JP2855843B2 - モジュール枠への艤装品取付け方法 - Google Patents
モジュール枠への艤装品取付け方法Info
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- JP2855843B2 JP2855843B2 JP2292445A JP29244590A JP2855843B2 JP 2855843 B2 JP2855843 B2 JP 2855843B2 JP 2292445 A JP2292445 A JP 2292445A JP 29244590 A JP29244590 A JP 29244590A JP 2855843 B2 JP2855843 B2 JP 2855843B2
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- Japan
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- module frame
- fittings
- ship
- mounting
- fitting
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- Ship Loading And Unloading (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はモジュール枠への艤装品取付け方法に関する
ものである。
ものである。
［従来の技術］ 船舶の機関室には、多種多様の機器、配管、配線など
の艤装品が船殻構造物に据付固定されており、通常は船
殻構造物の甲板が建造された後に、その甲板上に配置す
る艤装品を機関室内に運び込んで据付、固定するように
している。
の艤装品が船殻構造物に据付固定されており、通常は船
殻構造物の甲板が建造された後に、その甲板上に配置す
る艤装品を機関室内に運び込んで据付、固定するように
している。
しかし、上記従来方式においては、据付等の船内作業
が非常に多く、しかも環境の悪い場所での作業となるた
めに作業能率が低く工期が延長されてしまう問題があ
り、更に船内での据付、固定作業には、寸法誤差による
調整作業が非常に多く発生して、更に作業能率を低下さ
せてしまう問題がある。
が非常に多く、しかも環境の悪い場所での作業となるた
めに作業能率が低く工期が延長されてしまう問題があ
り、更に船内での据付、固定作業には、寸法誤差による
調整作業が非常に多く発生して、更に作業能率を低下さ
せてしまう問題がある。
このような問題点を解決する方法として、艤装品を複
数のブロックに分けて工場等で予めモジュール枠に取付
けておき、艤装品をモジュール枠ごと船内に運び込んで
設置し、更に別の艤装品を取付けたモジュール枠を運び
込んでモジュール枠同志及び艤装品間の連結を行うよう
にした搭載方法が考えられる。
数のブロックに分けて工場等で予めモジュール枠に取付
けておき、艤装品をモジュール枠ごと船内に運び込んで
設置し、更に別の艤装品を取付けたモジュール枠を運び
込んでモジュール枠同志及び艤装品間の連結を行うよう
にした搭載方法が考えられる。
この方法によれば、船外で比較的精度良く製作されて
艤装品が取付けられたモジュール枠を、船内に運び込ん
で連結を行うのみであるため、船内での作業が著しく減
少されて工期の短縮を図ることができる。
艤装品が取付けられたモジュール枠を、船内に運び込ん
で連結を行うのみであるため、船内での作業が著しく減
少されて工期の短縮を図ることができる。
［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記したようなモジュール枠は、工場等で比
較的精度良く構成することができたとしても、モジュー
ル枠に対する艤装品の取付け作業、及びモジュール枠の
船内への搭載時の位置決めの仕方によっては寸法誤差が
累積され、よってモジュール枠間及び艤装品間での調整
が必要となり、この調整のために多大の手数と時間を要
してしまう問題があり、実際上実施が困難になってしま
うことが考えられる。
較的精度良く構成することができたとしても、モジュー
ル枠に対する艤装品の取付け作業、及びモジュール枠の
船内への搭載時の位置決めの仕方によっては寸法誤差が
累積され、よってモジュール枠間及び艤装品間での調整
が必要となり、この調整のために多大の手数と時間を要
してしまう問題があり、実際上実施が困難になってしま
うことが考えられる。
本発明は、上記した点に鑑みてなしたもので、モジュ
ール枠に対する艤装品の取付けを精度良く行うことがで
き、且つ同時に船内へのモジュール枠の搭載をも精度良
く行うことのできるモジュール枠への艤装品取付け方法
を提供することを目的としている。
ール枠に対する艤装品の取付けを精度良く行うことがで
き、且つ同時に船内へのモジュール枠の搭載をも精度良
く行うことのできるモジュール枠への艤装品取付け方法
を提供することを目的としている。
［課題を解決するための手段］ 本発明は架空の六面体を形成するように組立てられた
モジュール枠に、前記架空の六面体の船首側面と船体中
心側面との成す稜線上のモジュール枠の１点を左右、前
後の原点とし、且つ前記架空の六面体の上面及び下面の
１点を夫々上下方向の基準点として艤装品とその接続部
を位置決めして取付けることを特徴とするモジュール枠
への艤装品取付け方法にかかるものである。
モジュール枠に、前記架空の六面体の船首側面と船体中
心側面との成す稜線上のモジュール枠の１点を左右、前
後の原点とし、且つ前記架空の六面体の上面及び下面の
１点を夫々上下方向の基準点として艤装品とその接続部
を位置決めして取付けることを特徴とするモジュール枠
への艤装品取付け方法にかかるものである。
［作用］ モジュール枠に対する艤装品の取付け位置を左右前後
の原点と上下方向の基準点による１点から決定するよう
にしているので、各モジュール枠内での寸法誤差の発生
を最小限に抑えることができる。又前記原点を基準にし
て各モジュール枠を船内に位置決めして搭載すると、モ
ジュール枠の寸法誤差が累積されることも防止される。
の原点と上下方向の基準点による１点から決定するよう
にしているので、各モジュール枠内での寸法誤差の発生
を最小限に抑えることができる。又前記原点を基準にし
て各モジュール枠を船内に位置決めして搭載すると、モ
ジュール枠の寸法誤差が累積されることも防止される。
［実 施 例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第１図は本発明の方法に用いるモジュール枠１の基本
的形状の一例を示すもので、モジュール枠１は、２本の
平行な左右方向に延びる主桁２と、該主桁２間を前後方
向に一体に溶接固定する梁部材３と、前記主桁２と梁部
材３との接合部の上下に垂直に一体に溶接固定された上
部支柱４と下部支柱５とを備えている。
的形状の一例を示すもので、モジュール枠１は、２本の
平行な左右方向に延びる主桁２と、該主桁２間を前後方
向に一体に溶接固定する梁部材３と、前記主桁２と梁部
材３との接合部の上下に垂直に一体に溶接固定された上
部支柱４と下部支柱５とを備えている。
前記モジュール枠１の各端部には、フランジ上の接続
金具６が取付けてあり、接続金具６の外側面（接続面）
により、全体として架空の六面体を形成するようにして
いる。
金具６が取付けてあり、接続金具６の外側面（接続面）
により、全体として架空の六面体を形成するようにして
いる。
図中７は重量物の機器８等の艤装品を支持するために
追加された補助梁、３′は前記モジュール枠１を船内搭
載する際に該モジュール枠１を第２図の船殻構造物（バ
ルクヘッド等）９に連結して拘束するための延長部、10
は補強リブ、11は補強ブラケットを示す。
追加された補助梁、３′は前記モジュール枠１を船内搭
載する際に該モジュール枠１を第２図の船殻構造物（バ
ルクヘッド等）９に連結して拘束するための延長部、10
は補強リブ、11は補強ブラケットを示す。
又、前記したモジュール枠１には前記機器８の他、配
管12や配線13等の種々の艤装品が取付けられる。14は配
管12の端部に接続のために備えられているフランジ等の
接続部を示す。
管12や配線13等の種々の艤装品が取付けられる。14は配
管12の端部に接続のために備えられているフランジ等の
接続部を示す。
上記モジュール枠１は、主桁２、梁部材３、上下部の
支柱4,5等を溶接により枠状に組立て、溶接歪を除去し
た後、精度良く位置決め支持した接続金具６と前記各部
材2,3,4,5とを溶接に連結することにより構成され、こ
れにより精度の高い架空の六面体を形成することができ
る。
支柱4,5等を溶接により枠状に組立て、溶接歪を除去し
た後、精度良く位置決め支持した接続金具６と前記各部
材2,3,4,5とを溶接に連結することにより構成され、こ
れにより精度の高い架空の六面体を形成することができ
る。
上記モジュール枠１に艤装品8,12,13を取付けるに当
っては、架空の六面体の左右方向一端面と前後方向一側
面とによって形成される稜線18上に位置する１つの接続
金具６の一点（例えば中央）を左右、前後の原点Ｘと
し、該原点Ｘを基準として前記艤装8,12,13及び接続部1
4の位置決め、取付けを行う。このとき、前記原点Ｘ
は、船の船首側面（第１図Ａ）で、且つ船体中心側面
（第１図Ｂ）の稜線18に位置する接続金具６を選択す
る。
っては、架空の六面体の左右方向一端面と前後方向一側
面とによって形成される稜線18上に位置する１つの接続
金具６の一点（例えば中央）を左右、前後の原点Ｘと
し、該原点Ｘを基準として前記艤装8,12,13及び接続部1
4の位置決め、取付けを行う。このとき、前記原点Ｘ
は、船の船首側面（第１図Ａ）で、且つ船体中心側面
（第１図Ｂ）の稜線18に位置する接続金具６を選択す
る。
又、前記架空の六面体の上面Ｃを形成する上部支柱４
の接続金具６のうち、前記原点Ｘに最も近い位置の接続
金具６の上面の一点（例えば中央）を上部の基準点Y1と
し、又架空の六面体の下面Ｄを形成する下部支柱５の接
続金具６のうち、前記原点Ｘに最も近い接続金具６の下
面の一点（例えば中央）を下部の基準点Y2とし、上記基
準点Y1,Y2に基づいて前記艤装品8,12,13及び接続部14の
上下方向の位置決めを行う。
の接続金具６のうち、前記原点Ｘに最も近い位置の接続
金具６の上面の一点（例えば中央）を上部の基準点Y1と
し、又架空の六面体の下面Ｄを形成する下部支柱５の接
続金具６のうち、前記原点Ｘに最も近い接続金具６の下
面の一点（例えば中央）を下部の基準点Y2とし、上記基
準点Y1,Y2に基づいて前記艤装品8,12,13及び接続部14の
上下方向の位置決めを行う。
上記したように、艤装品8,12,13の取付け時に、左
右、前後の原点Ｘと上下の基準点Y1,Y2を一貫させるこ
とにより、すべての艤装品8,12,13及び接続部14を高い
精度で位置決めして取付けることができる。
右、前後の原点Ｘと上下の基準点Y1,Y2を一貫させるこ
とにより、すべての艤装品8,12,13及び接続部14を高い
精度で位置決めして取付けることができる。
前記艤装品8,12,13が取付けられたモジュール枠１を
船内に搭載する場合は、第２図に示す如く、船15の機関
室16の船首側且つ船体中心17側とした前記各モジュール
枠１の原点Ｘを船15の設置計画点に一致させるように順
次配設することにより、各モジュール枠１の寸法誤差が
累積されるのを防止することができる。
船内に搭載する場合は、第２図に示す如く、船15の機関
室16の船首側且つ船体中心17側とした前記各モジュール
枠１の原点Ｘを船15の設置計画点に一致させるように順
次配設することにより、各モジュール枠１の寸法誤差が
累積されるのを防止することができる。
従って、船内搭載時におけるモジュール枠１間及び艤
装品8,12,13間の位置調整を全くなくして、船内搭載時
における工期を著しく短縮することができる。また精度
が確保されることにより、モジュールの互換性が確保さ
れる。
装品8,12,13間の位置調整を全くなくして、船内搭載時
における工期を著しく短縮することができる。また精度
が確保されることにより、モジュールの互換性が確保さ
れる。
尚、本発明のモジュール枠への艤装品取付け方法は、
上述の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば上
面に艤装品取付け用の板材を備えている場合には、該板
材の船首側面と船体中心側面を形成する１つのコーナー
部を左右、前後の原点としても良いこと、その他本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
上述の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば上
面に艤装品取付け用の板材を備えている場合には、該板
材の船首側面と船体中心側面を形成する１つのコーナー
部を左右、前後の原点としても良いこと、その他本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明のモジュール枠への艤装
品取付け方法によれば、モジュール枠に対する艤装品の
取付け位置を左右前後の原点と上下方向に基準点による
１点から決定するようにしているので、各モジュール枠
内での寸法誤差の発生を最小限に押えることができ、又
前記原点を基準にして各モジュール枠を船内に位置決め
して搭載すると、モジュール枠の寸法誤差が累積される
ことも防止でき、よって船内への艤装品の一括搭載を可
能にして工期の大幅な短縮を達成できる優れた効果を奏
し得る。
品取付け方法によれば、モジュール枠に対する艤装品の
取付け位置を左右前後の原点と上下方向に基準点による
１点から決定するようにしているので、各モジュール枠
内での寸法誤差の発生を最小限に押えることができ、又
前記原点を基準にして各モジュール枠を船内に位置決め
して搭載すると、モジュール枠の寸法誤差が累積される
ことも防止でき、よって船内への艤装品の一括搭載を可
能にして工期の大幅な短縮を達成できる優れた効果を奏
し得る。
第１図は本発明の艤装品取付け方法の一例を示す斜視
図、第２図はモジュール枠を船内に搭載する状態を示す
平面図である。 １はモジュール枠、８は機器（艤装品）、12は配管（艤
装品）、13は配線（艤装品）、14は接続部、18は稜線、
Ａは船首側面、Ｂは船体中心側面、Ｘは原点、Y1,Y2は
基準点を示す。
図、第２図はモジュール枠を船内に搭載する状態を示す
平面図である。 １はモジュール枠、８は機器（艤装品）、12は配管（艤
装品）、13は配線（艤装品）、14は接続部、18は稜線、
Ａは船首側面、Ｂは船体中心側面、Ｘは原点、Y1,Y2は
基準点を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 半田 和久 広島県呉市昭和町２番１号 石川島播磨 重工業株式会社呉第一工場内 (72)発明者 藤光 良一 広島県呉市昭和町２番１号 石川島播磨 重工業株式会社呉第一工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B63B 9/00 B63B 9/06 E04B 1/348
Claims (1)
- 【請求項１】架空の六面体を形成するように組立てられ
たモジュール枠に、前記架空の六面体の船首側面と船体
中心側面との成す稜線上のモジュール枠の１点を左右、
前後の原点とし、且つ前記架空の六面体の上面及び下面
の１点を夫々上下方向の基準点として艤装品とその接続
部を位置決めして取付けることを特徴とするモジュール
枠への艤装品取付け方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2292445A JP2855843B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | モジュール枠への艤装品取付け方法 |
| US07/774,318 US5170736A (en) | 1990-10-30 | 1991-10-10 | Method for installing outfitting component onto module frame |
| BR919104681A BR9104681A (pt) | 1990-10-30 | 1991-10-29 | Processo para instalar um componente acessorio em uma armacao de modulo |
| KR1019910019020A KR0132561B1 (ko) | 1990-10-30 | 1991-10-29 | 모듈 프레임상의 의장부품 장착 방법 |
| DE69102122T DE69102122T2 (de) | 1990-10-30 | 1991-10-29 | Verfahren für die Anbringung von Anschlussstücken auf einem Modulrahmen. |
| EP91309973A EP0484099B1 (en) | 1990-10-30 | 1991-10-29 | Method of installing fittings on a module frame |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2292445A JP2855843B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | モジュール枠への艤装品取付け方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04166492A JPH04166492A (ja) | 1992-06-12 |
| JP2855843B2 true JP2855843B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=17781894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2292445A Expired - Fee Related JP2855843B2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | モジュール枠への艤装品取付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2855843B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103204222A (zh) * | 2012-01-12 | 2013-07-17 | 江苏新世纪造船有限公司 | 机舱集控室模块化制造 |
| CN102556282B (zh) * | 2012-01-17 | 2014-08-13 | 广州广船国际股份有限公司 | 一种船舶集控室的建造工艺 |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP2292445A patent/JP2855843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04166492A (ja) | 1992-06-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |