JP2855257B2 - オイル保持筒およびオイル塗布ローラ - Google Patents
オイル保持筒およびオイル塗布ローラInfo
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C1/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating
- B05C1/04—Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length
- B05C1/08—Apparatus in which liquid or other fluent material is applied to the surface of the work by contact with a member carrying the liquid or other fluent material, e.g. a porous member loaded with a liquid to be applied as a coating for applying liquid or other fluent material to work of indefinite length using a roller or other rotating member which contacts the work along a generating line
- B05C1/0808—Details thereof, e.g. surface characteristics
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2017—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
- G03G15/2025—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid
-
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03G2215/20—Details of the fixing device or porcess
- G03G2215/2093—Release agent handling devices
-
- G—PHYSICS
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- G03G2215/2096—Release agent handling devices using porous fluoropolymers for wicking the release agent
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機、電子写真
式プリンタ等における定着装置のオイル塗布ローラおよ
びそれに使用するオイル保持筒に関するものである。
式プリンタ等における定着装置のオイル塗布ローラおよ
びそれに使用するオイル保持筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電複写機や電子写真式プリンタの定着
装置の多くはオイル塗布ローラと呼ばれる部品を備えて
おり、このオイル塗布ローラを定着ローラに接触させて
回転させ、その間に定着ローラに微量のシリコーンオイ
ルを塗布して記録紙の剥離性を良くするようになってい
る。オイル塗布ローラには、定着ローラに付着したトナ
ーをふき取ってオフセットを防止する役割もある。
装置の多くはオイル塗布ローラと呼ばれる部品を備えて
おり、このオイル塗布ローラを定着ローラに接触させて
回転させ、その間に定着ローラに微量のシリコーンオイ
ルを塗布して記録紙の剥離性を良くするようになってい
る。オイル塗布ローラには、定着ローラに付着したトナ
ーをふき取ってオフセットを防止する役割もある。
【0003】オイル塗布ローラが定着ローラに塗布する
シリコーンオイルは、別に用意されたオイル貯留部材か
らオイル塗布ローラに逐次供給される場合もあるが、オ
イル塗布ローラ自身に一定量を保持させておき、保持さ
せたオイルがなくなったときはオイル塗布ローラ全体を
交換するのが普通である。
シリコーンオイルは、別に用意されたオイル貯留部材か
らオイル塗布ローラに逐次供給される場合もあるが、オ
イル塗布ローラ自身に一定量を保持させておき、保持さ
せたオイルがなくなったときはオイル塗布ローラ全体を
交換するのが普通である。
【0004】オイル塗布ローラにシリコーンオイルを保
持させる機構としては、従来、 駆動軸に直接、またはシリコーンゴム層を介して、
紙やフェルトを巻き付け、そこにシリコーンオイルを含
浸させたもの; 駆動軸にオイル保持層としてのフェルト等を巻き付
けてシリコーンオイルを含浸させ、その表面に、定着ロ
ーラと接触させるフェルト層を設けたもの; オイル塗布ローラの駆動軸を油透過性かつ中空のも
のにし、その中空部にシリコーンオイルを封入しておく
もの; などがあった。
