JP2860141B2 - 製麺用切歯ロール - Google Patents

製麺用切歯ロール

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JP2860141B2
JP2860141B2 JP8582490A JP8582490A JP2860141B2 JP 2860141 B2 JP2860141 B2 JP 2860141B2 JP 8582490 A JP8582490 A JP 8582490A JP 8582490 A JP8582490 A JP 8582490A JP 2860141 B2 JP2860141 B2 JP 2860141B2
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明男 藤田
房樹 鍛治尾
弘泰 谷川
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Nisshin Seifun Group Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は麺線の表面に長手方向に切込みの入ったうど
んやそばのような麺類を製造するための製麺用切歯ロー
ルに関する。
(従来技術) 最近、うどんやスパゲッティーの麺線の表面に長手方
向に細い切込み(スリット)を入れ、見た目の面白さを
出すとともに、茹でる際に湯の浸透が早くなり短時間で
茹で上がり、茹で上ったときは麺が膨潤してその切込み
がほとんどふさがるという実用上の効果を狙った麺類が
考えられ、一部市場に出始めている。
この種の切込みの入った麺類のうちスパゲッティーは
ダイスを使って押出し方法により製造されるが、うどん
の場合は一組の切歯ロールを用いて麺帯を細長く切断し
て製造される。たとえば第6図に断面を示すように、表
面に2つの切込みSの入ったうどんを製造する場合には
第7図に示すように表面に突出部1aと溝1bとを交互に有
する一組の切歯ロール1,1を突出部1aと溝部1bとが対向
するように配置し、回転する両切歯ロール1,1間に麺帯
を通すと、一方のロール1の突出部1aの側面と他方のロ
ール1の突出部1aの側面とによる剪断力により麺帯が切
断されて麺線ができる。このとき突出部1aと溝部1bに形
成された鋭い突起Kにより麺線の上下の表面には切込み
Sが長手方向に作られる。
ところで、従来この種の切歯ロールは鋳鉄のような比
較的加工し易い材料をロール状に仕上げ、ロール表面を
切削して突出部1aと溝部1bとを加工するとともに、突出
部1aと溝部1bに突起Kを加工し、製作していた。しかし
ながら、うどん自体がかなり細いものであるために、こ
のような方法で切歯ロールの表面に微細な突起Kを切削
加工することは時間がかかるし、加工の精度を高めるこ
とが困難である。
実開平1−175586号には、外周部に歯を形成したセラ
ミック円板と、セラミック円板より小径のスペーサとを
交互にシャフトに挿通し、装着剤でもってセラミック円
板とスペーサをシャフトと一体化して切歯ロールを製造
する方法が提案されている。
この製造方法を利用すれば、麺線を作るための突出部
と溝部とを交互に有する切歯ロールを製造することは容
易であるが、一本の麺線の表面に長手方向の鋭い切込み
を入れるための突起はやはり切削加工で形成するしかな
く、このように突出部と溝部とが別体になると、突起の
加工がかえって困難になる。
(発明の目的および構成) 本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、麺線
の表面に長手方向に切込みを入れるための切歯ロールの
製造を容易にするため、切歯ロールを、麺線の外形を形
成するように選定された複数枚の円錐台状円板を1組と
して複数組の円板群を、いずれの組においても予め定め
た同じ配列順序で同一シャフトに順次挿通して重ね合
せ、各組の複数の円板群のうち他の組との隣接位置に最
大径の円板を配列して構成した。
(実施例) 以下本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による切歯ロールを用いて製造するう
どんの断面の一例を示している。第1図に示したよう
に、断面が長方形のうどん2の対角隅部から内部に向け
て斜めに鋭い切込みSを形成すると、切込みが深くとれ
るので茹で時間が短かくできしかも茹で上ったとき切込
みが閉じ易い。
第2図は第1図に示した断面形状のうどんを製造する
ための切歯ロールの部分拡大断面図を示しており、第3
図は同ロールの製造方法を説明するための側面図であ
る。
これらの図からわかるように、切歯ロール1は、1本
のシャフト10に、厚みの異なる4種類の円錐台状円板11
a,11b,11c,11dを一組として複数組を、この順に順次挿
通して重ねて1本の筒状のロールとして構成したもので
ある。円板11aと11bは同径(d1)で極めて薄くしかもそ
の周縁は外に向かって次第に傾斜して傾斜面A,Bとなっ
ている。円板11dは円板11a,11bより厚いが、その周縁は
やはり外に向かって次第に傾斜して傾斜面Dとなってい
る。円板11cは円板11dと同径(d2)で最も厚く、その周
縁は他の円板と同様に外に向かって傾斜して傾斜面Cと
なっている。これら4枚の円錐台状円板11a,11b,11c,11
dを1組として重ね合せたときにできる外形(第2図に
長さlにより示した範囲)がうどんの1本の麺線の外形
を形成する部分となる。
円板11a〜11dのうち、円板11cと11dは重なり合ってそ
の接合面の最外周縁(第5図にPで示してある)が切刃
を構成し、傾斜面Cと傾斜面Dとでうどんの外形輪部
(長方形)を定める。また、円板11aと11bは重なりあっ
