JP3487148B2 - 温水洗浄装置のケース体 - Google Patents

温水洗浄装置のケース体

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貴哉 南山
哲二 新山
勝之 奥村
隆宏 中村
喜弘 西崎
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この出願の発明は、温水洗浄
装置のケース体に関するものである。さらに詳しくは、
この出願の発明は、便器本体に対して取付固定する温水
洗浄装置について、散水時や便器使用にともなう水、汚
水の侵入を防止し、メンテナンス時の分解操作を容易と
もしている新しいケース体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、ボール面を持つ便器本体に対
して、用便後の温水洗浄を行えるように、陶器製等の便
器本体の上面に設けられる便座や便蓋と組立一体化され
る温水洗浄装置を設けたものが知られている。この温水
洗浄装置においては、通常、樹脂製等のケース体の内部
に、温水用ヒーターや貯水槽、乾燥機や消臭装置、それ
らのための駆動・制御回路等を内蔵し、温水洗浄ノズル
を便器本体のボール面に向けて出入れ自在とした構造が
採用されている。そして、給水系としてのロータンクを
持つもの、あるいは持たないもののいずれも知られてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の温水洗浄装置を備えた便器については、温
水洗浄装置への水や汚水の侵入の防止、あるいはメンテ
ナンス時の分解操作の点において改善すべき課題があっ
た。まず防水性の点については、従来の温水洗浄装置で
は、たとえば図8Aとその断面図としての図8Bに示し
たように、温水洗浄装置(1)の一部として組込まれる
温風用の乾燥機(10)に空気を供給するために、温水
洗浄装置(1)の外周を覆う樹脂製等のケース体(1
1)の後方、つまり便器本体のボール面側から見て奥に
ある後方面(111)に、吸込口(112)としてのル
ーバー等を開口し、たとえばロータンクでの手洗い散水
時等に水の侵入を防ぐためのカバー(12)をこの吸込
口(112)を覆うように設けている。 【0004】しかしながら、この構成においては、ケー
ス体(11)の後方面(111)に付着した水が吸込口
(112)からケース体(11)の内部に侵入すること
が必ずしも充分には防止できないという問題があった。
また、従来の温水洗浄装置(1)では、図9に例示した
ように、便器本体(2)に対して、その上方より固定ボ
ルト(3)をケース体(11)の底面(113)に仮固
定した状態で降下させて取付固定する際に、底面(11
3)にはあらかじめ防水パッキン(13)を配設した
り、溝を設けたりしている。この防水パッキン(13)
や溝は、便器本体(2)の前方、ボール面の側より侵入
する汚水が悪臭を生じることがないように防水措置する
ためのものである。 【0005】しかしながら、従来の防水パッキン(1
3)は、ケース体(11)を真上から降下させて便器本
体(1)に載置しないと、横ズレによって剥離しやすい
という問題があり、温水洗浄装置の取付施工において制
約要因となっていた。また溝による対策では防水性は充
分でなく、汚水の侵入、それによる悪臭の発生を充分に
防止することができないという問題があった。 【0006】さらにメンテナンスの点についてみると、
従来、温水洗浄装置(1)のケース体(11)では、図
10に示したように、便器本体の上面に当接する基板
(114)の端部の数個所において、上ケース(11
5)が爪(116)により爪嵌合する組立構造をとって
いる。メンテナンス時には、爪(116)を図中の矢印
方向に剥すことにより嵌合は解除され、基板(114)
と上ケース(115)とは分解されて、温水洗浄装置
(1)の内部機器の点検、補修が可能となる。 【0007】だが、この従来の爪嵌合の構造では、メン
テナンス時に、基板(114)の底面(113)端部の
触手では、爪(116)の位置が判別しづらく、しかも
指の引掛かりが少ないために、爪嵌合の解除が必ずしも
容易でないという問題があった。そこで、この出願の発
明は、以上のとおりの従来の温水洗浄装置の問題点を解
消し、水侵入の防止性、汚水による悪臭発生を防ぐため
の防汚水性に優れ、さらにはメンテナンス時の解体が容
易である、温水洗浄装置の新しいケース体を提供するこ
とを課題としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】この出願の発明は、前記
の課題を解決するために、便器本体の前方ボール面より
も後方に取付固定される温水洗浄装置のケース体であっ
て、その後方端底面においては切欠け段差部が設けられ
て、この段差部の上面には、ケース体内に内蔵されてい
る乾燥機への空気流入のための吸込口が開口されている
ことを特徴とする温水洗浄装置のケース体を提供する。 【0009】 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】この出願の発明は前記のとおりの
特徴を持つものであるが、以下に実施例を示し、さらに
詳しく発明の実施の形態について説明する。 【0012】 【実施例】図1および図2は、乾燥機への吸込口につい
てのこの出願の発明を例示した断面図と平面透視図であ
る。たとえばこの図1および図2に例示したように、こ
の発明の便器本体の前方ボール面よりも後方に取付固定
される温水洗浄装置(1)のケース体(11)において
は、その後方端底面に切欠け段差部(117)が設けら
れて、この段差部(117)の上面には、ケース体(1
1)内に内蔵されている乾燥機(10)への空気流入の
ための吸込口(112)が開口されている。 【0013】切欠け段差部(117)および吸込口(1
12)は、たとえば図2のように、ケース体(11)の
左右幅方向に設けられる。この吸込口(112)は、複
数の開口からなるルーバーであってよく、もちろん、そ
の形状、大きさ、配置個数や配置位置は、温水洗浄装置
(1)並びにケース体(11)の全体の大きさや乾燥機
(10)の配置位置、その必要とする空気量等の観点よ
り適宜に定められる。 【0014】外部空気は、図1および図2に矢印で例示
したように、切欠け段差部(117)の上面の吸込口
(112)がケース体(11)内に導かれ、乾燥機(1
0)へと供給されることになる。このような空気の流れ
