JP2860428B2 - ドラム機におけるドラム回転制御装置 - Google Patents

ドラム機におけるドラム回転制御装置

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JP2860428B2 JP32350289A JP32350289A JP2860428B2 JP 2860428 B2 JP2860428 B2 JP 2860428B2 JP 32350289 A JP32350289 A JP 32350289A JP 32350289 A JP32350289 A JP 32350289A JP 2860428 B2 JP2860428 B2 JP 2860428B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明はドラムに巻付ける経糸の糸速度を均一にする
様にドラム回転数を制御するドラム機におけるドラム回
転制御装置に関するものである。
従来の技術 従来、ドラムにおけるドラムの回転速度を検出する手
段として、ドラムの軸心と平行に移動する筬の前方(経
糸の走行経路の下流側)にあらゆる巾の筬に対応する所
定巾を有する糸案内ロールを回動自在に装着し、該糸案
内ロールの軸端に被検出板を固着し、該被検出板の検出
溝を速度検出器によって速度検出する手段が見受けられ
るも、かかる検出手段にあっては筬を通す経糸すべてを
糸案内ロールに周接させ、その摩擦抵抗にて糸案内ロー
ルを回転させているため、筬巾、経糸の種類、番手など
の相違により、摩擦抵抗も変化し、これらが要因となっ
て糸案内ロールの回転が一定とならず極めて低い精度で
しか速度が検出出来ず、従って糸速度が変化し、巻き糸
層の形状に斑を生じ、セクション斑等が生じて後工程に
悪影響を及ぼす欠点を有していた。
発明が解決しようとする課題 本発明は筬を通す経糸の一部である一定本数にてエン
コーダーのタッチロールを回転させていることにより、
常にあらゆる筬巾、経糸を使用しても、高精度にてドラ
ム回転数を制御出来、よって糸速度を高精度にて維持し
てセクション整経を極めて良好にし、後工程での不具合
をなくしたドラム機におけるドラム回転制御装置を提供
せんとするものである。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明は上記従来技術に基づく筬巾等から発生する摩
擦抵抗の相違を無くし、ドラム回転数を制御して糸速度
を一定にすることを目的とし、その要旨とする処はドラ
ムに多数本の経糸を巻付けるドラム機において、タッチ
ロールを有するエンコーダーを経糸の走行経路中に配設
し、筬を通る多数本の経糸の一部である一定本数をタッ
チロールに周接し、該タッチロールを回転させて経糸の
糸長を測長すると共に、コンピューターのクロックパル
スに基づいて糸速度を演算し、設定糸速度と比較しなが
らドラム回転速度を制御するドラム機におけるドラム回
転制御装置を提供して上記欠点を解消せんとしたもので
ある。
作 用 本発明にあっては、エンコーダーによる測長した糸長
にて糸速度を演算し、設定糸速度と比較してドラム回転
速度を制御して糸速度を一定速度にするのである。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は部分整経機であるドラム機本体であり、枠状のフ
レーム2の側枠間にドラム軸3を軸受4、4aにて回動自
在に支持すると共に、ドラム軸3には筒部5とスカート
状のテーパー部6とから成るドラム7を固定している。
8はドラム7を回転させるドラム回転用モータであ
り、該ドラム回転用モータ8の駆動軸9に固着されたプ
ーリー10と、ドラム軸3の一端に固着されたプーリー11
との間にベルト12を巻回している。
13、13aはドラム回転数を検出するエンコーダーであ
り、ドラム軸3の他端に装着し、ドラム7の1回転あた
り所定数のパルスを発信し得るものと成している。
14はフレーム2の側枠間にドラム軸3に対して平行に
横架する横移動ガイドであり、該横移動ガイド14に横移
動台15を移動自在に設け、該横移動台15には横移動ガイ
ド14と平行にして、且つ回動自在にフレーム2の側枠間
に横架する螺子軸16を螺合させ、該螺子軸16に連結した
所定数のパルスを発信し得るエンコーダー17を具有する
横移動用モータ18の回転により横移動台15を移動する様
に成している。
