JP3143090B2 - シュレッダの回転刃板群の製造方法 - Google Patents
シュレッダの回転刃板群の製造方法Info
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- JP3143090B2 JP3143090B2 JP10027426A JP2742698A JP3143090B2 JP 3143090 B2 JP3143090 B2 JP 3143090B2 JP 10027426 A JP10027426 A JP 10027426A JP 2742698 A JP2742698 A JP 2742698A JP 3143090 B2 JP3143090 B2 JP 3143090B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シュレッダの刃板
及びシュレッダ及びシュレッダの回転刃板群の製造方法
に関するものである。
及びシュレッダ及びシュレッダの回転刃板群の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図1は
従来のシュレッダの紙を裁断する裁断部を図示したもの
で、前後一対の回転軸20の軸方向に回転軸20の回転によ
って回転する複数の刃板21を並設して前後一対の回転刃
板群22を構成し、この一対の回転刃板群22の刃板21を互
いに交互に重合状態に配設し、この一対の回転刃板群22
の各刃板21が交互に重合した交互重合部に紙を咬み入れ
て、前記刃板21の外周縁の刃縁によって紙を細かく裁断
するように構成したものである(以下、従来例とい
う。)。
従来のシュレッダの紙を裁断する裁断部を図示したもの
で、前後一対の回転軸20の軸方向に回転軸20の回転によ
って回転する複数の刃板21を並設して前後一対の回転刃
板群22を構成し、この一対の回転刃板群22の刃板21を互
いに交互に重合状態に配設し、この一対の回転刃板群22
の各刃板21が交互に重合した交互重合部に紙を咬み入れ
て、前記刃板21の外周縁の刃縁によって紙を細かく裁断
するように構成したものである(以下、従来例とい
う。)。
【0003】この一対の回転刃板群22の刃板21には、刃
板21の外周部全周にローレット加工により凹凸が形成さ
れている凹凸刃板23と、刃板21の外周部全周が平滑に形
成されている平滑刃板24との2種類の刃板が使用されて
いる。
板21の外周部全周にローレット加工により凹凸が形成さ
れている凹凸刃板23と、刃板21の外周部全周が平滑に形
成されている平滑刃板24との2種類の刃板が使用されて
いる。
【0004】凹凸刃板23の凹凸は、前記交互重合部に紙
を咬み込む際に、凹凸が紙に食い込んで、紙をスムーズ
に引き込めるように設けられるものである。
を咬み込む際に、凹凸が紙に食い込んで、紙をスムーズ
に引き込めるように設けられるものである。
【0005】従って、可及的に紙をスムーズに引き込め
ることを目的とする場合には、回転刃板群22の全ての刃
板21を凹凸刃板23とすることが望ましい。
ることを目的とする場合には、回転刃板群22の全ての刃
板21を凹凸刃板23とすることが望ましい。
【0006】しかし、硬い刃板21に凹凸を形成するロー
レット加工は非常にコスト高であり、特に刃板21の径寸
法が大きい場合などにおいて、回転刃板群22の全ての刃
板21を凹凸刃板23で構成するとシュレッダが極めてコス
ト高となってしまう。
レット加工は非常にコスト高であり、特に刃板21の径寸
法が大きい場合などにおいて、回転刃板群22の全ての刃
板21を凹凸刃板23で構成するとシュレッダが極めてコス
ト高となってしまう。
【0007】従って、回転刃板群22の刃板21の一部を平
滑刃板24とする構成、例えば、図示したように、2枚の
凹凸刃板21間に2枚の平滑刃板24を介存させるように刃
板21を並べる工夫により、凹凸刃板23と平滑刃板24とを
隣接させると共に前後の回転刃板群22に均一に凹凸刃板
23を配設して前記交互重合部で回転刃板群22の刃板21と
紙とが滑動しないで前記交互重合部に紙を引き込めるよ
うに構成している。
滑刃板24とする構成、例えば、図示したように、2枚の
凹凸刃板21間に2枚の平滑刃板24を介存させるように刃
板21を並べる工夫により、凹凸刃板23と平滑刃板24とを
隣接させると共に前後の回転刃板群22に均一に凹凸刃板
23を配設して前記交互重合部で回転刃板群22の刃板21と
紙とが滑動しないで前記交互重合部に紙を引き込めるよ
うに構成している。
【0008】しかし、この従来例では交互重合部におい
ての紙への凹凸の食い込み箇所が少なくて紙の引き込み
力が弱く、しかも、凹凸刃板23が所々に配設される構成
であるため紙の引き込み力が不均一であり、10枚以上
などの多くの紙を重ねて同時に細かく裁断することは困
難で、紙詰まりが発生する要因ともなっている。
ての紙への凹凸の食い込み箇所が少なくて紙の引き込み
力が弱く、しかも、凹凸刃板23が所々に配設される構成
であるため紙の引き込み力が不均一であり、10枚以上
などの多くの紙を重ねて同時に細かく裁断することは困
難で、紙詰まりが発生する要因ともなっている。
【0009】また、従来例は、一対の回転刃板群22の夫
々の組み立て作業において、凹凸刃板23と平滑刃板24と
を順序良く、しかも、前後の回転刃板群22が組み合わさ
れた状態を想定して並べていかなければならず、回転軸
20への刃板21の組み付け作業が大変厄介である。
々の組み立て作業において、凹凸刃板23と平滑刃板24と
を順序良く、しかも、前後の回転刃板群22が組み合わさ
れた状態を想定して並べていかなければならず、回転軸
20への刃板21の組み付け作業が大変厄介である。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するもので、
