JP2859074B2 - スイッチ機構の基準位置設定装置および基準位置設定方法 - Google Patents

スイッチ機構の基準位置設定装置および基準位置設定方法

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JP2859074B2
JP2859074B2 JP5063502A JP6350293A JP2859074B2 JP 2859074 B2 JP2859074 B2 JP 2859074B2 JP 5063502 A JP5063502 A JP 5063502A JP 6350293 A JP6350293 A JP 6350293A JP 2859074 B2 JP2859074 B2 JP 2859074B2
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ機構の基準位
置設定装置に関するものである。本発明は、例えば電動
カーテンや電動シャッターあるいベルトコンベアーのよ
うなローラ状の部材が回転し、負荷が所定の位置に至っ
た時にその回転が停止する様な用途の装置への使用が特
に適するものである。
【0002】
【従来の技術】近年駐車場や商店のシャッター、室内の
ブラインド或いはカーテン等をモータによって自動的に
開閉する自動開閉装置が広く普及している(特開平3−
266316号他)。これらの自動開閉装置では、シャ
ッターのスラット等の負荷が所定の長さまで繰り出され
たことや、巻き上げられた事を検知する必要がある。通
常の産業用機械においては、負荷の位置の検知は負荷が
通過する位置にリミットスイッチを配置することにより
行われるが、上記したシャッター等にあってはリミット
スイッチを配置することは困難である。
【0003】そこでこの種の自動開閉装置では、巻き上
げ部にスイッチを設け、巻き上げ部の回転に応じて作動
する従動部材によって間接的に負荷の位置を検知し、モ
ータの回転を制御している。
【0004】ここで負荷に追従して作動する従動部材に
は、各種のものが提案されているが、代表的なものには
巻き上げ部の回転数を歯車等で積算する構成や、巻き上
げ部の回転を軸方向の移動量に置き換える構成がある。
【0005】そして、スイッチの作動位置の調整は、例
えばスラット等の負荷を一旦所定の長さだけ引き出し、
その時の巻き上げ部の回転位置で従動部材がスイッチを
作動して接点を開放するようにして行う。これを巻き上
げ部の回転数を歯車等で積算する構成を例に説明する
と、負荷を一定量だけ引出し、そしてそのままの状態で
積算歯車を任意の位置から原点位置にもどす。より具体
的には、積算歯車を構成する各歯車100に図7のよう
なハート型カム101が固定されており、このハート型
カム101を、てこ102で押す。するとハート型カム
101は最も安定した位置に反転し、歯車100は原点
に戻る。当該原点は、スイッチを作動させるてこ状のド
グ103の先端が、歯車100に一体的に設けられた円
盤106の切り欠き107内に落ちる位置である。この
位置は、あくまでも積算歯車の原点であり、後記するよ
うにスイッチが断続される位置とは異なる。
【0006】巻き上げ部の回転を軸方向の移動量に置き
換える構成においても、前記した積算歯車の場合と同様
に駆動ネジ等にハート型カムが用いられ、ハート型カム
を反転することによりドグや駆動ネジを原点に戻す構成
が採用されている。この場合の原点もあくまでも駆動ネ
ジ等の原点であり、後記するようにスイッチが断続され
る位置とは異なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】巻き上げ部にスイッチ
を設けたスイッチ機構の基準位置設定装置は、形状が小
さく自動シャッター等に採用する装置として好適である
が、旧来のリミットスイッチを負荷の通り道に取り付け
る構成に比べて、微調整が困難であるという問題があ
る。以下この理由について説明する。図8は、図7に示
したハート型カム101をてこ102で押した直後の円
盤106とドグ103との関係を示す説明図である。
【0008】ハート型カム101をてこ102で押す
と、前記した様にハート型カム101が反転し、円盤1
06は任意の位置であっても原点の位置にもどる。そし
てこの原点はてこ状のドグ103の先端が、歯車100
に一体的に設けられた円盤106の切り欠き107内に
落ちる位置である。この際のスイッチ105の状態は、
スイッチ105が完全に開放状態になって安定した状態
にある。即ちスイッチ105は開放と接続を確実に行わ
せるために、開放と接続の境界となる断続点の上下に相
当の遊びを持っている。またドグ103とスイッチ10
5との間にも同様の理由から幾分の遊びがある。そのた
めドグ103の先端が円盤106の外周と接している時
は、スイッチ105は開放と接続の境界となる断続点か