19は横移動台15に設ける斜移動ガイドであり、該斜移
動ガイド19の長手方向が平面的に見てドラム7のテーパ
ー部6に対して平行になる様に配設し、螺子軸20を斜移
動ガイド19の長手方向に渡って平行に回動自在に横架す
ると共に、該螺子軸20に所定数のパルスを発信し得るエ
ンコーダー21を具有する斜移動用モータ22を連結してい
る。
23は筬取付台であり、該筬取付台23を斜移動ガイド19
の長手方向に移動自在に装着すると共に螺子軸20と螺合
させ、斜移動用モータ22の回転により長手方向に移動す
る様に成している。
24は筬取付台23に装着する筬であり、上下軸心を中心
として回転可能にして、且つ着脱自在に装着している。
25は糸案内ロールであり、該糸案内ロール25は筬取付
台23上の前方位置(経糸Wの走行経路の下流側)に、ド
ラム軸3に対して平行に配設すると共に、一端を筬取付
台23から立設する支柱26に回動自在に装着している。
27はカットマーク装置であり、該カットマーク装置27
は適宜機構により塗料を噴射させるスプレー部28を経糸
Wの走行経路中である筬取付台23上に配設している。
29は経糸Wの糸長を検出する糸長検出装置であり、該
糸長検出装置29は所定数のパルスを発信得るエンコーダ
ー30の先端に経糸Wと接触するタッチロール31を装着
し、該タッチロール31の外周に経糸Wが周接する様にガ
イドロール32、32aを下方に配設して構成し、ブラケッ
ト33を介して経糸Wの走行経路中に配設している。
34はドラム機の本体1に内蔵するシーケンサー等のコ
ンピュータであり、該コンピュータ34は外部(オフイス
等)に設置するホストコンピュータ35と接続し、該ホス
トコンピュータ35に入力された各種データ、詳しくは第
5図及び第6図に示す整経指図書の各項目のデータをコ
ンピュータ34のデータメモリ(図示せず)へ入力し得る
様に成している。
又、コンピュータ34には上述のエンコーダー17、横移
動用モータ18、ドラム回転用モータ8をサーボ駆動部3
6、36aを介して接続すると共に、カウンタ部(図示せ
ず)にはエンコーダー13、30を接続している。
37は比率同期装置であり、該比率同期装置37はコンピ
ュータ34、エンコーダー13aと接続すると共に、コンピ
ュータ34に接続されるNC制御部38と接続している。
又、NC制御部38にはサーボ駆動部39を介してエンコー
ダー21、斜移動用モータ22を接続し、又操作スイッチ
(図示せず)、位置決めセンサー(図示せず)等を接続
している。
次に本発明に係るドラム機におけるドラム回転制御装
置について説明すると、 先ず、第4図に示す様にドラム7を所定回数にて回転
させ、その時の経糸Wの実測糸層Tを計測し、該実測糸
層Tをホストコンピュータ35に入力すると共に、第5図
及び第6図に示す整経指図書の各項目のデータをホスト
コンピュータ35に入力する。
次に、ホストコンピュータ35に入力した各データをコ
ンピュータ34に入力すると共に、クリール(図示せず)
から引き出した多数本の経糸Wを筬24、糸案内ロール25
を介してドラム7に結着し、且つ経糸Wの一部である数
本(一定本数とする)エンコーダー30のタッチロール31
の外周に略180度周接させる様にガイドロール32、32aを
調整して巻付け準備を完了する。
そして、巻付けに際しては、コンピュータ34により上
記実測糸層Tに基づいてドラム1回転当たりの筬24の送
り量を演算し、しかる後サーボ駆動部36aを介してドラ
ム回転用モータ8を駆動させてドラム7を回転させると
共に、ドラム回転用モータ8の回転数をエンコーダー13
aにて検出し、この検出値を比率同期装置37に入力し、
予め経糸Wの種類に応じてコンピュータ34に入力された
同期比率(MAX99.9999%)とを比率処理して比率同期装
置37よりNC制御部38に同期用パルス列として出力し、か
かる同期用パルス列に基づいてサーボ駆動部39を介して
斜移動用モータ22を同期駆動させて螺子軸20を回転さ
せ、螺子軸20に螺合される筬取付台23を斜移動ガイド19
に沿って長手方向(ドラム7のテーパー部6と平行)に
前記送り量にて移動させることにて筬24を移動させてド
ラム7に巻付けられた経糸Wの断面形状を平行四辺形と
成す様に順次巻付けるのである。
又、この巻付け状態にあっては、エンコーダー30によ
り経糸Wの糸長を測長し、コンピュータ34のクロックパ
ルス毎に、かかる計測値を読み込み、パルス間の糸長の
