複数の単位フィルタ部材（２）の濾過体（３）相互
の中間部位を折り曲げ可能なヒンジ部（４）として構成
し、 前記複数の単位フィルタ部材（２）の濾過体（３）のう
ち、前記ヒンジ部（４）と直交する方向の側辺を保持す
る枠体片（６）を有し、 前記複数の単位フィルタ部材（２）の枠体片（６）は互
いに離れて形成されている ことを特徴とするエアフィル
タ。 - 【請求項２】 濾過体（３）と、この濾過体（３）の外
周を囲んで設けられた枠体（６、７）とを備えるエアフ
ィルタにおいて、 前記枠体（６、７）の両側辺に設けられた一対のＶ字型
の切り込み部（９、９）によって複数の単位フィルタ部
材（２）に分割されており、前記一対のＶ字型の切り込み部（９、９）は互いに離れ
ており、 前記一対のＶ字型の切り込み部（９、９）の間
に広がる前記濾過体（３）をヒンジ部（４）として全体
が折り曲げ可能に構成されていることを特徴とするエア
フィルタ。 - 【請求項３】 単位フィルタ部材（２）をヒンジ部
（４）で連結して折曲げ自在にする空調装置用エアフィ
ルタであって、 前記単位フィルタ部材（２）における濾過体（３）の両
側辺に、この濾過体（３）の形状を保持する枠体片
（６）を設けるとともに、 前記単位フィルタ部材（２）の枠体片（６）を互いに離
して設け、前記ヒンジ部（４）を前記濾過体（３）のみ
で形成したことを特徴とする空調装置用エアフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5044533A JP2861711B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | エアフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5044533A JP2861711B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | エアフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06226024A JPH06226024A (ja) | 1994-08-16 |
| JP2861711B2 true JP2861711B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=12694153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5044533A Expired - Fee Related JP2861711B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | エアフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2861711B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170046325A (ko) * | 2015-10-21 | 2017-05-02 | 코웨이 주식회사 | 형상 가변형 필터프레임 및 이를 포함하는 공기청정기 |
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| DE69635030T2 (de) * | 1995-12-26 | 2006-09-28 | Gm Daewoo Auto & Technology Co. | Luftfilter und kraftwagen mit diesem filter |
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| JP3855528B2 (ja) | 1999-03-30 | 2006-12-13 | 株式会社デンソー | 自動車用空調装置搭載構造および空調装置 |
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| AU2002300100B2 (en) | 2001-07-11 | 2003-10-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air filter and air conditioner |
| JP2003042471A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機の空気清浄装置 |
| FR2833859B1 (fr) * | 2001-12-21 | 2004-02-20 | Valeo Materiaux De Friction Sa | Dispositif de filtration d'air perfectionne et installation de circulation d'air dans un vehicule automobile comprenant ce dispositif |
| JP2007284012A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-01 | Sanden Corp | フィルタ |
| US7410520B2 (en) * | 2006-12-22 | 2008-08-12 | Hamilton Beach Brands, Inc. | Foldable filter for an air filtration unit and method |
| JP4992552B2 (ja) * | 2007-05-30 | 2012-08-08 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
| JP6115782B2 (ja) * | 2011-09-29 | 2017-04-19 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 空気調和装置 |
| DE102013018460A1 (de) * | 2013-11-05 | 2015-05-07 | Mann + Hummel Gmbh | Innenraumfilter und Filteranordnung |
| CN203916329U (zh) * | 2014-01-22 | 2014-11-05 | 3M创新有限公司 | 空调滤网 |
| WO2017026761A1 (ko) * | 2015-08-12 | 2017-02-16 | 코웨이 주식회사 | 공기청정기 |
| DE102016007461A1 (de) * | 2016-06-21 | 2017-12-21 | Mann + Hummel Gmbh | Innenraumfilter und Filteranordnung |
| CN110325258B (zh) * | 2017-02-21 | 2022-07-22 | 通用电气公司 | 用于减小包括燃气涡轮机的发电厂中的启动排放的系统 |
| US10662840B2 (en) | 2017-02-21 | 2020-05-26 | General Electric Company | Systems for reducing startup emissions in power plant including gas turbine |
| US10655516B2 (en) | 2017-02-21 | 2020-05-19 | General Electric Company | Systems for reducing startup emissions in power plant including gas turbine |
| US10655518B2 (en) | 2017-02-21 | 2020-05-19 | General Electric Company | Systems for reducing startup emissions in power plant including gas turbine |
| US10662841B2 (en) | 2017-02-21 | 2020-05-26 | General Electric Company | Systems for reducing startup emissions in power plant including gas turbine |
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| CN108722031B (zh) * | 2017-04-24 | 2022-03-08 | 布鲁雅尔公司 | 空气过滤器单元 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5675634U (ja) * | 1979-11-16 | 1981-06-20 | ||
| JPS6431926U (ja) * | 1987-08-18 | 1989-02-28 | ||
| JPH01101614U (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-07 |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP5044533A patent/JP2861711B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170046325A (ko) * | 2015-10-21 | 2017-05-02 | 코웨이 주식회사 | 형상 가변형 필터프레임 및 이를 포함하는 공기청정기 |
| KR101897561B1 (ko) | 2015-10-21 | 2018-09-12 | 코웨이 주식회사 | 형상 가변형 필터프레임 및 이를 포함하는 공기청정기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06226024A (ja) | 1994-08-16 |
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