紙などの被裁断物へ食い込み凹凸箇所が多く且つ均一で
紙の引き込み力が強く且つ均一であり、必然的に多く重
ねた紙でもスムーズに引き込むことができ、しかも、製
造が簡単でコスト安となる実用性,作業性,生産性に秀
れたシュレッダの刃板及びシュレッダを提供することを
目的としている。
紙などの被裁断物へ食い込み凹凸箇所が多く且つ均一で
紙の引き込み力が強く且つ均一であり、必然的に多く重
ねた紙でもスムーズに引き込むことができ、しかも、製
造が簡単でコスト安となる実用性,作業性,生産性に秀
れたシュレッダの刃板及びシュレッダを提供することを
目的としている。
【0011】一方、回転刃板群の製造工程を簡略化して
生産性を向上させる方法としては、回転刃板群の原材料
として円柱状の杆材を使用し、この杆材の周面部の周方
向に沿って凹溝部を、この杆材の長さ方向に所定間隔を
置いて複数形成することで、この隣接する凹溝部間に刃
板を形成して回転刃板群(回転刃板群)を一体成形する
方法が考えられる(以下、一体成形法という。)。
生産性を向上させる方法としては、回転刃板群の原材料
として円柱状の杆材を使用し、この杆材の周面部の周方
向に沿って凹溝部を、この杆材の長さ方向に所定間隔を
置いて複数形成することで、この隣接する凹溝部間に刃
板を形成して回転刃板群(回転刃板群)を一体成形する
方法が考えられる(以下、一体成形法という。)。
【0012】しかし、この場合、凹溝部を形成した後
(即ち、刃板を形成した後)に刃板に凹凸を形成するこ
とは極めて困難であるため、予め、杆材の周面部に凹凸
を形成した後で凹溝部を形成する方法を採用せざるを得
ない。
(即ち、刃板を形成した後)に刃板に凹凸を形成するこ
とは極めて困難であるため、予め、杆材の周面部に凹凸
を形成した後で凹溝部を形成する方法を採用せざるを得
ない。
【0013】よって、従来では、一体成形法により回転
刃板群を形成する場合、杆材を回転させながら杆材の周
面部にローレット状のフライスカッターを当接して杆材
の周面部の周方向に沿って凹凸を形成する方法しか考え
ることができなかったため、このようなコスト高で加工
時間の掛かる一体成形法を採用することはできなかっ
た。本発明は、この問題点をも解決するもので、杆材の
周面部の凹凸形成面積を減少させ、凹凸形成時間を飛躍
的に減少させることで回転刃板群の一体成形を可能とし
た実用性,生産性に秀れたシュレッダの回転刃板群の製
造方法を提供することを目的としている。
刃板群を形成する場合、杆材を回転させながら杆材の周
面部にローレット状のフライスカッターを当接して杆材
の周面部の周方向に沿って凹凸を形成する方法しか考え
ることができなかったため、このようなコスト高で加工
時間の掛かる一体成形法を採用することはできなかっ
た。本発明は、この問題点をも解決するもので、杆材の
周面部の凹凸形成面積を減少させ、凹凸形成時間を飛躍
的に減少させることで回転刃板群の一体成形を可能とし
た実用性,生産性に秀れたシュレッダの回転刃板群の製
造方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0015】一対の回転軸1の軸方向に回転軸1の回転
によって回転する複数の刃板2を夫々並設して成る一対
の回転刃板群3の前記刃板2を互いに交互に重合状態に
配設し、この一対の回転刃板群3の各刃板2が交互に重
合した交互重合部に紙などの被裁断物を咬み入れて、前
記刃板2の外周縁の刃縁によって細かく裁断するシュレ
ッダの回転刃板群の製造方法であって、前記回転刃板群
3の原材料となる円柱状の杆材7の周面部8に、杆材7
の長さ方向と平行に凹凸加工帯部9を、この杆材7の周
面部8の周方向に所定間隔を置いて複数形成し、続い
て、杆材7の周面部8の周方向に沿って凹溝部10を、こ
の杆材7の長さ方向に所定間隔を置いて複数形成するこ
とで、この隣接する凹溝部10間に、前記凹凸加工帯部9
により形成された凹凸周面4と平滑面を形成された平滑
周面5とが前記刃板2の回転方向に沿って交互に設けら
れている刃板2を形成することを特徴とするシュレッダ
の回転刃板群の製造方法に係るものである。
によって回転する複数の刃板2を夫々並設して成る一対
の回転刃板群3の前記刃板2を互いに交互に重合状態に
配設し、この一対の回転刃板群3の各刃板2が交互に重
合した交互重合部に紙などの被裁断物を咬み入れて、前
記刃板2の外周縁の刃縁によって細かく裁断するシュレ
ッダの回転刃板群の製造方法であって、前記回転刃板群
3の原材料となる円柱状の杆材7の周面部8に、杆材7
の長さ方向と平行に凹凸加工帯部9を、この杆材7の周
面部8の周方向に所定間隔を置いて複数形成し、続い
て、杆材7の周面部8の周方向に沿って凹溝部10を、こ
の杆材7の長さ方向に所定間隔を置いて複数形成するこ
とで、この隣接する凹溝部10間に、前記凹凸加工帯部9
により形成された凹凸周面4と平滑面を形成された平滑
周面5とが前記刃板2の回転方向に沿って交互に設けら
れている刃板2を形成することを特徴とするシュレッダ
の回転刃板群の製造方法に係るものである。
【0016】また、前記杆材7の周面部8を平滑面に形
成した後、前記凹凸加工帯部9を形成することを特徴と
する請求項1記載のシュレッダの回転刃板群の製造方法
に係るものである。
成した後、前記凹凸加工帯部9を形成することを特徴と
する請求項1記載のシュレッダの回転刃板群の製造方法
に係るものである。
【0017】また、一方の回転刃板群3の刃板2に設け
られた前記凹凸周面4と他方の回転刃板群3の刃板2に
設けられた前記平滑周面5とが前記交互重合部で対向す
るように重合状態の一対の刃板2の回転位置を構成する
ことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の
シュレッダの回転刃板群の製造方法に係るものである。
られた前記凹凸周面4と他方の回転刃板群3の刃板2に
設けられた前記平滑周面5とが前記交互重合部で対向す
るように重合状態の一対の刃板2の回転位置を構成する
ことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の
シュレッダの回転刃板群の製造方法に係るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して説明する。
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して説明する。
【0019】ローレット状のフライスカッターを使用し
たローレット加工などにより、刃板2の外周部に凹凸周
面4と平滑周面5とを回転方向に沿って交互に設けた
(例えば、夫々同じ長さの凹凸周面4と平滑周面5とが
交互に刃板2の外周部に4箇所づづ形成された)シュレ
ッダの刃板2を一対の回転軸1の軸方向に並列して回転
刃板群3を形成する構成であるから、従来の理想である
回転刃板群の全ての刃板の全周面にローレット加工を施
した凹凸刃板23とする場合に比しては、ローレット加工
による凹凸付設面積が少ないから(刃板2に夫々同じ長
さの凹凸周面4と平滑周面5とを形成した場合は半分と
なる。)、フライスカッターの寿命の延命及び加工時間
の短縮によりコスト安(凹凸の形成工数で計算すると半
分。)となる。
たローレット加工などにより、刃板2の外周部に凹凸周
面4と平滑周面5とを回転方向に沿って交互に設けた
(例えば、夫々同じ長さの凹凸周面4と平滑周面5とが
交互に刃板2の外周部に4箇所づづ形成された)シュレ
ッダの刃板2を一対の回転軸1の軸方向に並列して回転
刃板群3を形成する構成であるから、従来の理想である
回転刃板群の全ての刃板の全周面にローレット加工を施
した凹凸刃板23とする場合に比しては、ローレット加工
による凹凸付設面積が少ないから(刃板2に夫々同じ長
さの凹凸周面4と平滑周面5とを形成した場合は半分と
なる。)、フライスカッターの寿命の延命及び加工時間
の短縮によりコスト安(凹凸の形成工数で計算すると半
分。)となる。
【0020】また、従来例のように決められた順序に凹
凸刃板23と平滑刃板24とを並べて回転刃板群22を組み立
てる方法に比して、本発明の回転刃板群3を製造する方
法では、同じ形状の刃板2を予め並べて回転刃板群3を
製造すると言える方法であるから、製造コスト安とな
る。
凸刃板23と平滑刃板24とを並べて回転刃板群22を組み立
てる方法に比して、本発明の回転刃板群3を製造する方
法では、同じ形状の刃板2を予め並べて回転刃板群3を
製造すると言える方法であるから、製造コスト安とな
る。
【0021】従って、必然的に本発明によるシュレッダ
はコスト安となる。
はコスト安となる。
【0022】また、本発明の回転刃板群3の刃板2の凹
凸周面4が紙に食い込む面積は従来例の回転刃板群22の
凹凸が紙に食い込む面積に比して広くなるから(従来例
は凹凸と平滑とが1:2の比率で設けられているが、本
発明は、例えば、刃板2に凹凸周面4と平滑周面5とを
刃板2の回転方向に夫々同じ長さづづ交互に設けた場合
は1:1の比率となり、従来例の1.5倍の面積とな
る。)、紙などの被裁断物を一対の回転刃板群3の各刃
板2が交互に重合した交互重合部に引き込む力が従来例
に比して必然的に強くなり、しかも、この凹凸周面4は
回転刃板群3全体に均一に設けられることになるから、
引き込む力が均一に発揮されることになり、紙詰まりな
どのトラブルが発生せず、多くの(又は、厚い)被裁断
物を同時に細かく裁断できることになる。
凸周面4が紙に食い込む面積は従来例の回転刃板群22の
凹凸が紙に食い込む面積に比して広くなるから(従来例
は凹凸と平滑とが1:2の比率で設けられているが、本
発明は、例えば、刃板2に凹凸周面4と平滑周面5とを
刃板2の回転方向に夫々同じ長さづづ交互に設けた場合
は1:1の比率となり、従来例の1.5倍の面積とな
る。)、紙などの被裁断物を一対の回転刃板群3の各刃
板2が交互に重合した交互重合部に引き込む力が従来例
に比して必然的に強くなり、しかも、この凹凸周面4は
回転刃板群3全体に均一に設けられることになるから、
引き込む力が均一に発揮されることになり、紙詰まりな
どのトラブルが発生せず、多くの(又は、厚い)被裁断
物を同時に細かく裁断できることになる。
【0023】また、杆材7の長さ方向と平行の凹凸加工
帯部9の形成は、直線的なフライス加工により行える
為、杆材を回転させながら当接したフライスカッターを
移動させる加工に比し、極めてスムーズに行うことがで
き、加工時間の短縮が図られることになる。
帯部9の形成は、直線的なフライス加工により行える
為、杆材を回転させながら当接したフライスカッターを
移動させる加工に比し、極めてスムーズに行うことがで
き、加工時間の短縮が図られることになる。
【0024】また、簡単に、回転軸1に並設される刃板
2を、凹凸周面4が面一状態に現出する角度位置となる
ようにできるから、2つの回転刃板群3を一対として前
記交互重合部を形成するときに、簡単に、一方の回転刃
板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4と他方の回転刃
板群3の刃板2に設けられた平滑周面5とが交互重合部
で対向するように重合状態の一対の刃板2の回転位置を
構成したりすることができる。
2を、凹凸周面4が面一状態に現出する角度位置となる
ようにできるから、2つの回転刃板群3を一対として前
記交互重合部を形成するときに、簡単に、一方の回転刃
