JP2858732B2 - 射出圧縮成形用金型 - Google Patents
射出圧縮成形用金型Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出圧縮成形用の金型
に係り、特に、キャビティの内壁面に開口する樹脂溜り
を設けることにより、キャビティに溶融樹脂を所定圧で
密に充填することができるものに関する。
に係り、特に、キャビティの内壁面に開口する樹脂溜り
を設けることにより、キャビティに溶融樹脂を所定圧で
密に充填することができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高転写率や高光学特性等
が要求されるコンパクトディスクやレンズ等の製品は、
射出成形用金型のキャビティに溶融樹脂を充填した後圧
縮する射出圧縮成形によって製造されている場合が多
い。このような成形を行なう射出圧縮成形装置として
は、例えば、型閉じシリンダーによって型閉じを行なっ
たのちに、反抗シリンダーにより前記型閉じシリンダー
の型閉じ力に抗して両金型を押し広げて、両金型間に所
定の隙間を形成し、ついで、これらの両金型間に溶融樹
脂を充填したのちに、前記型締めシリンダーと反抗シリ
ンダーとの圧力調整を行なうことによって、前記両金型
を型閉じ方向に相対移動させて、その内部に充填されて
いる溶融樹脂を圧縮成形するようにしたものが提案され
ている。これは、金型を一旦開いた状態に保持してお
き、その内部に溶融樹脂を充填したのちに型閉じを行な
うことにより、前記溶融樹脂を圧縮するようにしたもの
である。
が要求されるコンパクトディスクやレンズ等の製品は、
射出成形用金型のキャビティに溶融樹脂を充填した後圧
縮する射出圧縮成形によって製造されている場合が多
い。このような成形を行なう射出圧縮成形装置として
は、例えば、型閉じシリンダーによって型閉じを行なっ
たのちに、反抗シリンダーにより前記型閉じシリンダー
の型閉じ力に抗して両金型を押し広げて、両金型間に所
定の隙間を形成し、ついで、これらの両金型間に溶融樹
脂を充填したのちに、前記型締めシリンダーと反抗シリ
ンダーとの圧力調整を行なうことによって、前記両金型
を型閉じ方向に相対移動させて、その内部に充填されて
いる溶融樹脂を圧縮成形するようにしたものが提案され
ている。これは、金型を一旦開いた状態に保持してお
き、その内部に溶融樹脂を充填したのちに型閉じを行な
うことにより、前記溶融樹脂を圧縮するようにしたもの
である。
【0003】また、射出充填圧力によって金型を開きつ
つ溶融樹脂の充填を行ない、充填完了後に金型を型閉じ
方向に移動させて圧縮成形する構成のものが提案されて
いる。これは、型閉じシリンダーによって両金型を一旦
突き合わせて型閉じを行なったのちに溶融樹脂を充填
し、その充填圧力により、可動金型を係止機構に当接す
るまで移動させて両金型を押し開き、ついで、溶融樹脂
の充填完了後において、前記可動金型を型閉じシリンダ
ーによって型閉じ方向へ移動させることにより、充填さ
れた溶融樹脂を圧縮成形するようにしたものである。
つ溶融樹脂の充填を行ない、充填完了後に金型を型閉じ
方向に移動させて圧縮成形する構成のものが提案されて
いる。これは、型閉じシリンダーによって両金型を一旦
突き合わせて型閉じを行なったのちに溶融樹脂を充填
し、その充填圧力により、可動金型を係止機構に当接す
るまで移動させて両金型を押し開き、ついで、溶融樹脂
の充填完了後において、前記可動金型を型閉じシリンダ
ーによって型閉じ方向へ移動させることにより、充填さ
れた溶融樹脂を圧縮成形するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術においては、前者の場合、キャビティ空間を所
定量以上開いた状態で充填を行なった後圧縮動作に移る
ため、充填動作時の充填量にバラツキが生じ易くなり、
このバラツキによって、製品の品質(形状、厚さ、重量
等)にバラツキが生じてしまうという問題がある。一
方、後者の場合、充填圧力で型開きを行なうため、この
型開量にバラツキが生じ易く、このため製品の品質(形
状、厚さ、重量等)にバラツキが生じてしまうという問
題がある。
来の技術においては、前者の場合、キャビティ空間を所
定量以上開いた状態で充填を行なった後圧縮動作に移る
ため、充填動作時の充填量にバラツキが生じ易くなり、
このバラツキによって、製品の品質(形状、厚さ、重量
等)にバラツキが生じてしまうという問題がある。一
方、後者の場合、充填圧力で型開きを行なうため、この
型開量にバラツキが生じ易く、このため製品の品質(形
状、厚さ、重量等)にバラツキが生じてしまうという問
題がある。
【0005】ところで、本発明に係る射出圧縮成形用金
型の技術ではなく、通常の射出成形用金型の技術とし
て、特開平6−190854号公報に、キャビティ内で
の樹脂圧を一定に制御して高精度な製品を得る技術が開
示されている。これは、成形用の金型のキャビティの内
壁面に、所定面積で開口する開口部を有する流路を設
け、キャビティ内へ溶融樹脂が射出充填されて、該キャ
ビティ内に樹脂圧が発生したとき、溶融樹脂の流路への
流出を開口部が絞り樹脂圧力に応じた溶融樹脂を流路へ
流出させてキャビティ内を所定圧力に保持するという技
術である。
型の技術ではなく、通常の射出成形用金型の技術とし
て、特開平6−190854号公報に、キャビティ内で
の樹脂圧を一定に制御して高精度な製品を得る技術が開
示されている。これは、成形用の金型のキャビティの内
壁面に、所定面積で開口する開口部を有する流路を設
け、キャビティ内へ溶融樹脂が射出充填されて、該キャ
ビティ内に樹脂圧が発生したとき、溶融樹脂の流路への
流出を開口部が絞り樹脂圧力に応じた溶融樹脂を流路へ
流出させてキャビティ内を所定圧力に保持するという技
術である。
【0006】この技術では、予め、容積が規定(固定)
されたキャビティ内に溶融樹脂を射出充填して成形品を
得るようにしており、本発明に係る射出圧縮成形用金型
のように充填後、溶融樹脂を圧縮するものではないか
ら、高転写率や高光学特性等が要求されるコンパクトデ
ィスクやレンズ等の製品の成形には不向きであり、ま
た、製品の厚さを、変更、制御するのは困難である。
されたキャビティ内に溶融樹脂を射出充填して成形品を
得るようにしており、本発明に係る射出圧縮成形用金型
のように充填後、溶融樹脂を圧縮するものではないか
ら、高転写率や高光学特性等が要求されるコンパクトデ
ィスクやレンズ等の製品の成形には不向きであり、ま
た、製品の厚さを、変更、制御するのは困難である。
【0007】本発明は、上記通常の射出成形用金型の技
術を、射出圧縮成形用金型に応用することにより、製品
の品質(形状、厚さ、重量等)にバラツキのない優れた
成形品を生産することができる射出圧縮成形用金型を提
