JP2860513B2 - 競泳用タッチパネル - Google Patents
競泳用タッチパネルInfo
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Description
タッチパネルに関する。
視図、図5は、図4の断面図である。図4〜5におい
て、1はタッチパネル、2はリアパネル、3はテープス
イッチ、7は作動板、8はフロントパネル、9は流通
孔、13は枠体を示す。
ル1は、リアパネル2の周囲に枠体13が一体に構成さ
れ、その内面にはテープスイッチ3が複数本並行に固着
されていた。また、フロントパネル8は、全面に無数の
孔9が明けられており、その周囲を枠体13の内部に嵌
め込まれた状態でテープスイッチ3に対向して配置され
ていた。
向に数十本設置されて、競泳者のタッチを受けてテープ
スイッチ3を直接押圧する板であり、これによりスイッ
チの感度が決定される。なお、流通孔9は水の自由な流
通を許すことにより、競泳者の立てる水しぶきや水圧変
動によるフロントパネルの無用な反応を防止するための
ものである。
パネル1には、上述したように、競泳者のタッチを感知
するためにテープスイッチ3が用いられている。これ
は、電気機器にとっては過酷な条件である水に浸漬した
状態で使用される上に、長い接点部をもっていながら、
その全ての位置において一定の感度が要求される タッチパネル1の故障は、ほとんどがこのテープスイッ
チ3に関連するものであり、とくにテープスイッチの端
末の耐水性の劣化に起因することが多く、長時間、水中
にいれておくことには、今一つ信頼性に欠けるところが
あった。
要望されていた。また、極力乾燥状態におくことが望ま
しいので、競技が行われていないときは、タッチパネル
1を陸上に引き上げて乾燥状態にして保管しておくとい
う作業が行われている。
競技の開始前にはタッチパネル1をプールに投入し、競
技終了後にはプールから引き上げて乾燥させるという作
業が毎日繰り返されることになる。この作業は、タッチ
パネル1自身が大きくて重く扱い難い上に、引き上げる
ときには、タッチパネル1に入っている水が簡単に抜け
ず、フロントパネル8を叩くなどして水の抜けを促す作
業が必要など作業者にとって過酷な作業であった。
けられている流通孔9の直径が4〜5mm位の大きさで
あり、この大きさでは表面張力の関係で水の抜けが悪い
ためである。この孔は泳者の指が直接触れるところにあ
るので指先が入ると危険であり、その大きさにはおのず
から制限があり、大きさを変更することは難しい。この
ため、孔は無数開いているとはいえ、タッチパネル1の
水抜けは悪く、表面を叩いて水の排出を促すことになる
が、これによってもなかなか能率が上がらないといった
問題があった。
るために、フロントパネル8をリアパネル2から外して
テープスイッチ3を露出させる作業が必要になる。しか
し、これには、フロントパネル8を枠体13から外さな
けらばならないが、この作業は、枠体13がリアパネル
2に固定されているために、これが邪魔になり簡単には
外せず能率が悪いという問題点があった。
必要が起こったときには、これがリアパネル2に固着さ
れているため、これを剥がす作業が必要となり、交換作
業に手間がかかり厄介なものであった。本発明は、従来
の技術がもつ問題点を解消し、フロントパネル8の着脱
の容易化、テープスイッチ3の交換を容易にするととも
に、テープスイッチ3の耐水性を向上することによっ
て、メンテナンス作業の負担を極力軽減したタッチパネ
ルを提供することを目的とする。
成するために採用した第1の手段は下記の通りである。
表面に複数本のテープスイッチが水平に取り付けられ、
裏面がプール内壁に沿って設置されるリアパネルと、上
記リアパネルの左右および下側の外周にかけて設けられ
た枠体と、上記テープスイッチを挟んで上記リアパネル
に対向して配置され、その外周が上記枠体に嵌挿されて
設置されたフロントパネルとからなる競泳用タッチパネ
ルであって、リアパネルに、複数の筒状のテープスイッ
チ収納袋を水平に固着し、上記収納袋内にテープスイッ
チを収納したことを特徴とする。
ルに着脱自在に設けたことを特徴とする。第3の手段
は、上記枠体に、水抜き孔を設けたことを特徴とする。
第4の手段は、上記リアパネルに、感度調整用の弾性材
を分散配置したことを特徴とする。
ューブに、水の流通用孔を設けたことを特徴とする。第
6の手段は、上記テープスイッチの端末を、溶着された
溶着部とそれを被うシール材からなるシール部とにより
構成したことを特徴とする。
シール部を設けたので耐水性が高くなり、水中において
おく時間を長くできるので、タッチパネルの引き上げ、
引き下ろし作業の回数が減少する。
も、枠体の側面は、泳者のタッチに無関係な場所にあり
孔を大きく明けることができるので、排水の能率が良
く、引き上げ作業が容易にしかも早く行うことができ
る。リアパネルを取り外す作業には、まずフロントパネ
ルを拘束している枠体の取り外し作業から取りかかる。
枠体は、リアパネルに着脱自在に取りつけられているの
で、この取り外し作業は容易になされる。枠体が外され
れば、フロントパネルが枠体からの拘束から開放されて
完全に自由な状態になるので、これを除くことは簡単
で、テープスイッチが取り付けられているリアパネルの
内面を露出させることは容易で、乾燥作業が容易になさ
れる。
は、テープスイッチは、上述したように、筒状のテープ
スイッチ収納チューブに挿入しただけであるので、これ
を一方の端から引き出すことにより容易に取りだすこと
ができ、その挿入も容易に行うことができる。
は多数の孔が開いているため、スイッチの応動に支障を
起こすことはない。さらに、弾性材の位置、大きさ、材
質を選定することにより感度の調整が容易である。
る。図1は、本発明のタッチパネルの実施例を示す断面
図、図2は、本発明の実施例の枠体の斜視図、図3は、
本発明の実施例のテープスイッチの説明図を示してい
る。
はリアパネル、3はテープスイッチ4はテープスイッチ
収納チューブ、5は流通孔、6はアッパーパネル、7作
動板、8はフロントパネル、9は流通孔、10、11は
ネジ、12はバカ孔、13は枠体、15はネジ、16は
溶着部、17はコーティング部、18はリード線、19
は弾性体を示す。
スイッチが取り付けられ、その上端はプール上面に配設
される水平パネルを構成している。水平パネルの先端は
ネジ11が取り付けられる折り返し部となっている。テ
ープスイッチ3は、テープスイッチ収納チューブ4に挿
入されている。テープスイッチ収納チューブ4は、リア
パネル2に固定部4aにおいて固定されている。また、
同収納チューブ4には、流通孔5が多数設けられて水の
自由な出入りを許し、テープスイッチ3の感度に影響を
与えないように構成されている。
る。テープスイッチ3の近傍には、弾性材19がリアパ
ネル2に接着されており、これの個数、大きさ、材質の
変更などにより感度調整が容易にできるようになさられ
ている。
ネルの上部に載置され、ほぼ水平に設けられている。こ
の一端は、バカ孔12を介してネジ11により緩く上記
水平部に固定されて、メンテナンス時にフロントパネル
8がここを軸に上方に容易に開くように構成されてい
る。アッパーパネル6の他端は、下に折り曲げられ、フ
ロントパネル8の接続部を構成している。この接続はネ
ジ10でなされている。
脂で構成され、無数の流通孔9が明けられている。この
直径は既に説明したように、4〜5mmである。フロン
トパネル8の裏面には作動板7が縦方向に数十本設置さ
れている。枠体13は、図1〜2に示すように、コ字状
でリアパネル2の背面に複数個のネジ15により着脱自
在に固定されて、フロントパネル8の左右両端および下
端の無用な動きを抑制するように設置されて、いる。
の底面に大きな水抜き孔14が明けられ、排水の円滑化
がはかられている。テープスイッチ3は、図3に示すよ
うに、その端末は高周波加熱処理により溶着されるとと
もに、その上にシール材にてシールされ、防水性を強化
している。
分であったり、テープスイッチの外面を構成している合
成樹脂の熱変成により水が侵入しテープスイッチの防水
不良、すなわちタッチパネルの不良の原因になることが
あった。シール材によるコーティングはその欠点を防
ぎ、耐水性を向上させている。
げる際には、枠体13に明けられている大きな孔によ
り、フロントパネル8の流通孔9に依存しないで排水は
素早く行われ、引き上げ作業が容易である。また、乾
燥、点検などのメンテナンス作業も、フロントパネル8
を抑えている枠体13が着脱自在にリアパネル2に取り
付けられているので、枠体13は簡単に取り外すことが
でき、フロントパネル8は容易にフリーな状態になる。
そこで、フロントパネル8の下端を引き上げればバカ孔
12を支点に回転してリアパネル2の内面、すなわち、
テープスイッチ3を露出できる。したがって、メンテナ
ンス作業が容易になされる。この反対の組み立て作業も
この逆を辿ればよく簡単である。
ネル8の開閉に止まらず、テープスイッチ3の取り替え
も、テープスイッチ収納チューブ4の一端からこれを引
き出せばよく、取り替えも容易になされ、さらに、テー
プスイッチ3の感度調整も弾性材の位置、大きさ、材質
などを調整することにより容易である。
用孔を設けるとともに、着脱自在に構成したので、競泳
用タッチパネルの引き上げの際に排出がし易く、また、
フロントパネルを容易に開放できるので、テープスイッ
チの乾燥などのメンテナンス作業が容易になる。また、
テープスイッチは、収納チューブに挿入保持されリアパ
ネルに直接固定されていないので、その取り替え作業が
容易にできる。
作業が簡単に行うことができる。さらに、テープスイッ
チの端末の耐水性を強化したので、競泳用タッチパネル
の入水時間を長くすることが可能になる。したがって、
過酷な作業であるプールからの引き上げ作業の回数を減
らすことができる。
面図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 表面に複数本のテープスイッチが水平に
取り付けられ、裏面がプール内壁に沿って設置されるリ
アパネルと、 上記リアパネルの左右および下側の外周にかけて設けら