差を演算すると共に、該糸長の差とクロックパルスの時
間により糸速度(ヤンスピード)を演算し、コンピュー
タ34に入力された設定糸速度と比較しながらドラム回転
速度を制御して糸速度を一定速度と成している。
又、停止時にあっては、エンコーダー30により測長さ
れた経糸Wの累積糸長がコンピュータ34に順次記憶され
ることにより、該コンピュータ34に入力された設定整経
長(又は1反毎の糸長)から累積糸長を減算し、かかる
減算値が零と成るまで一定比率にてドラム7の回転速度
を減速制御させて停止して初期セクション整経を完了す
るのである。
又、反数の回数、糸長によってカットマークを塗布す
るに際しては、上記の様に各反数毎に始動、停止を繰り
返して設定整経長と成す過程において、停止時にカット
マーク装置27のスプレー部28より所定本数の経糸Wに塗
料を塗布するのである。
又、次期セクション整経にあっては、ホストコンピュ
ータ35より入力した横移動値にて、コンピュータ34によ
りサーボ駆動部39を介して斜移動用モータ22を駆動させ
て螺子軸20を回転させ、螺子軸20に螺合される筬取付台
23を斜移動ガイド19に沿って原点移動まで移動させるこ
とにて筬24を斜移動原点まで移動させると共に、サーボ
駆動部36を介して横移動用モータ18を駆動させて螺子軸
16を回転させ、螺子軸16に螺合される横移動台15を横移
動ガイド14に沿って次期セクション整経の原点位置、即
ちコンピュータ34に入力された横移動値及び経糸Wの種
類に応じた横移動調整値にて設定された位置まで移動さ
せ、しかる後初期セクション整経で記録されたドラム7
の回転数にて設定整経長を制御して同一整経長と成す様
に次期セクション整経を完了するのである。
又、次期セクション整経時に、何らかの影響により巻
付けられた経糸Wの断面形状を平行四辺形と成らない場
合にあっては、整経途中にて送り量を変更して修正して
行うことを可能にすると共に、かかる修正値等がコンピ
ュータ34に記憶させていることにより、次期セクション
整経時に同一データにて制御することも可能である。
〔発明の効果〕
要するに本発明は、ドラム7に多数本の経糸Wを巻付
けるドラム機において、タッチロール31を有するエンコ
ーダー30を経糸Wの走行経路中に配設し、筬24を通る多
数本の経糸Wの一部である一定本数をタッチロール31に
周接し、該タッチロール31を回転させて経糸Wの糸長を
測長すると共に、コンピューター34のクロックパルスに
基づいて糸速度を演算し、設定糸速度と比較しながらド
ラム回転速度を制御するので、筬24を通す経糸Wの一部
である一定本数にてエンコーダー30のタッチロール31を
回転させていることにより、従来に比し、経糸Wにてタ
ッチロール31を回転させるための摩擦抵抗に与える影響
を筬巾、経糸の種類、番手が相違しても相対的に著しく
低減することが出来るため、その糸速度の検出精度を極
めて高精度と成すことが出来、従ってドラム7に巻付け
る経糸Wの糸速度を一定に維持することにより、糸張力
も一定となって巻き糸層の形状を一定することが出来て
セクション斑を無くすことが出来たり、巻き糸層の締付
け度合を均一にし、菊の輪現象を無くして次工程の巻き
戻しを良好に行える等その実用的効果甚だ大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に示すものにして、 第1図は本発明に係るドラム機本体の一部省略平面図、
第2図は第1図のA−A断面図、第3図はドラム機に使
用する制御回路のブロック図、第4図は実測糸層を示す
平面図、第5図及び第6図は整経指図書の説明図であ
る。 7ドラム、24筬、30エンコーダー 31タッチロール、34コンピュータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラムに多数本の経糸を巻付けるドラム機
    において、タッチロールを有するエンコーダーを経糸の
    走行経路中に配設し、筬を通る多数本の経糸の一部であ
    る一定本数をタッチロールに周接し、該タッチロールを
    回転させて経糸の糸長を測長すると共に、コンピュータ
    ーのクロックパルスに基づいて糸速度を演算し、設定糸
    速度と比較しながらドラム回転速度を制御することを特
    徴とするドラム機におけるドラム回転制御装置。
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