供することを目的としている。
術を、射出圧縮成形用金型に応用することにより、製品
の品質(形状、厚さ、重量等)にバラツキのない優れた
成形品を生産することができる射出圧縮成形用金型を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の射出圧縮成形用金型は、内部に
溶融樹脂が充填されるキャビティを有し、このキャビテ
ィの内壁面を摺動する圧縮コアによって、前記キャビテ
ィに充填された溶融樹脂を圧縮する射出圧縮成形用金型
において、前記キャビティの内壁面に、該キャビティに
所定量以上充填された溶融樹脂の一部をキャビティから
流出させるための、溜り部を形成し、該溜り部とキャビ
ティ内壁面との間に、キャビティ内壁面に開口する溜り
部の開口面積を増減する絞り部を設けたものである。
に、本発明の請求項1の射出圧縮成形用金型は、内部に
溶融樹脂が充填されるキャビティを有し、このキャビテ
ィの内壁面を摺動する圧縮コアによって、前記キャビテ
ィに充填された溶融樹脂を圧縮する射出圧縮成形用金型
において、前記キャビティの内壁面に、該キャビティに
所定量以上充填された溶融樹脂の一部をキャビティから
流出させるための、溜り部を形成し、該溜り部とキャビ
ティ内壁面との間に、キャビティ内壁面に開口する溜り
部の開口面積を増減する絞り部を設けたものである。
【0009】請求項2の射出圧縮成形用金型は、請求項
1において、前記キャビティに対する前記圧縮コアの相
対位置を検出する検出部を設け、この検出部によって検
出された圧縮コアの相対位置によって、前記絞り部を開
閉することを特徴としている。
1において、前記キャビティに対する前記圧縮コアの相
対位置を検出する検出部を設け、この検出部によって検
出された圧縮コアの相対位置によって、前記絞り部を開
閉することを特徴としている。
【0010】請求項3の射出圧縮成形用金型は、請求項
2または3において、前記圧縮コアの樹脂圧縮の際の負
荷圧を計測する計測部を設け、この計測部によって計測
された圧縮コアの負荷圧によって、前記絞り部を開閉す
ることを特徴としている。
2または3において、前記圧縮コアの樹脂圧縮の際の負
荷圧を計測する計測部を設け、この計測部によって計測
された圧縮コアの負荷圧によって、前記絞り部を開閉す
ることを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明の請求項1の射出圧縮成形用金型にあっ
ては、キャビティへの溶融樹脂充填動作時の充填量にバ
ラツキが生じていても、つまり、キャビティに多めの溶
融樹脂を充填する際に、この溶融樹脂の充填量にバラツ
キが生じていても、余分な溶融樹脂は、圧縮コアによる
溶融樹脂の圧縮により溜り部に流出し、キャビティに
は、常に、溶融樹脂が所定の圧力で密に充填されること
になり、これによって、形状、厚さ、重量等にバラツキ
がなく、均質でかつ寸法精度の高い成形品を得る。ま
た、前記溜り部の開口を、圧縮コアによって圧縮される
溶融樹脂の圧力およびキャビティに対する圧縮コアの相
対位置に応じて開閉することにより、圧縮される溶融樹
脂のうち余分な溶融樹脂を適切な流出速度で溜り部に流
出させ、これにより、キャビティ内の溶融樹脂を所定の
圧力に保持しつつ圧縮して所定の厚さに成形する。
ては、キャビティへの溶融樹脂充填動作時の充填量にバ
ラツキが生じていても、つまり、キャビティに多めの溶
融樹脂を充填する際に、この溶融樹脂の充填量にバラツ
キが生じていても、余分な溶融樹脂は、圧縮コアによる
溶融樹脂の圧縮により溜り部に流出し、キャビティに
は、常に、溶融樹脂が所定の圧力で密に充填されること
になり、これによって、形状、厚さ、重量等にバラツキ
がなく、均質でかつ寸法精度の高い成形品を得る。ま
た、前記溜り部の開口を、圧縮コアによって圧縮される
溶融樹脂の圧力およびキャビティに対する圧縮コアの相
対位置に応じて開閉することにより、圧縮される溶融樹
脂のうち余分な溶融樹脂を適切な流出速度で溜り部に流
出させ、これにより、キャビティ内の溶融樹脂を所定の
圧力に保持しつつ圧縮して所定の厚さに成形する。
【0012】請求項2の射出圧縮成形用金型にあって
は、検出部によって検出された圧縮コアのキャビティに
対する相対位置によって、絞り部を開閉することによ
り、圧縮コアによって圧縮される溶融樹脂を所定の厚さ
にかつ均質に圧縮する。
は、検出部によって検出された圧縮コアのキャビティに
対する相対位置によって、絞り部を開閉することによ
り、圧縮コアによって圧縮される溶融樹脂を所定の厚さ
にかつ均質に圧縮する。
【0013】請求項3の射出圧縮成形用金型にあって
は、計測部によって計測された圧縮コアの負荷圧によっ
て、絞り部を開閉することにより、圧縮コアによって圧
縮される溶融樹脂を、所定の圧力でかつ均質に圧縮す
る。
は、計測部によって計測された圧縮コアの負荷圧によっ
て、絞り部を開閉することにより、圧縮コアによって圧
縮される溶融樹脂を、所定の圧力でかつ均質に圧縮す
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の射出圧縮成形
用金型の一実施例を説明する。図1は、射出圧縮成形用
金型1を示す断面図であり、この射出圧縮成形用金型1
は、キャビティ2を形成するための、固定型3およびこ
の固定型3に突き合わされる可動型4を備えている。な
お、固定型3と可動型4との突き合わせ面がパーティン
グライン面(以下、PL面と略称する)となる。前記固
定型3は、図示しない固定盤に取付けられるもので、そ
の内部にはノズル5から供給される溶融樹脂をキャビテ
ィ2内に導くためのスプール6が、固定型3を貫通して
形成されている。
用金型の一実施例を説明する。図1は、射出圧縮成形用
金型1を示す断面図であり、この射出圧縮成形用金型1
は、キャビティ2を形成するための、固定型3およびこ
の固定型3に突き合わされる可動型4を備えている。な
お、固定型3と可動型4との突き合わせ面がパーティン
グライン面(以下、PL面と略称する)となる。前記固
定型3は、図示しない固定盤に取付けられるもので、そ
の内部にはノズル5から供給される溶融樹脂をキャビテ
ィ2内に導くためのスプール6が、固定型3を貫通して
形成されている。
【0015】一方、前記可動型4には、キャビティ2を
形成するための貫通孔が形成されており、この貫通孔に
はキャビティ2に充填された溶融樹脂を圧縮する圧縮コ
ア7がキャビティ2の内壁面を摺動自在に挿通されてい
る。したがって、前記キャビティ2は、前記固定型3
の、PL面側の端面と、可動型4の貫通孔の内周面と、
圧縮コア7の先端面とによって形成されることになる。
形成するための貫通孔が形成されており、この貫通孔に
はキャビティ2に充填された溶融樹脂を圧縮する圧縮コ
ア7がキャビティ2の内壁面を摺動自在に挿通されてい