てロール外形の谷の部分に突出しその外周部が鋭い刃K
を構成し、これによりうどんの表面に鋭い切込みSを形
成する。従って、円板11a〜11dの傾斜面A〜Dはうどん
の断面形状および切込みSの角度や深さに応じて加工さ
れる。
第3図は切歯ロールの製造手順を示している。
シャフト10は第4図(ロ)に示すように、周上の一部
に長手方向にキー10aが形成されている。シャフト10の
一端(図の左端)から止め具12aを挿通し、シャフト10
の他端近くにビスなどで固定する。次に、第2図に示し
た4枚の円板11a,11b,11c,11dを一組としてシャフト10
の一端から順次矢印の方向に挿通していく。これを何組
かの円板について繰り返し行なう。各円板11a〜11dに
は、第4図(イ)に示すように中心にシャフト10を挿通
する穴13があけてあり、その穴13の一端に切欠き13aが
形成されているので、円板をシャフト10に挿通する際に
はこの切欠き13aがキー10aと係合するようにする。最後
に、止め具12bを挿通しシャフト10の一端近くにビスな
どで固定する。
こうして切歯ロール1が出来上がる。
第5図に示すように、このようにして製造した切歯ロ
ール1を2本平行に並べ、各ロールの円板11cと11dとの
接合面の最外周縁(第5図に点Pで示す)どうしが接触
するように正確に配置する。その結果、両切歯ロール1,
1間には図に斜線で示したような空間Fが形成される。
そこで両切歯ロール1,1を回転させておきその間にう
どんの麺帯を供給すると、麺帯は円板11cと11dとの最外
周縁Pにより構成された切刃により切断されて麺線とな
るとともに、各麺線の両表面には円板11aと11bとにより
構成された鋭い刃Kにより第1図に示すような鋭い切込
みSが長手方向に形成され、所望形状のうどんの麺線が
製造される。
上記実施例は第1図に示すような断面形状のうどんを
製造する場合について例示したが、異なる断面形状のう
どんを製造する場合は厚みと外周形状が異なる円錐台状
円板を用意しておき、円板の組合せを変えるだけで簡単
に製造できる。この場合、うどんの断面形状の外形線は
直線だけでなく曲線を含むものでもよく、たとえば上記
実施例における円板11c,11dの外周の傾斜面に代えて曲
面とすれば外形が曲面(たとえば断面が円形)で表面に
鋭い切込みの入った麺線が製造できる。また円板の外周
は凹凸状にしてもよい。
うどんの表面に鋭い切込みを形成するための刃は上記
実施例では2枚の円板を重ね合せて構成したが、1枚の
薄い円板だけを用いてもよい。同様のことは麺線の外形
を形成する円板についても言えることである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明においては、麺線の外形
を形成するように選定された複数枚の円錐台状円板を1
組として複数組の円板群を、いずれの組においても予め
定めた同じ配列順序で同一シャフトに順次挿通して重ね
合せ、各組の複数の円板群のうち他の組との隣接位置に
最大径の円板を配列して切歯ロールを構成したので、麺
線の表面長手方向に鋭い切込みを形成するためのロール
が単に円板をシャフトに挿通して重ね合せるだけで構成
できる。このように従来、切削加工などで加工に長時間
を要した複雑な表面形状の切歯ロールも極めて簡単な組
立工程で短時間に製造できるし、円板の厚みや外周の形
状は高い精度で加工できるため、切歯ロールの表面形状
の精度を向上させることも容易である。また、円板の径
や外周の形状の異なる円板を種々用意しておけば、麺線
の断面形状が複雑な場合でも、また断面形状を変更する
場合でも単に円板を変えるだけで迅速に対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による切歯ロールを用いて製造されるう
どんの断面形状の一例、第2図は第1図に示した断面形
状のうどんを製造するための本発明による切歯ロールの
一実施例の部分断面図、第3図は第2図に示した切歯ロ
ールの組立を説明する図、第4図(イ)は本発明による
切歯ロールを構成する円板の正面図、(ロ)は同切歯ロ
ールのシャフトの端面図、第5図は本発明による切歯ロ
ールによるうどんの製造を説明する図、第6図は表面に
切込みを有するうどんの一例の断面図、第7図は第6図
に示した断面形状のうどんを製造するための従来の切歯
ロールの一例を示す。 1……切歯ロール、10……シャフト、11a,11b,11c,11d
……円板、12a,12b……止め具、13……穴、13a……切欠
き、K……鋭い歯、S……切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−76448(JP,A) 実開 平1−175586(JP,U) 実開 昭50−48894(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A21C 11/24 B26D 1/24 B26D 3/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】麺線の外形を形成するように選定された複
    数枚の円錐台状円板を1組として複数組の円板群を、い
    ずれの組においても予め定めた同じ配列順序で同一シャ
    フトに順次挿通して重ね合せ、各組の複数の円板群のう
    ち他の組との隣接位置に最大径の円板を配列して成るこ
    とを特徴とする製麺用切歯ロール。
  2. 【請求項2】前記1組の円錐台状円板の外周により形成
    されるロールの外形の谷部分近傍に、薄い円板を突出す
    るように配列した請求項1に記載の製麺用切歯ロール。
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