らさらに接続側に寄った位置にある。また従来技術の原
点の位置、即ちドグ103が切り欠き107内に落ち込
んだ状態では、スイッチは断続点を越えてさらに開放側
に押し込まれた位置にある。
【0009】従って従来技術のスイッチ機構の基準位置
設定装置によって基準位置を設定し、スラット等の負荷
を巻き戻した後、再度モータによって負荷を引き出す
と、負荷は設定作業時に予め引き出した位置で停止せ
ず、幾分異なる位置で停止してしまう。より詳細に説明
するため、いま仮に負荷を所定量だけ引出し、図8の様
な原点位置で基準設定を行ったとする。この時ドグ10
3の先端は円盤106の切り欠き107の凹部に入った
位置にあり、スイッチ105は完全に開放された状態で
ある。
【0010】次に円盤を106を実線の矢印A方向に回
転して負荷をローラに巻き取る。巻き取りを終了したと
き、ドグ103の先端は円盤106の外周と当接し、ス
イッチ105は完全に接続された状態となっている。そ
して再度負荷をモータによって引き出す。この時、円盤
106は破線の矢印B方向に回転する。そしてドグ10
3の先端は円盤106の外周に沿って昇降し、ドグ10
3の先端が切り欠き107の中間部であるC点と当接し
たとき、スイッチ105は開放されてしまう。そのた
め、本来円盤106の切り欠き107の底まで回転して
負荷が繰り出されるべきところが、切り欠き107の中
間部であるC点の位置で繰り出しが停止してしまう。従
って、従来技術のスイッチ機構の基準位置設定装置で
は、どうしても希望する設定位置で負荷を停止すること
ができない問題があった。
【0011】更に加えてこの種のスイッチ機構の基準位
置設定装置が採用される自動開閉装置等は、一般的にブ
レーキ装置等を内蔵したものが多いため、上記したスイ
ッチ自身の持つ問題点にブレーキ等の遊びに起因する誤
差が加重される。即ち、従来技術のスイッチ機構の基準
位置設定装置では、基準位置を基準位置設定装置の原点
に設定するから、当該位置で例えスイッチが切り替わっ
ても、ブレーキ等の遊び分だけずれた位置で負荷が停止
する。
【0012】ブレーキ等の遊びに起因する負荷の位置の
変位量は、ブレーキ自身の精度の他、負荷の重軽、回転
速度、移動量、正逆転、電圧等によって微妙に異なるも
のであり、これを予め推測することは不可能である。従
って、基準位置設定装置の原点で設定を行う従来技術の
基準位置設定装置をもってしては、これらの変位量を含
めて正確な位置設定を行うことは到底できない問題があ
った。
【0013】本発明のスイッチ機構の基準位置設定装置
および基準位置設定方法は、従来技術の上記した欠点に
注目し、真に狙いの位置にスイッチの断続点の設定を行
うことができて、設定値に誤差が生じない構成および方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための本発明は、一つには負荷の移動量に連動し
て作動する少なくとも1以上の従動部材と、負荷と従動
部材との連動を遮断するクラッチを有し、従動部材によ
って直接的あるいは間接的にスイッチを断続するスイッ
チ機構における基準位置設定装置において、従動部材の
少なくとも1つは回転すると共に位置決め嵌合部が設け
られ、該位置決め嵌合部は回転しない被嵌合部と嵌合お
よび離脱可能であり、従動部材の位置決めが可能である
ことを特徴とするスイッチ機構の基準位置設定装置であ
る。
【0015】また上記した発明のより好ましい態様の発
明は上記の発明の構成に加えて従動部材の位置決め嵌合
部と回転しない被嵌合部との嵌合状態を維持する嵌合維
持部材を有して従動部材の仮固定が可能であり、従動部
材が仮固定されている間はクラッチが作用して負荷は従
動部材と連動せずに移動可能であることを特徴とするス
イッチ機構の基準位置設定装置である。
【0016】さらに同様の目的を達成する別構成の発明
は、負荷の移動量に連動して作動する少なくとも1以上
の従動部材を有し、該従動部材によって直接的あるいは
間接的にスイッチを断続するスイッチ機構における基準
位置設定装置において、スイッチが断続される位置で従
動部材の少なくとも1つを固定する固定手段と、負荷と
前記従動部材との連動を遮断するクラッチを有すること
を特徴とするスイッチ機構の基準位置設定装置である。
【0017】また同様の目的を達成するための方法の発
明として、負荷の移動量に連動して作動する少なくとも
1以上の従動部材と、負荷と前記従動部材との連動を遮
断するクラッチを有し、前記従動部材によって直接的あ
るいは間接的にスイッチを断続するスイッチ機構におけ
る基準位置設定方法において、スイッチを断続する瞬間
の位置に従動部材を移動させ、該従動部材に嵌合部材を
嵌合させてスイッチを断続する瞬間の位置に従動部材を
固定し、従動部材を固定したままで負荷を所定の位置に
移動し、従動部材と嵌合部材との嵌合を解除することを
特徴とするスイッチ機構の基準位置設定方法である。
【0018】
【作用】本発明のスイッチ機構の基準位置設定装置は、
負荷の移動量に連動して作動する少なくとも1以上の従
動部材を持つ。ここで従動部材は、負荷の移動量に連動
して作動するものであれば、その形状や構造には何らこ
だわるものではなく、従来技術の説明で述べた様な積算
歯車や軸方向に移動する部材、あるいはドグの様なもの
でもよい。そして本発明のスイッチ機構では、従来技術
と同様にこれらの従動部材によって直接的あるいは間接
的にスイッチが断続される。
【0019】そして基準位置を設定する場合は、従来技
術のハート型カムに代わって、あるいはハート型カムに
加えて、従動部材に設けられた位置決め嵌合部が、回転
しない被嵌合部と嵌合し、従動部材の回転方向の位置決
めを行う。そのため従動部材は、極めて正確に位置決め
される。尚負荷と従動部材との連動を遮断するクラッチ
は、負荷の位置の設定を行う場合や、従動部材を所定の
状態に移動する際に作動させるものである。
【0020】嵌合維持部材を有する構成では、従動部材
は位置決め嵌合部が回転しない被嵌合部と嵌合したまま
で仮固定される。即ち従動部材は、スイッチに対して所
定の関連を持つ位置で仮固定される。そして、従動部材
が固定されている間はクラッチが作用して負荷は従動部
材と連動せずに移動可能であるから、従動部材を固定し
たまま負荷を移動させることができる。そして、負荷を
所定の位置に移動した状態で従動部材の固定を解除す
る。すると従動部材は、スイッチに対して所定の関連を
持つ位置にあるから、負荷が設定位置に来た場合は、必
ずスイッチは設定時の状態になる。
【0021】更に請求項3の発明は、スイッチが断続さ
れる位置で従動部材の少なくとも1つが固定される。そ
して、従動部材が固定されている間はクラッチが作用し
て負荷は従動部材と連動せずに移動可能であるから、従
動部材をスイッチが断続される位置に固定したまま負荷
を移動させることができる。そして、負荷を所定の位置
に移動させた状態で従動部材の固定を解除する。そして
スラット等の負荷を任意の位置に移動させ、負荷が設定
の位置に来ると、従動部材はスイッチが断続する位置に
仮固定されていたものであったから、スイッチは必ず断
続動作を行う。
【0022】
【実施例】以下更に本発明の具体的実施例について説明
する。図1は本発明の具体的実施例におけるスイッチ機
構の基準位置設定装置の正面図である。図2は、図1の
D−D断面図である。
【0023】図において、1は本発明の具体的実施例に
おけるスイッチ機構の基準位置設定装置を示す。本実施
例の基準位置設定装置1は、駆動ローラ33の内部に内
蔵されるものであり、駆動ローラの巻き上げ部の回転を
軸方向の移動量に置き換えるものである。基準位置設定
装置1の構造の概要は、固定ネジ2がその両端をブロッ
ク体3,5によって一体的に支持され、また固定ネジ2
には二つのドグ(従動部材)6,7が嵌合し、さらに外
筒(従動部材)8がブロック体3,5に回転可能に支持
されたものである。
【0024】順次説明すると、固定ネジ2は、軸方向に
貫通孔10を有するねじであり、その両端は前記したよ
うにブロック体3,5に一体的に支持されている。ドグ
(従動部材)6,7はいずれも同一形状の部材で、スイ
ッチ当接部11,歯車部12,溝部15が一体的に構成
されたものである。即ちスイッチ当接部11は円筒形を
している。また歯車部12は外周面の全周に歯形が形成
されたものである。溝部15は歯車部12を挟んでスイ
ッチ当接部11の反対側にあり、外周面に溝が形成され
ている。溝にはクラッチリング16が装着されている。
クラッチリング16は製のリングであり、一部が凸状
に突出している。またドグ(従動部材)6,7には中心
に雌ねじが貫通して設けられている。
【0025】ドグ(従動部材)6,7はいずれもスイッ
チ当接部11をブロック体3,5の方向に向けて固定ネ
ジ2と嵌合している。また固定ネジ2の両端にはマイク
ロスイッチ17,18が固定されている。本実施例で採
用するマイクロスイッチ17,18は、いずれも接点が
常時接続状態で、ドグ6,7が当接したときに接点が開
放されるものである。
【0026】ブロック体3,5は内部が中空になってお
り嵌合維持部材20,21が内蔵されている。嵌合維持
部材は、前記したドグ(従動部材)6用のもの20と、
ドグ(従動部材)7用のもの21がある。ドグ(従動部
材)6用の嵌合維持部材20はL形をしており、一方の
辺である垂直部22は、ブロック体5の周面に突出して
いる。尚、垂直部22の先端近傍はブロック体5とやや
固く挿入されているため、両者の間には相当の摩擦抵抗
がある。
【0027】水平部25は、前記した固定ネジ2の貫通
孔10を通り、反対側のブロック体3内にその先端が突
出している。そして水平部25の先端には、膨らみ28
が設けられており、この膨らみ28には、L形の嵌合部
材29の一端が係合している。そして、この嵌合部材2
9は、ブロック体3を内側に向かって貫通している。ま
た嵌合部材29の先端には周方向に向かってラック状の
歯車31が設けられて嵌合部を形成している。
【0028】ドグ(従動部材)7用の嵌合維持部材21
は垂直部23からU字形に折り返され、その先端に水平
部27が設けられており、水平部27先端の下面には、
周方向に向かってラック状の歯車24が設けられ嵌合部
を形成している。嵌合維持部材21の垂直部23の先端
はドグ6用のものと同様に、ブロック体5の周面に突出
している。一方水平部27はブロック体5を貫通してい
る。
【0029】外筒(従動部材)8は、樹脂製の筒であ
り、内面には軸方向に向かって溝32が形成されてい
る。外筒(従動部材)8は固定ネジ2と同心状にブロッ
ク体3,5に回転可能に支持されている。また外筒(従
動部材)8の外周面は、駆動ローラ33の内面に一体的
に固定されている。また溝32には二つのリング支持体
36が嵌合しており、リング支持体36は溝32に沿っ
て軸方向に摺動可能である。
【0030】さらにリング支持体36は前記したクラッ
チリング16の凸状部と結合されている。従って負荷の
移動に伴って駆動ローラ33が回転すると、これと一体
化された外筒(従動部材)8が回転し、さらにリング支
持体36を介してクラッチリング16が回転する。する
と、クラッチリング16とドグ(従動部材)6,7の溝
部15との摩擦力によって、ドグ(従動部材)6,7が
回転する。そして、ドグ(従動部材)6,7は固定ネジ
2との嵌合によって固定ネジ2の軸方向に移動する。こ
の時リング支持体36は、外筒(従動部材)8の溝32
に沿って軸方向に摺動可能であり、リング支持体36
は、ドグ(従動部材)6,7の移動に追従して軸方向に
移動するので、クラッチリング16がドグ(従動部材)
6,7から離れる懸念はない。ドグ(従動部材)6,7
がそれぞれ固定ネジ2の端部まで移動すると、ドグ(従
動部材)6,7のスイッチ当接部11がマイクロスイッ
チ17,18に当接し、この接点を開放する。
【0031】次に本実施例のスイッチ機構の基準位置設
定装置1の使用方法を自動シャッターの基準位置設定を
例に説明する。自動シャッターの基準位置設定は、シャ
ッターを閉めたとき、即ちスラットを所定量繰り出した
時と、シャッターを開けたとき、即ちスラットを駆動ロ
ーラに巻き取った時の2つの設定が必要である。本実施
例では、ドグ(従動部材)6によってスラットを所定量
繰り出した時の設定を行い、ドグ(従動部材)7によっ
てスラットを巻き取った時の設定を行うものとする。
【0032】まず、先にスラットを所定量繰り出した時
の設定を行うとすると、駆動ローラ33を適当量回転し
てドグ(従動部材)6を固定ネジ2の端部まで移動し、
スイッチ当接部11でマイクロスイッチ17を押圧す
る。そして、マイクロスイッチ17が開放された瞬間の
位置でドグ(従動部材)6を停止させる。
【0033】そして次にドグ(従動部材)6用の嵌合維
持部材20の垂直部22の先端を図1の矢印F方向に引
き上げる。するとこの引き上げ力は、固定ネジ2の貫通
孔10内の水平部を介して伝達され、先端の膨らみ28
が図1の矢印G方向に移動する。そして膨らみ28と係
合するL形の嵌合部材29が同じく矢印G方向に移動
し、その先端がブロック体5から外筒(従動部材)8の
内側に向かって突出する。そして、嵌合部材29の先端
に設けられたラック状の歯車31が、ドグ(従動部材)
6の歯車部12と嵌合する。ラック状の歯車31は、回
転しないので、ドグ(従動部材)6の回転は阻止され、
ドグ(従動部材)6はマイクロスイッチ17が開放され
た瞬間の位置で回転方向に固定される。尚、本実施例で
は、嵌合維持部材21とブロック体5間の摩擦抵抗が大
きいので、一旦嵌合維持部材21を引き上げると、強制
的に嵌合維持部材21を押し下げない限り嵌合部材29
は元の位置には復帰せず、従って嵌合維持部材21を押
し下げない限りドグ(従動部材)6は回転できない。
【0034】つぎに、駆動ローラ33を回転してスラッ
トを所定量繰り出す。この時、前記したドグ(従動部
材)6は回転方向だけでなく、軸方向にも全く移動しな
い。即ち、駆動ローラ33を回転することによって、ク
ラッチリング16が回転するが、ラック状の歯車31
が、ドグ(従動部材)6の歯車部12と嵌合しており、
ドグ(従動部材)6の回転が阻止されるので、クラッチ
リング16はドグ(従動部材)6の溝部15内で滑って
空転する。従ってドグ(従動部材)6はマイクロスイッ
チ17を開放した瞬間のままで仮固定される。
【0035】そして駆動ローラ33を正回転してスラッ
トを所定量繰り出した後、駆動ローラ33を停止する。
その後嵌合維持部材21を押し下げ、嵌合部材29は元
の位置に復帰させ、嵌合部材29とドグ(従動部材)6
の歯車部12との嵌合を解除し、ドグ(従動部材)6を
接続する。以上の工程でスラットを所定量繰り出した時
の設定を完了する。
【0036】設定終了後、駆動ローラ33を逆回転して
スラットを収納すると、駆動ローラ33の回転力が外筒
(従動部材)8、リング支持体36,クラッチリング1
6を介してドグ(従動部材)6に伝えられる。そしてド
グ(従動部材)6の回転によってドグ(従動部材)6
は、固定ネジ2の軸方向に移動し、マイクロスイッチ1
7から離れるため、マイクロスイッチ17の接点は接続
される。
【0037】次に再び駆動ローラ33を正回転してスラ
ットを繰り出す。するとドグ(従動部材)6は、固定ネ
ジ2の軸方向に移動し、再びマイクロスイッチを開放す
る。そして駆動ローラ33を回転するモータ(図示せ
ず)が停止する。この時のスラットの繰り出し量は、正
確に設定時の繰り出し量に一致する。
【0038】スラットの巻き取り終了の設定は、ドグ
(従動部材)7を前記と同様の手順で設定することによ
り行う。
【0039】本実施例のスイッチ機構の基準位置設定装
置は、スイッチを常時接続形の接点を有するものを例に
説明した。しかし、スイッチの接点を本実施例のような
常時接続の接点を利用するか、あるいは常時開放形の接
点を利用するかは、負荷の種類や制御方法によって選択
されるべきものである。尚付言すると本実施例のスイッ
チ機構の基準位置設定装置に常時開放形の接点を利用す
る場合は、スイッチの作用が逆になる。即ち、常時開放
形の接点を利用する場合は、ドグ(従動部材)6を固定
ネジ2の端部まで移動し、スイッチ当接部11でマイク
ロスイッチ17を押圧し、接点を接続した瞬間の位置で
ドグ(従動部材)6を停止させる。また駆動ローラを回
転するモータは、マイクロスイッチ17の接点が接続さ
れることによって停止する。
【0040】以上の実施例では、嵌合維持部材等にラッ
ク状の歯車等を設け、この歯車をドグ(従動部材)6,
7の歯車部12と嵌合させ、ドグを固定する構成を開示
した。この他にドグを固定する構成としては、例えば嵌
合維持部材21等のラックを省略し、単にピン状の部材
をドグの歯車部に嵌合させる構成も可能である。また、
ドグに設けた歯車に代わって孔や凹凸を設け、これらに
他の部材を嵌合させる構成も考えられる。更に摩擦クラ
ンプを応用する構成も可能である。
【0041】以上の実施例では、スイッチ機構の基本構
成として、固定ネジにドグ(従動部材)が嵌合し、更に
クラッチリングを介してドグ(従動部材)と外筒(従動
部材)が結合されている構成を例に示して説明した。本
実施例の構成は、簡単な構成で正確な基準位置の設定を
行うことができるため、推奨される構成である。しかし
ながら本発明のスイッチ機構の基準位置設定装置は、ス
イッチ機構の基本構成自体には、なんらこだわるもので
はなく、各種のスイッチ機構に応用することが可能であ
る。
【0042】次に本発明の変形実施例について説明す
る。図3は本発明の変形実施例におけるスイッチ機構の
基準位置設定装置の正面図である。図4は、図3のH−
H断面図である。図5は、図3のI−I断面図である。
【0043】図3において、50は本実施例のスイッチ
機構の基準位置設定装置を示す。本実施例のスイッチ機
構の基準位置設定装置50は、駆動ローラの内部に内蔵
されるものであり、巻き上げ部の回転を軸方向の移動量
に置き換えるものである点で先の実施例と同様である
が、先の実施例が固定ネジを採用するのに対し、本実施
例は、ネジ部材が回転してドグ(従動部材)を移動させ
るものである点が異なる。
【0044】本実施例のスイッチ機構の基準位置設定装
置50の主要な構成は、六角軸51,送りネジ(従動部
材)52,雌クラッチ片53,ドグ(従動部材)55,
嵌合部材56によって成る。送りネジ(従動部材)52
は、雄クラッチ片57,位置決め歯車部58,大径ネジ
部60,及び小径ネジ部61が一体的に成形されたもの
である。即ち、雄クラッチ片57は、外周に微小な歯車
が設けられたクラッチ片である。また雄クラッチ片57
から、やや径が小さい開放部63をおいて、位置決め歯
車部58が設けられている。位置決め歯車部58には、
全周に歯車が設けられている訳ではなく、周面の端に近
い位置であって、その周方向の一部に歯車65が設けら
れたものである。
【0045】大径ネジ部60は、文字通り、外径の大き
なネジ部であり、約1ピッチ分だけ設けられている。小
径ネジ部61は前記した大径ネジ部60よりも外径の小
さなネジ部であり、多数ピッチ形成されている。また大
径ネジ部60と小径ネジ部61の間は図4の様に、傾斜
部67によって円滑に連続されている。また大径ネジ部
60の位置決め歯車部58側にも同様の傾斜部68が設
けられている。
【0046】送りネジ(従動部材)52には、中心部に
軸方向に貫通する丸孔69が設けられている。
【0047】雌クラッチ片53は、碗状の部材であり、
