JP2856617B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP2856617B2
JP2856617B2 JP996793A JP996793A JP2856617B2 JP 2856617 B2 JP2856617 B2 JP 2856617B2 JP 996793 A JP996793 A JP 996793A JP 996793 A JP996793 A JP 996793A JP 2856617 B2 JP2856617 B2 JP 2856617B2
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雅樹 大沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラマブルコン
トローラに関し、特にプログラマブルコントローラのC
PUユニットと特殊機能ユニットにおいて、CPUユニ
ットのエラー発生時に特殊機能ユニットをリセットする
プログラマブルコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来におけるプログラマブル
コントローラの概略構成を示すブロック図である。図1
3において、1はシステムに電源を供給する電源ユニッ
ト、2はCPUユニットにはない機能を持ったユニット
(以下、特殊機能ユニットという)や、入力側または出
力側の機器との接続用ユニット(以下、入出力ユニット
という)などを制御するCPUユニット、3は特殊機能
ユニットのうちの、計算機、モニタ装置などの外部機器
と接続し、CPUユニット2との間で情報の授受動作を
行うユニット(以下、計算機リンクユニットという)、
4は専用回線によりシステム間のデータ通信を行う特殊
機能ユニットのうちのデータ通信ユニット、5は電源ユ
ニット1、CPUユニット2、計算機リンクユニット
3、データ通信ユニット4の各ユニット間を結合するベ
ースユニットである。
【0003】また、34は外部電源からの電源供給停止
断を検出するための電源断予告発生回路、50は電源ユ
ニット1から出力される電源断が起きたときに発生する
信号(以下、電源リセット信号)、51はCPU内部で
エラー発生時にONする信号(以下、CPUエラー信
号)、56は電源断予告発生回路34が電源断を検出し
たときに出力される電源断予告信号である。
【0004】また、6はCPUユニット2内に設けら
れ、電源リセット信号50とCPUエラー信号51を入
力として、特殊機能ユニットをリセットさせるためのシ
ステムリセット信号52を出力するリセット回路、7は
計算機リンクユニット3と接続して情報の授受を実行す
る外部機器(計算機、モニタ装置等)、8は専用回線を
介してデータ通信ユニット4を親局として接続されてい
る子局である。
【0005】また、9はCPUユニット2内に設けられ
たマイクロプロセッサ(以下、MPUという)、14は
CPUユニット2内に設けられ、CPUユニット2と周
辺機器を接続するための周辺機器インタフェース、10
は計算機リンクユニット3内に設けられたMPU、12
は計算機リンクユニット3内に設けられ、外部機器(計
算機、モニタ装置等)とのインタフェースを行う通信イ
ンタフェース、11はデータ通信ユニット4内に設けら
れたMPU、13は計算機リンクユニット3と同じくデ
ータ通信ユニット4内に設けられた通信インタフェース
である。
【0006】また、図14は、外部電源の供給が停止さ
れた場合において電源ユニット1内の電源断予告発生回
路34が信号(電源リセット信号50、電源断予告信号
56)を発生させるタイミングを示したものであり、図
15は、外部電源の供給が瞬時に停止された場合におい
て電源断予告発生回路34が信号(電源リセット信号5
0、電源断予告信号56)を発生させるせタイミングを
示したものである。
【0007】つぎに、動作について説明する。図13に
おいて、システム全体が正常に運転しているとき、電源
リセット信号50、CPUエラー信号51、システムリ
セット信号52はOFF状態にある。ここで、CPUユ
ニット2においてプログラム実行中にエラーが発生し、
CPUユニット2が実行不可能となった場合、CPUエ
ラー信号51がON状態となる。これらの信号はCPU