れた枠体と、 上記テープスイッチを挟んで上記リアパネルに対向して
配置され、その外周が上記枠体に嵌挿されて設置された
フロントパネルとからなる競泳用タッチパネルであっ
て、 上記リアパネルには、複数の筒状のテープスイッチ収納
袋が水平に固着されており、上記テープスイッチは上記
収納袋内に挿入されていることを特徴とする競泳用タッ
チパネル。 - 【請求項2】 上記枠体は、上記リアパネルに着脱自在
に設けられていることを特徴とする請求項1記載の競泳
用タッチパネル。 - 【請求項3】 上記枠体には、水抜き孔が設けられてい
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の競泳
用タッチパネル。 - 【請求項4】 上記リアパネルには、感度調整用の弾性
材が分散配置されていることを特徴とする請求項1記載
の競泳用タッチパネル。 - 【請求項5】 上記テープスイッチ収納袋には、水の流
通用孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載
の競泳用タッチパネル。 - 【請求項6】 上記テープスイッチの端末は、高周波溶
着部とそれを被うシール材からなるシール部とを有する
ことを特徴とする請求項1、2、または、3記載の競泳
用タッチパネル。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18824492A JP2860513B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 競泳用タッチパネル |
EP96120650A EP0769764B1 (en) | 1992-02-28 | 1993-02-18 | Touch panel for a timing system for a swimming race |
DE69329076T DE69329076T2 (de) | 1992-02-28 | 1993-02-18 | Touch Panel für Zeitnahmesystem für Schwimmwettkämpfe |
DE69315725T DE69315725T2 (de) | 1992-02-28 | 1993-02-18 | Zeitnahmesystem für Schwimmwettkämpfe |
EP93102533A EP0557888B1 (en) | 1992-02-28 | 1993-02-18 | Timing system for swimming race |
US08/022,368 US5349569A (en) | 1992-02-28 | 1993-02-25 | Timing system for swimming race |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18824492A JP2860513B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 競泳用タッチパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631023A JPH0631023A (ja) | 1994-02-08 |
JP2860513B2 true JP2860513B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=16220310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18824492A Expired - Fee Related JP2860513B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-07-15 | 競泳用タッチパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860513B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH709561A1 (de) * | 2014-04-25 | 2015-10-30 | Kistler Holding Ag | Wendeplatte zum Messen von Abstosskräften von Schwimmern. |
WO2021215414A1 (ja) * | 2020-04-21 | 2021-10-28 | Watanabe Hideo | 競泳用タッチ検出装置 |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP18824492A patent/JP2860513B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0631023A (ja) | 1994-02-08 |
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