JP2857732B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2857732B2 JP16155993A JP16155993A JP2857732B2 JP 2857732 B2 JP2857732 B2 JP 2857732B2 JP 16155993 A JP16155993 A JP 16155993A JP 16155993 A JP16155993 A JP 16155993A JP 2857732 B2 JP2857732 B2 JP 2857732B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は端子の二重係止するリ
ヤホルダを備えた電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の電気コネクタにおけるハウ
ジングとリヤホルダの分離状態の斜視図、図5に端子の
斜視図を示した(実開平3−77384号公報)。ハウ
ジング1には複数の端子収容室2が区画形成され、各端
子収容室2にはその内壁と一体に可撓性の係止腕3(図
7参照)が設けられている。係止腕3は端子4の肩部6
と係合し、図示しない相手方コネクタとの嵌合の際、ま
たは端子4に接続された電線Wに張力が作用したときな
どに、端子4が後方に抜け出すのを阻止する。
【0003】端子4の前部には、相手端子に対する電気
接触部5が形成され、その後端の肩部6が前述のように
係止部として作用する。端子4の後部には導体加締片7
および絶縁体加締片8とからなる電線接続部9が形成さ
れ、絶縁体加締片8の自由端部は延長されて2次係止部
10として形成している。
【0004】ハウジング1の端子収容室2の後方には、
リヤホルダ13を保持するためのリヤホルダ収容室11
があり、該収容室11を形成する周壁12の一側には2
個の係止穴12a,12a′が、他側には1個の係止穴
12bが設けられている。リヤホルダ13は、端子収容
室2の配列に対応する一対の平行な腕部13a,13
a′とこれらの連結片13bとからコ字状に形成されて
おり、腕部13a,13a′の先端と連結片13bの外
側面には係止突起14a,14a′と14bがそれぞれ
設けられている。
【0005】コネクタ組立作業においては、図6(A)
に示す如く、電線Wが接続された端子4をそれぞれ対応
する端子収容室2に挿入しておき、リヤホルダ13の腕
部13a,13a′間の開口部Oから上記電線Wを通し
た後、係止突起14a,14a′を先にしてリヤホルダ
13を傾斜させながらリヤホルダ収容室11に挿入し、
係止突起14a、14a′を係止穴12a,12a′に
係合させ、矢線Pのように反対側を押し倒すようにして
係止突起14bを係止穴12bに係合させる。これによ
り、リヤホルダ13がリヤホルダ収容室11の所定位置
にロック固定される。即ち、リヤホルダ13は一方の係
止突起14a,14a′側の側面Aを支点に回転し、他
方の係止突起14b側は十分にリヤホルダ収容室11内
に押しつけられる。従って、係止突起14b側に不完全
挿入状態の端子4があれば、腕部13aまたは13a′
前面が端子後部の2次係止部10と当接して端子収容
室2に押し込む作用をする。これにより、端子4は上記
係止腕3,腕部13aなどの1次,2次係止手段により
2重に係止される。
【0006】しかし、係止突起14a,14a′側は係
止穴12a,12a′との隙間15が比較的広いために
リヤホルダ13が不完全状態の端子4を押し込むまでに
至らず、1次係止がなされずに放置されることがある。
【0007】このような不完全係止が起こるのは、図6
(B)で示すように、リヤホルダ13の係止突起14a
…が係止穴12a…に係合した位置にあり、かつ、端子
収容室2の前記係止腕3が肩部6と係合している基準状
態で、係止突起14a(14a′)と係止穴12a(1
2a′)との間、すなわちリヤホルダ13と端子4の2
次係止部10との間に隙間15があるような寸法関係の
ためである。
【0008】この隙間15にはハウジング1,端子収容
室2,端子4,リヤホルダ13などの寸法のばらつきが
関与しており、隙間15を小さい値に管理しようとする
と部品の加工精度に高度な要求を課することになり、製
造収率を低下させる恐れがある。
【0009】一方、隙間15が負値になるようなことが
起こると、リヤホルダ13をリヤホルダ収容室11に組
付けることが出来ないから、不可避的に隙間15を大き
く設計せざるを得ず、端子の不完全挿入のみならず、自
動車の走行時にがたついて異音発生の原因ともなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
欠点に着目してなされたもので、リヤホルダと端子収容
室間の隙間(がた)を実質的になくすと共に端子係止を