ユニット2内のリセット回路6に入力され、回路内で論
理和をとってシステムリセット信号52として各特殊機
能ユニットへ出力され、各特殊機能ユニットでは、この
システムリセット信号52により、ハードウェア的に強
制リセット処理を実行する。
【0008】外部電源からの20ms以上の電源供給停
止が発生した場合は、電源断予告発生回路34が電源断
を検出し、図14より電源断予告発生回路34は電源断
予告信号56をONし、電源断が起きたことをCPUユ
ニット2内のMPU9へ割込信号として知らせる。ま
た、20msになっても電源供給が復帰しない場合にあ
っては電源リセット信号50をONさせる。
【0009】そして、電源リセット信号50はCPUエ
ラー信号51の場合と同様にCPUユニット2内のリセ
ット回路6に入力され、回路内で論理和をとってシステ
ムリセット信号52として各特殊機能ユニットへ出力
し、各特殊機能ユニットではシステムリセット信号52
により、ハードウェア的に強制リセット処理を実行す
る。
【0010】また、外部電源からの20ms以内の瞬時
電源供給停止が発生した場合には、電源断予告発生回路
34が電源断を検出し、図15より電源断予告発生回路
34は電源断予告信号56をONさせ、電源断が起きた
ことをCPUユニット2内のMPU9へ割込信号として
知らせ、電源断予告信号56がONしてから20ms以
内で外部電源の電源供給が復帰した場合には、電源断予
告信号56はOFFとなり電源リセット信号50はON
されずに運転を継続する。
【0011】計算機リンクユニット3においては、内部
のMPU10のRESET端子と通信インタフェース1
2のRESET端子にシステムリセット信号52を接続
しており、計算機リンクユニット3の内部をリセット状
態にすると同時に外部機器7との通信も中断する。ま
た、データ通信ユニット4も計算機リンクユニット3の
場合と同様にデータ通信ユニット4の内部をリセットす
ると同時に子局8との通信を中断する。
【0012】その他、この発明に関連する参考技術文献
として、特開平2−18627号公報に開示されている
「データ処理システム」、特開平1−130649号公
報に開示されている「装置間伝送方式」、特開平2−1
31980号公報に開示されている「レーザープリンタ
ー」、特開平2−208742号公報に開示されている
「障害処理装置」、特開平2−15351号公報に開示
されている「チャネル系重大障害回復処理方式」、特開
平2−28735号公報に開示されている「コンピュー
タ監視装置」がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムにあっ
ては、電源ユニットからの電源リセット信号とCPUユ
ニット内において発生するCPUエラー信号のうち、ど
ちらかの信号がONになっても、全てシステムリセット
信号が出力されてしまうため、ユーザが各特殊機能ユニ
ットのリセット不要と思われる単純なエラー内容であっ
ても、計算機リンクユニット、データ通信ユニットがリ
セットされてしまい、かつ、システム全体が停止してし
まうので作業効率が悪いという問題点があった。
【0014】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、CPUユニット側、あるいは
特殊機能ユニット側でエラー内容により特殊機能ユニッ
トをリセットするか否かを判断できる手段を持つことに
より、不必要なシステム停止を減少させ、効率的なシス
テム運用が可能なプログラマブルコントローラを得るこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、システム全体を制御するCPUユニッ
トと、特殊機能ユニットとから構成され、前記CPUユ
ニット内部にて異常時に発生するエラーリセット信号を
前記特殊機能ユニットが受け取る機能を有するプログラ
マブルコントローラにおいて、前記CPUユニット内部
でエラー発生時に出力するエラー情報のクラス分けを行
うクラス分け手段と、前記クラス分け手段によるクラス
分けに基づいてリセット信号を特殊機能ユニットに出力
するか否かを判別する判別手段とを具備し、前記クラス
分け手段によるエラー情報のクラス分けの基準をユーザ
が任意に設定できるものである。
【0016】また、システム全体を制御するCPUユニ
ットと、特殊機能ユニットとから構成され、前記CPU
ユニット内部にて異常時に発生するエラーリセット信号
を前記特殊機能ユニットが受け取る機能を有するプログ
ラマブルコントローラにおいて、前記特殊機能ユニット
が前記CPUユニット内部にて発生したエラー情報に基
づいて、前記特殊機能ユニットの運転の停止、あるい
は、継続を判別をする判別手段を具備するものである。
【0017】また、前記判別手段による前記特殊機能ユ
ニットの運転の停止、あるいは、継続を判別をする判別
基準をユーザが任意に設定できるものである。
【0018】
【作用】この発明は、CPUエラー発生時に、CPU内
部のエラーの重大度をCPUユニット内のオペレーティ
ングシステムが判別し、その判別結果に基づいて特殊機
能ユニットをリセットさせるか否かの判別を実行する。
また、周辺機器をCPUユニットに接続してCPUユニ
ット内にあるエラークラス分け登録メモリの内容を周辺
機器より任意に変更することができる。
【0019】また、CPUエラー発生時にエラー情報を
特殊機能ユニットに送信し、該エラー情報に基づいて特
殊機能ユニット内のオペレーティングシステムが特殊機
能ユニットをリセットさせるか否かの判別を実行する。
【0020】また、周辺機器を特殊機能ユニットに接続
し、特殊機能ユニット内のエラー登録メモリに周辺機器
より特殊機能ユニットをリセットさせたくないエラーを
任意に登録することができる。
【0021】
【実施例】実施例1. 図1において、2Aはこの発明によるCPUユニット、
20はCPUユニット2A内にあるエラー内容の判別処
理を行うオペレーティングシステムで、他は図20に示
した従来のプログラマブルコントローラの構成と同じで
ある。
【0022】また、図5は、CPUユニット2A内部に
おいてエラー発生時、CPUユニット2A内のオペレー
ティングシステム20によりエラーの重大度を判別する
処理を示すフローチャートであり、図6は、CPUユニ
ット2A内のオペレーティングシステム20にあるエラ
ー判別エリアの例であり、各エラーに対応したエラーコ
ードが格納されている。
【0023】つぎに、動作について説明する。図1にお
いて、電源ユニット1、CPUユニット2Aが正常に動
作して、システム全体が稼働している時、電源リセット
信号50、CPUエラー信号51はOFF状態にある。
ここで、CPUユニット2A内部でエラーが発生した場
合、図6に示したオペレーティングシステム20のエラ
ー判別エリアで、発生したエラーが重大エラーか軽微エ
ラーかを検索し、重大エラーであればCPUはエラーリ
セット信号を出力し、軽微エラーであればそのまま運転
を継続する。
【0024】例えば、CPUユニット2A内におけるエ
ラー内容をエラー1とすると、図5に示した処理を実行
する。そして、エラー1に対応するエラー情報を01H
とすると、CPUユニット2Aはエラー情報01Hを出
力し(S501)、図6に示したオペレーティングシス
テムのエラー判別エリアより01Hが、重大エラーかま
たは軽微エラーかを検索する(S502)。
【0025】つぎに、上記01Hが重大エラーか否かを
判断し(S503)、図6に示した例にあっては、01
Hは重大エラーのクラスに含まれているのでステップ5
03においてエラー1は重大エラーと判断され、CPU
エラー信号51をONさせることによりシステムリセッ
ト信号52もONされる(S504)。その結果、計算
機リンクユニット3とデータ通信ユニット4はリセット
される。
【0026】つぎに、エラー内容がエラー12の場合、
エラー12に対応するエラー情報が0CHだとすると、
CPUユニット2Aはエラー情報0CHを出力し(S5
01)、図6に示したオペレーティングシステム20内
のエラー判別エリアより0CHが、重大エラーか軽微エ
ラーかを検索する(S502)。
【0027】つぎに、上記0CHが重大エラーか否かを
判断し(S503)、図6に示した例にあっては、0C
Hは軽微エラーのクラスに含まれているのでステップ5
03においてエラー12は軽微エラーと判断され、CP
Uエラー信号51はOFFのままにしておくため、シス
テムリセット信号52もOFF状態であり、計算機リン
クユニット3、データ通信ユニット4はリセットされず
に運転を続行する。また、外部電源が電源供給を停止し
た場合には、電源断予告発生回路34が電源断を検出
し、従来例と同様の処理を実行する。
【0028】実施例2. つぎに、この発明による第2の実施例を説明する。図2
において、2Bはこの発明によるCPUユニット、21
はエラーレベル登録メモリであり、他の機器構成は図2
0に示した従来のプログラマブルコントローラの構成と
同じであり、図7はCPUユニット2B内にあるエラー
レベル登録メモリ21の例を示し、CPUユニット2B
内部で発生するエラーに対し、重大エラーか、軽微エラ
ーかの設定を行う。
【0029】上記第1の実施例にあっては、CPUユニ
ット2A内部にエラーが発生した場合、オペレーティン
グシステム20にあるエラー判別エリアでエラー判別処
理を実行していたが、この実施例ではCPUユニット2
B内にエラーレベル登録メモリ21を備えることによ
り、CPUユニット2Bの周辺機器インタフェース14
に周辺機器を接続し、周辺機器よりエラーレベル登録メ
モリ21の内容を変更することができる。すなわち、ユ
ーザがCPUユニット2B内部で発生するエラーに関す
るエラー情報を自由に書き込みすることができるように
構成されている。
【0030】つぎに、動作を説明する。動作としては、
エラーの判定基準が上記第1の実施例においてはオペレ
ーティングシステム20により行っていたのが、この実
施例ではエラーレベル登録メモリ21になった点が異な
り、該エラーレベル登録メモリ21により特殊機能ユニ
ットをリセットするか否かの判別を実行し、他は上記第
1の実施例と同様の処理を行う。また、全てのエラーを
軽微エラーに登録することにより、どんなエラーに対し
てもシステムを停止させないようにすることも可能とな
る。
【0031】実施例3. つぎに、この発明による第3の実施例について説明す
る。図3において、2Cはこの発明によるCPUユニッ
ト、3Cはこの発明による計算機リンクユニット、4C
はこの発明によるデータ通信ユニット、5Cはこの発明
によるベースユニットである。
【0032】また、30は計算機リンクユニット3Cの
リセットを行うか否かを判別するオペレーティングシス
テム、31はデータ通信ユニット4Cのリセットを行う
か否かを判別するオペレーティングシステム、70は直
接ベースユニット5Cより他のユニットまで接続される
CPUエラー情報バスであり、71は計算機リンクユニ
ット3C内でMPU10と通信インタフェース12間で
エラー情報を送信するデータバス、72はデータ通信ユ
ニット4C内でMPU11と通信インタフェース13間
でエラー情報を送信するデータバスである。
【0033】54は計算機リンクユニット3C内におけ
るMPU10と通信インタフェース12間を結ぶリセッ
ト判別信号、55はデータ通信ユニット4C内における
MPU11と通信インタフェース13間を結ぶリセット
判別信号である。システムリセット信号52を特殊ユニ
ット3C、4C内のMPCUのIT端子に入力する。そ
の他の構成については図1に示したプログラマブルコン
トローラと同じである。
【0034】また、図8は、特殊機能ユニットにおける
オペレーティングシステムエリアのエラー判別エリアの
例であり、各エラーに対応したエラーコードがエラー発
生時リセットするか否かの判別を行うために格納されて
いる。図9は、CPUユニット3Cにエラーが発生して
からエラー情報とシステムリセット信号を特殊機能ユニ
ットへ送信するまでの処理を示すフローチャートであ
り、図10は、特殊機能ユニットの運転中にCPUエラ
ーが発生した場合における特殊機能ユニットでの割込処
理を示すフローチャートである。
【0035】つぎに動作について説明する。図3におい
て、電源ユニット1、CPUユニット2Cが正常に動作
して、システム全体が稼働している時、電源リセット信
号50、CPUエラー信号51はOFF状態で、CPU
エラー情報バス70も00H状態である。ここで、CP
Uユニット2C内でエラーが発生したとき、図9に示す
処理を実行する。すなわち、CPUユニット2Cは、エ
ラー情報をエラー情報バス70を介して計算機リンクユ
ニット3C、データ通信ユニット4Cへ送信し(S90
1)、CPUエラー信号51をONさせることにより
(S902)、リセット回路6を介してシステムリセッ
ト信号52もONとする(S903)。
【0036】システムリセット信号52がONになった
とき、計算機リンクユニット3Cはそれを割込信号とし
て取り入れ、図10に示す割込処理を実行する。該割込
処理では、CPUユニット2Cよりエラー情報バス70
を介して送られてきたCPUエラーデータを取り入れ
(S1001)、該CPUエラーデータを特殊機能ユニ
ット内の通信インタフェース、または、出力ポートへデ
ータバス71,72を介して送信し(S1002),外
部機器7、子局8へエラー情報を知らせることができ
る。
【0037】そして、計算機リンクユニット3C、デー
タ通信ユニット4C内のオペレーティングシステム3
0,31内におけるエラー判別エリア(図8参照)より
リセットするか否かをエラー情報に基づいて検索する
(S1003)。検索結果に基づいてリセットするか否
かを判断し(S1004)、リセットしないと判断した
場合には、計算機リンクユニット3C、データ通信ユニ
ット4Cはリセットされずに割込処理を終了し、運転を
継続するが、反対に、リセットすると判断した場合に
は、リセット判別信号54,55をONにした(S10
05)後、計算機リンクユニット3Cはリセットされ
(S1006)、割込信号を終了し、そして計算機リン
クユニット3Cとデータ通信ユニット4Cは外部機器と
の交信を中断する。
【0038】例えば、エラー1がCPUユニット2C運
転中に発生したとすると、CPUユニット2Cは同時に
CPUエラー情報バス70へエラーデータ(エラー1の
場合エラー情報01Hとする)を送信し、CPUエラー
信号51をONにして、システムリセット信号52もO
Nとする。そして、計算機リンクユニット3Cはシステ
ムリセット信号52を、割込信号として取り入れ、エラ
ーが発生したことを検知し、図10に示した割込処理を
実行する。すなわち、計算機リンクユニット3Cはエラ
ー情報01Hを受け取った後(S1001)、データバ
ス71を介して通信インタフェース12へエラー情報を
送信し外部機器へエラーが発生したことを知らせる(S
1002)。
【0039】そして、エラー情報01Hが計算機リンク
ユニット3Cをリセットさせるものであるか否かを判断
するためエラーコードを検索する(S1003)。検索
結果に基づいてリセットか否かを判断し(S100
4)、図8に示した例でみると“リセットする”に設定
されているので、リセット判別信号54をONにして
(S1005)、計算機リンクユニット3Cはリセット
され(S1006)、割込処理を終了し、外部機器との
交信を中断する。
【0040】また、CPUユニット2C内におけるエラ
ー内容がエラー7とすると、CPUユニット2Cは同時
にCPUエラー情報バス70へエラーデータ(エラー7
の場合エラー情報07Hとする)を送信し、CPUエラ
ー信号51をONにして、システムリセット信号52も
ONとする。そして、計算機リンクユニット3Cはシス
テムリセット信号52を、割込信号として取り入れ、エ
ラーが発生したことを検知し、図10に示した割込処理
を実行する。すなわち、計算機リンクユニット3Cはエ
ラー情報07Hを受け取った後(S1001)、データ
バス71を介して通信インタフェース12へエラー情報
を送信し、外部機器へエラーが発生したことを知らせる
(S1002)。
【0041】そして、エラー情報07Hが計算機リンク
ユニット3Cをリセットさせるものであるか否かを判断
するためエラーコードを検索する(S1003)。検索
結果に基づいてリセットか否かを判断し(S100
4)、図8に示した例では“リセットしない”に設定さ
れているので、リセット判別信号54をOFFのままに
しておき、割込処理を終了し、運転を続行する。
【0042】また、外部電源からの電源供給が停止した
場合、電源ユニット1内の電源断予告発生回路34が電
源断が起きたことを検出し、電源断が起きたことをCP
Uユニット2C内のMPU9へ割込信号として知らせる
までの処理は従来のプログラマブルコントローラと同じ
であるが、CPUユニット2Cは電源断が起きたことを
データバス70を介して、計算機リンクユニット3C、
データ通信ユニット4Cへエラー情報(例えば、エラー
情報を1FHとする)を送信することにより電源ユニッ
ト1の電源断についても対応できる。
【0043】データ通信ユニット4Cの場合も、計算機
リンクユニット3Cと同じようにCPUユニット2C内
部でエラーが発生した場合にCPUユニット2Cから送
信されてくるシステムリセット信号52を、割込信号と
して取り入れ、エラーが発生したことを検知し、図10
に示した処理を実行する。また、特殊機能ユニットでエ
ラー情報をポーリング状態にすることにより、割込信号
なしでも同様のリセット処理を行わせることもできる。
【0044】実施例4. つぎに、第4の実施例について説明する。図4におい
て、3Dはこの発明による計算機リンクユニット、4D
はこの発明によるデータ通信ユニット、32は計算機リ
ンクユニット3D内にあるエラー登録メモリ、33はデ
ータ通信ユニット4D内にあるエラー登録メモリで、他
の構成は図3に示したプログラマブルコントローラと同
じである。また、図12は、計算機リンクユニット3
D、データ通信ユニット4D内にあるエラー登録メモリ
32,33の例である。
【0045】上記第3の実施例にあっては、各特殊機能
ユニット内にあるオペレーティングシステムが各特殊機
能ユニットのリセットを行うか否かの判別処理を行って
いたが、この実施例では計算機リンクユニット3Dの通
信インタフェース12に周辺機器7を接続し、エラー登
録メモリ32の内容をユーザが自由に書き込みすること
ができるように構成されている。書き込み内容はエラー
に対応したエラー情報とし、図12に示した例では8点
までエラー内容が登録できる。
【0046】もし、7点以下の登録の場合における未登
録部分はOFFHとしておき検索時は無視される。ま
た、データ通信ユニット4Dについても同様のことを実
行させる。ここでは、エラー登録を8点までとしている
が、メモリの大きさによりいくつでも登録が可能であ
る。また、エラー登録メモリ32,33の内容をCPU
ユニット2Cより実行するシーケンスプログラムより変
更することも可能である。
【0047】つぎに、動作について説明する。CPUユ
ニット2Cの運転中にエラーが発生してから計算機リン
クユニット3D、データ通信ユニット4Dへエラー情報
を送信し、システムリセット信号52がONとなり、計
算機リンクユニット3D、データ通信ユニット4Dが割
込信号として受け取るまでの処理は上記第3の実施例と
同様である。
【0048】図11において、エラー発生時の特殊ユニ
ット側の割込処理では、CPUユニット2Cからエラー
情報バス70を介して送られてきたCPUエラーデータ
を取り入れ(S1101)、CPUエラーデータをデー
タバス71,72を介して特殊機能ユニット内の通信イ
ンタフェース、または、出力ポートに送信し(S110
2)、外部機器7、子局8へエラー情報を知らせること
ができる。そして、計算機リンクユニット3D、データ
通信ユニット4D内のエラー登録メモリ32,33(エ
ラー登録メモリの内容は図12参照)にエラーコードが
登録してあるか否かをエラー情報により検索し(S11
03)、該検索結果に基づいて登録してあるか否かを判
断する(S1104)。
【0049】その結果、登録してあると判断した場合に
は、計算機リンクユニット3C、データ通信ユニット4
Cはリセットされずに割込処理を終了し、運転を継続す
るが、反対に、登録されてないと判断した場合には、リ
セット判別信号54,55をONにした(S1105)
後、計算機リンクユニット3D、データ通信ユニット4
Dはリセットされ(S1106)、割込処理を終了す
る。そして、計算機リンクユニット3Dとデータ通信ユ
ニット4Dは外部機器との交信を中断する。
【0050】例えば、エラー4がCPUユニット2Cの
運転中に発生したとすると、CPUユニット2Cは同時
にCPUエラー情報バス70へエラーデータ(エラー4
の場合エラー情報04Hとする)を送信し、CPUエラ
ー信号51をONにして、システムリセット信号52も
ONとする。そして、計算機リンクユニット3Dはシス
テムリセット信号52を、割込信号として取り入れ、エ
ラーが発生したことを検知し、図11に示した割込処理
を実行する。
【0051】すなわち、計算機リンクユニット3Dはエ
ラー情報04Hを受け取った後(S1101)、データ
バス71を介して通信インタフェース12へエラー情報
を送信し、外部機器へエラーが発生したことを知らせる
(S1102)。そして、エラー情報04Hが計算機リ
ンクユニット3D内の登録メモリにエラー情報04Hが
登録されているか否かを検索し(S1103)、登録が
あるか否かを判断する(S1104)。図12に示した
例では登録されていないので、リセット判別信号54を
ONにして(S1105)、計算機リンクユニット3D
はリセットされ(S1106)、割込処理を終了し、外
部機器との交信を中断する。
【0052】また、エラー10がCPUユニット2Cの
運転中に発生したとすると、CPUユニット2Cは同時
にCPUエラー情報バス70へエラーデータ(エラー1
0の場合エラー情報0AHとする)を送信し、CPUエ
ラー信号51をONにして、システムリセット信号52
もONとする。そして、計算機リンクユニット3Dはシ
ステムリセット信号52を、割込信号として取り入れ、
エラーが発生したことを検知し、図11に示した割込処
理を実行する。
【0053】すなわち、計算機リンクユニット3Dはエ
ラー情報0AHを受け取った(S1101)後、データ
バス71を介して通信インタフェース12へエラー情報
を送信し、外部機器へエラーが発生したことを知らせる
(S1102)。そして、エラー情報0AHが計算機リ
ンクユニット3D内の登録メモリにエラー情報04Hが
登録されているか否かを検索し(S1103)、登録が
あるか否かを判断する(S1104)。図12に示した
例では登録されているので、リセット信号54はOFF
のままにして、割込処理を終了し、計算機リンクユニッ
ト3Dは運転を継続する。
【0054】データ通信ユニット4Dの場合も、計算機
リンクユニット3Dと同じようにCPUユニット2C内
部でエラーが発生した場合にCPUユニット2Cから送
信されてくるシステムリセット信号52を、割込信号と
して取り入れ、エラーが発生したことを検知し、図11
に示した処理を実行する。
【0055】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明によるプロ
グラマブルコントローラによれば、CPUユニット内の
オペレーティングシステムにエラーレベル判別エリアを
持たせることにより、CPUユニットでエラーが発生し
た場合、CPUユニット内でエラーの重大度を判別でき
るため、ユーザが不要とする単純なエラーに起因するシ
ステム停止がなくなるという効果が得られ、また、上記
の効果に加えてCPUユニット内にエラークラス分け登
録メモリを持たせることにより、ユーザがリセット不要
とするエラーにおいてはリセットさせないように周辺機
器をCPUユニットに接続し、その内容を自由に設定で
きる効果がある。
【0056】また、特殊機能ユニット内にリセット判別
エリアを持つことにより、CPUユニット内部で発生し
たエラーにおいて、計算機リンクユニット、データ通信
ユニットがリセットをかけるか否かを判別できるので、
自ユニットに影響がないエラーに関しては、リセットを
行わずそのまま運転を続行することができ効率的なシス
テム運用ができる効果があり、また、特殊機能ユニット
に接続されている外部機器にエラー情報を知らせること
ができることにより、ユーザが外部機器からどのような
エラーが発生したのかを早急に知ることができ、迅速な
対応が取れるという効果もある。
【0057】さらに、特殊機能ユニット内にエラー登録
メモリを持つことにより、ユーザが周辺機器を特殊機能
ユニットに接続し、自由にその内容を設定できるため、
特殊機能ユニットごとにリセット処理に対する対処がで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるプログラマブルコントローラ
の概略構成(実施例1)を示すブロック図である。
【図2】 この発明によるプログラマブルコントローラ
の概略構成(実施例2)を示すブロック図である。
【図3】 この発明によるプログラマブルコントローラ
の概略構成(実施例3)を示すブロック図である。
【図4】 この発明によるプログラマブルコントローラ
の概略構成(実施例4)を示すブロック図である。
【図5】 CPUユニット内部でエラーが発生したとき
に実行する処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】 CPUユニットのオペレーティングシステム
内におけるエラー判別エリアを示す説明図である。
【図7】 CPUユニットのエラーレベル登録メモリを
示す説明図である。
【図8】 特殊機能ユニットのオペレーティングシステ
ム内にあるエラー判別エリアを示す説明図である。
【図9】 CPUユニット内部にエラーが発生してから
システムリセット信号を送信するまでの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】 各特殊機能ユニットがCPU内部のエラー
を検知したときに割り込みを行う動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】 各特殊機能ユニットがCPU内部のエラー
を検知したときに割り込みを行う動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】 特殊機能ユニット内にあるCPUエラー運
転続行登録メモリを示す説明図である。
【図13】 従来におけるプログラマブルコントローラ
の概略構成を示すブロック図である。
【図14】 図13において電源ユニットに電源断が起
きた場合における処理を示すタイミングチャートであ
る。
【図15】 図13において電源ユニットに瞬時に電源
断が起きた場合の処理を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 電源ユニット、2A,2B,2C CPUユニッ
ト、3,3C,3D 計算機リンクユニット、4,4
C,4D データ通信ユニット、5,5C ベースユニ
ット、6 リセット回路、7 外部機器、8 子局シス
テム、9,10,11 MPU、12,13 通信イン
タフェース、14 周辺機器インタフェース、20,3
0,31 オペレーティングシステム、21 エラーレ
ベル登録メモリ、32,33 エラー登録メモリ、34
電源断予告発生回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−95604(JP,A) 特開 昭61−156407(JP,A) 特開 昭58−158747(JP,A) 特開 平4−245309(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/048 - 19/05 G05B 9/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム全体を制御するCPUユニット
    と、特殊機能ユニットとから構成され、前記CPUユニ
    ット内部にて異常時に発生するエラーリセット信号を前
    記特殊機能ユニットが受け取る機能を有するプログラマ
    ブルコントローラにおいて、 前記CPUユニット内部でエラー発生時に出力するエラ
    ー情報のクラス分けを行うクラス分け手段と、 前記クラス分け手段によるクラス分けに基づいてリセッ
    ト信号を特殊機能ユニットに出力するか否かを判別する
    判別手段と、 を具備し、 前記クラス分け手段によるエラー情報のクラス分けの基
    準をユーザが任意に設定できることを特徴とするプログ
    ラマブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 システム全体を制御するCPUユニット
    と、特殊機能ユニットとから構成され、前記CPUユニ
    ット内部にて異常時に発生するエラーリセット信号を前
    記特殊機能ユニットが受け取る機能を有するプログラマ
    ブルコントローラにおいて、 前記特殊機能ユニットが前記CPUユニット内部にて発
    生したエラー情報に基づいて、前記特殊機能ユニットの
    運転の停止、あるいは、継続を判別をする判別手段を具
    備することを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 前記判別手段による前記特殊機能ユニッ
    トの運転の停止、あるいは、継続を判別をする判別基準
    をユーザが任意に設定できることを特徴とする請求項2
    に記載のプログラマブルコントローラ。
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