JP2858707B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置Info
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- JP2858707B2 JP2858707B2 JP3087666A JP8766691A JP2858707B2 JP 2858707 B2 JP2858707 B2 JP 2858707B2 JP 3087666 A JP3087666 A JP 3087666A JP 8766691 A JP8766691 A JP 8766691A JP 2858707 B2 JP2858707 B2 JP 2858707B2
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- intake
- fuel
- engine
- switching
- fuel supply
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B53/00—Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
- F02B53/04—Charge admission or combustion-gas discharge
- F02B53/06—Valve control therefor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B53/00—Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
- F02B2053/005—Wankel engines
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの制御装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来技術】エンジンに燃料を供給する燃料供給態様と
して、それぞれ燃料噴射弁を利用して、吸気通路に燃料
供給を行なう場合と、気筒内に直接燃料供給を行なう場
合とが考えられている。吸気通路に燃料供給を行なう場
合は、燃料の気化、霧化促進の上で好ましい反面、応答
性や軽負荷時での燃焼安定性という点で十分満足のいか
ないものとなる。また、気筒内に直接燃料を供給する場
合は、燃料の層状化による燃焼安定性の点や応答性の点
で好ましい反面、燃料の気化、霧化の点で十分満足のい
かないものとなる。
して、それぞれ燃料噴射弁を利用して、吸気通路に燃料
供給を行なう場合と、気筒内に直接燃料供給を行なう場
合とが考えられている。吸気通路に燃料供給を行なう場
合は、燃料の気化、霧化促進の上で好ましい反面、応答
性や軽負荷時での燃焼安定性という点で十分満足のいか
ないものとなる。また、気筒内に直接燃料を供給する場
合は、燃料の層状化による燃焼安定性の点や応答性の点
で好ましい反面、燃料の気化、霧化の点で十分満足のい
かないものとなる。
【0003】上述のような観点から、特開平1−318
725号公報のは、エンジンの運転状態に応じて、吸気
通路に燃料を供給する態様と、気筒内に直接燃料を供給
する態様とを切換えることが提案されている。また、こ
の公報には、2気筒式のロ−タリピストンエンジンにお
けるポンピングロス低減のために、各気筒に対して吸気
ポ−トよりも遅れて閉じられる連通ポ−トを設けて、こ
の連通ポ−ト同士を連通路によって連通させ、さらにこ
の連通路に実質的に吸気終了タイミングを切換える開閉
弁からなる制御弁を配設したものも開示されている。
725号公報のは、エンジンの運転状態に応じて、吸気
通路に燃料を供給する態様と、気筒内に直接燃料を供給
する態様とを切換えることが提案されている。また、こ
の公報には、2気筒式のロ−タリピストンエンジンにお
けるポンピングロス低減のために、各気筒に対して吸気
ポ−トよりも遅れて閉じられる連通ポ−トを設けて、こ
の連通ポ−ト同士を連通路によって連通させ、さらにこ
の連通路に実質的に吸気終了タイミングを切換える開閉
弁からなる制御弁を配設したものも開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、排気温度
が異常に高くなってしまうことがある。このようなこと
は、エンジンの排気系特に排気ガス浄化触媒の耐久性上
好ましくない。この排気温度上昇時には、空燃比をリッ
チにして排気温度を低下を図ることが一般に行なわれて
いるが、このような手法では燃費の悪化をもたらして好
ましくない。このような排気温度の上昇は、吸気遅閉じ
を行なうか否かの切換えを行なうエンジンでは、出力確
保のために吸気遅閉じが行なわれない高回転あるいは高
負荷時に生じ易いものとなる。
が異常に高くなってしまうことがある。このようなこと
は、エンジンの排気系特に排気ガス浄化触媒の耐久性上
好ましくない。この排気温度上昇時には、空燃比をリッ
チにして排気温度を低下を図ることが一般に行なわれて
いるが、このような手法では燃費の悪化をもたらして好
ましくない。このような排気温度の上昇は、吸気遅閉じ
を行なうか否かの切換えを行なうエンジンでは、出力確
保のために吸気遅閉じが行なわれない高回転あるいは高
負荷時に生じ易いものとなる。
【0005】したがって、本発明の目的は、燃費の悪化
を防止しつつ排気温度を低下させ得るようにしたエンジ
ンの制御装置を提供することにある。
を防止しつつ排気温度を低下させ得るようにしたエンジ
ンの制御装置を提供することにある。
【0006】
【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明にあっ
ては次のような構成としてある。すなわち、図6にブロ
ック図的に示すように、所定のクランク角で吸気を終了
させる第1吸気状態と、該第1吸気状態のときよりも遅
れたクランク角で吸気を終了させる第2吸気状態とを切
換える吸気状態切換手段と、あらかじめ設定された所定
の条件に基づいて、前記吸気状態切換手段の切換制御を
行なう第1切換制御手段と、エンジンの排気温度を検出
する排気温度検出手段と、前記排気温度検出手段によっ
て排気温度が所定温度以上の高温状態であることが検出
されたとき、前記第1切換制御手段に優先して前記吸気
状態切換手段を制御して、強制的に前記第2吸気状態と
する第2切換制御手段と、を備えた構成としてある。
ては次のような構成としてある。すなわち、図6にブロ
ック図的に示すように、所定のクランク角で吸気を終了
させる第1吸気状態と、該第1吸気状態のときよりも遅
れたクランク角で吸気を終了させる第2吸気状態とを切
換える吸気状態切換手段と、あらかじめ設定された所定
の条件に基づいて、前記吸気状態切換手段の切換制御を
行なう第1切換制御手段と、エンジンの排気温度を検出
する排気温度検出手段と、前記排気温度検出手段によっ
て排気温度が所定温度以上の高温状態であることが検出
されたとき、前記第1切換制御手段に優先して前記吸気
状態切換手段を制御して、強制的に前記第2吸気状態と
する第2切換制御手段と、を備えた構成としてある。
【0007】
【発明の効果】上述のように、排気温度が高くなったと
きは、吸気遅閉じとなる第2吸気状態とすることによ
り、有効圧縮比が低下されて断熱圧縮温度が低下され、
これにより空燃比をリッチ化することなく排気温度が低
下されることになる。なお、吸気遅閉じとなる第2吸気
状態とされたときは、燃料を直接気筒内に供給して、燃
料の層状化による燃焼安定性を確保するのが好ましい。
きは、吸気遅閉じとなる第2吸気状態とすることによ
り、有効圧縮比が低下されて断熱圧縮温度が低下され、
これにより空燃比をリッチ化することなく排気温度が低
下されることになる。なお、吸気遅閉じとなる第2吸気
状態とされたときは、燃料を直接気筒内に供給して、燃
料の層状化による燃焼安定性を確保するのが好ましい。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1において、エンジンEは、第1気筒R
E1と第2気筒RE2とを有する、バンケル型の2気筒
ロ−タリピストンエンジンとされている。各気筒RE1
とRE2とは同様な構成とされているので、第1気筒R
E1に着目してその構成を説明し、第2気筒RE2につ
いては第1気筒の説明に用いた符号と同様の符号を付す
ることによって、重複した説明を省略する。
て説明する。図1において、エンジンEは、第1気筒R
E1と第2気筒RE2とを有する、バンケル型の2気筒
ロ−タリピストンエンジンとされている。各気筒RE1
とRE2とは同様な構成とされているので、第1気筒R
E1に着目してその構成を説明し、第2気筒RE2につ
いては第1気筒の説明に用いた符号と同様の符号を付す
ることによって、重複した説明を省略する。
【0009】先ず、気筒RE1は、ロ−タハウジング1
内に収納されたロ−タ2を有し、このロ−タ2によって
気筒内には3つの作動室3、4、5が画成されている。
各作動室3、4、5は、ロ−タの遊星運動に伴って、吸
入、圧縮、膨張(爆発)、排気の行程を周期的に繰返
す。図1の状態では、第1気筒RE1については、作動
室3が吸入行程にあり、作動室4が圧縮上死点にあり、
作動室5が排気行程にある場合を示し、また第2気筒R
E2については、作動室3が圧縮行程にあり、作動室4
が膨張行程にあり、作動室5が排気行程終期にある場合
を示している。
内に収納されたロ−タ2を有し、このロ−タ2によって
気筒内には3つの作動室3、4、5が画成されている。
各作動室3、4、5は、ロ−タの遊星運動に伴って、吸
入、圧縮、膨張(爆発)、排気の行程を周期的に繰返
す。図1の状態では、第1気筒RE1については、作動
室3が吸入行程にあり、作動室4が圧縮上死点にあり、
作動室5が排気行程にある場合を示し、また第2気筒R
E2については、作動室3が圧縮行程にあり、作動室4
が膨張行程にあり、作動室5が排気行程終期にある場合
を示している。
【0010】1つの気筒に対しては、第1〜第3の3つ
の点火プラグ6、7、8が設けられている。第1点火プ
ラグ6は、トロコイド短軸よりも若干進み側(ロ−タ2
の回転方向進み側−以下同じ)に位置され、第2点火プ
ラグはトロコイド短軸よりも若干遅れ側に位置され、第
3点火プラグ8は圧縮上死点にある作動室のうちもっと
も遅れ側端近傍に位置されている。そして、エンジン回
転数が所定回転数以上の高回転時においては第3点火プ
ラグ8の点火が休止されて第1および第2点火プラグ
6、7のみによる2プラグ点火とされ、その他の運転状
態では全ての点火プラグ6、7、8による点火が行なわ
れる。なお、点火時期は、ロ−タの回転方向遅れ側に位
置する側から進み側に位置する点火プラグの順に、順次
早くされる
の点火プラグ6、7、8が設けられている。第1点火プ
ラグ6は、トロコイド短軸よりも若干進み側(ロ−タ2
の回転方向進み側−以下同じ)に位置され、第2点火プ
ラグはトロコイド短軸よりも若干遅れ側に位置され、第
3点火プラグ8は圧縮上死点にある作動室のうちもっと
も遅れ側端近傍に位置されている。そして、エンジン回
転数が所定回転数以上の高回転時においては第3点火プ
ラグ8の点火が休止されて第1および第2点火プラグ
6、7のみによる2プラグ点火とされ、その他の運転状
態では全ての点火プラグ6、7、8による点火が行なわ
れる。なお、点火時期は、ロ−タの回転方向遅れ側に位
置する側から進み側に位置する点火プラグの順に、順次
早くされる
【0011】各気筒R1とRE2とのサイドハウジング
9には、吸気ポ−ト11と、該吸気ポ−ト11よりも遅
れて閉じられる連通ポ−ト12とが形成されている。連
通ポ−ト12は、一方の気筒が圧縮行程にあるときに他
方の気筒が吸気行程にあるような関係となるようにその
タイミングが設定されている。より具体的には、連通ポ
−ト14の開タイミングは、例えば吸気上死点後85度
〜110度の範囲(実施例では85度)で、また連通ポ
−ト14の閉タイミングは、例えば吸気上死点後110
度〜130度の範囲(実施例では130度)に設定する
ことができる。このような連通ポ−ト12同士は、連通
路13によって連通され(連通路13は実際には中間ハ
ウジングに形成されている)、この連通路13は制御弁
14によって開閉される。
9には、吸気ポ−ト11と、該吸気ポ−ト11よりも遅
れて閉じられる連通ポ−ト12とが形成されている。連
通ポ−ト12は、一方の気筒が圧縮行程にあるときに他
方の気筒が吸気行程にあるような関係となるようにその
タイミングが設定されている。より具体的には、連通ポ
−ト14の開タイミングは、例えば吸気上死点後85度
〜110度の範囲(実施例では85度)で、また連通ポ
−ト14の閉タイミングは、例えば吸気上死点後110
度〜130度の範囲(実施例では130度)に設定する
ことができる。このような連通ポ−ト12同士は、連通
路13によって連通され(連通路13は実際には中間ハ
ウジングに形成されている)、この連通路13は制御弁
14によって開閉される。
【0012】図1中21は、エアクリ−ナ20より伸び
る吸気通路であり、その下流側端部は2本に分岐され
て、一方の分岐吸気通路21Aが第1気筒RE1の吸気
ポ−ト11に連なり、他方の分岐吸気通路21Bが第2
気筒RE2の吸気ポ−ト11に連なっている。この吸気
通路21には、2つの排気タ−ボ過給機22、23が接
続されている。過給機22は、常時過給を行なう1次過
給機であり、過給機23は所定の運転状態のときにのみ
過給を行なう2次過給機である。
る吸気通路であり、その下流側端部は2本に分岐され
て、一方の分岐吸気通路21Aが第1気筒RE1の吸気
ポ−ト11に連なり、他方の分岐吸気通路21Bが第2
気筒RE2の吸気ポ−ト11に連なっている。この吸気
通路21には、2つの排気タ−ボ過給機22、23が接
続されている。過給機22は、常時過給を行なう1次過
給機であり、過給機23は所定の運転状態のときにのみ
過給を行なう2次過給機である。
【0013】1次過給機22のコンプレッサ22aは、
吸気通路21に接続されて、吸気が常に当該コンプレッ
サ22aを通過するように設定されている。また、吸気
通路21には、1次過給機22のコンプレッサ22aを
バイパスするバイパス通路21Cを有して、このバイパ
ス通路21Cに、2次過給機23のコンプレッサ23a
が接続されている。そして、バイパス通路21Cには、
コンプレッサ23aの下流において、開閉弁24が配設
されている。また、開閉弁24の上流と二次過給機23
のコンプレッサ23a上流とを連通する吸気還流通路2
1Dが設けられて、この還流通路21Dに開閉弁25が
配設されている。
吸気通路21に接続されて、吸気が常に当該コンプレッ
サ22aを通過するように設定されている。また、吸気
通路21には、1次過給機22のコンプレッサ22aを
バイパスするバイパス通路21Cを有して、このバイパ
ス通路21Cに、2次過給機23のコンプレッサ23a
が接続されている。そして、バイパス通路21Cには、
コンプレッサ23aの下流において、開閉弁24が配設
されている。また、開閉弁24の上流と二次過給機23
のコンプレッサ23a上流とを連通する吸気還流通路2
1Dが設けられて、この還流通路21Dに開閉弁25が
配設されている。
【0014】各気筒RE1、RE2の排気ポ−ト31よ
り伸びる排気通路32には、1次過給機22のタ−ビン
22bが接続されて、排気ガスが常時当該タ−ビン22
bを通過するように設定されている。排気通路32は、
タ−ビン22bをバイパスするウエストゲ−ト通路32
Aを有し、このウエストゲ−ト通路32Aにはウエスト
ゲ−ト弁33が配設されている。
り伸びる排気通路32には、1次過給機22のタ−ビン
22bが接続されて、排気ガスが常時当該タ−ビン22
bを通過するように設定されている。排気通路32は、
タ−ビン22bをバイパスするウエストゲ−ト通路32
Aを有し、このウエストゲ−ト通路32Aにはウエスト
ゲ−ト弁33が配設されている。
【0015】排気通路32は、さらに、1次過給機22
のタ−ビン22bおよびウエストゲ−ト通路32Aをバ
イパスするバイパス通路32Bを有し、このバイパス通
路32Bに2次過給機23のタ−ビン23bが接続され
ている。このバイパス通路32Bは、タ−ビン23bの
入口付近が大小開口面積の異なる2本に分岐されて、小
さい開口面積を有する一方の分岐通路には開閉弁34が
配設され、大きい開口面積を有する分岐通路には開閉弁
35が配設されている。
のタ−ビン22bおよびウエストゲ−ト通路32Aをバ
イパスするバイパス通路32Bを有し、このバイパス通
路32Bに2次過給機23のタ−ビン23bが接続され
ている。このバイパス通路32Bは、タ−ビン23bの
入口付近が大小開口面積の異なる2本に分岐されて、小
さい開口面積を有する一方の分岐通路には開閉弁34が
配設され、大きい開口面積を有する分岐通路には開閉弁
35が配設されている。
【0016】過給機22、23の作動は、次の通りであ
る。いま、各弁24、33、34、35が全て閉じてい
る状態では、1次過給機22のみによる過給が行なわれ
る(2次過給機23は停止)。過給圧が上昇してくる
と、やがて開閉弁34が開かれ、2次過給機23が予回
転される。この予回転後さらに過給圧が上昇されると、
2次過給機23の回転が大きく上昇されて、当該2次過
給機23からの吐出圧が大きくなる。2次過給機23か
らの吐出圧が、1次過給機22下流の過給圧と同じにな
ると、開閉弁24が開かれ、これにより、両過給機22
と23とによる過給が行なわれる。過給圧が所定値以上
となると、ウエストゲ−ト弁33が開かれて、所定圧以
上に過給圧が高まることが防止される。また、2次過給
機23の予回転中は、そのコンプッサ23aのサ−ジン
グを防止するため、還流通路21Dに設けられた開閉弁
25が開かれており、両過給機22、23の過給中は開
閉弁25が閉じられている。なお、このようないわゆる
シ−ケンシャルタ−ボの作動は既知なので、これ以上詳
細な説明は省略する。
る。いま、各弁24、33、34、35が全て閉じてい
る状態では、1次過給機22のみによる過給が行なわれ
る(2次過給機23は停止)。過給圧が上昇してくる
と、やがて開閉弁34が開かれ、2次過給機23が予回
転される。この予回転後さらに過給圧が上昇されると、
2次過給機23の回転が大きく上昇されて、当該2次過
給機23からの吐出圧が大きくなる。2次過給機23か
らの吐出圧が、1次過給機22下流の過給圧と同じにな
ると、開閉弁24が開かれ、これにより、両過給機22
と23とによる過給が行なわれる。過給圧が所定値以上
となると、ウエストゲ−ト弁33が開かれて、所定圧以
上に過給圧が高まることが防止される。また、2次過給
機23の予回転中は、そのコンプッサ23aのサ−ジン
グを防止するため、還流通路21Dに設けられた開閉弁
25が開かれており、両過給機22、23の過給中は開
閉弁25が閉じられている。なお、このようないわゆる
シ−ケンシャルタ−ボの作動は既知なので、これ以上詳
細な説明は省略する。
【0017】タ−ビン22a、22b下流の排気通路3
2には、3元触媒36が接続され、該触媒36の下流に
おいて消音器37が接続されている。この消音器37
は、2本の排気管37A、37Bを有し、一方の排気管
37Aに開閉弁38が接続されている。この開閉弁38
は、低回転あるいは低負荷時に閉となり、これ以外の他
の運転状態では開とされる。
2には、3元触媒36が接続され、該触媒36の下流に
おいて消音器37が接続されている。この消音器37
は、2本の排気管37A、37Bを有し、一方の排気管
37Aに開閉弁38が接続されている。この開閉弁38
は、低回転あるいは低負荷時に閉となり、これ以外の他
の運転状態では開とされる。
【0018】排気系に対して、エアポンプ41が設けら
れている。このエアポンプ1は、図示を略す電磁クラッ
チを介してエンジンEにより駆動されるもので、過給機
22、23のコンプレッサ22a、23a下流の吸気通
路21より導出されたエア通路42に接続されている。
エア通路42には切換弁43が接続され、この切換弁4
3からは、2本の分岐エア通路42A、42Bに分岐さ
れて、分岐エア通路42Aは触媒36の中間部分に接続
され(スプリットエア供給用)、分岐エア通路42Bは
各気筒RE1、R2の排気ポ−ト31に開口されている
(ポ−トエア供給用)。切換弁43は、低回転時および
後述する燃料のフィ−ドバック制御を行なう領域の回転
域でこのフィ−ドバック領域よりも低負荷領域において
は、それぞれ排気ポ−ト31に二次エアを供給する。ま
た、切換弁43は、上記フィ−ドバック領域では触媒3
6に二次エアを供給する。そして、上述した以外の他の
運転状態では、エアポンプ41の運転が停止されるか、
リリ−フ通路(図示略)により二次エアをリリ−フさ
せ、二次エアの供給は何等行なわれない。
れている。このエアポンプ1は、図示を略す電磁クラッ
チを介してエンジンEにより駆動されるもので、過給機