る。したがって、前記キャビティ2は、前記固定型3
の、PL面側の端面と、可動型4の貫通孔の内周面と、
圧縮コア7の先端面とによって形成されることになる。
【0016】前記可動型4の、PL面と逆側の端面には
プレート8が接合され、このプレート8には図示しない
可動盤に取付けられる取付プレート9が接合されてい
る。前記プレート8にはその中央部に、該プレート8を
貫通する貫通孔10が形成されており、この貫通孔10
には、前記圧縮コア7の基端部が挿入されている。一
方、前記取付プレート9の、プレート8と接合される端
面には、前記貫通孔10に開口する円筒状の凹部が形成
されており、この凹部が圧縮シリンダ11とされてい
る。この圧縮シリンダ11に摺動自在に挿通される圧縮
ピストン12の先端部にはフランジ部12aが形成され
ており、このフランジ部12aには、前記圧縮コア7の
基端部が、取付板13によって固定されている。したが
って、圧縮コア7は圧縮ピストン12によって、前記キ
ャビティ2の内壁面を摺動するようになっている。
プレート8が接合され、このプレート8には図示しない
可動盤に取付けられる取付プレート9が接合されてい
る。前記プレート8にはその中央部に、該プレート8を
貫通する貫通孔10が形成されており、この貫通孔10
には、前記圧縮コア7の基端部が挿入されている。一
方、前記取付プレート9の、プレート8と接合される端
面には、前記貫通孔10に開口する円筒状の凹部が形成
されており、この凹部が圧縮シリンダ11とされてい
る。この圧縮シリンダ11に摺動自在に挿通される圧縮
ピストン12の先端部にはフランジ部12aが形成され
ており、このフランジ部12aには、前記圧縮コア7の
基端部が、取付板13によって固定されている。したが
って、圧縮コア7は圧縮ピストン12によって、前記キ
ャビティ2の内壁面を摺動するようになっている。
【0017】また、前記キャビティ2の内壁面には溜り
部15が形成されている。この溜り部15は、キャビテ
ィ2に所定量以上充填された溶融樹脂の一部をキャビテ
ィ2から流出させるためのもので、前記可動型4のPL
面側の端面を切欠くことにより形成され、この切欠きの
一端部が前記キャビティ2の内壁面に開口している。ま
た、前記固定型3のPL面側の端面には、前記溜り部1
5の端部に開口する凹部が形成されており、この凹部が
制限シリンダ16とされている。この制限シリンダ16
には制限ピストン(絞り部)17が摺動自在に挿通され
ており、この制限ピストン17の先端部によって、前記
キャビティ2の内壁面に開口する溜り部15の開口面積
を増減するようになっている。
部15が形成されている。この溜り部15は、キャビテ
ィ2に所定量以上充填された溶融樹脂の一部をキャビテ
ィ2から流出させるためのもので、前記可動型4のPL
面側の端面を切欠くことにより形成され、この切欠きの
一端部が前記キャビティ2の内壁面に開口している。ま
た、前記固定型3のPL面側の端面には、前記溜り部1
5の端部に開口する凹部が形成されており、この凹部が
制限シリンダ16とされている。この制限シリンダ16
には制限ピストン(絞り部)17が摺動自在に挿通され
ており、この制限ピストン17の先端部によって、前記
キャビティ2の内壁面に開口する溜り部15の開口面積
を増減するようになっている。
【0018】前記圧縮シリンダ11、制限シリンダ16
には、それぞれ電磁弁20,21が接続されるととも
に、これら電磁弁20,21には、作動油を生成する油
圧ポンプ22,23が接続されており、これら電磁弁2
0,21によって前記各シリンダ11,16への作動油
の供給形態が制御されることにより、各シリンダ11,
16のピストン12,17の作動が制御されるようにな
っている。また、前記圧縮シリンダ11には、圧縮方向
の作動油圧力(圧縮コア7の樹脂圧縮の際の負荷圧)を
検出する圧力センサ(計測部)24が接続され、また、
前記制限シリンダ16には、溜り部15の開口を絞る方
向の作動油圧力を検出する圧力センサ25が接続されて
いる。さらに、前記各電磁弁20,21には、それぞれ
によって制御される機器へ供給する作動油の圧力を調整
する圧力調整弁26,27が接続されている。
には、それぞれ電磁弁20,21が接続されるととも
に、これら電磁弁20,21には、作動油を生成する油
圧ポンプ22,23が接続されており、これら電磁弁2
0,21によって前記各シリンダ11,16への作動油
の供給形態が制御されることにより、各シリンダ11,
16のピストン12,17の作動が制御されるようにな
っている。また、前記圧縮シリンダ11には、圧縮方向
の作動油圧力(圧縮コア7の樹脂圧縮の際の負荷圧)を
検出する圧力センサ(計測部)24が接続され、また、
前記制限シリンダ16には、溜り部15の開口を絞る方
向の作動油圧力を検出する圧力センサ25が接続されて
いる。さらに、前記各電磁弁20,21には、それぞれ
によって制御される機器へ供給する作動油の圧力を調整
する圧力調整弁26,27が接続されている。
【0019】また、前記圧縮コア7を圧縮シリンダ11
に固定している取付板13の上面には、位置センサ(検
出部)30が取付けられている。この位置センサ30は
キャビティ2に対する圧縮コア7の相対位置を検出する
もので、該相対位置は、前記位置センサ30と、キャビ
ティ2が形成されている可動型4の端面との間の距離を
計測することにより、検出されるようになっている。
に固定している取付板13の上面には、位置センサ(検
出部)30が取付けられている。この位置センサ30は
キャビティ2に対する圧縮コア7の相対位置を検出する
もので、該相対位置は、前記位置センサ30と、キャビ
ティ2が形成されている可動型4の端面との間の距離を
計測することにより、検出されるようになっている。
【0020】図1において、符号31は、本実施例の射
出圧縮成形用金型1の作動を制御するための制御装置を
示し、この制御装置31には、前記電磁弁20,21、
圧力センサ24,25、圧力調整弁26,27、位置セ
ンサ30がそれぞれ接続されている。
出圧縮成形用金型1の作動を制御するための制御装置を
示し、この制御装置31には、前記電磁弁20,21、
圧力センサ24,25、圧力調整弁26,27、位置セ
ンサ30がそれぞれ接続されている。
【0021】次に、上記構成の射出圧縮成形用金型1の
溶融樹脂充填後の圧縮コア7の作動制御について、図1
〜図3を参照して説明する。まず、図1に示すように、
前記キャビティ2に、最終成形品に要する充填量より多
くの溶融樹脂を充填する。この状態において、前記溜り
部15の開口部は前記制限ピストン17によって閉止さ
れている。
溶融樹脂充填後の圧縮コア7の作動制御について、図1
〜図3を参照して説明する。まず、図1に示すように、
前記キャビティ2に、最終成形品に要する充填量より多