持させる機構としては、従来、 駆動軸に直接、またはシリコーンゴム層を介して、
紙やフェルトを巻き付け、そこにシリコーンオイルを含
浸させたもの; 駆動軸にオイル保持層としてのフェルト等を巻き付
けてシリコーンオイルを含浸させ、その表面に、定着ロ
ーラと接触させるフェルト層を設けたもの; オイル塗布ローラの駆動軸を油透過性かつ中空のも
のにし、その中空部にシリコーンオイルを封入しておく
もの; などがあった。
【0005】オイル塗布ローラに要求される性能は、使
用中のオイル塗布量の変動が小さく、長時間使用しなか
った後の運転再開時にも過大量のオイルを塗布して記録
紙をオイルで汚すことがなく、オイル保持量が大きく長
期使用が可能でしかもなるべく小型であること、などで
ある。
用中のオイル塗布量の変動が小さく、長時間使用しなか
った後の運転再開時にも過大量のオイルを塗布して記録
紙をオイルで汚すことがなく、オイル保持量が大きく長
期使用が可能でしかもなるべく小型であること、などで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
オイル塗布ローラに要求される諸性能を考慮し、長期に
わたり安定したオイル供給が可能で製造も容易な新規オ
イル塗布ローラ、およびそのためのオイル保持筒を提供
することにある。
オイル塗布ローラに要求される諸性能を考慮し、長期に
わたり安定したオイル供給が可能で製造も容易な新規オ
イル塗布ローラ、およびそのためのオイル保持筒を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、結合剤により
相互に結合された耐熱性繊維からなる多孔質円筒状成形
体であって平均気孔径が15〜50μm、気孔率が50
〜80%であることを特徴とするオイル保持筒、および
該オイル保持筒をシリコーンオイル貯留部材として用い
たオイル塗布ローラを提供するものである。
相互に結合された耐熱性繊維からなる多孔質円筒状成形
体であって平均気孔径が15〜50μm、気孔率が50
〜80%であることを特徴とするオイル保持筒、および
該オイル保持筒をシリコーンオイル貯留部材として用い
たオイル塗布ローラを提供するものである。
【0008】
【作用】本発明によるオイル保持筒は、その微細な気孔
部分がシリコーンオイルで満たされるまでシリコーンオ
イルを含浸させたのち、その中空部に駆動軸を挿通し、
両端部で駆動軸に固定する。保持筒表面には、従来のオ
イル塗布ローラの表面層と同様に、耐熱性繊維からなる
フェルトを固着する。
部分がシリコーンオイルで満たされるまでシリコーンオ
イルを含浸させたのち、その中空部に駆動軸を挿通し、
両端部で駆動軸に固定する。保持筒表面には、従来のオ
イル塗布ローラの表面層と同様に、耐熱性繊維からなる
フェルトを固着する。
【0009】オイル保持筒の気孔部分に保持されていた
シリコーンオイルは少しずつ滲みだして表面フェルト層
を構成する繊維の表面を濡らし、そのオイル塗布ローラ
を装着した機器の作動中、オイル塗布ローラが回転しな
がら接触する定着ローラに塗布される。表面フェルト層
のシリコーンオイルが定着ローラに奪われると減少分は
逐次オイル保持筒から補給されるので、表面フェルト層
は常にシリコーンオイルで濡れた状態に保たれる。
シリコーンオイルは少しずつ滲みだして表面フェルト層
を構成する繊維の表面を濡らし、そのオイル塗布ローラ
を装着した機器の作動中、オイル塗布ローラが回転しな
がら接触する定着ローラに塗布される。表面フェルト層
のシリコーンオイルが定着ローラに奪われると減少分は
逐次オイル保持筒から補給されるので、表面フェルト層
は常にシリコーンオイルで濡れた状態に保たれる。
【0010】オイル保持筒の平均気孔径が15〜50μ
mであることは、オイル保持筒から表面フェルト層への
シリコーンオイル補給が円滑に行われるために必要であ
る。気孔径が上記範囲よりも小さいと、毛細管現象によ
るオイル保持力が強すぎて、表面フェルト層にシリコー
ンオイルが円滑に補給されず、連続的に使用したときな
ど、定着ローラへのオイル塗布量が不足することにな
る。反対に気孔径が大きすぎると、オイル保持力が弱く
なってシリコーンオイルが表面フェルト層に過度に移行
してしまい、定着ローラへのオイル塗布量が過大にな
る。特に、機器停止中にはオイル塗布ローラと接触して
いた部分にオイルが多量に移行し、それが機器の運転再
開時に記録紙を汚すことになる。
mであることは、オイル保持筒から表面フェルト層への
シリコーンオイル補給が円滑に行われるために必要であ
る。気孔径が上記範囲よりも小さいと、毛細管現象によ
るオイル保持力が強すぎて、表面フェルト層にシリコー
ンオイルが円滑に補給されず、連続的に使用したときな
ど、定着ローラへのオイル塗布量が不足することにな
る。反対に気孔径が大きすぎると、オイル保持力が弱く
なってシリコーンオイルが表面フェルト層に過度に移行
してしまい、定着ローラへのオイル塗布量が過大にな
る。特に、機器停止中にはオイル塗布ローラと接触して
いた部分にオイルが多量に移行し、それが機器の運転再
開時に記録紙を汚すことになる。
【0011】なお、オイル保持筒の気孔率は、上述のオ
