JPS6313784Y2 - - Google Patents

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JPS6313784Y2
JPS6313784Y2 JP6311779U JP6311779U JPS6313784Y2 JP S6313784 Y2 JPS6313784 Y2 JP S6313784Y2 JP 6311779 U JP6311779 U JP 6311779U JP 6311779 U JP6311779 U JP 6311779U JP S6313784 Y2 JPS6313784 Y2 JP S6313784Y2
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JP6311779U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は合成樹脂製の枠体と網とが一体に成形
されている平面構造のフイルターに関するもので
ある。なお本考案では、フイルターの流体通過面
が一平面であるものを平面構造のフイルターとい
う。
[従来の技術] 暖房機、冷房機の吸気口用フイルター、クーリ
ングタワーにおける冷却水の濾過用フイルター、
産業機械における潤滑油、切削油濾過用フイルタ
ー等には、第1図イに示すような枠と濾過用網と
が一体に成形されている合成樹脂製フイルター
が、製造簡単にしてコスト的に有利で、しかも耐
久的に使用できるとの理由によりよく使用されて
いる。
こうした平面フイルターは、ある程度使用する
とフイルターの目詰まり等によつて濾過性能が低
下するので、通常、実装された冷・暖房機や濾過
機から時々取りはずして掃除・洗浄される。濾過
用網と枠とを一体に形成した平面フイルターは、
取りはずしや掃除・洗浄等において、両者がはず
れたりすることがなく、洗浄し易いといつた点か
らも広く用いられている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、この合成樹脂製フイルターは、枠体
成形金型内に網を予め挿入しておき、前記金型内
に溶融合成樹脂を射出注入して一体成形するもの
であり、枠体Aの断面は樹脂で詰まつており、そ
れだけ樹脂原料を余計に必要とするという問題が
あつた。また、成形の際の金型内における溶融樹
脂の圧力により挿入した網が枠体の表面方向へ押
しやられ、製品とした場合網目が第1図ロの矢印
箇所のように枠体表面あるいは枠体の端部に現わ
れてしまうという欠点が生じる。この結果外観を
損つてしまう上、フイルターの洗浄等のために取
りはずしや挿入を繰り返すと、上記枠体に露出し
た網目から次第に破損するため耐久性が悪い。特
に、複数のフイルターを重ねて使用する場合上記
破損によつてフイルター間のシール性も不良にな
るという問題点がある。
また、上記枠体Aの断面に樹脂を詰めたフイル
ターは、全体として重量が重くなり取扱いが不便
となるだけでなく外力が加わつた場合、枠体の可
撓性に欠けるのでそれだけ強度が弱く、扱いにく
いという問題があつた。このことは、掃除・洗浄
等の為にしばしば取りはずされるこうしたフイル
ターでは大きな欠点であつた。なぜならフイルタ
ーを実装する為に冷・暖房機等に設けられたガイ
ド等が使用によつて若干変形するといつたことは
現実に生じることであるが、そうした場合、フイ
ルターに可撓性がない為、フイルターの取りはず
し交換が著しく困難になることがあるからであ
る。
また、フイルターの濾過性能を向上させる為に
は、フイルター実装時のシール性が問題となる。
即ち、フイルターが設けられていても、フイルタ
ーを通過することなく、空気、冷却水、潤滑油等
が排出されるような構造であつては充分な濾過が
行なわれないからである。ところが、従来の平面
フイルターでは、実装時にフイルターのシール性
を実現する為には別のシール機構を設けねばなら
ず、構成が複雑となるばかりか、掃除・洗浄等の
為に取りはずしや交換が困難となることも考えら
れた。
このことは、濾過性を一層向上させる目的でフ
イルターを複数層設け、フイルター間にシール材
またはシール機構を介在させる構成をとる場合に
は、特に問題となる。
そこで、本考案は、このような従来公知の合成
樹脂製の枠体と網とから構成される平面構造のフ
イルターにみられる欠点を解消することを目的と
してなされ、上記問題点を改善するフイルターを
提供するものである。
考案の構成 [問題を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本考案は問題を解決
する為の手段として次の構成をとつた。即ち、 合成樹脂製の枠体と網とからなる平面構造のフ
イルターにおいて、該枠体は二重枠体とその二重
枠体同士をつなぐ連接体とからなる溝構造とさ
れ、前記網と該枠体とは、該網の端部が該二重枠
体と該連接体とから形成される溝の内側に位置す
る状態で一体に成形されたことを特徴とする平面
構造のフイルターの構成がそれである。
[作用] 上記構成を有するフイルターは、二重枠体と網
とからなり、その網の端部が二重枠体と連接体と
からなる溝の内側に一体成形されており、成形時
にたとえ二重枠体と連接体とからなる溝の内側の
表面に網が現われても、網が枠体の溝の外側に出
ることはない。
また、上記フイルターは、その枠体が二重枠体
と二重枠体同士をつなぐ連接体とからなる溝構造
とされているので、全体の軽量化及び可撓性の向
上が図られ、フイルター実装時にある程度のゆが
みや変形を許容することにより、その取りはず
し・交換の手間を著しく軽減して使用性のよいも
のとなつた。しかも、枠体の溝構造は、内部にシ
ール材を充填しうるという新たな展開、利用可能
性を生じ、シール材を充填して用いた場合にはフ
イルターの性能の向上をもたらすこととなつた。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面とともに詳細に説
明する。第2図は本考案第1実施例で、1,2は
中が隔離されている二重構造の枠体であつて、枠
体1と2は断面がコの字型となるように連接体3
によつてつながれ、全体として溝構造をなしてお
り、さらにまた枠体1,2の任意位置には補強リ
ブ4が設けられている。第3図のように内側の枠
体1の内面1bには合成樹脂製網5が枠体1と一
体に成形されることによつて装着されている。こ
の網5は、第4図の第2実施例のように枠体1の
内面1bおよび連接体3の内面3bに一体成形し
ても良い。
第5図は本考案第3実施例で、本例では網5が
枠体1の内面1b、連接体3の内面3bおよび枠
体2の内面2bに装着され、さらに枠体1と網5
の流体通過面5aとの接点付近に設けられている
補強枠6にも装着されている。このような補強枠
6を設けると、成形時網5が焼けにくく、また鋭
角部がないので網5が切れにくいし、更にはコー
ナー部(矢印a)にたまつた埃を容易に掃除し易
い。
第6図は本考案第4実施例で、本例では枠体1
と2が断面がZの字型となるように連接体3によ
つてつながれており、網5は枠体1の端部、連接
体3の内面3bおよび枠体2の内面2bに装着さ
れている。
第7図は本考案による一実施例フイルターを用
いた濾過装置の1例の内部構造を表わす斜視図で
ある。
この濾過装置は3個のリング状フイルター7−
1,7−2,7−3の枠体7−1a,7−2a,
7−3aをシール材8−1,8−2により重ね合
せて装着すると共に、フイルター7−1の枠体7
−1aをシール材8−3により、フイルター7−
3の枠体7−3aをシール材8−4により、それ
ぞれキヤツプ9−1、キヤツプ9−2の各内壁に
接着し、キヤツプ9−1とキヤツプ9−2とを螺
着する。そして、必要に応じて、フイルター7−
1とフイルター7−2との間、フイルター7−2
とフイルター7−3との間に、活性炭または磁石
を入れておき、この濾過装置を飲料水用または切
削油用に使用すれば、脱臭されたおいしい飲料水
または鉄粉等の金属粉が除去された純度の高い切
削油が得られる。この場合、シール材8−1,8
−2,8−3は溝状の枠体7−1a,7−2a,
7−3a内に整然と充填されることから枠体7−
1a,7−2a,7−3a同士および枠体7−1
aとキヤツプ9−1との相互間におけるシール性
が充分に保たれ濾過能力は充分高いものとなる。
また濾過対象がキヤツプ9−1とキヤツプ9−2
との結合箇所に流出し、この箇所から外へ漏れ出
たり、この箇所が劣化したりすることが防止でき
る。
以上詳述したように、本実施例のフイルターは
網の端部を枠体の溝の内側に位置させたので、外
方から枠体と網の端部の固着面が見えず外観に優
れており、フイルターの洗浄等のために取りはず
しや挿入を繰り返しても破損しないため耐久性に
優れている。また、上記の実施例のフイルター
は、枠体1,2,3を溝構造としてので、使用樹
脂が少なく、軽量にして可撓性に富み、フイルタ
ーとしての実装・取りはずし・交換等が容易であ
る。フイルターを装着する為のガイド等が使用に
よつて若干変形しても、問題なく実装・取りはず
しを行うことができる。また、二重枠体とその連
接体とからなる溝構造の部分にシール材を装着し
て使用し、その濾過性能を向上させることもでき
る。このことは、フイルターを複数層用いる場合
には、特に、顕著である。
考案の効果 以上詳述したように本考案のフイルターによれ
ば、外観及び耐久性を良くし、全体の軽量化、可
撓性の向上を図ることができ、着脱されるフイル
ターの使用性(使い勝手)を格段に向上させるこ
とができるという優れた効果を奏する。即ち、本
考案は、二重枠体と連接体とからなる溝の内側に
網との固着面を設けることで外観及び耐久性を良
くし、フイルター固定用のガイド等に若干の変形
等が生じた場合に取りはずしや実装が困難になる
といつた問題を充分に解消した。しかも、本考案
は、二重枠体とその連接体とから溝構造とされた
枠にシール材を充填すれば、フイルター単体また
は複数層用いた場合、その濾過性能を十二分に引
き出すことができるという優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来の平面構造のフイルターを示す
破断斜視図、ロは従来の枠体の一部を示す拡大
図、第2図は本考案第1実施例を示す破断斜視
図、第3図は第1実施例の枠体を示す拡大断面
図、第4図は第2実施例の枠体を示す拡大断面
図、第5図は第3実施例を示す拡大断面図、第6
図は第4実施例を示す拡大断面図、第7図は本考
案による一実施例フイルターを複数個用いた濾過
装置の内部構造を表わした斜視図である。 1……内側の枠体、2……外側の枠体、3……
連接体、4……補強リブ、5……合成樹脂製網、
6……補強枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製の枠体と網とからなる平面構造のフ
    イルターにおいて、該枠体は二重枠体とその二重
    枠体同士をつなぐ連接体とからなる溝構造とさ
    れ、前記網と該枠体とは、該網の端部が該二重枠
    体と該連接体とから形成される溝の内側に位置す
    る状態で一体に成形されたことを特徴とする平面
    構造のフイルター。
JP6311779U 1979-05-11 1979-05-11 Expired JPS6313784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6311779U JPS6313784Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6311779U JPS6313784Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11

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Publication Number Publication Date
JPS55163020U JPS55163020U (ja) 1980-11-22
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JP6311779U Expired JPS6313784Y2 (ja) 1979-05-11 1979-05-11

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JPS55163020U (ja) 1980-11-22

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