内周面に前記した送りネジ(従動部材)52の雄クラッ
チ片57が嵌合する内歯車(図示せず)が設けられてい
る。また雌クラッチ片53の中心には、図示しない貫通
孔が設けられている。この貫通孔は、送りネジ(従動部
材)52に設けられた孔69とは異なり、断面が六角で
ある。
【0048】本実施例のスイッチ機構の基準位置設定装
置50では、圧縮バネ72を挟んで六角軸51に2つの
送りネジ(従動部材)52が小径ネジ部61を対峙させ
て挿入されている。また送りネジ(従動部材)52の外
側には、2つの雌クラッチ片53が六角軸51に挿入さ
れて配置されている。ここで、送りネジ(従動部材)5
2は中心の孔が丸孔69であるから、六角軸51に対し
て回転方向にも軸方向にも自由に移動する。一方雌クラ
ッチ片53の孔は、六角孔であるから、雌クラッチ片5
3は六角軸51と一体的に回転する。さらに雌クラッチ
片53は図示しない固定部材によって軸方向に対しても
六角軸51に固定されている。六角軸51は、図示しな
い動力伝達部材によって負荷の移動に連動して回転す
る。
【0049】ドグ(従動部材)55は、円盤状の嵌合部
70と、ボス部71が一体化されており、中心に軸方向
に貫通孔が設けられていて、軸64に摺動回転可能に取
り付けられている。またドグ(従動部材)55は、圧縮
ばね82によって、軸方向の外側に向かって付勢されて
いる。
【0050】嵌合部材56は、セットアーム73,バネ
74,固定ラック75、セット軸76が一式になったも
のである。即ちセットアーム73は扇状の部材であり、
切り欠き円状のボス部77を有し、このボス部77に四
角の貫通孔が設けられて該貫通孔にセット軸76が挿入
されている。固定ラック75は、レバー状の部材であ
り、下面に4歯のラック歯車78が設けられている。固
定ラック75のボス部79には、切り欠き円状の貫通孔
81が設けられている。そして固定ラック75の貫通孔
81は、セットアーム73のボス部77に装着されてい
る。固定ラック75の貫通孔81とセットアーム73の
間には、十分な遊び83があり、固定ラック75はセッ
トアーム73に対して揺動可能である。
【0051】バネ74は、一端がセットアーム73のボ
ス部77に係合され、他端は固定ラック75の背面に当
接している。
【0052】本実施例のスイッチ機構の基準位置設定装
置50では、ドグ(従動部材)55および嵌合部材56
が前記した六角軸51に装着された送りネジ(従動部
材)52等の側面部に2セットづつ配置されている。ド
グ(従動部材)55が挿入された軸64は、図示しない
支持部材によって支持されており、いずれも送りネジ
(従動部材)52の軸に対して直角方向、即ち図3の矢
印J,K方向に移動可能である。また軸64は、図示し
ないばねによって送りネジ(従動部材)52側に向かっ
て押圧されている。また、ドグ(従動部材)55は送り
ネジ(従動部材)52の大径ネジ部60或いは小径ネジ
部61と嵌合している。更に、ドグ(従動部材)55の
外側には、マイクロスイッチ85が配置されている。
尚、本実施例で採用するマイクロスイッチ85は先の実
施例と同様に、通常時には接点が接続されているもので
あり、マイクロスイッチ85のアームをドグ55が押圧
することにより、内部の接点が開放される。
【0053】次に本実施例のスイッチ機構の基準位置設
定装置50の作用について説明する。本実施例のスイッ
チ機構の基準位置設定装置50も一方のマイクロスイッ
チでスラットを所定量繰り出した時の設定を行い、他方
によってスラットを巻き取った時の設定を行う。本実施
例のスイッチ機構の基準位置設定装置50は、嵌合部材
56を送りネジ(従動部材)52に嵌合してこれを固定
するものであり、図3の左側は嵌合部材56が嵌合した
状態を表し、同じく右側は嵌合部材56が大径ネジから
離れた状態を示している。
【0054】本実施例のスイッチ機構の基準位置設定装
置50を用いて基準位置を設定する場合の手順を説明す
るにあたり、最初ドグ(従動部材)55は、送りネジ
(従動部材)52の小径ネジ部61と嵌合しているもの
とする。まず準備段階として、図3の右側のように嵌合
部材56をはね上げた状態に維持する。すると、送りネ
ジ(従動部材)52は圧縮バネ72に押されて軸方向外
側に向かって押圧され、送りネジ(従動部材)52の雄
クラッチ片57が雌クラッチ片53と嵌合する。その結
果送りネジ(従動部材)52は、六角軸51と一体的に
嵌合し、スラットの出入りに伴って回転する。そして、
次にスラットを適当に出し入れして、送りネジ(従動部
材)52を回転させ、送りネジ(従動部材)52の小径
ネジ部61に嵌合しているドグ(従動部材)55を大径
ネジ部60側に移動させる。すると、ドグ(従動部材)
55は小径ネジ部61と大径ネジ部60の間の傾斜部6
7に乗り移り、ドグ(従動部材)55は次第に送りネジ
(従動部材)52の中心から離れる方向に移動する。そ
して、ドグ(従動部材)55が側部に設けられたマイク
ロスイッチ85を押圧し、マイクロスイッチ85の接点
を開放する。この瞬間にスラットの出入を停止する。
【0055】次に図3の左側のように、セット軸76を
回転し嵌合部材56を送りネジ(従動部材)52に揺動
移動させる。すると、まず嵌合部材56が、バネ74に
押されて揺動し、固定ラック75のラック歯車78が、
送りネジ(従動部材)52の位置決め歯車部58に設け
られた歯車65と嵌合する。その結果送りネジ(従動部
材)52は、ドグ(従動部材)55がマイクロスイッチ
85の接点を開放する瞬間の回転角度で固定される。ま
たその後更にセット軸76を強く回転させると、セット
アーム73の側面が、送りネジ(従動部材)52の位置
決め歯車部58側面を押す。すると送りネジ(従動部
材)52はバネ72を押圧して中央方向に向かって逃
げ、送りネジ(従動部材)52の雄クラッチ片57と雌
クラッチ片53との嵌合が解ける。セット軸76は図示
しない固定手段によって反転しないように固定される。
その結果送りネジ(従動部材)52は回転方向に仮固定
される。
【0056】そして次に、スラットを移動させる。この
時送りネジ(従動部材)52は雄クラッチ片57と雌ク
ラッチ片53との嵌合が解けているため全く回転しな
い。そしてスラットを所定量繰り出した後スラットの繰
り出しを停止する。その後セット軸76を前記と反対方
向に揺動し嵌合部材56を送りネジ(従動部材)52か
ら外す。以上の工程でスラットを所定量繰り出した時の
設定を完了する。
【0057】設定終了後、スラットを収納すると、スラ
ットの移動が六角軸51,雌クラッチ片53,雄クラッ
チ片57,送りネジ(従動部材)52を経てドグ(従動
部材)55に伝えられる。そしてドグ(従動部材)55
は、送りネジ(従動部材)52の小径ネジ部61に移動
し、ドグ(従動部材)55は軸64と共に送りネジ(従
動部材)52側に移動する。その結果ドグ(従動部材)
55はマイクロスイッチ85から離れ、マイクロスイッ
チ85の接点は接続される。
【0058】次に再びスラットを繰り出す。するとドグ
(従動部材)55は、送りネジ(従動部材)52の大径
ネジ部60の方向に移動し、大径ネジ部60に乗り上げ
て外側に移動し再びマイクロスイッチを開放する。この
時のスラットの繰り出し量は、正確に設定時の繰り出し
量に一致する。
【0059】以上説明した2つの実施例は、いずれも巻
き上げ部の回転を軸方向の移動量に置き換えるものであ
るが、本発明は、この構成の他に、従来技術の部分で説
明した、積算歯車を利用した構成にも応用することがで
きる。積算歯車を利用する構成に応用する場合は、従来
技術で使用していたハート形カムに代わって、図6の様
に当該位置に位置決め歯車90設けることにより、本
発明の機能を発揮することができる。図6の実施例につ
いては、図7と共通する部品に同一の番号を付して詳細
説明を省略する。また、ハート形カムとは別個に置決
め歯車を設ける構成も可能である。更に積算歯車の一部
に回転しない歯車を直接嵌合させて、積算歯車をもって
位置決め歯車と兼用する構成も有効である。
【0060】
【発明の効果】本発明のスイッチ機構の基準位置設定装
置は、従動部材の少なくとも1以上に位置決め嵌合部が
設けられ、この位置決め嵌合部が回転しない被嵌合部と
嵌合するから、従動部材は、正確な位置決めを行うこと
ができる。そのため本発明のスイッチ機構の基準位置設
定装置は、スイッチが断続される位置に正確に基準位置
を設定することができ、負荷の停止位置に誤差が少ない
効果がある。
【0061】即ち本発明のスイッチ機構の基準位置設定
装置は、装置全体の有する遊び、例えばブレーキ構成部
材に起因する機械的なブレーキ精度による誤差、負荷の
軽重、回転速度、移動量、正逆回転、電圧変動等のばら
つきを吸収した上で正確な基準位置でスイッチを断続す
ることができる。
【0062】また本発明のスイッチ機構の基準位置設定
装置は、嵌合維持部材によって従動部材が固定され、ま
たクラッチの作用によって従動部材を固定したままで負
荷の位置を変更できる。そのため本発明のスイッチ機構
の基準位置設定装置は、基準位置の設定時に、従動部材
を設定時の状態に固定したままで負荷の移動を行うこと
ができる。その結果、本発明のスイッチ機構の基準位置
設定装置は、負荷の停止位置に誤差が少ない効果があ
る。
【0063】更に本発明のスイッチ機構の基準位置設定
装置は、スイッチが断続される位置で従動部材が固定さ
れ、クラッチの作用によって従動部材を固定したままで
負荷の位置を変更できるので、真にスイッチが断続され
る位置に基準位置を設定することができる。
【0064】加えて本発明のスイッチ機構の基準位置設
定装置は、経年変化に対応した位置設定の変更が可能で
あり、しかも変更操作が極めて容易である効果がある。
【0065】本発明のスイッチ機構の基準位置設定方法
は、スイッチが断続される位置に正確に基準位置を設定
することができるため、負荷の停止位置に誤差が少ない
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例におけるスイッチ機構の
基準位置設定装置の正面図である。
【図2】図1のD−D断面図である。
【図3】本発明の変形実施例におけるスイッチ機構の基
準位置設定装置の正面図である。
【図4】図3のH−H断面図である。
【図5】図3のI−I断面図である。
【図6】本発明の変形実施例におけるスイッチ機構の基
準位置設定装置の要部斜視図である。
【図7】従来技術のスイッチ機構の基準位置設定装置の
要部斜視図である。
【図8】従来技術のスイッチ機構の基準位置設定装置に
おけるハート型カムをてこで押した直後の円盤とドグと
の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スイッチ機構の基準位置設定装置 2 固定ネジ 6,7 ドグ(従動部材) 8 外筒(従動部材) 11 スイッチ当接部 12 歯車部 15 溝部 16 クラッチリング 17,18 マイクロスイッチ 20,21 嵌合維持部材 24 歯車 29 嵌合部材 31 歯車 32 溝 33 駆動ローラ 36 リング支持体 50 スイッチ機構の基準位置設定装置 51 六角軸 52 送りネジ(従動部材) 53 雌クラッチ片 55 ドグ(従動部材) 56 嵌合部材 57 雄クラッチ片 60 大径ネジ部 61 小径ネジ部 63 開放部 65 歯車 67,68 傾斜部 72 圧縮バネ 73 セットアーム 74 バネ 75 固定ラック
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−39979(JP,A) 特開 昭61−243624(JP,A) 特開 平3−266316(JP,A) 実開 昭55−127337(JP,U) 実開 昭55−134542(JP,U) 実開 昭61−33338(JP,U) 実開 昭61−33339(JP,U) 実開 昭61−33340(JP,U) 実開 昭61−177330(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/56 - 9/92 H01H 3/00 - 3/62 H01H 11/00 - 11/06 H01H 21/00 - 21/88

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷の移動量に連動して作動する少なく
    とも1以上の従動部材と、負荷と従動部材との連動を遮
    断するクラッチを有し、従動部材によって直接的あるい
    は間接的にスイッチを断続するスイッチ機構における基
    準位置設定装置において、従動部材の少なくとも1つは
    回転すると共に位置決め嵌合部が設けられ、該位置決め
    嵌合部は回転しない被嵌合部と嵌合および離脱可能であ
    り、従動部材の位置決めが可能であることを特徴とする
    スイッチ機構の基準位置設定装置。
  2. 【請求項2】 従動部材の位置決め嵌合部と回転しない
    被嵌合部との嵌合状態を維持する嵌合維持部材を有して
    従動部材の仮固定が可能であり、従動部材が仮固定され
    ている間はクラッチが作用して負荷は従動部材と連動せ
    ずに移動可能であることを特徴とする請求項1記載のス
    イッチ機構の基準位置設定装置。
  3. 【請求項3】 負荷の移動量に連動して作動する少なく
    とも1以上の従動部材を有し、該従動部材によって直接
    的あるいは間接的にスイッチを断続するスイッチ機構に
    おける基準位置設定装置において、スイッチが断続され
    る位置で従動部材の少なくとも1つを固定する固定手段
    と、負荷と前記従動部材との連動を遮断するクラッチを
    有することを特徴とするスイッチ機構の基準位置設定装
    置。
  4. 【請求項4】 負荷の移動量に連動して作動する少なく
    とも1以上の従動部材と、負荷と前記従動部材との連動
    を遮断するクラッチを有し、前記従動部材によって直接
    的あるいは間接的にスイッチを断続するスイッチ機構に
    おける基準位置設定方法において、スイッチを断続する
    瞬間の位置に従動部材を移動させ、該従動部材に嵌合部
    材を嵌合させてスイッチを断続する瞬間の位置に従動部
    材を固定し、従動部材を固定したままで負荷を所定の位
    置に移動し、従動部材と嵌合部材との嵌合を解除するこ
    とを特徴とするスイッチ機構の基準位置設定方法。
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