イル滲出特性よりも、保持可能なシリコーンオイルの量
に関係があり、気孔率が高いほど多量のシリコーンオイ
ルを保持させることができる。気孔率が50%未満では
シリコーンオイルを少ししか保持させることができず、
オイル塗布ローラとしての寿命が短かすぎることにな
る。一方、気孔率が80%をこえる高度に多孔質のもの
にすると、オイル塗布ローラとして必要な強度を確保す
ることが難しくなる。
イル滲出特性よりも、保持可能なシリコーンオイルの量
に関係があり、気孔率が高いほど多量のシリコーンオイ
ルを保持させることができる。気孔率が50%未満では
シリコーンオイルを少ししか保持させることができず、
オイル塗布ローラとしての寿命が短かすぎることにな
る。一方、気孔率が80%をこえる高度に多孔質のもの
にすると、オイル塗布ローラとして必要な強度を確保す
ることが難しくなる。
【0012】ここで、気孔率とは次の式で算出される値
である。 気孔率(%)=〔1−嵩比重/真比重〕×100 次に本発明のオイル保持筒の製造法を説明する。
である。 気孔率(%)=〔1−嵩比重/真比重〕×100 次に本発明のオイル保持筒の製造法を説明する。
【0013】原料の耐熱性繊維としては、ロックウー
ル、アルミノシリケート質繊維、アルミナ繊維、ガラス
繊維、アラミド繊維等、任意の化学組成のものを使用す
ることができるが、前述のような大きな気孔径のオイル
保持筒を得るには、やや太い、たとえば繊維径が約2〜
15μmのものを用いるのが有利である。
ル、アルミノシリケート質繊維、アルミナ繊維、ガラス
繊維、アラミド繊維等、任意の化学組成のものを使用す
ることができるが、前述のような大きな気孔径のオイル
保持筒を得るには、やや太い、たとえば繊維径が約2〜
15μmのものを用いるのが有利である。
【0014】結合剤としては、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、フェノール樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリア
クリル酸ソーダ等の有機質結合剤のほか、コロイダルシ
リカ、アルミナゾル等の無機質結合剤を用いることがで
きる。
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、フェノール樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリア
クリル酸ソーダ等の有機質結合剤のほか、コロイダルシ
リカ、アルミナゾル等の無機質結合剤を用いることがで
きる。
【0015】セラミック繊維と結合剤は、適量の水を加
えて混合し、均一な可塑性混合物とする。用いる耐熱性
繊維の繊維径は製品の気孔径に影響し、結合剤および水
の配合量は気孔率を左右するので、原料の好適配合比は
必要とされる製品特性によって異なるが、おおむね次の
範囲にある。 耐熱性繊維 50〜90重量% 結合剤 50〜10 重量% 水 上記原料の合計量100重量部あたり10
0〜200重量部
えて混合し、均一な可塑性混合物とする。用いる耐熱性
繊維の繊維径は製品の気孔径に影響し、結合剤および水
の配合量は気孔率を左右するので、原料の好適配合比は
必要とされる製品特性によって異なるが、おおむね次の
範囲にある。 耐熱性繊維 50〜90重量% 結合剤 50〜10 重量% 水 上記原料の合計量100重量部あたり10
0〜200重量部
【0016】得られた可塑性混合物を所定の寸法の円筒
状に押出成形し、次いで常温または加熱下に乾燥する
が、乾燥前または乾燥後に、オイル塗布ローラの長さに
合わせて適当な長さに切断して、本発明のオイル保持筒
を得る。
状に押出成形し、次いで常温または加熱下に乾燥する
が、乾燥前または乾燥後に、オイル塗布ローラの長さに
合わせて適当な長さに切断して、本発明のオイル保持筒
を得る。
【0017】このオイル保持筒からオイル塗布ローラを
得るには、オイル塗布ローラの駆動軸の直径よりも僅か
に大きい内径を有するように成形しておいたオイル保持
筒にシリコーンオイルを含浸後、その中空部に駆動軸を
挿通し、両端で駆動軸に固定し、さらにその表面にアラ
ミド系その他任意の耐熱性繊維からなるフェルトを巻き
付ける。
得るには、オイル塗布ローラの駆動軸の直径よりも僅か
に大きい内径を有するように成形しておいたオイル保持
筒にシリコーンオイルを含浸後、その中空部に駆動軸を
挿通し、両端で駆動軸に固定し、さらにその表面にアラ
ミド系その他任意の耐熱性繊維からなるフェルトを巻き
付ける。
【0018】本発明によるオイル保持筒が保持できるシ
リコーンオイルの量は保持筒の気孔率によって異なる
が、通常、保持筒重量の45〜180重量%程度であ
る。
リコーンオイルの量は保持筒の気孔率によって異なる
が、通常、保持筒重量の45〜180重量%程度であ
る。
【0019】
【実施例】平均繊維径3.8μmのアルミノシリケート質
繊維67重量部、有機結合剤15重量部、および水95
重量部を混練後、得られた可塑性混合物を円筒状に押出
成形した。次いで成形物を105℃で乾燥し、気孔率7
2.9%、平均気孔径18.8μm、内径6mm、嵩比重0.
64、外径16mm、長さ300mmのオイル保持筒を得
た。
繊維67重量部、有機結合剤15重量部、および水95
重量部を混練後、得られた可塑性混合物を円筒状に押出
成形した。次いで成形物を105℃で乾燥し、気孔率7
2.9%、平均気孔径18.8μm、内径6mm、嵩比重0.
64、外径16mm、長さ300mmのオイル保持筒を得
た。
【0020】このオイル保持筒を粘度60000csのシ
リコーンオイル中に浸漬して保持筒壁部に35gのシリ
コーンオイルを含浸させた後、保持筒中空部に直径6mm
の駆動軸を挿通し、保持筒両端部を環状の固定金具で駆
動軸に固定した。さらに、オイル保持筒の外周面にアラ
ミド系耐熱性繊維からなるフェルトを巻き付けて、オイ
ル塗布ローラを得た。
リコーンオイル中に浸漬して保持筒壁部に35gのシリ
コーンオイルを含浸させた後、保持筒中空部に直径6mm
の駆動軸を挿通し、保持筒両端部を環状の固定金具で駆
動軸に固定した。さらに、オイル保持筒の外周面にアラ
ミド系耐熱性繊維からなるフェルトを巻き付けて、オイ
ル塗布ローラを得た。
【0021】上記オイル塗布ローラをオイル吐出特性試
験機に装着し、複写機に装着して使用したのと同様の連
続通紙条件でオイル吐出量の変化を調べた。その結果、
記録紙1000枚当たりのオイル吐出量は、積算通紙枚
数が10万枚に達するまで、好ましい水準である0.0
7〜0.1gを維持した。
験機に装着し、複写機に装着して使用したのと同様の連
続通紙条件でオイル吐出量の変化を調べた。その結果、
記録紙1000枚当たりのオイル吐出量は、積算通紙枚
数が10万枚に達するまで、好ましい水準である0.0
7〜0.1gを維持した。
【0022】比較のため、平均繊維径が2μmのアルミ
ノシリケート質繊維を原料として用いたほかは同様にし
て製造した平均気孔径14.2μmのオイル保持筒(気孔
率75.9%、嵩比重0.55)を用いてオイル塗布ロー
ラを製造し、同様のオイル吐出特性試験を行なった。そ
の場合、オイル含浸量は36gで大差がなかったにもか
かわらず、上記の好ましいオイル吐出量を維持できたの
は積算通紙枚数20000枚までであった。
ノシリケート質繊維を原料として用いたほかは同様にし
て製造した平均気孔径14.2μmのオイル保持筒(気孔
率75.9%、嵩比重0.55)を用いてオイル塗布ロー
ラを製造し、同様のオイル吐出特性試験を行なった。そ
の場合、オイル含浸量は36gで大差がなかったにもか
かわらず、上記の好ましいオイル吐出量を維持できたの
は積算通紙枚数20000枚までであった。
【0023】
【発明の効果】上述のように、本発明によればシリコー
ンオイルを高い体積比率で保持しそれを長期にわたり安
定して放出することができ、しかも製造容易なオイル保
持筒およびオイル塗布ローラが提供され、オイル塗布ロ
ーラの小型化と長寿命化が可能になる。
ンオイルを高い体積比率で保持しそれを長期にわたり安
定して放出することができ、しかも製造容易なオイル保
持筒およびオイル塗布ローラが提供され、オイル塗布ロ
ーラの小型化と長寿命化が可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−247276(JP,A) 特開 昭62−178992(JP,A) 特開 平3−247576(JP,A) 特開 平6−83226(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 F16C 13/00
Claims (2)
- 【請求項1】 結合剤により相互に結合された耐熱性繊
維からなる多孔質円筒状成形体であって平均気孔径が1
5〜50μm、気孔率が50〜80%であることを特徴
とするオイル保持筒。 - 【請求項2】 シリコーンオイルを含浸させた請求項1
記載のオイル保持筒の中空部に駆動軸を挿通し、オイル
保持筒の両端部においてオイル保持筒を駆動軸に固定
し、オイル保持筒の周囲に耐熱性繊維からなるフェルト
を巻き付けてなるオイル塗布ローラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248313A JP2855257B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | オイル保持筒およびオイル塗布ローラ |
US08/530,737 US5674020A (en) | 1994-09-19 | 1995-09-19 | Coating fluid holding member and oil coating roller using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248313A JP2855257B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | オイル保持筒およびオイル塗布ローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0887193A JPH0887193A (ja) | 1996-04-02 |
JP2855257B2 true JP2855257B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=17176222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6248313A Expired - Fee Related JP2855257B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | オイル保持筒およびオイル塗布ローラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5674020A (ja) |
JP (1) | JP2855257B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11133784A (ja) * | 1997-10-29 | 1999-05-21 | Minolta Co Ltd | 定着装置 |
AU756545B2 (en) * | 1998-07-03 | 2003-01-16 | Nichias Corporation | Oil coating apparatus |
JP3699299B2 (ja) | 1999-07-05 | 2005-09-28 | ニチアス株式会社 | オイル塗布装置 |
US6480694B2 (en) * | 2000-04-27 | 2002-11-12 | Nichias Co., Ltd. | Oil application roller |
JP2002143738A (ja) | 2000-11-14 | 2002-05-21 | Nichias Corp | オイル塗布装置用部材、その製造方法及びオイル塗布装置 |
KR100422005B1 (ko) * | 2001-11-26 | 2004-03-11 | 삼성전자주식회사 | 용지 공급롤러 및 그 제조방법 |
US6869385B2 (en) * | 2002-03-29 | 2005-03-22 | Nichias Corporation | Oil-coating roller |
US20070167097A1 (en) * | 2004-05-28 | 2007-07-19 | Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha | Mold conditioning sheet and method of mold conditioning |
DE102005062528A1 (de) * | 2005-12-16 | 2007-06-21 | Gebr. Schmid Gmbh & Co. | Vorrichtung und Verfahren zur Oberflächenbehandlung von Substraten |
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US7561841B2 (en) * | 2005-12-21 | 2009-07-14 | Xerox Corporation | Cleaning system for a fuser apparatus |
CN104802503A (zh) * | 2015-04-08 | 2015-07-29 | 四川金时科技有限公司 | 一种新型全息镭射工作版辊 |
US10316463B2 (en) * | 2016-12-21 | 2019-06-11 | Nccm Company, Llc | Non-woven covered roller |
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CA1071291A (en) * | 1975-03-07 | 1980-02-05 | Ryoichi Namiki | Roller for fixing electrophotographic toner images and method of producing the same |
JPS60247276A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-06 | Nec Corp | トナ−定着器 |
JPS60136782A (ja) * | 1984-11-13 | 1985-07-20 | Nitto Kogyo Kk | 電子複写機用オフセット防止液供給ローラー |
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DE3884331T2 (de) * | 1987-10-20 | 1994-01-20 | Sumitomo Electric Industries | Elastische Fixierwalze und Verfahren zu ihrer Herstellung. |
JPH06332334A (ja) * | 1993-05-18 | 1994-12-02 | Japan Gore Tex Inc | 定着用弾性ロール |
-
1994
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