22、23のコンプレッサ22a、23a下流の吸気通
路21より導出されたエア通路42に接続されている。
エア通路42には切換弁43が接続され、この切換弁4
3からは、2本の分岐エア通路42A、42Bに分岐さ
れて、分岐エア通路42Aは触媒36の中間部分に接続
され(スプリットエア供給用)、分岐エア通路42Bは
各気筒RE1、R2の排気ポ−ト31に開口されている
(ポ−トエア供給用)。切換弁43は、低回転時および
後述する燃料のフィ−ドバック制御を行なう領域の回転
域でこのフィ−ドバック領域よりも低負荷領域において
は、それぞれ排気ポ−ト31に二次エアを供給する。ま
た、切換弁43は、上記フィ−ドバック領域では触媒3
6に二次エアを供給する。そして、上述した以外の他の
運転状態では、エアポンプ41の運転が停止されるか、
リリ−フ通路(図示略)により二次エアをリリ−フさ
せ、二次エアの供給は何等行なわれない。
【0019】前述の分岐吸気通路21A、21Bに対し
ては、当該分岐吸気通路21A、21Bに燃料を噴射す
る第1燃料供給手段としての第1燃料噴射弁51が配設
されている。また、各気筒RE1、RE2には、気筒内
に直接燃料を噴射する第2燃料供給手段としての第2燃
料噴射弁52が設けられている。この第2燃料噴射弁5
2からの燃料供給のため、サイドハウジング9には、燃
料通路53が形成されている。この燃料通路53の下流
側端は、圧縮行程途中にありしかも連通ポ−ト12が閉
じられる若干前の時点で開かれるようなタイミング位置
において気筒内に開口されている。そして、燃料通路5
3は、ここからの燃料が第1および第2点火プラグ6、
7付近に向けて流れるように位置設定されている。な
お、第2燃料噴射弁52は、上記燃料通路53に対して
燃料噴射を行なうようにサイドハウジング9に取付けら
れている。
ては、当該分岐吸気通路21A、21Bに燃料を噴射す
る第1燃料供給手段としての第1燃料噴射弁51が配設
されている。また、各気筒RE1、RE2には、気筒内
に直接燃料を噴射する第2燃料供給手段としての第2燃
料噴射弁52が設けられている。この第2燃料噴射弁5
2からの燃料供給のため、サイドハウジング9には、燃
料通路53が形成されている。この燃料通路53の下流
側端は、圧縮行程途中にありしかも連通ポ−ト12が閉
じられる若干前の時点で開かれるようなタイミング位置
において気筒内に開口されている。そして、燃料通路5
3は、ここからの燃料が第1および第2点火プラグ6、
7付近に向けて流れるように位置設定されている。な
お、第2燃料噴射弁52は、上記燃料通路53に対して
燃料噴射を行なうようにサイドハウジング9に取付けら
れている。
【0020】吸気系に対して、エアポンプ61が設けら
れている、このエアポンプ61は、図示を略す電磁クラ
ッチを介してエンジンEにより駆動されるもので、吸気
通路21より導出されたエア通路62に接続されてい
る。エア通路62は、2本に分岐されて、一方の分岐エ
ア通路62Aが、第1気筒RE1の第2燃料噴射弁52
に供給され、他方の分岐エア通路62Bが第2気筒RE
2の第2燃料噴射弁52い供給される。この第2燃料噴
射弁52に供給されるエアは、当該第2燃料噴射弁52
から噴射される燃料の気化、霧化促進用とされると共
に、燃料通路53の清浄化用として機能されるものであ
る。なお、エアポンプ61は、第2燃料噴射弁52から
燃料噴射を行なう領域でのみ運転される。
れている、このエアポンプ61は、図示を略す電磁クラ
ッチを介してエンジンEにより駆動されるもので、吸気
通路21より導出されたエア通路62に接続されてい
る。エア通路62は、2本に分岐されて、一方の分岐エ
ア通路62Aが、第1気筒RE1の第2燃料噴射弁52
に供給され、他方の分岐エア通路62Bが第2気筒RE
2の第2燃料噴射弁52い供給される。この第2燃料噴
射弁52に供給されるエアは、当該第2燃料噴射弁52
から噴射される燃料の気化、霧化促進用とされると共
に、燃料通路53の清浄化用として機能されるものであ
る。なお、エアポンプ61は、第2燃料噴射弁52から
燃料噴射を行なう領域でのみ運転される。
【0021】吸気通路21からは、さらにエア通路63
が導出されている。このエア通路63は2本に分岐され
て、一方の分岐エア通路63Aは第1気筒RE1におけ
る第1燃料噴射弁51に連なり、他方の分岐エア通路6
3Bは、第2気筒RE2における第1燃料噴射弁51に
連なっている。勿論、このエア通路63からのエアは、
第1燃料噴射弁51から噴射される燃料の気化、霧化促
進用となる。
が導出されている。このエア通路63は2本に分岐され
て、一方の分岐エア通路63Aは第1気筒RE1におけ
る第1燃料噴射弁51に連なり、他方の分岐エア通路6
3Bは、第2気筒RE2における第1燃料噴射弁51に
連なっている。勿論、このエア通路63からのエアは、
第1燃料噴射弁51から噴射される燃料の気化、霧化促
進用となる。
【0022】吸気通路21には、分岐吸気通路21A、
21B直上流位置において、エンジン負荷としての吸気
圧力を検出するセンサ71が接続されると共に、当該セ
ンサ71の直上流位置においてスロットル弁72が配設
されている。また、排気通路32には、タ−ビン22
b、23bの上流位置において、空燃比センサ73と排
気温度を検出する排気温度センサ74とが接続されてい
る。
21B直上流位置において、エンジン負荷としての吸気
圧力を検出するセンサ71が接続されると共に、当該セ
ンサ71の直上流位置においてスロットル弁72が配設
されている。また、排気通路32には、タ−ビン22
b、23bの上流位置において、空燃比センサ73と排
気温度を検出する排気温度センサ74とが接続されてい
る。
【0023】次に、図2に基づいて、燃料の基本的な供
給態様と、ポンピングロス低減用の制御弁14の基本的
な作動態様とについて説明する。この図2は、エンジン
負荷とエンジン回転数とをパラメ−タとして設定された
マップで、図中R1〜R3がエンジン回転の境界線を示
し、B1〜B8がエンジン負荷の境界線を示し、NLが
ノ−ロ−ド線を示す。先ず、燃料の空燃比関係について
は、図2中に示すような増量補正が行なわれる。また、
空燃比センサ73の出力を利用した空燃比のフィ−ドバ
ック補正(F/B補正)が、所定の領域において行なわ
れる。
給態様と、ポンピングロス低減用の制御弁14の基本的
な作動態様とについて説明する。この図2は、エンジン
負荷とエンジン回転数とをパラメ−タとして設定された
マップで、図中R1〜R3がエンジン回転の境界線を示
し、B1〜B8がエンジン負荷の境界線を示し、NLが
ノ−ロ−ド線を示す。先ず、燃料の空燃比関係について
は、図2中に示すような増量補正が行なわれる。また、
空燃比センサ73の出力を利用した空燃比のフィ−ドバ
ック補正(F/B補正)が、所定の領域において行なわ
れる。
【0024】また、燃料カットについは、比較的高負荷
のときは一方の気筒のみ燃料カットされ、低負荷となる
と全気筒燃料カットされる。燃料復帰の際も、同じよう
に行なわれ、図2中で片側燃料カットとして示される領
域では一部の気筒に対してのみ燃料復帰され、この片側
燃料カットと全燃料カットとして示される領域以外の領
域となったときに全気筒へ燃料復帰される。
のときは一方の気筒のみ燃料カットされ、低負荷となる
と全気筒燃料カットされる。燃料復帰の際も、同じよう
に行なわれ、図2中で片側燃料カットとして示される領
域では一部の気筒に対してのみ燃料復帰され、この片側
燃料カットと全燃料カットとして示される領域以外の領
域となったときに全気筒へ燃料復帰される。
【0025】次に、制御弁14は、基本的には、回転数
線R1とR3との間の回転域において図2中破線のハッ
チングを付した領域で開かれるが(吸気遅閉じによるポ
ンピングロス低減)、この回転線R1とR3との間の回
転域の範囲でかつエンジン負荷線B8よりも下の領域で
は、全燃料カット領域を除いて制御弁14を開くように
してある。回転線R1とR3との間の回転域において、
片側燃料カット領域で制御弁14が開くのは、制御弁1
4の開閉頻度の減少と、減速と減速終了との間での切換
時におけるトルクショック防止のためである。回転線R
1とR3との間の回転域において、全燃料カット領域で
制御弁14を閉じるのは、有効圧縮比を高めて十分なエ
ンジンブレ−キを得るためである。アイドル領域では、
制御弁14を閉じるようにしてあるが、開くようにして
もよい。上述した制御弁14の開領域以外では、制御弁
14が閉じられる。
線R1とR3との間の回転域において図2中破線のハッ
チングを付した領域で開かれるが(吸気遅閉じによるポ
ンピングロス低減)、この回転線R1とR3との間の回
転域の範囲でかつエンジン負荷線B8よりも下の領域で
は、全燃料カット領域を除いて制御弁14を開くように
してある。回転線R1とR3との間の回転域において、
片側燃料カット領域で制御弁14が開くのは、制御弁1
4の開閉頻度の減少と、減速と減速終了との間での切換
時におけるトルクショック防止のためである。回転線R
1とR3との間の回転域において、全燃料カット領域で
制御弁14を閉じるのは、有効圧縮比を高めて十分なエ
ンジンブレ−キを得るためである。アイドル領域では、
制御弁14を閉じるようにしてあるが、開くようにして
もよい。上述した制御弁14の開領域以外では、制御弁
14が閉じられる。
【0026】燃料噴射を、どの燃料噴射弁51、52を
用いて行なうかについては、図3に示してある。この図
3は、図2に対応するもので、図3中ハッチングを付し
た領域では2燃料噴射弁52のみからの燃料噴射が行な
われる。図3のハッチングから理解されるように、回転
数線R1とR3との間の回転域でかつエンジン負荷線B
8よりも下の低負荷領域では、全燃料カット領域を除い
て、第2燃料噴射弁52からのみの燃料噴射とされる。
用いて行なうかについては、図3に示してある。この図
3は、図2に対応するもので、図3中ハッチングを付し
た領域では2燃料噴射弁52のみからの燃料噴射が行な
われる。図3のハッチングから理解されるように、回転
数線R1とR3との間の回転域でかつエンジン負荷線B
8よりも下の低負荷領域では、全燃料カット領域を除い
て、第2燃料噴射弁52からのみの燃料噴射とされる。
【0027】また、エンジン回転数とは無関係に片側燃
料カット領域では全て、第2燃料噴射弁52からのみの
燃料噴射とされる。これは、片側気筒にのみ供給燃料を
集中させると共に、第2燃料噴射弁52からの噴射燃料
により燃料を層状化して、燃焼安定性を十分向上させる
ためである。勿論、第2燃料噴射弁52の燃料噴射タイ
ミングは、連通ポ−ト12が閉じられた後に設定され
る。
料カット領域では全て、第2燃料噴射弁52からのみの
燃料噴射とされる。これは、片側気筒にのみ供給燃料を
集中させると共に、第2燃料噴射弁52からの噴射燃料
により燃料を層状化して、燃焼安定性を十分向上させる
ためである。勿論、第2燃料噴射弁52の燃料噴射タイ
ミングは、連通ポ−ト12が閉じられた後に設定され
る。
【0028】さらに、アイドル時には、第1燃料噴射弁
51のみからの燃料噴射とされるが、第2燃料噴射弁5
2のみからの燃料噴射としてもよい。上述した以外の運
転領域では、全燃料カット領域を除いて全て、第1と第
2の両方の燃料噴射弁51、52から燃料噴射を行なう
ようにしてある(十分な燃料噴射量の確保)。
51のみからの燃料噴射とされるが、第2燃料噴射弁5
2のみからの燃料噴射としてもよい。上述した以外の運
転領域では、全燃料カット領域を除いて全て、第1と第
2の両方の燃料噴射弁51、52から燃料噴射を行なう
ようにしてある(十分な燃料噴射量の確保)。
【0029】図4は、制御系統を示すものであり、図中
Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成された制御ユ
ニットである。この図4では、前述の各構成要素への入
出力関係を示してあるが、この図4中で符号75はスロ
ットル開度を検出するセンサ、76はエンジン温度を検
出するセンサ、79はエンジン回転数を検出するセンサ
である。
Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成された制御ユ
ニットである。この図4では、前述の各構成要素への入
出力関係を示してあるが、この図4中で符号75はスロ
ットル開度を検出するセンサ、76はエンジン温度を検
出するセンサ、79はエンジン回転数を検出するセンサ
である。
【0030】図4に示す制御ユニットUの制御内容のう
ち、制御弁14の開閉制御と、燃料噴射弁51、52の
作動制御とに着目して示したのが図5である。以下図5
に示すフロ−チャ−トについて説明するが、以下の説明
でSはステップを示す。先ず、S1において、各センサ
類からの信号が入力された後、S2において、図2に示
すマップに照らして、現在の運転状態が制御弁14を開
くべき運転領域であるか否かが判別される。このS2の
判別でYESのときは、S3において、制御弁14が開
かれ、この後S4において、図3に示すマップに照らし
て、噴射実行されるべき燃料噴射弁が決定される。
ち、制御弁14の開閉制御と、燃料噴射弁51、52の
作動制御とに着目して示したのが図5である。以下図5
に示すフロ−チャ−トについて説明するが、以下の説明
でSはステップを示す。先ず、S1において、各センサ
類からの信号が入力された後、S2において、図2に示
すマップに照らして、現在の運転状態が制御弁14を開
くべき運転領域であるか否かが判別される。このS2の
判別でYESのときは、S3において、制御弁14が開
かれ、この後S4において、図3に示すマップに照らし
て、噴射実行されるべき燃料噴射弁が決定される。
【0031】S2の判別がNOのときは、S5におい
て、排気温度が所定温度以上であるか否かが判別され
る、このS5の判別でNOのときは、S6において制御
弁14を閉じた後、S4に移行する。このように、S4
を経るル−トのときは、図2、図3に示す基本の制御条
件通りとなる。
て、排気温度が所定温度以上であるか否かが判別され
る、このS5の判別でNOのときは、S6において制御
弁14を閉じた後、S4に移行する。このように、S4
を経るル−トのときは、図2、図3に示す基本の制御条
件通りとなる。
【0032】S5の判別でYESのときは、S7におい
て制御弁14が開かれる。この後S8において、現在第
2燃料噴射弁52のみから燃料噴射されている状態であ
るか否かが判別される。このS8の判別でNOのとき
は、噴射すべき燃料噴射弁が第2燃料噴射弁52のみと
して設定され、S8の判別でYESのときは、そのまま
リタ−ンされる。上述のように、排気温度が高いとき
は、YS7において制御弁14が強制的に開かれて吸気
遅閉じとされるため、有効圧縮比が低下されて断熱温度
が低下され、この結果排気温度が低下される。そして、
S8、S9の処理により、燃料の層状化によって燃焼安
定性が確保される。
て制御弁14が開かれる。この後S8において、現在第
2燃料噴射弁52のみから燃料噴射されている状態であ
るか否かが判別される。このS8の判別でNOのとき
は、噴射すべき燃料噴射弁が第2燃料噴射弁52のみと
して設定され、S8の判別でYESのときは、そのまま
リタ−ンされる。上述のように、排気温度が高いとき
は、YS7において制御弁14が強制的に開かれて吸気
遅閉じとされるため、有効圧縮比が低下されて断熱温度
が低下され、この結果排気温度が低下される。そして、
S8、S9の処理により、燃料の層状化によって燃焼安
定性が確保される。
【0033】上実施例について説明したが、本発明は往
復動型エンジンにも同様に適用し得るものである。
復動型エンジンにも同様に適用し得るものである。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す全体系統図であ
る。
る。
【図2】図2はポンピングロス低減用の制御弁14の開
閉領域を示すマップである。
閉領域を示すマップである。
【図3】図3は第1燃料噴射弁と第2燃料噴射弁とのう
ちどの燃料噴射弁を用いて燃料噴射を行なうかの設定領
域を示すマップである。
ちどの燃料噴射弁を用いて燃料噴射を行なうかの設定領
域を示すマップである。
【図4】図4は制御ユニットに対する入出力関係を示す
制御系統図である。
制御系統図である。
【図5】図5は本発明の制御例を示すフロ−チャ−トで
ある。
ある。
【図6】図6は本発明の全体構成をブロック図的に示す
ものである。
ものである。
U 制御ユニット E エンジン RE1 第1気筒 RE2 第2気筒 11 吸気ポ−ト 12 連通ポ−ト 13 連通路 14 制御弁 21 吸気通路 21A 分岐吸気通路 21B 分岐吸気通路 51 第1燃料噴射弁 52 第2燃料噴射弁 53 燃料通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 和広 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−36928(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02B 53/06 F02B 29/08
Claims (4)
- 【請求項1】所定のクランク角で吸気を終了させる第1
吸気状態と、該第1吸気状態のときよりも遅れたクラン
ク角で吸気を終了させる第2吸気状態とを切換える吸気
状態切換手段と、あらかじめ設定された所定の条件に基
づいて、前記吸気状態切換手段の切換制御を行なう第1
切換制御手段と、エンジンの排気温度を検出する排気温
度検出手段と、前記排気温度検出手段によって排気温度
が所定温度以上の高温状態であることが検出されたと
き、前記第1切換制御手段に優先して前記吸気状態切換
手段を制御して、強制的に前記第2吸気状態とする第2
切換制御手段と、を備えていることを特徴とするエンジ
ンの制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、吸気通路に燃料を供給
する第1燃料供給手段と、気筒内に直接燃料を供給する
第2燃料供給手段と、あらかじめ設定された所定の条件
に基づいて、前記第2燃料供給手段のみから燃料供給を
行なう燃料供給態様と、少なくとも前記第1燃料供給手
段からの燃料供給を行なう燃料供給態様とを切換える第
1燃料供給態様切換手段と、前記吸気状態切換手段が前
記第2吸気状態に切換えられたとき、前記第1燃料供給
態様切換手段に優先して、前記第2燃料供給手段からの
み燃料を供給させる第2燃料供給態様切換手段と、をさ
らに備えているエンジンの制御装置。 - 【請求項3】請求項2において、エンジンがロ−タリピ
ストンエンジンとされ、各気筒の作動室には、吸気通路
が連なる吸気ポ−トよりも遅れて閉じられる連通ポ−ト
が開口され、一の気筒の連通ポ−トと他の気筒の連通ポ
−ト同士が連通路によって連通され、前記連通路を開閉
する制御弁が、前記吸気状態切換手段とされているエン
ジンの制御装置。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
おいて、前記吸気状態切換手段による切換制御用に設定
された前記所定の条件が、エンジン回転数とエンジン負
荷とをパラメ−タとして設定されているエンジンの制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3087666A JP2858707B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3087666A JP2858707B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | エンジンの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04298639A JPH04298639A (ja) | 1992-10-22 |
JP2858707B2 true JP2858707B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=13921268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3087666A Expired - Fee Related JP2858707B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858707B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3087666A patent/JP2858707B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04298639A (ja) | 1992-10-22 |
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