板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4と他方の回転刃
板群3の刃板2に設けられた平滑周面5とが交互重合部
で対向するように重合状態の一対の刃板2の回転位置を
構成したりすることができる。
【0025】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0026】図1〜6に図示した第一実施例について説
明する。
明する。
【0027】刃板2について詳述する。
【0028】刃板2の外周部には凹凸周面4と平滑周面
5とが刃板2の回転方向に沿って交互に設けられてい
る。
5とが刃板2の回転方向に沿って交互に設けられてい
る。
【0029】この凹凸周面4と平滑周面5は、刃板2の
外周部に沿って同一長さづつ均等に設けられており、本
実施例では凹凸周面4及び平滑周面5を夫々4箇所づつ
設けている。
外周部に沿って同一長さづつ均等に設けられており、本
実施例では凹凸周面4及び平滑周面5を夫々4箇所づつ
設けている。
【0030】この刃板2の外周部の加工は、刃板2の外
周部を平滑な周面に形成した後、この平滑な周面に所定
間隔ごとにローレット状のフライスカッター(以下、ロ
ーレット工具という。)などにより凹凸周面4を設け、
残部を平滑周面5とすることで行う。この加工は、刃板
2を切り出す原料体に加工を行った後、刃板2を切り出
して研磨などの仕上げを行って刃板2を形成しても良い
し、また、原料体から切り出された原型の刃板に加工を
直接行い、その後、仕上げを行って刃板2を形成するよ
うにしても良い。
周部を平滑な周面に形成した後、この平滑な周面に所定
間隔ごとにローレット状のフライスカッター(以下、ロ
ーレット工具という。)などにより凹凸周面4を設け、
残部を平滑周面5とすることで行う。この加工は、刃板
2を切り出す原料体に加工を行った後、刃板2を切り出
して研磨などの仕上げを行って刃板2を形成しても良い
し、また、原料体から切り出された原型の刃板に加工を
直接行い、その後、仕上げを行って刃板2を形成するよ
うにしても良い。
【0031】尚、刃板2の中心部には回転刃板群3の回
転軸1が貫通状態に挿入される軸孔6が設けられてい
る。
転軸1が貫通状態に挿入される軸孔6が設けられてい
る。
【0032】回転刃板群3について詳述する。
【0033】一対の回転刃板群3は回転軸1に刃板2を
軸方向に多数並設して形成する。尚、隣接する刃板2間
には刃板2と略同厚で刃板2より径小な介在部(図示せ
ず)が設けられており、この介在部によって一方の回転
刃板群3の刃板2間に他方の回転刃板群3の刃板2が容
易に重合状態に配設できることになり、一対の回転刃板
群3の各刃板2が容易に互いに交互に重合状態に配設さ
れることになり、この交互重合部に紙などの被裁断物を
咬み入れて、刃板2の外周縁の刃縁によって被裁断物を
細かく裁断できることになる。
軸方向に多数並設して形成する。尚、隣接する刃板2間
には刃板2と略同厚で刃板2より径小な介在部(図示せ
ず)が設けられており、この介在部によって一方の回転
刃板群3の刃板2間に他方の回転刃板群3の刃板2が容
易に重合状態に配設できることになり、一対の回転刃板
群3の各刃板2が容易に互いに交互に重合状態に配設さ
れることになり、この交互重合部に紙などの被裁断物を
咬み入れて、刃板2の外周縁の刃縁によって被裁断物を
細かく裁断できることになる。
【0034】回転刃板群3を組み立てる場合、回転軸1
に並設される刃板2を、凹凸周面4が面一状態に現出す
る角度位置若しくは凹凸周面4と平滑周面5とが交互な
どのように規則的に現出する角度位置となるように組み
立てることが望ましい。なぜなら、回転刃板群3は一対
で使用されるため、図3及び図4に図示したように、一
方の回転刃板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4と他
方の回転刃板群3の刃板2に設けられた平滑周面5と
が、前記交互重合部で対向するように重合状態の一対の
刃板2の角度位置が構成されていると、この一対の刃板
2が同一円盤形状で、且つ、一対の回転刃板群3の回転
トルクが一定の場合(通常のシュレッダは、このように
設定されている。)、一対の回転刃板群3に引き込まれ
て裁断される被裁断物に常時均一に凹凸周面4が食い込
むことになり、安定した引き込み力,裁断力を発揮でき
るからである。
に並設される刃板2を、凹凸周面4が面一状態に現出す
る角度位置若しくは凹凸周面4と平滑周面5とが交互な
どのように規則的に現出する角度位置となるように組み
立てることが望ましい。なぜなら、回転刃板群3は一対
で使用されるため、図3及び図4に図示したように、一
方の回転刃板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4と他
方の回転刃板群3の刃板2に設けられた平滑周面5と
が、前記交互重合部で対向するように重合状態の一対の
刃板2の角度位置が構成されていると、この一対の刃板
2が同一円盤形状で、且つ、一対の回転刃板群3の回転
トルクが一定の場合(通常のシュレッダは、このように
設定されている。)、一対の回転刃板群3に引き込まれ
て裁断される被裁断物に常時均一に凹凸周面4が食い込
むことになり、安定した引き込み力,裁断力を発揮でき
るからである。
【0035】この回転刃板群3を使用して重ねた紙を裁
断する実験を行った結果によれば、刃板2に設けられる
凹凸周面4及び平滑周面5の数が夫々4箇所以上である
と、従来例に比して極めてスムーズに被裁断物を裁断で
き、この裁断の良好な切れ味が極めて長期間持続するこ
とが確認されている。これは、一対の刃板2の凹凸周面
4が短いサイクルで交互に被裁断物に食い込むため、引
き込み力,裁断力が安定して発揮されるからではないか
と考えられる。
