JP2856927B2 - メチン染料およびその転写方法 - Google Patents

メチン染料およびその転写方法

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JP2856927B2
JP2856927B2 JP3017848A JP1784891A JP2856927B2 JP 2856927 B2 JP2856927 B2 JP 2856927B2 JP 3017848 A JP3017848 A JP 3017848A JP 1784891 A JP1784891 A JP 1784891A JP 2856927 B2 JP2856927 B2 JP 2856927B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式I:
【0002】
【化5】
【0003】[式中、Lは、ZとYとの間のπ電子の共
役を許さない架橋員を表し、Xは、2つの状態において
同じかまたは異なり、それぞれシアノ、C1〜C6アルコ
キシカルボニルまたはC1〜C6モノアルキルカルバモイ
ル、ただし、アルキルはそれぞれ1個または2個の酸素
原子により中断されていてもよいものとする、C5〜C7
シクロアルコキシカルボニル、C5〜C7モノシクロアル
キルカルバモイル、フェノキシカルボニルまたはモノフ
ェニルカルバモイルを表し、ZおよびYは、同じかまた
は異なり、架橋員Lと一緒になって、それぞれ無関係
に、式:
【0004】
【化6】
【0005】(式中、nは0または1を表し、R1およ
びR5は、同じかまたは異なり、それぞれ無関係に、ア
ルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニルア
ルキルまたはアルカノイルオキシアルキル、ただし、こ
れらはそれぞれ10個までの炭素原子を有していてもよ
く、ヒドロキシルまたはシアノにより置換されていても
よいものとする、水素、ベンジル、シクロヘキシル、フ
ェニルまたはトリルを表し、R2およびR3は、同じかま
たは異なり、それぞれ無関係に、水素、C1〜C8アルキ
ル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルカノイルアミノ
またはC1〜C6アルキルスルホニルアミノを表し、R4
は、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、非置換か、ま
たはC1〜C4アルキルにより置換されたか、またはC1
〜C4アルコキシにより置換されたフェニル、非置換
か、またはC1〜C4アルキルにより置換されたか、また
はC1〜C4アルコキシにより置換されたベンジル、シク
ロヘキシル、チエニルまたは−NHR1、その際R1は前
記したものを表す、およびR6は水素またはC1〜C8
ルキルを表す)の基を表す]で示される新規メチン染料
に関する。
【0006】
【従来の技術】ジシアノビニル基を有する二発色団の
(Bichromophoric)メチン染料は、たとえば、英国特許
第201925号、米国特許第553245号、ドイツ
連邦共和国特許出願公開第1569678号、同第25
19592号および同第3020473号明細書から公
知である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、有利
な適用特性を有する新規の二発色団のメチン染料を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に述べ
た式Iのメチン染料により解決される。
【0009】ZとYとの間でπ電子の共役を許さない架
橋員Lは、一般に次の式: −E1−D−E2− [式中、Dは、化学結合、酸素、−SO2−、−O−C
O−O−、1,4−シクロヘキシレン、フェニレン、−
O−CO−(CH2l−CO−O、−O−(CH2m
O−、
【0010】
【化7】
【0011】[前記式中、lは1〜10を表し、mは2
〜10を表す]、
【0012】
【化8】
【0013】を表し、E1およびE2は、同じかまたは異
なり、相互に無関係に、化学結合またはC1〜C15アル
キレンを表す]で示される。
【0014】前記した式において生じる全てのアルキル
またはアルキレンは直鎖または分枝鎖であってもよい。
【0015】適当なR1、R2、R3、R4、R5またはR6
は、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、
ヘキシル、2−メチルフェニル、ヘプチル、オクチル、
2−エチルヘキシルまたはイソオクチルである。
【0016】R1およびR5は、それぞれたとえばノニ
ル、イソノニル、デシル、イソデシル、2−メトキシエ
チル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2
−ブトキシエチル、2−または3−メトキシプロピル、
2−または3−エトキシプロピル、2−または3−プロ
ポキシプロピル、2−または3−ブトキシプロピル、4
−メトキシブチル、4−エトキシブチル、4−ブトキシ
ブチル、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、4−
シアノブチル、2−ヒドロキシエチル、
【0017】
【化9】
【0018】である。
【0019】R4は、たとえばフェニル、2−、3−ま
たは4−メチルフェニル、2−または4−イソプロピル
フェニル、2−ブチルフェニル、2−、3−または4−
メトキシフェニル、2−プロポキシフェニル、4−ブト
キシフェニル、2−(ブト−2−オキシ)フェニル、ベ
ンジル、2−、3−または4−メチルベンジル、2−、
3−または4−メトキシベンジル、フッ素、塩素、臭
素、2−チエニルまたは3−チエニルである。
【0020】R2およびR3は、それぞれ、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ、s−ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチ
ルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ホル
ミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブ
チリルアミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホ
ニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、イソプロピル
スルホニルアミノまたはブチリルスルホニルアミノであ
る。
【0021】Xは、たとえばメトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル、2−メトキシエト
キシカルボニル、メチルカルバモイル、エチルカルバモ
イル、2−メトキシカルバモイル、シクロペンチルオキ
シカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、シク
ロヘプチルオキシカルボニル、シクロペンチルカルバモ
イル、シクロヘキシルカルバモイルまたはシクロヘプチ
ルカルバモイルである。
【0022】E1およびE2は、それぞれたとえばメチレ
ン、1,2−エチレン、エチリデン、1,2−または
1,3−プロピレンまたは1,4−、1,3−または
2,3−ブチレンである。
【0023】Dは、たとえば次のようなものである:
【0024】
【化10】
【0025】ZおよびYが、式IIa、式IIb、式I
Ic、式IIe、式IIfまたは式IIgである式Iの
メチン染料が有利である。
【0026】R1およびR5が相互に無関係に水素、非置
換のまたはシアノにより置換されたまたはアセチルによ
り置換されたC1〜C6アルキルまたはシクロヘキシルを
表し、R2およびR3は相互に無関係に水素、メチル、メ
トキシまたはアセチルアミノを表し、R4は水素、C1
6アルキルまたは非置換のまたはメチルにより置換さ
れたまたはメトキシにより置換されたフェニル、2−チ
エニルまたは3−チエニルを表し、R6は水素またはC1
〜C6アルキルを表す式Iのメチン染料がさらに有利で
ある。
【0027】架橋員Lが、式: −E1−D−E2− [式中、E1およびE2は、同じかまたは異なり、相互に
無関係に、化学結合またはC1〜C15アルキレンを表し
Dは、化学結合、酸素、−SO2−、−O−CO−(C
2l−CO−O、
【0028】
【化11】
【0029】[前記式中、lは2〜4を表し、mは6〜
10を表す]、
【0030】
【化12】
【0031】を表す]で示される式Iのメチン染料が特
に有利である。
【0032】さらに、Xがシアノである式Iのメチン染
料が特に有利である。
【0033】本発明による式Iのメチン染料は、通常の
方法で、たとえば英国特許第12001925号、米国
特許第3553245号、ドイツ連邦共和国特許出願公
開第1569678号、同第2519592号、同第3
020473号、米国特許第2889335号および欧
州特許出願公開第284560号明細書に記載されてい
るような方法により得ることができる。
【0034】有利な方法は、たとえば、供与体の基Zお
よびYを、適当な架橋員と一緒に結合させ、次いで、生
じた中間体からシアノビニル基を組み込むことにより式
Iのメチン染料を製造することからなる。
【0035】説明のため、次に、メチン染料Iを製造す
る合成の反応式を示す(式中、ZおよびYはそれぞれ前
記したものを表す): a)染料中間体の合成
【0036】
【化13】
【0037】b)シアノビニル基の組み込み
【0038】
【化14】
【0039】その他の染料中間体は、同様の方法により
反応させることができる。
【0040】この新規の染料Iは、有機溶剤に著しく可
溶性である。
【0041】もう一つの本発明の対象は、染料を熱転写
するための新規の方法である。
【0042】熱転写印刷法において、支持体上の1種以
上の結合剤中の熱転写染料を含有する転写シートは、エ
ネルギー源、たとえば熱印刷ヘッドを用いて、短いパル
ス(1秒の数分の1)で、裏側から加熱され、この染料
を転写シートから移行させ、受容媒体で被覆した表面へ
拡散させる。この方法の重要な利点は、エネルギー源に
より供給されるエネルギーを調節することにより、転写
すべき染料の量(ひいては色のぼかし)を容易に制御す
ることができることである。
【0043】一般的に、色彩表示は、減法混色三原色、
イエロー、マゼンタおよびシアン(場合によりブラッ
ク)を用いて行われる。最適な色彩表示を保証するた
め、これらの染料は次の特性を有していなければならな
い。
【0044】− 容易な熱転写性 − 室温において、受容媒体の表面被覆へのまたはそれ
からのわずかな移行 − 高い熱安定性および光化学安定性および水分および
化学物質に対する耐性 − 減法混色についての適した色相 − 転写シートの貯蔵の際に晶出する傾向がない 経験上、この要求を、同じに満たすことは極めて困難で
ある。従って、たいていの現在の熱転写印刷染料は、こ
の必要な特性を満たしていない。
【0045】このもう一つの対象は、式I:
【0046】
【化15】
【0047】[式中、Lは、ZとYとの間のπ電子の共
役を許さない架橋員を表し、Xは、2つの状態において
同じかまたは異なり、それぞれシアノ、C1〜C6アルコ
キシカルボニルまたはC1〜C6モノアルキルカルバモイ
ル、ただし、アルキルはそれぞれ1個または2個の酸素
原子により中断されていてもよいものとする、C5〜C7
シクロアルコキシカルボニル、C5〜C7モノシクロアル
キルカルバモイル、フェノキシカルボニルまたはモノフ
ェニルカルバモイルを表し、ZおよびYは、同じかまた
は異なり、架橋員Lと一緒になって、それぞれ無関係
に、式:
【0048】
【化16】
【0049】(式中、nは0または1を表し、R1およ
びR5は、同じかまたは異なり、それぞれ無関係に、ア
ルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニルア
ルキルまたはアルカノイルオキシアルキル、ただし、こ
れらはそれぞれ10個までの炭素原子を有していてもよ
く、ヒドロキシルまたはシアノにより置換されていても
よいものとする、水素、ベンジル、シクロヘキシル、フ
ェニルまたはトリルを表し、R2およびR3は、同じかま
たは異なり、それぞれ無関係に、水素、C1〜C8アルキ
ル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルカノイルアミノ
またはC1〜C6アルキルスルホニルアミノを表し、R4
は、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、非置換か、ま
たはC1〜C4アルキルにより置換されたか、またはC1
〜C4アルコキシにより置換されたフェニル、非置換
か、またはC1〜C4アルキルにより置換されたか、また
はC1〜C4アルコキシにより置換されたベンジル、シク
ロヘキシル、チエニルまたは−NHR1、その際R1は前
記したものを表す、およびR6は水素またはC1〜C8
ルキルを表す)の基を表す]で示される1種以上の染料
を備えた転写体を用いて、二発色団のメチン染料を、前
記転写体からプラスチック被覆紙のシートへ、エネルギ
ー源を用いて転写する方法により達成された。
【0050】現在の方法において使用される染料と比較
して、本発明による方法において転写される染料は、通
常、室温での受容媒体への改善された定着、容易な熱転
写性、高い耐光性、水分および化学物質に対する高い安
定性、有機溶剤へのより良い溶解性、高いインキリボン
安定性および色相の高い純度により優れている。
【0051】さらに、式Iの染料は、極めて高い分子量
を有するにもかかわらず、良好に転写可能であり、高い
インキリボン安定性を有することが意想外であった。
【0052】現在の熱転写印刷システムは、シアン領
域、特にマゼンタ領域において、それぞれ入射した白色
光の三分の一を吸収するため、一発色団(monochromoph
oric)の染料の混合物を使用している。この場合、使用
した染料が、正確に同じ転写挙動を示さなければなら
ず、ひいては、熱印刷ヘッドの出力の際に、同量の染料
が受容体に転写されねばならないという問題が生じる。
このことから、たとえば三色表示系(tricromic system
s)の場合に、改善された黒色印刷が得られる。
【0053】高い分子吸光係数および高い明るさに基づ
き、新規の方法で使用される式Iの染料は、減法混色に
必要な三色表示系を製造するために適している。
【0054】さらに、容易な転写性は、受容体プラスチ
ックの広いバリエーションを許容し、ひいては、供与体
/受容体の全体の系における染料の極めて効果的な適用
を行うことができる。
【0055】本発明による方法において必要な染料転写
体を製造するため、この染料は、適当な有機溶剤または
溶剤混合物中で1種以上の結合剤と、場合によりさらに
助剤と混ぜ、染料が有利に分子分散して溶解した形で存
在している印刷インキにする。この印刷インキは、ナイ
フ塗布により不活性支持体に塗布され、空気中で乾燥さ
れる。
【0056】染料Iについての適当な有機溶剤は、たと
えば、20℃での染料Iの溶解性が1重量%より大き
い、有利に5重量%より大きいものである。
【0057】たとえば、エタノール、プロパノール、イ
ソブタノール、テトラヒドロフラン、メチレンクロリ
ド、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘ
キサノン、トルエン、クロロベンゼンおよびこれらの混
合物である。
【0058】適当な結合剤は、有機溶剤に可溶性で、染
料と不活性支持体とを引き剥がすことができないように
結合することができる全ての樹脂またはポリマーであ
る。特に、印刷インキを空気中で乾燥した後に、この染
料は澄んだ透明皮膜の形を取り、その際、この染料の可
視の晶出は生じないような結合剤が好ましい。
【0059】このような結合剤の例は、セルロース誘導
体、たとえばメチルセルロース、エチルセルロース、エ
チルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、酢酸セルロースおよびセルロースアセトブ
チレート、デンプン、アルギネート、アルキド樹脂、ビ
ニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテー
ト、ポリビニルブチレートおよびポリビニルピロリドン
である。さらに、アクリレートまたはその誘導体のポリ
マーおよびコポリマー、たとえばポリアクリル酸、ポリ
メチルメタクリレートまたはスチレン/アクリレートコ
ポリマー、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウ
レタン樹脂または天然CH樹脂、たとえばアラビアゴム
を使用するのが適している。その他の適当な結合剤は、
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3524519号明細
書に記載してある。
【0060】有利な結合剤は、エチルセルロース、エチ
ルヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルブチレート
およびポリビニルアセテートである。
【0061】結合剤:染料の重量比は、一般に、1:1
〜10:1の範囲内にある。
【0062】適当な助剤は、たとえば、欧州特許出願公
開第227092号、同第192435号明細書および
それらの明細書に引用されていたものに述べられた離型
剤である。それについて、インキリボンを加熱および貯
蔵する際に、転写染料が晶出するのを阻止する有機添加
剤、たとえばコレステロールまたはバニリンが挙げられ
る。
【0063】不活性支持材料は、たとえば薄葉紙、吸取
紙または硫酸紙および良好な耐熱性を有するプラスチッ
クフイルム、たとえば金属被覆したまたは金属被覆して
いないポリエステル、ポリアミドまたはポリイミドであ
る。この不活性支持体は、付加的に、熱印刷ヘッドに向
かう側に、熱印刷ヘッドと支持材料との接着を防ぐため
に、滑剤またはスリッピング層で被覆してある。適当な
滑剤は、たとえば欧州特許出願公開第216483号お
よび同第227095号明細書に記載されている。この
支持体の厚さは、一般に、3〜30μm、有利に5〜1
0μmである。
【0064】この染料受容媒体は、原則として、転写す
べき染料に対する親和性を有する全ての耐熱性プラスチ
ック層、たとえば変性ポリカーボネートまたはポリエス
テルである。受容層組成物についての適当な製造法は、
たとえば欧州特許出願公開第227094号、同第13
3012号、同第133011号、同第111004号
明細書、特開昭61−283595号、同61−237
694号および同61−127392号広報に詳細に記
載してある。
【0065】転写はエネルギー源、たとえばレーザーま
たは熱印刷ヘッドを用いて行われ、このヘッドは≧30
0℃まで加熱可能で、それにより染料転写は時間t:0
<t<15ミリ秒の範囲内で行うことができる。転写の
際に、この染料は転写シートに移行し、受容媒体の被覆
した表面に拡散する。
【0066】さらに、この本発明による染料は、合成材
料、たとえばポリエステル、ポリアミドまたはポリカー
ボネートの着色のために適している。
【0067】
【実施例】次に、本発明を実施例につき詳説する。パー
センテージは、他に記載が無い限り重量に対するもので
ある。
【0068】メチン染料の製造 例A
【0069】
【化17】
【0070】1,9−ジブロモノナン50gと、エチル
4−ヒドロキシベンゾエート58.1gと、炭酸カリウ
ム94.2gとを、室温で、N,N−ジメチルホルムア
ミド(無水物)500mlに懸濁させ、次いで、この出
発物質がもはや薄層クロマトグラフィーにより検出され
なくなるまで、この懸濁液を100℃で加熱した。冷却
した後に、この反応混合物を吸引濾過し、この溶剤を減
圧下で除去した。残分をメタノールから再結晶させ(純
粋物質37.4g)、エタノール300mlを添加し、
エタノール260ml中の水酸化カリウム19.9gか
らなる混合物を添加し、還流温度にした。完全にけん化
(DC−対照)した後、室温に冷却し、吸引濾過し、残
分を水と混合し、塩酸で酸処理し、新たに吸引濾過し、
中性に洗浄した。純粋物質28.3gが得られた。
【0071】1H−NMR(CDCl3,TMS):δ=
1.10〜1.90(m,14H,CH2)、4.05
(t,4H,OCH2)、7.00(d,4H,芳香族
−H)、12.15(s,2H,COOH)ppm。
【0072】得られた生成物28gを、チオニルクロリ
ド120ml中に混合し、還流温度に加熱しながら溶解
させた。完全に反応させた後に、この溶液を室温に冷却
し、この反応生成物を石油エーテルで沈殿させ、この沈
殿物を吸引濾過し、石油エーテルで後洗浄し(IR:C
OCl,1760〜1740cm-1)、その後メチレン
クロリド50ミリに溶かした。この溶液を、無水メチレ
ンクロリド50ml有のN−(2−ヒドロキシエチル)
−N−エチル−3−メチル−アニリン22.9gと、4
−ジメチルアミノピリジン スパチュラ量と、トリエチ
ルアミン6.5gとに、0〜5℃の温度で滴下した。そ
の後、室温で完全に反応するまでさらに撹拌した。この
反応混合物を、氷水中に撹拌にて混ぜ、希塩酸で酸処理
し、メチレンクロリドで抽出した。この有機相を水で中
性に洗浄し、乾燥し、この溶剤を減圧下で除去した(収
量:42g、Rf値:0.32トルエン/酢酸エステル
5:1v/v−TCLアルミニウムシート、シリカゲル
60 F254、E.Merck社)。
【0073】例B
【0074】
【化18】
【0075】例Aからの化合物7.2gを、無水N,N
−ジメチルホルムアミド20mlに溶かし、テトラシア
ノエチレン2.6gを10分間に撹拌しながら少しずつ
添加した。完全に添加した後、55〜60度で15分間
加熱した。油状物として生じた染料を分離し、水、20
重量%の亜硫酸ナトリウム溶液およびさらに水で洗浄
し、吸引乾燥し、アセトン250mlに取った。濾過し
た後に、溶剤を減圧下で除去し、目的生成物をクロマト
グラフィーにより精製した(シリカゲル/トルエン/酢
酸エステル)。
【0076】収量:7.8g λ(CH2Cl2):539nm R値(トルエン/酢酸エステル5:1v/v):0.2
6 IR(フィルム):δ=3050、3000、296
0、2240、1700cm-1 同様の方法により、次の化合物CおよびDが得られた。
【0077】例C
【0078】
【化19】
【0079】λmax(CH2Cl2):502nm Rf値(酢酸エステル):0.52。
【0080】例D
【0081】
【化20】
【0082】λmax(CH2Cl2):526nm Rf値(トルエン/酢酸エステル5:2v/v):0.
22。
【0083】メチン染料の転写 染料の転写挙動を定量的におよび簡単な方法で試験する
ために、熱転写を、熱印刷ヘッドの代わりに、大きなホ
ットプレートを用いて行い、その際、転写温度を70℃
<T<120℃の範囲内で変え、転写時間を2分に決め
た。
【0084】 α)転写体を染料で被覆するための一般的方法: 結合剤1gをトルエン/エタノール(8:2v/v)8
mlに40〜50℃で溶かした。さらに、テトラヒドロ
フラン5ml中の染料0.25gの溶液を撹拌して混
ぜ、場合により不溶性の残分を濾別した。こうして得ら
れた印刷ペーストを80μmのドクターブレードでポリ
エステルシート(厚さ:6〜10μm)に塗布し、ヘア
ードライヤーで乾燥させた。
【0085】β)熱転写性の試験 使用した染料は次の方法で試験した。
【0086】被覆質量(表側)の試験すべき染料を有す
るポリエステルシート(供与体)を、表側を下にして市
販の紙(受容体)(後で詳説する)に載せ、押しつけ
た。次に、供与体/受容体をアルミニウム箔で巻き、二
つの加熱したプレートの間で、異なる温度T(温度範囲
70℃<T<120℃で)で加熱した。受容体の光沢の
プラスチック層に拡散した染料の量は、光学密度(=吸
光度A)に比例する。最後に、測光的に測定した。80
〜110℃の温度範囲で測定した着色した受容紙の吸光
度Aの対数を、相応する絶対温度の逆数に対してプロッ
トすると、直線が得られ、この直線の上昇から、転写実
験についての活性化エネルギーΔETが算定される。
【0087】
【数1】
【0088】完全に特性を示すために、このプロットか
ら、付加的に着色した受容紙の吸光度Aが値1に達する
温度T*[℃]を推定した。
【0089】次の表において示した染料は、α)により
加工され、得られた、染料で被覆された転写体を転写挙
動について試験した。表中に、それぞれ、熱転写パラメ
ータT*およびΔET、染料の最大吸光度λmax(メチレ
ンクロリド中で測定)、使用した結合剤ならびに染料:
結合剤:助剤の重量比を記載した。
【0090】その際次に省略形を使用した F=染料 B=結合剤 EC=エチルセルロース HCVPP=日立カラービデオプリント紙(受容体) VY−C=日立カラービデオプリント紙(受容体) PBTP=ブチレンテレフタレートシート(受容体) SC 100=コダックカラービデオプリント紙(受容
体)。
【0091】
【表1】
【0092】
【表2】
【0093】
【表3】
【0094】
【表4】
【0095】
【表5】
【0096】
【表6】
【0097】
【表7】
【0098】
【表8】
【0099】
【表9】
【0100】
【表10】
【0101】同様に、次のメチン染料を転写することが
できた。
【0102】
【表11】
【0103】
【表12】
【0104】
【表13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リューディガー ゼンス ドイツ連邦共和国 マンハイム 1 メ ディクスシュトラーセ 12 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 23/00 B41M 5/38 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中、Lは、ZとYとの間のπ電子の共役を許さない
    架橋員を表し、 Xは、2つの状態において同じかまたは異なり、それぞ
    れシアノ、C1〜C6アルコキシカルボニルまたはC1
    6モノアルキルカルバモイル、ただし、アルキルはそ
    れぞれ1個または2個の酸素原子により中断されていて
    もよいものとする、C5〜C7シクロアルコキシカルボニ
    ル、C5〜C7モノシクロアルキルカルバモイル、フェノ
    キシカルボニルまたはモノフェニルカルバモイルを表
    し、 ZおよびYは、同じかまたは異なり、架橋員Lと一緒に
    なって、それぞれ無関係に、式: 【化2】 式中、nは0または1を表し、 R1およびR5は、同じかまたは異なり、それぞれ無関係
    に、アルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボ
    ニルアルキルまたはアルカノイルオキシアルキル、ただ
    し、これらはそれぞれ10個までの炭素原子を有してい
    てもよく、ヒドロキシルまたはシアノにより置換されて
    いてもよいものとする、水素、ベンジル、シクロヘキシ
    ル、フェニルまたはトリルを表し、 R2およびR3は、同じかまたは異なり、それぞれ無関係
    に、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C6アルコキシ、C
    1〜C6アルカノイルアミノまたはC1〜C6アルキルスル
    ホニルアミノを表し、 R4は、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、非置換
    か、またはC1〜C4アルキルにより置換されたか、また
    はC1〜C4アルコキシにより置換されたフェニル、非置
    換か、またはC1〜C4アルキルにより置換されたか、ま
    たはC1〜C4アルコキシにより置換されたベンジル、シ
    クロヘキシル、チエニルまたは−NHR1、その際R1
    前記したものを表す、および R6は水素またはC1〜C8アルキルを表す)の基を表
    ]で示されるメチン染料。
  2. 【請求項2】 二発色団のメチン染料を、エネルギー源
    を用いて、プラスチック被覆紙のシートに転写する方法
    において、 式I: 【化3】 [式中、Lは、ZとYとの間のπ電子の共役を許さない
    架橋員を表し、 Xは、2つの状態において同じかまたは異なり、それぞ
    れシアノ、C1〜C6アルコキシカルボニルまたはC1
    6モノアルキルカルバモイル、ただし、アルキルはそ
    れぞれ1個または2個の酸素原子により中断されていて
    もよいものとする、C5〜C7シクロアルコキシカルボニ
    ル、C5〜C7モノシクロアルキルカルバモイル、フェノ
    キシカルボニルまたはモノフェニルカルバモイルを表
    し、 ZおよびYは、同じかまたは異なり、架橋員と一緒に
    なって、それぞれ無関係に、式: 【化4】 式中、nは0または1を表し、 R1およびR5は、同じかまたは異なり、それぞれ無関係
    に、アルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボ
    ニルアルキルまたはアルカノイルオキシアルキル、ただ
    し、これらはそれぞれ10個までの炭素原子を有してい
    てもよく、ヒドロキシルまたはシアノにより置換されて
    いてもよいものとする、水素、ベンジル、シクロヘキシ
    ル、フェニルまたはトリルを表し、 R2およびR3は、同じかまたは異なり、それぞれ無関係
    に、水素、C1〜C8アルキル、C1〜C6アルコキシ、C
    1〜C6アルカノイルアミノまたはC1〜C6アルキルスル
    ホニルアミノを表し、 R4は、水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、非置換
    か、またはC1〜C4アルキルにより置換されたか、また
    はC1〜C4アルコキシにより置換されたフェニル、非置
    換か、またはC1〜C4アルキルにより置換されたか、ま
    たはC1〜C4アルコキシにより置換されたベンジル、シ
    クロヘキシル、チエニルまたは−NHR1、その際R1
    前記したものを表す、および R6は水素またはC1〜C8アルキルを表す)の基を表
    ]で示される1種以上の染料を備えた転写体を用いて
    なる、メチン染料の転写方法。
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