からも明らかなように、この発明のケース体(11)に
おける切欠け段差部(117)の上面への吸込口(11
2)の配置により、たとえばロータンクによる散水時等
の水が飛散する状況において、水滴がケース体(11)
の後方面(111)や切欠け段差部(117)の切欠け
部に付着したとしても、吸込口(112)が、切欠け段
差部(117)の上面にあるためケース体(11)内へ
水が侵入することはない。 【0015】図3および図4は、別のケース体を例示し
たものである。すなわち、便器本体(2)の前方ボール
面よりも後方に取付固定される温水洗浄装置(1)のケ
ース体(11)において、その底面(113)の左右幅
方向には溝(118)が設けられ、溝(118)の前方
端には傾斜部(119)が設けられるとともに、この傾
斜部(119)には防水パッキン(13)が配設されて
いることを特徴としている。 【0016】このような傾斜部(119)への防水パッ
キン(13)の配設により、防水パッキン(13)は、
真上から降下される場合も、左右に横スライドされる場
合も、さらには斜め方向から便器本体(2)上面に当接
されるような場合にも、傾斜部(119)との接着面に
押さえ付けられることから、従来のように真上からの降
下という場合に限定されることはなく、温水洗浄装置の
取付時やメンテナンス時にたとえば横スライドさせても
簡単に倒れたり剥れてしまうという問題は生じない。 【0017】このため、たとえば図4のように、温水洗
浄装置(1)を、便器本体(2)に対してその上面での
横スライドによって係止部(3)に取付固定する場合や
メンテナンス時の取外しの場合に防水パッキン(13)
が倒れたり、剥れることを防止することができる。この
ような作用により、便器前方、すなわちボール面側から
の汚水の侵入を防止し、汚水侵入にともなう悪臭の発生
を効果的に未然に防ぐことができる。 【0018】防水パッキン(13)については従来より
知られているゴム、樹脂等の各種の素材からなるもので
よく、その形状も角棒状、丸棒状、シート状等のいずれ
でよい。通常は、防水パッキン(13)はケース体(1
1)の底面(113)の左右幅方向にできるだけ広い幅
で設置することが望ましいが、具体的には、その素材、
大きさ、形状、長さは温水洗浄装置の大きさや形式を勘
案して定めることができる。溝(118)の大きさや傾
斜部(119)の角度、さらには接着剤についても同様
である。 【0019】図5、図6および図7は、また別のケース
を例示したものである。図5はケース体(11)の底
面図を、図6はその要部拡大図を、図7はその要部断面
図を示している。すなわち、この例は、便器本体の前方
ボール面よりも後方に取付固定される温水洗浄装置
(1)のケース体(11)において、ケース体(11)
は、基板(114)の端部において上ケース(115)
が爪(116)により嵌合されて一体化される構成を有
するとともに、上ケース(115)を嵌合する基板(1
14)端部の爪嵌合部(A)(B)周辺の底面(11
3)には指引掛りの凹部(120)が設けられているこ
とを特徴とする温水洗浄装置のケース体(11)を示し
ている。 【0020】爪嵌合部(A)(B)は、図5の例ではケ
ース体(11)の左右端に一個所づつ設けられている
が、この数や配置位置は任意である。ただ、いずれの場
合にも、その底面には凹部(120)が設けられてい
る。この凹部の存在によって、メンテナンス時等におい
て触手で爪嵌合部を探し出すことが容易となり、しかも
指の引掛かりを増やして指の負担が少なく図7に示した
矢印方向への引張りによって容易に嵌合を解除すること
ができる。従来の場合よりも作業の時間短縮が図られる
ことになる。 【0021】もちろんこの出願の発明は以上の例によっ
て限定されることはない。その細部については様々な態
様が可能である。また温水洗浄装置の取付等について
は、便座や便蓋と一体として考慮されてもよいし、別体
として扱われるものであってもよいことは言うまでもな
い。 【0022】 【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明によって、水の侵入の防止性に優れ温水洗浄装置
のケース体が提供される。
【図面の簡単な説明】 【図1】この出願の発明のケース体を例示した要部断面
図である。 【図2】図1に対応する平面透視図である。 【図3】別のケース体の要部断面図である。 【図4】図3に対応する全体概観正面図である。 【図5】また別のケース体の底面図である。 【図6】図5の要部拡大図である。 【図7】図6の断面図である。 【図8】A,Bは、吸込口を持つ従来のケース体を示し
た斜視図と断面図である。 【図9】ケース体に防水パッキンを持つ従来例を示した
側面図である。 【図10】爪嵌合部を持つ従来のケース体を示した要部
断面図である。 【符号の説明】 1 温水洗浄装置 10 乾燥機 11 ケース体 111 後方面 112 吸込口 113 底面 114 基板 115 上ケース 116 爪 117 切欠け段差部 118 溝 119 傾斜部 120 凹部 12 カバー 13 防水パッキン 2 便器本体 3 係止部 A,B 爪嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 哲二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 奥村 勝之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 中村 隆宏 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 西崎 喜弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−193114(JP,A) 実開 昭62−31181(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 便器本体の前方ボール面よりも後方に取
    付固定される温水洗浄装置のケース体であって、その後
    方端底面においては切欠け段差部が設けられて、この段
    差部の上面には、ケース体内に内蔵されている乾燥機へ
    の空気流入のための吸込口が開口されていることを特徴
    とする温水洗浄装置のケース体。
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