断する実験を行った結果によれば、刃板2に設けられる
凹凸周面4及び平滑周面5の数が夫々4箇所以上である
と、従来例に比して極めてスムーズに被裁断物を裁断で
き、この裁断の良好な切れ味が極めて長期間持続するこ
とが確認されている。これは、一対の刃板2の凹凸周面
4が短いサイクルで交互に被裁断物に食い込むため、引
き込み力,裁断力が安定して発揮されるからではないか
と考えられる。
【0036】尚、凹凸周面4の形成箇所が多くなれば多
くなる程、ローレット加工が部分的になり過ぎて困難に
なるため、凹凸周面4の形成箇所(即ち、平滑周面5の
形成箇所)は6箇所以内であることが望ましい。
くなる程、ローレット加工が部分的になり過ぎて困難に
なるため、凹凸周面4の形成箇所(即ち、平滑周面5の
形成箇所)は6箇所以内であることが望ましい。
【0037】また、上記実験によれば、紙を裁断すると
きに発生する音も静かになっており、騒音性にも秀れて
いることが確認されている。
きに発生する音も静かになっており、騒音性にも秀れて
いることが確認されている。
【0038】第一実施例は上述のように構成したから、
刃板2の凹凸周面4の被裁断物への食い込み箇所が多く
て交互重合部への被裁断物の引き込み力が強く、必然的
に一度に多くの紙を重ねて裁断したり厚い紙などをスム
ーズに引き込んで良好に裁断したりできることになり、
しかも、この引き込み力,裁断力が安定して発揮される
ため切れ味が持続する実用性,作業性,耐久性に秀れた
シュレッダとなる。
刃板2の凹凸周面4の被裁断物への食い込み箇所が多く
て交互重合部への被裁断物の引き込み力が強く、必然的
に一度に多くの紙を重ねて裁断したり厚い紙などをスム
ーズに引き込んで良好に裁断したりできることになり、
しかも、この引き込み力,裁断力が安定して発揮される
ため切れ味が持続する実用性,作業性,耐久性に秀れた
シュレッダとなる。
【0039】また、刃板2の製造のコストは従来例に使
用されている凹凸刃板23に比して安く、しかも、この刃
板2から成る回転刃板群3も組付作業性が良いため、極
めてコスト安で生産性に秀れたシュレッダとなる。
用されている凹凸刃板23に比して安く、しかも、この刃
板2から成る回転刃板群3も組付作業性が良いため、極
めてコスト安で生産性に秀れたシュレッダとなる。
【0040】また、刃板2の外周部を平滑な周面に形成
した後で凹凸周面4をローレット加工により形成するか
ら、刃板2の凹凸周面4の凸部が刃板2の平滑周面5よ
り内側に位置することになり、裁断抵抗が小さくてより
一層一度に多くの紙を重ねて裁断したり厚い紙などを交
互重合部にスムーズに引き込んで良好に裁断したりでき
ることになり、騒音が低下することにもなる極めて実用
性,作業性に秀れたシュレッダの刃板となる。
した後で凹凸周面4をローレット加工により形成するか
ら、刃板2の凹凸周面4の凸部が刃板2の平滑周面5よ
り内側に位置することになり、裁断抵抗が小さくてより
一層一度に多くの紙を重ねて裁断したり厚い紙などを交
互重合部にスムーズに引き込んで良好に裁断したりでき
ることになり、騒音が低下することにもなる極めて実用
性,作業性に秀れたシュレッダの刃板となる。
【0041】図5は第一実施例の別例であり、一方の回
転刃板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4と他方の回
転刃板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4とが前記交
互重合部で対向するように重合状態の一対の刃板2の回
転位置が構成されているものである。この別例によれ
ば、交互重合部に咬み入れられる被裁断物に対して、凹
凸周面4同志、続いて、平滑周面5同志、続いて、凹凸
周面4同志のような順で一対の刃板2の外周部が当接し
ていくことになるから、交互重合部への被裁断物の引き
込み力が連続的に強弱し、この引き込み力が強いときに
は前記第一実施例よりも引き込み力が強くなる。
転刃板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4と他方の回
転刃板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4とが前記交
互重合部で対向するように重合状態の一対の刃板2の回
転位置が構成されているものである。この別例によれ
ば、交互重合部に咬み入れられる被裁断物に対して、凹
凸周面4同志、続いて、平滑周面5同志、続いて、凹凸
周面4同志のような順で一対の刃板2の外周部が当接し
ていくことになるから、交互重合部への被裁断物の引き
込み力が連続的に強弱し、この引き込み力が強いときに
は前記第一実施例よりも引き込み力が強くなる。
【0042】従って、紙詰まりなどが発生しそうになっ
て回転刃板群3の回転力がにぶっても(刃板2と被裁断
物とが滑動しそうになった場合にも)、一対の刃板2の
凹凸周面4同志が当接したときに交互重合部への被裁断
物の引き込み力が一時的に強くなるから、回転刃板群3
の回転力が元に戻ることになり、必然的に、被裁断物を
良好に裁断できることになる。
て回転刃板群3の回転力がにぶっても(刃板2と被裁断
物とが滑動しそうになった場合にも)、一対の刃板2の
凹凸周面4同志が当接したときに交互重合部への被裁断
物の引き込み力が一時的に強くなるから、回転刃板群3
の回転力が元に戻ることになり、必然的に、被裁断物を
良好に裁断できることになる。
【0043】また、図6は第一実施例の更なる別例であ
り、一方の回転刃板群3の刃板2に設けられた凹凸周面
4の一か所全部と他方の回転刃板群3の刃板2に設けら
れた凹凸周面4の一か所半分とが前記交互重合部で対向
するように重合状態の一対の刃板2の回転位置が構成さ
れているものである。
