JP2857633B2 - オイル塗布ローラのオイル保持部材を製造する方法 - Google Patents
オイル塗布ローラのオイル保持部材を製造する方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機や電子写真
式プリンタにおける定着装置等のオイル塗布ローラに使
用するオイル保持部材を製造する方法に関するものであ
る。
式プリンタにおける定着装置等のオイル塗布ローラに使
用するオイル保持部材を製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】静電複写機や電子写真式プリンタの定着
装置の多くはオイル塗布ローラと呼ばれる部品を備えて
おり、このオイル塗布ローラを定着ローラに接触させて
回転させ、その間に定着ローラに微量のシリコーンオイ
ルを塗布して記録紙の剥離性を良くするようになってい
る。オイル塗布ローラには、定着ローラに付着したトナ
ーをふき取ってオフセットを防止する役割もある。
装置の多くはオイル塗布ローラと呼ばれる部品を備えて
おり、このオイル塗布ローラを定着ローラに接触させて
回転させ、その間に定着ローラに微量のシリコーンオイ
ルを塗布して記録紙の剥離性を良くするようになってい
る。オイル塗布ローラには、定着ローラに付着したトナ
ーをふき取ってオフセットを防止する役割もある。
【0003】オイル塗布ローラが定着ローラに塗布する
シリコーンオイルは、別に用意されたオイル貯留部材か
らオイル塗布ローラに逐次供給される場合もあるが、オ
イル塗布ローラ自身に一定量を保持させておき、保持さ
せたオイルが無くなったときはオイル塗布ローラ全体を
交換するのが普通である。
シリコーンオイルは、別に用意されたオイル貯留部材か
らオイル塗布ローラに逐次供給される場合もあるが、オ
イル塗布ローラ自身に一定量を保持させておき、保持さ
せたオイルが無くなったときはオイル塗布ローラ全体を
交換するのが普通である。
【0004】オイル塗布ローラにシリコーンオイルを保
持させる機構としては、従来、 駆動軸に直接、またはシリコーンゴム層を介して、
紙やフェルトを巻き付け、そこにシリコーンオイルを含
浸させたもの; 駆動軸にオイル保持層としてのフェルト等を巻き付
けてシリコーンオイルを含浸させ、その表面に、定着ロ
ーラと接触させるフェルト層を設けたもの; オイル塗布ローラの駆動軸を油透過性かつ中空のも
のにし、その中空部にシリコーンオイルを封入しておく
もの;などがあった。
持させる機構としては、従来、 駆動軸に直接、またはシリコーンゴム層を介して、
紙やフェルトを巻き付け、そこにシリコーンオイルを含
浸させたもの; 駆動軸にオイル保持層としてのフェルト等を巻き付
けてシリコーンオイルを含浸させ、その表面に、定着ロ
ーラと接触させるフェルト層を設けたもの; オイル塗布ローラの駆動軸を油透過性かつ中空のも
のにし、その中空部にシリコーンオイルを封入しておく
もの;などがあった。
【0005】オイル塗布ローラに要求される性能は、使
用中のオイル塗布量の変動が小さく、長時間使用しなか
った後の運転再開時にも過大量のオイルを塗布して記録
紙をオイルで汚すことがなく、オイル保持量が大きく長
期使用が可能でしかもなるべく小型であること、などで
ある。
用中のオイル塗布量の変動が小さく、長時間使用しなか
った後の運転再開時にも過大量のオイルを塗布して記録
紙をオイルで汚すことがなく、オイル保持量が大きく長
期使用が可能でしかもなるべく小型であること、などで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
オイル保持機構付きオイル塗布ローラが長期にわたって
安定したオイル塗布をなし得るようにする、改良された
オイル保持部材を提供することにある。
オイル保持機構付きオイル塗布ローラが長期にわたって
安定したオイル塗布をなし得るようにする、改良された
オイル保持部材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるオイル保持
部材の製造法は、平均繊維径が3μm以上の耐熱性繊維
50〜90重量%、結合剤50〜10重量%の原料(特
に好ましくは結合剤の量を耐熱性繊維に対して30〜5
0重量%としたもの)に、適量の水を混合し、得られた
可塑性混合物をオイル保持部材として必要な形状に押出
成形したのち乾燥して平均気孔径が15〜50μm、気
孔率が50〜80%の成形物を得ることを特徴とする
(但し、気孔率=〔1−嵩比重/真比重〕×100)で
ある)。
部材の製造法は、平均繊維径が3μm以上の耐熱性繊維
50〜90重量%、結合剤50〜10重量%の原料(特
に好ましくは結合剤の量を耐熱性繊維に対して30〜5
0重量%としたもの)に、適量の水を混合し、得られた
可塑性混合物をオイル保持部材として必要な形状に押出
成形したのち乾燥して平均気孔径が15〜50μm、気
孔率が50〜80%の成形物を得ることを特徴とする
(但し、気孔率=〔1−嵩比重/真比重〕×100)で
ある)。
【0008】以下、上記製造法について詳述する。原料
の耐熱性繊維としては、ロックウール、アルミノシリケ
ート質繊維、アルミナ繊維、ガラス繊維、アラミド繊維
等、任意の化学組成のものの中から、平均繊維径が約2
〜15μm、特に好ましくは3〜5μmの、やや太いもの
を用いる。これは、剛性の高い太い繊維を用いるのが1
5μm以上という大きな気孔径の製品を得るために有利
だからである。平均繊維径が2μm未満の細い繊維を用
いたのでは、原料配合や成形条件を選んでも大きな気孔
径の製品を得ることは困難である。
の耐熱性繊維としては、ロックウール、アルミノシリケ
ート質繊維、アルミナ繊維、ガラス繊維、アラミド繊維
等、任意の化学組成のものの中から、平均繊維径が約2
〜15μm、特に好ましくは3〜5μmの、やや太いもの
を用いる。これは、剛性の高い太い繊維を用いるのが1
5μm以上という大きな気孔径の製品を得るために有利
だからである。平均繊維径が2μm未満の細い繊維を用
いたのでは、原料配合や成形条件を選んでも大きな気孔
径の製品を得ることは困難である。
【0009】結合剤としては、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、フェノール樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリア
クリル酸ソーダ等の有機質結合剤のほか、コロイダルシ
リカ、アルミナゾル等の無機質結合剤を用いることがで
きる。
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル、フェノール樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリア
クリル酸ソーダ等の有機質結合剤のほか、コロイダルシ
リカ、アルミナゾル等の無機質結合剤を用いることがで
きる。
【0010】耐熱性繊維と結合剤は、適量の水を加えて
よく混合し、均一な可塑性混合物とする。結合剤および
水の配合量は製品の気孔率を左右するので、原料の好適
配合比は必要とされる製品特性によって異なるが、おお
むね次の範囲にある。 耐熱性繊維 50〜90重量% 結合剤 50〜10重量% 水 上記原料の合計量100重量部あたり100〜200重量部
よく混合し、均一な可塑性混合物とする。結合剤および
水の配合量は製品の気孔率を左右するので、原料の好適
配合比は必要とされる製品特性によって異なるが、おお
むね次の範囲にある。 耐熱性繊維 50〜90重量% 結合剤 50〜10重量% 水 上記原料の合計量100重量部あたり100〜200重量部
【0011】有機質結合剤も無機質結合剤も十分に使用
するほど製品の強度は大になるが、過剰に使用すると、
50〜80%という高い気孔率の製品を得ることが難し
くなる。
するほど製品の強度は大になるが、過剰に使用すると、
50〜80%という高い気孔率の製品を得ることが難し
くなる。
【0012】得られた可塑性混合物を所定の形状に押出
成形するが、押出圧力等の成形条件も選ぶことにより、
製品の平均気孔径が15〜50μm、気孔率が50〜8
0%になるようにする。成形形状は、製品のオイル塗布
ローラにおける使用方法に応じて任意に選定できるが、
通常は、オイル塗布ローラの駆動軸に装着可能な円筒状
ないし円柱状のものに成形する(たとえば、駆動軸が密
に嵌合可能な中空部を有する円筒状に成形する。)。
成形するが、押出圧力等の成形条件も選ぶことにより、
製品の平均気孔径が15〜50μm、気孔率が50〜8
0%になるようにする。成形形状は、製品のオイル塗布
ローラにおける使用方法に応じて任意に選定できるが、
通常は、オイル塗布ローラの駆動軸に装着可能な円筒状
ないし円柱状のものに成形する(たとえば、駆動軸が密
に嵌合可能な中空部を有する円筒状に成形する。)。
【0013】次いで常温または加熱下に乾燥して押出成
形物を硬化させる。水が蒸発するこの乾燥硬化過程で、
連通気孔が成形物中に形成される。なお、乾燥前または
乾燥後に、装着するオイル塗布ローラの寸法や使用法に
合わせて適当な長さに切断する。
形物を硬化させる。水が蒸発するこの乾燥硬化過程で、
連通気孔が成形物中に形成される。なお、乾燥前または
乾燥後に、装着するオイル塗布ローラの寸法や使用法に
合わせて適当な長さに切断する。
【0014】上述の製造法により得られるオイル保持部
材の内部には大きな連通気孔が高率で分布しており、そ
こに多量のシリコーンオイルを保持させることができ
る。保持させることができるシリコーンオイルの量は、
保持部材の気孔率によって異なるが、通常、保持部材重
量の45〜180重量%程度である。
材の内部には大きな連通気孔が高率で分布しており、そ
こに多量のシリコーンオイルを保持させることができ
る。保持させることができるシリコーンオイルの量は、
保持部材の気孔率によって異なるが、通常、保持部材重
量の45〜180重量%程度である。
【0015】次に、オイル塗布ローラの駆動軸の直径よ
りも僅かに大きい内径を有するように成形しておいたオ
イル保持部材を用いてオイル塗布ローラを製作する例を
説明すると、オイル保持部材はシリコーンオイルに浸漬
して該オイルを含浸後、その中空部に駆動軸を挿通し、
両端で駆動軸に固定し、さらにその表面にアラミド系そ
の他任意の耐熱性繊維からなるフェルトを巻き付ける。
りも僅かに大きい内径を有するように成形しておいたオ
イル保持部材を用いてオイル塗布ローラを製作する例を
説明すると、オイル保持部材はシリコーンオイルに浸漬
して該オイルを含浸後、その中空部に駆動軸を挿通し、
両端で駆動軸に固定し、さらにその表面にアラミド系そ
の他任意の耐熱性繊維からなるフェルトを巻き付ける。
【0016】オイル保持部材の気孔部分に保持されてい
たシリコーンオイルは少しずつ滲み出して表面フェルト
層を構成する繊維の表面を濡らし、そのオイル塗布ロー
ラを装着した機器の作動中、オイル塗布ローラが回転し
ながら接触する定着ローラに塗布される。表面フェルト
層のシリコーンオイルが定着ローラに奪われると減少分
は逐次オイル保持部材から補給されるので、表面フェル
ト層は常にシリコーンオイルで濡れた状態に保たれる。
たシリコーンオイルは少しずつ滲み出して表面フェルト
層を構成する繊維の表面を濡らし、そのオイル塗布ロー
ラを装着した機器の作動中、オイル塗布ローラが回転し
ながら接触する定着ローラに塗布される。表面フェルト
層のシリコーンオイルが定着ローラに奪われると減少分
は逐次オイル保持部材から補給されるので、表面フェル
ト層は常にシリコーンオイルで濡れた状態に保たれる。
【0017】オイル保持部材の平均気孔径が15〜50
μmになるように成形することは、上述の、表面フェル
ト層へのシリコーンオイル補給が円滑に行われるために
必要である。気孔径が上記範囲よりも小さいと、毛細管
現象によるオイル保持力が強すぎて、表面フェルト層に
シリコーンオイルが円滑に補給されず、連続的に使用し
たときなど、定着ローラへのオイル塗布量が不足するこ
とになる。反対に気孔径が大きすぎると、オイル保持力
が弱くなってシリコーンオイルが表面フェルト層に過度
に移行してしまい、定着ローラへのオイル塗布量が過大
になる。特に、機器停止中にはオイル塗布ローラと接触
していた部分にオイルが多量に移行し、それが機器の運
転再開時に記録紙を汚すことになる。
μmになるように成形することは、上述の、表面フェル
ト層へのシリコーンオイル補給が円滑に行われるために
必要である。気孔径が上記範囲よりも小さいと、毛細管
現象によるオイル保持力が強すぎて、表面フェルト層に
シリコーンオイルが円滑に補給されず、連続的に使用し
たときなど、定着ローラへのオイル塗布量が不足するこ
とになる。反対に気孔径が大きすぎると、オイル保持力
が弱くなってシリコーンオイルが表面フェルト層に過度
に移行してしまい、定着ローラへのオイル塗布量が過大
になる。特に、機器停止中にはオイル塗布ローラと接触
していた部分にオイルが多量に移行し、それが機器の運
転再開時に記録紙を汚すことになる。
【0018】なお、オイル保持部材の気孔率は、上述の
オイル滲出特性よりも、保持可能なシリコーンオイルの
量に関係があり、気孔率が高いほど多量のシリコーンオ
イルを保持させることができる。気孔率が50%未満で
はシリコーンオイルを少ししか保持させることができ
ず、オイル塗布ローラとしての寿命が短かすぎることに
なる。一方、気孔率が80%をこえる高度に多孔質のも
のにすると、オイル塗布ローラとして必要な強度を確保
することが難しくなる。
オイル滲出特性よりも、保持可能なシリコーンオイルの
量に関係があり、気孔率が高いほど多量のシリコーンオ
イルを保持させることができる。気孔率が50%未満で
はシリコーンオイルを少ししか保持させることができ
ず、オイル塗布ローラとしての寿命が短かすぎることに
なる。一方、気孔率が80%をこえる高度に多孔質のも
のにすると、オイル塗布ローラとして必要な強度を確保
することが難しくなる。
【0019】
【実施例】平均繊維径3.8μmのアルミノシリケート質
繊維67重量部、有機結合剤15重量部、および水95
重量部を混練後、得られた可塑性混合物を円筒状に押出
成形した。次いで成形物を105℃で乾燥し、気孔率7
2.9%、平均気孔径18.8μm、嵩比重0.64、内径
6mm、外径16mm、長さ300mmのオイル保持部材を得
た。
繊維67重量部、有機結合剤15重量部、および水95
重量部を混練後、得られた可塑性混合物を円筒状に押出
成形した。次いで成形物を105℃で乾燥し、気孔率7
2.9%、平均気孔径18.8μm、嵩比重0.64、内径
6mm、外径16mm、長さ300mmのオイル保持部材を得
た。
【0020】このオイル保持部材を粘度60000csの
シリコーンオイル中に浸漬して35gのシリコーンオイ
ルを含浸させた後、保持部材中空部に直径6mmの駆動軸
を挿通し、保持部材両端部を環状の固定金具で駆動軸に
固定した。さらに、オイル保持部材の外周面にアラミド
系耐熱性繊維からなるフェルトを巻き付けて、オイル塗
布ローラを得た。
シリコーンオイル中に浸漬して35gのシリコーンオイ
ルを含浸させた後、保持部材中空部に直径6mmの駆動軸
を挿通し、保持部材両端部を環状の固定金具で駆動軸に
固定した。さらに、オイル保持部材の外周面にアラミド
系耐熱性繊維からなるフェルトを巻き付けて、オイル塗
布ローラを得た。
【0021】上記オイル塗布ローラをオイル吐出特性試
験機に装着し、複写機に装着して使用したのと同様の連
続通紙条件でオイル吐出量の変化を調べた。その結果、
記録紙1000枚当たりのオイル吐出量は、積算通紙枚
数が10万枚に達するまで、好ましい水準である0.0
7〜0.1gを維持した。
験機に装着し、複写機に装着して使用したのと同様の連
続通紙条件でオイル吐出量の変化を調べた。その結果、
記録紙1000枚当たりのオイル吐出量は、積算通紙枚
数が10万枚に達するまで、好ましい水準である0.0
7〜0.1gを維持した。
【0022】比較のため、平均繊維径が2μmのアルミ
ノシリケート質繊維を原料として用いたほかは同様にし
て製造した平均気孔径14.2μmのオイル保持部材(気
孔率75.9%、嵩比重0.55)を用いてオイル塗布ロ
ーラを製造し、同様のオイル吐出特性試験を行なった。
その場合、オイル含浸量は36gで大差がなかったにも
かかわらず、上記の好ましいオイル吐出量を維持できた
のは積算通紙枚数20000枚迄であった。
ノシリケート質繊維を原料として用いたほかは同様にし
て製造した平均気孔径14.2μmのオイル保持部材(気
孔率75.9%、嵩比重0.55)を用いてオイル塗布ロ
ーラを製造し、同様のオイル吐出特性試験を行なった。
その場合、オイル含浸量は36gで大差がなかったにも
かかわらず、上記の好ましいオイル吐出量を維持できた
のは積算通紙枚数20000枚迄であった。
【0023】
【発明の効果】上述のように、本発明によればシリコー
ンオイルを高い体積比率で保持し且つそれを長期にわた
り安定して放出可能なオイル保持部材を容易に量産する
ことができ、オイル塗布ローラのコスト低減と長寿命化
が可能になる。
ンオイルを高い体積比率で保持し且つそれを長期にわた
り安定して放出可能なオイル保持部材を容易に量産する
ことができ、オイル塗布ローラのコスト低減と長寿命化
が可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20 F16C 13/00
Claims (2)
- 【請求項1】 平均繊維径が3μm以上の耐熱性繊維、
該耐熱性繊維に対して30〜50重量%の結合剤、およ
び適量の水を混合し、得られた可塑性混合物を押出成形
したのち乾燥して平均気孔径が15〜50μm、気孔率
が50〜80%の成形物を得ることを特徴とするオイル
塗布ローラのオイル保持部材を製造する方法。 - 【請求項2】 平均繊維径が3μm以上の耐熱性繊維5
0〜90重量%、結合剤50〜10重量%の原料に適量
の水を混合し、得られた可塑性混合物を押出成形したの
ち乾燥して平均気孔径が15〜50μm、気孔率が50
〜80%の成形物を得ることを特徴とするオイル塗布ロ
ーラのオイル保持部材を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6278564A JP2857633B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | オイル塗布ローラのオイル保持部材を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6278564A JP2857633B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | オイル塗布ローラのオイル保持部材を製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08123237A JPH08123237A (ja) | 1996-05-17 |
JP2857633B2 true JP2857633B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=17599029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6278564A Expired - Fee Related JP2857633B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | オイル塗布ローラのオイル保持部材を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2857633B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4729853B2 (ja) * | 2004-02-24 | 2011-07-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP6278564A patent/JP2857633B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08123237A (ja) | 1996-05-17 |
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