くの溶融樹脂を充填する。この状態において、前記溜り
部15の開口部は前記制限ピストン17によって閉止さ
れている。
【0022】次に、図2に示すように、ステップS1で
溶融樹脂の圧縮を実行する。この圧縮動作は、図3
(a)に示すように、圧縮ピストン12を上昇させて、
圧縮コア7を上昇させることにより行なう。圧縮ピスト
ン12の上昇により溶融樹脂はその圧力が次第に高くな
っていくが、この圧力によって生じる圧縮シリンダ11
の負荷圧を、前記圧力センサ24によって検出し(ステ
ップS2)、負荷圧が所定の設定圧に達するまで、圧縮
ピストン12を上昇させて溶融樹脂を圧縮する。つま
り、溶融樹脂の圧力が所定の値になるまで圧縮する。
溶融樹脂の圧縮を実行する。この圧縮動作は、図3
(a)に示すように、圧縮ピストン12を上昇させて、
圧縮コア7を上昇させることにより行なう。圧縮ピスト
ン12の上昇により溶融樹脂はその圧力が次第に高くな
っていくが、この圧力によって生じる圧縮シリンダ11
の負荷圧を、前記圧力センサ24によって検出し(ステ
ップS2)、負荷圧が所定の設定圧に達するまで、圧縮
ピストン12を上昇させて溶融樹脂を圧縮する。つま
り、溶融樹脂の圧力が所定の値になるまで圧縮する。
【0023】次に、圧縮シリンダ11の負荷圧が設定圧
に達したならば、ステップS3で圧縮コア7のキャビテ
ィ2に対する相対位置を検出する。この位置検出は前記
位置センサ30によって、該センサ30と可動型4の端
面との距離を測定することにより行なう。ステップS4
で、圧縮コア7が所定の位置に達していたならば、つま
り、圧縮コア7の先端面と固定型3の端面との距離が、
成形すべき成形品の設定厚さと等しくなっていれば、キ
ャビティ2内に所定圧で密に溶融樹脂が充填されている
ことになるので、ステップS9に移行して所定時間経過
後に、圧縮動作を終了する(ステップS10)。
に達したならば、ステップS3で圧縮コア7のキャビテ
ィ2に対する相対位置を検出する。この位置検出は前記
位置センサ30によって、該センサ30と可動型4の端
面との距離を測定することにより行なう。ステップS4
で、圧縮コア7が所定の位置に達していたならば、つま
り、圧縮コア7の先端面と固定型3の端面との距離が、
成形すべき成形品の設定厚さと等しくなっていれば、キ
ャビティ2内に所定圧で密に溶融樹脂が充填されている
ことになるので、ステップS9に移行して所定時間経過
後に、圧縮動作を終了する(ステップS10)。
【0024】一方、前記ステップS4で、圧縮コア7が
所定の位置に達していなければ、図3(b)に示すよう
に、制限ピストン(絞り部)17を上昇させることによ
り、溜り部15の端部を所定量だけ開口する、つまり絞
りを拡げる(ステップS5)。すると、図3(c)に示
すように、圧縮ピストン12が前記所定の負荷圧を保持
したままで上昇し、この圧縮ピストン12の上昇によ
り、キャビティ2内の溶融樹脂が圧縮コア7によって圧
縮されて、余分の溶融樹脂が前記溜り部15に流出す
る。
所定の位置に達していなければ、図3(b)に示すよう
に、制限ピストン(絞り部)17を上昇させることによ
り、溜り部15の端部を所定量だけ開口する、つまり絞
りを拡げる(ステップS5)。すると、図3(c)に示
すように、圧縮ピストン12が前記所定の負荷圧を保持
したままで上昇し、この圧縮ピストン12の上昇によ
り、キャビティ2内の溶融樹脂が圧縮コア7によって圧
縮されて、余分の溶融樹脂が前記溜り部15に流出す
る。
【0025】次いで、ステップS6で圧縮コア7のキャ
ビティ2に対する相対位置を再び検出し、ステップS7
で圧縮コア7が所定の位置に達していなければ、前記ス
テップS5に戻って、さらに、溜り部15の絞りを拡
げ、順次ステップS6、ステップS7へと移行し、圧縮
コア7が所定の位置に達するまで、この工程を繰り返し
て行なう。
ビティ2に対する相対位置を再び検出し、ステップS7
で圧縮コア7が所定の位置に達していなければ、前記ス
テップS5に戻って、さらに、溜り部15の絞りを拡
げ、順次ステップS6、ステップS7へと移行し、圧縮
コア7が所定の位置に達するまで、この工程を繰り返し
て行なう。
【0026】そして、ステップS7で、圧縮コア7が所
定の位置に達していたならば、つまり、図3(c)に示
すように、圧縮コア7の先端面と固定型3の端面との距
離が、成形すべき成形品の設定厚さと等しくなってお
り、かつ溶融樹脂がキャビティ2内に所定圧で密に充填
されたならば、ステップS8で溜り部15の絞りを閉じ
る、つまり、図3(d)に示すように、制限ピストン1
7を下降させて溜り部15の開口を閉止し、次いで、ス
テップS9に移行して所定時間経過後に、圧縮動作を終
了する(ステップS10)。
定の位置に達していたならば、つまり、図3(c)に示
すように、圧縮コア7の先端面と固定型3の端面との距
離が、成形すべき成形品の設定厚さと等しくなってお
り、かつ溶融樹脂がキャビティ2内に所定圧で密に充填
されたならば、ステップS8で溜り部15の絞りを閉じ
る、つまり、図3(d)に示すように、制限ピストン1
7を下降させて溜り部15の開口を閉止し、次いで、ス
テップS9に移行して所定時間経過後に、圧縮動作を終
了する(ステップS10)。
【0027】このように、本実施例の射出圧縮成形用金
型1では、キャビティ2に、最終成形品に要する充填量
より多くの溶融樹脂を充填し、この溶融樹脂を圧縮コア
7によって所定の負荷圧で圧縮し、余分の溶融樹脂を溜
り部15に逃がすようにしたので、キャビティ2への充
填動作時の充填量にバラツキが生じていても、つまり、
キャビティ2に多めの溶融樹脂を充填するが、この溶融
樹脂の充填量にバラツキが生じていても、余分な溶融樹
脂は前記溜り部15に流出するので、キャビティ2に
は、常に、溶融樹脂が所定の圧力で密に充填されること
になる。したがって、形状、厚さ、重量等にバラツキが
なく、均質でかつ寸法精度の高い成形品を得ることがで
きる。
型1では、キャビティ2に、最終成形品に要する充填量
より多くの溶融樹脂を充填し、この溶融樹脂を圧縮コア
7によって所定の負荷圧で圧縮し、余分の溶融樹脂を溜
り部15に逃がすようにしたので、キャビティ2への充
填動作時の充填量にバラツキが生じていても、つまり、
キャビティ2に多めの溶融樹脂を充填するが、この溶融
樹脂の充填量にバラツキが生じていても、余分な溶融樹
脂は前記溜り部15に流出するので、キャビティ2に
は、常に、溶融樹脂が所定の圧力で密に充填されること
になる。したがって、形状、厚さ、重量等にバラツキが
なく、均質でかつ寸法精度の高い成形品を得ることがで
きる。
【0028】また、キャビティ2に充填された溶融樹脂
を圧縮する圧縮コア7のキャビティ2に対する相対位置
を位置センサ30によって検出するとともに、溶融樹脂
の圧力を圧縮シリンダ11の負荷圧を圧力センサ24に