り、一方の回転刃板群3の刃板2に設けられた凹凸周面
4の一か所全部と他方の回転刃板群3の刃板2に設けら
れた凹凸周面4の一か所半分とが前記交互重合部で対向
するように重合状態の一対の刃板2の回転位置が構成さ
れているものである。
【0044】この更なる別例によれば、交互重合部に咬
み入れられる被裁断物に対して、凹凸周面4同志、続い
て、凹凸周面4と平滑周面5、続いて、平滑周面5同
志、続いて、平滑周面5と凹凸周面4、続いて、凹凸周
面4同志のような順で一対の刃板2の外周部が当接して
いくことになるから、前記別例に比して引き込み力の強
弱が緩やかに変化することになり、第一実施例と別例と
の中間の引き込み力特性が発揮されることになる。
み入れられる被裁断物に対して、凹凸周面4同志、続い
て、凹凸周面4と平滑周面5、続いて、平滑周面5同
志、続いて、平滑周面5と凹凸周面4、続いて、凹凸周
面4同志のような順で一対の刃板2の外周部が当接して
いくことになるから、前記別例に比して引き込み力の強
弱が緩やかに変化することになり、第一実施例と別例と
の中間の引き込み力特性が発揮されることになる。
【0045】図7に図示した第二実施例について説明す
る。
る。
【0046】第二実施例は第一実施例の回転刃板群3に
相当するシュレッダの回転刃板群3の製造方法に係るも
のである。
相当するシュレッダの回転刃板群3の製造方法に係るも
のである。
【0047】先ず、回転刃板群3の原材料となる杆材7
の両端部を加工して、杆材7に回転軸1の両端部となる
軸部11を形成する。
の両端部を加工して、杆材7に回転軸1の両端部となる
軸部11を形成する。
【0048】続いて、杆材7の周面部8を平滑面に形成
する。尚、この平滑面の形成は軸部11の形成の前に行っ
ても良い。
する。尚、この平滑面の形成は軸部11の形成の前に行っ
ても良い。
【0049】続いて、杆材7の長さ方向に沿って凹凸加
工帯部9を、この杆材7の周面部8の周方向に沿って所
定間隔を置いて複数形成する。尚、図面では凹凸加工帯
部9を杆材7の周面部8の周方向に沿って4箇所形成す
る場合を図示している。
工帯部9を、この杆材7の周面部8の周方向に沿って所
定間隔を置いて複数形成する。尚、図面では凹凸加工帯
部9を杆材7の周面部8の周方向に沿って4箇所形成す
る場合を図示している。
【0050】この凹凸加工帯部9の形成はローレット工
具により1箇所づつ計4箇所行い、また、凹凸加工帯部
9が杆材7の周面部8の周方向に沿って均等に現出する
ように行う。また、隣接する凹凸加工帯部9間には、必
然的に平滑帯部12が形成されることになり、この平滑帯
部12の巾と凹凸加工帯部9の巾とが略同一となるように
凹凸加工帯部9の形成を行う。
具により1箇所づつ計4箇所行い、また、凹凸加工帯部
9が杆材7の周面部8の周方向に沿って均等に現出する
ように行う。また、隣接する凹凸加工帯部9間には、必
然的に平滑帯部12が形成されることになり、この平滑帯
部12の巾と凹凸加工帯部9の巾とが略同一となるように
凹凸加工帯部9の形成を行う。
【0051】続いて、杆材7の周面部8の周方向に沿っ
て凹溝部10を、この杆材7の長さ方向に所定間隔を置い
て複数形成する。従って、この加工により形成された隣
接する凹溝部10間には、前記凹凸加工帯部9により形成
された凹凸周面4と前記平滑帯部12により形成された平
滑周面5とが刃板2の回転方向に沿って交互に設けられ
ている刃板2が形成されることになる。
て凹溝部10を、この杆材7の長さ方向に所定間隔を置い
て複数形成する。従って、この加工により形成された隣
接する凹溝部10間には、前記凹凸加工帯部9により形成
された凹凸周面4と前記平滑帯部12により形成された平
滑周面5とが刃板2の回転方向に沿って交互に設けられ
ている刃板2が形成されることになる。
【0052】以上の工程により、回転軸1の軸方向に回
転軸1の回転によって回転する複数の刃板2が並設され
て成る回転刃板群3が形成されることになる。
転軸1の回転によって回転する複数の刃板2が並設され
て成る回転刃板群3が形成されることになる。
【0053】尚、上記工程の内、杆材7の周面部8を平
滑面に形成する工程を削除し、凹凸周面4が形成された
刃板2を形成した後に隣接する凹凸周面4間を平滑面
(平滑周面5)に形成しても良いが、先に杆材7の周面
部8を平滑面に形成した方が、加工が容易で生産性に秀
れることになる。
滑面に形成する工程を削除し、凹凸周面4が形成された
刃板2を形成した後に隣接する凹凸周面4間を平滑面
(平滑周面5)に形成しても良いが、先に杆材7の周面
部8を平滑面に形成した方が、加工が容易で生産性に秀
れることになる。
【0054】この第二実施例によるシュレッダの回転刃
板群3の製造時間を、比較例である杆材の周面部の全て
に凹凸を形成する回転刃板群の製造方法の製造時間と比
較した実験の結果について詳述する。尚、杆材は長さ約
50cmのものを使用した。また、比較例は、杆材を回
転させながら杆材の周面部にフライスカッターを当接
し、このフライスカッターを移動させて杆材の周面部の
周方向に沿って凹凸を形成していった。
板群3の製造時間を、比較例である杆材の周面部の全て
に凹凸を形成する回転刃板群の製造方法の製造時間と比
較した実験の結果について詳述する。尚、杆材は長さ約
50cmのものを使用した。また、比較例は、杆材を回
転させながら杆材の周面部にフライスカッターを当接
し、このフライスカッターを移動させて杆材の周面部の
周方向に沿って凹凸を形成していった。
【0055】杆材7の周面部8に凹凸加工帯部9(比較
例では杆材の周面部の全周に凹凸加工部)を形成する時
間を測定したところ、 比 較 例=60分 第二実施例=凹凸加工帯部9を1箇所加工する時間が5
分、合計20分であった。