より確実に行うことができる電気コネクタを提供するこ
とを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、請求項1に記載のように、複数の端子収
容室を並設したハウジングと、該端子収容室内に収容さ
れた端子と、該端子の後抜けを阻止するリヤホルダと、
ハウジングの後方に形成されたリヤホルダ収容室とを備
ると共に、該リヤホルダの一端側と他端側にそれぞれ
係止突起が突設され、該リヤホルダ収容室の周壁の対向
部分にはそれぞれ該リヤホルダの係止突起と係合する係
止穴が形成されており、端子収容室内に形成された係止
腕が端子の係止部と係合して1次係止を行い、さらに
ヤホルダ収容室に対してリヤホルダを傾斜姿勢で挿入
し、一端側の係止突起と対応する係止穴止を係合させ、
この係合部分を支点としてリヤホルダの他端側をリヤホ
ルダ収容室側に回動し、他端側の係止突起を対応する係
止穴に係合させ、該リヤホルダをリヤホルダ収容室に対
して固定することにより、リヤホルダの一側縁が端子の
後部と係合して端子の2次係止を行うようにした電気コ
ネクタにおいて、上記一端側の係止突起の対応する係止
穴との対向面側に弾性部材を設け、該リヤホルダをリヤ
ホルダ収容室に対して固定した状態で該弾性部材の弾性
によりリヤホルダと端子収容室間の隙間をなくす構造と
したことを特徴とする。前記リヤホルダにおける一端側
の係止突起の対応する係止穴とは反対側に面取りが設け
られているのが好ましい(請求項2)。
【0012】
【作用】本発明によれば、前記ハウジング,端子,端子
収容室,リヤホルダなどの寸法のばらつきに基づく隙間
の変動は、リヤホルダの係止突起とハウジングの係止穴
の部分に介在する弾性部材の弾性で吸収される。従っ
て、寸法割付上厳密な寸法の隙間を設ける必要が無くな
り、リヤホルダがリヤホルダ収容室の所定位置に固定さ
れたときには、端子は必ず端子収容室に完全に挿入され
て1次係止が達成され、上記二重係止機能による信頼性
の維持が満足される。また、リヤホルダの固定は、リヤ
ホルダ収容室に対してリヤホルダを傾斜姿勢で挿入し、
一端側の係止突起と対応する係止穴とを係合させ、この
係合部分を支点としてリヤホルダの他端側をリヤホルダ
収容室側に回動し、他端側の係止突起を対応する係止穴
に係合させて行う構造であるから、梃子の原理を利用す
ることができる。これにより、弾性部材が小さい力で圧
縮されて取付けが容易となり、不完全挿入状態の端子を
小さい力で挿入することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す電気コネクタ
の要部分解斜視図であり、従来例と同一の構成部分には
同一の符号を用いて重複する説明を省略する。即ち、リ
ヤホルダ13′の腕部13a,13a′において、係止
突起14a,14a′のリヤホルダ収容室11における
係止穴12a、12a′と係合する部分、即ち係止穴1
2a、12a′との対向面側に、ゴムあるいは軟質プラ
スチックスなどの弾性材料からなる弾性部材16が接着
などの適宜な方法で取り付けられる。なお、係止突起1
4a,14a′の先端には、弾性部材16の取付け面と
反対側に図示のようにそれぞれ面取り14a を設けて
おくのが好ましい。
【0014】コネクタ組立作業においては、電線Wが接
続された端子4をそれぞれ対応する端子収容室2に挿入
しておき、従来例と同様にリヤホルダ13′の腕部13
a,13a′間の開口部Oから上記電線Wを通した後、
図2に示す如く、リヤホルダ13′を係止突起14a、
14a′を先にして傾斜した姿勢でリヤホルダ収容室1
1に挿入し、弾性部材16を介して係止突起14a、1
4a′を係止穴12a、12a′に係合させた後に、反
対側の係止突起14bを係止穴12bに係合するように
押し込む。
【0015】この操作により、リヤホルダ13′は従来
例と同様に腕部13a,13a′の端面A′が支点とな
って回転し、係止突起14a,14a′側においても腕
部13a,13a′の前面が端子4の後部の2次係止部
10を押して、不完全挿入状態にある端子4を端子収容
室2に進入させる。リヤホルダ13′の固定に際し、係
止突起14a、14a′の先端には面取り14a が設
けてあるから係止穴12a、12a′への挿入は容易で
ある。そして、係止突起14a、14a′の先端部が挿
入されると、弾性部材16はリヤホルダ13′の他端側
をリヤホルダ収容室11とは反対側に回動気味にするこ
とにより梃子の原理で圧縮されるから、係止突起14
a、14a′は全体として極めて簡単に挿入される。ま
た、リヤホルダ13′をリヤホルダ収容室11側へ回動
する際にも勿論梃子作用があるから、係止突起14a、
14a′側に不完全挿入状態の端子4があっても小さい
力で端子収容室2に挿入することができる。
【0016】本発明コネクタにおいては、弾性部材16
の存在により係止突起14aと係止穴12a間の隙間1
5′即ち端子収容室2とリヤホルダ13′間の隙間が殆
どなくなるから、従来技術における隙間15が全く無い
ような寸法関係の割付が行われる。従って、係止突起1
4bが係止穴12bに係合してリヤホルダ13′が所定
位置にロック固定されると同時に全端子が端子収容室2
内に完全に挿入されることになる。このようにして、リ
ヤホルダ13′の係止突起14a側(支点A′側)と係
止突起14b側のいずれの端子4も1次係止の達成と同
時にリヤホルダ13′の固定による2次係止が達成され
る。
【0017】以上はリヤホルダ13′の外形を一対の腕
部13a,13a′と連結片13bとからコ字状に形成
した例について説明したが、前記複数の端子収容室2の
全体を覆う大きさの板体であって、少なくとも各端子収
容室2に対応して電線挿通用の開口部分を有し、該板体
の一端側に前記弾性部材16を備えた係止突起14a,
14a′が、他端側に14bが設けられているような構
造であってもよい。また、弾性部材16を他方の係止突
起14b側にも設けてもよく、さらには係止突起14a
側に設ける代わりに係止穴12a側に設けるようにして
もよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、例えばリヤホルダの係
止突起に弾性部材を取り付けるという実行容易な手段に
より、部品の寸法精度に対する高度な要求を免れるか
ら、コスト低減に寄与することが期待される。また、弾
性部材の介在によりリヤホルダと端子収容室間の隙間
(がた)が吸収されるので、端子抜の二重係止が保証さ
れ、コネクタの電気接続器具としての信頼性が向上し、
商品価値が高くなる。さらに、リヤホルダのリヤホルダ
収容室への取付け固定に際して梃子の原理を利用するこ
とができ、これにより弾性部材が小さい力で圧縮されて
取付けが容易となり、不完全挿入状態の端子を小さい力
で挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタの1実施例を示すハ
ウジングとリヤホルダの分解斜視図である。
【図2】図1のリヤホルダの作用説明図である。
【図3】同じくリヤホルダの作用説明図である。
【図4】従来の電気コネクタにおけるハウジングとリヤ
ホルダの分解斜視図である。
【図5】従来の端子の斜視図である。
【図6】(A),(B)はそれぞれ従来のリヤホルダの
作用説明図である。
【図7】図6(B)のX−X線断面図である。
【符号の説明】
O 開口部 W 電線 1 ハウジング 2 端子収容室 3 係止腕 4 端子 6 肩部 10 2次係止部 11 リヤホルダ収容室 12 外壁 12a,12a′ 係止穴 13′ リヤホルダ 13a,13a′ 腕部 14a,14b 係止突起 15′ 隙間 16 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/42 H01R 13/639

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子収容室を並設したハウジング
    と、該端子収容室内に収容された端子と、該端子の後抜
    けを阻止するリヤホルダと、ハウジングの後方に形成さ
    れたリヤホルダ収容室とを備えると共に、該リヤホルダ
    の一端側と他端側にそれぞれ係止突起が突設され、該リ
    ヤホルダ収容室の周壁の対向部分にはそれぞれ該リヤホ
    ルダの係止突起と係合する係止穴が形成されており、 端子収容室内に形成された係止腕が端子の係止部と係合
    して1次係止を行い、さらにリヤホルダ収容室に対して
    リヤホルダを傾斜姿勢で挿入し、一端側の係止突起と対
    応する係止穴とを係合させ、この係合部分を支点として
    リヤホルダの他端側をリヤホルダ収容室側に回動し、他
    端側の係止突起を対応する係止穴に係合させ、該リヤホ
    ルダをリヤホルダ収容室に対して固定することにより、
    リヤホルダの一側縁が端子の後部と係合して端子の2次
    係止を行うようにした電気コネクタにおいて、 上記一端側の係止突起の対応する係止穴との対向面側に
    弾性部材を設け、該リヤホルダをリヤホルダ収容室に対
    して固定した状態で該弾性部材の弾性によりリヤホルダ
    と端子収容室間の隙間をなくす構造としたことを特徴と
    する電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リヤホルダにおける一端側の係止突
    起の対応する係止穴とは反対側に面取りが設けられてい
    る請求項1記載の電気コネクタ。
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