JP2859705B2 - 紙艶出し加工用塗料組成物 - Google Patents

紙艶出し加工用塗料組成物

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、印刷紙に美観と光沢を付与し印刷面を保
護することを目的とする紙艶出し加工用の水性塗料組成
物であって、特に、造膜性において優れ、高固形分含有
量の塗料とすることを可能とするものであり、しかもプ
レス加工において要求される特性の全てを満足させる水
性塗料組成物に関する。
〔従来の技術〕
紙の艶出し加工は平刷印刷を施した面に塗料を塗布し
て乾燥する塗り放しタイプと、塗布の後に鏡面状によっ
てホットプレスして表面の平滑性を向上させるプレスタ
イプがあるが、市場の需要の高級化に伴い、プレスタイ
プが主流となってきている。プレスタイプの塗料には、
大別して有機溶剤系のものと水性のものがあるが、環境
汚染の問題、あるいは消防上の安全性の強化などが理由
となり、水性塗料への移行が要望されている。
水性の紙艶出しプレス加工用塗料に要求される種々の
性能としては、 1)プレス前においても艶感のある塗面となること。こ
の特性を「造膜性」という。
2)エンドプレス板から良好に離脱し得ること。この特
性を「離型性」という。
3)溶剤中の希釈剤量の低減による乾燥性向上のため、
含有されるビニル系共重合体が高い濃度であっても、容
易に取扱える程度に低い粘度であること。この特性を
「作業性」という。
4)耐ブロッキング性がよいこと。
5)プレス加工後に良好な光沢を呈すること。
などが挙げられる。
これらの所要の性能を満たすために、これまでに種々
の研究と開発が行われてきた。例えば、特開昭53−5271
1において、含有させるビニル系共重合体の二次転移温
度を20〜60℃の範囲として低く選定し造膜性の向上を試
みているが、この二次転移温度では離型性、耐ブロッキ
ング性などが不足する。また、特開昭55−51897、同57
−35096号、同58−80358んばどにおいて、硝化綿をカル
ボキシル基を含有するビニル系単量体中に溶解させ、水
相中において乳化重合させ、カルボキシル基の一部をア
ミンによって中和することにより得られる水分散性重合
体を塗料として使用することによって、造膜性、耐ブロ
ッキング性、離型性の並立的改良が試みられている。
しかし、硝化綿は、一般的に、高い光沢を得るための
必須の成分であるスチレンが共重合されているポリマー
との相溶性が不充分である。
従って、これら発明においてはビニル系単量体中にス
チレンを大量に共重合させることは不可であり高光沢を
有する塗料の製造は不可能である。
特開昭60−37135と、同63−221105では水溶性が大で
あり、二次転移温度が100℃程度であるビニル系重合体
を含む水相中において、二次転移温度30℃程度にビニル
系単量体を乳化重合させることにより、耐ブロッキング
性、造膜性、と光沢度の三者を並立させ得る塗料が開示
されている。しかし、これらは引き加工には適当する
が、プレス加工の場合には、二次転移温度が低い重合体
が含まれているために離型性が不足する。
特開昭59−100794では、重合性不飽和結合があるセル
ロース誘導体、スチレン、メチルメタクリレートなどの
ビニル系単量体を共重合させて得られる重合体を、アル
カリと反応させて水相中に分散させた水性塗料であり、
造膜性、光沢度、耐ブロッキング性などを並立させ得る
塗料が開示されている。しかし、この製品ではビニル系
の共重合体の粘度が非常に大きくなって、作業性が不足
する。
特開昭55−69660では、ビニル系の単量体の共重合体
を揮発性塩基により中和させて水相中に分散させ、これ
に炭素数18〜22の飽和、または不飽和の高級脂肪酸アル
カリ金属塩をブレンドすることによって、光沢度、耐ブ
ロッキング性、および、離型性を並立させようとした製
品が開示されている。しかし、高級脂肪酸アルカリ金属
塩をブレンドすれば、ビニル系共重合体の粘度が増大し
て、作業性が不足する。
[課題を解決するための手段] 紙艶出しプレス加工用水性塗料であって、水相中へ分
散させられた後、ビニル系共重合体の粘度が小さいため
に作業性が良好であり、光沢、造膜性、耐ブロッキング
性、離型性などの各性能全てを並立させようとする課題
は、ポリエチレンオキサイド基含有の非イオン性界面活
性剤、ビニル系共重合体、および親水性の有機溶剤の混
合物中に揮発性塩基を加えてカルボン酸基の30〜65%を
中和させ、これに水が添加されて水相中に分散させられ
る紙艶出しプレス加工用水性塗料の利用により解決可能
であることが見出された。
即ち、[I](A)スチレン5〜50wt.%、(B)メ
チルメタクリレート30〜80wt.%、(C)不飽和モノカ
ルボン酸またはα、β−不飽和ジカルボン酸2〜15wt.
%、、および(D)上記以外のラジカル重合可能ビニル
系モノマー3〜50wt.%が原料とされて製造され、その
二次転移温度が75〜100℃の範囲内であって、重量平均
分子量が10,000〜500,000の範囲内のビニル系重合体、
[II]親水基のポリオキシエチレン基を含有する非イオ
ン性界面活性剤が[I]のビニル系重合体に対して0.5
〜15wt.%、および[III]親水性の有機溶剤からなる混
合物中に、揮発性塩基が添加されて重合体中のカルボン
酸基の30〜65%が中和された後に、水が添加されて水相
中に重合体が分散させられることにより紙の艶出し加工
用に極めて有用有効な塗料組成物が提供され得ることが
見出された。
上記の[II]に示される界面活性剤は、親水基として
ポリオキシエチレン基を有するものであるならば、特に
限定される必要はないが、好ましくは、芳香族環がない
炭化水素を疎水基とするものが良好である。
スルホン酸塩、またはカルボン酸塩などイオン対を親
水基として有する界面活性剤が使用された場合、水相中
に分散させられた際に、ビニル系の共重合体の粘度が大
きくなり過ぎて作業性が低下するのみでなく、造膜性も
やや不充分となることとなる。これに対して、ポリオキ
シエチレン基を親水基として含有する非イオン性界面活
性剤が使用された場合、造膜性が良好であるのみでなく
低粘度の共重合体が得られることにより、作業性が良好
となる。
また、界面活性剤の疎水基に芳香族環を有するものは
芳香族環がないものと比較して、離型性においてやや劣
るものとなる。
ポリオキシエチレン基がある界面活性剤の添加量は、
上記の[I]のビニル系重合体に対して、0.5〜15wt.%
であり、好ましくは2〜10wt.%である。これが0.5wt.
%未満では、造膜性が不足し、また、15wt.%を超える
場合は、水相中に分散させられた後に、ビニル系共重合
体の粘度が大きくなって作業性が低下する。
ポリオキシエチレン基を含有する非イオン性の界面活
性剤の例としては (上式中、整数nとmは、それぞれ5≦n<30、3≦m
<80。) (上式中、整数pとqは、それぞれ5≦p<30、2≦q
<30。) (上式中、整数r、s、tおよびuは、それぞれ5≦r
<30、3≦s、t、u<30。) HO(C2H4O)v-2(C3H6O)w-CxH2x+1、 (上式中、整数v、w、およびxは、それぞれ、 3≦v、w<8、 5≦x<30。) などが挙げられる。
上記[I]のビニル系共重合体の二次転移温度は75℃
以上、100℃以下であるべきであって、75℃未達であれ
ば、プレス後の離型性が不足し100℃を超える場合は、
造膜性とツブレ性が不足する。二次転移温度は、好まし
くは85℃以上95℃以下である。
なお、ここにいう「ツブレ性」とは、塗料樹脂が印刷
紙の表面にロールコートされて形成された塗膜面が、鏡
面板によりプレスされ紙面の平滑性が向上させられるプ
レス加工時に、この平滑化を助長する特性である。プレ
スされてもツブレ性が低い場合には塗膜面に凹部が残存
して、紙面が白くぼけて見えるが、これをツブレ不良と
称している。
ビニル系共重合体の重量平均分子量は、10,000以上、
500,000以下であるべきであって、10,000未満であれ
ば、造膜性、離型性、耐ブロッキング性が不足し、500,
000を超過する場合、ビニル系共重合体の粘度が過大と
なり作業性が不足する。
上記[I]の(A)〜(D)のビニル系単量体中、
(A)のスチレンは光沢を塗膜に与えるために必須の成
分であり、これが5wt.%未満である場合は光沢が不良に
過ぎるのであり、50wt.%を超える場合は離型性と耐摩
擦性が不足することとなる。(B)のメチルメタクリレ
ートは離型性と耐摩擦性を塗膜に与えるために必須の成
分であり、これが30wt.%未満であれば、これら両特性
が不足し、80wt.%を超過すれば、ビニル系共重合体の
粘度が過大となるために作業性が不足する。
(C)の不飽和モノカルボン酸か、α、β−不飽和ジ
カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸などの一塩基酸か、フマール酸、マレイン酸、イ
タコン酸、その他の二塩基酸などがあり、これが2wt.%
未満であっては水による希釈性、あるいは経時安定性が
不足する。
一方、15wt.%を超過すれば、水相中に分散後に塗料
分散系の粘度が過大となるために作業性が不足する。
(D)成分の、上記(A)〜(C)との共重合が可能
である他種ビニル系単量体は、主として、共重合体の二
次転移温度を75〜100℃に設定するためにおよび/また
は塗膜に密着性と耐摩擦性を与えるために使用されるも
のであって、その単量体中に少なくとも一基の重合可能
ビニル基を有するものであれば、いかなるものであって
もよい。
このビニル系単量体としては、例えば、炭素数1〜18
のアルキル基があるアクリル酸アルキルエステル、また
はメタクリル酸アルキルエステル〔両者を併せて以下で
は(メタ)アクリル酸アルキルエステルと略記〕、ビニ
ル基を含有している芳香族化合物、あるいは前記の両者
と共重合可能の単官能基および多官能基ビニル系化合物
が例示される。
炭素数1〜18のアルキル基を有する(メタ)アクリル
酸アルキルエステルの具体例としては、メチルアクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メ
タ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、
t−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
ビニル基含有芳香族化合物の具体例としてα−メチル
スチレン、ベンジル(メタ)アクリレートなどが挙げら
れる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル、およびビニル
基含有芳香族化合物と共重合可能単官能基および多官能
基ビニル系化合物の具体例としては2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ブチレングリコール(メタ)アクリレートなどのグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレートなどのアルキルアミノ(メタ)
アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートメチルクロライド塩、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、アリル(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパントリ(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
(メタ)アクリロニトリルが挙げられる。
(A)〜(D)の単量体の重合方法には、特に限定の
必要はないが、溶液重合法が目的とする高品質重合物を
与えるのであり、しかも経済的に有利である。重合用の
触媒にも特定に限定の必要はないが、アゾビスイソブチ
ロニトリルなどアゾ系開始剤、ベンゾルパーオキサイド
など過酸化物系の開始剤などが挙げられる。
また、重合物の分子量の調節用に、N−ドデシルメル
カブタンなどの連鎖移動剤などの使用も可能である。
この発明の組成物の製造用に使用される揮発性塩基の
具体例としては、 (上式中、整数a、bおよびcは、それぞれ0≦a、
b、c≦5。) などが挙げられる。
また、揮発性塩基の添加量は、ビニル系重合体中のカ
ルボン酸基の30〜65%当量の範囲内であって、特に好ま
しくは、40〜55%の範囲内である。これが30%未満の場
合、造膜性が不足し、65%超過の場合、ビニル系共重合
体の粘度が過大となって作業性が不足する。
上記[III]の親水性有機溶剤の具体例としてはメチ
ルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコ
ール、i−プロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、i−ブチルアルコールなどアルコール類、セルソロ
ブアセテート、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、
n−ブチルセロソルブ、i−ブチルセロソルブなどのセ
ロソルブ類、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケ
トン、その他などが挙げられるが、乾燥性、および水と
の相溶性の面からメチルアルコール、エチルアルコー
ル、i−プロピルアルコール、n−プロピルアルコール
が好適である。
〔実施例と比較例〕
以下に、実施例と比較例を挙げて、この発明の組成物
を、更に詳細に説明する。なお、実施例などの中の
「部」反応、全て「重量部」を示す。
実施例1 攪拌機、温度計、還流凝縮器を備えて、加温と冷却が
いずれも可能である重合装置中にi−プロピルアルコー
ル55部、ブチルセロソルブ5部、スチレン28部、メチル
メタクリレート48部、n−ブチルメタクリレーチ17部、
アクリル酸7部、エチレンオキサイド単位30のポリオキ
シエチレンラウリルエーテル5部とアゾビスイソブチロ
ニトリル0.2部を装入した後に、装着物を85℃に昇温
し、2時間、重合反応を続行させた後、反応温度85℃を
保持しアゾビスイソブチロニトリルを0.1部づつ、30分
間間隔にて5時間、重合装置中に供給し、更に85℃にて
2時間保持した後に重合反応を終了させた。その後、濃
度28%のアンモニア水2.8部を供給し、水90部を添加し
重合体を水相中に分散させて、固形分の含有率が40%で
あって粘度が800cpsである白濁溶液を得た。この白濁溶
液を水により固形分の含有率が35%にまで希釈し、離型
性として水分散性のリン酸エステルを、固形分100部に
対して2部の比率として添加した。
こうして調製された白濁溶液を平版印刷されたボール
紙にロールコーターを以て、乾燥後の塗膜の厚さが3μ
mになるように塗布いて、80℃にて15秒間、乾燥させた
後、エンドレスプレス機によって110℃、200kg/cm2、20
m/min.の条件下にプレスした。
艶出し処理を受けた平版印刷ボール紙についての試験
の結果である造膜性、離型性、作業性、耐ブロッキング
性、光沢性を表2に示す。
実施例2〜9・比較例1〜9 これらの実施例と比較例は、実施例1と同様の工程と
操作により、界面活性剤、中和剤、中和度およびビニル
系モノマー組成を表1に示す通りに変更して遂行した。
得られた試験結果を表2に示す。なお、表1中の略記表
示の内容は、次の通りである。
モノマー MMA :メチルメタクリレート St :スチレン n−BMA :n−ブチルメタクリレート EHMA :エチルヘキシルメタクリレート EA :エチルアクリレート 2−EHA :2−エチルヘキシルアクリレート IA :イタコン酸 MAA :メタクリル酸 AA :アクリル酸 界面活性剤 なお、表1中のTg、粘度および重量平均分子量は下記
の方法により測定された。
Tg :ジメラトリー法により測定。
粘度:20℃の環境下においてB型粘度計により測定 重量平均分子量:THF溶液にして、東ソ−製GPC HLC 802
URによりポリスチレン換算にて測定。
まお、表2中の試験項目の概要は、次の通りである。
造膜性:視察により判定。
離型性:デリバリロールの温度80℃において紙が自重に
より離脱するものを、◎印デリバリロールの温度60℃に
おいて紙が自重により離脱するものを、○印自重により
離脱しないものを、●印とした。
作業性:固形分含量35%において溶液粘度が200cps以下
のものを◎印、200cpsを超え、400cps以下の物を、○
印、400cps超過のものを、●印とした。
耐ブロッキング性:プレス後の4cm角の紙を、印刷面と
印刷面を体面させて重ねて、50℃、相対湿度80%の環境
下、3kgの荷重を付加して、24時間放置した後、全くブ
ロッキングしなかったものを◎印として、全体の1/10以
下の部分が、ブロッキングしていたものを○印とし全体
の1/10を超え、1/4以下の部分がブロッキングしていた
ものを、▲印とし、全体の1/4を超える部分がブロッキ
ングしていたものを、●印とした。
光沢:20°グロス値である。
〔発明の効果〕 この発明の紙艶出し加工用の塗料組成物が使用される
ことによって、従来の水性塗料組成物では達成され得な
かった造膜性、離型性、作業性、耐ブロッキング性、光
沢度などに関する要求性能の全てが満足させられること
となったのであって、水性塗料による紙艶出し加工の品
質向上にとって極めて有用でらるのみでなく、環境汚染
と危険性の除去、および経済性についても、充分に貢献
し得るものである。
フロントページの続き (72)発明者 砂野 勝昭 愛知県名古屋市東区砂田橋4丁目1番60 号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究 所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 5/00 - 5/02 C09D 125/00 - 125/16,133/00 - 133 /16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スチレン5〜50重量%、メチルメタクリレ
    ート30〜80重量%、不飽和モノカルボン酸またはα、β
    −不飽和ジカルボン酸2〜15重量%、および上記以外の
    ラジカル重合性のビニル系モノマー3〜50重量%からな
    り、その二次転移温度が75〜100℃の範囲内であって、
    重量平均分子量が10,000〜500,000の範囲内であるビニ
    ル系重合体、(2)ビニル系重合体(1)に対して、0.
    5〜15重量%のポリオキシエチレン基を含有する非イオ
    ン性界面活性剤、および(3)親水性の有機溶剤からな
    る混合物に、揮発性塩基が添加されて重合体(1)のカ
    ルボン酸基の30〜65%が中和された後に、水が添加され
    て水相中に重合体(1)が分散させられていることを特
    徴とする紙艶出し加工用塗料組成物。
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