例では杆材の周面部の全周に凹凸加工部)を形成する時
間を測定したところ、 比 較 例=60分 第二実施例=凹凸加工帯部9を1箇所加工する時間が5
分、合計20分であった。
【0056】このように、凹凸加工の面積上の計算では
第二実施例は比較例の半分程度の加工時間になると予想
されたのに、実際には第二実施例は比較例の4割の時間
と効果が飛躍した原因としては、ローレット工具による
直線的なフライス加工が、比較例の杆材を回転させなが
ら当接したフライスカッターを移動させる加工に比して
極めてスムーズに加工を進めることができるからではな
いかと考えられる。
第二実施例は比較例の半分程度の加工時間になると予想
されたのに、実際には第二実施例は比較例の4割の時間
と効果が飛躍した原因としては、ローレット工具による
直線的なフライス加工が、比較例の杆材を回転させなが
ら当接したフライスカッターを移動させる加工に比して
極めてスムーズに加工を進めることができるからではな
いかと考えられる。
【0057】第二実施例は上述のようにするから、第一
実施例の回転刃板群3に相当するシュレッダの回転刃板
群3を簡単且つ極めて短時間で製造できることになる実
用性,生産性に秀れたシュレッダの回転刃板群の製造方
法となる。
実施例の回転刃板群3に相当するシュレッダの回転刃板
群3を簡単且つ極めて短時間で製造できることになる実
用性,生産性に秀れたシュレッダの回転刃板群の製造方
法となる。
【0058】また、簡単に、回転軸1に並設される刃板
2を、凹凸周面4が面一状態に現出する角度位置となる
ようにできるから、2つの回転刃板群3を一対として前
記交互重合部を形成するときに、簡単に、一方の回転刃
板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4と他方の回転刃
板群3の刃板2に設けられた平滑周面5とが交互重合部
で対向するように重合状態の一対の刃板2の回転位置を
構成したり、また、前記第一実施例の別例のように、或
いは、前記第一実施例の更なる別例のように一対の刃板
2の回転位置を構成することができる極めて実用性に秀
れたシュレッダの回転刃板群の製造方法となる。
2を、凹凸周面4が面一状態に現出する角度位置となる
ようにできるから、2つの回転刃板群3を一対として前
記交互重合部を形成するときに、簡単に、一方の回転刃
板群3の刃板2に設けられた凹凸周面4と他方の回転刃
板群3の刃板2に設けられた平滑周面5とが交互重合部
で対向するように重合状態の一対の刃板2の回転位置を
構成したり、また、前記第一実施例の別例のように、或
いは、前記第一実施例の更なる別例のように一対の刃板
2の回転位置を構成することができる極めて実用性に秀
れたシュレッダの回転刃板群の製造方法となる。
【0059】また、その余は第一実施例と同様である。
【0060】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、シ
ュレッダ用の回転刃板群を低コストで形成することがで
き、この回転刃板群の組付作業性が良好でシュレッダを
低コストで製造することができ、しかも、被裁断物に食
い込む凹凸が回転刃板群に広い面積に且つ均一に設けら
れることになるから、交互重合部への被裁断物の引き込
み力が強く且つ均一で一度の多くの被裁断物を裁断した
り厚い被裁断物を良好に且つスムーズに裁断したりでき
ることになる実用性,生産性,作業性に秀れたシュレッ
ダが得られる。
ュレッダ用の回転刃板群を低コストで形成することがで
き、この回転刃板群の組付作業性が良好でシュレッダを
低コストで製造することができ、しかも、被裁断物に食
い込む凹凸が回転刃板群に広い面積に且つ均一に設けら
れることになるから、交互重合部への被裁断物の引き込
み力が強く且つ均一で一度の多くの被裁断物を裁断した
り厚い被裁断物を良好に且つスムーズに裁断したりでき
ることになる実用性,生産性,作業性に秀れたシュレッ
ダが得られる。
【0061】また、このシュレッダの回転刃板群を簡単
且つ短時間で製造でき、しかも、この回転刃板群の刃板
を適正な重合状態に容易に設定することができる実用
性,生産性に秀れたシュレッダの回転刃板群の製造方法
となる。
且つ短時間で製造でき、しかも、この回転刃板群の刃板
を適正な重合状態に容易に設定することができる実用
性,生産性に秀れたシュレッダの回転刃板群の製造方法
となる。
【0062】請求項2記載の発明においては、杆材の周
面部を平滑面に形成した後、凹凸加工帯部を形成するか
ら、凹凸加工帯部の形成と同時に、必然的に隣接する凹
凸加工帯部間に平滑帯部が形成されることになり、凹溝
部を形成して隣接する凹溝部間に刃板を形成すると、必
然的に凹凸周面と平滑周面とが形成された刃板ができ、
刃板一枚一枚に平滑周面を加工する場合に比して極めて
容易に刃板に平滑周面を形成できることになるより一層
実用性,生産性に秀れたシュレッダの回転刃板群の製造
方法となる。
面部を平滑面に形成した後、凹凸加工帯部を形成するか
ら、凹凸加工帯部の形成と同時に、必然的に隣接する凹
凸加工帯部間に平滑帯部が形成されることになり、凹溝
部を形成して隣接する凹溝部間に刃板を形成すると、必
然的に凹凸周面と平滑周面とが形成された刃板ができ、
刃板一枚一枚に平滑周面を加工する場合に比して極めて
容易に刃板に平滑周面を形成できることになるより一層
実用性,生産性に秀れたシュレッダの回転刃板群の製造
方法となる。
【0063】また、請求項3記載の発明においては、一
方の回転刃板群の刃板に設けられた凹凸周面と他方の回
転刃板群の刃板に設けられた平滑周面とが交互重合部で
対向するように重合状態の一対の刃板の回転位置が構成
されているから、一対の回転刃板群の凹凸周面が交互に
同一サイクルで被裁断物に食い込むことになり、必然的
に交互重合部への被裁断物の引き込み力,被裁断物の裁
断力が極めて安定して発揮されることになる極めて実用
性,作業性,耐久性に秀れたシュレッダの回転刃板群の
製造方法となる。
方の回転刃板群の刃板に設けられた凹凸周面と他方の回
転刃板群の刃板に設けられた平滑周面とが交互重合部で
対向するように重合状態の一対の刃板の回転位置が構成
されているから、一対の回転刃板群の凹凸周面が交互に
同一サイクルで被裁断物に食い込むことになり、必然的
に交互重合部への被裁断物の引き込み力,被裁断物の裁
断力が極めて安定して発揮されることになる極めて実用
性,作業性,耐久性に秀れたシュレッダの回転刃板群の
製造方法となる。
【図1】従来例の回転刃板群22の一部を示す説明正面図
である。
である。
【図2】第一実施例の刃板2の説明斜視図である。
【図3】第一実施例の回転刃板群3の一部を示す説明正
面図である。
面図である。
【図4】第一実施例の一対の回転刃板群3の刃板2の凹
凸周面4と平滑周面5との位置関係を示す説明側面図で
ある。
凸周面4と平滑周面5との位置関係を示す説明側面図で
ある。
【図5】第一実施例の別例の一対の回転刃板群3の刃板
2の凹凸周面4と平滑周面5との位置関係を示す説明側
面図である。
2の凹凸周面4と平滑周面5との位置関係を示す説明側
面図である。
【図6】第一実施例の更なる別例の一対の回転刃板群3
の刃板2の凹凸周面4と平滑周面5との位置関係を示す
説明側面図である。
の刃板2の凹凸周面4と平滑周面5との位置関係を示す
説明側面図である。
【図7】第二実施例のシュレッダの回転刃板群の製造方
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
1 回転軸 2 刃板 3 回転刃板群 4 凹凸周面 5 平滑周面 7 杆材 8 周面部 9 凹凸加工帯部 10 凹溝部
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の回転軸の軸方向に回転軸の回転に
よって回転する複数の刃板を夫々並設して成る一対の回
転刃板群の前記刃板を互いに交互に重合状態に配設し、
この一対の回転刃板群の各刃板が交互に重合した交互重
合部に紙などの被裁断物を咬み入れて、前記刃板の外周
縁の刃縁によって細かく裁断するシュレッダの回転刃板
群の製造方法であって、前記回転刃板群の原材料となる
円柱状の杆材の周面部に、杆材の長さ方向と平行に凹凸
加工帯部を、この杆材の周面部の周方向に所定間隔を置
いて複数形成し、続いて、杆材の周面部の周方向に沿っ
て凹溝部を、この杆材の長さ方向に所定間隔を置いて複
数形成することで、この隣接する凹溝部間に、前記凹凸
加工帯部により形成された凹凸周面と平滑面を形成され
た平滑周面とが前記刃板の回転方向に沿って交互に設け
られている刃板を形成することを特徴とするシュレッダ
の回転刃板群の製造方法。 - 【請求項2】 前記杆材の周面部を平滑面に形成した
後、前記凹凸加工帯部を形成することを特徴とする請求
項1記載のシュレッダの回転刃板群の製造方法。 - 【請求項3】 一方の回転刃板群の刃板に設けられた前
記凹凸周面と他方の回転刃板群の刃板に設けられた前記
平滑周面とが前記交互重合部で対向するように重合状態
の一対の刃板の回転位置を構成することを特徴とする請
求項1,2のいずれか1項に記載のシュレッダの回転刃
板群の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10027426A JP3143090B2 (ja) | 1997-12-03 | 1998-02-09 | シュレッダの回転刃板群の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33308997 | 1997-12-03 | ||
JP9-333089 | 1997-12-03 | ||
JP10027426A JP3143090B2 (ja) | 1997-12-03 | 1998-02-09 | シュレッダの回転刃板群の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11221483A JPH11221483A (ja) | 1999-08-17 |
JP3143090B2 true JP3143090B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=26365333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10027426A Expired - Fee Related JP3143090B2 (ja) | 1997-12-03 | 1998-02-09 | シュレッダの回転刃板群の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143090B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10353188B4 (de) * | 2003-11-13 | 2020-01-30 | Hermann Schwelling | Vorrichtung zum Zerkleinern leerer Behälter |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP10027426A patent/JP3143090B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11221483A (ja) | 1999-08-17 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |