JP2858557B2 - 射出成形の成形品取り出し機構 - Google Patents

射出成形の成形品取り出し機構

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JP2858557B2
JP2858557B2 JP8096411A JP9641196A JP2858557B2 JP 2858557 B2 JP2858557 B2 JP 2858557B2 JP 8096411 A JP8096411 A JP 8096411A JP 9641196 A JP9641196 A JP 9641196A JP 2858557 B2 JP2858557 B2 JP 2858557B2
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injection molding
ejector plate
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pin
protruding
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JP8096411A
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一弘 千葉
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/4005Ejector constructions; Ejector operating mechanisms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形の成形品
取り出し機構に関し、射出成形金型から突き出しピンを
突き出して成形品を自由落下させる射出成形の成形品取
り出し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は従来の射出成形の成形品取
り出し機構を示す断面図である。
【0003】射出成形装置の可動側取付板9に可動側型
板6を介して可動側金型13が取り付けられ、可動側金
型13の表面の固定側金型(図示略)との間のキャビテ
ィに成形品10が射出成形される。エジェクタプレート
11に固定された複数の突き出しピン12が可動側型板
6および可動側金型13に設けられた穴を摺動自在に挿
通し、突き出しピン12の先端面は可動側金型13の表
面に一致している。射出成形後に成形品10は可動側金
型13に付着している。
【0004】可動側金型13からの成形品10の自由落
下取り出しは、図5(b)に示すようにエジェクタプレ
ート11を可動側取付板9に対し可動側金型13の方向
に移動させ突き出しピン12の先端を可動側金型13の
表面より突出させ成形品10を突き出しピン12により
押して可動側金型13から離型させ、その後は成形品1
0の自重による落下で型外への成形品10の取り出しを
行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において、突き出しピンによる突き出し動作によ
って離型した成形品が突き出しピンに付着して自由落下
しないことがあり、成形品の確実な落下には複数回の突
き出し動作を行わなければならないことである。
【0006】その理由は、成形品10が突き出しピンに
喰い付くことが多いからである。
【0007】第2の問題点は、成形品を自由落下される
ためには、成形品の全高以上の突き出し量を必要とする
ことである。
【0008】その理由は、成形品を可動側金型より完全
に抜かなければ、成形品が金型へ引掛かり、成形品の落
下が不完全なものになるからである。
【0009】本発明の射出成形の成形品取り出し機構
は、成形品の自由落下取り出しを確実に行い、しかも突
き出しピンの少ない突き出し量で射出成形を迅速に行う
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形品取り
出し機構は、金型に設けられた穴に摺動自在に挿通し射
出成形時には先端面を前記金型の表面に一致させている
複数の突き出しピンと、射出成形後に前記金型に対し相
対的に移動するエジェクタプレート(図1の11)と、
このエジェクタプレートに回転自在に取り付けられ前記
エジェクタプレートの移動に応じて回転するカムピン
(図2の1)と、このカムピンに連結され射出成形後に
前記複数の突き出しピンの少くとも1本(図1の2)を
前記カムピンの回転に応じて前記エジェクタプレートに
対しても相対的に移動させこの相対的な移動に前記エジ
ェクタプレートの移動を合わせて当該複数の突き出しピ
ンの少くとも1本を前記金型の表面から突出させるカム
部(図2の17)とを備え、カム部がエジェクタプレー
トの射出成形後の金型に対する相対的な1回の移動中に
突き出しピンに前記金型の表面からの突出運動を複数回
反復させるようにしてもよい。
【0011】本発明の射出成形の成形品取り出し機構
は、前記複数の突き出しピンのうちの上側のものを他の
ものより大きく突出させることを特徴とする。
【0012】通常の突き出し動作すなわちエジェクタプ
レートの動きを利用して、カム部を回転させ、このカム
部の回転に従って突き出しピンがエジェクタプレートに
対しても相対的に移動する。このように複数の突き出し
ピンの一部をエジェクタプレートに対して相対的に移動
させることにより、突き出しピンに押された成形品は傾
けられて平衡が崩れ金型から落下する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態の射出成形の
成形品取り出し機構の断面図(90°回転して示す図で
左側が実際は上方向となる)である。
【0015】可動側金型13と固定側金型14との間に
成形品10が成形され、可動側型板6および可動側金型
13に設けられた穴を突き出しピン2,15が挿通し突
き出しピン2,15の先端面は可動側金型13の表面と
一致している。エジェクタプレート11は上下のエジェ
クタプレート7,8を重ねて互いに固定したもので突き
出しピン15はエジェクタプレート11に固定されてい
るが、突き出しピン15はエジェクタプレート11に固
定されているが、突き出しピン2はエジェクタプレート
11内に設けらた突出機構16によりエジェクタプレー
ト11に対しても相対的に移動する。
【0016】図2は突出機構16の詳細を示す図で
(a)は図1の左側から見た断面図、(b)は図1の正
面から見た断面図、(c)は図1の右側から見た側面図
である。
【0017】カムピン1は上下のエジュクタプレート
7,8の間に設けられた穴に回転可能に嵌合し一端のカ
ム部17が突き出しピン2の直下に配置されている。突
き出しピン2は後端のフランジ部と上のエジェクタプレ
ート7の間に配置されたスプリング3によってカム部1
7に後端が接触する様になっている。
【0018】カムピン1の他端はエジェクタプレート1
1から出てピニオン4が固定されている。ピニオン4を
回転させるためのラック5が可動側型板6の側面にねじ
止めされている。図1に示すように突き出しピン2,1
5が金型13より突出していない時は図2のようにラッ
ク5はピニオン4から離れており、カム部17は突き出
しピン2を後退させる状態にある。
【0019】次に、本発明の実施の形態の動作について
詳細に説明する。
【0020】図3はエジェクタプレート11が可動側金
型13の方向に移動して突き出しピン2,15を動作さ
せた時の突出機構16を示す図で(a)〜(c)はそれ
ぞれ図1の左側から見た断面図,正面から見た断面図お
よび右側から見た側面図である。
【0021】突き出し動作によりエジェクタプレート1
1が動作するとピニオン4とラック5がかみ合い、カム
ピン1すなわちカム部17が回転する。これにより突き
出しピン2がカム部17に押されて突き出し方向へ移動
する。
【0022】また、突き出し完了後は、エジェクタプレ
ート11の復帰によりラック5も復帰し、カムピン1が
逆回転する。このとき突き出しピン2は、スプリング3
の復元力により先端がカム部17に沿って動き、図1お
よび図2に示す元の状態に戻る。
【0023】図4は、本発明の実施の形態の突き出し動
作中の成形品10の状態を図5に示した従来の射出成形
の成形品取出し機構による場合とを比較できるように示
したものである。
【0024】エジェクタプレート11の移動量すなわち
突き出しピン15の突き出し量は従来の射出成形の成形
品取出し機構による突き出し量より小さく成形品10の
全高未満としてある。突き出しピン2の突き出し量は突
出機構16により増加され突き出しピン15のものより
大きくなる。突き出しピン2のみ突き出し量が増大する
ことから成形品10のバランスが崩れ成形品10が射出
成形時の状態から傾けられるため、成形品10の表面の
射出成形時に突き出しピン2,15の先端面に密着して
いた部分も、突き出し動作により突き出しピン2,15
の先端面から引き剥され、成形品の自動落下が容易にか
つ確実に行われるようになる。
【0025】また、突き出しピン2を成形品10の中心
よりも上側に配置し、突き出し動作により成形品10を
下に向けて傾けることにより、エジェクタプレート11
の移動量および突き出しピン15の突き出し量が小さく
ても金型13に引掛からないように成形品10を確実に
落下させることができる。
【0026】なお、複数の突き出しピンのうちの一部を
射出成形後にカム部によりエジェクタプレートに対し相
対的に金型から離れる方向に移動させ、この突き出しピ
ンによりエジェクタプレートに固定された突き出しピン
の方が射出成形後の金型からの突出量が大きくなるよう
にしてもよい。
【0027】また、射出成形後に複数の突き出しピンの
うちの一部をカム部によりエジェクタプレートに対し相
対的に金型に近ずく方向に移動させ、他の突き出しピン
をカム部によりエジェクタプレートに対し相対的に離れ
る方向に移動させて、突き出しピン相互間の射出成形後
の突き出し量が異るようにすることもできる。
【0028】ピニオン4とラック5は常にかみ合ってい
るようにすることもできる。また、ピニオン,ラックの
代わりにクランク機構などの他の機構を用いることもで
きる。
【0029】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。
【0030】図2中のラック5とピニオン4のギア比を
調整することによって、1回の突き出し動作中にカムピ
ン1を複数回回転させ、突き出しピン2に複数回の反復
運動(振動)を与えることによりさらに効果的、確実な
成形品10の自由落下を得る。
【0031】なお、カム部17の形状を変えることによ
り、1回の突き出し動作中にカムピン1は1回転しかし
ないが突き出しピン21に複数回の反復運動をさせるこ
ともできる。
【0032】
【発明の効果】第1の効果は、射出成形後の成形品の落
下がエジェクタプレートの1回の移動により確実に行え
ることである。これにより射出成形後にエジェクタプレ
ートに複数回の往復移動をさせる必要がなくなり成形サ
イクルの短縮がはかれる(図5(b))。
【0033】その理由は、従来のような複数の突き出し
ピンの並進的な突き出し(図5(b))とは異なり、あ
る特定の突き出しピンのみ突き出し量を大きくすること
で成形品のバランスを意図的に崩し(図4)、成形品が
落下し易くするためである。
【0034】第2の効果は、エジェクタプレートの移動
量を成形品の全高以下にし従来の場合より少なくするこ
とが可能である。これにより、成形サイクルの短縮がは
かれる。
【0035】その理由は、エジェクタプレートに設けた
カム部により突き出しピンの突き出し量の増加がはかれ
るためエジェクタプレートの移動量は、少なくても突き
出しピンの突き出し量は十分に大きくして成形品を金型
に引掛けることなく落下させることができるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の射出成形時の横断面図で
ある。
【図2】図1中の突出機構の射出成形時の詳細図であ
る。(a)は図1の左側から見た断面図である。(b)
は図1の正面から見た断面図である。(c)は図1の右
側から見た側面図である。
【図3】図1中の突出機構の射出成形後の突き出し時の
詳細図である。(a)は図1の左側から見た断面図であ
る。(b)は図1の正面から見た断面図である。(c)
は図1の右側から見た側面図である。
【図4】図1に示す本発明の実施の形態の射出成形後の
突き出し時の縦断面図である。
【図5】従来の射出成形の成形品取り出し機構の断面図
である。(a)は射出成形時の図である。(b)は射出
成形後の突き出し時の断面図である。
【符号の説明】 1 カムピン 2 突き出しピン 3 スプリング 4 ピニオン 5 ラック 6 可動側型板 7 エジェクタプレート(上) 8 エジェクタプレート(下) 9 取付板 10 成形品 11 エジェクタプレート 12 突き出しピン 13 金型 15 突き出しピン 16 突出機構 17 カム部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型に設けられた穴に摺動自在に挿通し
    射出成形時には先端面を前記金型の表面に一致させてい
    る複数の突き出しピンと、射出成形後に前記金型に対し
    相対的に移動するエジェクタプレートと、このエジェク
    タプレートに回転自在に取り付けられ前記エジェクタプ
    レートの移動に応じて回転するカムピンと、このカムピ
    ンに連結され射出成形後に前記複数の突き出しピンの少
    くとも1本を前記カムピンの回転に応じて前記エジェク
    タプレートに対しても相対的に移動させこの相対的な移
    動に前記エジェクタプレートの移動を合わせて当該複数
    の突き出しピンの少くとも1本を前記金型の表面から突
    出させるカム部とを含み、 前記カム部はエジェクタプレートの射出成形後の金型に
    対する相対的な1回の移動中に突き出しピンに前記金型
    の表面からの突出運動を複数回反復させる ことを特徴と
    する射出成形の成形品取り出し機構。
  2. 【請求項2】 前記複数の突き出しピンのうちの上側の
    ものが他のものより突出することを特徴とする請求項1
    記載の射出成形の成形品取り出し機構。
JP8096411A 1996-04-18 1996-04-18 射出成形の成形品取り出し機構 Expired - Lifetime JP2858557B2 (ja)

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CN105128291A (zh) * 2015-09-18 2015-12-09 苏州市振业模具有限公司 一种扣机控制开合模顺序的抽芯机构

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