JP2856320B2 - 自動販売機等の補助錠装置 - Google Patents

自動販売機等の補助錠装置

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JP2856320B2
JP2856320B2 JP27296396A JP27296396A JP2856320B2 JP 2856320 B2 JP2856320 B2 JP 2856320B2 JP 27296396 A JP27296396 A JP 27296396A JP 27296396 A JP27296396 A JP 27296396A JP 2856320 B2 JP2856320 B2 JP 2856320B2
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真一郎 南
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は自動販売機等にお
いて使用される補助錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般に街頭設置の自動販売機において
は、防犯性の向上のために通常の扉用ロックハンドル装
置に加えてチェーン錠等の補助錠装置を使用している。
このチェーン錠はチェーンの一端を自動販売機の固定枠
体に固定し、扉に掛け渡したチェーンの自由端を扉に設
けた錠装置によって拘束するものである。
【0003】しかしながらチェーン錠では、チェーンが
露出配置されているため、カッター等の工具でチェーン
が切断されてしまうという難点がある。また、切断され
ないようにチェーンの径を太くすると、チェーン錠自体
の重量が増加して操作性が悪くなると共に、全体が大き
くなってチェーン錠が歩道等にはみ出すことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、切断等の破壊工作に対して強いと共に、操作性
にも優れている自動販売機等の補助錠装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の補助錠装置は、自
動販売機等の固定枠体1と扉3の一方に取り付けられ、
側面にプラグ部2aを突出形成し、プラグ部2aの内側
に係止凹部10を設けた第1係合部材2と;固定枠体1
と扉4の他方に取り付けられ、側面にソケット部4aを
形成した第2係合部材4と;第2係合部材4に埋め込み
固着された錠前ユニット5と;第2係合部材4内に設け
られ、錠前ユニット5のロータ5aに一体回転するよう
に連結された操作カム盤7と;第2係合部材4のソケッ
ト部4a内に収容され、先端フック部6aが第2係合部
材4の係止凹部10に係脱するように中間部を枢軸8に
よって第2係合部材4に枢着され、操作カム盤7の駆動
突起11が係合する受動凹部12を基端部に設けたフッ
ク部材6とからなり、錠前ユニット5の鍵9によって操
作カム盤7を回してフック部材6を回転させる。
【0006】扉3は補助錠装置を取り付けた側とは反対
側の端部において蝶番によって本体1に連結されてい
る。扉3を閉鎖したとき、閉鎖回転の終端で第1係合部
材2のプラグ部2aが第2係合部材4のソケット部4a
に入り込む。この段階で錠前ユニット5のロータ5aに
鍵9を差し込み、ロータ5aを所定方向に回すと、操作
カム盤7の駆動突起11がフック部材6の受動凹部12
の内壁面を押すため、フック部材6は枢軸8を中心に回
転し、先端フック部6aが第1係合部材2の係止凹部1
0に係合する。これによって扉3は本体1に係止施錠さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】 図示の実施例では、第1係合部
材2は螺子孔13に裏側からねじ込んだロックボルト1
5とナット17によって自動販売機の固定枠体1に締め
付け固着され、第2係合部材4は螺子孔14に裏側から
ねじ込んだロックボルト16とナット18によって扉3
に締め付け固着されている。錠前ユニット5は第2係合
部材4の下端部に埋め込み収容され、背面側から螺子孔
21にねじ込んだビス23によって第2係合部材4に抜
脱不能に締め付け固定されている。フック部材6の枢軸
8は第2係合部材4と一体に形成され、フック部材6の
軸孔24に嵌められている。枢軸8の螺子孔20には座
金板19を通して止めビス20がねじ込まれ、フック部
材6の抜脱が阻止されている。
【0008】フック部材6の基端部6bは幅厚く形成さ
れ、受動凹部12は溝状に設けられている。第2係合部
材4のソケット部4aの下側壁部26には円形透孔25
が設けられ、操作カム盤7は該透孔25に回転可能に収
容されている。駆動突起11は操作カム盤7の回転中心
から偏心して設けられている。操作カム盤7の中央部に
は小判形透孔27が設けられ、ロータ5bの断面小判形
軸部がこれに嵌め込められている。ロータ5bには回転
角度を90度に規制する回転角度規制板28が嵌められ
ている。
【0009】
【発明の効果】 以上のように本発明の補助錠装置で
は、第1係合部材2のプラグ部2aが第2係合部材4の
ソケット部4aに入り込み、第2係合部材4に設けたフ
ック部材6の先端フック部6aがプラグ部2aに設けた
係止凹部10に係合するため、切断による破壊工作に対
して強化されている。入り組んで係合している施錠部分
の破壊完了に至るまでの所要時間が相当に長く、通常の
窃盗犯は発見の危険性を感じて犯行途中で立ち去るよう
に動機付けられるため、防犯性において優れている。ま
た、第1係合部材2のプラグ部2aと第2係合部材4の
ソケット部4aとの係合は、扉3の閉鎖動作の終端で自
動的になされ、あとは錠前ユニット5の鍵9を回してフ
ック部材6を回転させるだけであるから、操作性におい
ても優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る補助錠装置の施錠状
態を示す平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図2のB−B線断面図である。
【図4】 図2のC−C線断面図である。
【図5】 図2のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 第1係合部材 2a プラグ部 3 扉 4 第2係合部材 4a ソケット部 5 錠前ユニット 6 フック部材 6a 先端フック部 7 操作カム盤 8 枢軸 9 鍵 10 係止凹部 11 駆動突起 12 受動凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機等の固定枠体1と扉3の一方
    に取り付けられ、側面にプラグ部2aを突出形成し、プ
    ラグ部2aの内側に係止凹部10を設けた第1係合部材
    2と;固定枠体1と扉4の他方に取り付けられ、側面に
    ソケット部4aを形成した第2係合部材4と;第2係合
    部材4に埋め込み固着された錠前ユニット5と;第2係
    合部材4内に設けられ、錠前ユニット5のロータ5aに
    一体回転するように連結された操作カム盤7と;第2係
    合部材4のソケット部4a内に収容され、先端フック部
    6aが第2係合部材4の係止凹部10に係脱するように
    中間部を枢軸8によって第2係合部材4に枢着され、操
    作カム盤7の駆動突起11が係合する受動凹部12を基
    端部に設けたフック部材6とからなり、錠前ユニット5
    の鍵9によって操作カム盤7を回してフック部材6を回
    転させる自動販売機等の補助錠装置。
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