よって計測することにより求め、これら圧縮コア7の位
置および圧縮シリンダ11の負荷圧に基づいて、溜り部
15の開口を制限ピストン17により開閉するようにし
たので、圧縮コア7によって圧縮される溶融樹脂を、確
実に所定の圧力に保持しつつ余分な溶融樹脂を溜り部1
5に流出させ、これにより所定の厚さにかつ均質に圧縮
することができる。
を圧縮する圧縮コア7のキャビティ2に対する相対位置
を位置センサ30によって検出するとともに、溶融樹脂
の圧力を圧縮シリンダ11の負荷圧を圧力センサ24に
よって計測することにより求め、これら圧縮コア7の位
置および圧縮シリンダ11の負荷圧に基づいて、溜り部
15の開口を制限ピストン17により開閉するようにし
たので、圧縮コア7によって圧縮される溶融樹脂を、確
実に所定の圧力に保持しつつ余分な溶融樹脂を溜り部1
5に流出させ、これにより所定の厚さにかつ均質に圧縮
することができる。
【0029】さらに、本実施例の射出圧縮成形用金型1
では、圧縮コア7のキャビティ2に対する相対位置を位
置センサ30によって検出することができるとともに、
溶融樹脂の圧力を圧力センサ24によって求めることが
できるので、溶融樹脂の圧力や成形品の厚さの微妙な制
御を行なえるのは勿論のこと、例えば、溶融樹脂の種類
の変更等により溶融樹脂の圧力を変更する場合や、成形
品の厚さを変更する際においても、前記制御装置31に
おいて、圧縮コア7の位置や溶融樹脂の圧力の設定(圧
縮シリンダ11の負荷圧の設定)を変更するだけで、簡
単に対応することができる。
では、圧縮コア7のキャビティ2に対する相対位置を位
置センサ30によって検出することができるとともに、
溶融樹脂の圧力を圧力センサ24によって求めることが
できるので、溶融樹脂の圧力や成形品の厚さの微妙な制
御を行なえるのは勿論のこと、例えば、溶融樹脂の種類
の変更等により溶融樹脂の圧力を変更する場合や、成形
品の厚さを変更する際においても、前記制御装置31に
おいて、圧縮コア7の位置や溶融樹脂の圧力の設定(圧
縮シリンダ11の負荷圧の設定)を変更するだけで、簡
単に対応することができる。
【0030】図4は、本発明の射出圧縮成形用金型の他
の実施例を示すものである。本実施例の射出圧縮成形用
金型41では、型締めシリンダーによってキャビティに
供給された溶融樹脂を圧縮するようにしている。本実施
例の射出圧縮成形用金型41は、キャビティ42を形成
するための、固定型43およびこの固定型43に突き合
わされる可動型44を備えている。
の実施例を示すものである。本実施例の射出圧縮成形用
金型41では、型締めシリンダーによってキャビティに
供給された溶融樹脂を圧縮するようにしている。本実施
例の射出圧縮成形用金型41は、キャビティ42を形成
するための、固定型43およびこの固定型43に突き合
わされる可動型44を備えている。
【0031】前記固定型43は、固定型43と可動型4
4との型締め力を支持する固定盤45に固定されてい
る。前記固定型43には、図示しないノズルから供給さ
れる溶融樹脂をキャビティ42内に導くためのスプール
46が、該固定型43を貫通して形成されている。な
お、前記固定盤45には前記スプール46に溶融樹脂を
供給する図示しないノズルを挿入するための挿入孔45
aが形成されている。一方、前記可動型44は、前記固
定盤45に対して相対移動可能に設けられた可動盤47
に取付けられた取付板44aと、この取付板44aに一
体的に形成されて、キャビティ42に充填された溶融樹
脂を圧縮する圧縮コア44bと、前記キャビティ42を
形成するとともに、この圧縮コア44bが挿通される金
型44cから構成されている。なお、この金型44c
は、圧縮代をとるために、スプリング44dを介して取
付板44aから浮かして取付けられ、さらに、ガイドス
トッパ44eによって、圧縮コア44bからの逸脱が防
止されている。
4との型締め力を支持する固定盤45に固定されてい
る。前記固定型43には、図示しないノズルから供給さ
れる溶融樹脂をキャビティ42内に導くためのスプール
46が、該固定型43を貫通して形成されている。な
お、前記固定盤45には前記スプール46に溶融樹脂を
供給する図示しないノズルを挿入するための挿入孔45
aが形成されている。一方、前記可動型44は、前記固
定盤45に対して相対移動可能に設けられた可動盤47
に取付けられた取付板44aと、この取付板44aに一
体的に形成されて、キャビティ42に充填された溶融樹
脂を圧縮する圧縮コア44bと、前記キャビティ42を
形成するとともに、この圧縮コア44bが挿通される金
型44cから構成されている。なお、この金型44c
は、圧縮代をとるために、スプリング44dを介して取
付板44aから浮かして取付けられ、さらに、ガイドス
トッパ44eによって、圧縮コア44bからの逸脱が防
止されている。
【0032】また、前記可動盤47と対向する位置に
は、前記固定型43と可動型44の型開閉を行なうため
の型締めシリンダ48が、型締めシリンダ固定盤49を
介して固定されており、前記型締めシリンダ48の型締
めピストン50が前記可動盤47に一定的に連結されて
いる。したがって、前記可動型44は型締めピストン5
0によって移動せしめられることによって、型の開閉を
行なうとともに、可動型44の圧縮コア44bでキャビ
ティ42に充填された溶融樹脂を圧縮するようになって
いる。
は、前記固定型43と可動型44の型開閉を行なうため
の型締めシリンダ48が、型締めシリンダ固定盤49を
介して固定されており、前記型締めシリンダ48の型締
めピストン50が前記可動盤47に一定的に連結されて
いる。したがって、前記可動型44は型締めピストン5
0によって移動せしめられることによって、型の開閉を
行なうとともに、可動型44の圧縮コア44bでキャビ
ティ42に充填された溶融樹脂を圧縮するようになって
いる。
【0033】また、前記キャビティ42の内壁面には溜
り部51が形成されている。この溜り部51は、キャビ
ティ42に所定量以上充填された溶融樹脂の一部をキャ
ビティ42から流出させるためのもので、前記可動型4
4の金型44cの端面を切欠くことにより形成され、こ
の切欠きの一端部が前記キャビティ42の内壁面に開口
している。また、前記固定型43の端面には、前記溜り
部51の端部に開口する凹部が形成されており、この凹
部が制限シリンダ52とされている。この制限シリンダ
52には制限ピストン(絞り部)53が摺動自在に挿通
されており、この制限ピストン53の先端部によって、
前記キャビティ42の内壁面に開口する溜り部51の開
口面積を増減するようになっている。
り部51が形成されている。この溜り部51は、キャビ
ティ42に所定量以上充填された溶融樹脂の一部をキャ
ビティ42から流出させるためのもので、前記可動型4
4の金型44cの端面を切欠くことにより形成され、こ
の切欠きの一端部が前記キャビティ42の内壁面に開口
している。また、前記固定型43の端面には、前記溜り
部51の端部に開口する凹部が形成されており、この凹
部が制限シリンダ52とされている。この制限シリンダ
52には制限ピストン(絞り部)53が摺動自在に挿通
されており、この制限ピストン53の先端部によって、
前記キャビティ42の内壁面に開口する溜り部51の開
口面積を増減するようになっている。
【0034】前記型締めシリンダ48、制限シリンダ5
2には、それぞれ電磁弁54,55が接続されるととも
に、これら電磁弁54,55には、作動油を生成する油
圧ポンプ56,57が接続されており、これら電磁弁5
4,55によって前記各シリンダ48,52への作動油
の供給形態が制御されることにより、各シリンダ48,
52のピストン50,53の作動が制御されるようにな
っている。また、前記型締めシリンダ48には、圧縮方
向の作動油圧力(圧縮コア44bの樹脂圧縮の際の負荷
圧)を検出する圧力センサ(計測部)58が接続され、
また、前記制限シリンダ52には、溜り部51の開口を
絞る方向の作動油圧力を検出する圧力センサ59が接続
されている。さらに、前記各電磁弁54,55には、そ
れぞれによって制御される機器へ供給する作動油の圧力
を調整する圧力調整弁60,61が接続されている。
2には、それぞれ電磁弁54,55が接続されるととも
に、これら電磁弁54,55には、作動油を生成する油
圧ポンプ56,57が接続されており、これら電磁弁5
4,55によって前記各シリンダ48,52への作動油
の供給形態が制御されることにより、各シリンダ48,
52のピストン50,53の作動が制御されるようにな
っている。また、前記型締めシリンダ48には、圧縮方
向の作動油圧力(圧縮コア44bの樹脂圧縮の際の負荷
圧)を検出する圧力センサ(計測部)58が接続され、
また、前記制限シリンダ52には、溜り部51の開口を
絞る方向の作動油圧力を検出する圧力センサ59が接続
されている。さらに、前記各電磁弁54,55には、そ
れぞれによって制御される機器へ供給する作動油の圧力
を調整する圧力調整弁60,61が接続されている。
【0035】また、前記可動型44の取付板44aに
は、位置センサ(検出部)62が取付けられている。こ
の位置センサ62はキャビティ42に対する圧縮コア4
4bの相対位置を検出するもので、該相対位置は、前記
位置センサ62と、キャビティ42が形成されている金
型44cの端面との間の距離を計測することにより、検
出されるようになっている。
は、位置センサ(検出部)62が取付けられている。こ
の位置センサ62はキャビティ42に対する圧縮コア4
4bの相対位置を検出するもので、該相対位置は、前記
位置センサ62と、キャビティ42が形成されている金
型44cの端面との間の距離を計測することにより、検
出されるようになっている。
【0036】図4において、符号63は、本実施例の射
出圧縮成形用金型41の作動を制御するための制御装置
を示し、この制御装置63には、前記電磁弁54,5
5、圧力センサ58,59、圧力調整弁60,61、位
置センサ62がそれぞれ接続されている。
出圧縮成形用金型41の作動を制御するための制御装置
を示し、この制御装置63には、前記電磁弁54,5
5、圧力センサ58,59、圧力調整弁60,61、位
置センサ62がそれぞれ接続されている。
【0037】次に、上記構成の射出圧縮成形用金型41
の溶融樹脂充填後の圧縮コア44bの作動制御について
説明するが、この作動制御は前記第1実施例の制御と同
様であるので簡単に説明する。まず、前記キャビティ4
2に、最終成形品に要する充填量より多くの溶融樹脂を
充填した後、溶融樹脂の圧縮を実行する。この圧縮動作
は、型締めピストン50を固定盤45側に移動させるこ
とにより行なう。型締めピストン50の移動により溶融
樹脂は圧縮コア44bで圧縮されてその圧力が次第に高
くなっていくが、この圧力によって生じる型締めシリン
ダ48の負荷圧を、前記圧力センサ58によって検出
し、負荷圧が所定の設定圧に達するまで、型締めピスト
ン50を移動させて溶融樹脂を圧縮する。
の溶融樹脂充填後の圧縮コア44bの作動制御について
説明するが、この作動制御は前記第1実施例の制御と同
様であるので簡単に説明する。まず、前記キャビティ4
2に、最終成形品に要する充填量より多くの溶融樹脂を
充填した後、溶融樹脂の圧縮を実行する。この圧縮動作
は、型締めピストン50を固定盤45側に移動させるこ
とにより行なう。型締めピストン50の移動により溶融
樹脂は圧縮コア44bで圧縮されてその圧力が次第に高
くなっていくが、この圧力によって生じる型締めシリン
ダ48の負荷圧を、前記圧力センサ58によって検出
し、負荷圧が所定の設定圧に達するまで、型締めピスト
ン50を移動させて溶融樹脂を圧縮する。
【0038】次に、型締めシリンダ48の負荷圧が設定
圧に達したならば、圧縮コア44bのキャビティ42に
対する相対位置を、前記位置センサ62によって検出す
る。圧縮コア44bが所定の位置に達していたならば、
キャビティ42内に所定圧で密に溶融樹脂が充填されて
いることになるので、所定時間経過後に、圧縮動作を終
了する。
圧に達したならば、圧縮コア44bのキャビティ42に
対する相対位置を、前記位置センサ62によって検出す
る。圧縮コア44bが所定の位置に達していたならば、
キャビティ42内に所定圧で密に溶融樹脂が充填されて
いることになるので、所定時間経過後に、圧縮動作を終
了する。
【0039】一方、圧縮コア44bが所定の位置に達し
ていなければ、制限ピストン(絞り部)53を移動させ
ることにより、溜り部51の端部を所定量だけ開口す
る、つまり絞りを拡げる。すると、型締めピストン50
が前記所定の負荷圧を保持したままで移動し、このピス
トン50の移動により、キャビティ42内の溶融樹脂が
圧縮コア44bで圧縮されて、余分の溶融樹脂が前記溜
り部51に流出する。
ていなければ、制限ピストン(絞り部)53を移動させ
ることにより、溜り部51の端部を所定量だけ開口す
る、つまり絞りを拡げる。すると、型締めピストン50
が前記所定の負荷圧を保持したままで移動し、このピス
トン50の移動により、キャビティ42内の溶融樹脂が
圧縮コア44bで圧縮されて、余分の溶融樹脂が前記溜
り部51に流出する。
【0040】次いで、圧縮コア44bのキャビティ42
に対する相対位置を再び検出し、圧縮コア44bが所定
の位置に達していなければ、さらに、溜り部51の絞り
を拡げ、圧縮コア44bが所定の位置に達するまで、こ
の工程を繰り返して行なう。
に対する相対位置を再び検出し、圧縮コア44bが所定
の位置に達していなければ、さらに、溜り部51の絞り
を拡げ、圧縮コア44bが所定の位置に達するまで、こ
の工程を繰り返して行なう。
【0041】そして、圧縮コア44bが所定の位置に達
していたならば、溜り部51の絞りを閉じる、つまり、
制限ピストン53を移動させて溜り部51の開口を閉止
し、次いで、所定時間経過後に、圧縮動作を終了する。
していたならば、溜り部51の絞りを閉じる、つまり、
制限ピストン53を移動させて溜り部51の開口を閉止
し、次いで、所定時間経過後に、圧縮動作を終了する。
【0042】このように、本実施例の射出圧縮成形用金
型41では、前記第1実施例の射出圧縮成形用金型1と
同様に、キャビティ42に、最終成形品に要する充填量
より多くの溶融樹脂を充填し、この溶融樹脂を圧縮コア
44bによって所定の負荷圧で圧縮し、余分の溶融樹脂
を溜り部51に逃がすようにしたので、キャビティ42
には、常に、溶融樹脂が所定の圧力で密に充填されるこ
とになり、よって形状、厚さ、重量等にバラツキがな
く、均質でかつ寸法精度の高い成形品を得ることができ
る。
型41では、前記第1実施例の射出圧縮成形用金型1と
同様に、キャビティ42に、最終成形品に要する充填量
より多くの溶融樹脂を充填し、この溶融樹脂を圧縮コア
44bによって所定の負荷圧で圧縮し、余分の溶融樹脂
を溜り部51に逃がすようにしたので、キャビティ42
には、常に、溶融樹脂が所定の圧力で密に充填されるこ
とになり、よって形状、厚さ、重量等にバラツキがな
く、均質でかつ寸法精度の高い成形品を得ることができ
る。
【0043】また、前記第1実施例の射出圧縮成形用金
型1と同様に、圧縮コア44bのキャビティ42に対す
る相対位置を検出する位置センサ62、型締めシリンダ
48の負荷圧を計測する圧力センサ58、これら位置セ
ンサ62、圧力センサ58によって検出された値に基づ
いて、溜り部51の開口を開閉する制限ピストン53を
備えているので、圧縮コア44bによって圧縮される溶
融樹脂を、確実に所定の圧力に保持しつつ所定の厚さに
かつ均質に圧縮することができるとともに、溶融樹脂の
種類の変更等により溶融樹脂の圧力を変更する場合や、
成形品の厚さを変更する際においても、前記制御装置6
3において、圧縮コア44bの位置や溶融樹脂の圧力の
設定(型締めシリンダ48の負荷圧の設定)を変更する
だけで、簡単に対応することができる。
型1と同様に、圧縮コア44bのキャビティ42に対す
る相対位置を検出する位置センサ62、型締めシリンダ
48の負荷圧を計測する圧力センサ58、これら位置セ
ンサ62、圧力センサ58によって検出された値に基づ
いて、溜り部51の開口を開閉する制限ピストン53を
備えているので、圧縮コア44bによって圧縮される溶
融樹脂を、確実に所定の圧力に保持しつつ所定の厚さに
かつ均質に圧縮することができるとともに、溶融樹脂の
種類の変更等により溶融樹脂の圧力を変更する場合や、
成形品の厚さを変更する際においても、前記制御装置6
3において、圧縮コア44bの位置や溶融樹脂の圧力の
設定(型締めシリンダ48の負荷圧の設定)を変更する
だけで、簡単に対応することができる。
【0044】さらに、本実施例の射出圧縮成形用金型4
1では、固定型43と可動型44の型の開閉を行なう型
締めシリンダー48のピストン50によってキャビティ
に供給された溶融樹脂を圧縮するようにしたので、第1
実施例のように、溶融樹脂圧縮用の圧縮シリンダ11お
よび圧縮ピストン12を別途設ける必要がなく、よって
金型構造を簡単にできるという利点がある。
1では、固定型43と可動型44の型の開閉を行なう型
締めシリンダー48のピストン50によってキャビティ
に供給された溶融樹脂を圧縮するようにしたので、第1
実施例のように、溶融樹脂圧縮用の圧縮シリンダ11お
よび圧縮ピストン12を別途設ける必要がなく、よって
金型構造を簡単にできるという利点がある。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の射出圧縮成形用金型によれば、キャビティの内壁面
に、該キャビティに所定量以上充填された溶融樹脂の一
部をキャビティから流出させるための、溜り部を形成し
たので、キャビティへの充填動作時の充填量にバラツキ
が生じていても、つまり、キャビティに多めの溶融樹脂
を充填する際に、この溶融樹脂の充填量にバラツキが生
じていても、余分な溶融樹脂は、圧縮コアによる溶融樹
脂の圧縮により前記溜り部に流出し、キャビティには、
常に、溶融樹脂が所定の圧力で密に充填されることにな
り、よって形状、厚さ、重量等にバラツキがなく、均質
でかつ寸法精度の高い成形品を得ることができる。ま
た、前記溜り部とキャビティ内壁面との間に、キャビテ
ィ内壁面に開口する溜り部の開口面積を増減する絞り部
を設けたので、溜り部の開口を、圧縮コアによって圧縮
される溶融樹脂の圧力およびキャビティに対する圧縮コ
アの相対位置に応じて開閉することにより、圧縮される
溶融樹脂のうち余分な溶融樹脂を適切な流出速度で溜り
部に流出させることができる。よって、キャビティ内の
溶融樹脂を所定の圧力に保持しつつ圧縮して所定の厚さ
に成形することができる。
の射出圧縮成形用金型によれば、キャビティの内壁面
に、該キャビティに所定量以上充填された溶融樹脂の一
部をキャビティから流出させるための、溜り部を形成し
たので、キャビティへの充填動作時の充填量にバラツキ
が生じていても、つまり、キャビティに多めの溶融樹脂
を充填する際に、この溶融樹脂の充填量にバラツキが生
じていても、余分な溶融樹脂は、圧縮コアによる溶融樹
脂の圧縮により前記溜り部に流出し、キャビティには、
常に、溶融樹脂が所定の圧力で密に充填されることにな
り、よって形状、厚さ、重量等にバラツキがなく、均質
でかつ寸法精度の高い成形品を得ることができる。ま
た、前記溜り部とキャビティ内壁面との間に、キャビテ
ィ内壁面に開口する溜り部の開口面積を増減する絞り部
を設けたので、溜り部の開口を、圧縮コアによって圧縮
される溶融樹脂の圧力およびキャビティに対する圧縮コ
アの相対位置に応じて開閉することにより、圧縮される
溶融樹脂のうち余分な溶融樹脂を適切な流出速度で溜り
部に流出させることができる。よって、キャビティ内の
溶融樹脂を所定の圧力に保持しつつ圧縮して所定の厚さ
に成形することができる。
【0046】請求項2の射出圧縮成形用金型によれば、
キャビティに対する前記圧縮コアの相対位置を検出する
検出部を設け、この検出部によって検出された圧縮コア
の相対位置によって、前記絞り部を開閉するようにした
ので、圧縮コアによって圧縮される溶融樹脂を所定の厚
さにかつ均質に圧縮することができる。
キャビティに対する前記圧縮コアの相対位置を検出する
検出部を設け、この検出部によって検出された圧縮コア
の相対位置によって、前記絞り部を開閉するようにした
ので、圧縮コアによって圧縮される溶融樹脂を所定の厚
さにかつ均質に圧縮することができる。
【0047】請求項3の射出圧縮成形用金型によれば、
圧縮コアの樹脂圧縮の際の負荷圧を計測する計測部を設
け、この計測部によって計測された圧縮コアの負荷圧に
よって、前記絞り部を開閉するようにしたので、圧縮コ
アによって圧縮される溶融樹脂を、所定の圧力でかつ均
質に圧縮することができる。また、前記検出部によって
検出された圧縮コアの相対位置と、計測部によって計測
された圧縮コアの負荷圧とによって、前記絞り部を開閉
することにより、圧縮コアによって圧縮される溶融樹脂
を、確実に所定の圧力に保持しつつ所定の厚さにかつ均
質に圧縮することができる。
圧縮コアの樹脂圧縮の際の負荷圧を計測する計測部を設
け、この計測部によって計測された圧縮コアの負荷圧に
よって、前記絞り部を開閉するようにしたので、圧縮コ
アによって圧縮される溶融樹脂を、所定の圧力でかつ均
質に圧縮することができる。また、前記検出部によって
検出された圧縮コアの相対位置と、計測部によって計測
された圧縮コアの負荷圧とによって、前記絞り部を開閉
することにより、圧縮コアによって圧縮される溶融樹脂
を、確実に所定の圧力に保持しつつ所定の厚さにかつ均
質に圧縮することができる。
【0048】さらに、圧縮コアのキャビティに対する相
対位置を検出部によって検出することができるととも
に、溶融樹脂の圧力を計測部によって求めることができ
るので、溶融樹脂の圧力や成形品の厚さの微妙な制御を
行なえるのは勿論のこと、例えば、溶融樹脂の種類の変
更等により溶融樹脂の圧力を変更する場合や、成形品の
厚さを変更する際においても、圧縮コアの位置や溶融樹
脂の圧力の設定を変更するだけで、簡単に対応すること
ができる。
対位置を検出部によって検出することができるととも
に、溶融樹脂の圧力を計測部によって求めることができ
るので、溶融樹脂の圧力や成形品の厚さの微妙な制御を
行なえるのは勿論のこと、例えば、溶融樹脂の種類の変
更等により溶融樹脂の圧力を変更する場合や、成形品の
厚さを変更する際においても、圧縮コアの位置や溶融樹
脂の圧力の設定を変更するだけで、簡単に対応すること
ができる。
【図1】本発明の射出圧縮成形用金型の一実施例を示す
もので、射出圧縮成形用金型の断面図である。
もので、射出圧縮成形用金型の断面図である。
【図2】図1に示す射出圧縮成形用金型における圧縮動
作の制御を示すフローチャートである。
作の制御を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す射出圧縮成形用金型の圧縮動作の工
程を示す要部断面図である。
程を示す要部断面図である。
【図4】本発明の射出圧縮成形用金型の他の実施例を示
すもので、射出圧縮成形用金型の断面図である。
すもので、射出圧縮成形用金型の断面図である。
1,41 射出圧縮成形用金型 2,42 キャビティ 3,43 固定型 4,44 可動型 7,44b 圧縮コア 11 圧縮シリンダ 12 圧縮ピストン 15,51 溜り部 16,52 制限シリンダ 17,53 制限ピストン(絞り部) 24,58 圧力センサ(計測部) 30,62 位置センサ(検出部) 48 型締めシリンダ 50 型締めピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 45/56
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に溶融樹脂が充填されるキャビティ
を有し、このキャビティの内壁面を摺動する圧縮コアに
よって、前記キャビティに充填された溶融樹脂を圧縮す
る射出圧縮成形用金型において、 前記キャビティの内壁面には、該キャビティに所定量以
上充填された溶融樹脂の一部をキャビティから流出させ
るための、溜り部が形成されており、 前記溜り部とキャビティ内壁面との間には、キャビティ
内壁面に開口する溜り部の開口面積を増減する絞り部が
設けられていることを特徴とする射出圧縮成形用金型。 - 【請求項2】 請求項1記載の射出圧縮成形用金型にお
いて、前記キャビティに対する前記圧縮コアの相対位置
を検出する検出部が設けられ、この検出部によって検出
された圧縮コアの相対位置によって、前記絞り部を開閉
することを特徴とする射出圧縮成形用金型。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の射出圧縮成形用
金型において、前記圧縮コアの溶融樹脂圧縮の際の負荷
圧を計測する計測部が設けられ、この計測部によって計
測された圧縮コアの負荷圧によって、前記絞り部を開閉
することを特徴とする射出圧縮成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30392794A JP2858732B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 射出圧縮成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30392794A JP2858732B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 射出圧縮成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08156037A JPH08156037A (ja) | 1996-06-18 |
JP2858732B2 true JP2858732B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17926958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30392794A Expired - Fee Related JP2858732B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 射出圧縮成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858732B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5731577B2 (ja) * | 2013-06-07 | 2015-06-10 | ファナック株式会社 | キャビティ圧縮機能を有する射出成形機の制御装置 |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP30392794A patent/JP2858732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08156037A (ja) | 1996-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |